JP7033529B2 - トイレットロール - Google Patents

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本発明は、トイレットペーパーをロール状に巻いたトイレットロールに関する。
トイレットロールは、日常的に消費される生活品であるとともに、トイレ空間はスーペースに限りがあるため巻き長さが重視される。
トイレットロールの巻き長さは、一般家庭向けの普及品においてダブルとも称される2プライのもので25m前後 シングルとも称される1プライのもので50m前後であるのが一般的であったが、近年は、その1.5~3倍の長さの巻き長さの長尺品も普及しつつある。
一方、トイレットペーパーは、肌に直接触れて使用されるものであり、また便の拭き取りに用いられるため、柔らかさと便の拭き取り性が重要である。そして、このような柔らかさと拭き取り性のためにトイレットペーパーにはエンボス加工されているものがある。
特開2018-064664号公報
しかし、長尺品のトイレットロールは、柔らかさとエンボス加工に関し次のような問題がある。トイレットロールは、ペーパーホルダーにセットされて使用されるため、製品直径に制限がある。そのため、長尺品のように巻き長さが長くなるとトイレットロールは締まって巻かれることになりロールが硬くなるとともに、エンボスは潰れて不明瞭になりやすい。さらに、巻き締まりによってエンボスが潰れることが、ロールの硬さをより助長する。また、消費者がトイレットロールを購入する際には、トイレットロールの状態で触れるためトイレットペーパーの柔らかさをトイレットロールの硬さで判断することがあり、硬いトイレットロールは印象が悪い。
そこで、本発明の主たる課題は、長尺品でありながロールが柔らかく、しかも、巻き始めから巻き終わりまで明瞭なエンボスを有するトイレットロールを提供することにある。
上記課題を解決した第一の手段は、
2プライのトイレットペーパーをロール状にした巻径110~115mmのトイレットロールであって、
巻き長さが36~40mであり、
トイレットペーパーがシングルエンボスで加工された、面積が1.0~2.5mm2、エンボス深さが0.5~2.0mmの凹部を有し、そのエンボスパターンが、紙面全体に、底面が1.0~1.5×1.0~1.5mmの正方形又はその正方形の四方角が対角線外方に向かって延在された略正方形をなす前記凹部が、中心間隔が4.5~5.5mmで幅方向に対する配列角度が45°で格子状に配列され、かつ、凹部と凹部との間に凹部の四方角同士から延在する谷線部を有するものであり、
トイレットペーパーの紙厚が95~110μmであり、
巻密度が0.83~0.92であり、
空隙率が6~18%であり、
巻硬さが0.50~0.65kgfである、
ことを特徴とするトイレットロールである。
以上の本発明によれば、長尺品でありながロールが柔らかく、しかも、巻き始めから巻き終わりまで明瞭なエンボスを有するトイレットロールが提供される。
本発明の実施形態に係るトイレットロールの斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンボスの平面図である。 本発明に係るエンボス深さの測定手順を説明するための概略図である。
次いで、本発明に係るトイレットロールを説明する。図1に示されるように、本発明に係るトイレットロール1は、2プライの帯状のトイレットペーパー10を紙管(管芯とも称される)20にロール状に巻いたものである。
本発明に係るトイレットペーパーの巻径L2(直径)110~115mmである。トイレットロールの巻径は、JIS P 4501において、120mm以下と定められており、一般的なトイレットロールをセットするためのホルダーはこの120mmを基準として作成されている。本発明のトイレットロールは、巻径が110~115mmであり、一般的なホルダーに十分にセット可能な大きさとなっている。ここで、巻径は、ムラテックKDS株式会社製ダイヤメータールール又はその相当機を用いて測定した値である。測定値は、幅方向に場所を変えて3個所測定した平均値とする。なお、同一製造ロット品における平均値は5個のロールの平均値とする。
一方、本発明のトイレットロールは、巻き長さが36~40mであり、従来の一般家庭向けの普及品の2プライの製品に比して巻き長さが1.5倍程度に長い。巻き長さは、トイレットロールをテンションを掛けずに巻きほどきつつ計測する。例えば、巻きほどきから5mずつジグザグに折り返しつつ測定するようにしてもよい。
本発明に係るトイレットロールは、エンボス加工がされている。トイレットペーパーにエンボス加工がされているため、トイレットペーパー自体が柔らかく、表面の凹凸によって便の拭き取り性に優れる。また、トイレットペーパーにエンボス加工されていると紙面に凹凸が存在するため、ロール状に巻き取った際に層間に空間ができ、この空間がロールの柔らかさを発現させやすくする。
本発明に係るトイレットロールは、トイレットペーパーにエンボス加工がされ、巻径110~115mmで巻き長さが36~40mと長く巻かれた長尺品の範囲であり、さらにこれらの構成のもと以下のような構成を採ることでロールが柔らかく、しかも、巻き始めから巻き終わりまで明瞭なエンボスを有するトイレットロールとなる。
すなわち、本発明に係るトイレットロールは、紙厚が95~110μmである。
トイレットロールは、紙厚の測定方法は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に(通常は、8時間程度)調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて1プライの状態で測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このときエンボスを構成する一つの凹部(凸部)が必ず測定台の範囲に入るようにする。なお、深さの異なる凹部が存在する場合には、最も深さの深い凹部が位置するようにする。この測定時には、プランジャーはのせるだけとして押えない。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この紙厚測定時の荷重は、約70gfである。なお、紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。ここで、紙厚の測定時には、エンボス(凹部)の潰れが想定されるが、本発明に係る紙厚は、そのような潰れも含んで測定した値であり、そのような潰れは無視してよい。本紙厚測定において凹部の潰れによって生ずる紙厚差は無視できる。
他方、本発明に係るトイレットロールは、巻密度が0.83~0.92である。本発明に係る巻き密度とは、実断面積÷理論断面積で算出される値である。実断面積とは、巻長さ×紙厚で算出される値である。一方、理論断面積とは、(巻径/2)×(巻径/2)×π-(紙管外径/2)×(紙管外径/2)×πで算出される値である。つまり、端面の面積から紙管開口端側面積を差し引いた面積である。巻き密度が0.83~0.92の範囲にあるとロールを周面で手に持った際に顕著に柔らかさを感じる。特に0.92を超えると硬さを感じ始め、0.96以上になると硬巻きで締まりのあるロールと感じられるようになる。一方、0.83未満の場合には、ロールの芯際が端面から飛び出る恐れが生ずる。なお、紙管外径(紙管径)L3は、一般的な大きさと同様に35~45mmφとするのが望ましい。
他方、本発明に係るトイレットロールは、空隙率が6~18%である。本発明に係る空隙率とは、(ロール全体の実空隙率)/(ロール体積)で算出される値である。ロール全体の実空隙率は、(理論断面積-実断面積)×(ロール幅)で算出される値である。ロール体積は、(理論断面積)×(ロール幅)で算出される値である。ロール幅L1は、100~130mm程度とすればよい。本発明に係る空隙率とは、トイレットロール内にどの程度の空間が存在しているかを示す指標である。この指標は、エンボス、紙厚、巻き硬さによって調整される。紙厚が厚い場合には空隙率が低くなるが、これには過度に深く硬い潰れがたいエンボスがある場合、紙層そのものが厚い場合があり、いずれの場合も硬く感じられることがある。本発明に係る空隙率は低い場合にロールが硬く感じられる傾向にあり、空隙率が高いとロールが柔らかく感じられる傾向にある。なお、空隙率が、18%を超えるとロールの芯際が端面から飛び出る恐れが生ずる。6%を下回ると柔らかさが発現し難くなる。
他方、本発明に係るトイレットロールは、巻硬さが0.50~0.65kgfである。本発明に係る巻硬さとは、ダイヤメータールール(ムラテックKDS株式会社製及びその相当機)をトイレットロールに巻き付け、プッシュプルゲージ(株式会社イマダ製及びその相当機)で三目盛り分引くのに必要な力を測定した値である。巻硬さが0.50~0.65kgfであれば、十分に柔らかいと感じることができる。上記の本発明に係る構成であればこの巻き硬さに調整することが容易である。
ここで、本発明に係るトイレットロールは、エンボス加工がされているが、そのエンボスパターンは必ずしも限定されるわけではない。エンボスは、マイクロエンボスやドット型のエンボス、デザインエンボス等の適宜のエンボスパターンとすることができる。但し、本発明に係るエンボスパターンは、シングルエンボスと称される2プライ積層で付与されるエンボスであるのが望ましい。本発明に係る巻き密度や巻き硬さとしやすい。
また、本発明に係る好適なエンボスパターンは、本発明に係る好適なエンボスパターンは、凹部の面積が1.0~2.5mm2で、密度が0.01~0.5で、エンボス深さが、0.5~2.0mmである。トイレットペーパーとしての柔らかさが向上するとともに、トイレットロールのようにロール状態における柔らかさが高まり、消費者が手に持った際に柔らかいと感じやすくなる。特に、図2に示すように、紙面全体に、底面が対角L4×対角L4=1.0~1.5×1.0~1.5mmの正方形の凹部31(図2A)又はその正方形の四方角が対角線外方に向かって延在された略正方形(図2B)をなす凹部32が、中心間隔L5が4.5~5.5mmで幅方向に対する配列角度が45°で格子状に配列され、かつ、凹部31(32)と凹部31(32)との間に凹部の四方角同士から延在する谷線部33を有するものである。なお、谷線部33は、凹部31(32)の四方角が最も深く、凹部間の中間が最も浅くなるように漸次緩やかに断面弓なりに配されているのが望ましい。このエンボスパターンは、幅方向の45°に向かって谷線部によって、巻き取り時のテンションが分散され本発明に係るトイレットロールの巻密度、空隙率、巻硬さに調整しやすく、このように長尺に巻いてもエンボスが不明瞭となりがたい。また、トイレットペーパー自体の柔らかさや便の拭き取り性についても優れる。
さらに、ここでエンボスパターンを付与するには、エンボスを付与するエンボスロールに形成する凸部の高さを1.34mm程度として、巻き取り時のテンション調整、ライダーロールとの接触を考慮して上記範囲よりやや深い範囲で適宜に調整すればよい。なお、エンボス深さとは凹部の深さの平均値である。
エンボスの深さは、株式会社キーエンス社製ワンショット3D測定マクロスコープ VR-3200又はその相当機と、画像解析ソフトウェア「VR-H1A」又はその相当ソフトウェアにより測定する。測定は、倍率12倍、視野面積24mm×18mmの条件で測定する。但し、倍率と視野面積は、エンボス(凹部)の大きさによって、適宜変更することができる。具体的な測定手順は、図3を参照して説明すると、上記ソフトウェア等を用いて、平面視点で示される画像部(図中X部分)中の一つのエンボス(凹部)40の周縁の最長部を横切る線分Q1におけるエンボス深さ(測定断面曲線)プロファイルを得る。このエンボス深さプロファイルの断面曲線からλc:800μm(但し、λcはJIS-B0601「3.1.1.2」に記載の「粗さ成分とうねり成分との境界を定義するフィルタ」)より短波長の表面粗さの成分を低域フィルタによって除去して得られる断面視点で示される画像部(図中Y部分)の「輪郭曲線Q2」のうち、上に凸で最も曲がりが強くなる2つの凹部エッジ点P1,P2と、凹部エッジ点P1,P2で挟まれる最小値を求め、深さの最小値Minとする。さらに、凹部エッジ点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。このようにして、エンボス深さ=最大値Max-最小値Minとする。又、凹部エッジ点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部の長さと規定する。上記の上に凸で最も曲がりが強くなる2つの凹部エッジ点P1,P2は目視にて選択する。なお、その選択にあたっては、当該測定中のエンボス(凹部)40の平面視点の画像中の輪郭Eを参考としてもよい。同様にして、最長部に垂直な方向での最短部についてもエンボス(凹部)の深さを測定し、大きい方の値をエンボス(凹部)の深さとして採用する。以上の測定を、トイレットペーパー表面の任意の10個のエンボスについて行い、その平均値を最終的なエンボス深さとする。
他方で、本発明に係るトイレットロールを構成するトイレットペーパーにおけるパルプ繊維は、特に限定されないがバージンパルプ70~100質量%、古紙パルプ0~30質量%であるのが望ましい。古紙パルプを配合すると、バージンパルプ100質量%からなるものに比して、安価に製造することができる。また、古紙パルプは、古紙からパルプを再生する工程において、再生前のパルプ繊維に比して繊維が細かくなる傾向にあり、このような繊維の性質上、紙厚を厚くせずに、繊維が密となり紙力が高まりやすい。その一方で、過度に配合すると柔軟性などの風合いが低下する。よって古紙パルプの特徴に鑑みて、その配合比率を0~30質量%の範囲で定めればよい。なお、古紙パルプの種類は必ずしも限定されるものではないが、特に、ミルクカートン古紙、上質古紙を原料とする古紙パルプが望ましい。これらは原料由来の広葉樹クラフトパルプ(LBKP)が多く配合されているため、紙力を発現させやすい。
他方、バージンパルプとするのが望ましく、特にそのバージンパルプは、針葉樹クラフトパルプ(NBKP)と広葉樹クラフトパルプ(LBKP)であるのが望ましい。これらの配合比率は、NBKP:LBKPを20:80~50:50とするのが望ましい。なお、このバージンパルプと上記の上質古紙パルプとからなる繊維素材を用いて製造されたトイレットペーパーは、古紙由来の機械パルプが5質量%以下、灰分が3質量%以下で、白色度は80~85%程度となる。
本発明に係るトイレットペーパーは、坪量が13.5~16.0g/m2、好ましくは、14.0~15.5g/m2である。13.5~16.0g/m2の範囲であれば本発明に係るトイレットロールの巻密度、空隙率、巻硬さに調整しやすい。また、本発明に係るトイレットロールでは、乾燥引張強度や湿潤引張強度は、本発明の作用効果を妨げない範囲で公知の方法で調整することができる。
次いで、本発明のトイレットロールの実施例及び比較例についてロールの柔らかさ、紙(トイレットペーパー)の柔らかさ、芯飛び出し試験を行った。なお、比較例5~7は従来品であり、特に比較例5は巻き長さが25mの一般家庭用普及品である。なお、実施例1、参考例1、比較例4は、図2Bに示すパターンのエンボスが付与され(対角距離1.0×1.0、ピッチ5.0mm)、比較例5~比較例7は、実施例1とは別のエンボスパターンのエンボスが付与されている。
各例に係るトイレットロールの構成及びトイレットペーパーの物性・組成は、下記表1のとおりである。
また、表中の芯飛び出し検証とは、各例に係るトイレットロールを内包した、トイレットロールの包装形態として一般的な12ロールの取っ手付きガセット包装体を作製し、1mの高さから底面側を下にして落下させた際の芯又は芯際(紙管近傍)が飛び出さないかを目視にて確認した。検証は、3パックを落下させ、芯飛出しが確認できなかったものを〇、一つでも芯飛出しが確認できた場合には×と判断した。
官能評価は、被験者18名に実際に各例に係るトイレットロールを1週間、使用してもらい、「ロールの柔らかさ」、「紙の柔らかさ」、「紙の滑らかさ」、「紙の厚み」の各項目について、比較例5(長尺品ではない従来品)を基準として、相対評価を行なうこととした。評価は、比較例5を4点として、比較例5よりも良い5点、比較例5と同程度である4点、比較例5のほうがやや良い3点、比較例5のほうが良い2点、比較例5のほうがとても良い1点、として点数付けを行ない、その平均値を算出して判断することとした。
Figure 0007033529000001
本発明に係る実施例は、官能評価及び芯飛び出し検証において優れた結果となった。また、実施例1に示すとおり芯際、表層におけるエンボス深さにほとんど差がなくエンボスの明瞭さについても十分となった。なお、芯際におけるエンボス深さは、巻き始めから巻き長さの5%の位置で測定し、表層におけるエンボス深さは、巻き終わりから巻長さの5%の位置のエンボス深さを測定した。また、特に本発明に係るエンボスについては、比較例4のように硬く巻いてもエンボスが不明瞭になりがたいものであることも知見された。
その一方で、比較例3は、巻き密度、巻き硬さは本発明の範囲にあり官能評価も問題がなかったが空隙率が高いため芯飛び出し検証において問題が見られた。参考例1は、実施例1と巻き長さが異なる条件のものであるが、実施例1~実施例3は、参考例1より巻き長さが長いが各評価において差がなく良好な結果となった。他方で、より巻き密度を高めた比較例2や比較例4は、結果が極端に悪化した。
さらに比較例6~比較例7は、エンボス深さの減衰が見られた。また、巻き密度が高いか、空隙率が低くためと思われるがロール柔らかさの評価が非常に悪いものであった。
これらの結果を総合するに本発明に係るトイレットロールとすることで、長尺品でありながロールが柔らかく、しかも、巻き始めから巻き終わりまで明瞭なエンボスを有するトイレットロールとすることができる。
1…トイレットロール、10…トイレットペーパー、20…紙管(管芯)、L1…トイレットロールの巻径(直径)、L2…トイレットロールの管芯の直径、L3…トイレットロールの幅、31,32…凹部、33…谷線部。

Claims (1)

  1. 2プライのトイレットペーパーをロール状にした巻径110~115mmのトイレットロールであって、
    巻き長さが36~40mであり、
    トイレットペーパーがシングルエンボスで加工された、面積が1.0~2.5mm2、エンボス深さが0.5~2.0mmの凹部を有し、そのエンボスパターンが、紙面全体に、底面が1.0~1.5×1.0~1.5mmの正方形又はその正方形の四方角が対角線外方に向かって延在された略正方形をなす前記凹部が、中心間隔が4.5~5.5mmで幅方向に対する配列角度が45°で格子状に配列され、かつ、凹部と凹部との間に凹部の四方角同士から延在する谷線部を有するものであり、
    トイレットペーパーの紙厚が95~110μmであり、
    巻密度が0.83~0.92であり、
    空隙率が6~18%であり、
    巻硬さが0.50~0.65kgfである、
    ことを特徴とするトイレットロール。
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