JP7033529B2 - トイレットロール - Google Patents
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Description
トイレットロールの巻き長さは、一般家庭向けの普及品においてダブルとも称される2プライのもので25m前後 シングルとも称される1プライのもので50m前後であるのが一般的であったが、近年は、その1.5~3倍の長さの巻き長さの長尺品も普及しつつある。
一方、トイレットペーパーは、肌に直接触れて使用されるものであり、また便の拭き取りに用いられるため、柔らかさと便の拭き取り性が重要である。そして、このような柔らかさと拭き取り性のためにトイレットペーパーにはエンボス加工されているものがある。
2プライのトイレットペーパーをロール状にした巻径110~115mmのトイレットロールであって、
巻き長さが36~40mであり、
トイレットペーパーがシングルエンボスで加工された、面積が1.0~2.5mm2、エンボス深さが0.5~2.0mmの凹部を有し、そのエンボスパターンが、紙面全体に、底面が1.0~1.5×1.0~1.5mmの正方形又はその正方形の四方角が対角線外方に向かって延在された略正方形をなす前記凹部が、中心間隔が4.5~5.5mmで幅方向に対する配列角度が45°で格子状に配列され、かつ、凹部と凹部との間に凹部の四方角同士から延在する谷線部を有するものであり、
トイレットペーパーの紙厚が95~110μmであり、
巻密度が0.83~0.92であり、
空隙率が6~18%であり、
巻硬さが0.50~0.65kgfである、
ことを特徴とするトイレットロールである。
すなわち、本発明に係るトイレットロールは、紙厚が95~110μmである。
エンボスの深さは、株式会社キーエンス社製ワンショット3D測定マクロスコープ VR-3200又はその相当機と、画像解析ソフトウェア「VR-H1A」又はその相当ソフトウェアにより測定する。測定は、倍率12倍、視野面積24mm×18mmの条件で測定する。但し、倍率と視野面積は、エンボス(凹部)の大きさによって、適宜変更することができる。具体的な測定手順は、図3を参照して説明すると、上記ソフトウェア等を用いて、平面視点で示される画像部(図中X部分)中の一つのエンボス(凹部)40の周縁の最長部を横切る線分Q1におけるエンボス深さ(測定断面曲線)プロファイルを得る。このエンボス深さプロファイルの断面曲線からλc:800μm(但し、λcはJIS-B0601「3.1.1.2」に記載の「粗さ成分とうねり成分との境界を定義するフィルタ」)より短波長の表面粗さの成分を低域フィルタによって除去して得られる断面視点で示される画像部(図中Y部分)の「輪郭曲線Q2」のうち、上に凸で最も曲がりが強くなる2つの凹部エッジ点P1,P2と、凹部エッジ点P1,P2で挟まれる最小値を求め、深さの最小値Minとする。さらに、凹部エッジ点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。このようにして、エンボス深さ=最大値Max-最小値Minとする。又、凹部エッジ点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部の長さと規定する。上記の上に凸で最も曲がりが強くなる2つの凹部エッジ点P1,P2は目視にて選択する。なお、その選択にあたっては、当該測定中のエンボス(凹部)40の平面視点の画像中の輪郭Eを参考としてもよい。同様にして、最長部に垂直な方向での最短部についてもエンボス(凹部)の深さを測定し、大きい方の値をエンボス(凹部)の深さとして採用する。以上の測定を、トイレットペーパー表面の任意の10個のエンボスについて行い、その平均値を最終的なエンボス深さとする。
各例に係るトイレットロールの構成及びトイレットペーパーの物性・組成は、下記表1のとおりである。
その一方で、比較例3は、巻き密度、巻き硬さは本発明の範囲にあり官能評価も問題がなかったが空隙率が高いため芯飛び出し検証において問題が見られた。参考例1は、実施例1と巻き長さが異なる条件のものであるが、実施例1~実施例3は、参考例1より巻き長さが長いが各評価において差がなく良好な結果となった。他方で、より巻き密度を高めた比較例2や比較例4は、結果が極端に悪化した。
さらに比較例6~比較例7は、エンボス深さの減衰が見られた。また、巻き密度が高いか、空隙率が低くためと思われるがロール柔らかさの評価が非常に悪いものであった。
これらの結果を総合するに本発明に係るトイレットロールとすることで、長尺品でありながロールが柔らかく、しかも、巻き始めから巻き終わりまで明瞭なエンボスを有するトイレットロールとすることができる。
Claims (1)
- 2プライのトイレットペーパーをロール状にした巻径110~115mmのトイレットロールであって、
巻き長さが36~40mであり、
トイレットペーパーがシングルエンボスで加工された、面積が1.0~2.5mm2、エンボス深さが0.5~2.0mmの凹部を有し、そのエンボスパターンが、紙面全体に、底面が1.0~1.5×1.0~1.5mmの正方形又はその正方形の四方角が対角線外方に向かって延在された略正方形をなす前記凹部が、中心間隔が4.5~5.5mmで幅方向に対する配列角度が45°で格子状に配列され、かつ、凹部と凹部との間に凹部の四方角同士から延在する谷線部を有するものであり、
トイレットペーパーの紙厚が95~110μmであり、
巻密度が0.83~0.92であり、
空隙率が6~18%であり、
巻硬さが0.50~0.65kgfである、
ことを特徴とするトイレットロール。
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JP2018232716A JP7033529B2 (ja) | 2018-12-12 | 2018-12-12 | トイレットロール |
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JP2018232716A JP7033529B2 (ja) | 2018-12-12 | 2018-12-12 | トイレットロール |
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JP2020092824A JP2020092824A (ja) | 2020-06-18 |
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Family Applications (1)
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JP2018232716A Active JP7033529B2 (ja) | 2018-12-12 | 2018-12-12 | トイレットロール |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7324333B1 (ja) | 2022-03-31 | 2023-08-09 | 大王製紙株式会社 | トイレットロール |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003199687A (ja) | 2002-01-08 | 2003-07-15 | Daio Paper Corp | トイレット用巻取衛生ロール紙 |
JP2017196272A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 王子ホールディングス株式会社 | トイレットペーパー及びトイレットロール |
-
2018
- 2018-12-12 JP JP2018232716A patent/JP7033529B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2003199687A (ja) | 2002-01-08 | 2003-07-15 | Daio Paper Corp | トイレット用巻取衛生ロール紙 |
JP2017196272A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 王子ホールディングス株式会社 | トイレットペーパー及びトイレットロール |
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JP2020092824A (ja) | 2020-06-18 |
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