JP7030305B2 - コアシェル型酸化物材料、その製造方法、それを用いた排ガス浄化用触媒、及び排ガス浄化方法 - Google Patents

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本発明は、表面がアルミナ系酸化物で被覆されたイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子を含有するコアシェル型酸化物材料、その製造方法、それを用いた排ガス浄化用触媒、及び排ガス浄化方法に関する。
自動車の内燃機関等から排出される、窒素酸化物を含有するガスを浄化するための排ガス浄化用触媒として、ロジウム等の貴金属をアルミナ等の金属酸化物からなる担体に担持した触媒が知られている。しかしながら、ロジウム等の貴金属をアルミナ担体に担持した排ガス浄化用触媒は、高温酸化雰囲気下において排ガス浄化性能が著しく低下するという問題があり、触媒の耐熱性を向上させるために、金属酸化物担体としてジルコニア担体を用いることが提案されている。
例えば、特開2007-98251号公報(特許文献1)には、ジルコニア粒子及び前記ジルコニア粒子を被覆している特定の金属Aの酸化物を有する触媒担体にロジウムが担持されている排ガス浄化用触媒が記載されており、前記金属Aとしてアルミニウムが例示されている。また、特許文献1には、前記触媒担体の製造方法として、前記金属Aの塩の溶液にジルコニア粒子を分散させ、この金属Aの水酸化物等をジルコニア粒子上に堆積させ、乾燥及び焼結する方法(いわゆる、液相法)が記載されている。
特開2007-98251号公報
しかしながら、ジルコニア粒子の表面を液相法により金属酸化物で被覆すると、金属酸化物が凝集しやすく、ジルコニア粒子の表面に均一に金属酸化物膜を形成することは困難であり、また、形成される金属酸化物膜も厚膜になるため、得られる排ガス浄化用触媒のNOx浄化性能が必ずしも十分に高いものではなかった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、優れたNOx浄化性能を有する排ガス浄化用触媒を得ることが可能な酸化物材料、その製造方法、それを用いた排ガス浄化用触媒、及び排ガス浄化方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ジルコニア系酸化物粒子を攪拌しながら、アルミナ前駆体を用いて化学気相成長法により前記ジルコニア系酸化物粒子の表面にアルミナ系酸化物薄膜を形成することによって、前記ジルコニア系酸化物粒子の表面の30%以上を膜厚の薄いアルミナ系酸化物薄膜で被覆することができ、得られる排ガス浄化用触媒が優れたNOx浄化性能を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のコアシェル型酸化物材料は、平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアと、該コアの表面の30%以上を被覆している、平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物のCVD薄膜からなるシェルとを備えていることを特徴とするものである。
このような本発明のコアシェル型酸化物材料においては、前記アルミナ系酸化物のCVD薄膜の含有量が前記イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子100質量部に対して0.1~1質量部であることが好ましい。
また、本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法は、平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子を攪拌しながら、アルミナ前駆体を用いて化学気相成長法により、前記イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアの表面の30%以上に平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物のCVD薄膜からなるシェルを形成することを特徴とする。
このような本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法においては、前記アルミナ前駆体が有機アルミニウム錯体であることが好ましい。
さらに、本発明の排ガス浄化用触媒は、前記本発明のコアシェル型酸化物材料と、該コアシェル型酸化物材料の表面に接触している、ロジウム、パラジウム及び白金からなる群から選択される少なくとも1種の貴金属とを備えていることを特徴とするものである。また、本発明の排ガス浄化方法は、前記本発明の排ガス浄化用触媒に、窒素酸化物を含有する排ガスを接触せしめることを特徴とする。
なお、本発明の排ガス浄化用触媒が優れたNOx浄化性能を有する理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、アルミナ系酸化物薄膜上に担持されたロジウム等の貴金属粒子は、電子供与性が高いアルミナとの相互作用が強いため、貴金属粒子の移動やシンタリングが抑制されるが、貴金属-O-Al相互作用が貴金属のメタル化(酸化された貴金属の還元)を阻害する傾向にある。また、ジルコニア系酸化物粒子上に担持された貴金属粒子は、電子供与性が弱いジルコニアとの相互作用が弱いため、貴金属のメタル化(酸化された貴金属の還元)は促進されるが、貴金属粒子の移動やシンタリングも進行しやすい傾向にある。
本発明のコアシェル型酸化物材料に貴金属を接触させた触媒においては、図1に示すように、アルミナ系酸化物薄膜1の被覆率が大きいため、貴金属粒子2はアルミナ系酸化物薄膜1に接触しやすく、貴金属粒子2の移動やシンタリングが抑制され、また、アルミナ系酸化物薄膜1の厚さが薄いため、貴金属-O-Al相互作用による貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって抑制されることから、優れたNOx浄化性能が発現すると推察される。
一方、液相法により製造した従来のコアシェル型酸化物材料にロジウム等の貴金属を接触させた触媒においては、図2に示すように、アルミナ系酸化物薄膜1の被覆率が小さいため、貴金属粒子2がアルミナ系酸化物薄膜1に接触しにくく、ジルコニア系酸化物粒子3上の貴金属粒子2の移動やシンタリングが進行しやすく、また、アルミナ系酸化物薄膜1の厚さが厚いため、アルミナ系酸化物薄膜1に接触している貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって十分に抑制されないことから、NOx浄化性能が十分に向上しないと推察される。
本発明によれば、優れたNOx浄化性能を有する排ガス浄化用触媒を得ることが可能となる。
本発明の排ガス浄化用触媒を模式的に示す断面図である。 従来の排ガス浄化用触媒を模式的に示す断面図である。 実施例1で得られた触媒粉末の透過型電子顕微鏡写真及びEDXマッピングを示す中間調画像である。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
〔コアシェル型酸化物材料〕
先ず、本発明のコアシェル型酸化物材料について説明する。本発明のコアシェル型酸化物材料は、平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアと、該コアの表面の30%以上を被覆している、平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物薄膜からなるシェルとを備えるものである。
(イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子)
本発明のコアシェル型酸化物材料は、イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子(以下、「YSZ系酸化物粒子」と略す)からなるコアを備えるものである。このようなYSZ系酸化物粒子からなるコアを備えるコアシェル型酸化物材料を触媒担体として用いることによって、後述する排ガス浄化用触媒において、触媒成分である貴金属のメタル化が促進され、優れたNOx浄化性能を得ることが可能となる。
本発明における前記YSZ系酸化物粒子の平均粒子径は0.1~50μmである。YSZ系酸化物粒子の平均粒子径が前記下限未満になると、シンタリングが起こりやすくなり、耐熱性が低下する。また、前記YSZ系酸化物粒子の表面をアルミナ系酸化物薄膜で均一に被覆することが困難となる。他方、前記YSZ系酸化物粒子の平均粒子径が前記上限を超えると、コアシェル型酸化物材料の平均粒子径が排ガス浄化用触媒担体として一般的な平均粒子径から大きく逸脱し、スラリーコートの際に不具合が生じる場合がある。このようなYSZ系酸化物粒子の平均粒子径としては、耐熱性が高く、コーティングがしやすく、実用触媒の担体として好ましい平均粒子径であるという観点から、0.5~10μmが好ましい。
このようなYSZ系酸化物粒子としては特に制限はなく、従来公知の方法で調製したものや市販のものを用いることができる。
(アルミナ系酸化物薄膜)
本発明のコアシェル型酸化物材料は、前記YSZ系酸化物粒子からなるコアの表面を被覆しているアルミナ系酸化物薄膜からなるシェルを備えるものである。このようなアルミナ系酸化物薄膜からなるシェルを備えるコアシェル型酸化物材料を触媒担体として用いることによって、後述する排ガス浄化用触媒において、触媒成分である貴金属の移動やシンタリングを抑制することができ、優れたNOx浄化性能を得ることが可能となる。また、このようなアルミナ系酸化物薄膜は、多孔質であることが好ましい。これにより、触媒成分である貴金属の移動やシンタリングを抑制することができ、また、アルミナ系酸化物薄膜内における排ガスの拡散性を十分に確保することができる。
本発明における前記アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚は1~20nmである。アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚が前記下限未満になると、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上せず、他方、前記上限を超えると、YSZ系酸化物粒子の作用が十分に発現せず、後述する排ガス浄化用触媒において、貴金属-O-Al相互作用による貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない。このようなアルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚としては、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制され、また、貴金属-O-Al相互作用による貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって十分に抑制されることによって、NOx浄化性能が更に向上するという観点から、2~10nmが好ましい。なお、本発明において、アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚は、コア表面全体を基準として(すなわち、被覆されていない領域を含めて)算出されるものではなく、コア表面の被覆されている領域を基準として(すなわち、被覆されていない領域を除外して)算出されるアルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚である。
本発明のコアシェル型酸化物材料においては、前記コアの表面の30%以上が前記アルミナ系酸化物薄膜で被覆されている。アルミナ系酸化物薄膜の被覆率が前記下限未満になると、後述する排ガス浄化用触媒において、触媒成分である貴金属がアルミナ系酸化物薄膜と接触しにくくなり、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない。このようなアルミナ系酸化物薄膜の被覆率としては、触媒成分である貴金属がアルミナ系酸化物薄膜と接触しやすく、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制され、NOx浄化性能がより向上するという観点から、40%以上が好ましい。なお、アルミナ系酸化物薄膜の被覆率の上限としては100%以下であり、80%以下が好ましい。なお、本発明のコアシェル型酸化物材料においては、アルミナ系酸化物薄膜の厚さが薄いため、コアの全表面がアルミナ系酸化物薄膜で被覆されていても、前記YSZ系酸化物粒子による作用は発現する。
また、本発明のコアシェル型酸化物材料においては、前記アルミナ系酸化物薄膜の含有量が前記YSZ系酸化物粒子100質量部に対して0.1~1質量部が好ましく、0.1~0.5質量部がより好ましく、0.2~0.4質量部が特に好ましい。アルミナ系酸化物薄膜の含有量が前記範囲内にあると、前記範囲の平均膜厚のアルミナ系酸化物薄膜によって前記範囲の被覆率でコアの表面を被覆することができる。一方、アルミナ系酸化物薄膜の含有量が前記下限未満になると、アルミナ系酸化物薄膜の被覆率が小さくなったり、平均膜厚が薄くなったりするため、後述する排ガス浄化用触媒において、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚が厚くなりすぎ、YSZ系酸化物粒子の作用が十分に発現せず、後述する排ガス浄化用触媒において、貴金属-O-Al相互作用による貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない傾向にある。
〔コアシェル型酸化物材料の製造方法〕
次に、本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法について説明する。本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法は、平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子を攪拌しながら、アルミナ前駆体を用いて化学気相成長法により、前記イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアの表面の30%以上に平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物薄膜からなるシェルを形成する方法である。
本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法に用いられるイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子は、前記本発明のコアシェル型酸化物材料の説明において記載したイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子(YSZ系酸化物粒子)である。
本発明に用いられるアルミナ前駆体としては化学気相成長法によるアルミナ系酸化物薄膜の形成に用いることが可能なものであれば特に制限はなく、例えば、有機アルミニウム錯体(トリス(ジピバロイルメタナト)アルミニウム(Al(DPM))、トリス(2,4-ペンタンジオナト)アルミニウム(アルミニウムアセチルアセトナト、Al(acac))、トリメチルアルミニウム(TMA)等)が挙げられる。これらのアルミナ前駆体は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。また、これらのアルミナ前駆体の中でも、入手しやすく、大気中での安定性が高く、取扱いやすく、気化分解温度が低いという観点から、Al(DPM)、Al(acac)が好ましく、Al(DPM)がより好ましい。
本発明のコアシェル型酸化物材料の製造方法においては、前記YSZ系酸化物粒子を攪拌しながら、前記アルミナ前駆体を用いて化学気相成長法により、YSZ系酸化物粒子からなるコアの表面にアルミナ系酸化物薄膜からなるシェルを形成する。具体的には、回転式成膜室と加熱炉と前駆体気化部を備えるCVD装置の回転式成膜室内にYSZ系酸化物粒子を投入し、前駆体ホルダーにアルミナ前駆体を投入する。回転式成膜室を加熱炉で所定の温度に加熱しながら回転させてYSZ系酸化物粒子を加熱攪拌する。これに、前駆体ホルダーから前駆体気化部を通して所定の温度に加熱して気化させたアルミナ前駆体を、所定の温度に加熱した酸素含有ガス(例えば、酸素と不活性ガスとの混合ガス)とともに導入する。これにより、前記YSZ系酸化物粒子の表面の少なくとも一部にアルミナ前駆体が付着し、このアルミナ前駆体がアルミナ系酸化物に変換されるため、前記YSZ系酸化物粒子の表面の少なくとも一部にアルミナ系酸化物薄膜が形成されたコアシェル型酸化物材料が得られる。
アルミナ前駆体の導入量としては、YSZ系酸化物粒子100質量部に対して、50~200質量部が好ましく、50~150質量部がより好ましく、50~100質量部が特に好ましい。アルミナ前駆体の導入量が前記下限未満になると、アルミナ系酸化物薄膜の被覆率が小さくなったり、平均膜厚が薄くなったりするため、後述する排ガス浄化用触媒において、貴金属の移動やシンタリングが十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚が厚くなりすぎ、YSZ系酸化物粒子の作用が十分に発現せず、後述する排ガス浄化用触媒において、貴金属-O-Al相互作用による貴金属のメタル化の阻害がジルコニアによって十分に抑制されず、NOx浄化性能が十分に向上しない傾向にある。
アルミナ前駆体の加熱温度としては、190~240℃が好ましく、195~220℃がより好ましく、200~215℃が特に好ましい。アルミナ前駆体の加熱温度が前記下限未満になると、アルミナ前駆体の気化速度が遅くなる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、アルミナ前駆体の気化速度が速くなりすぎてコーティングムラが多くなる傾向にある。
成膜温度(加熱炉による加熱温度)としては、600~1000℃が好ましく、700~900℃がより好ましく、750~900℃が特に好ましい。成膜温度が前記下限未満になると、アルミナ系酸化物薄膜を安定して形成できない場合があり、他方、前記上限を超えると、アルミナの結晶化が進行し、多孔性を損なう傾向にある。
酸素含有ガス中の酸素の割合としては、酸素/不活性ガス(体積比)で1/10~5/1が好ましく、1/2~2/1がより好ましく、1/2~1/1が特に好ましい。酸素の割合が前記下限未満になると、アルミナ前駆体の酸化反応が阻害され、十分なアルミナ系酸化物薄膜が形成されにくい傾向にあり、他方、前記上限を超えると、前記YSZ系酸化物粒子の表面にアルミナ前駆体が到達する前に、アルミナ前駆体が酸化され、均一なアルミナ系酸化物薄膜が形成されにくい傾向にある。
酸素含有ガスの流量としては、1~200sccmが好ましく、5~100sccmがより好ましく、20~100sccmが特に好ましい。酸素含有ガスの流量が前記下限未満になると、成膜に適した酸素濃度を達成できず、十分なアルミナ系酸化物薄膜が形成されにくい傾向にあり、他方、前記上限を超えると、前記YSZ系酸化物粒子の表面にアルミナ前駆体が到達する前に、アルミナ前駆体が酸化され、均一なアルミナ系酸化物薄膜が形成されにくい傾向にある。
成膜時の全圧(成膜室内の圧力)としては、10~2000Paが好ましく、50~1000Paがより好ましく、100~1000Paが特に好ましい。成膜時の全圧が前記下限未満になると、前記YSZ系酸化物粒子の表面に供給される酸素及びアルミナ前駆体の濃度が低下し、アルミナ系酸化物薄膜の成膜速度が遅くなる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、アルミナ前駆体の配管詰まりが起こりやすくなる傾向にある。
成膜室の回転数としては、5~50rpmが好ましく、10~30rpmがより好ましく、15~25rpmが特に好ましい。成膜室の回転数が前記下限未満になると、前記YSZ系酸化物粒子の浮遊時間が短くなり、アルミナ系酸化物薄膜の厚さが薄くなる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、前記YSZ系酸化物粒子が凝集しやすくなり、均一なアルミナ系酸化物薄膜を形成することが困難となる傾向にある。
成膜時間としては、30~120分間が好ましく、45~90分間がより好ましく、60~90分間が特に好ましい。成膜時間が前記下限未満になると、アルミナ系酸化物薄膜の厚さが薄くなりすぎる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、成膜したアルミナ系酸化物が凝集しやすくなる傾向にある。
〔排ガス浄化用触媒〕
次に、本発明の排ガス浄化用触媒について説明する。本発明の排ガス浄化用触媒は、前記本発明のコアシェル型酸化物材料と、このコアシェル型酸化物材料の表面に接触している、ロジウム、パラジウム及び白金からなる群から選択される少なくとも1種の貴金属とを備えるものである。このような排ガス浄化用触媒においては、前記コアシェル型酸化物材料により、貴金属の移動やシンタリングが抑制され、さらに、貴金属のメタル化(酸化された貴金属の還元)が促進されるため、優れたNOx浄化性能が発現される。
貴金属の担持量としては、前記コアシェル型酸化物材料100質量部に対して、0.01~1質量部が好ましく、0.02~0.5質量部がより好ましく、0.05~0.2質量部が特に好ましい。貴金属の担持量が前記下限未満になると、十分なNOx浄化性能が発現しない場合があり、他方、前記上限を超えると、コスト増大となる上に、貴金属のシンタリングが起こりやすくなる傾向にある。
貴金属の平均粒子径としては1~3.5nmが好ましく、1~3.2nmがより好ましく、1~3.0nmが特に好ましい。貴金属の平均粒子径が前記下限未満になると、貴金属がシンタリングしやすく、また、貴金属が前記コアシェル型酸化物材料に埋没しやすくなる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、NOx浄化性能(特に、低温でのNOx浄化性能)が低下しやすい傾向にある。
このような本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法としては、前記コアシェル型酸化物材料に貴金属を担持できる方法であれば特に制限はなく、例えば、貴金属の前駆体を含有する溶液に前記コアシェル型酸化物材料を浸漬して貴金属の前駆体を前記コアシェル型酸化物材料に付着させた後、蒸発乾固させることによって貴金属担持コアシェル型酸化物材料を調製し、これを必要に応じて焼成することによって本発明の排ガス浄化用触媒を得ることができる。
〔排ガス浄化方法〕
次に、本発明の排ガス浄化方法について説明する。本発明の排ガス浄化方法は、前記本発明の排ガス浄化用触媒に、窒素酸化物を含有する排ガスを接触せしめる方法である。これにより、前記排ガス中の窒素酸化物が分解除去される。
前記本発明の排ガス浄化用触媒と前記排ガスとを接触させる際の温度(接触温度)としては、400~1000℃が好ましく、500~800℃がより好ましく、500~700℃が特に好ましい。接触温度が前記下限未満になると、貴金属のメタル化が十分に進行せず、十分なNOx浄化性能が得られない傾向にあり、他方、前記上限を超えると、シンタリングによる熱劣化が起こる傾向にある。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例及び比較例で使用したイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子の平均粒子径は以下の方法により測定した。
<イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子の平均粒子径>
イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子の平均粒子径は、レーザー散乱式粒子径分布測定装置(日機装株式会社製「MT3300EX」)を用いた粒子径分布解析により求めた。
(実施例1)
回転式成膜室と加熱炉と前駆体気化部とを備えるCVD装置(株式会社東栄科学産業製)の回転式成膜室内にイットリア安定化ジルコニア粒子(YSZ粒子、東ソー株式会社製「TZ-4YS」、イットリア含有量:4mol%、平均粒子径:10μm)4.00gを投入した。アルミナ前駆体としてトリス(ジピバロイルメタナト)アルミニウム(Al(DPM)、株式会社豊島製作所製)2.00gをCVD装置の前駆体ホルダーに投入した。アルミナ前駆体の加熱温度210℃、成膜温度875℃、酸素ガス流量100sccm、アルゴンガス流量50sccm、成膜時の全圧900Pa、成膜室の回転数25rpmの条件で60分間成膜し、前記YSZ粒子の表面の少なくとも一部がアルミナ薄膜で被覆されたコアシェル型酸化物材料粉末を得た。
このコアシェル型酸化物材料粉末100質量部に対するロジウムの担持量が0.05質量部となるように、前記コアシェル型酸化物材料粉末を硝酸ロジウム水溶液に浸漬して前記コアシェル型酸化物材料粉末の表面に硝酸ロジウムを付着させた後、蒸発乾固させてロジウム担持コアシェル型酸化物材料粉末を得た。その後、このロジウム担持コアシェル型酸化物材料粉末を大気中、500℃で5時間焼成して触媒粉末を得た。
(実施例2)
アルミナ前駆体の加熱温度を205℃に、成膜温度を750℃に、酸素ガス流量を20sccmに、アルゴンガス流量を20sccmに、成膜時の全圧を500Paに、成膜時間を120分間に変更した以外は実施例1と同様にしてコアシェル型酸化物材料粉末にロジウムが担持された触媒粉末を得た。
(比較例1)
イットリア安定化ジルコニア粒子(YSZ粒子)100質量部に対するアルミナ薄膜の含有量が0.5質量部となるように、YSZ粒子(東ソー株式会社製「TZ-4YS」)4.0gを、硝酸アルミニウム9水和物(和光純薬工業株式会社製)を水に溶解して調製したアルミナ前駆体水溶液に浸漬して前記YSZ粒子の表面に硝酸アルミニウムを付着させた後、蒸発乾固させてYSZ粒子の表面の少なくとも一部がアルミナ薄膜で被覆されたコアシェル型酸化物材料粉末を得た。その後、このYSZ粒子の表面の少なくとも一部がアルミナ薄膜で被覆されたコアシェル型酸化物材料粉末を大気中、500℃で5時間焼成し、さらに、実施例1と同様にして前記コアシェル型酸化物材料粉末にロジウムが担持された触媒粉末を得た。
(比較例2)
イットリア安定化ジルコニア粒子(YSZ粒子、東ソー株式会社製「TZ-4YS」)4.0gとアルミナ粒子(WRグレース社製「MI307」)0.02gとを乳鉢で混合した。得られた混合粉末を大気中、500℃で5時間焼成した。その後、実施例1と同様にして前記混合粉末にロジウムが担持された触媒粉末を得た。
(比較例3)
イットリア安定化ジルコニア粒子(YSZ粒子、東ソー株式会社製「TZ-4YS」)4.0gを大気中、500℃で5時間焼成した。その後、実施例1と同様にして前記YSZ粒子にロジウムが担持された触媒粉末を得た。
(比較例4)
酸素ガス流量を50sccmに、アルゴンガス流量を50sccmに、成膜時間を15分間に変更した以外は実施例2と同様にしてコアシェル型酸化物材料粉末にロジウムが担持された触媒粉末を得た。
<TEM観察及びEDX分析>
実施例1で得られた触媒粉末について、エネルギー分散型X線(EDX)分光分析装置を備える透過型電子顕微鏡(TEM)を用いてTEM観察及びEDX分析を行なった。その結果を図3に示す
<アルミナ系酸化物薄膜の含有量>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末について、誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析装置(Rigaku社製「CIRIOS 120EOP」)を用いてICP分析を行い、Al元素量からアルミナ系酸化物薄膜の含有量を求めた。
<アルミナ系酸化物薄膜の被覆率>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末について、X線光電子分光分析装置(ULVAC-PHI株式会社製「Quantera SXM」)を用いてXPS分析を行い、コアシェル型酸化物材料粉末表面のAl濃度からアルミナ系酸化物薄膜の被覆率を求めた。
<アルミナ系酸化物薄膜の平均膜厚>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末について、透過型電子顕微鏡(TEM)観察を行ない、得られたTEM像において、アルミナ系酸化物薄膜の膜厚を4箇所測定し、その平均値を平均膜厚とした。
<貴金属粒子の平均粒子径>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末について、全自動触媒ガス吸着量測定装置(株式会社大倉理研製「R6015-S」)を用いてCOのパルス吸着法により貴金属粒子の分散性を測定し、平均粒子径を求めた。
<水素-昇温還元試験(H-TPR試験)>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末について水素-昇温還元試験(H-TPR試験)を行なった。すなわち、触媒粉末0.5gを石英反応管に充填し、これを自動昇温脱離分析装置(株式会社大倉理研製「TP-5000」)に装着し、酸化処理用混合ガス〔O(20容量%)+Ar(残部)〕を30ml/分で供給しながら前記触媒粉末に600℃で15分間の酸化処理を施した。その後、前記触媒粉末を室温まで放冷した後、H-TPR試験用混合ガス〔H(5体積%)+Ar(残部)〕を30ml/分で供給しながら前記触媒粉末を30℃/分の昇温速度で室温から600℃まで昇温した。この間の触媒出ガス中のH濃度を質量分析計で測定した。得られたH-TPRスペクトル(触媒出ガス中のH濃度と触媒粉末の温度との関係を示すグラフ)におけるピーク温度を求めた。その結果を表1に示す。
<NOx50%浄化温度>
実施例及び比較例で得られた触媒粉末0.5gを反応管に充填し、これを低温低濃度触媒性能評価装置(株式会社ベスト測器製「CATA-5000SP」)に装着し、前処理用混合ガス〔NO(1200ppm)+CO(10体積%)+O(0.646体積%)+CO(0.7体積%)+C(1600ppmC)+HO(3体積%)+H(0.233体積%)+N(残部)〕を10L/分で供給しながら前記触媒粉末に650℃で12分間の前処理を施した。その後、前記触媒粉末を30℃まで放冷した後、モデルガス〔NO(1200ppm)+CO(10体積%)+O(0.646体積%)+CO(0.7体積%)+C(1600ppmC)+HO(3体積%)+H(0.233体積%)+N(残部)〕を10L/分で供給しながら前記触媒粉末を15℃/分の昇温速度で30℃から600℃まで昇温し、各触媒温度において触媒入りガス中及び触媒出ガス中のNO濃度を測定してNOx浄化率を算出し、NOxが50%浄化された時点の触媒温度(NOx50%浄化温度)を求めた。その結果を表1に示す。
Figure 0007030305000001
図3に示したように、Zr原子及びY原子は二次粒子中に均一に存在しており、Al原子は前記二次粒子の表面に存在していることが確認された。すなわち、実施例1で得られた触媒粉末は、YSZ粒子の表面の少なくとも一部がアルミナ薄膜で被覆されたものであることが確認された。
表1に示した結果から明らかなように、YSZ粒子を攪拌しながら、Al(DPM)を用いて化学気相成長法(CVD法)により前記YSZ粒子の表面にアルミナ薄膜を形成した触媒粉末(実施例1~2)は、YSZ粒子を硝酸アルミニウム水溶液に浸漬して前記YSZ粒子の表面にアルミナ薄膜を形成した触媒粉末(比較例1)に比べて、アルミナ薄膜の含有量は少ないが、アルミナ薄膜の膜厚が薄く、被覆率が大きいものであることがわかった。このようなアルミナ薄膜の膜厚が薄く、被覆率が大きい触媒粉末(実施例1~2)は、アルミナ薄膜の膜厚が厚く、被覆率が小さい触媒粉末(比較例1)に比べて、H-TPRスペクトルにおけるピーク温度が低く、酸化されたロジウムが還元されやすいものであり、また、NOx50%浄化温度が低く、NOx浄化性能に優れたものであることがわかった。
また、YSZ粒子とアルミナ粒子とを物理混合した触媒粉末(比較例2)は、本発明の触媒粉末(実施例1~2)に比べて、H-TPRスペクトルにおけるピーク温度が高く、酸化されたロジウムが還元されにくいものであり、また、NOx50%浄化温度が高く、NOx浄化性能に劣るものであることがわかった。
さらに、YSZ粒子にロジウムを担持した触媒粉末(比較例3)は、H-TPRスペクトルにおけるピーク温度が本発明の触媒粉末(実施例1)と同等であり、酸化されたロジウムが還元されやすいものであったが、NOx50%浄化温度が本発明の触媒粉末(実施例1~2)に比べて高く、NOx浄化性能に劣るものであることがわかった。
また、YSZ粒子を攪拌しながら、Al(DPM)を用いて化学気相成長法(CVD法)により前記YSZ粒子の表面にアルミナ薄膜を形成した触媒粉末であっても、アルミナ薄膜の含有量が少なく、被覆率が小さい場合(比較例4)には、本発明の触媒粉末(実施例1~2)に比べて、H-TPRスペクトルにおけるピーク温度が高く、酸化されたロジウムが還元されにくいものであり、また、NOx50%浄化温度が高く、NOx浄化性能に劣るものであることがわかった。
以上説明したように、本発明のコアシェル型酸化物材料を用いることによって、酸化された貴金属が還元されやすく、NOx浄化性能を有する排ガス浄化用触媒を得ることが可能となる。
したがって、本発明のコアシェル型酸化物材料は、自動車の内燃機関等から排出される、窒素酸化物を含有するガスを浄化するための排ガス浄化用触媒の担体や助触媒等として有用である。
1:アルミナ系酸化物薄膜
2:貴金属粒子
3:ジルコニア系酸化物粒子

Claims (6)

  1. 平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアと、該コアの表面の30%以上を被覆している、平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物のCVD薄膜からなるシェルとを備えていることを特徴とするコアシェル型酸化物材料。
  2. 前記アルミナ系酸化物のCVD薄膜の含有量が前記イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子100質量部に対して0.1~1質量部であることを特徴とする請求項1に記載のコアシェル型酸化物材料。
  3. 平均粒子径が0.1~50μmのイットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子を攪拌しながら、アルミナ前駆体を用いて化学気相成長法により、前記イットリア安定化ジルコニア系酸化物粒子からなるコアの表面の30%以上に平均膜厚が1~20nmのアルミナ系酸化物のCVD薄膜からなるシェルを形成することを特徴とするコアシェル型酸化物材料の製造方法。
  4. 前記アルミナ前駆体が有機アルミニウム錯体であることを特徴とする請求項3に記載のコアシェル型酸化物材料の製造方法。
  5. 請求項1又は2に記載のコアシェル型酸化物材料と、該コアシェル型酸化物材料の表面に接触している、ロジウム、パラジウム及び白金からなる群から選択される少なくとも1種の貴金属とを備えていることを特徴とする排ガス浄化用触媒。
  6. 請求項5に記載の排ガス浄化用触媒に、窒素酸化物を含有する排ガスを接触せしめることを特徴とする排ガス浄化方法。
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