JP7027007B2 - ハイブリッドシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車両のハイブリッドシステムに関する。
近年、エンジンおよび駆動モータを駆動源として備えるハイブリッドシステムを搭載した車両、いわゆるハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)が急速に普及している。
従来のハイブリッドシステムでは、たとえば、エンジンの動力が発電機(発電用モータジェネレータ)で電力に変換され、発電機で発生する電力が電池に蓄えられて、駆動モータ(駆動用モータジェネレータ)の駆動に使用される。駆動モータの動力は、その回転軸に相対回転不能に支持されたモータギヤからデファレンシャルギヤに伝達され、デファレンシャルギヤからドライブシャフトを介して駆動輪に伝達される。これにより、ハイブリッドシステムを搭載した車両が走行する。
特開2007-186038号公報
かかる構成では、小型の駆動モータを採用すると、駆動モータの出力が小さいために、低車速域での加速力(トルク)に不足が生じ、また、駆動モータの最高回転数が低いために、車両の最高車速が制限される。一方、大型の駆動モータを採用した場合には、ハイブリッドシステムのコストが上昇し、また、駆動モータのサイズおよび重量の増大により、駆動モータを含む駆動系のユニットのサイズおよび重量が増大する。
本発明の目的は、小型の駆動モータであっても、車両の低車速域での加速力および最高車速の向上を図ることができる、ハイブリッドシステムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るハイブリッドシステムは、車両に搭載されるハイブリッドシステムであって、エンジンと、エンジンの動力を電力に変換する発電機と、発電機の発電電力を使用して駆動され、車両の走行のための動力を出力する駆動モータと、駆動モータに接続され、ハイギヤードとローギヤードとに選択的に設定される変速機とを含む。
この構成によれば、エンジンの動力が発電機で電力に変換され、発電機で発生する電力が駆動モータの駆動に使用される。駆動モータには、ローギヤードとハイギヤードとに選択的に設定される変速機が接続されている。変速機がローギヤードに設定されることにより、駆動モータの動力が減速されて、その減速された動力が車両のデファレンシャルギヤに伝達される。これにより、駆動モータのトルクが増大されてデファレンシャルギヤに伝達されるので、最大出力が小さい小型の駆動モータであっても、大きな加速力を得ることができる。一方、変速機がハイギヤードに設定されているときには、駆動モータの動力がローギヤードに設定されているときよりも小さい変速比で変速されるので、最高回転数が低い小型の駆動モータであっても、駆動輪を高速回転させることができる。
よって、小型の駆動モータであっても、ハイブリッドシステムが搭載された車両の低車速域での加速力および最高車速の向上を図ることができる。
また、高車速域での駆動モータの回転数を低減できるので、電力の消費を低減でき、ひいてはエンジンによる燃料の消費量を低減することができる。
本発明によれば、小型の駆動モータであっても、ハイブリッドシステムが搭載された車両の低車速域での加速力および最高車速の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッドシステムの断面図である。 図1に示されるハイブリッドシステムの構成を示すスケルトン図である。 図1に示される遊星歯車機構のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの回転数の関係を示す共線図である。 本発明の他の実施形態に係るハイブリッドシステムの断面図である。 図4に示されるハイブリッドシステムの構成を示すスケルトン図である。 図4に示されるステップドピニオン式遊星歯車機構のサンギヤ、キャリヤおよびリングギヤの回転数(回転速度)の関係を示す共線図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ハイブリッドシステムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るハイブリッドシステム1の断面図である。図2は、ハイブリッドシステム1の構成を示すスケルトン図である。
ハイブリッドシステム1は、エンジン2(図2参照)、発電機3および駆動モータ4を含む。
エンジン2には、エンジン2の燃焼室への吸気量を調整するための電子スロットルバルブ、燃料を吸入空気に噴射するインジェクタ(燃料噴射装置)および燃焼室内に電気放電を生じさせる点火プラグなどが設けられている。
発電機3は、モータジェネレータ(MG1)からなる。発電機3には、インバータなどを内蔵する発電機コントローラが接続されている。発電機コントローラには、複数の二次電池を組み合わせた組電池からなる電池が接続されている。発電機3から出力される交流電力は、発電機コントローラにより直流電力に変換されて、その直流電力が電池に供給されることにより、電池が充電される。
駆動モータ4は、モータジェネレータ(MG2)からなる。駆動モータ4には、インバータなどを内蔵するモータコントローラが接続されている。モータコントローラには、電池が接続されている。電池から出力される直流電力がモータコントローラに供給され、その直流電力がモータコントローラにより交流電力に変換されて、交流電力が駆動モータ4に供給されることにより、駆動モータ4が駆動される。
エンジン2のクランクシャフト11と一体回転するように、エンジンギヤ12が設けられている。また、発電機3の回転軸13と一体回転するように、発電機ギヤ14が設けられている。エンジンギヤ12と発電機ギヤ14とは、噛合している。発電機ギヤ14は、エンジンギヤ12よりもギヤ径が小さい。そのため、エンジン2の動力は、エンジンギヤ12から発電機ギヤ14に増速して伝達される。
駆動モータ4の回転軸15は、遊星歯車機構16に接続されている。遊星歯車機構16は、サンギヤ21、キャリヤ22およびリングギヤ23を備えている。サンギヤ21は、駆動モータ4の回転軸15と一体回転するように設けられている。キャリヤ22は、複数個のピニオンギヤ24を回転可能に支持している。複数個のピニオンギヤ24は、円周上に配置され、サンギヤ21と噛合している。リングギヤ23は、複数個のピニオンギヤ24を一括して取り囲む円環状を有し、各ピニオンギヤ24に回転径方向の外側から噛合している。
駆動モータ4の回転軸15と同一軸線上に、キャリヤ軸25が設けられている。駆動モータ4の回転軸15の一端部には、その端面から凹む凹部が形成されており、キャリヤ軸25の一端部は、その凹部内に挿入されて、回転軸15に相対回転可能に保持されている。キャリヤ軸25の他端部は、発電機3、駆動モータ4および遊星歯車機構16を収容するアクスルケース26に回転可能に保持されている。キャリヤ22は、キャリヤ軸25と一体回転するように設けられている。キャリヤ軸25と一体回転するように、キャリヤギヤ27が設けられている。
アクスルケース26内にはさらに、カウンタ軸31、カウンタギヤ32およびデファレンシャルギヤ33が収容されており、これらは、発電機3、駆動モータ4および遊星歯車機構16とともにトランスアクスルを構成している。
カウンタ軸31は、キャリヤ軸25と平行に延びて、アクスルケース26に回転可能に保持されている。カウンタギヤ32は、カウンタ軸31と一体回転するように設けられており、キャリヤギヤ27と噛合している。また、カウンタ軸31と一体回転するように、出力ギヤ34が設けられている。出力ギヤ34は、デファレンシャルギヤ33のデフケース35に結合されたリングギヤ36と噛合している。
また、クラッチC1およびブレーキB1が設けられている。クラッチC1は、たとえば、油圧により、遊星歯車機構16のサンギヤ21とキャリヤ軸25とを連結する係合状態と、その連結を解除する解放状態とに切り替えられる。ブレーキB1は、たとえば、油圧により、遊星歯車機構16のリングギヤ23を固定(制動)する係合状態と、その固定を解除し、リングギヤ23の回転を許容する解放状態とに切り替えられる。
ハイブリッドシステム1では、エンジン2の動力がエンジンギヤ12から発電機ギヤ14に入力され、発電機3により、発電機ギヤ14に入力されるエンジン2の動力が電力に変換される。
駆動モータ4の動力は、遊星歯車機構16を介してキャリヤ軸25に伝達される。キャリヤ軸25に伝達された動力は、キャリヤギヤ27、カウンタギヤ32および出力ギヤ34を介して、デファレンシャルギヤ33のリングギヤ36に伝達され、デファレンシャルギヤ33からドライブシャフト37を介して、ハイブリッドシステム1が搭載された車両の駆動輪38に伝達される。これにより、駆動輪38が回転し、車両が走行する。
また、アクスルケース26内には、オイルポンプ41が設けられている。オイルポンプ41は、発電機3の回転軸13と平行に延びるポンプ軸42と、ポンプ軸42に一体回転するように支持されたポンプギヤ43とを備えている。ポンプギヤ43は、発電機ギヤ14と噛合している。発電機ギヤ14が回転すると、ポンプギヤ43が回転し、ポンプギヤ43と一体にポンプ軸42が回転する。ポンプ軸42の回転により、オイルポンプ41から油圧が出力され、その油圧がバルブボディ(図示せず)を介してクラッチC1およびブレーキB1などに供給される。
キャリヤ軸25にはさらに、パーキングギヤ44が相対回転不能に支持されている。パーキングギヤ44の周囲には、パーキングポール45が設けられている。車室内に設けられたシフトレバー(セレクトレバー)がP(パーキング)ポジション以外のポジションからPポジションに操作されると、パーキングポール45の所定部がパーキングギヤ44の歯溝のいずれかに嵌まり、パーキングギヤ44の回転が規制(パーキングロック)される。
<Hi/Lo切替>
図3は、遊星歯車機構16のサンギヤ21、キャリヤ22およびリングギヤ23の回転数(回転速度)の関係を示す共線図である。
ブレーキB1およびクラッチC1の係合状態と解放状態との切り替えにより、遊星歯車機構16がローギヤードとハイギヤードとに選択的に設定される。
具体的には、クラッチC1が解放され、ブレーキB1が係合されることにより、遊星歯車機構16がローギヤードに設定される。クラッチC1の解放により、遊星歯車機構16のサンギヤ21とキャリヤ軸25、つまりキャリヤ22とは相対回転可能である。ブレーキB1の係合により、遊星歯車機構16のリングギヤ23が回転不能に固定(制動)される。そのため、駆動モータ4の動力によるサンギヤ21の回転は、サンギヤ21の歯数とリングギヤ23の歯数との和でサンギヤ21の歯数を除して得られる除算値を変速比として、その変速比で減速されてキャリヤ22に伝達される。
ハイブリッドシステム1を搭載した車両がローギヤードで走行している状態から、ブレーキB1が解放され、クラッチC1が係合されることにより、遊星歯車機構16がローギヤードからハイギヤードに切り替わる。ブレーキB1の解放により、遊星歯車機構16のリングギヤ23が回転可能になる。その状態でクラッチC1の係合が開始されると、キャリヤ22の回転数が上昇する。また、キャリヤ22の回転数の上昇に伴って、リングギヤ23の回転数が上昇する。そして、クラッチC1が完全係合すると、キャリヤ22の回転数がサンギヤ21の回転数と一致し、リングギヤ23がサンギヤ21およびキャリヤ22と一体的に回転する。そのため、ブレーキB1が解放され、クラッチC1が係合された状態では、駆動モータ4の動力がローギヤードのときよりも小さい変速比で変速されて(具体的には、変速比1で変速されて、言い換えれば、変速されずに)キャリヤ22に伝達される。
<作用効果>
以上のように、エンジン2の動力が発電機3で電力に変換され、発電機3で発生する電力が駆動モータ4の駆動に使用される。駆動モータ4には、ローギヤードとハイギヤードとに選択的に設定される遊星歯車機構16が接続されている。遊星歯車機構16がローギヤードに設定されることにより、駆動モータ4の動力が減速されて、その減速された動力が車両のデファレンシャルギヤ33に伝達される。これにより、駆動モータ4のトルクが増大されてデファレンシャルギヤ33に伝達されるので、最大出力が小さい小型の駆動モータ4であっても、大きな加速力を得ることができる。一方、遊星歯車機構16がハイギヤードに設定されているときには、駆動モータ4の動力がローギヤードに設定されているときよりも小さい変速比で変速されるので、最高回転数が低い小型の駆動モータ4であっても、駆動輪38を高速回転させることができる。
よって、小型の駆動モータ4であっても、ハイブリッドシステム1が搭載された車両の低車速域での加速力および最高車速の向上を図ることができる。
また、高車速域での駆動モータ4の回転数を低減できるので、電力の消費を低減でき、ひいてはエンジン2による燃料の消費量を低減することができる。
さらには、駆動モータ4の小型化により生じるスペースに遊星歯車機構16を収めることができ、トランスアクスルのサイズの増大を抑制ないしはサイズの縮小を図ることができる。
<ハイブリッドシステムの他の構成>
図4は、他の実施形態に係るハイブリッドシステム101の断面図である。図5は、ハイブリッドシステム101の構成を示すスケルトン図である。図4および図5において、図1および図2に示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号が付された部分の説明を省略し、ハイブリッドシステム101について、図1および図2に示されるハイブリッドシステム1との相違点のみを説明する。
ハイブリッドシステム101では、駆動モータ4の回転軸15は、ステップドピニオン式遊星歯車機構102に接続されている。ステップドピニオン式遊星歯車機構102は、サンギヤ111、キャリヤ112およびリングギヤ113を備えている。サンギヤ111は、駆動モータ4の回転軸15と一体回転するように設けられている。キャリヤ112は、サンギヤ111の周囲に円周上に配置される複数個のステップドピニオンギヤ114を回転可能に支持している。ステップドピニオンギヤ114は、スモールピニオン115およびラージピニオン116を一体に有している。ラージピニオン116は、スモールピニオン115よりもギヤ径が大きく歯数が多い。ラージピニオン116は、サンギヤ111と噛合している。リングギヤ113は、複数個のステップドピニオンギヤ114のスモールピニオン115を一括して取り囲む円環状のスモールリングギヤ117と、複数個のステップドピニオンギヤ114のラージピニオン116を一括して取り囲む円環状のラージリングギヤ118とを含む。スモールリングギヤ117は、各スモールピニオン115と噛合し、ラージリングギヤ118は、各ラージピニオン116と噛合している。
また、ハイブリッドシステム101では、図1および図2に示されるカウンタ軸31およびカウンタギヤ32が設けられておらず、キャリヤギヤ27が出力ギヤとしてデファレンシャルギヤ33のリングギヤ36と噛合している。
そして、ハイブリッドシステム101には、ワンウェイクラッチ121およびブレーキB1が設けられている。ワンウェイクラッチ121は、スモールリングギヤ117の一方向の回転を許容し、他方向の回転を阻止する。ブレーキB1は、たとえば、油圧により、ラージリングギヤ118を固定(制動)する係合状態と、その固定を解除し、ラージリングギヤ118の回転を許容する解放状態とに切り替えられる。
また、ハイブリッドシステム101では、オイルポンプ131のポンプ駆動軸132がエンジンギヤ12と一体に形成されている。ポンプ駆動軸132は、エンジンギヤ12の回転中心線上を延び、その先端部には、ポンプギヤ133が一体回転するように支持されている。エンジンギヤ12が回転すると、ポンプ駆動軸132が回転し、ポンプ駆動軸132と一体にポンプギヤ133が回転する。ポンプギヤ133の回転により、オイルポンプ131から油圧が出力され、その油圧がバルブボディ(図示せず)を介してブレーキB1などに供給される。
<Hi/Lo切替>
図6は、ステップドピニオン式遊星歯車機構102のサンギヤ111、キャリヤ112およびリングギヤ113の回転数(回転速度)の関係を示す共線図である。
ブレーキB1の係合状態と解放状態との切り替えにより、ステップドピニオン式遊星歯車機構102がハイギヤードとローギヤードとに選択的に設定される。
ブレーキB1の解放状態では、ステップドピニオン式遊星歯車機構102がローギヤードに設定される。このとき、ラージリングギヤ118が回転可能であり、ワンウェイクラッチ121の機能により、駆動モータ4の正転時のサンギヤ111と同方向の回転が阻止される。そのため、駆動モータ4の動力によるサンギヤ111の回転は、サンギヤ111の歯数とスモールリングギヤ117の歯数との和でサンギヤ111の歯数を除して得られる除算値を変速比として、その変速比で減速されてキャリヤ112に伝達される。
ハイブリッドシステム1を搭載した車両がローギヤードで走行している状態から、ブレーキB1が係合されると、ステップドピニオン式遊星歯車機構102のラージリングギヤ118が固定される。これにより、駆動モータ4の動力によるサンギヤ111の回転は、サンギヤ111の歯数とラージリングギヤ118の歯数との和でサンギヤ111の歯数を除して得られる除算値を変速比として、その変速比で減速されてキャリヤ112に伝達される。その結果、ブレーキB1が係合された状態では、駆動モータ4の動力がローギヤードのときよりも小さい変速比で変速されてキャリヤ112に伝達され、図6に破線で示されるように、キャリヤ112の回転数が上昇する。したがって、ブレーキB1の解放状態では、ステップドピニオン式遊星歯車機構102がハイギヤードに設定される。
<作用効果>
ハイブリッドシステム101の構成によっても、図1および図2に示されるハイブリッドシステム1の構成と同様の作用効果を奏することができる。
また、ステップドピニオン式遊星歯車機構102にワンウェイクラッチ121およびブレーキB1を組み合わせた簡素な構成かつブレーキB1の簡単な制御により、ハイギヤードとローギヤードとを切り替えることができる。
<変形例>
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。また、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:ハイブリッドシステム
2:エンジン
3:発電機
4:駆動モータ
16:遊星歯車機構(変速機)

Claims (1)

  1. 車両に搭載されるハイブリッドシステムであって、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力を電力に変換する発電機と、
    前記発電機の発電電力を使用して駆動され、前記車両の走行のための動力を出力する駆動モータと、
    前記駆動モータに接続され、ハイギヤードとローギヤードとに選択的に設定される変速機とを含み、
    前記変速機は、
    前記駆動モータの回転軸と一体回転するサンギヤと、
    複数個のステップドピニオンギヤを回転可能に支持するキャリヤと、
    リングギヤと、
    ワンウェイクラッチと、
    ブレーキとを備え、
    前記ステップドピニオンギヤは、スモールピニオンおよび前記スモールピニオンよりもギヤ径が大きく歯数が多いラージピニオンを一体に有し、
    前記リングギヤは、前記スモールピニオンを一括して取り囲み、前記スモールピニオンと噛合するスモールリングギヤと、前記ラージピニオンを一括して取り囲み、前記ラージピニオンと噛合するラージリングギヤとを含み、
    前記ワンウェイクラッチは、前記スモールリングギヤの一方向の回転を許容し、他方向の回転を阻止し、
    前記ブレーキは、前記ラージリングギヤの回転を固定する係合状態と、前記ラージリングギヤの回転を許容する解放状態に切り替えられる、ハイブリッドシステム。
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