JP6964937B2 - モータ付変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるモータ付変速機に関する。
従来、エンジンおよびモータを走行用の駆動源として搭載したハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)が知られている。ハイブリッド車では、エンジンの駆動力およびモータの駆動力は、変速機に入力されて変速され、変速機からディファレンシャルギヤに伝達されて、デファレンシャルギヤから左右のを介してそれぞれ左右の駆動輪に伝達される。
特開2013−163406号公報
ところが、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)の構成(無段変速機構)が変速機に採用される場合、変速機の入力側にモータの駆動力が入力される構成では、モータの駆動(力行)および回生の効率が無段変速機構の伝達効率の影響を受けて低下する。
本発明の目的は、モータの駆動および回生の効率の向上を図ることができる、モータ付変速機を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両は、インプット軸と、サンギヤ、キャリアおよびリングギヤを含む遊星歯車機構と、リングギヤと一体的に回転するアウトプット軸と、インプット軸の動力を無段階に変速してサンギヤに伝達する無段変速機構と、インプット軸の動力をキャリアに伝達するギヤ変速機構と、サンギヤとリングギヤとを一体回転可能に結合/分離するために係合/解放される第1係合要素と、ギヤ変速機構による動力の伝達/遮断を切り替えるために係合/解放される第2係合要素と、サンギヤの回転を制動/許容するために係合/解放される第3係合要素と、キャリアに動力を入力するモータとを含む。
この構成によれば、無段変速機構とアウトプット軸との間に介在される遊星歯車機構のキャリアにモータの動力が入力され、また、モータでキャリアの回転が電力に回生される。モータの力行および回生時に動力が無段変速機構を経由しないので、モータの力行および回生の効率が無段変速機構の伝達効率の影響を受けることを抑制できる。その結果、モータの駆動および回生の効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、モータの駆動および回生の効率の向上を図ることができる。
モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「停車:エンジン始動」の状態を図解的に示す。 モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「前進:EV走行」の状態を図解的に示す。 モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「前進:エンジン始動」の状態を図解的に示す。 モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「前進:ベルトHVモード」の状態を図解的に示す。 モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「前進:スプリットHVモード」の状態を図解的に示す。 モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図であり、「前進:ベルトHVモード2」の状態を図解的に示す。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<モータ付変速機の構成>
図1〜図6は、モータ付変速機1が搭載された車両3の駆動系の構成を示すスケルトン図である。
モータ付変速機1は、エンジン2を駆動源とする車両3に搭載されて、エンジン2およびモータジェネレータ4を走行用の駆動源とするハイブリッド車を構成する。
エンジン2には、エンジン2の燃焼室への吸気量を調整するための電子スロットルバルブ、燃料を吸入空気に噴射するインジェクタ(燃料噴射装置)および燃焼室内に電気放電を生じさせる点火プラグなどが設けられている。
また、エンジン2には、クランキングのためのスタータSが付随して設けられている。さらに、エンジン2には、オルタネータALTが付随して設けられている。オルタネータALTは、エンジン2のクランクシャフトの回転に伴って発電し、直流電力を発電電力として出力する。この発電電力が12V(ボルト)の鉛電池に供給されることにより、鉛電池が充電される。スタータSには、鉛電池から電力が供給される。
エンジン2の駆動力は、トルクコンバータ5を介してモータ付変速機1(インプット軸31)に入力され、モータ付変速機1からデファレンシャルギヤ6に伝達され、デファレンシャルギヤ6から左右のドライブシャフト7L,7Rを介してそれぞれ左右の駆動輪8L,8Rに伝達される。
モータ付変速機1は、インプット軸31およびアウトプット軸32を備え、インプット軸31に入力される動力を2系統に分割してアウトプット軸32に伝達可能に構成された、いわゆる動力分割式(トルクスプリット式)変速機の構成を有している。2系統の動力伝達経路を構成するため、モータ付変速機1は、無段変速機構33、逆転ギヤ機構34、遊星歯車機構35およびスプリット変速機構36を備えている。
インプット軸31は、エンジン2と同一の回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
アウトプット軸32は、インプット軸31と平行に設けられている。アウトプット軸32には、出力ギヤ37が相対回転不能に支持されている。出力ギヤ37は、デファレンシャルギヤ6(デファレンシャルギヤ6のリングギヤ)と噛合している。
無段変速機構33は、公知のベルト式の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)と同様の構成を有している。具体的には、無段変速機構33は、プライマリ軸41と、プライマリ軸41と平行に設けられたセカンダリ軸42と、プライマリ軸41に相対回転不能に支持されたプライマリプーリ43と、セカンダリ軸42に相対回転不能に支持されたセカンダリプーリ44と、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ44とに巻き掛けられたベルト45とを備えている。
無段変速機構33では、プライマリプーリ43およびセカンダリプーリ44に供給される油圧が制御されて、プライマリプーリ43およびセカンダリプーリ44の各溝幅が変更されることにより、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ44とのプーリ比が連続的に無段階で変更される。
逆転ギヤ機構34は、インプット軸31に入力される動力を逆転かつ減速させてプライマリ軸41に伝達する構成である。具体的には、逆転ギヤ機構34は、インプット軸31に相対回転不能に支持されるインプット軸ギヤ61と、インプット軸ギヤ61よりも大径で歯数が多く、プライマリ軸41にスプライン嵌合により相対回転不能に支持されて、インプット軸ギヤ61と噛合するプライマリ軸ギヤ62とを含む。
遊星歯車機構35は、サンギヤ71、キャリア72およびリングギヤ73を備えている。サンギヤ71は、セカンダリ軸42にスプライン嵌合により相対回転不能に支持されている。キャリア72は、アウトプット軸32に相対回転可能に外嵌されている。キャリア72は、複数個のピニオンギヤ74を回転可能に支持している。複数個のピニオンギヤ74は、円周上に配置され、サンギヤ71と噛合している。リングギヤ73は、複数個のピニオンギヤ74を一括して取り囲む円環状を有し、各ピニオンギヤ74にセカンダリ軸42の回転径方向の外側から噛合している。また、リングギヤ73には、アウトプット軸32が接続され、リングギヤ73は、アウトプット軸32と同一の回転軸線を中心に一体的に回転可能に設けられている。
スプリット変速機構36は、スプリットドライブギヤ81と、スプリットドライブギヤ81と噛合するスプリットドリブンギヤ82とを含む。
スプリットドライブギヤ81は、インプット軸31に相対回転可能に外嵌されている。
スプリットドリブンギヤ82は、遊星歯車機構35のキャリア72と同一の回転軸線を中心に一体的に回転可能に設けられている。スプリットドリブンギヤ82は、スプリットドライブギヤ81よりも小径に形成され、スプリットドライブギヤ81よりも少ない歯数を有している。
また、スプリットドリブンギヤ82には、モータジェネレータ4の回転軸に相対回転不能に設けられた出力ギヤ91が噛合している。モータジェネレータ4には、インバータ92が接続されている。インバータ92には、電池93が接続されている。電池93は、たとえば、複数の二次電池を組み合わせた組電池からなる。モータジェネレータ4がモータとして機能するときには、電池93から出力される電力がインバータ92に供給され、インバータ92で直流電力が交流電力に変換されて、交流電力がインバータ92からモータジェネレータ4に供給される。モータジェネレータ4が発電機(ジェネレータ)として機能するときには、モータジェネレータ4でスプリットドリブンギヤ82の回転が交流電力に回生されて、その交流電力がインバータ92で直流電力に変換されて、直流電力が電池93に入力されることにより電池93が充電される。
また、モータ付変速機1は、クラッチC1,C2およびブレーキB1を備えている。
クラッチC1は、インプット軸31とスプリットドライブギヤ81とを直結(一体回転可能に結合)する係合状態と、その直結を解除する解放状態とに切り替えられる。
クラッチC2は、遊星歯車機構35のサンギヤ71とリングギヤ73とを直結(一体回転可能に結合)する係合状態と、その直結を解除する解放状態とに切り替えられる。
ブレーキB1は、遊星歯車機構35のサンギヤ71(セカンダリ軸42)を制動する係合状態と、サンギヤ71の回転を許容する解放状態とに切り替えられる。
<停車:エンジン始動&発電>
車両3が停車した状態でのエンジン2の始動時には、クラッチC1,C2およびブレーキB1が解放される。そして、エンジン2の始動のため、モータジェネレータ4がモータとして駆動される。
エンジン2の始動は、車両3の車室内に設けられているシフトレバー(セレクトレバー)がP(パーキング)ポジションに位置する状態で行われる。シフトレバーがPポジションに位置する状態では、パーキングロックにより、遊星歯車機構35のリングギヤ73の回転が阻止されている。そのため、モータジェネレータ4の駆動力は、図1に薄い太線で示されるように、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72からサンギヤ71に伝達され、無段変速機構33および逆転ギヤ機構34を介してインプット軸31に伝達され、インプット軸31からトルクコンバータ5を介してエンジン2に伝達される。これにより、エンジン2がクランキングされる。そして、エンジン2がクランキングされながら点火プラグがスパークされることにより、エンジン2が始動する。
エンジン2の始動後、モータジェネレータ4が発電機として制御されることにより、エンジン2からの駆動力がモータジェネレータ4で電力に回生され、その電力により電池93が充電される。
なお、エンジン2の始動時に電池93の容量が十分でない場合、あるいは、低温で電池93の出力が十分でない場合には、スタータSの駆動力によりエンジン2がクランキングされる。
<前進:EV走行>
電池93の容量(充電量)が十分である場合、通常は、モータジェネレータ4の駆動力により車両3が発進する。また、車両3の発進後、電池93の容量の低下などによるエンジン2の始動要求が発生するまで、モータジェネレータ4の駆動力による車両3の走行(EV走行)が続く。
EV走行(発進)の際には、クラッチC1,C2が解放され、ブレーキB1が係合される。ブレーキB1の係合により、遊星歯車機構35のサンギヤ71が制動される。そのため、モータジェネレータ4の駆動力は、図2に薄い太線で示されるように、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72からリングギヤ73に伝達され、リングギヤ73と一体に、アウトプット軸32が回転する。アウトプット軸32の回転は、出力ギヤ37を介して、デファレンシャルギヤ6に伝達される。これにより、車両3のドライブシャフト7L,7Rおよび駆動輪8L,8Rが回転する。
<前進:エンジン始動>
車両3のEV走行中にエンジン2の始動要求が発生すると、クラッチC1,C2が解放されたまま、係合中のブレーキB1が解放される。EV走行中は、パーキングロックが解除されているので、ブレーキB1の解放により、モータジェネレータ4の駆動力は、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72からサンギヤ71およびリングギヤ73に伝達される。そのため、図3に薄い太線で示されるように、EV走行を継続しながら、モータジェネレータ4の駆動力をエンジン2に伝達することができる。このとき、エンジン2の回転数が所定の回転数範囲内に収まるように、無段変速機構33のベルト変速比(プーリ比)が制御される。
<前進:ベルトHVモード>
車両3の走行中のエンジン2の始動後は、クラッチC1およびブレーキB1が解放されたまま、クラッチC2が係合される。これにより、遊星歯車機構35のキャリア72の制動が解除され、遊星歯車機構35のサンギヤ71とリングギヤ73とが直結される。
インプット軸31に入力されるエンジン2の駆動力は、図4に薄い太線で示されるように、逆転ギヤ機構34により逆転かつ減速されて無段変速機構33に伝達され、無段変速機構33からサンギヤ71に伝達される。また、モータジェネレータ4の駆動力は、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72に伝達される。サンギヤ71とリングギヤ73とが直結されているので、サンギヤ71、リングギヤ73およびアウトプット軸32が一体となって、エンジン2の駆動力およびモータジェネレータ4の駆動力により回転する。
そして、アウトプット軸32の回転は、出力ギヤ37を介して、デファレンシャルギヤ6に伝達される。これにより、車両3のドライブシャフト7L,7Rおよび駆動輪8L,8Rが回転する。
<前進:スプリットHVモード>
クラッチC1およびブレーキB1が解放され、クラッチC2が係合された状態では、無段変速機構33のベルト変速比の変速により、モータ付変速機1全体の変速比(ユニット変速比)が変速する。
ベルト変速比がスプリット変速機構36の変速比(ギヤ比)と一致するスプリット点までハイ側に変速され、さらにハイ側へのユニット変速比の変速が要求される場合、モータ付変速機1の動力伝達モードがベルトモードからスプリットモードに切り替えられる。
このモードの切り替えのため、係合状態のクラッチC2が解放されて、解放状態のクラッチC1が係合される。クラッチC1,C2の係合の切り替えにより、インプット軸31とスプリットドライブギヤ81とが直結されて、インプット軸31の回転がスプリットドライブギヤ81およびスプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72に伝達可能になり、遊星歯車機構35のサンギヤ71とリングギヤ73とが切り離される。
インプット軸31に入力されるエンジン2の駆動力は、図5に薄い太線で示されるように、逆転ギヤ機構34により逆転かつ減速されて無段変速機構33からサンギヤ71に伝達される。一方、エンジン2の駆動力は、インプット軸31からスプリットドライブギヤ81を介してスプリットドリブンギヤ82に増速されて伝達され、スプリットドリブンギヤ82から遊星歯車機構35のキャリア72に伝達される。また、モータジェネレータ4の駆動力は、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72に伝達される。
そのため、無段変速機構33のベルト変速比がロー側に変速されると、遊星歯車機構35のサンギヤ71の回転数が下がり、リングギヤ73(アウトプット軸32)の回転数が上がる。したがって、スプリットモードでは、無段変速機構33のベルト変速比が大きいほど、モータ付変速機1のユニット変速比が小さくなり、ユニット変速比がスプリット点をハイ側に超えて変速可能である。
リングギヤ73と一体にアウトプット軸32が回転し、アウトプット軸32の回転が出力ギヤ37を介してデファレンシャルギヤ6に伝達される。これにより、車両3のドライブシャフト7L,7Rおよび駆動輪8L,8Rが回転する。
なお、ベルト変速比がスプリット点以外の変速比である状態でモードの切り替えが行われる場合、モータジェネレータ4のトルクを制御して、係合側のクラッチC1,C2に入力されるトルクを小さくすることにより、変速ショックの発生を抑制することが可能である。
<前進:ベルトHVモード2>
動力伝達経路にスプリット変速機構36を含まないベルトモードは、クラッチC1,C2およびブレーキB1をすべて解放することによっても構成できる。
このベルトモードでは、インプット軸31に入力されるエンジン2の駆動力は、図6に薄い太線で示されるように、逆転ギヤ機構34により逆転かつ減速されて無段変速機構33に伝達され、無段変速機構33からサンギヤ71に伝達される。また、モータジェネレータ4の駆動力は、スプリットドリブンギヤ82を介して遊星歯車機構35のキャリア72に伝達される。このとき、サンギヤ71とリングギヤ73とが切り離されているので、サンギヤ71の回転が増速されてリングギヤ73に伝達される。
そして、リングギヤ73およびアウトプット軸32が一体となって回転し、アウトプット軸32の回転が出力ギヤ37を介してデファレンシャルギヤ6に伝達される。これにより、車両3のドライブシャフト7L,7Rおよび駆動輪8L,8Rが回転する。
<後進>
車両3の後進時には、クラッチC1,C2およびブレーキB1のすべてが解放される。そして、モータジェネレータ4が制御されて、モータジェネレータ4の回転が0に保持される。
これにより、インプット軸31に入力されるエンジン2の駆動力が遊星歯車機構35のサンギヤ71に伝達されると、リングギヤ73が逆方向に回転する。このリングギヤ73の回転方向は、前進時におけるリングギヤ73の回転方向と逆方向となる。そして、リングギヤ73と一体にアウトプット軸32が回転し、アウトプット軸32の回転が出力ギヤ37を介してデファレンシャルギヤ6に伝達される。これにより、車両3のドライブシャフト7L,7Rおよび駆動輪8L,8Rが後進方向に回転する。
なお、クラッチC1,C2およびB1をすべて解放した状態で、モータジェネレータ4を前進走行時と逆回転させることによっても、車両3を後進走行させることができる。
<作用効果>
以上のように、スプリットドリブンギヤ82が遊星歯車機構35のキャリア72と同一の回転軸線を中心に一体的に回転可能に設けられ、スプリットドリブンギヤ82にモータジェネレータ4の出力ギヤ91が噛合している。
EV走行の際には、クラッチC1,C2が解放され、ブレーキB1が係合される。ブレーキB1の係合により、遊星歯車機構35のサンギヤ71が制動される。そのため、モータジェネレータ4の駆動力は、キャリア72からリングギヤ73を介してアウトプット軸32に伝達され、駆動輪8L,8Rからの動力は、アウトプット軸32からリングギヤ73を介してキャリア72に伝達される。そのため、モータジェネレータ4の力行および回生の効率が無段変速機構33の伝達効率の影響を受けることを抑制できる。その結果、モータジェネレータ4の駆動および回生の効率の向上を図ることができる。
また、遊星歯車機構35のサンギヤ71に無段変速機構33のセカンダリ軸42が接続され、キャリア72にモータジェネレータ4の回転軸が接続され、リングギヤ73にアウトプット軸32が接続されている。モータジェネレータ4の回転数がキャリア72の回転数であり、アウトプット軸32の回転数がリングギヤ73の回転数であり、アウトプット軸32の回転数はモータ付変速機1が搭載される車両3の車速から求めることができ、遊星歯車機構35のギヤ比は既知であるから、サンギヤ71の回転数を演算により求めることができる。そのため、無段変速機構33のセカンダリ軸42の回転数を検出する回転センサが不要になる。その結果、無段変速機構33の変速比の制御に必要な回転センサの数を削減することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:モータ付変速機
4:モータジェネレータ
31:インプット軸
32:アウトプット軸
33:無段変速機構
35:遊星歯車機構
36:スプリット変速機構(ギヤ変速機構)
71:サンギヤ
72:キャリア
73:リングギヤ
B1:ブレーキ(第3係合要素)
C1:クラッチ(第2係合要素)
C2:クラッチ(第1係合要素)

Claims (1)

  1. インプット軸と、
    サンギヤ、キャリアおよびリングギヤを含む遊星歯車機構と、
    前記リングギヤと一体的に回転するアウトプット軸と、
    前記インプット軸の動力を無段階に変速して前記サンギヤに伝達する無段変速機構と、
    前記インプット軸の動力を前記キャリアに伝達するギヤ変速機構と、
    前記サンギヤと前記リングギヤとを一体回転可能に結合/分離するために係合/解放される第1係合要素と、
    前記ギヤ変速機構による動力の伝達/遮断を切り替えるために係合/解放される第2係合要素と、
    前記サンギヤの回転を制動/許容するために係合/解放される第3係合要素と、
    前記キャリアに動力を入力するモータとを含み、
    前記ギヤ変速機構は、前記キャリアと同一の回転軸線を中心に一体的に回転可能に設けられたスプリットドリブンギヤを含み、
    前記モータの回転軸に相対回転不能に設けられた出力ギヤが前記スプリットドリブンギヤと噛合している、モータ付変速機。
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