JP7024763B2 - 給電線ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、給電線ホルダに関する。
半導体製造工場などの各種の生産設備では、物品を搬送するために搬送車システムが導入されている。この搬送車システムは、天井又は床面上に敷設された軌道に沿って移動体である搬送車を走行させ、物品を所望の搬送先に搬送している。移動体に走行あるいは各種の動作をさせるためには電力供給が必要であり、軌道に沿って敷設された給電線から非接触で移動体に電力を供給する非接触給電設備が設けられている。このような非接触給電設備には、移動体の移動経路に沿って配置される給電線を保持する給電線ホルダが用いられる。
給電線ホルダとしては、例えば、基部から一方向に延在する一対のアーム部と、一対のアーム部の間に設けられた給電線保持部と、アーム部それぞれの端部において、一対のアーム部が対向する側に突出して設けられ、給電線保持部に保持される給電線の抜けを規制する爪部とを備える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-004502号公報
ところで、非接触給電設備には給電線保持部に保持された給電線の位置を検出する検出装置が設けられる。かかる検出装置は、例えば、給電線が適正な位置に保持されている場合には検出光の通過が許容され、適正な位置にない場合(例えば上下にずれたとき)に検出光が遮られることで、給電線保持部に保持された給電線が適正な位置にあるか否かを検出可能となっている。この検出装置の検出光と給電線ホルダとの位置関係によっては、給電線ホルダによって誤って検出光が遮られるおそれがあった。かかる弊害を抑制するため、アーム部における一部を切り欠く構成とすることが考えられるが、そのような構成とすることで肉薄となった部分の強度が低下するおそれがある。
本発明は、アーム部における一部を切り欠きつつも十分な強度を有する給電線ホルダを提供することを目的とする。
本発明の態様においては、給電線ホルダを提供する。給電線ホルダは、移動体の移動経路に沿って配置される給電線を保持する給電線ホルダであってよい。給電線ホルダは、基部から一方向に延在する一対のアーム部を備えてよい。給電線ホルダは、一対のアーム部の間に設けられた給電線保持部を備えてよい。給電線ホルダは、アーム部それぞれにおける、一対のアーム部が対向する側に突出して設けられ、給電線保持部に保持される給電線の抜けを規制する爪部を備えてよい。給電線ホルダは、アーム部それぞれの端部において、一対のアーム部が対向する側とは反対側に設けられ、端部の先端側に向けて給電線保持部側に傾斜するテーパ部を備えてよい。給電線ホルダは、爪部とアーム部との境界部における、給電線保持部の側に設けられた補強部を備えてよい補強部は、境界部における給電線保持部の側に臨む面とテーパ部との間の肉厚が、給電線保持部の側に厚くなるように形成されてよい。
ーパ部は、移動体の移動方向から視て、給電線ホルダの上下のそれぞれに、給電線の位置ずれを検出するための検出光がアーム部の延在方向に対して斜めに配置される状態において、給電線保持部に保持された給電線が適正な位置にある場合に、検出光の通過を許容してよい。補強部は、境界部における給電線保持部の側に臨む面が円弧状に形成されてよい。アーム部の少なくとも一部は、弾性部分を含んで設けられてよい。爪部どうしは、弾性部分の弾性変形により互いに離れる方向に移動可能であってよ。基部とアーム部とは、一体で設けられてよい基部には、アーム部の基部側にそれぞれ凹部が設けられてよ。基部の、2つの凹部の間には、給電線保持部に保持された給電線の一部が当接する当接部が設けられてよい。
上記した給電線ホルダによれば、テーパ部を形成したことにより肉薄となった部分に補強部が設けられているので、爪部の根元部分の強度が大きくなっており、爪部が折れにくい形態となっている。従って、給電線を給電線保持部に押し込んで装着するときでも、爪部の根元部分が折れることを抑制できる。また、爪部の根元部分の強度が大きくなっているので、断面形状が四角形に近い給電線を装着するときでも、爪部が折れることを抑制できる。
また、テーパ部が、給電線保持部に保持された給電線が適正な位置にある場合に、給電線の位置ずれを検出するための検出光の通過を許容し、給電線が適正な位置にない場合に、検出光を遮るように設けられている構成では、このテーパ部により、比較的狭い空間に光軸が配置された検出光を用いて、給電線の位置ずれを精度よく検出することができる。また、補強部が、移動体の移動方向から視て円弧状に設けられる構成では、爪部とアーム部との境界部の補強を図りつつ、給電線保持部に保持される給電線の外形に合わせることができる。
また、アーム部の少なくとも一部が、弾性部分を含んで設けられ、爪部どうしが、弾性部分の弾性変形により互いに離れる方向に移動可能である構成では、給電線を給電線保持部に押し込むときなどに、一対のアーム部が容易に開くことがで、爪部にかかる負担を軽減できる。また、基部とアーム部とが、一体で設けられ、基部には、アーム部の基部側にそれぞれ凹部が設けられる構成では、凹部が設けられることでアーム部が延在方向に長くなり、一対のアーム部を容易に開くことができる。また、基部の、2つの凹部の間に、給電線保持部に保持された給電線の一部が当接する当接部が設けられる構成では、給電線保持部に保持された給電線が当接部に接触することで、給電線保持部において給電線を位置決めし、給電線の位置ずれを防止できる。
実施形態に係る給電線ホルダを用いた非接触給電設備の一例を示す図である。 図1の非接触給電設備の一部を拡大して示す図である。 給電線ホルダを拡大して示す側面図である。 給電線ホルダを拡大して示す平面図である。 給電線を給電線ホルダに装着する場合の一例を示し、(A)は装着前の状態を示す図であり、(B)は、給電線を押し込んだときの状態を示す図である。 移動体を上方から視た一例を示す平面図である。 移動体に備える検出装置の一例を示す側面図である。 検出装置による検出動作の一例を示す図である。 移動体に備える検出装置の他の例を示す側面図である。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこの実施形態に限定されない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。また、図面においては、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明している。このXYZ座標系においては、上下方向をZ方向とし、水平方向をX方向、Y方向とする。X方向とY方向とは、直交している。X方向は、後述する移動体Vが走行する方向である。移動体Vが走行する方向は、便宜上X方向とするが、直線方向であることに限定されず、曲線方向の場合もある。また、X、Y、Z方向の各方向について、矢印が指す方向を+方向(例えば、+X方向)と称し、その反対の方向を-方向(例えば、-X方向)と表現する。
図1は、実施形態に係る給電線ホルダを用いた非接触給電設備の一例を示す図である。図1に示すように、非接触給電設備1は、複数の給電線ホルダ2により支持される給電線3、3Aから、移動体Vにおける受電装置4に対して非接触で給電する。軌道Tは、例えば、工場等の建屋の天井C、又は天井Cの近傍に設けられた不図示のシステム天井から吊り金具5により吊り下げられて敷設される。本実施形態では、移動体Vとして天井搬送車(天井走行車)を例に挙げて説明するが、移動体Vが床上搬送車(床上走行車)であってもよい。移動体Vが床上搬送車である場合、軌道Tは、床面上又は床面近傍に敷設される。
給電線ホルダ2は、軌道Tに設けられたフレーム部21に取り付けられる。フレーム部21は、軌道Tに沿って設けられ、例えば、ボルト等の締結部材により軌道Tの下面に固定されている。給電線ホルダ2は、このフレーム部21に着脱可能に取り付けられている。従って、給電線ホルダ2は、フレーム部21に対して交換可能となっている。給電線ホルダ2は、軌道Tに沿って(移動体Vの移動方向に沿って)複数配置される。給電線ホルダ2の配置間隔は、一定間隔で規則的に配置されてもよいし、不規則に配置されてもよい。2本の給電線3、3Aは、給電線ホルダ2によって上下方向(Z方向)に所定間隔を維持した状態で支持されている。複数の給電線ホルダ2は、軌道Tの下面側に取り付けられている。給電線3、3Aは、複数の給電線ホルダ2で支持されることにより、軌道Tの下方において軌道Tに沿って配置される。なお、給電線ホルダ2の具体的な構成については後述する。
非接触給電設備1は、図1に示すように、移動体Vの受電装置4が走行方向(X方向)と直交する+Y側及び-Y側の両側に設けられている。この構成により、給電線3、3Aが軌道Tの右側又は左側のいずれかに切り替わるときでも、2つの受電装置4のいずれか一方で電力の供給を継続することができる。なお、図1に示す給電線3、3Aの配置は一例であり、この配置に代えて、軌道Tの右側及び左側のうちいずれか一方に給電線3、3Aが配置されてもよい。
移動体Vは、図1に示すように、受電装置4の他に、走行部7と、接続部8と、本体部9とを備えている。走行部7は、軌道Tの下側水平部分の上面に当接する複数の車輪10と、これら複数の車輪10のうち少なくとも1つを回転駆動させる駆動装置11とを有している。駆動装置11は、例えば、電動モータまたはリニアモータなどが用いられ、駆動するための電力として受電装置4から供給される電力が用いられる。接続部8は、走行部7から下方に延びて設けられ、走行部7と本体部9とを連結する。
本体部9は、例えば、移動体V(天井搬送車)の搬送対象である物品を保持して収容可能であり、物品を移載するための不図示の移載装置12を備えている。移載装置12は、例えば、物品を保持する保持機構、保持機構を昇降させる昇降機構、及び昇降機構(保持機構を含む)を横方向(Y方向)に突出させる横出し機構などを備えており、これら保持機構、昇降機構、及び横出し機構を駆動することにより、物品の移載先であるストッカ等の保管装置のロードポート又は処理装置のロードポート、物品の保管棚等に対して物品の受け渡しを行う。移載装置12の各機構を駆動するための電力として受電装置4から供給される電力が用いられる。また、本体部9は、上記した駆動装置11及び移載装置12を制御する制御装置13を備えている。この制御装置13に対して、受電装置4から電力が供給される。
また、走行部7と本体部9との間であって、接続部8の+Y側及び-Y側には、上記した受電装置4がそれぞれ設けられている。受電装置4は、コア40と、受電コイル50と、を備えている。コア40は、上下方向に延びたベース部41と、ベース部41から同一方向(Y方向)に平行に延びる3本の脚部42、43、44と、を有するE型のコアである。コア40は、例えばフェライトなどの磁性材料で形成されている。コア40は、例えば、ボルト等の締結部材により接続部8に固定されている。脚部42、43、44は上下方向に並び、かつ、中央の脚部43に対して上下の脚部42、44が同一又はほぼ同一の間隔で設けられている。中央の脚部43の先端にはフランジ部45が設けられている。
受電コイル50は、中央の脚部43に設けられている。例えば、エナメル等で被覆された銅線が脚部43に巻回されることにより、受電コイル50が形成されている。受電コイル50は、フランジ部45によって中央の脚部43から抜け止めされている。受電コイル50は、給電線3を流れる電流(高周波電流)によって生じた磁界により誘導電流を生じさせ、この誘導電流により、上記した駆動装置11、移載装置12、及び制御装置13に電力を供給する。なお、上記したコア40は、E型のコアであることに限定されない。例えば、ベース部41から2本の脚部が延びたコアが用いられてもよい。2本の脚部を持つコアの場合、受電コイル50は、2本の脚部のうち一方の脚部に巻回されて設けられる。
給電線ホルダ2は、同一方向に平行に延びる2本の梁部22、23と、梁部22、23の先端にそれぞれ設けられたホルダ部24、25と、を備えている。2本の梁部22、23のそれぞれは、フレーム部21への取り付け部分から水平方向に延びて設けられている。2本の梁部22、23は、上下方向に所定の間隔を空けて並んで設けられ、コア40の脚部42、43、44の間に入り込むように設けられている。
梁部22は、コア40の脚部42と受電コイル50との間に配置されるように設けられており、これにより梁部22の先端に設けられたホルダ部24がコア40の脚部42と受電コイル50との間に位置した状態となる。梁部23は、コア40の脚部44と受電コイル50との間に配置されるように設けられており、これにより梁部23の先端に設けられたホルダ部25がコア40の脚部44と受電コイル50との間に位置した状態となる。フレーム部21及び梁部22は、例えば、金属又は樹脂等で一体成型されてもよい。
図2は、図1の非接触給電設備1の一部を示す図である。給電線ホルダ2におけるホルダ部24、25は、2本の梁部22、23の先端にそれぞれ設けられている。ホルダ部24、25及び梁部22、23は、例えば、絶縁性の金属又は樹脂等により一体成型されている。また、ホルダ部24、25は、給電線3、3Aとの接触部分に絶縁膜が設けられる構成であってもよい。なお、ホルダ部24、25と梁部22、23とが別体に形成され、梁部22、23の先端にホルダ部24、25が固定される形態であってもよい。ホルダ部24は、梁部22の先端に設けられて給電線3を支持する。ホルダ部25は、梁部23の先端に設けられて給電線3Aを支持する。給電線3、3Aは、ホルダ部24、25に支持されることにより、図2に示すように、コア40に対してZ1方向及びY1方向においてそれぞれ位置決めされる。
図3は、ホルダ部24、25の要部を拡大して示す側面図である。図4は、ホルダ部24、25の要部を拡大して示す平面図である。図3及び図4に示すように、ホルダ部24は、基部24aと、アーム部24bと、爪部24cと、テーパ部24dと、補強部24eとを備える。基部24aは、梁部22の先端部分と一体であり、上下方向に延びて設けられている。アーム部24bは、基部24aから一方向に延在するように設けられ、基部24aの上端及び下端に1つずつ、つまり1つの基部24aにおいて一対設けられる。一対のアーム部24bは、基部24aと一体で設けられてもよいし、基部24aとは別に形成されたアーム部24bが基部24aに取り付けられてもよい。
基部24aの、一対のアーム部24bのそれぞれの根元部分には、凹部24fが設けられる。凹部24fは、基部24aの表面からアーム部24bの延在方向に凹入した形状を有する。基部24aに凹部24fが設けられることにより撓みやすくなり、例えば、一対のアーム部24bを容易に開くことが可能となる。なお、凹部24fが設けられるか否かは任意であり、凹部24fが設けられなくてもよい。また、アーム部24bの少なくとも一部は、弾性部分を含んで設けられる。このため、一対のアーム部24bを上下方向に開く場合、弾性部分の弾性変形によって先端側を容易かつ大きく広げることができる。
一対のアーム部24bの間には、給電線3を保持するスペースである給電線保持部24hが形成される。一対のアーム部24bは、給電線3を上下に挟むことにより、給電線保持部24hにおいて給電線3を保持可能である。アーム部24bは、先端側の端部(以下、先端部と表記する)が上下方向に開閉可能である。アーム部24bの先端部が上下方向に開くことにより、給電線3を給電線保持部24hに対して押し込むことができる。
爪部24cは、一対のアーム部24bのそれぞれの先端部に設けられる。爪部24cは、一対のアーム部24bが対向する側に突出して設けられる。爪部24cは、給電線保持部24hに保持される給電線3の抜けを規制する。また、基部24aには、2つの凹部24fの間に、給電線保持部24hに保持された給電線3の一部が当接する当接部24gが設けられている。従って、給電線保持部24hに保持された給電線3は、一部が当接部24gに当接し、かつ、爪部24cにより抜けが規制されることでホルダ部24において位置決めされる。すなわち、給電線3は、給電線保持部24hにおいて、一対のアーム部24bに挟まれることでZ1方向に位置決めされ、爪部24cと当接部24gとに挟まれることでY1方向に位置決めされる。
爪部24cの先端側は、給電線保持部24h側に傾斜している。このため、ホルダ部24の外側から給電線3を爪部24c側に押し付けた場合、給電線3が爪部24cの先端側の傾斜部分に当接し、一対のアーム部24bが上下方向に開く方向に力を作用させることができる。その結果、爪部24c同士が互いに離れる方向に移動し、給電線3を給電線保持部24hまで押し込みやすくなる。また、上記のように、アーム部24bの少なくとも一部には弾性部分が含まれるため、この弾性部分が弾性変形することで一対のアーム部24bが大きく広がり、爪部24c同士を上下方向に容易かつ大きく開くことが可能となる。このため、給電線3を給電線保持部24hに押し込むときに、爪部24cにかかる負担が軽減される。
テーパ部24dは、アーム部24bのそれぞれの先端側の端部において、一対のアーム部24bが対向する側とは反対側に設けられる。テーパ部24dは、先端側に向けて給電線保持部24h側に傾斜するように設けられる。アーム部24bの近傍は、後述する検出部66の検出光DLが通過する領域となる。また、テーパ部24dが設けられることで、その部分ではアーム部24bの先端部(爪部24cとアーム部24bとの境界部)における外側(給電線保持部24hの反対側)の肉が肉薄とされた(切り欠かれた、削られた)状態となっている。
補強部24eは、爪部24cとアーム部24bとの境界部における、給電線保持部24hの側に設けられる。すなわち、テーパ部24dが設けられることで肉薄となった部分の内側に補強部24eが設けられることにより、爪部24cの根元部分の強度が大きくなっており、爪部24cが折れにくい形態となっている。補強部24eは、図3に示すように、移動体Vの移動方向から視て(X方向から視て)円弧状に設けられる。補強部24eが円弧状に設けられることにより、爪部24cとアーム部24bとの境界部の補強を図りつつ、給電線保持部24hに保持される給電線3の外形に合わせることができる。
なお、ホルダ部24及びホルダ部25は、同様の構成を有している。ホルダ部25は、ホルダ部24と同様に、基部25aと、一対のアーム部25bと、爪部25cと、テーパ部25dと、補強部25eと、凹部25fと、当接部25gとが設けられる。一対のアーム部25bの間には、給電線3Aを保持する給電線保持部25hが形成される。ホルダ部25の各部の構成については、上述したホルダ部24の各部の構成の説明を適用できる。
給電線3、3Aは、例えば外周をチューブ等により被覆されて形成される。給電線3、3Aは、延在方向(X方向)に垂直な断面が、角部に丸みを帯びた長方形状である。給電線3、3Aの断面形状を長方形状に近い形状とすることにより、給電線3、3Aの電流量を増加させることが可能となる。給電線3、3Aの断面形状において、長方形状の短手方向がZ1方向であり、Z1方向と直交する長方形状の長手方向がY1方向である。本実施形態において、Z1方向は、Z方向と平行であり、Y1方向は、Y方向と平行である。給電線3、3Aにおいて、Z1方向の長さと、Y1方向の長さとの比は任意である。
給電線3、3Aは、例えばリッツ線であり、数十本から数百本の銅線が撚り合された束を複数(例えば6本)備え、それら複数の束がさらに撚り合されたものの外周が、例えば絶縁体から成るチューブにより被覆されて形成される。各銅線にはエナメル等により被覆されていてもよい。給電線3、3Aは、任意の手法で作成される。例えば、先ず、数十本から数百本の銅線を撚った状態で複数本の小径のチューブにそれぞれ収容し、このチューブを複数本撚った後にこれをチューブにより外周を被覆することで円形状又は楕円形状の給電線が形成される。この給電線を所望のZ1方向の長さ及びY1方向の長さとなるように押し潰すことで、断面形状が長方形状となった給電線3、3Aを得ることができる。なお、給電線3、3Aは、断面形状が長方形状であることに限定されない。例えば、給電線3、3Aは、断面形状が正方形状、平行四辺形状、楕円形状、長円形状、又は円形状であってもよい。
給電線3、3Aには相互に逆向きの電流が流される。例えば、図2において、給電線3には図面手前側から奥側へ向かう電流が流され、給電線3Aには図面奥側から手前側へ向かう電流が流される。図2に示すように、給電線3、3Aが受電コイル50をZ方向の両側から挟むように配置された構成において、上記のように給電線3、3Aに電流が流されることで、給電線3、3Aの周囲に発生させられた磁界が受電コイル50に相乗的に作用し、1本の給電線3のみ備えた構成に比べて大きな誘導電流が受電コイル50において得られる。
図5は、給電線3、3Aを給電線ホルダ2に装着する場合の一例を示し、(A)は装着前の状態を示す図であり、(B)は、給電線3、3Aを押し込んだときの状態を示す図である。給電線3、3Aを給電線ホルダ2のホルダ部24、25に装着する場合、図5(A)に示すように、給電線3、3Aをアーム部24b、25bの先端側に配置する。この状態から、給電線3、3Aをホルダ部24、25側に押し付けることにより、給電線3、3Aが爪部24c、25cの先端側の傾斜部分に当接する。
給電線3、3Aをホルダ部24、25側にさらに押し付けると、給電線3、3Aを押し付ける力により、爪部24c、25cが上下方向にそれぞれ移動する。このとき、本実施形態では、爪部24cとアーム部24bとの境界部に補強部24eが設けられているので、爪部24cが容易に破損するのを防止できる。爪部24c、25cの移動とともに、一対のアーム部24b、25bが上下方向に開くように移動し、図5(B)に示すように、給電線3、3Aが2つの爪部24c、25cの間に入り込む。
本実施形態では、基部24a、25aに凹部24f、25fが設けられるため、一対のアーム部24b、25bが延在方向に長く、一対のアーム部24b、25bが容易に開くような構成となっている。また、一対のアーム部24b、25bの少なくとも一部に弾性部分を有するため、一対のアーム部24b、25bが弾性変形により容易に開き、給電線3、3Aをスムーズに押し込むことができる。給電線3、3Aが給電線保持部25hに達すると、一対のアーム部24b、25bが元の状態に戻ることで、爪部24c、25cが給電線3、3Aの抜けを規制した状態となり、給電線3、3Aは、ホルダ部24、25(給電線ホルダ2)に保持される(図3参照)。
図6は、移動体Vを上方から視た一例を示す平面図である。移動体Vの走行時において、受電装置4のコア40に対して給電線3、3Aが適切に位置していることが必要であり、移動体Vは、給電線3、3Aの位置が適切か否かを検出する検出装置6を備えている。図6に示すように、移動体Vは、走行方向前方の前方側移動体VAと、走行方向後方の後方側移動体VBとで構成される。前方側移動体VAと後方側移動体VBとは、連結部Jにおいて連結されて一体として走行する。前方側移動体VA及び後方側移動体VBは、一方が駆動用の移動体であって他方が従動用の移動体であってもよいし、双方が駆動用の移動体であってもよい。前方側移動体VA及び後方側移動体VBによって、1つの本体部9が吊り下げられている。
受電装置4は、後方側移動体VBに設けられ、検出装置6は、前方側移動体VAに設けられる。なお、受電装置4及び検出装置6の配置は、図6に示す構成に限定されない。例えば、前方側移動体VAに受電装置4が設けられ、後方側移動体VBに検出装置6が設けられてもよいし、前方側移動体VA及び後方側移動体VBのいずれか一方に受電装置4及び検出装置6の双方が設けられてもよい。なお、検出装置6が前方側移動体VAに設けられることで、移動体Vの走行時において、早期に給電線3、3Aの位置が適切でないことを検出することができる。
図7は、移動体Vに備える検出装置6の一例を示す図である。図7に示すように、検出装置6は、コア60と、検出部66、67とを有する。コア60は、上下方向に延びたベース部61と、ベース部61から同一方向(Y方向)に平行に延びる4本の脚部62、63、64、65とを有する。4本の脚部62、63、64、65のうち、2本の脚部62、63は、給電線3(ホルダ部24)に対して上下方向の両側に配置される。また、2本の脚部64、65は、給電線3A(ホルダ部25)に対して上下方向の両側に配置される。コア60は、受電装置4のコア40とZ1方向及びY1方向の位置が同一又はほぼ同一となるように配置される。
検出部66、67は、ホルダ部24、25に保持された給電線3、3Aが上下方向において適正な位置にあるか否かを検出する。検出部66は、発光部66aと受光部66bとを有する。発光部66aは、脚部62の先端部及び脚部63の先端部に1つずつ配置される。発光部66aは、ベース部61に向けてホルダ部24側に傾いた角度で検出光DLを射出する。発光部66aは、ホルダ部24のテーパ部24dに沿って検出光DLが進行するように設けられる。テーパ部24dは、移動体Vの走行方向(X方向)から視て、検出光DLと平行又はほぼ平行となるように設けられている。また、テーパ部24dは、給電線保持部24hに保持された給電線3が適正な位置にある場合には検出光DLの通過を許容するように設けられている。受光部66bは、ベース部61に配置される。受光部66bは、発光部66aごとに設けられる。受光部66bは、対応する発光部66aからの検出光DLを受光した場合、電気信号に変換して制御装置13に送信する。
同様に、検出部67は、発光部67aと受光部67bとを有する。発光部67aは、脚部64の先端部及び脚部65の先端部に1つずつ配置される。発光部67aは、ベース部61に向けてホルダ部25側に傾いた角度で検出光DLを射出する。受光部67bは、ベース部61に配置される。発光部67aは、ホルダ部25のテーパ部25dに沿って検出光DLが進行するように設けられる。テーパ部25dは、移動体Vの走行方向(X方向)から視て、検出光DLと平行又はほぼ平行となるように設けられている。また、テーパ部25dは、給電線保持部25hに保持された給電線3が適正な位置にある場合には検出光DLの通過を許容するように設けられている。受光部67bは、発光部67aごとに設けられる。受光部67bは、対応する発光部67aからの検出光DLを受光した場合、電気信号に変換して制御装置13に送信する。
図8は、検出装置6による検出動作の一例を示す図である。図8では、検出部66を例として示している。図8に示すように、給電線3が適正な位置に対して上方にずれている場合、給電線3の上側に配置される脚部62の先端に取り付けられる発光部66aからの上側の検出光DLは、ホルダ部24が検出光DLの光路上に位置するため、ホルダ部24によって遮光される。このため、上側の検出光DLは受光部66bで受光されないので、受光部66bからの電気信号が制御装置13に送信されないことになる。制御装置13は、電気信号の送信が所定時間滞った場合、給電線3、3Aが上方向にずれていると判定することができる。
また、図示しないが、給電線3が適正な位置に対して下方にずれている場合、給電線3の下側に配置される脚部62の先端に取り付けられる発光部66aからの下側の検出光DLは、ホルダ部24が検出光DLの光路上に位置するため、ホルダ部24によって遮光される。このため、下側の検出光DLは受光部66bで受光されないので、受光部66bからの電気信号が制御装置13に送信されないことになる。制御装置13は、電気信号の送信が所定時間滞った場合、給電線3、3Aが下方向にずれていると判定することができる。なお、図8では、検出部66を例に挙げて説明しているが、検出部67についても同様の説明が可能である。
制御装置13は、給電線3、3Aが上方向又は下方向にずれていると判定した場合、給電線3、3A又はホルダ部24、25がコア60又はコア40と接触する可能があるとして移動体Vの走行を停止させてもよい。また、制御装置13は、給電線3、3Aが上方向又は下方向にずれていることを、ずれている位置を示す情報とともに、例えば上位のコントローラに送信してもよい。
図9は、移動体Vに備える検出装置6の他の例を示す側面図である。本実施形態において、検出装置6は、検出部68を有する。検出部68は、ホルダ部24、25に保持された給電線3、3Aが水平方向(Y2方向)において適正な位置からコア60(コア40)に接近したか否かを検出する。検出部68は、発光部68aと、受光部68bとを有する。発光部68aは、コア60の脚部63に設けられる。発光部68aは、脚部63に向けて上下方向(Z1方向)に検出光DTを射出する。受光部68bは、脚部63に設けられ、発光部67aからの検出光DLを受光する。給電線保持部25hに保持された給電線3、3Aが、水平方向(Y2方向)において適正な位置にある場合には検出光DTの通過が許容され、給電線3、3Aがコア60(コア40)に接近した場合にはホルダ部24、25により検出光DTが遮られる。受光部68bは、検出光DTを受光した場合、電気信号に変換して制御装置13に送信する。
例えば、移動体Vの走行中において、給電線3、3Aが-Y方向にずれて、ホルダ部24、25が検出光DTの光路上に配置される場合(給電線3、3Aがコア60に接近した場合)、検出光DTがホルダ部24、25により遮光される。制御装置13は、電気信号の送信が所定時間滞った場合、給電線3、3Aが適正な位置からコア60(コア40)に接近していると判定することができる。
制御装置13は、給電線3、3Aがコア60(コア40)に接近していると判定した場合、給電線3、3A又はホルダ部24、25がコア60又はコア40と接触する可能があるとして移動体Vの走行を停止させてもよい。また、制御装置13は、給電線3、3Aが水平方向(Y2方向)において適正な位置からずれていることを、ずれている位置を示す情報とともに、例えば上位のコントローラに送信してもよい。
このように、本実施形態の給電線ホルダ2によれば、爪部24c、25cとアーム部24b、25bとの境界部に補強部24e、25eを備えるので、アーム部24b、25bがテーパ部24d、25dを備える形態であっても爪部24c、25cの根元部分の強度を大きくして、爪部24c、25cを折れにくくすることができる。その結果、断面形状が四角形に近い給電線3、3Aを押し込んで装着するときでも、爪部24c、25cの根元部分が折れることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態に限定されない。上記した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者において明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。上記した実施形態等で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上記した実施形態等で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。
T・・・軌道
V・・・移動体
DL、DT・・・検出光
AX・・・光軸
1・・・非接触給電設備
2・・・給電線ホルダ
3、3A・・・給電線
4・・・受電装置
6・・・検出装置
13・・・制御装置
24、25・・・ホルダ部
24a、25a・・・基部
24b、25b・・・アーム部
24c、25c・・・爪部
24d、25d・・・テーパ部
24e、25e・・・補強部
24f、25f・・・凹部
24g、25g・・・当接部
24h、25h・・・給電線保持部
50・・・受電コイル
66、67、68・・・検出部
66a、67a、68a・・・発光部
66b、67b、68b・・・受光部

Claims (6)

  1. 移動体の移動経路に沿って配置される給電線を保持する給電線ホルダであって、
    基部から一方向に延在する一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部の間に設けられた給電線保持部と、
    前記アーム部それぞれの端部において、前記一対のアーム部が対向する側に突出して設けられ、前記給電線保持部に保持される前記給電線の抜けを規制する爪部と、
    前記アーム部それぞれにおける、前記一対のアーム部が対向する側とは反対側に設けられ、前記端部の先端側に向けて前記給電線保持部側に傾斜するテーパ部と、
    前記爪部と前記アーム部との境界部における、前記給電線保持部の側に設けられた補強部と、を備え、
    前記補強部は、前記境界部における前記給電線保持部の側に臨む面と前記テーパ部との間の肉厚が、前記給電線保持部の側に厚くなるように形成される、給電線ホルダ。
  2. 前記テーパ部は、前記移動体の移動方向から視て、前記給電線ホルダの上下のそれぞれに、前記給電線の位置ずれを検出するための検出光が前記アーム部の延在方向に対して斜めに配置される状態において、前記給電線保持部に保持された前記給電線が適正な位置にある場合に、前記検出光の通過を許容する、請求項1に記載の給電線ホルダ。
  3. 前記補強部は、前記境界部における前記給電線保持部の側に臨む面が円弧状に形成される、請求項1又は請求項2に記載の給電線ホルダ。
  4. 前記アーム部の少なくとも一部は、弾性部分を含んで設けられ、
    前記爪部どうしは、前記弾性部分の弾性変形により互いに離れる方向に移動可能である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給電線ホルダ。
  5. 前記基部と前記アーム部とは、一体で設けられ、
    前記基部には、前記アーム部の基部側にそれぞれ凹部が設けられる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給電線ホルダ。
  6. 前記基部の、2つの前記凹部の間には、前記給電線保持部に保持された前記給電線の一部が当接する当接部が設けられる、請求項5に記載の給電線ホルダ。
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