JP7024545B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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本発明は、温風と冷風を混合させてリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材を有する車両用空調装置に関するものである。
従来、温風が流れる温風通路と、冷風が流れる冷風通路と、温風と冷風とが合流する合流部分と、を備え、合流部分にて温風と冷風を合流させて温度調整した空気を吹出口から吹き出すようにした車両用空調装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-240495号公報
このような車両用空調装置として、さらに、暖風と冷風を混合させて車両の後席の乗員に向けて送風するリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材を有し、このグリッド部材からダクトを介してリアフェイス吹出口へ暖風と冷風を混合させた空気を送風するようにしたものがある。
図11に示すように、グリッド部材50は、暖風が流れる暖風通路51と冷風が流れる冷風通路52との間を仕切る仕切壁53と、暖風と冷風を合流される合流部54と、合流部54に配置され暖風通路51および冷風通路52を開閉するリアフェイスドア55と、を有している。
また、リアフェイスドア55は、回動軸551と、この回動軸551を中心として回動するドア部552を有し、回動軸551を中心としてドア部552が回動することにより暖風通路51および冷風通路52の各通路面積を調節するようになっている。そして、回動軸551と仕切壁53との間には、リアフェイスドア55の回動を許容するための隙間53aが形成される。
このような装置では、グリッド部材50からリアフェイス吹出口までの距離が長くなるため、グリッド部材50とリアフェイス吹出口との間に配置されるダクトを流れる空気のの通風抵抗が大きくなる。このため、グリッド部材50に空気が流入し難く、フロントフェイス吹出口やフット吹出口に空気を導入する通路に空気が流れ易くなる。つまり、リアフェイス吹出口まで空気が届き難くなる。
また、エバポレータによって加熱される暖風は、エバポレータが圧損となり、冷風よりも風速が低下しやすい。このため、図11に示すように、冷風通路52からの冷風が回動軸551と仕切壁53との隙間53aに入り込み、この冷風が暖風の一部を押し戻してしまうため、リアフェイス吹出口に十分な暖風を導入することができなくなってしまう。特に、暖風通路51に導入される暖風の風量が少ない場合に、リアフェイス吹出口から送風される空気の温度が低下してしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、暖風の風量が少な場合でもリアフェイス吹出口から送風される送風空気の温度低下を抑制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、暖風と冷風を混合させて車両のリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材(30)を有する車両用空調装置であって、グリッド部材は、暖風が流れる暖風通路(31)と冷風が流れる冷風通路(32)との間を仕切る仕切壁(33)と、暖風と冷風とを合流させる合流部(34)と、合流部に配置されたドア部材(35)と、を備え、ドア部材は、回動軸(351)と、該回動軸を中心として回動するドア部(352)と、を有し、回動軸を中心としてドア部が回動することにより暖風通路および冷風通路の各通路面積を調節するようになっており、仕切壁と回動軸との間には隙間(33a)が形成されており、仕切壁には、冷風が隙間を介して暖風通路へ流入するのを防止するためのリブ(330)が形成されている。
このような構成によれば、仕切壁には、冷風が隙間を介して暖風通路へ流入するのを防止するためのリブ(330)が形成されているので、このリブにより冷風通路52からの冷風が回動軸551と仕切壁53との隙間53aに入り込むのが防止される。したがって、暖風の風量が少な場合でもリアフェイス吹出口から送風される送風空気の温度低下を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の車両用空調装置の全体構成を示した図である。 図1中のII-II部分断面図である。 第1実施形態の車両用空調装置のグリッド部材の正面図である。 第1実施形態の車両用空調装置のグリッド部材の右側面図である。 第1実施形態の車両用空調装置のグリッド部材の分解斜視図である。 第1実施形態の車両用空調装置のグリッド部材の構成を示した図である。 第1実施形態のグリッド部材の内部を流れる暖風および冷風の流れを示した図である。 第2実施形態の車両用空調装置のグリッド部材の構成を示した図である。 第2実施形態のグリッド部材のリアフェイスドアの外観図である。 第2実施形態のグリッド部材の内部を流れる暖風および冷風の流れを示した図である。 グリッド部材の課題について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る車両用空調装置の構成について図1~図7を用いて説明する。各図における矢印DR1、DR2は、車両用空調装置1が搭載される車両の向きを示している。すなわち、矢印DR1は、車両の上下方向を示し、矢印DR2は、車両の前後方向を示している。
車両用空調装置1は、車両用空調ユニット10(以下、単に空調ユニット10と呼ぶ)および送風機ユニット20を備えている。空調ユニット10は、エンジンルームに配置されたコンプレッサおよびコンデンサ等から構成される冷凍サイクルの一部を構成している。空調ユニット10は、車室内前部の計器盤内側において、車両幅方向の略中央部に配置される。
送風機ユニット20は、計器盤内側において助手席側にオフセット配置される。この送風機ユニット20は、周知のごとく、車室外空気である外気または車室内空気である内気を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱に導入された空気を送風する遠心式送風機(いずれも図示せず)とを備えている。この送風機ユニット20の送風空気は、空調ユニット10に流入するようになっている。
図2に示すように、空調ユニット10は、空調ケース11、蒸発器12、ヒータコア13およびエアミックスドア14を備えている。蒸発器12、ヒータコア13、エアミックスドア14は、空調ケース11の内部に配置されている。
空調ケース11における送風空気の入口部に蒸発器12が配置されている。蒸発器12は、周知のように空調用冷凍サイクルの減圧器(図示せず)にて減圧された低圧冷媒が導入され、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却するようになっている。
空調ケース11内において、蒸発器12の空気流れ下流側にヒータコア13が配置されている。このヒータコア13は、車両エンジン(図示せず)からの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱する温水式暖房用熱交換器である。
ヒータコア13より蒸発器12側の部位には、上側と下側に並んで2つのエアミックスドア14が配置されている。上側に配置されたエアミックスドア14は、ヒータコア13のうち上側に形成される空気通路を開閉する開閉ドアとして機能し、下側に配置されたエアミックスドア14は、ヒータコア13のうち下側に形成される空気通路を開閉する開閉ドアとして機能する。
上側に配置されたエアミックスドア14が、ヒータコア13の上側に形成された空気通路を閉じると、蒸発器12から流出した冷風は、ヒータコア13を迂回してヒータコア13の上側に形成される空気通路へと流れる。このヒータコア13を迂回した冷風は、ヒータコア13によって加熱されることなくヒータコア13の空気流れ下流側へに到達する。
また、上側に配置されたエアミックスドア14が、ヒータコア13の上側に形成された空気通路を開くと、蒸発器12から流出した冷風は、ヒータコア13に流入し、このヒータコア13により加熱される。
また、下側に配置されたエアミックスドア14が、ヒータコア13の下側に形成された空気通路を閉じると、蒸発器12から流出した冷風は、ヒータコア13を迂回してヒータコア13の下側に形成される空気通路へと流れる。このヒータコア13を迂回した冷風は、ヒータコア13によって加熱されることなくヒータコア13の空気流れ下流側へに到達する。
また、下側に配置されたエアミックスドア14が、ヒータコア13の下側に形成された空気通路を開くと、蒸発器12から流出した冷風は、ヒータコア13に流入し、このヒータコア13により加熱される。
エアミックスドア14は、図示しないECUからの信号に応じて動作するアクチュエータによって駆動される。上側に配置されたエアミックスドア14および下側に配置されたエアミックスドア14は、全体として暖風と冷風の風量割合を調整する風量割合調整装置として機能する。
空調ケース11の上部には、車両のデフロスタ吹出口に向けて空気を送風するデフロスタ開口部100および車両のフェイス吹出口に向けて空気を送風するフェイス開口部101が形成されている。
また、空調ケース11の車両後方側の下部には、空調ケース11内の空気を車両の後席の乗員に向けて送風するリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材30が配置されている。なお、図2では、グリッド部材30にハッチングを示してある。リアフェイス吹出口は、運転席と助手席の間に配置されたセンターコンソールの車両後部側の端部に配置されている。
上側に配置されたエアミックスドア14により暖風と冷風の風量割合が調整された送風空気は、主にデフロスタ開口部100およびフェイス開口部101から送風される。また、下側に配置されたエアミックスドア14により暖風と冷風の風量割合が調整された送風空気は、主にリアフェイス吹出口から送風される。
図3~図6に示すように、グリッド部材30は、暖風が流れる暖風通路31と冷風が流れる冷風通路32との間を仕切る仕切壁33を有するリアフェイスグリッド30aと、仕切壁33の一端側に形成され、暖風と冷風を合流される合流部34と、を有している。さらに、グリッド部材30は、合流部34に配置され暖風通路31および冷風通路32を開閉するリアフェイスドア35と、暖風および冷風を合流した空気をリアフェイス吹出口に導くためのダクトに接続されるダクト開口部36を有するダクト接続部30bと、を有している。なお、リアフェイスドア35は、合流部34に配置された板状のドア部材に相当する。
リアフェイスグリッド30aおよびダクト接続部30bは、それぞれ開口部を有しており、互いの開口部が嵌合し合って空気が流れる空気通路を形成している。リアフェイスグリッド30aおよびダクト接続部30bは、それぞれ樹脂により構成されている。
リアフェイスドア35は、リアフェイスグリッド30aおよびダクト接続部30bにより形成される空気通路内に配置されている。
リアフェイスドア35は、回動軸351と、この回動軸351を中心として回動する板状のドア部352を有している。リアフェイスドア35は、ドア部352と回動軸351とを一体成形した、いわゆるバタフライドアとして構成されている。リアフェイスドア35は、回動軸351を中心としてドア部352が回動することにより暖風通路31および冷風通路32の各流路面積を調節するようになっている。なお、図6において、リアフェイスドア35が暖風通路31および冷風通路32を閉じた状態を点線で示してある。
リアフェイスドア35と仕切壁33との間には、リアフェイスドア35の回動を許容するための隙間33aが形成される。
グリッド部材30の暖風通路31には、ヒータコア13により加熱された暖風が流入し、グリッド部材30の冷風通路32には、蒸発器12により冷却された冷風が流入する。ここで、リアフェイスドア35が暖風通路31および冷風通路32をそれぞれ閉じている場合には、暖風通路31を流れる暖風と冷風通路32を流れる冷風は、合流部34で合流することはない。
また、リアフェイスドア35が暖風通路31および冷風通路32をそれぞれ開いている場合には、暖風通路31を流れる暖風と冷風通路32を流れる冷風は、合流部34で合流し、暖風と冷風を混合した混合風がダクト接続部30bに設けられたダクト開口部36から送風される。なお、リアフェイスドア35の位置によって暖風と冷風の混合比率が異なるよう構成されている。
そして、暖風と冷風を混合した混合風がダクト接続部30bに設けられたダクト開口部36から送風される。さらに、ダクト開口部36から送風された混合風は、ダクトを通ってリアフェイス吹出口(いずれも図示せず)から車両の後席の乗員に向けて吹き出される。
本実施形態の車両用空調装置は、図7に示すように、グリッド部材30の仕切壁33に、冷風が隙間33aを介して暖風通路31へ流入するのを防止するためのリブ330が形成されている。具体的には、車両用空調装置は、仕切壁33における合流部34側の端部から冷風通路32の中央側に突出するリブ330を有している。リブ330は、合流部34と一体化されている。
また、リブ330の高さは、5ミリメートル程度となっている。リブ330の高さを高くしすぎると、冷風通路32を流れる冷風の圧力損失が増大してしまうが、リブ330の高さを5ミリメートル程度とすることで、冷風通路32を流れる冷風への圧力損失を増大させないようにすることが可能である。すなわち、リブ330を設けても、冷風通路32を流れる冷風の風量は確保される。
また、リブ330により、冷風通路32を流れる冷風の全てを合流部34にへと向かわせ、リアフェイス吹出口から送風させることが可能となる。冷風通路32を流れる冷風の全てが合流部34に向かうようになることで、この冷風の流によって暖風が吸引されるので、損失を生じさせることなく、冷風と暖風を合流させることができる。
また、このリブ330により、冷風通路32を流れる冷風が隙間33aを介して暖風通路31へ流入するのが防止される。すなわち、冷風通路32からの冷風がリアフェイスドア35と仕切壁33との隙間33aに入り込んで、この冷風が暖風の一部を押し戻してしまい、リアフェイス吹出口に十分な暖風を導入することができなくなるといったことが防止される。
以上、説明したように、本実施形態の車両用空調装置は、暖風と冷風を混合させて車両のリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材30を有する。そして、グリッド部材30は、暖風が流れる暖風通路31と冷風が流れる冷風通路32との間を仕切る仕切壁33と、暖風と冷風とを合流させる合流部34と、合流部34に配置されたドア部材35と、を備えている。また、ドア部材35は、回動軸351と、該回動軸351を中心として回動するドア部352と、を有し、回動軸351を中心としてドア部352が回動することにより暖風通路31および冷風通路32の各通路面積を調節するようになっている。また、グリッド部材30の仕切壁33に、冷風が隙間33aを介して暖風通路31へ流入するのを防止するためのリブ330が形成されている。したがって、このリブ330により、暖風の風量が少な場合でもリアフェイス吹出口から送風される送風空気の温度低下を抑制することができる。
また、リブ330は、仕切壁33から冷風通路32の中央側に突出している。このように、仕切壁33から冷風通路32の中央側に突出するようにリブ330を形成することで、冷風が隙間33aを介して暖風通路31へ流入するのを防止することができる。
また、リブ330は、仕切壁33における合流部34側の端部に形成されている。具体的には、リブ330は、仕切壁33における合流部34側の端部から冷風通路32の中央側に突出している。このように、仕切壁33における合流部34側の端部から冷風通路32の中央側に突出するようリブ330を形成することで、より確実に冷風が隙間33aを介して暖風通路31へ流入するのを防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る車両用空調装置の構成について図8~図10を用いて説明する。本実施形態の車両用空調装置は、上記第1実施形態の車両用空調装置と比較して、リアフェイスドア35の構成が異なる。
図8~図9に示すように、本実施形態のリアフェイスドア35は、回動軸351と、該回動軸351を中心として回動する板状のドア部352と、回動軸351とドア部352とを回動軸351の軸方向と交差する方向に離した位置で連結する2つの連結部354と、を有している。
回動軸351は、ドア部352の一面側に配置されている。また、連結部354は、それぞれ板状を成しており、ドア部352の回動軸351の軸方向両端部に配置されている。
回動軸351は、軸心が一致するよう配置された第1回動軸351aおよび第2回動軸351bを有し、第1の回動軸351aの軸心と第2の回動軸351bの軸心が一致するよう配置されている。第1、第2の回動軸351a、351bは、2つの連結部354の互いに対向する面と反対面側の面に形成されている。すなわち、2つの連結部354の間に、回動軸351が存在しないよう構成されている。
リアフェイスドア35は、回動軸351を中心としてドア部352が回動することにより暖風通路31および冷風通路32の各通路面積を調節するようになっている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、図10に示すように、回動軸351は、ドア部352の一面側に配置され、リアフェイスドア35は、回動軸351とドア部352とを回動軸351の軸方向と交差する方向に離れた位置で連結する連結部354を有している。そして、ドア部352の他面側に暖風通路31からの暖風の一部が流れる第1流路311が形成され、回動軸351、連結部354およびドア部352により暖風通路31からの暖風の残りの一部が流れる第2流路312が形成される。
したがって、暖風通路31からの暖風を、ドア部352の他面側に形成される第1流路311とドア部352の一面側に形成される第2流路312の両側を通って合流部34に流入させることができるので、より多くの流量の暖風をリアフェイス吹出口から送風させることができる。
また、連結部354は、板状を成しており、ドア部352の回動軸351の軸方向一端部とドア部352の回動軸351の軸方向他端部に配置されている。また、回動軸351は、軸心が一致するように配置された第1、第2の回動軸351a、351bを有している。そして、第1、第2の回動軸351a、351bは、2つの連結部354の互いに対向する面と反対面側の面に形成されている。
したがって、2つの連結部354の間に回動軸351が存在しないよう構成することができ、第2流路312の通路面積をより大きくすることができ、さらに多くの流量の暖風をリアフェイス吹出口から送風させることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第2実施形態では、2つの連結部354の間に、回動軸351が存在しないよう構成したが、2つの連結部354の間に、回動軸351が存在するよう構成することもできる。
(2)上記各実施形態では、仕切壁33における合流部34側の端部から冷風通路32側に突出するリブ330を設けたが、リブ330は、仕切壁33における合流部34側の端部以外の部位に設けることもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車両用空調装置は、暖風と冷風を混合させて車両のリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材を有している。そして、グリッド部材は、暖風が流れる暖風通路と冷風が流れる冷風通路との間を仕切る仕切壁と、暖風と冷風とを合流させる合流部と、合流部に配置されたドア部材と、を備えている。
また、ドア部材は、回動軸と、該回動軸を中心として回動するドア部と、を有し、回動軸を中心としてドア部が回動することにより暖風通路および冷風通路の各通路面積を調節するようになっている。また、仕切壁と回動軸との間には隙間が形成されている。そして、仕切壁には、冷風が隙間を介して暖風通路へ流入するのを防止するためのリブが形成されている。
また、第2の観点によれば、リブは、仕切壁から冷風通路の中央側に突出している。このように、仕切壁から冷風通路の中央側に突出するようにリブを形成することで、冷風が隙間を介して暖風通路へ流入するのを防止することができる。
また、第3の観点によれば、リブは、仕切壁における合流部側の端部に形成されている。このように、仕切壁における合流部側の端部にリブを形成することで、より確実に冷風が隙間を介して暖風通路へ流入するのを防止することができる。
また、第4の観点によれば、回動軸は、ドア部の一面側に配置され、
ドア部材は、回動軸とドア部とを回動軸の軸方向と交差する方向に離れた位置で連結する連結部を有している。また、ドア部の他面側に暖風通路からの暖風の一部が流れる第1流路が形成され、回動軸、連結部およびドア部により暖風通路からの暖風の残りの一部が流れる第2流路が形成されている。
したがって、暖風通路からの暖風を、ドア部の他面側に形成される第1流路とドア部の一面側に形成される第2流路の両側を通って合流部に流入させることができるので、より多くの流量の暖風をリアフェイス吹出口から送風させることができる。
また、第5の観点によれば、回動軸は、軸心が一致するように配置された第1、第2の回動軸を有している。また、連結部は、それぞれ板状を成しており、第1、第2の回動軸の軸方向一端部と軸方向他端部に配置されており、第1、第2の回動軸は、2つの連結部の互いに対向する面と反対面側の面に形成されている。
したがって、2つの連結部の間に回動軸が存在しないよう構成することができ、第2流路の通路面積をより大きくすることができ、さらに多くの流量の暖風をリアフェイス吹出口から送風させることができる。
1 車両用空調装置
10 車両用空調ユニット
11 空調ケース
30 グリッド部材
30a リアフェイスグリッド
30b ダクト接続部
31 暖風通路
32 冷風通路
33 仕切壁
33a 隙間
330 リブ
34 隙間
35 リアフェイスドア
351 回動軸
352 ドア部
354 連結部

Claims (5)

  1. 暖風と冷風を混合させて車両のリアフェイス吹出口に導くためのグリッド部材(30)を有する車両用空調装置であって、
    前記グリッド部材は、
    前記暖風が流れる暖風通路(31)と前記冷風が流れる冷風通路(32)との間を仕切る仕切壁(33)と、
    前記暖風と前記冷風とを合流させる合流部(34)と、
    前記合流部に配置されたドア部材(35)と、を備え、
    前記ドア部材は、回動軸(351)と、該回動軸を中心として回動するドア部(352)と、を有し、前記回動軸を中心として前記ドア部が回動することにより前記暖風通路および前記冷風通路の各通路面積を調節するようになっており、
    前記仕切壁と前記回動軸との間には隙間(33a)が形成されており、
    前記仕切壁には、前記冷風が前記隙間を介して前記暖風通路へ流入するのを防止するためのリブ(330)が形成されている車両用空調装置。
  2. 前記リブは、前記仕切壁から前記冷風通路の中央側に突出している請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記リブは、前記仕切壁における前記合流部側の端部に形成されている請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記回動軸は、前記ドア部の一面側に配置され、
    前記ドア部材は、前記回動軸と前記ドア部とを前記回動軸の軸方向と交差する方向に離れた位置で連結する連結部(354)を有し、
    前記ドア部の他面側に前記暖風通路からの前記暖風の一部が流れる第1流路が形成され、前記回動軸、前記連結部および前記ドア部により前記暖風通路からの前記暖風の残りの一部が流れる第2流路が形成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記回動軸は、軸心が一致するように配置された第1、第2の回動軸(351a、351b)を有し、
    前記連結部は、それぞれ板状を成しており、前記第1、第2の回動軸の軸方向一端部と軸方向他端部に配置されており、
    前記第1、第2の回動軸は、2つの連結部の互いに対向する面と反対面側の面に形成されている請求項4に記載の車両用空調装置。
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