JP7023568B2 - ハーネスユニット及び給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの部位を電気的に接続するハーネスユニットと、そのようなハーネスユニットを備えた給電装置に関するものである。
従来、車体からスライドドアにおける電気部品等に給電を行うための給電装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の給電装置は、電線と、この電線が挿通される可撓性チューブと、を有するワイヤハーネスが、車体からスライドドアに亘って配索されたハーネスユニットを備えている。このハーネスユニットでは、スライドドアの開閉に応じてワイヤハーネスが適宜に曲げ伸ばしされるようになっている。
特開2016-136809号公報
ここで、可撓性チューブの多くは樹脂等で形成され、その名の通り自在に撓められるようになっている。しかしながら、例えば何らかの外力等により過度に小さな曲率半径で折り曲げられるような事態が生じたときには、可撓性チューブにおける強度低下を招く場合がある。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、可撓性チューブにおける強度低下を抑えることができるハーネスユニット、及び、そのようなハーネスユニットを備えた給電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のハーネスユニットは、第1部位、及び、当該第1部位に対して相対移動する第2部位、を互いに電気的に接続するハーネスユニットであって、電線、及び当該電線が挿通される可撓性チューブ、を有するワイヤハーネスと、前記可撓性チューブにおける第1チューブ端部が挿入されることで当該第1チューブ端部を保持する第1筒口を有するとともに、前記第1部位に固定される第1保持部と、前記可撓性チューブにおける第2チューブ端部が挿入されることで当該第2チューブ端部を保持する第2筒口を有するとともに、前記第2部位に固定される第2保持部と、前記可撓性チューブの内面と前記電線との間に当該電線に沿って線状に延在するように配置され、前記第1部位に対する前記第2部位の相対移動に当り前記ワイヤハーネスが所定の規制方向に許容半径よりも小さな曲率半径で湾曲することを規制する湾曲規制部材と、を備え、前記湾曲規制部材は、前記ワイヤハーネスの湾曲状態に関わらず、前記第1筒口の内部から前記第2筒口の内部に亘って延在した状態に維持され、前記湾曲規制部材の両端部のうちの第1部材端部が、前記第1筒口及び前記第2筒口のうち前記第1部材端部に対応する筒口の内部に保持され、前記湾曲規制部材の両端部のうちの第2部材端部が、前記第1筒口及び前記第2筒口のうち前記第2部材端部に対応する筒口の内部を、前記可撓性チューブの長手方向に移動可能となっていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の給電装置は、第1部位としての車体、及び、当該車体に対して相対移動する第2部位としてのスライドドアを、互いに電気的に接続するハーネスユニットを備えた給電装置であって、前記ハーネスユニットが上述した本発明のハーネスユニットであることを特徴とする。
本発明のハーネスユニットでは、ワイヤハーネス、つまりは可撓性チューブにおける過度な湾曲を規制する湾曲規制部材が、ワイヤハーネスの湾曲状態に関わらず、第1筒口の内部から第2筒口の内部に亘って延在した状態を維持するに足る長さに形成されている。これにより、ワイヤハーネスの湾曲時に外力が掛かり易い、第1筒口や第2筒口の開口付近を含めて、可撓性チューブの略全長に亘って常に過度な湾曲が規制される。本発明のハーネスユニットによれば、可撓性チューブの過度な湾曲がこのように規制されるので、その可撓性チューブにおける強度低下を抑えることができる。
また、本発明の給電装置によれば、上述した本発明のハーネスユニットを備えていることから、そのハーネスユニットにおける可撓性チューブにおける強度低下を抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかる給電装置を示す斜視図である。 図1に示されているハーネスユニットが、車体に対するスライドドアの相対移動に応じて曲げ伸ばしされる様子を、図中の矢印V11方向から見た平面視で示す図である。 図1及び図2に示されているワイヤハーネスを、車体側ロータ、ドア側ロータ、及び湾曲規制部材とともに示す図である。 図3に示されている湾曲規制部材を構成する部材片を示す斜視図である。 図3に示されている車体側ロータ及びワイヤハーネスの、図中のV13-V13線に沿った断面を示す図である。 図3に示されているドア側ロータ及びワイヤハーネスの、図中のV14-V14線に沿った断面を示す図である。 図1~図6に示されているハーネスユニットと比較するための比較例を、図6と同様のドア側ロータ及びその周辺構造の模式的な断面で示す図である。 図7に示されている比較例において、第1筒口の先端と、ドア側端部の部材片の先端との間に間隙が開いていることよって生じ得る事態の一例を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる給電装置を示す斜視図である。この給電装置1は、第1部位としての車体BD、及び、当該車体BDに対して相対移動する第2部位としてのスライドドアDRを、互いに電気的に接続するハーネスユニット2を備えている。図2は、図1に示されているハーネスユニットが、車体に対するスライドドアの相対移動に応じて曲げ伸ばしされる様子を、図中の矢印V11方向から見た平面視で示す図である。
本実施形態の給電装置1は、車体BDに搭載された不図示のバッテリから、スライドドアDRに搭載された各種電気部品にハーネスユニット2を介して給電する装置である。この給電装置1は、ハーネスユニット2の他に、バッテリの電圧を各種電気部品で利用可能な電圧に調整する各種調整回路等を備えている。
ハーネスユニット2は、ワイヤハーネス21と、車体BDに固定される第1保持部22と、スライドドアDRに固定される第2保持部23と、ワイヤハーネス21の内部に配置される後述の湾曲規制部材24(図3)と、を備えている。
第1保持部22は、車体側ロータ221及び車体側軸受222を備え、第2保持部23は、ドア側ロータ231及びドア側軸受232を備えている。車体側ロータ221は、ワイヤハーネス21の車体側の端部を保持するとともに、車体BDに固定される車体側軸受222に矢印D11方向に回動自在に支持されている。ドア側ロータ231は、ワイヤハーネス21のドア側の端部を保持するとともに、スライドドアDRに固定されるドア側軸受232に矢印D12方向に回動自在に支持されている。スライドドアDRは、車体BDに対して、図2に示されているように全閉状態と全開状態との間を、途中の半開状態を経つつ矢印D13方向にスライド移動する。このとき、このスライド移動に追随するように車体側ロータ221及びドア側ロータ231がそれぞれ回動して、ワイヤハーネス21が曲げ伸ばしされる。
図3は、図1及び図2に示されているワイヤハーネス21を、車体側ロータ221、ドア側ロータ222、及び湾曲規制部材24とともに示す図である。図3では、図2に示されている全閉状態のときのワイヤハーネス21の上面図が図中の上段に示されており、このワイヤハーネス21を図2中の矢印V12方向から見た側面図が図中の下段に示されている。
ワイヤハーネス21は、複数本の電線211の束(以下、単に電線211と呼ぶ)、及び当該電線211が挿通される樹脂製で蛇腹状の可撓性チューブであるコルゲートチューブ212、を有している。そして、コルゲートチューブ212の内面と電線211との間に当該電線211に沿って線状に延在するように湾曲規制部材24が配置されている。図3では、ワイヤハーネス21の内部構造が見えるように、コルゲートチューブ212の一部が透視された状態で示されている。
湾曲規制部材24は、車体BDに対するスライドドアDRの相対移動に当りワイヤハーネス21が所定の規制方向D14に許容半径よりも小さな曲率半径で湾曲することを規制する。本実施形態では、この規制方向D14は、全閉状態のときに車体BDの側から見てスライドドアDRに向かって凸となるようにワイヤハーネス21を曲げるような方向である。他方で、湾曲規制部材24は、この規制方向D14と逆方向には、ワイヤハーネス21の湾曲を許可し、これにより、スライドドアDRの開閉時には図2に示されているように半開時に平面視でU字状となるようにワイヤハーネス21が曲げられることとなる。
この湾曲規制部材24は、電線211に沿うように配列される複数の部材片241が、互いに隣接するもの同士、可撓性を持って連結されて構成されている。
図4は、図3に示されている湾曲規制部材24を構成する部材片を示す斜視図である。
この部材片241は、電線211を図中の上下方向に挟む、各々が略矩形状の一対の壁部241aと、これら一対の壁部241aの対向する長辺同士を繋ぐ奥壁部241bと、を備えている。部材片241は、コルゲートチューブ212の長手方向D15に対する直交断面の形状が略C字形状となっている。そして、このような部材片241が、奥壁部241bから延出して隣の部材片241の奥壁部241bに至る連結片242によって、その隣の部材片241に連結されている。この連結片242が可撓性を有している。
図3に示されている湾曲規制部材21は、隣り合う部材片241同士が離れる方向には、連結片242の可撓性によって湾曲可能であり、反対方向には隣り合う部材片241同士が接することで湾曲不能となっている。上記の規制方向D14は、隣り合う部材片241同士が接する方向となっている。そして、この湾曲規制部材21は、コルゲートチューブ212の略全長に亘る長さに形成されている。
図5は、図3に示されている車体側ロータ221及びワイヤハーネス21の、図中のV13-V13線に沿った断面を示す図である。また、図6は、図3に示されているドア側ロータ231及びワイヤハーネス21の、図中のV14-V14線に沿った断面を示す図である。
第1保持部22の一部位である車体側ロータ221は、コルゲートチューブ212における第1チューブ端部212aが挿入されることでこの第1チューブ端部212aを保持する第1筒口221aを有している。また、第2保持部23の一部位であるドア側ロータ231は、コルゲートチューブ212における第2チューブ端部212bが挿入されることでこの第2チューブ端部212bを保持する第2筒口231aを有している。
また、車体側ロータ221の内部には、第1チューブ端部212aを出た電線211を通して車体BDの側へと案内する通路221bが第1筒口221aと連通して設けられている。同様に、ドア側ロータ231の内部にも、第2チューブ端部212bを出た電線211を通してスライドドアDRの側へと案内する通路231bが第2筒口231aと連通して設けられている。電線211における車体BDの側は、車体側ロータ221の通路221bを抜けて車体BDにおける所定の設置個所へと向かう。また、電線211におけるスライドドアDRの側は、ドア側ロータ231の通路231bを抜けてスライドドアDRにおける給電対象の電気部品等へと向かう。
そして、コルゲートチューブ212の略全長に亘る長さに形成された湾曲規制部材24は、ワイヤハーネス211の湾曲状態に関わらず、第1筒口221aの内部から第2筒口231aの内部に亘って延在した状態を維持するに足る長さとなっている。
ここで、本実施形態では、湾曲規制部材24の両端部のうちの車体BDの側に位置する第1部材端部としての車体側端部の部材片241aが、この車体側端部の部材片241aに対応する車体側ロータ221における第1筒口221aの内部に保持されている。車体側端部の部材片241aは、コルゲートチューブ212の第1チューブ端部212aから先端が突出するように長く形成されており、その先端にフランジ241a-1が設けられている。このフランジ241a-1が、第1筒口221aの内部に設けられた係合溝221a-1に係合して保持されている。また、この車体側端部の部材片241aは、第1筒口221aの長さよりも長く形成されている。
他方、湾曲規制部材24の両端部のうちのスライドドアDRの側に位置する第2部材端部としてのドア側端部の部材片241bは、このドア側端部の部材片241bに対応する第2筒口231aの内部を、コルゲートチューブ212の長手方向D15に移動可能となっている。ただし、その移動範囲は、ドア側端部の部材片241bの先端が第2筒口231aの内部に留まる範囲となっている。本実施形態では、このドア側端部の部材片241bは、他の部材片241と略同じ長さで、第2筒口231aの長さよりも短く形成されている。
図7は、図1~図6に示されているハーネスユニット2と比較するための比較例を、図6と同様のドア側ロータ及びその周辺構造の模式的な断面で示す図である。
この図7に示されている比較例では、ワイヤハーネス51の内部に電線511に沿って配置される湾曲規制部材54が上記の実施形態の湾曲規制部材24よりも短い。この湾曲規制部材54におけるドア側端部の部材片541aが、ドア側ロータ531における第1筒口531aの外側に離れて位置している。つまり、第1筒口531aの先端と、ドア側端部の部材片241bの先端との間に、コルゲートチューブ512の長手方向D55に間隙が開いている。この間隙の箇所では、コルゲートチューブ512を内側から補強するものが存在しない。その結果、この比較例では、次のような事態が生じる可能性がある。
図8は、図7に示されている比較例において、第1筒口531aの先端と、ドア側端部の部材片541aの先端との間に間隙が開いていることよって生じ得る事態の一例を示す模式図である。
この図8には、ワイヤハーネス51におけるドア側ロータ531における第1筒口531aの開口の近傍に、図中上方から外力F51が加えられたという事態が示されている。この場合、第1筒口531aの開口の近傍ではコルゲートチューブ512を内側から補強するものが存在しないので、元々可撓性を有するコルゲートチューブ512が第1筒口531aの開口の近傍で折れ曲がってしまう。また、この箇所では、湾曲規制部材54による湾曲規制が働かないので、その折れ曲がりにおける曲率半径が過度に小さなものになる可能性がある。このように過度に小さな曲率半径で折り曲げられるような事態が生じたときには、コルゲートチューブ512における強度低下を招く場合がある。また、コルゲートチューブ512におけるこのような強度低下は、ワイヤハーネス51における電線511についての屈曲耐久性能の低下につながることもある。
以上に説明した比較例に対し、上述した本実施形態のハーネスユニット2では、ワイヤハーネス21、つまりはコルゲートチューブ212における過度な湾曲を規制する湾曲規制部材24が次のように長く形成されている。即ち、この湾曲規制部材24が、ワイヤハーネス21の湾曲状態に関わらず、車体側ロータ221の第1筒口221aの内部からドア側ロータ231の第2筒口231aの内部に亘って延在した状態を維持するに足る長さに形成されている。これにより、ワイヤハーネス21の湾曲時に外力が掛かり易い、第1筒口221aや第2筒口231aの開口付近を含めて、コルゲートチューブ212の略全長に亘って常に過度な湾曲が規制される。本実施形態のハーネスユニット2によれば、可撓性チューブであるコルゲートチューブ212の過度な湾曲がこのように規制されるので、そのコルゲートチューブ212における強度低下を抑えることができる。また、コルゲートチューブ212における強度低下の抑制は、ワイヤハーネス21における電線211についての屈曲耐久性能の向上につながる。
また、本実施形態のハーネスユニット2によれば、湾曲規制部材24における車体側端部の部材片241aが保持されていることからコルゲートチューブ212の内部における湾曲規制部材24の位置や姿勢を安定させることができる。そして、ドア側端部の部材片241bが第2筒口231aの内部を移動可能となっているので、許容範囲であればワイヤハーネス21をスムーズに湾曲させることができる。
また、本実施形態のハーネスユニット2では、上記のように長く形成された車体側端部の部材片241aが、第1筒口221aに挿入された第1チューブ端部212aの中で第1筒口221aの内部から外部へと亘る範囲に延在する。この車体側端部の部材片241aは、第1筒口221aの開口付近についてコルゲートチューブ212の湾曲を強力に規制することとなる。これにより、ワイヤハーネス21の湾曲時に外力が掛かり易い箇所について、コルゲートチューブ212における強度低下を一層抑えることができる。
また、本実施形態の給電装置1は、上述した本実施形態のハーネスユニット2を備えていることから、そのハーネスユニット2におけるコルゲートチューブ212における強度低下を抑えることができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のハーネスユニット及び給電装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいうハーネスユニットの一例として、車体BDに搭載された不図示のバッテリから、スライドドアに搭載された各種電気部品に給電する給電装置1に備えられるハーネスユニット2が例示されている。しかしながら、本発明にいうハーネスユニットはこれに限るものではない。本発明にいうハーネスユニットは、第1部位、及び、当該第1部位に対して相対移動する第2部位、を互いに電気的に接続するものであれば具体的な使用態様を問うものではない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう可撓性チューブの一例として樹脂製で蛇腹状に形成されたコルゲートチューブ212が例示されている。しかしながら、本発明にいう可撓性チューブは、これに限るものではなく、例えばゴムチューブ等のように可撓性を有するチューブであれば具体的な材質や形状を問うものではない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう湾曲規制部材の一例として、車体側端部の部材片241aが第1筒口221aの内部に保持され、ドア側端部の部材片241bが第2筒口231aの内部を移動可能となった湾曲規制部材24が例示されている。しかしながら、本発明にいう湾曲規制部材はこれに限るものではない。本発明にいう湾曲規制部材は、例えば車体側端部の部材片が第1筒口の内部を移動可能であって、ドア側端部の部材片が第2筒口の内部に保持されたものであってもよい。あるいは、何れの端部の部材片についても対応する各筒口の内部を移動可能に設けられたもの等であってもよい。ただし、湾曲規制部材の両端部における何れかの部材端部を対応する筒口の内部に保持させることで、湾曲規制部材の位置や姿勢を安定させることができることは上述した通りである。
また、上述した実施形態では、本発明にいう湾曲規制部材の一例として、車体側端部の部材片241aが第1筒口221aよりも長く形成され、ドア側端部の部材片241bが第2筒口231aよりも短く形成された湾曲規制部材24が例示されている。しかしながら、本発明にいう湾曲規制部材はこれに限るものではない。本発明にいう湾曲規制部材は、例えば両端部の何れの部材片についても対応する各筒口よりも長く形成されたものであってもよい。あるいは、逆に、両端部の何れの部材片についても対応する各筒口よりも短く形成されたもの等であってもよい。ただし、少なくとも一方の端部の部材片を対応する筒口よりも長く形成することで、その筒口の開口近傍について可撓性チューブにおける強度低下を一層抑えることができることは上述した通りである。
1 給電装置
2 ハーネスユニット
21 ワイヤハーネス
22 第1保持部
23 第2保持部
24 湾曲規制部材
211 電線
212 コルゲートチューブ(可撓性チューブ)
212a 第1チューブ端部
212b 第2チューブ端部
221 車体側ロータ
221a 第1筒口
222 車体側軸受
231 ドア側ロータ
231a 第2筒口
232 ドア側軸受
241 部材片
241a 車体側端部の部材片(第1部材端部)
241b ドア側端部の部材片(第2部材端部)
242 連結片
BD 車体(第1部位)
DR スライドドア(第2部位)
D14 規制方向
D15 コルゲートチューブの長手方向

Claims (3)

  1. 第1部位、及び、当該第1部位に対して相対移動する第2部位、を互いに電気的に接続
    するハーネスユニットであって、
    電線、及び当該電線が挿通される可撓性チューブ、を有するワイヤハーネスと、
    前記可撓性チューブにおける第1チューブ端部が挿入されることで当該第1チューブ端部を保持する第1筒口を有するとともに、前記第1部位に固定される第1保持部と、
    前記可撓性チューブにおける第2チューブ端部が挿入されることで当該第2チューブ端部を保持する第2筒口を有するとともに、前記第2部位に固定される第2保持部と、
    前記可撓性チューブの内面と前記電線との間に当該電線に沿って線状に延在するように配置され、前記第1部位に対する前記第2部位の相対移動に当り前記ワイヤハーネスが所定の規制方向に許容半径よりも小さな曲率半径で湾曲することを規制する湾曲規制部材と、を備え、
    前記湾曲規制部材は、前記ワイヤハーネスの湾曲状態に関わらず、前記第1筒口の内部から前記第2筒口の内部に亘って延在した状態に維持され
    前記湾曲規制部材の両端部のうちの第1部材端部が、前記第1筒口及び前記第2筒口のうち前記第1部材端部に対応する筒口の内部に保持され、
    前記湾曲規制部材の両端部のうちの第2部材端部が、前記第1筒口及び前記第2筒口のうち前記第2部材端部に対応する筒口の内部を、前記可撓性チューブの長手方向に移動可能となっていることを特徴とするハーネスユニット。
  2. 前記湾曲規制部材は、前記電線に沿うように配列される複数の部材片が、互いに隣接するもの同士、可撓性を持って連結されて構成されたものであり、
    前記複数の部材片のうち前記湾曲規制部材の両端部のうちの少なくとも一方に位置する部材片が、前記第1筒口及び前記第2筒口のうち当該部材片に対応する筒口の長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項1記載のハーネスユニット。
  3. 第1部位としての車体、及び、当該車体に対して相対移動する第2部位としてのスライドドアを、互いに電気的に接続するハーネスユニットを備えた給電装置であって、
    前記ハーネスユニットが請求項1又は2に記載されたハーネスユニットであることを特徴とする給電装置。
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