JP7019990B2 - コンセント - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、コンセントに関する。
電源線が接続される接続端子部と、栓刃が挿入・保持される刃受部とを電気的に接続した端子部を有するコンセントが知られている。
特開2001-185289号公報
筐体に収容された端子部は、筐体を覆うカバーの内部から突出するリブにより接続端子部を押圧することで位置決めされる。例えば、接続端子部とカバーとの間に刃受部が配置されるような構成を有するコンセントでは、リブ長が大きくなる。このとき、栓刃の差込口からホコリ等の異物が侵入すると、接続端子部とカバーとの隙間で異極端子部間に跨るように異物がたまり、トラッキングが発生しやすくなる。
本発明が解決しようとする課題は、トラッキングの発生を低減することができるコンセントを提供することである。
実施形態のコンセントは、筐体、複数の端子部、絶縁性の中子、カバーを具備する。筐体は、開口を有する。複数の端子部は、筐体に収容される。中子は、端子部間を隔てる。カバーは、開口を覆う。
本発明によれば、トラッキングの発生を低減することができる。
実施形態に係るコンセントの外観例を示す図である。 実施形態に係るコンセントの外観例を示す図である。 実施形態に係るコンセントの外観例を示す図である。 実施形態に係るコンセントが有するカバーを取り外した外観例を示す斜視図である。 実施形態に係るコンセントが有する中子の外観例を示す斜視図である。 実施形態に係るコンセントが有するカバーおよび中子を取り外した外観例を示す斜視図である。 実施形態に係るコンセントを示す図2のA-A断面図である。 実施形態に係るコンセントを示す図2のB-B断面図である。 実施形態に係るコンセントを示す図3のC-C断面図である。
以下に説明する実施形態に係るコンセント1は、筐体6、複数の端子部40、60、80、絶縁性の中子30、カバー2を具備する。筐体6は、開口1aを有する。複数の端子部40、60、80は、筐体6に収容される。中子30は、端子部40、60、80間を隔てる。カバー2は、開口1aを覆う。
また、以下に説明する実施形態に係るカバー2は、中子30を介して端子部40、60、80を保持する。
また、以下に説明する実施形態に係る端子部40、60、80のそれぞれは、アース線または電源線に接続される接続端子部45、65、85と、接続端子部45、65、85と電気的に接続された刃受部41、61、81とを有し、中子30は、接続端子部45、65、85を押圧する。
また、以下に説明する実施形態に係る端子部40、60、80のそれぞれは、送り線を接続可能な送り端子部48(47)、68(67)、88(87)をさらに有する。
また、以下に説明する実施形態に係る中子30は、複数の端子部40、60、80のうち、電圧極の電源線に接続された端子部60を他の端子部40、80から隔てる構造を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る中子30は、複数の端子部40、60、80のそれぞれを隔てる構造を有する。
また、以下に説明する実施形態に係るコンセント1は、複数の端子部40、60、80として、電圧極の電源線が接続される端子部40と、中性極の電源線が接続される端子部60と、アース線が接続される端子部80とを有する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。また、実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
図1~図3は、実施形態に係るコンセントの外観例を示す図である。図1は、実施形態に係るコンセント1を斜め上方向から見た斜視図である。図2は、図1に示すコンセント1の上面図であり、図3は、図1に示すコンセント1の底面図である。なお、以下では、大角連用形1個モジュールサイズのコンセント1を例に挙げて説明するが、これに限らず、複数の端子部を有していれば形状およびサイズは問わない。
なお、説明を分かりやすくするために、図1~図3には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後出の説明に用いる他の図面でも示している。
図1~図3に示すように、コンセント1は、カバー2、筐体6、取付具7、8、解除ボタン18、19、20を有する。カバー2は、例えばユリア樹脂であり、後述する筐体6の開口を覆うように筐体6の上方に配置される。
カバー2には、第1差込口3a、第2差込口4a、第3差込口5aが設けられている。第1差込口3a、第2差込口4a、第3差込口5aのそれぞれには、コンセント1に適応するプラグの栓刃(図示せず)が差し込まれる。
また、図2に示すように、第1差込口3aおよび第2差込口4aの外周部分には、プラグの回転方向を示す矢印を模擬した表示3b、4bがそれぞれ設けられている。第1差込口3a、第2差込口4a、第3差込口5aのそれぞれにプラグの栓刃を差し込み、表示3b、4bに従って時計回りにプラグを回転させると、コンセント1の端子部とプラグの栓刃とが導通するとともにプラグがコンセント1に固定される。すなわち、実施形態に係るコンセント1はいわゆる抜止形のコンセントである。なお、端子部については後述する。
取付具7、8は、例えばステンレス鋼板で構成され、カバー2と筐体6とを固定する。
取付具7は、コンセント1のY軸正方向側の端部に、X軸に沿うように配置される。取付具7は、コンセント1の対向する側面を支持するアーム部7a、7bと、アーム部7a、7bを接続するようにカバー2の上面に沿って配置されるケース押さえ部7cとを有する。また、アーム部7aの端部には爪部7a1、7a2が設けられており、アーム部7bの端部には爪部7b1、7b2が設けられている。
取付具8は、コンセント1のY軸負方向側の端部に、X軸に沿うように配置される。取付具8は、コンセント1の対向する側面を支持するアーム部8a、8bと、アーム部8a、8bを接続するようにカバー2の上面に沿って配置されるケース押さえ部8cとを有する。また、アーム部8aの端部には爪部8a1、8a2が設けられており、アーム部8bの端部には爪部8b1、8b2が設けられている。
筐体6は、例えばユリア樹脂であり、後述する複数の端子部を収容する。筐体6は、保持部6a、6b、6c、6dを有する。保持部6a、6bは、取付具7を保持するように筐体6のY軸正方向側に設けられており、保持部6c、6dは、取付具8を保持するように筐体6のY軸負方向側に設けられている。
保持部6aは、アーム部7aが配置される筐体6のX軸正方向側の端面を挟んでY軸方向に向かい合うようにX軸正方向に突出する凸部6a1、6a2を有する。同様に、保持部6bは、アーム部7bが配置される筐体6のX軸負方向側の端面を挟んでY軸方向に向かい合うようにX軸負方向に突出する凸部6b1、6b2を有する。
また、保持部6cは、アーム部8aが配置される筐体6のX軸正方向側の端面を挟んでY軸方向に向かい合うようにX軸正方向に突出する凸部6c1、6c2を有する。同様に、保持部6dは、アーム部8bが配置される筐体6のX軸負方向側の端面を挟んでY軸方向に向かい合うようにX軸負方向に突出する凸部6d1、6d2を有する。
取付具7は、爪部7a1、7a2、7b1、7b2がそれぞれ凸部6a1、6a2、6b1、6b2に係合するようにかしめられる。また、取付具8は、爪部8a1、8a2、8b1、8b2がそれぞれ凸部6c1、6c2、6d1、6d2に係合するようにかしめられる。これにより、カバー2および筐体6は、取付具7、8によって固定される。
次に、筐体6の底面側の構成について図3を用いて説明する。図3に示すように、筐体6は、挿入口9、10、11、12、13、14と、貫通孔15、16、17とをさらに有する。
挿入口9、10、11、12、13、14は、平面視で後述する接続端子部と重畳するように設けられている。挿入口9、10、11、12、13、14には、適切なストリップ長を有するアース線または電源線の芯線(図示せず)が挿入され、対応する接続端子部に挿入されたアース線または電源線が結線される。本実施形態では、挿入口9または挿入口10には中性極の電源線(図示せず)が挿入され、挿入口11または挿入口12にはアース線(図示せず)が挿入され、挿入口13または挿入口14には電圧極の電源線(図示せず)が挿入され、それぞれ対応する接続端子部に結線される。
また、貫通孔15、16、17は、平面視で解除ボタン18、19、20と重畳するように設けられている。解除ボタン18、19、20は、挿入口9、10、11、12、13、14に挿入されたアース線または電源線の結線を解除するために用いられる。具体的には、解除ボタン18は、貫通孔15を介したZ軸正方向への押圧により、挿入口9、14に挿入された電源線との結線を解除する。また、解除ボタン19は、貫通孔16を介したZ軸正方向への押圧により、挿入口10、13に挿入された電源線の結線を解除する。また、解除ボタン20は、貫通孔17を介したZ軸正方向への押圧により、挿入口11、12に挿入されたアース線の結線を解除する。
このように、実施形態に係るコンセント1は、挿入口9、10、11、12、13、14と、貫通孔15、16、17と、解除ボタン18、19、20とを有することにより、電源線およびアース線の結線および結線の解除作業が容易になる。
次に、コンセント1内部の構成について図4を用いてさらに説明する。図4は、実施形態に係るコンセント1が有するカバー2を取り外した外観例を示す斜視図である。図4に示すように、筐体6は、上端部が開放された有底の開口1aを有している。開口1aには、中子30と、端子部40、60、80とが収容されている。なお、図4および後述する図6では、筐体6にカバー2を取り付けるための取付具7、8もカバー2とともに取り外したものとして図示している。
中子30は、絶縁性の部材、例えばユリア樹脂であり、端子部40、60、80を隔てるように配置されている。ここで、中子30の具体的な構成について図4~図6を用いてさらに説明する。図5は、中子30の外観例を示す斜視図であり、図6は、実施形態に係るコンセント1が有するカバー2および中子30を取り外した外観例を示す斜視図である。
中子30は、仕切部31、32a、32bと、位置決め部33、34、35、36、37、38、39とを有する。
仕切部31は、端子部40と端子部60との間にY軸方向に沿うように配置されている。仕切部32a、32bは、仕切部31のY軸正方向側の端部から延びるように配置されている。仕切部32aは、端子部40と端子部80との間に配置され、仕切部32bは、端子部60と端子部80との間に配置される。このように仕切部31、32a、32bを配置することにより、例えばカバー2の第1差込口3a、第2差込口4a、第3差込口5aからホコリ等の異物が侵入した場合であっても、異極端子部間、すなわち端子部40と端子部60との間、端子部60と端子部80との間、端子部80と端子部40との間、に跨るように異物がたまることに起因するトラッキングの発生を低減することができる。
位置決め部33は、後述する位置決め部38、39を挟んで仕切部32a、32bと向かい合うように形成されており、端子部80の後述する刃受部81と接続端子部85との間に配置される。位置決め部34は、仕切部31からX軸負方向側に張り出すように形成されており、端子部40の後述する刃受部41と接続端子部45との間に配置される。位置決め部35は、仕切部31からX軸正方向側に張り出すように形成されており、端子部60の後述する刃受部61と接続端子部65との間に配置される。
位置決め部36は、中子30のY軸負方向側の端部を構成する。位置決め部37は、位置決め部33のY軸正方向側の端部から突出するように形成されており、中子30のY軸正方向側の端部を構成する。また、仕切部32aの一端から延びるように配置された位置決め部38は、中子30のX軸負方向側の端部を構成し、仕切部32bの一端から延びるように配置された位置決め部39は、中子30のX軸正方向側の端部を構成する。このように位置決め部33、34、35、36、37、38、39を設けることにより、筐体6内の適切な箇所に中子30を配置させることが容易になる。なお、図示した例では、位置決め部36はX軸方向に沿って並ぶ端部36a、36bを有しており、位置決め部37はX軸方向に沿って並ぶ端部37a、37bを有しているが、これに限らず、例えば端部36a、36bおよび端部37a、37bがそれぞれX軸方向に沿う端面を有するように一体に形成されてもよい。また、位置決め部33、34、35、38、39についても、筐体6内への中子30の配置を適切に行うことができるものであれば図示した形状に限られない。
次に、端子部40、60、80について説明する。端子部40は、接続端子部45と、接続端子部45の上方、すなわちカバー2側に配置された刃受部41とを有する。端子部60は、接続端子部65と、接続端子部65の上方に配置された刃受部61とを有する。端子部80は、接続端子部85と、接続端子部85の上方に配置された刃受部81とを有する。
接続端子部45、65、85は、例えば純銅など、刃受部41、61、81よりも高い導電性を有する材料で形成される。刃受部41、61、81は、例えば黄銅など、接続端子部45、65、85よりも高い弾性を有する材料で形成される。接続端子部45、65、85および刃受部41、61、81は、例えば溶接などによりそれぞれ電気的に接続されている。
なお、刃受部41、61、81の一部は、筐体6の上端からはみ出すように形成されており、カバー2の内側に形成された収容部に収容されている。
次に、端子部40、60、80を含むコンセント1のより詳細な構成について、図6~図9を用いてさらに説明する。図7は、図2のA-A断面図であり、図8は、図2のB-B断面図である。また、図9は、図3のC-C断面図である。
カバー2は、第1収容部3、第2収容部4、第3収容部5をさらに有する。第1収容部3は、第1差込口3aと連通するように形成されており、刃受部41の一部を収容する。第2収容部4は、第2差込口4aと連通するように形成されており、刃受部61の一部を収容する。第3収容部5は、第3差込口5aと連通するように形成されており、刃受部81の一部を収容する。
刃受部41、61、81はそれぞれ、断面視で略U字形状を有し、第1差込口3a、第2差込口4a、第3差込口5aからそれぞれ差し込まれた栓刃と導通するように形成されている。
また、筐体6は、開口1aの底面からZ軸正方向に突出する凸部21、22をさらに有する。凸部21は、接続端子部45と接続端子部65との間に形成され、接続端子部45、65を区画する。凸部22は、接続端子部45、65と接続端子部85との間に形成され、接続端子部45、65と接続端子部85を区画する。
凸部21は、平面視で仕切部31と重なるように配置されている。すなわち、凸部21は、仕切部31と協働して端子部40と端子部60とを区画する。また、凸部22は、平面視で仕切部32a、32bと重なるように配置されており、凸部22および仕切部32a、32bは協働して端子部40と端子部80、端子部60と端子部80とをそれぞれ区画する。
ここで、例えば中子30を有しない構成を採用する場合、接続端子部45、65、85とカバー2との間の間隔が長くなるため、接続端子部45、65、85を含む端子部40、60、80を適切に配置するためにはカバー2から延びるリブまたは凸部を長くする必要が生じる。長いリブまたは凸部を有するカバー2は、成形性が悪く、歩留が低下しやすくなる。そこで、カバー2と端子部40、60、80との間に中子30を配置すると、カバー2の形状を単純化することができる。このため、実施形態に係るコンセント1によれば、カバー2の成形性が向上する。
また、中子30は、接続端子部45、65、85を押圧するように配置されており、中子30の直上にはカバー2が配置されている。例えば図7を参照すると、中子30の位置決め部33は、接続端子部85と接触するように配置されており、位置決め部33の上方には、カバー2が接触または近接するように配置されている。このようにカバー2と接続端子部45、65、85との間に中子30を配置することにより、カバー2が長いリブまたは凸部を有せずとも接続端子部45、65、85を含む端子部40、60、80の保持が容易となる。
また、図9に示すように、接続端子部65は、支持部66、69、導通部67、68、本体部70を有する。支持部66、69、導通部67、68は、ZX平面に沿うように配置された本体部70からX軸正方向側に張り出すように形成されている。
支持部66、69は、本体部70と協働して着脱部材71、72を支持するように構成される。着脱部材71、72は、例えばステンレス鋼板で形成された板バネである。着脱部材71は、挿入口9から中性極の電源線(図示せず)が挿入されることで付勢されて変形し、導通部67と着脱部材71との間で電源線が固定される。これにより、接続端子部65と電源線とが導通部67を介して電気的に接続される。
同様に、着脱部材72は、挿入口10から送り線(図示せず)が挿入されることで付勢され、導通部68と着脱部材71との間で送り線が固定される。これにより、接続端子部65と送り線とが導通部67を介して電気的に接続される。すなわち、導通部67は、送り線を接続可能な送り端子部として機能する。なお、挿入口9に送り線を挿入し、挿入口10に接続線を挿入しても構わない。
なお、接続端子部45、85についても、接続端子部65と同様に構成される。すなわち、図7に示すように、接続端子部45は、着脱部材51、52と協働して、挿入口14、13から挿入された電圧極の電源線または送り線を固定する導通部47、48を有する。また、図7、図9に示すように、接続端子部85は、着脱部材91、92と協働して、挿入口11、12から挿入されたアース線または送り線を固定する導通部87、88を有する。
また、解除ボタン18は、押圧により着脱部材51、71を付勢可能に配置されている。解除ボタン18の押圧により着脱部材51、71が変形することにより、挿入口9、14から挿入されて導通部47、67に接続された電源線または送り線の脱離が可能となる。同様に、解除ボタン19は、押圧により着脱部材52、72を付勢可能に配置されている。解除ボタン19の押圧により着脱部材52、72が変形することにより、挿入口10、13から挿入されて導通部48、68に接続された電源線または送り線の脱離が可能となる。さらに、解除ボタン20は、押圧により着脱部材91、92を付勢可能に配置されている。解除ボタン20の押圧により着脱部材91、92が変形することにより、挿入口11、12から挿入されて導通部87、88に接続された電源線または送り線の脱離が可能となる。
上述したように、実施形態に係るコンセント1は、筐体6、複数の端子部40、60、80、絶縁性の中子30、カバー2を具備する。筐体6は、開口1aを有する。複数の端子部40、60、80は、筐体6に収容される。中子30は、端子部40、60、80間を隔てる。カバー2は、開口1aを覆う。これにより、コンセント1の内部に侵入したホコリなどの異物が端子部40、60、80間を跨ぐようにたまりにくくなり、トラッキングの発生を低減することができる。
また、実施形態に係るカバー2は、中子30を介して端子部40、60、80を保持する。これにより、端子部40、60、80を保持するためのリブをカバー2に形成する必要がなくなり、カバー2の成形性が向上する。
また、実施形態に係る端子部40、60、80のそれぞれは、アース線または電源線に接続される接続端子部45、65、85と、接続端子部45、65、85と電気的に接続された刃受部41、61、81とを有し、中子30は、接続端子部45、65、85を押圧する。これにより、刃受部41、61、81に干渉することなく端子部40、60、80を適切に保持することができる。
また、実施形態に係る端子部40、60、80のそれぞれは、送り線を接続可能な送り端子部48(47)、68(67)、88(87)をさらに有する。これにより、送り線と電源線とを適切に接続させることができる。
また、実施形態に係る中子30は、複数の端子部40、60、80のうち、電圧極の電源線に接続された端子部60を他の端子部40、80から隔てる構造を有する。これにより、コンセント1の内部に侵入したホコリなどの異物が、トラッキングの発生の主要因となる電圧極の電源線に接続された端子部60と他の端子部40、80との間を跨ぐようにたまりにくくなる。このため、トラッキングの発生を効果的に低減することができる。
また、実施形態に係る中子30は、複数の端子部40、60、80のそれぞれを隔てる構造を有する。これにより、コンセント1の内部に侵入したホコリなどの異物によるトラッキングの発生をより確実に低減することができる。
また、実施形態に係るコンセント1は、複数の端子部40、60、80として、電圧極の電源線が接続される端子部40と、中性極の電源線が接続される端子部60と、アース線が接続される端子部80とを有する。これにより、端子部40、60、80を有するコンセント1におけるトラッキングの発生を低減することができる。
なお、実施形態に係るコンセント1は、送り端子部を有するとして説明したが、これに限らず、送り端子部を有しなくてもよい。かかる場合、挿入口9、10、11、12、13、14に代えて、例えば挿入口9、11、13のみを有してもよく、また、挿入口9、11、13の配置を適宜変更してもよい。
また、実施形態に係るコンセント1では、解除ボタン18、19、20がそれぞれ2つの挿入口に挿入され、固定された電源線またはアース線を脱離可能として説明したが、これに限らず、例えば1つ、または3つ以上の挿入口に挿入され、固定された電源線またはアース線を脱離可能として構成してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 コンセント
1a 開口
2 カバー
3 第1収容部
3a 第1差込口
4 第2収容部
4a 第2差込口
5 第3収容部
5a 第3差込口
6 筐体
6a、6b、6c、6d 保持部
7、8 取付具
7a、7b、8a、8b アーム部
9、10、11、12、13、14 挿入口
15、16、17 貫通孔
18、19、20 解除ボタン
21、22 凸部
30 中子
31、32a、32b 仕切部
33、34、35、36、37、38、39 位置決め部
40、60、80 端子部
41、61、81 刃受部
45、65、85 接続端子部
47、48、67、68、87、88 導通部
51、52、71、72、91、92 着脱部材

Claims (4)

  1. 大角連用形1個モジュールサイズのコンセントであって、
    開口を有する筐体と;
    第1端子部、第2端子部および第3端子部を備え、前記筐体に収容された複数の端子部と;
    前記第1端子部と前記第2端子部との間を隔てる第1仕切部と、前記第1端子部と前記第3端子部との間を隔てる第2仕切部と、前記第2端子部と前記第3端子部との間を隔てる第3仕切部と、第2仕切部と第3仕切部とを接続する接続部と、を備える絶縁性の中子と;
    前記開口を覆うカバーと;
    を具備し、
    前記複数の端子部のそれぞれは、アース線または電源線に接続される接続端子部と、前記接続端子部と電気的に接続された刃受部とを有し、
    前記カバーは、前記接続部を介して、前記第3端子部が有する前記接続端子部を押圧することで前記第3端子部を保持することを特徴とするコンセント。
  2. 前記カバーは、前記接続部を介して前記第3端子部が有する前記接続端子部であって、前記筐体の底面と平行な方向に延びる面である前記接続端子部を押圧することで前記第3端子部を保持することを特徴とする請求項1に記載のコンセント。
  3. 前記複数の端子部のそれぞれは、送り線を接続可能な送り端子部をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のコンセント。
  4. 前記第1端子部には電圧極の電源線が接続され、前記第2端子部には中性極の電源線が接続され、前記第3端子部にはアース線が接続されることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のコンセント。
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