JP4103899B2 - アダプタ - Google Patents

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本発明は、250V30A用のような高電圧高容量のコンセントに接続されるアダプタに関するものである。
近年、一般家庭において電源電圧が200Vである電気機器が普及してきている。とくに、IHクッキングヒータの普及率の上昇は著しく、この種の電気機器では定格が250V30Aであるコンセントおよびプラグが必要になる。
高電圧高容量のコンセントとしては、図7に示すように、接地極を含む3極の構成であって、電圧極である2極に対応するプラグ36の栓刃9,10は平形栓刃であり、コンセント37において栓刃9,10が差し込まれる差込口1’,2’はコンセントハウジング4’の一面に矩形状に開口するものが広く普及している。電圧極である2個の差込口1’,2’は長手方向に沿った中心線を一致させる形で並設され、接地極である差込口3’は、電圧極である差込口1’,2’の幅方向に離間しかつ両差込口1’,2’の間の中央位置に対応するように配置されている(たとえば、特許文献1参照)。このように差込口1’〜3’が配置されたコンセント37はJIS規格において規格化されている。
ところで、上述したコンセント37は、電圧極である矩形状の差込口1’,2’が長手方向に沿った中心線を一致させる形で並設されているから、差込口1’,2’の長手方向においてコンセントハウジング4’が差込口1’,2’の長手方向の2倍以上の寸法になる。つまり、高電圧高容量のコンセント37とこれに対応するプラグ36とは比較的大型になるという問題がある。
これに対して、図8に示すように、上記コンセント37とは異なる差込口1〜3の配置を採用することにより、電圧極である差込口1,2が並ぶ方向におけるコンセントハウジング4’の寸法を上記コンセント37に比較して小さくしたコンセント38が提案されている。このコンセント38では、電圧極である2極に対応するプラグ39の栓刃9’,10’は平形栓刃であって、電圧極である2個の差込口1,2は、長手方向が互いに直交し、差込口1の幅方向において差込口1から差込口2が離間するように配置されている。差込口2の長手方向に沿った中心線は差込口1の長手方向における中心に略一致する。接地極である差込口3は、差込口2の幅方向において差込口2から離間しており、差込口2の長手方向における差込口2の両端のうち差込口1から離れた一端と差込口1との間に対応する部位に位置する。
特開2002−352895号公報
ところで、後者のコンセント38はまだ十分に普及していないが、今後、高電圧高容量のコンセントは前者のコンセント37から小型化された後者のコンセント38に移行していくと考えられる。しかし、既設のコンセントには前者のコンセント37が採用されていることが多く、後者のコンセント38の普及に伴って後者のコンセント38に対応した電気機器が普及してくると、既設のコンセントを交換しなければ電気機器を接続できないという問題がでてくる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、小型化された後者のコンセントに対応する電気機器を前者のコンセントに接続可能とするアダプタを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、接地極を含む3極の栓刃が差し込まれる3個の差込口がコンセントハウジングの一面に開口し、各差込口に差し込まれた栓刃を受ける刃受ばねをコンセントハウジング内に有したコンセントブロックと、コンセントハウジングとは別体のプラグハウジングの一面から突出するとともに各刃受ばねに接続線を介してそれぞれ電気的に接続される3極の栓刃を有したプラグブロックとを備え、コンセントブロックは、電圧極である第1および第2の差込口が、それぞれ矩形状に開口しかつ長手方向が互いに直交するとともに第1の差込口の幅方向において第1の差込口から第2の差込口が離間し、接地極である差込口が、第2の差込口の幅方向において第2の差込口から離間し、かつ第2の差込口の長手方向において第2の差込口の両端のうちの第1の差込口から離れた一端と第1の差込口との間に対応する部位に位置し、プラグブロックは、電圧極である第1および第2の栓刃が、平形栓刃であって突出方向に直交する断面における長手方向に沿った中心線を一致させる形で並設され、接地極である栓刃が、第1および第2の栓刃の断面における幅方向において第1および第2の栓刃から離間しかつ第1および第2の栓刃の断面の間に対応する部位に位置し、コンセントハウジングとプラグハウジングとは、栓刃の突出方向に直交する面内において並設され、かつ差込口が開口したコンセントハウジングの一面と栓刃が突出したプラグハウジングの一面とが栓刃の突出方向において互いに逆向きになるように位置関係が設定され、接続線は、コンセントハウジングとプラグハウジングとの前記位置関係を維持できる硬さを有する長さに設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、コンセントブロックと同じ配置の3個の差込口を有するコンセントに対応した電気機器を使用する場合に、この種のコンセントが設置されていなくても、従来から広く採用されており電圧極である第1の差込口と第2の差込口とを長手方向の一直線上に並設したコンセントが設置されていれば、アダプタを介して前記電気機器をコンセントに接続することができる。また、コンセントハウジングとプラグハウジングとが別体であるから、栓刃の突出方向におけるアダプタの寸法を比較的小さくすることができ、アダプタを介してコンセントに電気機器を接続した状態で、コンセントからのアダプタの突出寸法が比較的小さくなるという利点がある。さらに、コンセントハウジングとプラグハウジングとが前記栓刃の突出方向に直交する面内において並設されているので、壁面等の施工面に設置されたコンセントにプラグブロックを接続した状態で、コンセントハウジングは前記コンセントの周囲に保持されることになり、コンセントハウジングを別に固定する必要がない。しかも、差込口が開口したコンセントハウジングの一面と栓刃が突出したプラグハウジングの一面とが栓刃の突出方向において逆向きになっているので、コンセントブロックの差込口はコンセントハウジングにおいて施工面とは反対側の一面に開口されることになり、電気機器を接続し易いという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各刃受ばねには前記接続線に接続される端子部を有した端子板がそれぞれ接続されており、電圧極である第1および第2の刃受ばねに接続された端子板が、前記第2の差込口の幅方向において、第1および第2の刃受ばねに対して接地極である刃受ばねとは反対側に位置するように、第1および第2の刃受ばねから第2の差込口の幅方向に沿ってそれぞれ突出していることを特徴とする。
この構成によれば、電圧極である第1および第2の刃受ばねと端子板とはそれぞれ第2の差込口の幅方向に並ぶことになるから、第2の差込口の長手方向、つまり電圧極である第1の差込口と第2の差込口とが並ぶ方向について、コンセントハウジングを小型化することができる。
本発明は、コンセントブロックと同じ配置の3個の差込口を有するコンセントに対応した電気機器を使用する場合に、この種のコンセントが設置されていなくても、従来から広く採用されており電圧極である第1の差込口と第2の差込口とを長手方向の一直線上に並設したコンセントが設置されていれば、アダプタを介して前記電気機器をコンセントに接続することができるという利点がある。また、コンセントハウジングとプラグハウジングとが前記栓刃の突出方向に直交する面内において並設されているので、壁面等の施工面に設置されたコンセントにプラグブロックを接続した状態で、コンセントハウジングを別に固定する必要がない。しかも、差込口が開口したコンセントハウジングの一面と栓刃が突出したプラグハウジングの一面とが栓刃の突出方向において逆向きになっているので、電気機器を接続し易いという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態のアダプタは、図1に示すように、接地極を含む3極の(相手側)栓刃が差し込まれる3個の差込口1〜3がコンセントハウジング4に開口し、各差込口1〜3に差し込まれた(相手側)栓刃を受ける刃受ばね5〜7をコンセントハウジング4内に有したコンセントブロックAと、コンセントハウジング4とは別体のプラグハウジング8から突出する3極の栓刃9〜11を有したプラグブロックBとを備えている。各刃受ばね5〜7と各栓刃9〜11とは接続線12を介してそれぞれ電気的に接続されており、コンセントブロックAとプラグブロックBとはこの接続線12によって機械的に連結されることになる。接続線12は、本実施形態ではコンセントハウジングAとプラグハウジングBとの間に露出する部分がまとめて被覆された電線からなるが、この構成に限らず、刃受ばね5〜7と栓刃9〜11とを電気的に接続するとともにコンセントブロックAをプラグブロックBとを機械的に連結できるものであればよく、たとえば剛性を有した導電部材などでもよい。
本実施形態では、プラグブロックBとして、従来構成において説明したJIS規格で規格化されているコンセント37に対応する250V30Aのプラグ36(図7(a)参照)を用いており、この種のプラグ36は従来から広く採用されているものであるから、プラグハウジング8内の構成の詳しい説明は省略し、プラグブロックBの概略構成の説明のみ後述する。
コンセントハウジング4は、前面が開放されたボディ13と、差込口1〜3が開口しボディ13の前面に覆着されるカバー14とを結合することにより薄箱状に形成される。ボディ13においてカバー14とは反対側の一面(背面)から挿入される複数本(図では5本)の組立ねじ15を、カバー14に螺合させることにより、ボディ13とカバー14とが結合される。
カバー14の前面には、差込凹所16が凹設され、差込凹所16の底面に差込口1〜3が開口する。差込口1〜3のうちの2個の(第1の)差込口1および(第2の)差込口2はプラグ39(図8(a)参照)における電圧極の(相手側)栓刃9’,10’が挿入され、残りの1個の差込口3は接地極の(相手側)栓刃11’が挿入される。電圧極の栓刃9’,10’は平形栓刃であるから、差込口1,2は矩形状に開口する。また、接地極の栓刃11’は断面U字状であり、差込口3は半楕円状に開口する。差込口1〜3の配置は、従来構成において説明した後者のコンセント38と同じ配置になっており、ここでは説明を省略する。ただし、電圧極である差込口1の長手方向に沿った接地極である差込口3の中心線は、差込口1の長手方向に沿った差込凹所16の中心線と一致し、この中心線を挟んで電圧極である2個の差込口1,2は互いに反対側に配置される。上記中心線と差込口2との距離は差込口1との距離よりも小さく設定される。
ところで、差込凹所16の開口面は、差込口1の長方向における寸法が差込口1の幅方向における寸法よりも大きくなる長円状に形成されている。すなわち、差込凹所16の開口面は、差込口1の長手方向における各端部がそれぞれ弧状であって、弧状部分を直線部分で連結した形状に形成されている。差込凹所16の開口面における直線部分に対応する部位では、差込凹所16の内周面は差込口1の長手方向と平行に形成される。また、本実施形態では差込凹所16の内周面は差込凹所16の底面に対して直交する。
差込凹所16は、コンセントブロックAに接続されるプラグ39(図8(a)参照)において栓刃9’〜11’が突設されているプラグハウジング8’の一部が嵌合するように形成されている。つまり、図8(a)に示したプラグハウジング8’のうち栓刃9’〜11’が突設される一面に栓刃9’〜11’を囲む形で差込突台40が突設され、この差込突台40が差込凹所16に嵌合する。あるいはまた、プラグハウジング8’が差込凹所16の開口面に合致する断面形状に形成され、プラグハウジング8’の一部が差込凹所16に嵌合する。この構成により、プラグ39において栓刃9’〜11’が突出する面がコンセントハウジング4の前面とは異なる面になるから、ゴミや金属片や水滴のような異物が栓刃9’〜11’に触れ難くなり、とくに、IHクッキングヒータのように比較的異物が付着しやすい場所で使用する場合の安全性を高めることができる。しかも、差込凹所16の内周面の一部は差込口1の長手方向と平行であるから、差込凹所16の長手方向の内周面が差込口1に挿入される栓刃9’のガイドになり、プラグ39を挿入し易くなる。
一方、ボディ13におけるカバー14との対向面には、図2に示すように、3区画の収納凹所17が形成され、各収納凹所17の間は仕切壁18により分離されている。各収納凹所17には、それぞれ刃受ばね5〜7が収納される。各刃受ばね5〜7は、それぞれ対向して配置された一対の刃受部5a〜7aを備える。電圧極である(第1の)刃受ばね5および(第2の)刃受ばね6は、両刃受部5a,6aの後縁間を連結片5b,6bで連続一体に連結しているが、接地極の刃受ばね7は、両刃受部7aの後端側部間を連結片7bで連続一体に連結する。つまり、接地極の刃受ばね7は、栓刃11’が挿入される方向における両端部がともに開放されている。接地極の栓刃11’は電圧極の栓刃9’,10’に比較してプラグハウジング8’からの突出寸法が大きくなるが、本実施形態では接地極である刃受ばね7について、接地極の栓刃11’の挿入方向の両端が開放されているから、刃受ばね7の材料の厚み寸法分だけ接地極の栓刃11’を電圧極の栓刃9’,10’より深く挿入することが可能になる。さらに、接地極の刃受ばね7は対象となる栓刃が接地極の栓刃11’であるから刃受部7aの間隔が電圧極の刃受ばね5,6の刃受部5a,6aの間隔より大きく設定されている。各連結片5b〜7bには接続片5c〜7cの一端が連続一体に接続され、接続片5c〜7cの他端は端子板19〜21に連続一体に接続される。
端子板19〜21はボディ13の前面に沿って配置され、各端子板19〜21には、取付ねじ22がそれぞれ挿入される固定用孔19a〜21aと、端子ねじ23がそれぞれ螺合する端子ねじ孔19b〜21bとが形成される。ボディ13には取付ねじ22が螺合する端子固定孔24が形成される。つまり、端子板19〜21は取付ねじ22を用いてボディに固定される。接続線12は、端子ねじ23の頭部と各端子板19〜21との間にそれぞれ挟持されることにより端子板19〜21に接続される。また、各端子板19〜21には、ボディ13に設けた差込孔25に挿入される差込片19c〜21cが突設される。このように差込片19〜21を差込孔25に差し込むことによって、端子板19〜21がボディ13に対して定位置に位置決めされる。ここで、電圧極の一方の刃受ばね5および端子板19の一体部品と、他方の刃受ばね6および端子板20の一体部品とは同形状の共通部品であって、互いに直交した差込口1,2に対応するように、ボディ13に対しては刃受ばね5,6における刃受部5a,6aの幅方向を互いに直交させる向きに組み込まれている。
一方、プラグブロックBには、上述したようにJIS規格で規格されたプラグを用いており、プラグハウジング8から突出する栓刃9〜11は以下に説明する配置になっている。電圧極である(第1の)栓刃9および(第2の)栓刃10は、それぞれ断面矩形状の平形栓刃であって、断面における長手方向に沿った中心線が互いに一致する形に並設され、接地極である栓刃11は、断面U字状であって、栓刃9,10の断面の幅方向において栓刃9,10から離間しかつ両栓刃9,10の断面の間に対応する部位に位置する。また、プラグハウジング8における栓刃9〜11が突出する一面であって両電圧極の栓刃9,10の間の部位には栓刃9,10の断面における幅方向に平行な2条の溝部8aが形成され、両栓刃9,10の間の沿面距離が大きくなっている。
本実施形態の構成によれば、コンセントブロックAには、従来構成において説明した後者のコンセント38(図8(b)参照)に対応したプラグ39(図8(a)参照)を接続することができ、プラグブロックBにおいては、従来から広く採用されており電圧極である差込口1’,2’が長手方向の一直線上に並ぶコンセント37(図7(b)参照)に接続することができる。すなわち、本実施形態のアダプタを用いれば、従来構成において説明した後者のコンセント38に対応した電気機器を、従来構成において説明した前者のコンセント37(JIS規格で規格化されたコンセント)に接続することができる。
また、本実施形態では、コンセントハウジング4とプラグハウジング8とが栓刃9〜11の突出方向に直交する面内において差込口1の長手方向に並ぶように並設され、かつ差込口1〜3が開口したコンセントハウジング4の一面と栓刃9〜11が突出したプラグハウジングの8一面とが栓刃9〜11の突出方向において互いに逆向きになるように、接続線12によってコンセントハウジング4とプラグハウジング8との位置関係を決定している。接続線12は、この位置関係を維持できる硬度を有する程度の長さに設定されている。この構成では、コンセントハウジング4とプラグハウジング8とが栓刃9〜11の突出方向に直交する面内において並設されているので、壁面等の施工面に設置されたコンセント37(図7(b)参照)にプラグブロックBを接続した状態で、コンセントハウジング4はコンセント37の周囲に保持されることになり、コンセントハウジング4を別に固定する必要がない。しかも、差込口1〜3が開口したコンセントハウジング4の一面と栓刃9〜11が突出したプラグハウジング8の一面とが栓刃9〜11の突出方向において逆向きになっているので、コンセントブロックBの差込口1〜3はコンセントハウジング4において施工面とは反対側の一面に開口することになり、コンセントブロックAに電気機器を接続し易いという利点がある。
なお、本実施形態の刃受ばね5〜7および端子板19〜21は、コンセントブロックAと同じ配置の3個の差込口1〜3を有しかつ電線を付設した施工面に露出させる形で固定される所謂露出形コンセント38(図8(b)参照)に用いられる刃受ばね5〜7および端子板19〜21と同様の形状に設計されている。このように、複数種類の製品で同じ刃受ばね5〜7および端子板19〜21を用いることにより、刃受ばね5〜7および端子板19〜21を形成するための金型を複数種類の製品で共用することができ、金型の費用を抑えることができる。
(実施形態2)
本実施形態のアダプタは、図3に示すように、実施形態1のアダプタにおいて、コンセントブロックAにおける刃受ばね5〜7と端子板19〜21との位置関係を変更することにより、差込口1〜3に対するコンセントハウジング4の大きさを実施形態1に比べて小さくしたものである。
すなわち、本実施形態では、図3(b)〜(d)に示すように、電圧極である刃受ばね5,6に接続された各端子板19,20が、差込口2の幅方向(図の上下方向)において、刃受ばね5,6に対して接地極である刃受ばね7とは反対側に位置するように、刃受ばね5,6から差込口2の幅方向に沿ってそれぞれ突出する形に形成される。これにより、電圧極である刃受ばね5,6と端子板19,20とはそれぞれ差込口2の幅方向に並ぶことになるので、電圧極である差込口5,6が並ぶ方向についてコンセントハウジング4を小型化することが可能になる。図3(a)に示したコンセントハウジング4の周囲の2点鎖線は、実施形態1のコンセントハウジング4の外周縁を表している。
また、各端子板19〜21において接続線12を接続する端子部としての構造は、図3(b)に示すように実施形態1と同様の端子ねじ23を用いるものとしてもよいが、図3(c)に示すような端子板19〜21をかしめることによって接続線12を端子板19〜21に保持する構造や、図3(d)に示すような端子板19〜21に接続線12をはんだ付けする構造を採用してもよい。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
参考例
構成例のアダプタは、図4に示すように、平面視が略正方形の箱状に形成され、接地極を含む3極の(相手側)栓刃が差し込まれる3個の差込口1〜3が前面(図4(c)の上面)に開口し、背面(図4(c)の下面)からは3極の栓刃9〜11が突出したハウジング26を備えている。すなわち、本構成例は、プラグ39(図8(a)参照)が接続されるコンセントブロックAとコンセント37(図7(b)参照)に接続されるプラグブロックBとに分かれていた実施形態1,2とは異なり、コンセントブロックとプラグブロックとの両方の機能を1個のハウジング26に備えたものである。
ハウジング26は、前面が開放され底面に栓刃9〜11が挿通される3個の挿通孔27が貫設されたボディ28と、前面に差込口1〜3が開口しボディ28の前面に覆着されるカバー29とを結合することにより形成される。ボディ28においてカバー29とは反対側の一面(背面)から挿入される複数本(図では3本)の組立ねじ30を、カバー29に螺合させることにより、ボディ28とカバー29とが結合される。ボディ28の背面とカバー29の前面とは互いに平行する。カバー29の前面に凹設された差込凹所16、および差込凹所16の底面に開口した差込口1〜3については、実施形態1のコンセントハウジング4と同様であるから説明を省略する。
一方、ボディ28におけるカバー29との対向面には、3区画の収納凹所31が形成され、各収納凹所31の間は仕切壁32により分離されている。各収納凹所31には、それぞれ刃受ばね5〜7が収納される。ここにおいて、各収納凹所31はそれぞれの底面に上述した挿通孔27が位置するように形成されている。つまり、各収納凹所31には、刃受ばね5〜7だけでなく栓刃9〜11もそれぞれ配置されることになる。また、各刃受ばね5〜7については、実施形態1において説明した刃受ばね5〜7と同様であるから詳しい説明は省略するが、本構成例では、刃受ばね5〜7と栓刃9〜11とを直接結合する構成を採用しており、実施形態1において刃受ばね5〜7と端子板9〜11とを接続していた接続片5c〜7cおよび端子板19〜21はなく、各刃受ばね5〜7はそれぞれ、図6に示すように、対向して配置された一対の刃受部5a〜7aと、両刃受部5a〜7aを連結する連結片5b〜7bと、後述する結合片5d〜7dとで構成される。
このように、コンセントブロックとプラグブロックとの両方の機能を1個のハウジング26に備えることにより、従来構成において説明した後者のコンセント38(図8(b)参照)に対応した電気機器を、従来構成において説明した前者のコンセント37(図7(b)参照)に接続することができるという実施形態1と同等の効果に加え、アダプタの使用時にアダプタが占有するスペースを比較的小さく抑えることができるという効果も期待できる。
ところで、本構成例では、刃受ばね5〜7と栓刃9〜11とを別体としており、電圧極である2個の刃受ばね5,6に共通の部品を用い、かつ電圧極である2個の栓刃9,10に共通の部品を用いるために、以下に説明するような刃受ばね5,6と栓刃9,10との組み合わせ方を採用している。すなわち、電圧極である2個の刃受ばね5,6は互いに同じ形状に形成され、電圧極である2個の栓刃9,10も互いに同じ形状に形成されている。これにより、刃受ばね5,6を形成するための金型を共用することができるとともに、栓刃9,10を形成するための金型を共用することができ、金型の費用を低コストに抑えることができる。
電圧極である各刃受ばね5,6は、それぞれボディ28の前面に沿って連結片5b,6bから刃受片5a,6aの幅方向の一方に突出した結合片5d,6dを連結片5b,6bと連続一体に有しており、各結合片5d,6dにはそれぞれかしめ鋲33を挿通するための結合孔34が貫設されている。結合片5d,6dの先端部は、一対の刃受片5a,6aの対向方向における一方にボディ28の前面に沿って延長されており、結合孔34はこの延長部分に配置される。一方、電圧極である栓刃9,10は、ハウジング26内に位置する基端部(図5の上端部)から断面における幅方向の一方にボディ28の前面に沿って延出された固定片9a,10aをそれぞれ有しており、各固定片9a,10aにはそれぞれかしめ鋲33を挿通するための固定孔35が2個ずつ貫設されている。2個の固定孔35は、栓刃9,10の断面における長手方向と幅方向とのいずれの方向においても並ぶことがないように配置される。
上述した刃受ばね5,6と栓刃9,10とは、図6に示すように、結合片5d,6dが固定片9a,10aの前方(図5の上方)に位置するように重ねられた状態で、結合孔34と固定孔35との両方を貫通するかしめ鋲33の両端部をかしめることにより結合される。ここで、栓刃9が断面の長手方向を差込口1の幅方向に一致させる形で刃受ばね5に結合され、栓刃10が断面の長手方向を差込口2の長手方向に一致させる形で刃受ばね6に結合されることにより、各刃受ばね5,6をそれぞれ差込口1,2に対応する向きに配置している。さらに、刃受ばね5,6毎にそれぞれ異なる固定孔35を用いることにより、各刃受ばね5,6をそれぞれ差込口1,2に対応する部位に配置している。
また、接地極である刃受ばね7の結合片7dは、図5に示すように、両刃受片7aの対向方向において一方の刃受片7aの後端縁から他方の刃受片7aとは反対側にボディ28の前面に沿って突出しており、他の刃受ばね5,6の結合片5d,6dと同様に結合孔34が貫設されている。接地極である栓刃11は、基端部から差込口1の幅方向の一方にボディ28の前面に沿って延出された固定片11aを有しており、固定片11aには固定孔35が1個だけ貫設されている。そして、刃受ばね7と栓刃11とは、結合片7dが固定片11aの前方に位置するように重ねられた状態で、結合孔34と固定孔35との両方を貫通するかしめ鋲33の両端部をかしめることにより結合される。
本発明の実施形態1の構成を示し、(a)はコンセントブロックにおけるカバーを外した状態の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 同上の分解斜視図である。 本発明の実施形態2の構成を示し、(a)は正面図、(b)〜(d)はコンセントブロックにおけるカバーを外した状態の平面図である。 本発明の参考例の構成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は背面図、(e)はカバーを外した状態の平面図である。 同上の分解斜視図である。 同上の要部を示し、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 従来例を示し、(a)はプラグの斜視図、(b)はコンセントの斜視図である。 他の従来例を示し、(a)はプラグの斜視図、(b)はコンセントの分解斜視図である。
符号の説明
1 (第1の)差込口
2 (第2の)差込口
3 差込口(接地極)
4 コンセントハウジング
5 (第1の)刃受ばね
6 (第2の)刃受ばね
7 刃受ばね(接地極)
8 プラグハウジング
9 (第1の)栓刃
10 (第2の)栓刃
11 栓刃(接地極)
12 接続線
19〜21 端子板
26 ハウジング
A コンセントブロック
B プラグブロック

Claims (2)

  1. 接地極を含む3極の相手側栓刃が差し込まれる3個の差込口がコンセントハウジングの一面に開口し、各差込口に差し込まれた相手側栓刃を受ける刃受ばねをコンセントハウジング内に有したコンセントブロックと、コンセントハウジングとは別体のプラグハウジングの一面から突出するとともに各刃受ばねに接続線を介してそれぞれ電気的に接続される3極の栓刃を有したプラグブロックとを備え、コンセントブロックは、電圧極である第1および第2の差込口が、それぞれ矩形状に開口しかつ長手方向が互いに直交するとともに第1の差込口の幅方向において第1の差込口から第2の差込口が離間し、接地極である差込口が、第2の差込口の幅方向において第2の差込口から離間し、かつ第2の差込口の長手方向において第2の差込口の両端のうちの第1の差込口から離れた一端と第1の差込口との間に対応する部位に位置し、プラグブロックは、電圧極である第1および第2の栓刃が、平形栓刃であって突出方向に直交する断面における長手方向に沿った中心線を一致させる形で並設され、接地極である栓刃が、第1および第2の栓刃の断面における幅方向において第1および第2の栓刃から離間しかつ第1および第2の栓刃の断面の間に対応する部位に位置し、コンセントハウジングとプラグハウジングとは、栓刃の突出方向に直交する面内において並設され、かつ差込口が開口したコンセントハウジングの一面と栓刃が突出したプラグハウジングの一面とが栓刃の突出方向において互いに逆向きになるように位置関係が設定され、接続線は、コンセントハウジングとプラグハウジングとの前記位置関係を維持できる硬さを有する長さに設定されていることを特徴とするアダプタ。
  2. 各刃受ばねには前記接続線に接続される端子部を有した端子板がそれぞれ接続されており、電圧極である第1および第2の刃受ばねに接続された端子板は、前記第2の差込口の幅方向において、第1および第2の刃受ばねに対して接地極である刃受ばねとは反対側に位置するように、第1および第2の刃受ばねから第2の差込口の幅方向に沿ってそれぞれ突出していることを特徴とする請求項1記載のアダプタ。
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