JP7018677B1 - 作業状況管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】集合住宅における作業の作業状況を、作業者及び管理者などのシステム利用者が視覚的に把握することを容易にするシステムを提供する。【解決手段】作業状況を管理する作業状況管理システムは、集合住宅の各部屋に対して行う所定の作業の状況である作業状況を識別可能に一覧表示する表示手段と、前記部屋のそれぞれの前記作業状況を変更する変更手段と、を備え、前記表示手段は、前記部屋のそれぞれについて前記作業の作業前、作業後、及び予定日時を異なる色により識別可能に、前記作業状況を表示する。【選択図】図9

Description

本発明は、作業状況管理システムに関する。
マンションなどの集合住宅での排水管の清掃作業などの作業において、清掃作業を請け負った会社は、清掃作業のスケジュール及び進捗状況を、手書きのチェックシート等を用いて管理していた。しかしながら、手書きのチェックシートでは、作業のスケジュール及び進捗状況を一元的に管理するのが困難であったり、手書きで記入するのが煩雑であったりした。これに対して、特許文献1に記載の出来高管理方法では、建築物の工事における作業の進捗や作業員の工数を把握するために、居室毎の工事に伴う工程の出来高情報をコンピュータにより時系列で可視化する方法が提案されている。
特開2020-129312号公報
集合住宅での排水管の清掃作業などでは、作業の進捗状況の管理も必要であるが、作業スケジュールの管理及び調整が重要となる。集合住宅での排水管の清掃作業は、集合住宅の上階から下階の順に、または下階から上階に向けて順に行っていくことが好ましいため、これらのいずれかの順序を基本としながら、住人の都合に合わせて例外的にスケジュールを調整していく方法が採られる。清掃作業時は、調整したスケジュールに応じて清掃作業者が清掃作業を進めていくが、住人が留守のため作業を完了できない状況が発生する場合がある。また、住人が清掃を辞退する場合や、空室であるため作業が不要である場合もある。
しかしながら、上記のような場合において上記特許文献1に記載の方法では、作業の進捗状況の管理は一応可能になるものの、清掃作業のような作業における、スケジュール及び状況といった作業状況を視覚的に把握しやすくするという点において不十分な点があった。本発明は、このような課題を解決し、集合住宅における作業の作業状況を、作業者及び管理者などのシステム利用者が視覚的に把握することを容易にするシステムを提供することを目的のひとつとする。
本発明の一態様に係る作業状況管理システムは、
集合住宅の各部屋に対して行う所定の作業の状況である作業状況を識別可能に一覧表示する表示手段と、
部屋のそれぞれの作業状況を変更する変更手段と、を備え、
表示手段は、部屋のそれぞれについて作業の予定日時及び作業後を異なる色により識別可能に、作業状況を表示する。
上記態様の作業状況管理システムでは、作業後及び作業前といった進捗状況のみでなく、作業の予定日時を色によって視覚的に識別可能に表示するため、作業者及び管理者などのシステム利用者が作業のスケジュール及び進捗状況といった作業状況を容易に把握することができるようになる。特に、作業の予定日時を色分け表示するため、システム利用者がスケジュールを容易に把握可能になる。
上記態様において、表示手段は、部屋について、階及び部屋番号によって区切られた見取図に作業状況を一覧表示する。
この態様によれば、システム利用者が、作業対象の集合住宅における各部屋の状況を、階ごとに把握しやすくすることができる。
上記態様において、表示手段は、予定日時が同一日である部屋に対応する欄を同系色で表示する。
この態様によれば、例えば、特定の階に予定日時が同一日ではない部屋が存在する状況などを、システム利用者が、視覚的に把握しやすくすることができる。これによって、作業効率を向上させることなどが可能となる。
上記態様において、表示手段は、作業後の部屋に対応する欄を、作業完了、留守、辞退、及び空室を含む状況に応じて異なる色により識別可能に表示する。
この態様によれば、例えば、特定の階に存在する作業が完了した部屋と完了していない部屋とを、システム利用者が視覚的に把握しやすくすることができる。また、例えば、作業を辞退した住人の部屋、及び作業の予定日時に住人が留守であった部屋が存在することを、システム利用者が視覚的に把握しやすくすることができる。
上記態様において、変更手段は、サインの入力が行われることで、作業状況を作業完了に変更する。
この態様によれば、作業対象の部屋の住人のサインが入力されたときに作業状況を作業完了に変更することができるため、作業状況を確実かつ容易に一元管理することができる。また、作業完了とサインとを関連付けて記憶させることなどが可能となる。
上記態様において、表示手段は、予定日時が互いに同一日となる部屋に対応する欄の色のほうが、予定日が互いに異なる日となる部屋に対応する欄の色よりも類似するよう表示する。
上記態様において、表示手段は、予定日時が互いに同一日となる部屋に対応する欄の色同士の色差が、予定日が互いに異なる日となる部屋に対応する欄の色同士の色差よりも小さくなるよう表示する。
これらの態様によれば、システム利用者が、作業の予定日時が同一日の部屋を、視覚的にさらに把握しやすくすることができる。これにより、ある階に存在する、作業の予定日時が異なる部屋を一目で判別することができ、作業効率を向上させることなどが可能となる。
本発明によれば、集合住宅における清掃作業のような作業における、スケジュール及び状況といった作業状況を視覚的に把握しやすくしたシステムを提供することができる。
図1は、作業状況管理システムの構成例を示す図である。 図2は、作業状況管理システムに含まれる情報端末及びサーバの構成例を示す図である。 図3は、初期状態においてサーバの記憶手段に記憶された作業状況を示す表である。 図4は、図3の作業状況のときに情報端末で表示される作業状況一覧を示す図である。 図5は、作業状況を変更するときに情報端末で表示される作業状況変更画面を示す図である。 図6は、作業前にスケジュールを確定した状態においてサーバの記憶手段に記憶された作業状況を示す表である。 図7は、図6の作業状況のときに情報端末で表示される作業状況一覧を示す図である。 図8は、1日目の作業が完了した状態においてサーバの記憶手段に記憶された作業状況を示す表である。 図9は、図8の作業状況のときに情報端末で表示される作業状況一覧を示す図である。 図10は、作業が完了し住人によるサイン入力を行うときに情報端末で表示されるサイン入力画面を示す図である。
本実施形態の作業状況管理システムは、集合住宅の各部屋に対して行う清掃作業等の作業のスケジュールを含む作業状況を、異なる色で表示することで、システム利用者が視覚的に容易に把握できるようにすることを特徴のひとつとする。特に、作業状況を一覧表示するときに、作業の予定日が同一日となる部屋に対応する欄を同系色で表示することで、特定の階における作業の予定日が異なる部屋の存在を容易に把握可能にしている。
本明細書では、集合住宅の各部屋に対して行う排水管の清掃作業などの作業を単に「作業」ということがある。特定の部屋に対して作業を行う予定の日時のことを「スケジュール」という。作業状況管理システムを利用する利用者を、単に「利用者」という。
<実施形態>
以下、本発明の一側面に係る実施の形態を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
図1は、本実施形態の作業状況管理システム1の構成を示す図である。作業状況管理システム1は、情報端末2及び2A、並びにサーバ3を含んで構成される。情報端末2は、例えばタブレット機器であるが、スマートフォンまたはノートPCなどであってもよい。情報端末2は、主に清掃作業の現場にいる利用者が、集合住宅の各部屋の作業状況を現場で把握し、変更するために利用する端末である。情報端末2Aは、例えばPCである。情報端末2Aは、主に清掃作業を行う企業の事務所にいる利用者が、集合住宅の各部屋の作業状況を事務所で把握し、変更するために利用する端末である。サーバ3は、情報端末2及び2Aで入力された情報に基づいて作業状況に関する情報を更新することで、いずれの情報端末2及び2Aからも現在の状況を把握することを可能にする。
図2は、情報端末2及びサーバ3の具体的な機能的な構成を示すブロック図である。なお、情報端末2Aは情報端末2と同様の構成であるため、ここではその説明を省略する。
情報端末2は、通信手段21、表示手段22、変更手段23、入力手段24、及び撮像手段25を含んで構成される。
通信手段21は、有線または無線通信によりサーバ3との間で情報の送受信を行う。通信は、インターネットを介して行われてもよい。通信手段21は、通信を行うためのアンテナ及び通信制御部を含む。通信手段21の通信制御部は、半導体集積回路などの演算装置により実現される。本実施形態では、通信手段21は、サーバ3が記憶する作業状況を受信し、サーバ3に対して作業状況の変更に関する情報を送信する。なお、情報端末2の通信手段21は、主に携帯電話の回線などの無線通信により通信する。情報端末2Aは、主に無線LANまたは有線LANを介した通信により通信する。
表示手段22は、利用者が視認可能になるように画像を表示する。表示手段22は、例えば、液晶表示装置または有機EL表示装置、及び表示制御部を含む。表示制御部は、半導体集積回路などの演算装置により実現される。本実施形態では、表示手段22は、集合住宅の各部屋に対して行う作業の状況である作業状況を、利用者が識別可能な態様で一覧表示する。表示手段22での具体的な表示については後述する。
変更手段23は、利用者による入力操作に応じて作業状況を変更する。変更手段23は、情報端末2に含まれた半導体集積回路などの演算装置により実現される。具体的には、変更手段23は、サーバ3に対して作業状況を変更するための情報を送信することで、サーバ3の記憶手段32に記憶された作業状況を変更する。変更手段23は、利用者が、入力手段24を介して、特定の部屋のスケジュールを変更したり、特定の部屋の作業状況を空室、留守、作業完了、または辞退のいずれかに変更したりする際に、利用者の入力操作に基づいて作業状況の変更のための情報をサーバ3に送信する。また、変更手段23は、作業が完了した後に、利用者が作業を完了した部屋の住人からサインを入力してもらうことで、サーバ3に記憶された作業状況を作業完了に変更する。
入力手段24は、情報端末2に対する入力操作を検知して所定の処理を行う。入力手段24は、例えば、タッチパネルまたは操作キー、及び入力を検知する入力検知部である。入力検知部は、半導体集積回路などの演算装置により実現される。本実施形態では、入力手段24は、利用者による作業状況の変更のための入力操作を検知する。また、入力手段24は、作業が完了した際に、作業対象の部屋の住人がサインを入力する際の入力操作を受け付ける。
撮像手段25は、利用者の操作により画像を取得する。取得された画像は、通信手段21を介してサーバ3に送信される。撮像手段25は、例えばカメラである。撮像手段25は、作業前、作業途中、及び作業完了後の作業対象の画像を取得するのに用いられる。撮像手段25により撮像された画像は、部屋番号と関連付けられ記憶手段32に記憶される。
サーバ3は、通信手段31及び記憶手段32を含んで構成される。
通信手段31は、有線または無線通信により情報端末2及び2Aとの間で情報の送受信を行う。通信は、インターネットを介して行われてもよい。通信手段31は、通信を行うための通信制御部を含む。通信手段31は、半導体集積回路などの演算装置により実現される。本実施形態では、通信手段31は、情報端末2から送信された作業状況の変更に関する情報を受信し、記憶手段32が記憶する作業状況を情報端末2に対して送信する。
記憶手段32は、集合住宅の各部屋の作業状況を示すデータベースである作業状況データを含む、各種データを記憶する。記憶手段32は、サーバ3のHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であり、サーバ3の演算装置などによりデータの読み書きが制御される。記憶手段32は、情報端末2から送信された作業状況の変更に関する情報に基づき、記憶している集合住宅の各部屋の作業状況を変更する。記憶手段32が記憶する作業状況は、作業状況管理システム1における最新の作業状況となっており、複数の情報端末2及び2Aが現在の作業状況を把握可能になっている。
<作業状況のデータ>
集合住宅の各部屋における作業状況の管理を開始する際、利用者によって、記憶手段32に記憶される作業状況の初期データが生成される。利用者は、初期データを生成するにあたり、情報端末2または2Aの入力手段によって、管理対象の集合住宅の階数と各階の部屋数を入力する。入力された階数と各階の部屋数の情報は、通信手段21によりサーバ3に送信される。サーバ3は、受信した階数及び各階の部屋数の情報に基づいて、作業状況の初期データを生成する。具体的には、階数と各階の部屋数の情報に基づき、階数×各階で導出される部屋数に応じた、集合住宅のすべての部屋の作業状況を示す作業状況のデータを生成する。例えば、階数が6階、各階の部屋数が6部屋である場合には、合計36室の作業状況のデータを生成する。
初期データにおいて、それぞれの部屋に対して作業を行う予定の日時であるスケジュールは、利用者が情報端末2または2Aの入力手段24によって、作業の期間、それぞれの期間で作業を行う部屋数、及び/または、作業を上階または下階のどちらから行うか、などを入力することで自動的に生成されてもよい。入力されたデータは、情報端末2の通信手段21により、サーバ3に送信される。サーバ3は、受信したデータに基づいて、記憶手段32に記憶された作業状況のデータを決定することで初期データとする。なお、このような初期データの生成は、自動ではなく手動で行われてもよい。
作業状況の初期データは、部屋番号と、部屋番号に関連付けられた作業状況としてのスケジュールとを含む。具体的には実施例として後述するが、作業状況の初期データは図3に示されるようなものとなる。
集合住宅において作業が進んだり、部屋の住人からスケジュールの変更に関する連絡があったりすると、利用者により作業状況が変更される。利用者は、集合住宅の部屋について作業が完了したり、作業を行うべき部屋の住人が予定日時に不在であったり、スケジュールに変更があったりしたとき、情報端末2または2Aの入力手段24により、作業状況が変更されたことを入力する。通信手段21は、この作業状況が変更されたことを示す情報を、サーバ3に送信する。サーバ3は、受信した作業状況の変更を示す情報に基づき、記憶手段32に記憶された作業状況のデータを更新する。これにより、記憶手段32に記憶された作業状況のデータが変更される。
作業状況は、作業前、作業中及び作業後を含む。作業前を示す作業状況としては、作業の予定日時、すなわちスケジュールを示す情報を含む。作業後を示す作業状況としては、「作業完了」、「留守」、「辞退」、及び「空室」を含むものとしてよいが、これらに限られない。なお、作業状況はこれらに限定されるものではなく、その他の項目を設けてもよい。
作業状況は、以下のようにして変更される。利用者は、住人が居住してない部屋がある場合には、情報端末2または2Aを操作して、当該部屋の作業状況を「空室」に変更する。利用者は、部屋の住人が作業を辞退する旨の連絡があった場合には、情報端末2または2Aを操作して、当該部屋の作業状況を「辞退」に変更する。利用者は、作業のために訪問した部屋の住人が不在であった場合には、情報端末2を操作して、当該部屋の作業状況を「留守」に変更する。
利用者は、訪問した部屋の作業を開始する際に、情報端末2を用いて、作業開始に関する操作をする。これにより、当該部屋の作業状況が「作業中」に変更される。作業のために訪問した部屋の作業が完了すると、情報端末2を操作して、当該部屋の住人によるサインの入力を受け付ける。これにより、当該部屋の作業状況が「作業完了」に変更される。図10は、作業が完了し住人によるサイン入力を行うときに情報端末2の表示手段22で表示されるサイン入力画面を示す図である。サイン入力欄228には、サイン入力用のペンでサインすることが可能になっている。タッチパネルに表示された完了キー229にタッチされると、入力手段24は、通信手段21を介して、入力されたサインのデータをサーバ3に送信する。サーバ3は、受信した住人のサインを、当該住人が居住する部屋番号と関連付けて、記憶手段32に記憶させる。また、作業が完了した際には、利用者は、情報端末2の撮像手段25によって作業が完了した場所を撮像する。撮像した画像は、通信手段21を介してサーバ3に送信され、作業完了を示す画像として、部屋番号を関連付けられて記憶手段32に記憶される。具体的には実施例として後述するが、作業がある程度進んだ状態の作業状況のデータは、図8に示されるようなものとなる。なお、作業状況が作業完了の部屋については、図中には「完了」として示している。
<作業状況の表示>
情報端末2及び2Aでは、表示手段22に集合住宅の各部屋の作業状況を一覧表示させることで、作業状況を視覚的に確認することができる。具体的には実施例として後述するが、表示手段22に表示される作業状況一覧22aは、図4、図7、及び図9に示されるようなものとなる。
図示されるように、作業状況一覧22aは、集合住宅のそれぞれの部屋について、階及び部屋番号で格子状に区切られた見取図において、各部屋に対応する欄の背景色を異なる色で表示することによって表示手段22に表示される。作業前の部屋の欄は、スケジュールが同一日の部屋同士が類似の同系色となるよう表示される。より具体的には、スケジュールが同一日の午前である部屋と午後である部屋の欄が、同系色で表示される。また、作業後の部屋の欄は、それぞれ作業完了、留守、辞退、及び空室の状況に応じて異なる色で表示される。具体的には、作業完了の部屋は灰色、作業時に留守であった部屋は赤色、作業を辞退した部屋は黒、空室は白、などの色で、各部屋に対応する欄の背景色が決定される。作業中の部屋の欄も同様に、上記とは異なる色で表示される。作業中の部屋の欄の背景色は、例えば、薄い灰色とする。
表示手段22で表示される作業状況一覧22aでは、スケジュールが互いに同一日となる部屋に対応する欄の色は、スケジュールが互いに異なる日となる部屋に対応する色の欄よりも、類似するよう表示される。より具体的には、表示手段22で表示される作業状況一覧22aでは、スケジュールが互いに同一日となる部屋に対応する欄の色同士の色差が、スケジュールが互いに異なる日となる部屋に対応する色の欄の色同士の色差よりも小さくなるよう表示される。色差は、色をRGB(赤、緑、青)による数値で表したときに、2つの色の間のユークリッド距離により示される。なお、同系色及び類似色の選択はこのような方法に限定されるものではない。
<実施例>
次に、作業状況管理システム1の実際の実施例について、図3~図10を参照しながら具体例を挙げて説明する。
まず、利用者は、記憶手段32に記憶される作業状況の初期データを生成するため、情報端末2または2Aの入力手段によって、管理対象の集合住宅の階数と各階の部屋数を入力する。ここでは、入力された階数が6階、各階の部屋数が6部屋だったとする。入力された情報は通信手段21によりサーバ3に送信される。サーバ3は、受信した情報に基づき、図3に示すような初期データを生成して記憶手段32に記憶させる。すなわち、101号室から606号室までの合計36室についての作業状況のデータが生成される。この作業状況は自動生成されたものであるため、実際に住人の希望作業日等を聞き取りして、スケジュールを調整していくこととなる。
図4は、図3の作業状況のときに情報端末2の表示手段22に表示される作業状況一覧22aを示す図である。これらの作業状況一覧22aは、サーバ3に記憶された作業状況のデータに基づいて表示される。図4に示されるように、各階の6部屋に対応する欄は、それぞれ同一色で表示される。1階の6部屋と、2階の6部屋とが同系色、3階の6部屋と4階の6部屋とが同系色、5階の6部屋と6階の6部屋とが同系色で表示される。
また、図4に示されるように、表示手段22の下部には複数のアイコンが表示される。これらのアイコンをタッチする操作を行う前に、各部屋に対応する欄をタッチして選択することで、選択した部屋に対する操作が行われる。利用者がアイコン221をタッチする操作を行うと、表示手段22には、スケジュールが変更された部屋に関する情報が表示される。利用者がアイコン222をタッチする操作を行うと、表示手段22には、選択中の部屋に関する作業用のメモが表示される。利用者がアイコン223をタッチする操作を行うと、選択中の部屋に関する、作業前、作業中、及び作業後の部屋の写真の撮影、及び撮影した写真の表示を行うことができる。利用者がアイコン224をタッチすると、表示手段22には、選択中の部屋の作業状況を変更するための作業状況変更画面が表示される。
図5は、作業状況を変更するときに情報端末2の表示手段22に表示されたる作業状況変更画面22bを示す図である。ここで、1から10までのいずれかの欄をタッチすることで、選択中の部屋の作業状況が変更される。すなわち、いずれかの欄がタッチされると、情報端末2の入力手段24はタッチされた欄に対応する部屋番号及び変更後の作業状況に関する情報を、サーバ3に送信する。サーバ3は、受信した情報に基づいて、記憶手段32に記憶された作業状況のデータを変更する。図5に示されるように、選択中の部屋の作業状況は、作業予定日時である2020年3月7日から3月9日の午前及び午後の6の期間のいずれか、または完了、留守、辞退、もしくは空室のいずれかに変更可能である。
ここで、作業を開始する前に確定したスケジュールに基づいて利用者が作業状況のデータを変更するとする。このとき、利用者は、402号室を空室に、501号室を辞退に、102号室のスケジュールを3月7日午前から3月9日午前に、601号室を3月9日午後から3月7日午前に、それぞれ変更するよう情報端末2に入力したとする。入力された情報はサーバ3に送信され、記憶手段32の作業状況のデータは図6に示されるように変更される。この図6の作業状況の時には、情報端末2の表示手段22には、図7に示されるような作業状況一覧22aが表示される。
その後、作業が進むと、利用者は、作業の進捗に合わせて作業状況のデータを変更していく。例えば、101号室の作業が完了すると、利用者は、101号室の作業後の写真を撮影するとともに、住人に情報端末2へのサインの入力を求める。このとき、情報端末2には、図10に示すような画面が表示される。住人が、サイン入力欄228にサインを入力し、完了キー229にタッチする操作が行われると、入力手段24は、通信手段21を介して、入力されたサインのデータをサーバ3に送信する。これにより、入力されたサインが101号室に関連付けられて記憶手段32に記憶されるとともに、101号室に対応する作業状況が作業完了に変更される。
図8は、作業1日目である3月7日の作業が完了した状態において、記憶手段32に記憶された作業状況を示す表である。図8に示されるように、3月7日に作業を予定していた部屋のうち、201号室を除く部屋については作業が完了したものの、201号室の住人は留守であったため、201号室の作業状況は留守に変更されている。図9は、図8の作業状況の時に情報端末2の表示手段22に表示される作業状況一覧22aを示す図である。
<変形例>
ここで、上記実施形態に適用しうる変形例について具体的にいくつか説明する。
実施形態におけるサーバ3は、クラウドのデータ保管システムのようなものに置き換えられてもよい。この場合、サーバ3はデータを記憶するだけで、サーバ3におけるデータの変更及び更新などの処理は、情報端末2または2Aから行う。
作業状況管理システム1では、情報端末2、2A及びサーバ3のそれぞれが作業状況を記憶し、これらのデータが定期的または不定期に同期されるシステムとしてもよい。
<本実施形態の特徴>
上記実施形態の作業状況管理システム1では、表示手段22及び変更手段23を含む情報端末2を有する構成とし、表示手段22が、集合住宅の各部屋の作業状況を識別可能に一覧表示し、かつ、各部屋についての作業の予定日時及び作業後を異なる色により識別可能に表示する。この構成により、作業後及び作業前といった進捗状況のみでなく、作業の予定日時を色によって視覚的に識別可能に表示するため、作業者及び管理者などのシステム利用者が作業のスケジュール及び進捗状況といった作業状況を容易に把握することができるようになる。特に、作業の予定日時を色分け表示するため、利用者がスケジュールを容易に把握可能になる。
また、作業状況管理システム1では、表示手段22は、部屋について、階及び部屋番号によって区切られた見取図に、作業状況を一覧表示している。これにより、利用者が、作業対象の集合住宅における各部屋の状況を、階ごとに把握しやすくすることができる。
また、作業状況管理システム1では、表示手段22は、予定日時が同一日である部屋に対応する欄を同系色で表示している。これにより、特定の階に予定日時が同一日ではない部屋が存在する状況などを、システム利用者が、視覚的に把握しやすくすることができる。これによって、作業効率を向上させることなどが可能となる。
また、作業状況管理システム1では、表示手段22は、作業後の部屋に対応する欄を、作業完了、留守、辞退、及び空室を含む状況に応じて異なる色により識別可能に表示する。これにより、例えば、特定の階に存在する作業が完了した部屋と完了していない部屋とを、システム利用者が視覚的に把握しやすくすることができる。また、例えば、作業を辞退した住人の部屋、及び作業の予定日時に住人が留守であった部屋が存在することを、利用者が視覚的に把握しやすくすることができる。
また、作業状況管理システム1では、変更手段23は、サインの入力が行われることで、作業状況を作業完了に変更する。これにより、作業状況を確実かつ容易に一元管理することができる。また、作業完了とサインとを関連付けて記憶させることなどが可能となる。
また、作業状況管理システム1では、表示手段22は、予定日時が互いに同一日となる部屋に対応する欄の色のほうが、予定日が互いに異なる日となる部屋に対応する欄の色よりも類似するよう表示する。また、表示手段22は、予定日時が互いに同一日となる部屋に対応する欄の色同士の色差が、予定日が互いに異なる日となる部屋に対応する欄の色同士の色差よりも小さくなるよう表示してもよい。これにより、利用者が、作業の予定日時が同一日の部屋を、視覚的にさらに把握しやすくすることができる。また、ある階に存在する、作業の予定日時が異なる部屋を一目で判別することができ、作業効率を向上させることなどが可能となる。
1…作業状況管理システム
2、2A…情報端末
21…通信手段
22…表示手段
23…変更手段
24…入力手段
25…撮像手段
3…サーバ
31…通信手段
32…記憶手段
36…合計

Claims (7)

  1. 排水管の清掃作業を管理する作業状況管理システムであって、
    集合住宅の各部屋に対して行う所定の作業の状況である作業状況を識別可能に一覧表示する表示手段と、
    前記部屋のそれぞれの前記作業状況を変更する変更手段と、
    作業対象の画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した前記画像を記憶する記憶手段と、
    前記画像をサーバに送信する通信手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記部屋のそれぞれについて前記作業の予定日時及び作業後を異なる色により識別可能に、前記作業状況を表示する、
    作業状況管理システム。
  2. 前記表示手段は、前記部屋について、階及び部屋番号によって区切られた見取図に前記作業状況を一覧表示する、
    請求項1に記載の作業状況管理システム。
  3. 前記表示手段は、予定日時が同一日である前記部屋に対応する欄を同系色で表示する、
    請求項1または請求項2に記載の作業状況管理システム。
  4. 前記表示手段は、作業後の前記部屋に対応する欄を、留守、辞退、及び空室を含む状況に応じて異なる色により識別可能に表示する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の作業状況管理システム。
  5. 前記変更手段は、サインの入力が行われることで、前記作業状況を作業完了に変更する、
    請求項4に記載の作業状況管理システム。
  6. 前記表示手段は、前記予定日時が互いに同一日となる前記部屋に対応する欄の色のほうが、前記予定日が互いに異なる日となる前記部屋に対応する欄の色よりも類似するよう表示する、
    請求項3に記載の作業状況管理システム。
  7. 前記表示手段は、前記予定日時が互いに同一日となる前記部屋に対応する欄の色同士の色差が、前記予定日が互いに異なる日となる前記部屋に対応する欄の色同士の色差よりも小さくなるよう表示する、
    請求項3に記載の作業状況管理システム。

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