JP2020087245A - エラー表示システム、エラー表示方法、情報処理装置 - Google Patents

エラー表示システム、エラー表示方法、情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エラーが生じている情報処理端末又は情報処理装置を特定することができるエラー表示システムを提供する。【解決手段】会議管理サーバ30には複数の会議室端末90がネットワークを介して接続されている。正常な会議室端末90は、定期的に会議=管理サーバ30と通信する。また、会議管理サーバ30は各会議室端末90の管理画面501の画面情報を登録端末50に提供するため、管理者は管理画面501により各会議室端末90のリストを表示することができる。リストが表示される管理画面501を利用して、会議室端末90又は会議管理サーバ30に生じたエラーを一覧で管理できる。【選択図】図2

Description

本発明は、エラー表示システム、エラー表示方法、及び、情報処理装置に関する。
情報処理端末に不具合が生じて所望の機能を発揮できない場合、不具合が生じていることをユーザに通知するため又は不具合からの早期の復帰をユーザに促すため、不具合が生じた旨を表示や警報音で通知することが行われる場合がある。このような不具合を総称してエラーといい、エラーを通知することをエラー出力という。ユーザはエラー出力に気づくと、エラーの原因を特定して復帰を試みる。
また、情報処理端末と通信する情報処理装置に関するエラー出力を情報処理端末が行う場合もある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、酸素濃縮器の動作に何らかのエラーが発生した場合、タブレット端末にエラー対策情報を含むエラー通知情報が表示される酸素濃縮器システムについて開示されている。
しかしながら、従来のエラーの通知方法は、1つ以上の情報処理端末と通信相手の情報処理装置が通信するシステムにおいて、情報処理端末又は情報処理装置において生じているエラーを特定することが困難であるという問題があった。すなわち、情報処理端末又は情報処理装置のどちらにエラーが生じているか分からない状況で、エラーが生じている情報処理端末又は情報処理装置を含むシステム全体においてどの装置で何のエラーが起こっているかを管理者が特定することが難しかった。
本発明は、上記課題に鑑み、エラーが生じている情報処理端末又は情報処理装置を特定することが可能なエラー表示システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置と情報処理端末がネットワークを介して通信するエラー表示システムであって、前記情報処理端末にインストールされることで前記情報処理端末を、前記情報処理端末に生じたエラーを検知する第1のエラー検知手段と、前記第1のエラー検知手段が検知したエラーを前記情報処理装置に通知する第1のエラー通知手段、として機能させるアプリケーションと、前記情報処理装置に生じたエラーを検知する第2のエラー検知手段と、前記第2のエラー検知手段が検知したエラーに関する情報と、前記情報処理端末から通知されたエラーに関する情報を第1の表示手段に表示可能にする情報提供手段と、を有する前記情報処理装置を有することを特徴とする。
エラーが生じている情報処理端末又は情報処理装置を特定することが可能なエラー表示システムを提供することができる。
リソース予約システムの全体的な動作の概略を説明する図の一例である。 登録端末が表示する一例のエラーについて説明する図である。 リソース予約システムの一例のシステム構成図である。 会議管理サーバの一例のハードウェア構成図である。 会議室端末の一例のハードウェア構成図である。 予約管理サーバ、チャットサーバ、会議管理サーバ、及び、登録端末の機能をブロック状に示す一例の機能ブロック図である。 端末装置及び会議室端末の機能をブロック状に示す一例の機能ブロック図である。 リソース予約システムが会議室端末で生じたエラーを処理する一例のシーケンス図である。 リソース予約システムが会議室端末で生じたバッテリーに関するエラーを処理する一例のシーケンス図である。 リソース予約システムが会議管理サーバで生じたエラーを処理する一例のシーケンス図である。 会議室端末がエラーを処理する手順を示す一例のフローチャート図である。 会議管理サーバがエラーを処理する手順を詳細に示す一例のフローチャート図である。 登録端末が表示する一例の管理画面を示す図である。 管理画面で詳細表示ボタンが押下された場合に登録端末が表示する一例のエラー詳細画面を示す図である。 エラーが発生していない場合のスクリーンショットの一例を示す図である。 エラーが発生した場合のスクリーンショットの一例を示す図である。 今すぐ利用ボタンを押下できない態様で表示された待ち受け画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、リソース予約システム及びリソース予約システムが行うエラー表示方法について図面を用いて説明する。
<リソース予約システムの概略>
始めに図1を用いて予約システムの概略を説明する。図1はリソース予約システム100の全体的な動作の概略を説明する図の一例である。
A.予約者は自分の端末装置60を操作して予約管理サーバ20と通信し、会議室を予約する。予約管理サーバ20は汎用のクラウドサービス(Office365、G Suite(いずれも登録商標)等)であるが、予約者が所属する企業などの組織が有する会議室が登録されている。
B.会議管理サーバ30は会議室の予約状況に基づいてリソース予約システム100の全体を制御するサーバである。会議管理サーバ30は適宜、予約管理サーバ20と通信して予約情報を取得するので、予約管理サーバ20と予約情報を同期している。
C.リソース予約システム100を利用する組織側の管理者等は登録端末50を操作して会議管理サーバ30に対し、ユーザの登録、及び、各種の設定を行うことができる。ユーザの登録とは、リソース予約システム100の利用者個人を特定するIDやメールアドレス等を、会議管理サーバ30に登録することである。例として、チャットサーバ10(slack、Line、Microsoft Teams(いずれも登録商標)等)を使った各種の通知の対象となるユーザを登録することをいう。また、通知は会議管理サーバ30としてメッセージを送信するボットを介して行われるためチャットサーバが提供するボットも登録される。ボットとは、各ユーザが所持する、スマートフォン等の端末内の各チャットアプリケーション(チャットシステムの端末アプリ)上で、リソース予約システムや会議管理サーバの代理人として、各種通知や入力の受付等のインターフェースをユーザに提供するためのプログラムである。ボットはチャットサーバ10上のプログラムであり、仮想的なチャットの相手として、ユーザ(リソース予約システムの利用者)とコミュニケーションを行いながら、通知や入力受付、各種案内等を行う。例として、リソース予約システムから、予約情報のリマインダーをユーザへ通知する、また、そのリマインダーに対する会議参加や不参加等のユーザの入力をチャットとして受け付ける、等、システムの窓口となる。各種の設定は、会議室端末90の登録、リマインドのタイミングの設定などである。
D.会議管理サーバ30は予約情報における会議の開始時刻の一定時間前になると、予約者に会議の開催をリマインドする。これにより、会議室の空予約を抑制する。また、会議管理サーバ30は必要に応じてユーザに招待コード(グループへの招待)を通知する。会議の予約者はリマインドを受信することで会議室にチェックインするための情報(会議識別情報)を端末装置60に保存する。チェックインとは、ユーザによる会議室の使用するチェックインの指示入力及び、チェックインの指示に応じて会議管理サーバがチェックインを示す情報を受け取り、所定の会議室の利用開始を示す開始フラグを立てる処理を行うことである。
E.各会議室6には会議室端末90が配置されており、定期的にこの会議室で行う会議の予約情報を会議室端末90がダウンロードしている。会議室端末90は当日や直近の会議の予定などを表示して会議の参加者に予定を確認させることができる。会議の開始時刻の少し前になると会議室の予約者は会議室6に赴いてチェックインする。例えば、会議識別情報を会議室端末90に入力する、又は、端末装置60を会議室端末90にかざす(会議識別情報を読み取らせる、通信させる、会議室端末90の端末アプリ90aが表示するチェックインボタン(利用開始ボタン)を利用者が押下するなど)。
F.会議室端末90はチェックイン要求を会議管理サーバ30に送信するので、会議識別情報で認証できれば、チェックインできた旨の応答を会議管理サーバ30から受信する。会議室端末90は(会議中)使用中である旨を表示する。会議の開始時刻に対し決まった時刻までにチェックインを知らせる使用開始通知が確認できない場合、会議管理サーバ30は会議室6の予約をキャンセル(会議室が所定時間利用開始されない場合に予約情報の取り消しを行うこと)して、予約情報に含まれるステータスとしてキャンセル済みを会議室端末90に送信する。この場合、会議室端末90は空室である旨を表示するので、任意のユーザが会議室6を使用できる。
G.会議室端末90は、会議管理サーバ30からの要求により電子機器70を制御する。例えば、会議開始時刻に電源をONし、会議終了時刻に電源をOFFする。こうすることで、会議の参加者による電子機器70の操作時の利便性を向上できる。
H.電子機器70が例えばテレビ会議の機能を有する場合、他拠点4の電子機器(テレビ会議端末70x等)と通信して、他拠点と会議を開催できる。なお、アプリが動作するPC70yも電子機器70と通信できる。予約情報には予め他拠点4を示す宛先情報(宛先の通信ID)が含まれており、電子機器70は自動でテレビ会議端末70x及びPC70yと通信できる。
I.予約者が会議を終了する際、会議室端末90のボタンを押下してチェックアウトするので、会議室端末90は次の予約状況を表示する。これにより、任意のユーザが会議室の予約状況を把握できる。
<エラー表示の概略>
従来のエラー表示方法は、会議室端末90の内部で完結するエラーであれば、会議室端末90内部のデータベースからエラー種別を照合して表示すればよかった。しかし、会議室端末90がシステム構成の一部となり会議管理サーバ30と通信する場合、会議管理サーバ30と会議室端末90でエラーの原因がそれぞれ異なってしまう。このため、サービス利用者にとってエラーの原因を特定しにくく、エラー解消及びサービス復旧に時間がかかっていた。
具体的には、会議室端末90単体では会議管理サーバ30のエラーを表現できない、会議管理サーバ30で会議室端末90のエラーを監視できない、会議室端末90でエラー発生時にどのようなことが起きたかが会議管理サーバ30でわからないので管理者が遠隔地から状態を把握できない、エラーの種別が増えた時に会議室端末90単体ではエラー種別の増加に対応できない、といった諸要因によって、全てのエラー原因を会議管理サーバ30で把握したり、会議室端末90に特定したエラー原因を表示したりすることができなかった。
次に、図2を用いて、リソース予約システム100におけるエラーの表示方法について説明する。図2は、登録端末50が表示する一例のエラーについて説明する図である。本実施形態のリソース予約システム100はエラー表示システムの機能も有する。
図2に示すように、会議管理サーバ30には複数の会議室端末90がネットワークを介して接続されている。正常な会議室端末90は定期的に会議管理サーバ30と通信する。また、会議管理サーバ30は各会議室端末90の管理画面501の画面情報を登録端末50に提供するため、管理者は管理画面501により各会議室端末90のリストを表示することができる。本実施形態ではリストが表示される管理画面501を利用して、会議室端末90又は会議管理サーバ30に生じたエラーを一覧で管理できるようにする。
まず、会議室端末90のエラーに関してはバッテリー欄506、又は、重大エラー欄507に表示される。バッテリー欄506のエラーは、バッテリー残量が閾値未満に減ることをいい、重大エラー欄507のエラーは例えば、会議管理サーバ30が会議室端末90と通信できなくなることをいう。したがって、管理者はバッテリー欄506、及び、重大エラー欄507を閲覧するだけでエラーが生じている会議室端末90を把握できる。図2の例では、会議室Dの会議室端末90と通信できないため、重大エラー欄507に「エラー有り」と登録されている。
また、会議管理サーバ30のエラーに関しては、例えば会議室名称欄503の会議室名がエラーの程度に応じた色で表示される。会議管理サーバ30が検知する不具合は、会議室端末90と通信できないこと、予約管理サーバ20にアクセスできないこと、及び、予約管理サーバ20への予約権限がないこと、等である。このうち、会議室端末90と通信できないことは、会議室端末90のエラーとして重大エラー欄507に表示される。この他のエラーについて、例えば、赤色は緊急性の高いエラーを表し、青色はワーニング(警告)を表す。したがって、管理者は会議室名称欄503の会議室名を閲覧するだけでエラーが生じている会議管理サーバ30側のエラーを把握できる。
図2の例では、会議管理サーバ30は会議室Eの予約情報に関して予約管理サーバ20にアクセスできないため、会議室Eの会議室名称を赤色などで表示する。また、会議室Gに関して予約管理サーバ20への予約権限がないため、ワーニングを意味する青色で会議室Gの会議室名称を表示する。
このように、本実施形態のリソース予約システム100は、会議室端末90と会議管理サーバ30のエラーを一覧で表示できるため、管理者はエラーが生じている会議室端末90を早期に特定できる。従来は管理者が会議室を1つずつ見回り、エラーがある会議室端末90を探し出す必要があった。また、管理者は会議管理サーバ30にエラーが生じていても、どの会議室に関して会議管理サーバ30にエラーが生じているかを早期に特定できる。
<用語について>
エラーとは、リソース予約システムにおける、少なくとも1つの会議室端末90と、会議管理サーバ30との連携ができなくなる等によって、該会議室端末90と会議管理サーバ30の間でサービス利用が停止することをいう。
リソースとは資源をいう。会議室、及び、会議室で使用可能な備品、装置、人(受け付け)、仕組みなどがリソースとなりうる。リソースのうち移動しにくいものを設備という。本実施形態では説明の便宜上、リソースの一例として会議室という用語を使用する。
エラーに関する情報とは、エラーが生じたことを少なくとも関係者が把握できる情報であればよい。ユーザが把握できてもよい。例えば、エラーの内容を示すエラー番号や具体的なエラーの内容などが含まれてもよい。
<システム構成例>
図3は、リソース予約システム100の一例のシステム構成図である。リソース予約システム100は、主に社外ネットワークN2と社内ネットワークN1に分けることができる。社内ネットワークN1はファイアウォール73の内側のネットワークをいい、社外ネットワークN2は不特定多数の通信が伝送されるインターネット等のネットワークである。
社外ネットワークN2には、予約管理サーバ20、会議管理サーバ30、及び1つ以上のチャットサーバ10が接続されており、各サーバは必要に応じて通信することができる。社外ネットワークN2に会議の参加者が操作する端末装置60が必要に応じて接続されてよい。
予約管理サーバ20は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。予約管理サーバ20が提供する設備の予約に関するシステムを予約管理システムという。予約管理サーバ20はカレンダーシステムを有しており、各種の予定を管理するWebアプリを提供する。具体的には、例えば以下のような機能を有している。
・予定の登録を受け付け、予約者が任意に確認できる
・予定の30分前など、設定した日時に電子メールで通知する
・一人が複数のカレンダー(仕事用、家庭用など)で予定を管理できる
・同じグループの人とカレンダーを共有する
予約管理サーバ20はユーザをアカウントで管理する。アカウントとはユーザがサービスを利用する権利のことである。多くのシステムではユーザはアカウントを使用してシステムにログインする。このため、アカウントはシステムがユーザを一意に特定する機能(識別情報の機能)を有している。本実施形態では、予め登録しておいたアカウント(ドメイン)の予約情報を予約管理サーバ20が会議管理サーバ30に送信する。あるいは、予約管理サーバ20のアカウントを指定して会議管理サーバ30が予約情報を要求することで、会議管理サーバ30が会議室6の予約情報を予約管理サーバ20から取得できる。なお、アカウントは例えば電子メール、ID、電話番号など、ユーザを一意に識別できる情報であればよい。
本実施形態で予定として管理されるのは会議室6の予約であるが、予約管理サーバ20は会議室6に限られず各種の予定を管理できる。会議室6の他、各種の電子機器のレンタル、駐車場の予約など、レンタルオフィス、レンタルスタジオ、レンタルサイクル、レンタカー、ホテル等の宿泊施設、催し物会場・ロッカーなどの貸しスペースなど、各種の設備の予約に利用できる。
なお、予約管理サーバ20や、予約管理サーバを含む予約管理システムとしては、G Suite(登録商標)、Office365(登録商標)等が知られているが、本実施形態で説明する機能を有する予約管理システムであればよい。
また、本実施形態では、社内ネットワークN1の会議室6に関する情報が予約管理サーバ20に予め登録されている。すなわち、リソース予約システム100を利用する企業の社内ネットワークにある各会議室6の会議室名、会議室ID、予約可能時間、各会議室6の定員、及び、予約単位等に応じて予約管理サーバ20のWebアプリがカスタマイズされている。したがって、リソース予約システム100を利用する企業の会議室6と予約情報が結びつけられる。
チャットサーバ10は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。チャットサーバ10が提供する複数のユーザにおけるテキスト、音声、映像などの情報のリアルタイムな共有システムをチャットシステムという。チャットサーバ10は端末装置60に会議室6の予約に関する情報を通知する。本実施形態では運営主体が異なる複数のチャットサーバ10が含まれてよい。
共有される情報には画像や音声等もありテキストに限られないが、本実施形態では説明の便宜上、通知には主にテキストが用いられるとして説明している。例えば、チャットシステムは、グループ間の音声通話機能を提供してよい。音声通話は1対1でも1対N(≧2)でもよい。したがって、本実施形態でチャットシステムが会議室6の予約に関する情報を通知する際は、テキストの表示の他、音声メッセージの出力でもよい。なお、チャットシステムとしてはLINE(登録商標。以下、省略する。)、slack(登録商標)、Microsoft Teams(登録商標。以下、省略する。)等が知られているが、ボット(事前に決められている処理を実行するプログラム)から1又は複数のユーザに対して通知が可能なチャットシステムであればよい。
チャットサーバ10も同様にアカウント(予約管理サーバ20のアカウントとは異なる)でユーザを管理するが、原則的に会議管理サーバ30はチャットサーバ10のアカウントを意識する必要はない。しかし、会議管理サーバ30はチャットサーバ10の任意のアカウントを指定して通知することができる。
会議管理サーバ30は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる(特許請求の範囲の情報処理装置の一例)。会議管理サーバ30は社外ネットワークN2に関する処理として、予約管理サーバ20から会議室6の予約情報を取得し、予約情報に設定されている参加予定者を取得し、設定されているタイミングで参加予定者と対応付けられたチャットサーバ10のグループ(又は予約者など個別の者)に通知を送信する。また、社内ネットワークN1に関する処理として、会議室6へのチェックイン及びチェックアウトを管理したり、予約管理サーバ20から取得した会議室6の予約情報に基づいて電子機器70の電源等を制御したりする。
社内ネットワークN1には会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102などがあり、参加予定者は各地から社内ネットワークN1を介して社外ネットワークN2にアクセスできる。社内ネットワークN1は例えばLAN(Local Area Network)である。会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102は同じ企業内のLANであるとは限らない。
会議室6には会議室端末90、及び電子機器70が配置されている。会議室端末90と電子機器70は小規模なLAN又は専用線で通信することができる。電子機器は会議室端末90を経由することなく社内ネットワークN1及び社外ネットワークN2に接続できる。会議室端末90と電子機器70は無線又は有線のいずれで通信してもよい。なお、社内ネットワークN1はファイアウォール73の内側にあるため、社外ネットワークN2から社内ネットワークN1への直接の通信は困難になっている。
会議室端末90は、会議室6を利用する予約者等の会議の参加者が操作する情報処理端末である。会議室端末90は会議室6の机の上に配置されていたり、会議室6の入り口に配置されたりしている。1つの会議室6に会議室端末90が複数、配置されていてもよい。会議室端末90は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。
会議室端末90は会議管理サーバ30に会議室IDを送信し、当日の会議室6の予約情報などを表示する。また、定期的に予約情報を要求し変更があった予約情報を取得する。また、電子機器70の電源ON、OFF等の制御情報を会議管理サーバ30から取得する。これにより、会議室端末90は電子機器70の電源をON及びOFFする。
また、会議室端末90はチェックイン、チェックアウトなどのための待ち受け画面を表示し、チェックイン又はチェックアウトを会議管理サーバ30に知らせるために会議管理サーバ30と通信する。チェックインの際、会議室端末90は予約者から入力された会議識別情報と予め保持する会議室IDを会議管理サーバ30に送信するので、会議管理サーバ30は会議識別情報と会議室IDにより、会議室6を予約した予約者が予約した会議室6を使用することを確認できる。
電子機器70は会議室6で使用され得る各種のオフィス機器である。例えば、電子黒板、複合機、プロジェクタ、デジタルサイネージ、デジタルカメラ等である。電子黒板とは、タッチパネル付大型ディスプレイを有しユーザが指示した盤面の座標を検出し座標を接続してストロークを表示する。この他、接続されたPCの映像を表示したり、他拠点の電子黒板と通信してストロークを同期したりすることができる。なお、電子黒板は、電子情報ボード、電子ホワイトボードと呼ばれる場合もある。
複合機は、コピー機、スキャナ、プリンタ、ファクス送受信などの機能を有し、会議中の資料の印刷や資料のコピー、資料の電子化、資料の送信などに利用される。プロジェクタは画像を投影する装置である。例えば、端末装置60がディスプレイに表示する映像をスクリーン等に投影することで参加者の間で共有することを可能にする。デジタルサイネージは大型のディスプレイであり任意の静止画又は動画を表示するために使用される。デジタルカメラは紙の資料や電子黒板に表示された資料を各参加者が撮像して保存するために使用される。
参加予定者の作業場所101には社内ネットワークN1に接続することができる端末装置60が配置されている。端末装置60は有線で通信しても無線で通信してもよい。端末装置60は参加予定者(予約者を含む)が会議室を予約する際に使用される情報処理装置であるが、会議室に持ち込むことも想定されている。参加予定者が携帯する情報処理装置である。
端末装置60は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。端末装置60は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などである。ただし、通信機能を有しブラウザソフトウェア、又は、チャットサーバ10若しくは予約管理サーバ20に専用のアプリケーションソフトウェアが動作すればよい。例えば、カーナビ、ゲーム機、テレビ受像器なども端末装置60となりうる。
端末装置60ではチャットサーバ10に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、チャットアプリという)が動作し、更に、リソース予約システム100に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、会議アプリという)が動作する。ただし、これらはブラウザソフトウェアで代用されてよい。
管理者の作業場所102には社内ネットワークN1に接続することができる登録端末50が配置されている。登録端末50は有線で通信しても無線で通信してもよい。登録端末50は管理者が会議管理サーバ30に各種の設定を行うための端末である。
登録端末50も端末装置60と同様の情報処理装置でよい。ただし、主に会議管理サーバ30に管理者が設定するために使用されるので、チャットアプリや会議アプリはなくてよい。登録端末50は主にブラウザソフトウェアで会議管理サーバ30と通信し、Webページを表示する。登録端末50は会議管理サーバ30の表示手段(第1の表示手段)として機能する。なお、会議管理サーバ30の提供する画面を表示する表示手段は、会議管理サーバ30に直接、接続された表示手段やサーバ装置自体に設けられた表示手段であってもよい。
<ハードウェア構成>
<<会議管理サーバのハードウェア構成>>
図4は、会議管理サーバ30の一例のハードウェア構成図である。会議管理サーバ30の概略的なハードウェア構成図の一例である。会議管理サーバ30は、CPU201と、CPU201が使用するデータの高速アクセスを可能とするメモリ202とを備える。CPU201及びメモリ202は、システム・バス203を介して、会議管理サーバ30の他のデバイス又はドライバ、例えば、グラフィクス・ドライバ204及びネットワーク・ドライバ(NIC)205へと接続されている。
グラフィクス・ドライバ204は、バスを介してLCD(表示装置、ディスプレイの一例)206に接続されて、CPU201による処理結果をモニタする。また、ネットワーク・ドライバ205は、トランスポート層レベル及び物理層レベルで会議管理サーバ30を社外ネットワークN2へと接続して、他の機器とのセッションを確立させている。
システム・バス203には、更にI/Oバス・ブリッジ207が接続されている。I/Oバス・ブリッジ207の下流側には、PCIなどのI/Oバス208を介して、IDE、ATA、ATAP80I、シリアルATA、SCSI、USBなどにより、HDD(ハードディスクドライブ)209などの記憶装置が接続されている。HDD209は会議管理サーバ30の全体を制御するプログラム209pを記憶している。HDD209はSSD(Solid State Drive)でもよい。プログラム209pは記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよいし、プログラム配信用のサーバから配信されてもよい。
また、I/Oバス208には、USBなどのバスを介して、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイスと呼ばれる)などの入力装置210が接続され、システム管理者などのオペレータによる入力及び指令を受け付けている。
なお、図示した会議管理サーバ30のハードウェア構成は、会議管理サーバ30が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。
予約管理サーバ20、チャットサーバ10、登録端末50、及び、端末装置60のハードウェア構成図は、会議管理サーバ30と同様であるか、又は、異なるとしても本実施形態のリソース予約システム100の説明の上で支障はないものとする。また、会議管理サーバ30、予約管理サーバ20、及び、チャットサーバ10はクラウドコンピューティングに対応するため、これらのハードウェア構成は負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。なお、クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<<会議室端末>>
図5は会議室端末90の一例のハードウェア構成図である。なお、図5の会議室端末90はタブレット装置が想定されている。会議室端末90は、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601は会議室端末90の全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御にしたがって被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等のメディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶するメディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するプログラム604pが記憶されている。プログラム604pは実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションソフトウェアやOS等である。プログラム604pはメディア607などに記憶された状態で配布されてもよいし、プログラム配信用のサーバから配信されてもよい。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。CMOSセンサ605はバーコードや二次元バーコードを読み取ることができる。
更に、会議室端末90は、RFタグリーダ/ライタ622、アンテナI/F623、及び、振動アクチュエータ624を備える。RFタグリーダ/ライタ622は例えばNFC(Near Field Communication)などの規格にしたがって通信する。
振動アクチュエータ624は、会議室端末90を振動させるモータである。例えば、会議の終了時刻が迫ると会議室端末90が振動することで参加者にその旨を知らせることができる。
更に、会議室端末90は音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う。
近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用して例えばBluetooth(登録商標)、又は、Bluetooth Low Energy(登録商標)の通信規格にしたがった通信装置である。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、会議室端末90は専用の電池618を備え、電池618又は商用電源のいずれによっても駆動され得る。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
<機能について>
図6は、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、会議管理サーバ30、及び、登録端末50の機能をブロック状に示す一例の機能ブロック図である。
<<予約管理サーバ>>
予約管理サーバ20は、通信部21、及び、予約情報管理部22を有する。予約管理サーバ20が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部21は、会議管理サーバ30及び端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部21は予約設定画面の画面情報を端末装置60に送信し、端末装置60から予約の設定を受信する。また、予約情報を会議管理サーバ30に送信する。
予約情報管理部22は、予約情報を受け付ける一般的なWebサーバ(Webアプリ)であり、更に、ユーザが登録した予約情報を管理する。予約情報管理部22は予約情報が登録(又は変更)されると予約者のアカウントを会議管理サーバ30に通知して、会議管理サーバ30からのアカウントを指定した要求に応じて通信部21を介して予約情報を会議管理サーバ30に送信する。要求がなくても変更があった予約情報を会議管理サーバ30に送信してもよい。予約管理サーバ20に予約者が会議室6を予約する方法としては一般的なWebアプリが使用されるものとする。
予約管理サーバ20は記憶部29を有している。記憶部29は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部29には予約情報DB291(Data Base)が記憶されている。
Figure 2020087245
表1は予約情報DB291に記憶されている予約情報の一例を示す。予約情報は会議室6の予約状況を管理するための情報である。予約情報には、予約IDに対応付けて予約者アカウント、会議名、会議室ID、開始時刻、終了時刻、及び、参加予定者アカウント、の各項目が登録されている。予約IDは予約情報の1レコードを識別する識別情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。予約ID以外のIDについても同様である。予約者アカウントは会議室6を予約した参加予定者のアカウントである。会議名は参加予定者が任意に付与した会議の名称である。会議室IDは社内ネットワークにある会議室6を識別する識別情報である。開始時刻は会議室6が予約された時間帯の始期(会議が開始される時刻)であり、終了時刻は会議室6が予約された時間帯の終期(会議が終わる時刻)である。参加予定者アカウントは会議に参加する予定の参加予定者のアカウントである。なお、表1のアカウントはいずれも予約管理サーバ20が発行したアカウントである。
<<チャットサーバ>>
チャットサーバ10は、通信部11、及び、テキスト処理部12を有する。チャットサーバ10が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部11は、会議管理サーバ30と各種の情報を送受信する。本実施形態では会議管理サーバ30から会議室の予約に関する情報、ボットを識別する情報(例えばトークンなど)、及び、通知先のグループを特定する情報を受信する。このボットを識別する情報は、会議管理サーバ30のボットを作成した際に予めチャットサーバ10からボットの識別情報として通知されている。更に、予約者などの個人のアカウントが指定される場合もある。また、通信部11は参加予定者が会議室の予約に関する情報を既読した旨、又は、表示された会議室の予約に関する情報に対する参加予定者の応答を会議管理サーバ30に送信する。
テキスト処理部12は、会議管理サーバ30から通知されたボットを識別する情報及び通知先のグループを特定する情報に基づき、ボットが発言する情報として、グループに属する参加予定者に会議室6の予約に関する情報を送信する。通知は参加予定者の数だけ行われる場合と、予約者又は通知先ユーザのみに行われる場合がある。
テキスト処理部12はいわゆるプッシュ通知を行うことができる。プッシュ通知には各OSが提供する公知の仕組みを利用するものとする。
また、チャットサーバ10は記憶部19を有している。記憶部19は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部19にはグループ情報DB191が記憶されている。
Figure 2020087245
表2はグループ情報DB191に記憶されているグループ情報の一例を示す。グループ情報は同じグループに属するメンバのアカウントが登録された情報である。グループ情報には、ワークスペースとチャンネルに対応付けて、メンバアカウント1〜n(表2ではn=4)、及び、ボットアカウントが登録されている。
ワークスペースは企業や部署などの組織を識別するための識別情報である。本実施形態では複数のメンバがワークスペース(例えばA社)に所属している。ワークスペースは例えばURLであるが、一意性があればよい。更にワークスペースはチャットの目的等に応じた複数のチャンネルを有する。チャンネルは例えば、製品A用のグループ、製品B用のグループ等、共通する情報が交換されるメンバの集まりである。チャンネルにはワークスペースに所属するメンバのうちいずれかのメンバが所属している。つまり、通知先はワークスペースとチャンネルによって特定される。ただし、通知先の特定方法はチャットシステムによって異なるため、グループを一意に特定できる識別情報が存在すれば、その情報のみでも良いし、3つ以上の情報によって特定されてもよい。
チャンネルは一意性が保証されている。メンバアカウント1〜nはチャンネルのメンバのアカウントであり、このアカウントはチャットサーバ10により発行されたものである。本実施形態では、会議室6の予約に関する情報を通知するためのメンバとしてボットが登録される。ボットはいわば会議管理サーバ30の代理人又は架空のメンバということができる。ボットの発言(テキスト)がメンバアカウント1〜nの端末装置60に送信される。
ワークスペースとチャンネルは、会議管理サーバ30によって管理され、参加者が属するグループを識別するための情報になる。
<<会議管理サーバ>>
会議管理サーバ30は、通信部31、情報対応付部32、予約情報取得部33、通知判断部34、制御情報生成部35、制御情報応答部36、会議情報通知部37、チェックイン管理部38、エラー検知部39、エラー通知部40、エラー管理部41、管理画面提供部42、ログ・スクショ取得部43、及び、予約情報送信部44を有する。会議管理サーバ30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
通信部31は、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、登録端末50、及び、端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部31は送信部31aと受信部31bを有している。受信部31bは予約管理サーバ20から予約情報を受信し、会議室端末90から予約情報の要求を受信する。また、受信部31bは会議室端末90からチェックイン要求を受信する。また、受信部31bは管理者が操作する登録端末50からチャットシステムのグループとアカウントの対応付けを受け付ける。送信部31aはチャットサーバ10に会議室の予約に関する情報を送信し、会議室端末90に予約情報を送信する。
情報対応付部32は、主に事前の登録作業に関する処理を行う。すなわち、管理者が操作する登録端末50等からドメインの登録を受けつけ顧客ドメインDB495に登録し、登録端末50等から送信されたチャットシステムのワークスペース及びチャンネルと予約管理サーバ20のアカウントを対応付けて対応付情報DB491に登録する。
予約情報取得部33は、リソース予約システム100を利用する顧客のアカウントを指定して予約管理サーバ20から予約情報を取得して会議管理情報として会議管理情報DB493に登録する。予約管理サーバ20から通知された登録又は更新された予約情報のアカウントを指定してもよいし、任意のアカウントを指定してもよい。予約管理サーバ20の予約情報の少なくとも一部の予約情報が会議管理情報DB493に記憶される。予約情報取得部33は、予約管理サーバ20が保持する予約情報のうち現在から所定期間未来の予約情報を取得する。所定期間はどのくらい先の会議まで会議室6の予約に関する情報を通知するかによって定まる。
通知判断部34は、会議管理情報の中に通知する条件を満たす開始時刻の予約があるか否かを判断する。例えば、通知設定DB496を参照し、予約の開始時刻から逆算して設定された日時になると通知すると判断する。あるいは、予約情報取得部33が予約情報を予約管理サーバ20から取得した時点で、通知判断部34が予約に関する情報を通知するタスクを生成してキューに登録してもよい。キューに保存されたタスクは実行時刻(リマインドする時刻)が到来すると実行される。なお、例えばリマインダー用のボット、予約受付用のボット等、役割ごとにボットが分けられている場合、処理に応じてボットを特定する。
会議情報通知部37は、通知判断部34が通知すると判断すると、ボットを識別する情報(例えばslackではトークン)及び通知先のグループを特定する情報を指定して会議室6の予約に関する情報を通知することをチャットサーバ10に要求する。なお、通知は何回に分けて行われるが、そのうちの少なくとも1回の通知に会議識別情報を含める。会議識別情報は、予約された会議室6を予約した時間帯に参加者が使用する権利を有することを会議管理サーバ30が確認するための情報である。会議情報通知部37は、少なくとも最終的な通知の前に会議識別情報を生成する。なお、会議識別情報は会議識別情報DB494に登録される。
制御情報生成部35は、会議管理情報を参照して電子機器70の制御情報を生成し、制御情報を制御情報DB497に登録する。例えば、会議の開始時刻の数分前になると電子機器70の電源をONする制御情報を生成し、チェックアウトを検出すると電子機器70の電源をOFFする制御情報を生成する。制御情報は制御情報DB497に記憶される。
制御情報応答部36は、会議室6の会議室端末90から制御情報があるかどうかの問い合わせを受け付け、制御情報DB497を参照し、会議室6に対応する制御情報を会議室端末90に送信する。
チェックイン管理部38は、会議室へのチェックイン・チェックアウトを管理する。また、主にチェックイン・チェックアウトに伴う会議のステータスを会議管理情報DB493に登録する。チェックインは、予約IDで特定される会議の開始時刻の5〜10分前になると認められる。そして、会議室端末90が送信する会議室IDと会議識別情報の組が会議識別情報DB494に登録されている場合にチェックインを許可する。
エラー検知部39は、会議管理サーバ30に生じるエラー(会議室端末90と通信できない、アクセス権なし、予約権限なし、管理が開始されていない)を検知する。エラー通知部40は通信部31を介して、エラー検知部39が検知したエラーを会議室端末90に通知する。エラー管理部41は、各会議室端末90から通知されたエラー及び会議管理サーバ30のエラーを会議室設定情報DB498において管理する。
管理画面提供部42は、管理画面501の画面情報を生成し、通信部31を介して登録端末50に送信する。画面情報は、HTML、CSS(Cascade Style Sheet)、及びJavaScript(登録商標)等により作成される。JavaScript(登録商標)によりブラウザ上で動作するWebアプリの一画面として管理画面501が提供される。
ログ・スクショ取得部43は、ログの取得要求を会議室端末90に送信し、また、スクリーンショットの取得要求を会議室端末90に送信する。ファイアウォールによりクラウド側からの取得要求を会議室端末90に送信することが困難な場合、制御情報と同様に会議室IDに対応付けて、ログ又はスクリーンショットを取得するフラグを立てておく。会議室端末90は定期的に会議管理サーバ30と通信するため、通信したタイミングでフラグを取得すると、ログ又はスクリーンショットを取得できる。
予約情報送信部44は、会議室端末90からの要求に対し、会議管理情報DB493に記憶されている予約情報(会議管理情報)を送信する。予約情報送信部44はJSON形式、XML形式、CVS(Comma−Separated Values)形式などで送信すればよい。予約情報は繰り返し送信されるので容量が少ない形式が有利である。
また、会議管理サーバ30は記憶部49を有している。記憶部49は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部49には、対応付情報DB491、会議管理情報DB493、会議識別情報DB494、顧客ドメインDB495、通知設定DB496、制御情報DB497、会議室設定情報DB498、及び、エラーコードDB499が記憶されている。
Figure 2020087245
表3は対応付情報DB491に記憶されている対応付情報の一例を示す。対応付情報は予約管理システムのアカウントとチャットシステムのグループを対応付ける情報である。対応付情報は、ワークスペース、チャンネル及びメンバアカウント1〜n(表ではn=4)の各項目を有する。ワークスペースとチャンネルは上記のとおりである。メンバアカウント1〜nには予約管理サーバ20が発行した各参加者のアカウントが登録される。また、表3に示すようにチャットシステムのアカウントが登録されてよい。グループに対して通知を行うためには予約管理サーバ20に対して会議を予約したユーザの予約管理サーバ20のアカウントと通知先のグループ及びチャンネルを特定するための情報(本実施形態ではワークスペースとチャンネル名)があればよく、必ずしもグループに所属するすべてのメンバのアカウントが登録されている必要はない。ただし、個人ユーザ宛に通知する場合、それぞれのチャットシステムのアカウント情報が必要なため、表3のように登録されていてもよい。
Figure 2020087245
表4は会議管理サーバ30の会議管理情報DB493が記憶する会議管理情報の一例を示す。会議管理情報DB493には予約情報が記憶されるので、表4では表1の予約情報DB291との相違を説明する。表4の会議管理情報は予約者の表記名、予約者の所属名、参加者の表記名、参加者の所属名、及び、ステータスの項目を有する。予約者の表記名は予約者の氏名などである。予約者の所属名は予約者が所属する部署名である。参加者の表記名は参加者の氏名などである。参加者の所属名は参加者が所属する部署名である。会議管理サーバ30ではアカウントと表記名、所属名などを対応付けたユーザ情報を保持しているか利用可能なので、アカウントが分かればこれらも判明する。なお、予約管理サーバ20から送信される時点で予約者の表記名、予約者の所属名、参加者の表記名、参加者の所属名が含まれていてもよい。
ステータスは、予約の状況を意味する。例えば、会議室6の予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン済み、チェックアウト、又は、キャンセル(取り消し)等の状況が登録される。
Figure 2020087245
表5は会議識別情報DB494に記憶されている会議識別情報管理情報の一例を示す。会議識別情報管理情報は会議室6の予約ごとに会議識別情報を管理する情報である。会議識別情報管理情報は、予約ID、会議室ID、及び、会議識別情報の各項目を有する。これらについてはステータスを除き予約情報と同じであり(予約管理サーバ20から受信した予約情報)、既出であるため説明は省略する。なお、予約IDが登録されているのは、同じ会議室6の予約を識別するためである。
Figure 2020087245
表6は顧客ドメインDB495に記憶されている顧客ドメイン情報の一例を示す。顧客ドメイン情報は顧客のドメインと顧客の管理者のアカウントを管理する情報である。顧客ドメイン情報には顧客のドメイン名と顧客の管理者アカウントが対応付けて登録されている。表6の顧客のドメインは予約管理サーバ20が発行したアカウント(メールアドレス)のドメインである。また、管理者アカウントは、顧客の管理者(代表する)のアカウントである。なお、表6のアカウントは予約管理サーバ20が発行したものである。
Figure 2020087245
表7は通知設定DB496に記憶されている通知設定情報の一例を示す。通知設定情報は顧客ごとに通知に関する設定を保持する。通知設定情報には、顧客ドメイン名と通知設定が対応付けて登録されている。通知設定には、会議の開始時刻のどのくらい前に、会議室6の予約に関する情報を通知するかのタイミングが設定されている。あるいは決まった日時が設定されていてもよい。また、タイミングは1つである必要はなく、1つの顧客に複数回の通知設定が登録されていてもよい。
Figure 2020087245
表8は制御情報DB497に記憶されている制御情報の一例を示す。制御情報は会議室6の電子機器70を制御するための情報である。制御情報は、会議室ID、及び、制御内容の各項目を有する。制御内容は、電子機器70の具体的な制御方法である。会議管理サーバ30は電子機器70ごとに詳細な制御内容を設定できる。また、制御する時刻が登録されないのは、社外ネットワークの会議管理サーバ30から会議室端末90に送信することが困難であり、会議室端末90が会議管理サーバ30にアクセスし、この時、制御情報が生成されていれば制御内容を送信するからである。
Figure 2020087245
表9は、会議室設定情報DB498に記憶されている会議室設定情報の一例を示す。会議室設定情報は会議室ごとの設定に関する情報である。会議室設定情報は、顧客IDに対応付けて、会議室名称、会議室ID、会議室端末の状態、認証キー、管理開始フラグ、バッテリー、重大エラー、アクセス権なし、予約権限なし、ログ、及び、スクリーンショットの各項目を有する。
・会議室名称は会議の参加者が認識している会議室の一般的な名称であり、例えば会議室の入り口に提示されているものをいう。
・会議室IDは上記のように会議室を一意に識別する識別情報である。簡易的には、会議室IDは予約管理サーバ20と共通とすることができる。また、変換テーブルを設けることで、予約管理サーバ20と別に管理者が設定することもできる。
・会議室端末の状態は会議室端末90の初期設定が終了したか、通信が可能か等を示す。したがって、「接続断」は会議室端末90と通信できないことを意味する。
接続中:一定期間内に通信が確認できている状態
セットアップ前:初期設定の前
接続断:一定期間以上、通信がない状態
・認証キーは会議管理サーバ30が会議室端末90を認証するための認証情報となる。初期設定により認証キーが会議室端末90に送信され、会議室端末90が認証キーを記憶しする。通信時には認証キーにより会議室端末90が認証される。認証キーは総当たり方式で特定できない程度に長い桁数の数字、アルファベット、記号などの組み合わせである。認証キーは会議管理サーバ30が決定しても管理者が決定してもよい。
・管理開始フラグは、会議室端末90の初期設定が終わった後に、会議室の管理を会議管理サーバ30が開始するか否かを示すフラグ(True:開始する False:開始しない)である。管理開始フラグがあることで、初期設定が完了してから会議室端末90の配置までのタイムラグで生じる不都合を抑制できる。
・バッテリーは会議室に配置されている会議室端末90のバッテリー残量である。会議室端末90には常に電源からバッテリーが充電されているため、通常はFULL(満充電)であるが、電源が切断された場合にバッテリー残量が徐々に低下する。
・重大エラーに「エラー有り」と登録された場合、早急に復帰が必要なエラーが会議室端末90に検知されたことを意味する。例えば、会議管理サーバ30が会議室端末90と通信できない場合(接続断のこと)に重大エラーが記録される。
・アクセス権なしに「エラー有り」と登録された場合、会議管理サーバ30がこの会議室に関する情報を予約管理サーバ20から取得する権限がないことを意味する。具体的には予約情報を取得できない。予約管理サーバ20には会議室ごとにアカウント(例えば、ユーザIDとパスワード)が設定されているため、会議管理サーバ30の予約情報取得部33は会議室ごとに正しいアカウントを指定して予約情報を取得する必要がある。アクセス権なしにエラー有りと登録された場合、予約管理サーバ20と会議管理サーバ30のどちらかのアカウントが間違って設定されたことを意味する。
・予約権限なしに「エラー有り」と登録された場合、会議管理サーバ30がその会議室に関して予約する権限がないことを意味する。後述するように、会議室が予約されていない時間帯は、予約者は会議室端末90から今すぐに使用する会議室の予約を申請できる。申請は会議室端末90から会議管理サーバ30に送信され、更に予約管理サーバ20に送信されるが、この時、会議管理サーバ30は会議室ごとに予約権限が必要になる。予約権限は、予約管理サーバからもらったトークンなどであるが、予約管理サーバ20からもらえなかったり、管理者が消去してしまったりした場合に、予約管理サーバ20から予約権限なしと判断される。
・ログは会議室端末90の処理内容、内部状態及び操作内容等を記録した情報である。会議室端末90は、エラーを検知した場合にログを記録する。また、会議管理サーバ30からの指示によりログを記録する。あるいは、常に、ログを記録しており古いものから上書きする(削除する)処理を繰り返している。会議管理サーバ30と会議室端末90とが通信できる場合、会議室端末90はログを送信することができる。
・スクリーンショットはエラーが検知されたタイミングにおいて、会議室端末90が表示していた画面のスクリーンショット(画像データ)である。会議管理サーバ30からの指示によりスクリーンショットを記録する場合もある。会議管理サーバ30と会議室端末90とが通信できる場合、会議室端末90はスクリーンショットを送信することができる。
Figure 2020087245
表10は、エラーコードDB499に記憶されているエラーコード情報の一例を示す。表10(a)はサーバのエラーコード情報であり、表10(b)は会議室端末90のエラーコード情報である。エラーコード情報はエラーの種類にエラー番号が対応づけられた情報である。エラー番号はエラーを特定又は識別する識別情報である。
サーバのエラーコード情報は、「1.会議室端末と通信できない」、「2.予約管理サーバにアクセスできない」、「3.予約管理サーバの予約権限がない」、及び、「4.管理の開始が始まっていない」、である。「4.管理の開始が始まっていない」について補足すると、これは会議室設定情報DB498において管理開始フラグがOFFであることに対応する。
会議室端末90のエラーコード情報は、「1.Wi−Fiがオフである」、「2.Wi−Fiにつながっていない」、「3.サーバと通信できない」、及び、「4.バッテリーの残量が80%未満となった」、である。サーバのエラーコード情報の「1.会議室端末と通信できない」が、会議室端末90のエラーコード情報では「1.Wi−Fiがオフである、2.Wi−Fiにつながっていない、3.サーバと通信できない」の3つに対応する。会議室端末90ではより詳細なエラー原因が分かるためである。この3つをまとめて単に「不通」と称する。会議管理サーバ30が会議室端末90のエラーコード情報を持っているのは、会議室端末90から送信されたエラー番号からエラー種別を特定するためである。同様に、会議室端末90も会議管理サーバ30のエラーコード情報を持っている。
なお、エラー番号は根本的な原因ほど小さい数値となっている。例えば、サーバのエラーコード情報の「2.予約管理サーバにアクセスできない、3.予約管理サーバの予約権限がない」は、「2.予約管理サーバにアクセスできない」方が「3.予約管理サーバの予約権限がない」よりも根本的な原因である。また、会議室端末のエラーコード情報では、「1.Wi−Fiがオフである」が「2.Wi−Fiにつながっていない」よりも根本的であり、「2.Wi−Fiにつながっていない」は「3.サーバと通信できない」よりも根本的である。このように、根本的な原因ほど小さいエラー番号がエラー種別に対応付けられているため、会議管理サーバ30と会議室端末90はエラー番号の小さいエラーから優先してエラー原因を特定することができる。エラー出力時もエラー番号の小さいエラーから優先して出力できる。
<<登録端末>>
登録端末50は、通信部51、操作受付部52、及び、表示制御部53を有する。登録端末50が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
登録端末50は、会議管理サーバ30が提供するWebページを介して管理者が会議室に関する各種の設定を行うための端末である。本実施形態では、管理画面501を表示するために使用される。登録端末50が有する通信部51、操作受付部52、及び、表示制御部53の機能は端末装置60と同様であり、詳細は端末装置60と共に説明する。
<<端末装置>>
図7は、端末装置60及び会議室端末90の機能をブロック状に示す一例の機能ブロック図である。電子機器70の機能については必要に応じて説明する。
端末装置60は、通信部61a、操作受付部61b、表示制御部61c、チャット通信部62、テキスト表示部63、アプリ通信部64、サーバ通信部65、表示制御部66、アプリ通信部67、及び、端末通信部68を有する。端末装置60が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。端末装置60ではチャットアプリ60aと会議アプリ60bが動作しているので、プログラム209pにはチャットアプリ60aと会議アプリ60bが含まれる。
通信部61aは、会議管理サーバ30及び予約管理サーバ20と各種の情報を送受信する。チャットアプリ60aがチャットサーバ10と通信し、会議アプリ60bが会議管理サーバ30と通信するのに対し、通信部61は任意のサーバと通信できる。通信部61aは例えば、ブラウザの機能として提供されてよい。
操作受付部61bは、端末装置60に対する参加者の各種の操作を受け付ける。表示制御部61cは各種の画面の画面情報を解釈してLCD206に表示する。操作受付部61bと表示制御部61cは例えばブラウザの機能を有し、Webアプリを実行できる。例えば、表示制御部61cは予約管理サーバ20から受信した予約設定画面を表示し、操作受付部61bは予約者が設定する予約情報を受け付ける。
チャットアプリ60aのチャット通信部62は、チャットサーバ10と各種の情報の送受信を行う。本実施形態ではチャットサーバ10から会議室6の予約に関する情報を受信し、既読であること、会議室6が利用される又はキャンセルされるか、等をチャットサーバ10に通知する。
チャットアプリ60aのテキスト表示部63は、チャットサーバ10から送信されたテキスト(会議室6の予約に関する情報)を表示する。例えば、発言元はボットでありボットが入力したかのようにテキストを表示する。
チャットアプリ60aのアプリ通信部64は、会議アプリ60bを呼び出すと共に会議識別情報を会議アプリ60bに送信する。チャットサーバ10は、会議室6の予約に関する情報を通知する際、会議アプリ60bを識別する情報を端末装置60に送信しているので、チャットアプリ60aはOSに対し会議アプリ60bを指定し会議識別情報の通知を依頼する。OSは会議アプリ60bを起動することができる。
会議アプリ60bのサーバ通信部65は会議管理サーバ30と通信する。会議識別情報を含む2次元コードを会議管理サーバ30から取得することなどを行う。2次元コードはチェックイン時の認証に使用される。認証用の数桁の数字でもよい。
会議アプリ60bの表示制御部66は、会議識別情報が含まれる2次元コード等をLCD206に表示する。会議アプリ60bのアプリ通信部67は、OSを介して、チャットアプリ60aから各種の情報(会議室6の予約に関する情報に含まれる会議識別情報等)を取得する。
端末通信部68は、会議室端末90と通信し会議識別情報等を送信する。端末通信部68は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信で会議室端末90の存在を検出し、会議室端末90を検出すると会議識別情報を送信する。また、会議室端末90に対し2次元コードを表示する機能(撮像させる)を提供する。
<<会議室端末>>
会議室端末90はサーバ通信部91、端末装置通信部92、操作受付部93、表示制御部94、電子機器通信部95、エラー検知部96、エラー通知部97、エラー管理部98、スクリーンショット取得部98−2、ログ取得部98−3、及び、予約情報要求部98−4を有する。会議室端末90が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成のいずれかが、EEPROM604からRAM603に展開されたプログラム604pに従ったCPU601からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム604pは端末アプリ90aを含み、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。端末アプリ90aが会議室端末90にインストールされることでこれらの機能が実現される。
サーバ通信部91は、サーバURL993を宛先にして会議管理サーバ30と通信する。会議室端末90は社内ネットワークに存在するため会議管理サーバ30から会議室端末90と通信することは困難である。このため、サーバ通信部91はポーリング(定期的に会議管理サーバ30と通信する)やWebSocketなどの通信技術で会議管理サーバ30と通信する。サーバ通信部91はHTTPなどの通信プロトコルで通信すればよく、通信プロトコルは特に制限しない。
本実施形態のサーバ通信部91は予約情報を受信し、チェックイン時に、端末装置通信部92が端末装置60から受信した会議識別情報又は手で入力された会議識別情報を会議管理サーバ30に送信する。また、サーバ通信部91は会議管理サーバ30から制御情報を受信する。
端末装置通信部92は端末装置60と通信する。本実施形態では会議識別情報等を受信する。会議識別情報が手で入力される場合、端末装置通信部92はなくてもよい場合がある。端末装置通信部92は、図5のCPU601がプログラム604pを実行し近距離無線通信部615又はRFタグリーダ/ライタ622を制御すること等により実現される。
電子機器通信部95は、電子機器70と通信する。本実施形態ではサーバ通信部91が受信した制御情報を電子機器70に送信する。電子機器通信部95は、図5のCPU601がプログラム604pを実行し無線LAN通信部613を制御すること等により実現される。
エラー検知部96は会議室端末90に生じたエラーを検知し、また、エラーの原因を特定する。会議室端末90に生じるエラーは表10(b)のエラーコード情報で説明した4つのエラーである。表10(b)のエラーコード情報は記憶部99のエラーコードDB998にも記憶されている。会議室端末90のエラーコード情報のうち「1.Wi−Fiがオフである、2.Wi−Fiにつながっていない」の場合、会議室端末90が会議管理サーバ30と通信しようとするとタイムアウトする。タイムアウトした場合、会議室端末90のエラー検知部96は会議室端末90のOSに問い合わせることでWi−Fiがオフであることを検知する。オフでない場合、会議室端末90のエラー検知部96はOSに問い合わせて接続しているSSID(Service Set Identifier)を取得できるか否かを判断する。SSIDが取得できないと「2.Wi−Fiにつながっていない」と判断する。「3.サーバと通信できない」ことは、タイムアウトしないが、HTTPなどで400番台のステータスを会議室端末90が受信したりNACKを受信したりすること(又は、これに相当するような応答)により検知される。
エラー通知部97は、会議室端末90に生じたエラーのエラー番号を、会議室IDを指定して会議管理サーバ30に送信する。また、エラー検知部96はログとスクリーンショットも会議管理サーバ30に送信する。エラーの検知時に会議管理サーバ30と不通であった場合、通信が復帰した直後に送信する。
エラー管理部98は、エラー検知部96が検知したエラー情報をエラー情報DB999に登録する。更に、ログとスクリーンショットも登録しておく。こうすることで、通信の復帰時にエラー番号、ログ、及び、スクリーンショットを会議管理サーバ30に通知できる。
スクリーンショット取得部98−2は、エラー検知部96がエラーを検知したタイミングで、会議室端末90が表示する画面のスクリーンショットを取得する。また、会議管理サーバ30から指示があった場合にもスクリーンショットを取得する。
ログ取得部98−3は、エラー検知部96がエラーを検知したタイミングで、処理内容、内部状態及び操作内容等をログとして記録する。また、会議管理サーバ30から指示があった場合にもログを取得する。あるいは、エラーを含む他のイベントが発生するたびにログを記録し、決められた容量がいっぱいになると又は一定時間が経過した古いものから上書きしてもよい(古いものから削除する)。この場合、エラーが検知される前のログを記録できる。
予約情報要求部98−4は、予約情報を取得する定期的なタイミングになるとサーバ通信部91を介して記憶部99に記憶されているサーバURL993を宛先にして会議室ID991と認証キー992を繰り返し会議管理サーバ30に送信する。この応答として、予約情報要求部98−4はサーバ通信部91を介して予約情報を取得する。予約情報は変更があった場合にだけ取得すればよい。タイミングは数秒〜数分ごとの周期である。周期が短い方が早期に予約情報を更新できるが、通信負荷も高くなるため、両者を考量して決定される。本実施形態では例えば30秒とする。また、サーバ通信部91を介して少なくとも当日の会議室6の会議管理情報(予約情報)等を受信できる。
また、会議室端末90は記憶部99を有している。記憶部99は図5のROM602及びEEPROM604等により実現される。記憶部99には会議室ID991、認証キー992、サーバURL993、会議室名称994、端末ID995、管理者パスワード996、及び、電子機器70のIPアドレス997が記憶されている。また、記憶部99にはエラーコードDB998とエラー情報DB999が構築されている。エラーコードDB998は会議管理サーバ30のものと同じでよい。
Figure 2020087245
表11は、エラー情報DB999に記憶されているエラー情報を示す。エラー情報は、発生時刻、エラー番号、ログ、スクリーンショット、及び、通知済みの各項目を有する。発生時刻はエラーが検知された日時である。エラー番号はエラーコードDB998から取得される。ログはエラーが検知されたタイミングで保存されたログのファイル名である。スクリーンショットはエラーが検知されたタイミングで保存されたスクリーンショットのファイル名である。通知済みは、エラー番号、ログ、及び、スクリーンショットを会議管理サーバ30に通知したか否かの記録である。通信が不通の場合でも会議室端末90はエラー情報DB999にエラー情報を記録しておくことができる。
<動作手順>
まず、図8を用いて、会議室端末90でエラーが生じた場合の全体的な流れを説明する。図8は、リソース予約システム100が会議室端末90で生じたエラーを処理する一例のシーケンス図である。
S1:管理者は、どの会議室端末90がどの会議室に設置されているかを特定するために、会議室端末90と会議室の対応付けを行う。この作業を初期設定などといい、具体的には会議室端末90に通信設定情報(会議室ID991、認証キー992、サーバURL993、会議室名称994、端末ID995)を記憶させることをいう。通信設定情報により、会議室端末90は会議管理サーバ30から予約情報の取得を開始できる(管理開始フラグがONの場合)。
S2:通信が不通でない場合、会議室端末90の予約情報要求部98−4は定期的に会議管理サーバ30に予約情報を要求する。
S3〜S5:会議管理サーバ30は定期的に又は予約情報に変更があった場合、各会議室の予約情報の一覧を予約管理サーバ20に要求する。この応答として、会議管理サーバ30は各会議室の予約情報を取得し、会議室端末90からの要求に対し、会議室ごとに予約情報を送信する。
S6:会議室端末90の表示制御部94は待ち受け画面として予約情報を表示し、会議に参加する参加者のチェックインを受け付ける。なお、待ち受け画面の一例を図17に示す。
続いて、会議室端末90に不通のエラー、すなわち「1.Wi−Fiがオフである、2.Wi−Fiにつながっていない、3.サーバと通信できない」のいずれかのエラーが生じたものとする。
S7:予約情報要求部98−4が予約情報を要求したが、例えばタイムアウトになった場合、エラー検知部96がエラーの発生を検知する。
S8:エラー検知部96はエラーコードDB998を参照してエラー番号の順番に、エラーの原因(エラー種別)を診断する。したがって、エラー検知部96はOSにWi−Fiのオン/オフを問い合わせ、オンの場合は更にSSIDを問い合わせる。エラー管理部98はエラーコードDB998を参照してエラー原因(エラー種別)に対応したエラー番号を決定する。
S9:会議室端末90の表示制御部94はエラー種別とエラー番号をディスプレイ616(待ち受け画面に重ねて)に表示する。したがって、通信ができない原因を表示することができる。表示例を図16に示す。
S10:スクリーンショット取得部98−2は、エラー検知部96がエラーの発生を検知した時のスクリーンショットを取得する。スクリーンショットは1つに限らず、何回か時間を変えて取得してよい。また、ログ取得部98−3はエラー検知部96がエラーの発生を検知した時のログを取得する。
エラー管理部98はエラー番号、スクリーンショット及びログをエラー情報DB999に記録する。なお、エラー通知部97は、不通でなくなるとエラー番号、スクリーンショット及びログを会議管理サーバ30に通知する。
S11:一方、会議管理サーバ30のエラー検知部39は、本来、定期的に要求されるはずの予約情報の要求が、一定時間ないことから「1.会議室端末と通信できない」というエラー(接続断のこと)を検知する。会議管理サーバ30は管理者にエラーの内容を含む電子メールを送信するとよい。
S12:管理者は登録端末50を操作して会議管理サーバ30と通信し、後述する管理画面501を表示させる。
S13:会議管理サーバ30の管理画面提供部42は管理画面501の画面情報を登録端末50に送信するので、登録端末50は管理画面501を表示できる。管理画面には図1で説明したように会議室端末90ごとのエラーが表示されるので、エラーが起こっている会議室端末90とエラーの内容(会議室端末90と通信できない)を確認できる。したがって、会議室端末90がどこに配置されていても管理者はエラーが生じた会議室端末90を特定できる。なお、管理画面501の詳細を図13に示す。
S14:管理者は特定した会議室端末90を直接、操作してエラーから復帰させる作業を行う。
S15:通信が復帰すると、会議室端末90のエラー通知部97は、会議室IDを指定して、エラー番号、スクリーンショット及びログを会議管理サーバ30に通知する。
なお、管理者は、会議室端末90を直接参照してエラーが起きていることを検知してもよい。一般的に会議室端末90は色々なところに配置されているため、エラーに最初に気づくのは、会議管理サーバ30に管理者がアクセスした場合であることが多い。
図8の処理では「1.Wi−Fiがオフである、2.Wi−Fiにつながっていない、3.サーバと通信できない」場合を説明した。次に、図9を用いて、「4.バッテリーの残量が80%未満となった」というエラーが会議室端末90で生じた場合の処理を説明する。図9は、リソース予約システム100が会議室端末90で生じたバッテリーに関するエラーを処理する一例のシーケンス図である。
通常、会議室端末90には電源が供給され続けているため、バッテリー残量が80%を下回ることはない。ところが、例えば電源ケーブルが何らかの理由により抜けていたり、電源ケーブルの断線が起きたりした場合、バッテリー残量が減っていき、いずれはバッテリー残量が0%になり、会議室端末90の役割を果たせなくなる。したがって、「4.バッテリーの残量が80%未満となった」というエラーは、現在は不具合とまでは言えないが今後、会議室端末90が使用できなくなる不具合を予兆させるエラーである。つまり、会議室端末90の使用が困難になる前に検知された不具合の予兆である。
S41:会議室端末90のエラー検知部96は定期的にバッテリー残量を検知する。例えばOSに問い合わせる。検知のタイミングは例えば予約情報を取得するタイミングでよい。これは予約情報の取得というスレッドの中でバッテリー残量を検知できるため、会議室端末90のリソースの節約になるからである。この場合、30秒に1回のタイミングで検知されるが、検知の間隔はより長くてもよい(頻度はもっと少なくてもよい)。
S42:エラー検知部96は、バッテリー残量が80%未満かどうかを判断する。80%未満の場合、「4.バッテリーの残量が80%未満となった」というエラー種別が特定され、エラー管理部98がエラーコードDB998を参照してエラー番号を特定する。
S43:会議室端末90の表示制御部94はエラー種別とエラー番号をディスプレイ616に表示する。これにより、会議室端末90を見た管理者がエラーの発生、エラー種別及びエラー番号を把握できる。
S44:また、スクリーンショット取得部98−2がスクリーンショットを取得する。ログ取得部98−3がログを取得する。エラー管理部98は、エラー番号、スクリーンショット及びログをエラー情報DB999に登録する。
S45:通信が不通でないため、会議室端末90のエラー通知部97はサーバ通信部91を介して、会議室IDを指定してエラー番号、バッテリー残量、スクリーンショット及びログを会議管理サーバ30に送信する。
S46:会議管理サーバ30の受信部31bはエラー番号、バッテリー残量、スクリーンショット及びログを受信する。エラー管理部41はエラーコードDB499を参照してエラー番号に対応付けられたエラー種別を確認する。
S47:エラー管理部41は、会議室設定情報DB498において会議室端末90から送信された会議室IDに対応付けて、エラー種別に対応したバッテリーの項目に、バッテリー残量を登録する。なお、バッテリー残量が80%未満でない場合、会議室端末90は単にバッテリー残量を送信すればよい。また、会議室端末90は電源ケーブルに接続しているかどうか、抜けているかどうかを示す情報を会議管理装置に送信してもよい。
S48〜S50:図8のステップS12〜S14と同様に、管理者はエラーが生じている会議室端末90を特定して、復帰させる作業を行うことができる。
このように、会議室端末90が接続エラーのログやスクリーンショット、バッテリー残量などの、エラーに関する情報を、会議管理サーバ30に送信するので、管理者は会議室端末90が設置されている現場へ行かなくても、全ての会議室端末90のエラーの総合的な把握・確認を、会議管理サーバ30に集まった情報を見て確認することができると共に、事前にエラーを察知でき、例えばバッテリー残量が0%になる前にその会議室端末90を電源コードに接続する等し、サービスの提供を維持することができる。また、エラー通知の際、ログやスクリーンショットを送付することができる。ログには会議室端末90のより詳しい状況が記録されているので、どの時点でバッテリー残量が減り始めたか等、エラー番号だけではわからない情報がわかるようになる。
バッテリー残量のエラーであれば、会議室端末90はエラーの検知時にログやスクリーンショットを適宜、会議管理サーバ30に送信するので、早期解決の手かがりにすることができる。バッテリー残量以外のエラー(通信に関するエラー)の場合でも、通信が可能になると、すぐにログとスクリーンショットを送信することができる。あるいは、会議管理サーバ30が必要な場合に会議室端末90にログやスクリーンショットを要求する、ということもできるようになる。
このように、エラーの検知時、又は、エラーになりそうな場合にログやスクリーンショットを送信することで、会議管理サーバ30への負担を低減できる。
次に、図10を用いて、会議管理サーバ30でエラーが生じた場合の処理を説明する。図10は、リソース予約システム100が会議管理サーバ30で生じたエラーを処理する一例のシーケンス図である。
S21:会議管理サーバ30の予約情報取得部33は1日に1回などの頻度で予約情報を予約管理サーバ20に要求する。この時、必然的にアクセス権の有無が会議室ごとに確認される。
S22:1つ以上の会議室でアクセス権がないと判断された場合、予約管理サーバ20はアクセス権がない会議室を会議管理サーバ30に通知する。
S23:会議管理サーバ30の受信部31bはアクセス権がない旨と会議室IDを受信し、エラー検知部39がエラーコードDB499を参照して「2.予約管理サーバにアクセス権がない」というエラー種別に対応するエラー番号を決定する。
S24:エラー管理部41は会議室設定情報DB498において、予約管理サーバ20から通知された会議室IDに対応付け、エラー番号に基づいてアクセス権なしの項目に「エラー有り」を登録する。なお、エラー管理部41は管理者にエラー種別を含む電子メールを送信するとよい。
S25:会議室端末90の予約情報要求部98−4はサーバ通信部91を介して会議室IDを指定して会議管理サーバ30に定期的に予約状況を要求する。
S26:会議管理サーバ30の受信部31bは予約情報の要求を受信して、予約情報送信部44がこの会議室の予約情報を会議室端末90に送信する。アクセス権がなくても過去に取得した予約情報がある場合はそれを送信する。予約情報がない場合は送信しない。また、エラー管理部41は指定された会議室IDで会議室設定情報DB498を検索し、この会議室に対応付けられているエラーを取得する。エラー通知部40は例えば、アクセス権なしに対応するエラー番号を会議室端末90に送信する。
S27:会議室端末90のサーバ通信部91はエラー番号を受信し、エラー管理部98がエラーコードDB998からエラー種別を取得する。
S28:会議室端末90の表示制御部94はエラー番号とエラー種別(すなわち、エラー原因)をディスプレイ616に表示する。したがって、会議室端末90において会議管理サーバ30と予約管理サーバ20との間で生じたエラーを表示できる。
S29:電子メールでエラーの発生を知るか、又は、会議室端末90の画面でエラーを知った管理者は登録端末50を操作して会議管理サーバ30と通信し、後述する管理画面501を表示させる。
S30:会議管理サーバ30の管理画面提供部42は管理画面501の画面情報を登録端末50に送信するので、登録端末50は管理画面501を表示できる。
S31:管理者は「2.予約管理サーバにアクセスできない」というエラーであると分かると、登録端末50を予約管理サーバ20と接続し、「2.予約管理サーバにアクセスできない」のエラーが生じた会議室のアカウントを修正する。会議管理サーバ30のアカウントを修正してもよい。
なお、「2.予約管理サーバにアクセスできない」のエラーは会議室端末90ごとに生じるため、予約管理サーバ20でアクセス権なしと判断された会議室に配置された会議室端末90のみがエラーを表示する。
<会議室端末の処理、会議管理サーバの処理>
続いて、図11を用いて会議室端末90側の処理を詳細に説明する。図11は会議室端末90がエラーを処理する手順を示す一例のフローチャート図である。図11の処理は、会議管理サーバ30からのエラー通知を含め何らかのエラーが検知された場合にスタートする。
まず、エラー管理部98はバッテリー残量が閾値(80%)未満のエラーであるか判断する(101)。
ステップS101の判断がYesの場合、エラー通知部97が会議室IDを指定してエラー番号、スクリーンショット及びログを会議管理サーバ30に送信する(S102)。表示制御部94はエラー種別とエラーコードDB998から取得したエラー番号をディスプレイ616に表示する。
ステップS101の判断がNoの場合、エラー管理部98は、「1.Wi−Fiがオフである、2.Wi−Fiにつながっていない、3.サーバと通信できない」のいずれかのエラーであるかを判断する(S103)。
ステップS103の判断がYesの場合、エラー管理部98はエラー番号、ログ及びスクリーンショットをエラー情報DB999に登録しておく。そして、会議管理サーバ30と不通でなくなると、エラー通知部97が会議室IDを指定して、エラー番号、スクリーンショット及びログを会議管理サーバ30に送信する(S104)。なお、エラーの発生中に蓄積している全てのエラー番号、ログ及びスクリーンショットを送信する。表示制御部94はエラー種別とエラーコードDB998から取得したエラー番号をディスプレイ616に表示する。複数のエラーが検知された場合は、エラー番号が最も小さいものから表示すると共に、時間の経過で切り替える。ユーザの操作に応じて切り替えて表示してもよい。
ステップS103の判断がNoの場合、エラーは会議管理サーバ30からのエラー通知(エラー番号を含む)である(S105)。エラー管理部98は、会議管理サーバ30からのエラー通知が「2.予約管理サーバにアクセスできない」かどうかを判断する(S106)。
ステップS106の判断がYesの場合、表示制御部94はエラー番号とエラーコードDB998から取得したエラー種別をディスプレイ616に表示する(S107)。つまり、アクセス権なしを表示する。また、会議室端末90は管理者にエラー番号とエラー種別を電子メールで送信する。
ステップS106の判断がNoの場合、エラー管理部98は、会議管理サーバ30からのエラー通知が「3.予約管理サーバの予約権限がない」かどうかを判断する(S108)。
ステップS108の判断がYesの場合、表示制御部94は待ち受け画面の今すぐ利用ボタンを非表示にする(S109)。予約情報の表示など、今すぐ予約以外の機能は動くので、今すぐ利用ボタンを使えないようにする。予約権限がない旨のメッセージを表示してもよい。なお、この待ち受け画面の例を図17に示す。
ステップS108の判断がNoの場合、エラーは管理の開始が始まっていない(管理開始フラグがOFF)ことである(S110)。
表示制御部94は、会議室端末90の管理が開始されていない(予約情報を取得できる状態に無いこと)旨のエラーメッセージを表示する(S111)。なお、このエラーは、30秒に1回の予約情報の要求により管理の開始が始まっていないことを把握すると通知される。
続いて、図12は会議室端末90がエラーを処理する手順を詳細に示す一例のフローチャート図である。図12の処理は、会議室端末90からのエラー通知を含め何らかのエラーが検知された場合にスタートする。
まず、エラー管理部41は「2.予約管理サーバにアクセスできない」又は「3.予約管理サーバの予約権限がない」というエラーか否かを判断する(201)。
ステップS201の判断がYesの場合、会議管理サーバ30のエラー通知部40は会議室端末90にエラー番号を送信する(S202)。また、会議室設定情報DB498において、予約管理サーバ20から通知された会議室IDに対応付けて、エラー番号に応じたアクセス権なし又は予約権限なしの項目に「エラー有り」を登録する。
ステップS201の判断がNoの場合、会議管理サーバ30のエラー管理部41は管理開始フラグがOFFというエラーかどうかを判断する(S203)。
ステップS203の判断がYesの場合、エラー通知部40は会議室端末90にエラー番号を送信する(S204)。
ステップS203の判断がNoの場合、エラー管理部41は、会議管理サーバ30が「1.会議室端末と通信できない」というエラーか否かを判断する(S205)。
ステップS205の判断がYesの場合、エラー管理部41は、会議室設定情報DB498の会議室IDに対応付けて、会議室端末の状態の項目に「接続断」を、重大エラーの項目に「エラー有り」を登録する(S206)。なお、接続断は、予約情報が要求された最後の時刻を会議室IDに対応付けてその都度、記録しておき、それが一定期間以上更新されない場合に検知される。したがって、会議室IDは特定されている。なお、接続が復帰した場合、会議室端末90から送られるログとスクリーンショットを、会議室IDに対応付けて会議室設定情報DB498に登録する。
ステップS205の判断がNoの場合、会議室端末90から通知されるエラーである。したがって、エラー番号、ログ及びスクリーンショットが受信される(S207)。
エラー管理部41は、会議室設定情報DB498において、会議室端末90から送信された会議室IDと対応付けて、エラー番号により判断した項目(バッテリー)にバッテリー残量を登録し、ログ及びスクリーンショットを登録する(S208)。なお、この時のエラーは、バッテリー残量が閾値未満の場合、会議室端末90の端末アプリ90aのバージョンが古い場合、などである。エラー通知は、会議室端末90がエラー検知した都度か、又は、緊急性が低い場合は1日1回まとめて、送信すればよい。
<管理画面について>
以上のように会議管理サーバ30のエラー、又は、会議室端末90のエラーを検知した会議管理サーバ30は、登録端末50に提供する管理画面においてエラーの内容を表示することができる。
図13は、登録端末50がLCD206に表示する一例の管理画面501を示す。管理者は登録端末50から会議管理サーバ30にログインパスワードとユーザIDでログインする。なお、管理画面はエラーの確認以外にも使用されるため多くの項目を有するが、図13ではエラーの確認に適した項目を示す。
管理画面501には、チェックマーク欄502、会議室名称欄503、会議室ID欄504、会議室端末90の接続状態欄505、バッテリー欄506、重大エラー欄507、ログ欄508、及び、スクリーンショット欄509が表示される。各欄の内容は、表9の会議室設定情報DB498に記憶されている情報であり、管理画面提供部42は会議室設定情報DB498を参照して、管理画面501の画面情報を作成する。これにより、例えば登録端末50は管理画面501を表示可能になる。
チェックマーク欄502は表9の会議室設定情報DB498において管理開始フラグに対応する。チェックマーク欄502は会議室の管理の開始を要求する旨の設定を受け付ける受付ボタンである。チェック有りがTrue、なしがFalseである。チェックマーク欄502があることで、初期設定が完了しても、会議管理サーバ30が会議室の管理、特に自動キャンセルを開始してしまうことを防止できる。
会議室端末90の接続状態欄505に関しては、表9で説明したように、会議管理サーバ30のエラー検知部39が「1.会議室端末と通信できない」というエラーを検知することで会議室設定情報DB498に登録された「接続断」が会議室端末90の接続状態欄505に表示される。
バッテリー欄506には、会議室設定情報DB498のバッテリーの項目が表示される。すなわち、会議室端末90から通知されたバッテリーの残量が80%未満となったというエラー通知に含まれるバッテリー残量が表示される。
重大エラー欄507には、会議室設定情報DB498の重大エラーの項目が表示される。すなわち、「1.会議室端末と通信できない」というエラー(接続断)の場合に、エラー有りが表示される。
ログ欄508とスクリーンショット欄509には「取得」という文字列にリンクが付いた取得ボタン510、512が表示される。取得ボタン510は、会議管理サーバ30のログ・スクショ取得部43がログ又はスクリーンショットを会議室端末90に要求するためのボタンである。取得ボタン512についても同様である。こうすることで最新のログ又はスクリーンショットをリアルタイムに取得できる。
また、ログ欄508とスクリーンショット欄509には表示ボタン511,513が表示される。表示ボタン511,513は、会議室設定情報DB498に記憶されているログ又はスクリーンショットを、管理者が登録端末50に表示させるためのボタンである。したがって、会議室端末90と会議管理サーバ30が不通でない状態で取得されたログ又はスクリーンショット、及び、会議室端末90と会議管理サーバ30が不通の状態で取得され、通信の復帰後に送信されたログ又はスクリーンショットを表示できる。
また、会議室設定情報DB498のアクセス権なしと予約権限なしの項目にエラー有りが登録されている場合、会議室名称欄503の会議室名の文字列はエラーがない会議室の会議室名とは異なる色で表示される。例えば、アクセス権なしの項目にエラー有りが登録された会議室では、会議室端末90が予約情報を取得して待ち受け画面に表示できないので、緊急性の高いエラーを有する。管理画面提供部42は例えば赤色で会議室名(図13では会議室D)を表示する画面情報を作成する。また、予約権限なしの項目にエラー有りが登録された会議室では、ユーザが今すぐ予約できないだけで待ち受け画面は表示できるので、緊急性はそれほど高くなくワーニング(警告)すればよい。管理画面提供部42は例えば青色で会議室名(図13では会議室E)を表示する画面情報を作成する。なお、赤や青の色は一例である。
したがって、管理者は会議室名を閲覧するだけでエラーが生じている会議室を把握できる。また、赤色、又は、青色の会議室名はリンクが付いた詳細表示ボタン514にもなっている。管理者が赤色又は青色の会議室名(詳細表示ボタン514)を押下すると、登録端末50の操作受付部52が押下を受け付け、管理画面提供部42が図14に示すエラー詳細画面の画面情報を提供する。
図14は、管理画面501で詳細表示ボタン514が押下された場合に登録端末50が表示する一例のエラー詳細画面530である。エラー詳細画面530には、会議室名称531、会議室ID532、アクセス権533、予約権限534、管理開始535、リソース配布グループ536、及び、運用グループ537が表示されている。会議室名称531、会議室ID532、アクセス権533、及び、予約権限534は会議室設定情報DB498に登録されている情報である。管理開始535は管理開始フラグのON/OFFに対応する。リソース配布グループ536は複数の会議室の管理グループであり、運用グループ537は運用ポリシーを定めるグループである。
管理者はエラー詳細画面530により、赤色又は青色で表示される会議室にどのようなエラーが生じているかを確認できる。
<スクリーンショットの例>
図15は、エラーが発生していない場合に会議室端末90が取得したスクリーンショット520の一例を示す。会議室端末90は常に待ち受け画面を表示しているので、図15は通常の待ち受け画面を表している。この待ち受け画面(待ち受け画面をスクリーンショットした画像)では、会議室名541、会議室の状態542、予約状況543、及び、今すぐ利用ボタン544、等が表示されている。会議室名541、会議室の状態542、及び、予約状況543は会議室端末90が会議管理サーバ30から取得した予約情報に含まれている。今すぐ利用ボタン544は、ユーザが会議室を予約していなくても会議室端末90から会議室を予約して、会議室を今すぐ利用するためのボタンである。今すぐ利用ボタン544が押下されると、会議室IDが会議室端末90と会議管理サーバ30を経由して予約管理サーバ20に送信され、予約管理サーバ20に予約情報(現時刻から30分等)を登録することができる。したがって、今すぐ利用ボタン544は情報を登録するための表示部品に相当する。
図16はエラーが発生した場合のスクリーンショットの一例を示す。会議室端末90の表示制御部94が表示したエラー出力540が含まれている。エラー出力540には、「Wi−Fi設定がオフになっています。端末の設定を確認してください」というエラー種別551と、エラー番号552が表示されている。したがって、管理者はスクリーンショットを一目見ておおよそのエラーの内容を把握できる。
また、スクリーンショットにはバッテリアイコン553、及び、電波状態アイコン554が含まれている。このため、管理者はバッテリー残量、Wi−Fiの状態などを一目で把握できる。
<待ち受け画面の例>
会議室端末90が会議管理サーバ30から予約管理サーバの予約権限がないというエラーを通知された場合、会議室端末90の表示制御部94は今すぐ利用ボタンを非表示、又は、低輝度で表示するなどして、今すぐ利用ボタンを押下できない態様で表示する。
図17は、今すぐ利用ボタン544を押下できない態様で表示された待ち受け画面550の一例を示す。図17では今すぐ利用ボタン544が表示されていないため、ユーザが今すぐ利用ボタン544を押下できない。したがって、予約権限がないために今すぐに会議室を予約できない状況で、ユーザが今すぐ利用ボタン544を押下してしまうことを抑制できる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態のリソース予約システム100は、会議室端末90と会議管理サーバ30のエラーを一覧で表示できるため、管理者はエラーが生じている会議室端末90を早期に特定できる。従来は管理者が会議室を1つずつ見回り、エラーがある会議室端末90を探し出す必要があった。また、管理者は会議管理サーバ30にエラーが生じていても、どの会議室に関して会議管理サーバ30にエラーが生じているかを早期に特定できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、登録端末50が管理画面501を表示するのでなく、会議管理サーバ30に接続されたディスプレイが管理画面501を表示してもよい。管理画面501を表示する端末は登録端末50に限られない。
また、本実施形態では外部システムの一例として予約管理サーバ20を例にしたが、会議管理サーバ30がアクセス権のない外部システムは、予約管理サーバ20でなくてもよい。例えば、会議管理サーバ30がサービスの提供の上で必要な外部システムであればよい。チャットサーバ10に関するエラーを表示してもよい。
なお、会議管理サーバ30は複数、存在してもよいし、会議管理サーバ30の機能が複数のサーバに分散されていてもよい。また、予約管理サーバ20と会議管理サーバ30が一体でもよい。
また、本実施形態のリソース予約システム100はWebサービスとも称することができる。Webサービスとはインターネット関連技術を応用して提供される各種のサービスである。例えば、会議室貸し出しサービス、各種のレンタルサービスが挙げられる。Webサービスを利用するシステムを利用システムという。
また、以上の実施例で示した図6,図7などの構成例は、リソース予約システム100の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。しかし、各処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。リソース予約システム100は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
なお、エラー検知部96は第1のエラー検知手段の一例であり、エラー通知部97は第1のエラー通知手段の一例であり、エラー検知部39は第2のエラー検知手段の一例であり、管理画面提供部42は情報提供手段の一例であり、表示制御部94は第1の表示処理手段の一例であり、スクリーンショット取得部98−2及びログ取得部98−3は取得手段の一例であり、エラー通知部40は第2のエラー通知手段の一例であり、操作受付部52は受付手段の一例であり、ログ・スクショ取得部43は情報取得要求手段の一例であり、ディスプレイ616は第2の表示手段の一例であり、LCD206は第1の表示手段の一例である。
10 チャットサーバ
20 予約管理サーバ
30 会議管理サーバ
60 端末装置
70 電子機器
90 会議室端末
100 リソース予約システム
特許5651071号公報

Claims (18)

  1. 情報処理装置と情報処理端末がネットワークを介して通信するエラー表示システムであって、
    前記情報処理端末にインストールされることで前記情報処理端末を、
    前記情報処理端末に生じたエラーを検知する第1のエラー検知手段と、
    前記第1のエラー検知手段が検知したエラーを前記情報処理装置に通知する第1のエラー通知手段、として機能させるアプリケーションと、
    前記情報処理装置に生じたエラーを検知する第2のエラー検知手段と、
    前記第2のエラー検知手段が検知したエラーに関する情報と、前記情報処理端末から通知されたエラーに関する情報を第1の表示手段に表示可能にする情報提供手段と、を有する前記情報処理装置を有することを特徴とするエラー表示システム。
  2. 前記第1のエラー検知手段が検知するエラーには、前記情報処理端末の使用が困難になる前に検知された不具合の予兆が含まれることを特徴とする請求項1に記載のエラー表示システム。
  3. 前記第1のエラー検知手段は、前記情報処理装置との通信ができないことを検知し、通信ができない原因を判断し、
    前記情報処理端末は、
    前記情報処理装置との通信ができない原因を、前記情報処理端末が有する第2の表示手段に表示する第1の表示処理手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のエラー表示システム。
  4. 前記情報処理端末にインストールされたアプリケーションは前記情報処理端末を、
    前記第1のエラー検知手段がエラーを検知した場合に、ログ及び前記第2の表示手段のスクリーンショットの少なくとも一方を取得する取得手段、として機能させ、
    前記情報処理端末と前記情報処理装置との通信が復帰した場合、
    前記第1のエラー通知手段は、前記取得手段が取得した前記ログ又は前記スクリーンショットの少なくとも一方を前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項3に記載のエラー表示システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記第2のエラー検知手段が検知したエラーを前記情報処理端末に通知する第2のエラー通知手段を有し、
    前記情報処理端末にインストールされたアプリケーションは前記情報処理端末を、
    前記情報処理装置から通知されたエラーを前記情報処理端末が有する第2の表示手段に表示する第1の表示処理手段として機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のエラー表示システム。
  6. 前記第2のエラー検知手段が検知するエラーは外部システムへのアクセス権がないことであることを特徴とする請求項5に記載のエラー表示システム。
  7. 前記第2のエラー検知手段が検知するエラーは外部システムに情報を登録する権限がないことであり、
    前記第1の表示処理手段は、前記外部システムに情報を登録するための表示部品を前記情報処理端末が有する第2の表示手段に表示しないか、又は、押下できない態様で表示することを特徴とする請求項5又は6に記載のエラー表示システム。
  8. 前記第2のエラー検知手段が検知するエラーは、前記情報処理端末の管理を開始する設定が行われていないことであり、
    前記第1の表示処理手段は、前記情報処理端末の管理が開始されていない旨を前記情報処理端末が有する第2の表示手段に表示することを特徴とする請求項5又は6に記載のエラー表示システム。
  9. 前記第1のエラー検知手段が検知するエラーは、前記情報処理端末のバッテリー残量が閾値未満に低下したことであり、
    前記第1のエラー通知手段は、前記第1のエラー検知手段が検知したバッテリー残量が閾値未満に低下したことを前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項2に記載のエラー表示システム。
  10. 前記第2のエラー検知手段は、前記情報処理端末との通信ができないことを検知し、
    前記情報提供手段は、前記第2のエラー検知手段が検知したエラーを第1の表示手段に表示可能にすることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のエラー表示システム。
  11. 前記情報処理端末は、予約の対象となるリソースと予め対応付けられており、
    前記情報提供手段は、前記情報処理端末から通知されたエラーを前記リソースに対応付けて第1の表示手段に表示可能にすることを特徴とする請求項10に記載のエラー表示システム。
  12. 前記情報提供手段は、前記リソースに対応付けられている前記情報処理端末から通知された、前記情報処理端末で生じたエラーに関するログ又はスクリーンショットの少なくとも一方を前記リソースに対応付けて第1の表示手段に表示可能にすることを特徴とする請求項11に記載のエラー表示システム。
  13. 前記情報提供手段は、前記リソースに対応付けられている前記情報処理端末のログ又はスクリーンショットの取得を受け付けるボタンを表示可能にし、
    前記ボタンの押下を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記ボタンの押下を受け付けた場合、前記情報処理端末にログ又はスクリーンショットの取得を要求する情報取得要求手段と、
    を有することを特徴とする請求項11又は12に記載のエラー表示システム。
  14. 前記情報提供手段は、前記第2のエラー検知手段が検知したエラーを、前記リソースに対応付けて第1の表示手段に表示可能にすることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のエラー表示システム。
  15. 前記第2のエラー検知手段は、外部システムへのアクセス権がないこと、又は、外部システムに情報を登録する権限がないことを検知し、
    前記情報提供手段は、前記リソースの名称の色を、外部システムへのアクセス権がないこと、又は、外部システムに情報を登録する権限がないことに応じて変更して表示可能にすることを特徴とする請求項14に記載のエラー表示システム。
  16. 前記情報提供手段は、前記リソースに対応付けて、前記情報処理端末から通知されたバッテリー残量、及び、前記情報処理端末との通信ができないことを一覧にして表示可能することを特徴とする請求項14又は15に記載のエラー表示システム。
  17. 情報処理装置と情報処理端末がネットワークを介して通信するエラー表示システムが行うエラー表示方法であって、
    前記情報処理端末にインストールされたアプリケーションにより実行される、
    第1のエラー検知手段が、前記情報処理端末に生じたエラーを検知するステップと、
    第1のエラー通知手段が、前記第1のエラー検知手段が検知したエラーを前記情報処理装置に通知するステップと、を有し、
    前記情報処理装置は、
    第2のエラー検知手段が、前記情報処理装置に生じたエラーを検知するステップと、
    情報提供手段が、前記第2のエラー検知手段が検知したエラーに関する情報と、前記情報処理端末から通知されたエラーに関する情報を第1の表示手段に表示可能にするステップと、
    を有することを特徴とするエラー表示方法。
  18. 情報処理端末に生じたエラーを検知する第1のエラー検知手段と、
    前記第1のエラー検知手段が検知したエラーを情報処理装置に通知する第1のエラー通知手段と、を有する情報処理端末と、ネットワークを介して通信する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に生じたエラーを検知する第2のエラー検知手段と、
    前記第2のエラー検知手段が検知したエラーに関する情報と、前記情報処理端末から通知されたエラーに関する情報を第1の表示手段に表示可能にする情報提供手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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