JP7017881B2 - データ収集システム、データサーバ及びデータ収集方法 - Google Patents

データ収集システム、データサーバ及びデータ収集方法 Download PDF

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Description

本発明は、ータ収集システム、データサーバ及びデータ収集方に関する。
従来から、化学等の工業プラント、ガス田や油田等の井戸元、ガスや油等の輸送設備若しくはその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント等のプラントや工場等(以下、これらを総称する場合には「プラント」という)においては、フィールド機器と呼ばれる測定器又は操作器等の現場機器と、これらを制御する制御装置とが通信手段を介して接続された、分散制御システム(DCS:Distributed Control System)、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)システム等が構築されており、高度な自動操業が実現されている。
このような制御システムにおいては、PLC(Programmable Logic
Controller)等の制御装置が、複数のセンサ等のデータ入力機器からデータを収集してプラントを制御するとともに、プラントを監視する上位システムに対して収集したデータを送信している。上位システムへのデータの送信は、例えば、定時(所定の時刻)、定周期(所定の周期)で行われる。また、データをデータバッファ等に蓄積していき、蓄積したデータ量が所定の値になった場合にデータバッファが上位システムへデータを送信する。
また、データ入力機器から収集したデータに対して、データを収集した時刻を示すタイムスタンプを付加して送信する装置がある(例えば、特許文献1~2を参照)。
また、プラントに設置されるセンサ等のデータ入力機器で生ずる異常には、データ入力機器自体の故障等に起因する異常と、データ入力機器自体は正常であっても、データ入力機器の測定環境に起因する異常とがある。測定環境に起因する異常とは、データ入力機器において、例えば、電極インピーダンスを測定するセンサへの絶縁物の付着、圧力を測定するための導圧管の詰まり、流量測時における気泡の発生等である。この測定環境に起因する異常を測定できる装置がある(例えば、特許文献3~5を参照)。
特開2015-141679号公報 特開2011-142441号公報 特開2003-097986号公報 特開2007-256231号公報 特開2016-090516号公報
しかし、従来の制御システムにおいては、上位システムに送信されるデータは、データバッファ等に一旦蓄積されて送信されるため、データ入力機器からデータを取得してから上位システムに送信するまで遅延が発生し、上位システムにおいてリアルタイムにデータを監視することができなかった。
また、データにタイムスタンプを付加する場合、タイムスタンプを付加する装置における時計精度やタイムスタンプを付加するタイミングが異なると、上位システムにおいてタイムスタンプの時刻に基づくデータの分析ができない場合があった。
また、データ入力機器又はデータバッファから上位システムの間の通信が長距離であったり電話回線が使用されたりして通信状態が不安定になった場合、上位システムにおいてデータの収集ができない場合があった。
また、データ入力機器に不具合が発生すると、取得したデータの誤差が大きくなる等、データの信頼性が低下する場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、データ入力機器から取得したデータのタイムスタンプによる安定的で信頼性の高い解析を可能にする、ータ収集システム、データサーバ及びデータ収集方を提供することを目的とする。
(1)上記の課題を解決するため、本発明のデータ収集装置は、データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集部と、収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部と、タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存部と、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成部と、前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得部と、生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信部とを備える。
(2)また、本発明のデータ収集装置において、前記要求情報取得部は、前記データサーバと第2のネットワークを介して通信可能に接続された上位システムからの要求に応じて前記データサーバから送信される、前記要求情報を取得する。
(3)また、本発明のデータ収集装置において、前記タイムスタンプ付加部は、GPS情報から得られた時刻に基づき前記タイムスタンプを付加する。
(4)また、本発明のデータ収集装置において、前記データ収集部は、前記機器のステータス情報を前記データと併せて収集して、前記データ送信部は、前記ステータス情報を前記データと併せて送信する。
(5)また、本発明のデータ収集装置において、前記データ収集部は、前記ステータス情報として、自己の前記機器が異常であるか否かを前記機器において診断した自己診断結果を収集する。
(6)また、本発明のデータ収集装置において、前記データ収集部は、前記ステータス情報として、前記機器の測定環境を前記機器において診断したアドバンスド診断結果を収集する。
(7)また、本発明のデータ収集装置において、前記データ送信部は、前記機器が正常でない場合には機器から発行される警報をさらに送信する。
(8)また、本発明のデータ収集装置において、前記第1のネットワークは無線通信の通信経路を含み、前記データ送信部は、前記データサーバに対して無線通信を介して前記データを送信する。
(9)上記の課題を解決するため、本発明のデータ収集システムは、データ収集装置と、前記データサーバとを備える。
(10)また、本発明のデータ収集システムにおいて、前記データサーバは、上位システムからの要求に応じて前記要求情報を生成する要求情報生成部と、生成された前記要求情報を前記第1のネットワークを介して前記データ収集装置に対して送信する要求情報送信部と、前記データ収集装置から送信される前記データを取得するデータ取得部と、取得された前記データを保存するデータベースと、前記データベースに保存された前記データを前記上位システムに送信するサーバデータ送信部とを備える。
(11)また、本発明のデータ収集システムにおいて、前記データサーバは、前記データベースに保存された前記データが所定の条件を満たすか否かを解析するデータ解析部をさらに備え、前記サーバデータ送信部は、前記所定の条件が満たされていないと解析された場合、未送信の前記データを送信し、前記所定の条件が満たされたと解析された場合、未送信の前記データと過去に送信された前記データとを併せて送信する。
(12)また、本発明のデータ収集システムにおいて、前記データ取得部は、複数の前記データ収集装置から前記データを取得する。
(13)上記の課題を解決するため、本発明のデータサーバは、第2のネットワークを介して通信可能に接続された上位システムからの要求に応じて、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータ収集装置に対して、データを出力する機器のデータの送信を要求する要求情報を生成する要求情報生成部と、生成された前記要求情報を前記データ収集装置に対して送信する要求情報送信部と、前記データ収集装置において生成されたタイミングに基づいて、及び前記要求情報に応じて、前記データ収集装置から送信される前記データを取得するデータ取得部と、取得された前記データを保存するデータベースと、前記データベースに保存された前記データを前記第2のネットワークを介して前記上位システムに送信するサーバデータ送信部とを備える。
(14)上記の課題を解決するため、本発明のデータ収集方法は、データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集ステップと、収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加ステップと、タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存ステップと、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成ステップと、前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得ステップと、生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信ステップとを含む。
(15)上記の課題を解決するため、本発明のデータ収集プログラムは、データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集処理と、収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加処理と、タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存処理と、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成処理と、前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得処理と、生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信処理とをコンピュータに実行させる。
(16)上記の課題を解決するため、本発明の記録媒体は、データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集処理と、収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加処理と、タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存処理と、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成処理と、前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得処理と、生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信処理とをコンピュータに実行させるデータ収集プログラムを記録している。
本発明によれば、データ入力機器から取得したデータのタイムスタンプによる安定的で信頼性の高い解析を可能にする、ータ収集システム、データサーバ及びデータ収集方を提供することができる。
実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態におけるデータ収集装置のデータ収集動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるデータ収集装置のデータ送信動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるデータサーバのデータ送信動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるデータ収集装置に保存されるデータの一例を示す図である。 実施形態におけるデータサーバに保存されるデータの一例を示す図である。 実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのソフトウェア構成の他の一例を示すブロック図である。 実施形態におけるデータ収集装置に保存されるデータの他の一例を示す図である。 実施形態におけるデータ収集装置を複数含むデータ収集システムの一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態におけるータ収集システム、データサーバ及びデータ収集方について詳細に説明する。
先ず、図1を用いて、データ収集システムのソフトウェア構成を説明する。図1は、実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1において、データ収集システム1は、データ収集装置10、データサーバ20及び上位システム30を有する。データ収集装置10は、データ収集部101、タイムスタンプ付加部102、データ保存部103、タイミング生成部104、要求情報取得部105及びデータ送信部106の各機能を有する。データサーバ20は、要求情報生成部201、要求情報送信部202、データ取得部203、データベース204、サーバデータ送信部205、データ解析部206及びOPCサーバ207の各機能を有する。また、データ収集装置10は、タイムサーバ50を介してGPS装置51と接続されている。GPS装置51を介してタイムサーバ50と接続されている。データ収集装置10とデータサーバ20は、第1のネットワーク91を介して接続されている。また、データサーバ20と上位システム30は、第2のネットワーク92を介して接続されている。
本実施形態におけるデータ収集装置10の上記各機能は、データ収集装置10を制御するデータ収集プログラム(ソフトウェア)によって実現される機能モジュールであるものとして説明する。また、データサーバ20の上記各機能は、データサーバ20を制御するデータサーバプログラム(ソフトウェア)によって実現される機能モジュールであるものとして説明する。
データ収集装置10は、センサA1、センサA2等の複数のセンサ(センサ群)と接続されている。データ収集装置10は、例えば、PLC等の制御装置又はPLC等の制御装置に対して動作を指示する装置である。センサA1等は、差圧計、温度計、流量計等の物理量(圧力、温度等)を表すデータ(電気信号)を生成するデータ入力機器(以下、「機器」と省略する場合がある。)である。データ収集装置10は、センサ群からデータを取得して図示しないプラントのプロセス等を制御する。データ収集装置10に接続されるセンサの数や種類は任意である。
データ収集部101は、機器として例示するセンサA1等のセンサ群から出力されるデータを収集する。データ収集部101は、例えば、PLCのデータ収集用の入力モジュールを制御するプログラムである。すなわち、データ収集部101は、PLCのプログラムであっても、又はPLCに対して動作を指示するプログラムであってもよい。PLCの入力モジュールは、例えば、1モジュール6チャンネル又は12チャンネルのアナログ入力を可能にする。データ収集部101が収集するデータは、例えば、4~20mAの電流値又は0~5Vの電圧値である。データ収集部101は、入力モジュールにおいて収集した電流値をデジタル値に変換(AD変換)する。
データ収集部101は、データを出力する機器が正常であるか否かを示すステータス情報をデータと併せて収集する。例えば、プロセス制御に使用される重要なデータを出力するセンサ等の機器は、センサの測定値を出力するとともに、センサが正常に動作しているか否かのステータス情報を出力することができる。データ収集部101は、ステータス情報をデータと併せて収集することにより、取得したデータの信頼性を向上させることができる。
タイムスタンプ付加部102は、データ収集部101において収集されたデータにタイムスタンプを付加する。タイムスタンプとは、日時を示す時刻情報であって、データ収集部101によってデータが収集されたデータに対して付加される。タイムスタンプ付加部102は、時刻情報をタイムサーバ50から取得する。
データ保存部103は、タイムスタンプが付加されたデータを保存する。データ保存部103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random
Access Memory)等である。
データ保存部103は、データ収集部101において機器が正常であるか否かを示すステータス情報を取得したときには、取得したステータス情報をデータと併せて保存する。
タイミング生成部104は、第1のネットワーク91を介して通信可能に接続されたデータサーバ20に対して、データ保存部103に保存されたデータを送信するタイミング(信号)を生成する。タイミング生成部104は、例えば、所定のサンプリング周期が経過したか否かを判断し、サンプリング周期毎にタイミングを生成する。タイミング生成部104は、データ保存部103に保存されたデータの数やデータ量が所定の値に達したか否かを判断してタイミングを生成してもよい。例えば、データサーバ20に対して複数のデータ収集装置が接続された場合、それぞれのデータ収集装置のタイミング生成部104は、それぞれ非同期でタイミングを生成してもよい。
要求情報取得部105は、データサーバ20と第2のネットワーク92を介して通信可能に接続された上位システム30からの要求に応じてデータサーバ20から送信される、データの送信を要求する要求情報を取得する。上位システム30は、データサーバ20に対してデータの取得要求を行う。データサーバ20は、上位システム30から送信された取得要求に応じて、データ収集装置10に対して、データの送信を要求する要求情報を送信する。要求情報取得部105は、データサーバ20から第1のネットワーク91の通信プロトコルにおいて送信された要求情報を取得する。尚、上位システム30が介在しない場合においてもデータサーバ20は独自に動作する構成であってもよい。
データ送信部106は、タイミング生成部104において生成されたタイミングに基づいて、又は要求情報取得部105において取得された要求情報に応じて、第1のネットワーク91を介してデータサーバ20に対してデータ保存部103に保存されたデータを送信する。すなわち、データ送信部106は、タイミング生成部104において生成されたタイミングに基づいて自発的にデータを送信できるとともに、上位システム30からの要求に応じてデータを送信できる。このため、例えば、機器のデータに大きな変化が無い場合、タイミング生成部104において生成された周期の長いタイミングにおいて、送信頻度を低くして第2のネットワークにおける通信負荷を低減させせることができる。一方、例えば、機器のデータに大きな変化が生じた場合、上位システム30からの要求に応じてデータを短い周期で送信頻度を高くしてデータを送信することによって、時間分解能が高くリアルタイムに近いデータを提供することが可能となる。
データ送信部106は、データ収集部101において機器が正常であるか否かを示すステータス情報を取得したときには、取得したステータス情報をデータと併せてデータサーバ20に対して送信する。尚、機器が異常である場合に警報(ALARM)を発行することができる機能を持っている場合には、警報(ALARM)をデータサーバ側に送信することもできるようにしてもよい。
データ送信部106は、タイミング生成部104において生成されたタイミングに基づいて、又は要求情報取得部105において取得された要求情報に応じて、第1のネットワーク91を介したデータサーバ20との通信が可能であるか否かの通信状態(Status)をモニタする。データ送信部106は、通信状態が通信可能であった場合、送信イベント(Uploadイベント)を発生させる。データ送信部106は、送信イベントにおいて、データ保存部103に保存されたデータをデータサーバ20に送信(Upload)する。一方、データ送信部106は、通信状態が通信不可であった場合、通信状態が通信可能になるのを待機する。これにより、第1のネットワーク91の通信状態が不安定な場合であっても、確実にデータを送信することが可能となる。
なお、第1のネットワーク91は無線通信の通信経路を含むものであってもよい。例えば、データサーバ20とデータ収集装置10の距離が離れている場合、データサーバ20とデータ収集装置10の間で無線通信を行うことによって、第1のネットワーク91の設置コストを低減できる場合がある。無線通信は、例えば移動体通信を用いてもよい。データ送信部106は、データサーバ20に対して無線通信を介してデータを送信する。
また、データ送信部106からデータサーバ20へのデータの送信は、データ送信部106において送信タイミングが図られる所謂プッシュ型の送信を行う場合を説明したが、データ送信部106がデータサーバ20へデータの引き取りを要求し、データサーバ20において取得のタイミングが図られる所謂プル型の送信を行うようにしてもよい。
タイムサーバ50は、データ収集装置10に対して時刻情報を提供するサーバである。
タイムサーバ50は、GPS装置51からGPS(Global Positioning System)情報を取得し、GPS情報に含まれる時刻情報をデータ収集装置10に提供する。ところで、タイムサーバ50とデータ収集装置10の間の通信が低速であったり、不通になったりすると、データ収集装置10に提供される時刻情報が不安定になる。従って、タイムサーバ50とデータ収集装置10は、安定的に通信できることが望ましい。本実施形態では、データ収集装置10とタイムサーバ50とをネットワークを介さずに直接接続することにより、安定的な通信を可能にしている。従って、例えば、遠隔地に配置された複数台のデータ収集装置10がデータサーバ20に接続されるデータ収集システムにおいては、データ収集装置10毎にタイムサーバ50を設けることが望ましい。データ収集装置10毎にタイムサーバ50を設けることにより、タイムスタンプの時刻精度を向上させることが可能となる。
なお、タイムサーバ50は、時刻情報をGPS情報以外から取得するようにしてもよい。例えば、タイムサーバ50は、標準時刻を提供するインターネット時刻提供サービスを利用して時刻合わせをするようにしてもよい。これによって、GPS衛星からの電波を受信しにくい屋内等においても正確な時刻情報をデータ収集装置10に対して提供可能になる。
データサーバ20は、上述の通り、要求情報生成部201、要求情報送信部202、データ取得部203、データベース204、サーバデータ送信部205、データ解析部206及びOPCサーバ207の各機能を有する。
要求情報生成部201は、上位システム30からの要求に応じて、データ収集装置10に対して、データの送信を要求するための要求情報を生成する。要求情報は、例えば、第1のネットワーク91のプロトコルに適合したコマンドである。データサーバ20は、データ収集装置10と第1のネットワーク91で通信可能に接続されるとともに、上位システム3と第2のネットワーク92で通信可能に接続される。すなわち、要求情報生成部201は、第2のネットワーク92のプロトコルに適合した上位システム30からの要求に基づき、第1のネットワーク91のプロトコルに適合した要求情報を生成する。例えば、第1のネットワーク91が電話回線を利用したネットワークである場合、要求情報生成部201は、電話回線のプロトコルに適合したコマンドにおいて要求情報を生成する。
要求情報送信部202は、要求情報生成部201において生成された要求情報を第1のネットワーク91を介してデータ収集装置10に対して送信する。要求情報送信部202は、データ送信部106と同様に、第1のネットワーク91の通信状態をモニタし、通信状態が通信可能になったときに要求情報を送信する。
データ取得部203は、データ収集装置10から送信されるデータを取得する。データ収集装置10からのデータ送信は、上述の通りデータ送信部106において発生された送信イベントによって実行される。データ取得部203は、送信イベントにおいて送信されたデータを取得する。データ取得部203は、機器が正常であるか否かを示すステータス情報をデータと併せて取得することができる。尚、機器が異常である場合に警報(ALARM)を発行することができる機能を持っている場合には、警報(ALARM)をデータサーバ側に送信することもできるようにしてもよい。
データベース204は、データ取得部203において取得されたデータを保存する。データベース204は、例えばデータベースソフトウェアであり、データはHDDやRAMの記憶媒体に保存される。データベース204は、例えば、取得したデータとデータを出力した機器のステータス情報等の機器情報を併せて保存する。
サーバデータ送信部205は、データベース204に保存されたデータを第2のネットワーク92を介して上位システム30に送信する。サーバデータ送信部205は、第2のネットワーク92のプロトコルに適合した通信を制御する。なお、サーバデータ送信部205は、後述するOPCサーバ207のOPCサーバ機能を用いてデータ送信をするものであってもよい。
データ解析部206は、データベース204に保存されたデータが所定の条件を満たすか否かを解析する。所定の条件とは、例えば、経時的なデータの変化率が所定の数値以上であった場合等である。データ解析部206は、保存されたデータが予め設定された条件を満たしているか否かを解析する。
OPCサーバ207は、OPCサーバの機能を有している。OPCは産業分野等において機器やアプリケーション間の通信インターフェイスを規定した標準規格である。OPCサーバ207は、OPCに準拠した機器やアプリケーションとの間においてOPCインターフェイスを介してデータを送受信する。OPCにおいて規定されるOPCインターフェイスには、例えば、OPC-DA(OPCデータアクセス)インターフェイス、OPCHDA(OPCヒストリカルデータアクセス)インターフェイスが含まれる。OPC-DAは、リアルタイム通信のためインターフェイスである。OPCHDAは、ログデータアクセスのためのインターフェイスである。ログデータは、データベース204に記憶されてOPCHDAを用いて利用される。例えば、OPCサーバ207は、データ解析部206の解析結果に応じて、OPC-DAとOPCHDAを切替えて使用することができる。例えば、データ解析部206の解析結果において経時的なデータの変化率が所定の数値未満であった場合、OPCサーバ207は、OPC-DAを用いてデータベース204に記憶された未送信のデータを上位システム30に対して送信する。また、データ解析部206の解析結果において、経時的なデータの変化率が所定の数値以上であった場合、OPCサーバ207は、OPCHDAを用いて過去に送信したデータを含めデータの履歴を上位システム30に対して送信する。
上位システム30は、データサーバ20から機器が出力したデータを取得して利用する。機器が出力したデータは、上述のようにデータ保存部103に保存されて、さらにデータベース204に保存される。このため、例えば、第1のネットワーク91又は第2のネットワーク92の通信状態が不安定な場合であっても、確実にデータ送信が可能な冗長性を有することとなる。
なお、図1において、データ収集システム1は、データサーバ20に対してデータ収集装置10が1台接続される場合を例示したが、データサーバ20に接続されるデータ収集装置10の数は任意である。例えば、第1のネットワーク91に複数のデータ収集装置が接続されて、データサーバ20が複数のデータ収集装置からデータを取得するようにしてもよい。それぞれのデータ収集装置はそれぞれのタイミング生成部において生成されたタイミングにおいて、非同期でデータをデータサーバ20に対して送信する。
また、データ収集装置10が有する、データ収集部101、タイムスタンプ付加部102、データ保存部103、タイミング生成部104、要求情報取得部105及びデータ送信部106の各機能は、上述の通り、ソフトウェアによって実現されるものとして説明した。しかし、データ収集装置10が有する上記機能の中で少なくとも1つ以上の機能は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。また、データサーバ20が有する、要求情報生成部201、要求情報送信部202、データ取得部203、データベース204、サーバデータ送信部205、データ解析部206及びOPCサーバ207の各機能は、上述の通り、ソフトウェアによって実現されるものとして説明した。しかし、データサーバ20が有する上記機能の中で少なくとも1つ以上の機能は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
また、データ収集装置10が有する上記何れかの機能は、1つの機能を複数の機能に分割して実施してもよい。また、データ収集装置10が有する上記何れか2つ以上の機能を1つの機能に集約して実施してもよい。また、データサーバ20が有する上記何れかの機能は、1つの機能を複数の機能に分割して実施してもよい。また、データサーバ20が有する上記何れか2つ以上の機能を1つの機能に集約して実施してもよい。
また、データ収集装置10は、1つの筐体によって実現される装置であっても、ネットワーク等を介して接続された複数の装置から実現されるシステムであってもよい。例えば、データ収集装置10は、クラウドコンピューティングシステムによって提供されるクラウドサービス等、仮想的な装置であってもよい。また、データ収集装置10は、サーバ装置等の汎用のコンピュータであってもよく、機能が限定された専用の装置であってもよい。
また、データサーバ20は、1つの筐体によって実現される装置であっても、ネットワーク等を介して接続された複数の装置から実現されるシステムであってもよい。例えば、データサーバ20は、クラウドコンピューティングシステムによって提供されるクラウドサービス等、仮想的な装置であってもよい。また、データサーバ20は、サーバ装置等の汎用のコンピュータであってもよく、機能が限定された専用の装置であってもよい。
また、データ収集装置10の上記各機能のうち、少なくとも1以上の機能を他の装置において実現するようにしてもよい。すなわち、データ収集装置10は上記全ての機能を有している必要はなく、一部の機能を有するものであってもよい。また、データサーバ20の上記各機能のうち、少なくとも1以上の機能を他の装置において実現するようにしてもよい。すなわち、データサーバ20は上記全ての機能を有している必要はなく、一部の機能を有するものであってもよい。
例えば、図1で説明したタイムスタンプ付加部102の機能は、それぞれのセンサにおいて実現されるようにしてもよい。すなわち、本実施形態のデータ収集装置10において、それぞれのセンサにおいて実現されるタイムスタンプ付加部102の機能がそれぞれGPS装置から直接時刻情報を取得してそれぞれのセンサにおいてタイムスタンプを付加するようにしてもよい。センサにおいて付加されたタイムスタンプは、センサから出力されるデータと共にデータ収集部101において収集することができる。
また、データ収集装置10の機能の全てをセンサ(センサと同じハウジング)において実現するようにしてもよい。例えば、複数のセンサの中で特定のセンサにデータ収集装置10の機能を実装し、他のセンサを特定のセンサに接続してデータを収集するようにしてもよい。データ収集装置10の機能をセンサと同じハウジングで実現することにより、例えば、データ収集装置10の設置における省スペース化を図るとともに、センサのハウジングの優れた耐環境性能をデータ収集装置10に対して付与することができる。
次に、図2を用いて、データ収集システムのハードウェア構成を説明する。図2は、実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、以下の説明において、データ収集装置10と共通するデータサーバ20の構成は説明を省略する。
データ収集装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM12、ROM(Read Only Memory)13、HDD14、タッチパネル15、通信I/F(Interface)16、及び通信I/F17を有する。
データ収集装置10は、サーバ装置、デスクトップ型PC、又はタブレット型PC等の汎用装置、若しくはデータ収集専用の装置である。データ収集装置10は、図1で説明したデータ収集プログラムを実行する。
CPU11は、RAM12、ROM13又はHDD14に記憶されたデータ収集プログラムを実行することにより、データ収集装置10の制御を行う。データ収集プログラムは、例えば、データ収集プログラムを記録した記録媒体、又はネットワークを介したプログラム配信サーバ等から取得されて、HDD14にインストールされ、RAM12にCPU11から読出し可能に記憶される。
タッチパネル15は、操作入力機能と表示機能とを有する操作表示機能を有する。タッチパネル15は、オペレータに対して指先又はタッチペン等を用いた操作入力を可能にする。本実施形態におけるデータ収集装置10は操作表示機能を有するタッチパネル15を用いる場合を説明するが、データ収集装置10は、表示機能を有する表示装置と操作入力機能を有する操作入力装置とを別個有するものであってもよい。その場合、タッチパネル15の表示画面は表示装置の表示画面、タッチパネル15の操作は操作入力装置の操作として実施することができる。なお、タッチパネル15は、ヘッドマウント型、メガネ型、腕時計型のディスプレイ等の種々の形態によって実現されてもよい。
通信I/F16は、第1のネットワーク91における通信を制御する。第1のネットワークは、例えば、無線LAN通信、有線LAN通信、赤外線通信、近距離無線通信等の汎用通信である。また、通信I/F16は、図示しない、他のデータ収集装置、汎用通信が可能なフィールド機器、保全情報を管理する保全情報管理サーバ、DCS(Distributed Control System:分散制御システム)制御装置、PLC等であってもよい。
通信I/F17は、センサA1等との通信を制御する、例えばアナログ入力モジュールである。
データサーバ20において、通信I/F26は、第1のネットワーク91における通信を制御する。通信I/F27は、第2のネットワーク92における通信を制御する。
次に、図3を用いて、データ収集装置10のデータ収集動作を説明する。図3は、実施形態におけるデータ収集装置のデータ収集動作の一例を示すフローチャートである。
図3において、データ収集装置10は、サンプリング周期が経過したか否かを判断する(ステップS11)。サンプリング周期が経過したか否かは、例えば、データ収集部101が、予め定められた所定の周期の経過をタイマの値等によって判断することによって実行することができる。サンプリング周期が経過していないと判断した場合(ステップS11:NO)、データ収集装置10は、ステップS11の処理を繰り返し、サンプリング周期の経過を待機する。
一方、サンプリング周期が経過したと判断した場合(ステップS11:YES)、データ収集装置10は、機器が出力するデータを収集する(ステップS12)。データの収集は、例えばデータ収集部101が機器から出力されるアナログデータをデジタルデータにAD変換することによって行うことができる。データ収集装置10は、データと共に、機器が正常であるか否かを示すステータス情報を取得するようにしてもよい。
ステップS12の処理を実行した後、データ収集装置10は、収集されたデータに対してタイムスタンプを付加する(ステップS13)。タイムスタンプの付加は、例えば、タイムスタンプ付加部102が、タイムサーバ50から時刻情報を取得することにより行うことができる。
ステップS13の処理を実行した後、データ収集装置10は、タイムスタンプを付加したデータを保存する(ステップS14)。データの保存は、例えば、データ保存部103がHDD14にデータを保存することによって実行することができる。
ステップS14の処理を実行した後、データ収集装置10は、データのサンプリング動作を終了するか否かを判断する(ステップS15)。サンプリング動作を終了するか否かは、例えば、データ収集装置10が、オペレータによるタッチパネル15に対する終了操作が実行されたか否かを検出することによって判断することができる。サンプリング動作を終了しないと判断した場合(ステップS15:NO)、データ収集装置10は、ステップS11~ステップS15の処理を繰返す。一方、サンプリング動作を終了すると判断した場合(ステップS15:YES)、データ収集装置10は、フローチャートに示した動作を終了する。
次に、図4を用いて、データ収集装置10のデータ送信動作を説明する。図4は、実施形態におけるデータ収集装置のデータ送信動作の一例を示すフローチャートである。
図4において、データ収集装置10は、データサーバ20からデータの送信要求を取得したか否かを判断する(ステップS21)。データの送信要求を取得したか否かは、例えば、要求情報取得部105が、データサーバ20から要求情報を取得したか否かによって判断することができる。要求情報は、例えば上位システム30から要求に応じて、要求情報生成部201が生成し、要求情報送信部202によってデータ収集装置10に対して送信される。
送信要求を取得していないと判断した場合(ステップS21:NO)、データ収集装置10は、送信タイミングになったか否かを判断する(ステップS22)。送信タイミングになったか否かは、例えば、タイミング生成部104が送信タイミングを生成したか否かによって判断することができる。タイミング生成部104は、例えば、所定のサンプリング周期が経過したか否かを判断し、又は保存されたデータの数やデータ量が所定の値に達したか否かを判断してタイミングを生成する。
ステップS21の処理において送信要求を取得したと判断した場合(ステップS21:YES)、又はステップS22の処理において送信タイミングになったと判断した場合(ステップS22:YES)、データ収集装置10は、データサーバ20との通信状態(Status)がOKか否かを判断する(ステップS23)。通信状態は、例えば、通信テスト用のコマンドを送信することによって判断することができる。データサーバ20との通信状態がOKでないと判断した場合(ステップS23:NO)、データ収集装置10は、ステップS23の処理を繰返して、通信状態がOKとなるのを待機する。
一方、データサーバ20との通信状態がOKであると判断した場合(ステップS23:YES)、データ収集装置10は、データサーバ20に対してデータを送信する(ステップS24)。データの送信は、例えば、データ送信部106が、データ保存部103によって保存されたデータを送信することによって実行することができる。
ステップS24の処理を実行した後、又はステップS22の処理において送信タイミングになっていないと判断した場合(ステップS22:NO)、データ収集装置10は、送信処理を終了するか否かを判断する(ステップS25)。送信処理を終了するか否かは、例えば、データ収集装置10が、オペレータによるタッチパネル15に対する終了操作が実行されたか否かを検出することによって判断することができる。送信処理を終了しないと判断した場合(ステップS25:NO)、データ収集装置10は、ステップS21~ステップS25の処理を繰返す。一方、送信処理を終了すると判断した場合(ステップS25:YES)、データ収集装置10は、フローチャートに示した動作を終了する。
なお、データサーバ20のデータ収集装置10からのデータ取得は、ステップS24のデータ送信処理において送信されたデータをデータ取得部203が取得して、データベース204に保存することによって実行される。
次に、図5を用いて、データサーバ20のデータ送信動作を説明する。図5は、実施形態におけるデータサーバのデータ送信動作の一例を示すフローチャートである。
図5において、データサーバ20は、上位システム30からデータ送信の要求を取得したか否かを判断する(ステップS31)。上位システム30からデータ送信の要求を取得したか否かは、例えば、サーバデータ送信部205が上位システム30から所定のコマンドを受信したか否かによって判断することができる。データ送信の要求を取得していないと判断した場合(ステップS31:NO)、データサーバ20は、ステップS31の処理を繰り返し、データ送信の要求の取得を待機する。
データ送信の要求を取得したと判断した場合(ステップS31:YES)、データサーバ20は、データベース204に保存されたデータを収集する(ステップS32)。データの収集は、例えば、上位システムが、センサのID、又はタイムスタンプの範囲等を指定することによって、収集対象となるデータを特定して実行される。
ステップS32の処理を実行した後、データサーバ20は、収集したデータを解析して、所定の条件を満足しているか否かを判断する(ステップS33)。所定の条件を満足しているか否か、例えば、データ解析部206が、特定のセンサの経時的なデータを取得して、所定の期間内におけるデータの変化率又は変化量が予め設定された範囲を超えたか否かを解析することによって判断することができる。また、データ解析部206は、例えば、複数のセンサのトレンドを比較して、トレンドの変化に異常があるセンサを特定するようにしてもよい。
所定の条件を満足していないと判断した場合(ステップS33:NO)、データサーバ20は、リアルタイムデータの送信を実行する(ステップS34)。リアルタイムデータの送信とは、例えば、OPCサーバ207が、OPC-DAを用いてデータベース204に記憶された未送信のデータを上位システム30に対して送信することによって実行することができる。ステップS34においてデータサーバ20は、OPC-DAを用いた他の処理を実行するようにしてもよい。
一方、所定の条件を満足したと判断した場合(ステップS33:YES)、データサーバ20は、ヒストリカルデータの送信を実行する(ステップS35)。ヒストリカルデータの送信とは、例えば、OPCサーバ207が、OPCHDAを用いて過去に送信したデータを含めデータの履歴を上位システム30に対して送信することによって実行することができる。ステップS35においてデータサーバ20は、OPCHDAを用いた他の処理を実行するようにしてもよい。すなわち、本実施形態において、データサーバ20は、データベース204に保存されたデータに基づき、OPCサーバ207のOPCHDAとOPCHDAのインターフェイスを切替えて上位システム30とデータの送受信を実行することができる。
ステップS34の処理を実行した後、又はステップS35の処理を実行した後、データサーバ20は、データ送信処理を終了するか否かを判断する(ステップS36)。送信処理を終了するか否かは、例えば、データサーバ20が、オペレータによるタッチパネル25に対する終了操作が実行されたか否かを検出することによって判断することができる。
データ送信処理を終了しないと判断した場合(ステップS36:NO)、データサーバ20は、ステップS31~ステップS36の処理を繰返して実行する。一方、データ送信処理を終了すると判断した場合(ステップS36:YES)、データサーバ20は、フローチャートで示した動作を終了する。
次に、図6を用いて、データ収集装置に保存されるデータを説明する。図6は、実施形態におけるデータ収集装置に保存されるデータの一例を示す図である。
図6において、図6(A)は、図1で説明したデータ収集装置10のデータ保存部103に保存されるデータを示している。「Time Stamp」のデータ項目は、センサA1又はセンサA2から取得したデータに対して付加されたタイムスタンプの時刻情報を示している。「センサID」のデータ項目は、センサの識別情報を示している。「データ」のデータ項目は、センサから出力されたデジタルデータ、又はセンサから出力されたアナログ値をAD変換したデータを示している。また、「Status」のデータ項目は、センサが正常であるか否かを示すステータス情報を示している。例えば、センサA1とセンサA2は、「tA-1」及び「tA-2」の時刻において、タイムスタンプが付加されている。ここで、「Time Stamp」の「tA-1」及び「tA-2」の時刻は、データをAD変換する処理速度に応じて、調整をすることができるので、データを取得した時刻とタイムスタンプで付加する時刻とをそれぞれほぼ一致させることができる。すなわち、収集されたデータに対してリアルタイムにタイムスタンプを付加することが可能となる。また、ステータス情報によって、全てのデータが正常に動作しているセンサから取得されたことが示される。
図6(B)は、図1において図示していない2台目のデータ収集装置10Bのデータ保存部103に保存されるデータを示している。データ収集装置10Bは、センサB1とセンサB1からデータを取得するものとする。ここで、センサB2の「tB-2」におけるステータス情報はNGとなっている。すなわち、「tB-2」において取得されたデータは、正常ではないステータス状態のセンサから取得されたものであることを示している。
ステータス状態がNGのデータは、例えばデータ解析部206における解析対象として使用しないことによって、解析の精度を向上させることができる。
なお、タイムスタンプの時刻は、tA-1が一番古く、tA-1、tB-1、tA-2及びtB-2の順で進行するものとする。
次に、図7を用いて、データサーバ20に保存されるデータを説明する。図7は、実施形態におけるデータサーバに保存されるデータの一例を示す図である。図7は、図6で示したデータ保存部103に保存されたデータを、データサーバ20が収集してデータベース204に保存したときの状態を示している。
図7において、「Time Stamp」のデータ項目には、上述したように、tA-1、tB-1、tA-2及びtB-2順序でタイムスタンプの時刻情報が付加されている。データベース204は、複数のデータ収集装置10から取得したデータを一元的に管理することができる。上述したように、それぞれのデータ収集装置10は、タイムスタンプ付加部102において、それぞれ正確な時刻情報を付加することができる。従って、複数のデータ収集装置10から取得したデータを一元的に管理することにより、時刻情報、データ、及びセンサの設置位置の情報に基づき、収集したデータを様々なデータ解析に使用することが可能となる。例えば、センサが車両の速度を測定して速度のデータが収集される場合、それぞれのセンサの配置位置において速度データと時刻情報を記録することにより、車両の加減速の状況等の走行状況を把握することができる。
次に、図8を用いて、データ収集システム1のソフトウェア構成の他の一例を説明する。図8は、実施形態におけるデータ収集装置を含むデータ収集システムのソフトウェア構成の他の一例を示すブロック図である。なお、図8において図1と同様の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図8において、データ収集装置10は、複数のセンサC(センサC1、センサC2等を含む)と接続されている。センサCは、それぞれステータスバッファ、自己診断機能及びアドバンスド診断機能を有している。なお、センサCは、自己診断機能又はアドバンスド診断機能の少なくとも1つを有していればよい。
自己診断機能とは、センサC自体の異常を検出する。センサC自体の異常とは、例えば、センサCの内蔵回路の異常、センサの内部メモリの異常、センサCとデータ収集装置10間の通信異常等である。センサCは、自己診断機能による診断結果を自己診断結果としてステータスバッファに格納する。自己診断結果は、ステータスバッファに格納された差圧、温度、流量等の計測データ(アナログ値又はデジタル値のいずれか)とともにデータ収集装置10に提供される。これにより、データ収集装置10に提供された計測データの信頼性を向上させることが可能となる。データ収集装置10は、取得したデータと自己診断結果に対してタイムスタンプを付加することにより、さらに計測データの信頼性を向上させることができるとともに、計測データ又は自己診断結果に対する時間的な解析を容易にすることができる。
また、アドバンスド診断機能とは、センサCの検出部への異物付着の検出、差圧又は流量測定のための導圧管の閉塞、脈動流や気泡混入等の流体の異常等のセンサCの測定環境の異常を検出する機能である。センサCは、アドバンスド診断機能による診断結果をアドバンスド診断結果としてステータスバッファに格納する。アドバンスド診断結果は、ステータスバッファに格納された計測データとともにデータ収集装置10に提供される。これにより、データ収集装置10に提供された計測データの信頼性を向上させることが可能となる。データ収集装置10は、取得したデータと自己診断結果に対してタイムスタンプを付加することにより、さらに計測データの信頼性を向上させることができるとともに、計測データ又は自己診断結果に対する時間的な解析を容易にすることができる。なお、アドバンスド診断機能は、測定環境の異常を解析するためのデータを検出する機能であり、解析の詳細は、例えば上位システム30で行うことができる。
次に、図9を用いて、データ収集装置10に保存されるデータの他の一例を説明する。図9は、実施形態におけるデータ収集装置に保存されるデータの他の一例を示す図である。
図9は、データ収集装置10のデータ保存部103に保存されるデータを示している。「Time Stamp」のデータ項目、「センサID」のデータ項目、及び「データ」のデータ項目は、図6で説明したデータ項目と同様であるため、説明を省略する。「自己診断結果」のデータ項目は、センサCの自己診断機能により診断された診断結果である。また、「アドバンスド診断結果」のデータ項目は、センサCのアドバンスド診断機能により診断された診断結果である。「自己診断結果」と「アドバンスド診断結果」は、「データ」のデータ項目に記録される計測データとともに記録され、タイムスタンプが付加される。例えば、「tC-1」の時刻においては、自己診断結果とアドバンスド診断結果の両方が記録されている。すなわち、データ収集装置10は、測定データ、自己診断結果、及びアドバンスド診断結果に対してタイムスタンプを付加している。また、「tC-2」の時刻においては、自己診断結果が記録されている。すなわち、データ収集装置10は、測定データ、及び自己診断結果に対してタイムスタンプを付加している。また、「tC-3」の時刻においては、アドバンスド診断結果が記録されている。すなわち、データ収集装置10は、測定データ、及びアドバンスド診断結果に対してタイムスタンプを付加している。また、「tC-4」の時刻においては、自己診断結果とアドバンスド診断結果のいずれも記録されていない。すなわち、データ収集装置10は、自己診断結果とアドバンスド診断結果を任意に計測データとともに記憶してタイムスタンプを付加することができる。
次に、図10を用いて、データ収集装置10を複数含むデータ収集システムを説明する。図10は、実施形態におけるデータ収集装置を複数含むデータ収集システムの一例を示すブロック図である。
図10において、システム1000は、例えば、データ収集装置10、センサ群(センサC1、センサC2等)、タイムサーバ50、及びGPS装置51を含んでいる。データサーバ20は、ネットワーク91を介してシステム1000と同様なシステム2000、システム3000と接続されている。すなわち、データサーバ20は、システム1000~システム3000からタイムスタンプが付加されたデータを収集する。これにより、例えば、システム1000~システム3000が地理的に離れた場所であって、通信にタイムラグが発生する場合であっても、一元的にタイムスタンプによるデータを収集して記録することが可能となる。なお、ネットワーク91は、有線ネットワークであっても無線ネットワークであってもよい。
以上説明したように、本実施形態におけるデータ収集装置は、データを出力する機器からデータを収集するデータ収集部と、収集されたデータにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部と、タイムスタンプが付加されたデータを保存するデータ保存部と、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存されたデータを送信するタイミングを生成するタイミング生成部と、データサーバから送信される、データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得部と、生成されたタイミングに基づいて、及び取得された要求情報に応じて、データサーバに対して保存されたデータを送信するデータ送信部とを備える。この構成によって、データ入力機器から取得したデータのタイムスタンプによる安定的な解析を可能にする。
なお、上述したデータ収集装置は、上述した機能を有する装置であればよく、例えば、複数の装置の組合せで構成されてそれぞれの装置を通信可能に接続したシステムで実現されるものであってもよい。また、データ収集装置は、ネットワークで接続された他の装置の機能の一部として実現されるものであってもよい。
なお、本実施形態で説明した、データ収集方法における各ステップ、若しくはデータ収集プログラム及び記録媒体における各処理は、実行順序を限定するものではない。
また、本実施形態で説明した装置を構成する機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本実施形態の上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
10 データ収集装置
101 データ収集部
102 タイムスタンプ付加部
103 データ保存部
104 タイミング生成部
105 要求情報取得部
106 データ送信部
20 データサーバ
201 要求情報生成部
202 要求情報送信部
203 データ取得部
204 データベース
205 サーバデータ送信部
206 データ解析部
207 OPCサーバ
30 上位システム
50 タイムサーバ
51 GPS装置
91 第1のネットワーク
92 第2のネットワーク
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HDD
15 タッチパネル
16 通信I/F
17 通信I/F

Claims (13)

  1. データ収集装置と、データサーバとを備えるデータ収集システムであって、
    前記データ収集装置は、
    データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集部と、
    収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部と、
    タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存部と、
    第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成部と、
    前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得部と、
    生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信部と
    を備え、
    前記データサーバは、
    前記データサーバと第2のネットワークを介して通信可能に接続された上位システムからの要求に応じて前記要求情報を生成する要求情報生成部と、
    生成された前記要求情報を前記第1のネットワークを介して前記データ収集装置に対して送信する要求情報送信部と、
    前記データ収集装置から送信される前記データを取得するデータ取得部と、
    取得された前記データを保存するデータベースと、
    前記データベースに保存された前記データを前記上位システムに送信するサーバデータ送信部と、
    前記データベースに保存された前記データが所定の条件を満たすか否かを解析するデータ解析部と
    を備え、
    前記サーバデータ送信部は、
    前記所定の条件が満たされていないと解析された場合、未送信の前記データを送信し、
    前記所定の条件が満たされたと解析された場合、未送信の前記データと過去に送信された前記データとを併せて送信する、
    データ収集システム。
  2. 前記データ送信部は、前記タイミング生成部によって生成された前記タイミングに基づいて、又は前記要求情報取得部によって取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバとの通信が可能であるか否かの通信状態をモニタし、
    前記通信状態が通信可能である場合、前記データ送信部は、前記データ保存部に保存された前記データを前記データサーバに送信し、
    前記通信状態が通信不可である場合、前記データ送信部は、前記通信状態が前記通信可能になるまで待機する、
    請求項1に記載のデータ収集システム。
  3. 前記タイムスタンプ付加部は、ネットワークを介さずに直接接続された個別のタイムサーバから提供される時刻情報に基づき、収集された前記データにタイムスタンプを付加する、請求項1又は2に記載のデータ収集システム。
  4. 前記要求情報取得部は、前記上位システムからの要求に応じて前記データサーバから送信される、前記要求情報を取得する、請求項1から3のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
  5. 前記タイムサーバは、GPS情報を取得し、
    前記タイムスタンプ付加部は、前記GPS情報から得られた時刻に基づき前記タイムスタンプを付加する、請求項3に記載のデータ収集システム。
  6. 前記データ収集部は、前記機器のステータス情報を前記データと併せて収集して、
    前記データ送信部は、前記ステータス情報を前記データと併せて送信する、請求項1から5のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
  7. 前記データ収集部は、前記ステータス情報として、自己の前記機器が異常であるか否かを前記機器において診断した自己診断結果を収集する、請求項6に記載のデータ収集システム。
  8. 前記データ収集部は、前記ステータス情報として、前記機器の測定環境を前記機器において診断したアドバンスド診断結果を収集する、請求項6又は7に記載のデータ収集システム。
  9. 前記データ送信部は、前記機器が正常でない場合には機器から発行される警報をさらに送信する、請求項6から8のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
  10. 前記第1のネットワークは無線通信の通信経路を含み、
    前記データ送信部は、前記データサーバに対して無線通信を介して前記データを送信する、請求項1から9のいずれか一項に記載のデータ収集システム。
  11. 前記データ取得部は、複数の前記データ収集装置から前記データを取得する、請求項9又は10に記載のデータ収集システム。
  12. 第2のネットワークを介して通信可能に接続された上位システムからの要求に応じて、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータ収集装置に対して、データを出力する機器のデータであって、前記データ収集装置によって収集されてタイムスタンプが付与されたデータの送信を要求する要求情報を生成する要求情報生成部と、
    生成された前記要求情報を前記第1のネットワークを介して前記データ収集装置に対して送信する要求情報送信部と、
    前記データ収集装置において生成されたタイミングに基づいて、及び前記要求情報に応じて、前記データ収集装置から送信される、前記タイムスタンプが付与されたデータを取得するデータ取得部と、
    取得された前記タイムスタンプが付与されたデータを保存するデータベースと、
    前記データベースに保存された前記データを前記第2のネットワークを介して前記上位システムに送信するサーバデータ送信部と
    前記データベースに保存された前記データが所定の条件を満たすか否かを解析するデータ解析部と
    を備え、
    前記サーバデータ送信部は、
    前記所定の条件が満たされていないと解析された場合、未送信の前記データを送信し、
    前記所定の条件が満たされたと解析された場合、未送信の前記データと過去に送信された前記データとを併せて送信する、
    データサーバ。
  13. データ収集装置が、データを出力する機器から前記データを収集するデータ収集ステップと、
    データ収集装置が、収集された前記データにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加ステップと、
    データ収集装置が、タイムスタンプが付加された前記データを保存するデータ保存ステップと、
    データ収集装置が、第1のネットワークを介して通信可能に接続されたデータサーバに対して、保存された前記データを送信するタイミングを生成するタイミング生成ステップと、
    データ収集装置が、前記データサーバから送信される、前記データの送信を要求する要求情報を取得する要求情報取得ステップと、
    データ収集装置が、生成された前記タイミングに基づいて、及び取得された前記要求情報に応じて、前記データサーバに対して保存された前記データを送信するデータ送信ステップと、
    前記データサーバが、上位システムからの要求に応じて前記要求情報を生成する要求情報生成ステップと、
    前記データサーバが、生成された前記要求情報を前記第1のネットワークを介して前記データ収集装置に対して送信する要求情報送信ステップと、
    前記データサーバが、前記データ収集装置から送信される前記データを取得するデータ取得ステップと、
    前記データサーバが、取得された前記データをデータベースに保存するステップと、
    前記データサーバが、前記データベースに保存された前記データを前記上位システムに送信するサーバデータ送信ステップと、
    前記データサーバが、前記データベースに保存された前記データが所定の条件を満たすか否かを解析するデータ解析ステップと
    を含み、
    前記サーバデータ送信ステップは、
    前記所定の条件が満たされていないと解析された場合、未送信の前記データを送信し、
    前記所定の条件が満たされたと解析された場合、未送信の前記データと過去に送信された前記データとを併せて送信する、
    データ収集方法。
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