JP7017105B2 - ステント - Google Patents

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本発明は、ステントに関する。
胆道狭窄又は閉塞に対する治療手技として、超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD:endoscopic ultrasound-guided biliary drainage)が注目されている。EUS-BDは、胆道狭窄又は閉塞部位の切除等の処置ができず、経十二指腸乳頭的アプローチも困難な場合に施行される。EUS-BDは、外瘻となる経皮経肝胆道ドレナージに比べて、患者のQOLを低下させない点で有利である。
具体的には、EUS-BDは、超音波内視鏡を胃又は十二指腸に挿入し、超音波画像をリアルタイムに観察しながら、穿刺針で胃壁又は十二指腸壁から胆管又は胆嚢を穿刺し、ガイドワイヤーを胆管又は胆嚢に挿入し、バイパス用ステントを挿入・留置する手技である。この手技により、体内にステントを埋め込む形で胆道ドレナージが可能となる。
二臓器間にバイパス接続用ステントを留置する場合、隣接する臓器壁同士が圧接された状態で、両臓器が連通するよう瘻孔を形成させることは既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、2つの磁石により胃壁と腸壁を挟み込んで両者を近接させた状態で、胃壁と腸壁が近接した部位に瘻孔を形成し、該瘻孔にステントを通して留置する胃バイパスシステムが開示されている。この胃バイパスシステムでは、第1の内視鏡器具により胃内に磁石を配置すると共に、第2の内視鏡器具により腸内に別の磁石を配置している。
特開2016-77896号公報
しかしながら、特許文献1に記載の胃バイパスシステムにあっては、処置の工程数も多く、患者に対して侵襲的な手技であった。具体的には、隣接する臓器(胃と腸)の壁同士を近接させ、第1の内視鏡器具を用いて、一方の臓器(胃)内に磁石を配置し、第2の内視鏡器具を用いて他方の臓器(腸)内に別の磁石を配置し、2つの磁石により両臓器壁を圧接し、両磁石の中空部を通るようにステントを挿入・留置している。このように、バイパス術に要する工程数が多く、2つの内視鏡器具を使用する必要もあり、操作が煩雑であった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、患者に対して低侵襲でかつ少ない工程数で臓器間バイパス術を施行することができるステントを提供することを目的とする。
本発明に係るステントは、上記目的達成のため、筒状のステント本体と、磁性体を含む材料からなり、前記ステント本体の軸方向に移動自在に前記ステント本体の外周に遊嵌された第1の磁性体部材と、磁性体を含む材料からなり、前記ステント本体の軸方向に移動自在に前記ステント本体の外周に遊嵌された第2の磁性体部材と、前記第1の磁性体部材
と前記第2の磁性体部材との間に配置され、前記第1の磁性体部材と前記第2の磁性体部材との前記軸方向の間隔を規制する規制部材と、を備え、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の一方又は両方が磁石を有し、前記規制部材が生分解性材料を含む材料からなり、前記規制部材が生分解したときに前記第1の磁性体部材と前記第2の磁性体部材とが磁力により近接することを特徴とする。
上述のように、本発明に係るステントは、ステント本体の外周に軸方向に移動自在に遊嵌された第1の磁性体部材と第2の磁性体部材との間隔が、規制部材により規制されるようになっている。これにより、第1の磁性体部材と第2の磁性体部材との間隔を一定に維持したまま、ステントを体内の目的の場所に送り込むことができる。
具体的には、第1の磁性体部材が第1臓器(例えば、肝臓)内に位置し、かつ、第2の磁性体部材が第2臓器(例えば、胃)内に位置するように、ステントデリバリ装置によりステントが送り込まれる。ステントの体内への挿入後、所要時間が経過すると、生分解性材料を含む材料から構成された規制部材が生分解し、第1の磁性体部材と第2の磁性体部材とが磁力の作用下で引き付け合って近接する。これにより、第1臓器の壁と第2臓器の壁とが圧接されて癒着した状態になる。このようにして、第1臓器と第2臓器とが癒着して連通した瘻孔が形成され、瘻孔にステントが挿通・留置される。
このように、ステントデリバリ装置によるステントの1回の送り込み工程により、ステント本体と共に第1の磁性体部材と第2の磁性体部材を規制部材により間隔をあけたまま体内に送り込むことができるので、従来のものに比べて工程数を削減できる。また、1つの超音波内視鏡を用いてステントの留置を行うことができる。したがって、患者に対して低侵襲でかつ少ない工程数でEUS-BDなどの臓器間バイパス術を施行することができる。
また、本発明に係るステントは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の一方が生分解性材料を含む材料からなる構成とすることができる。
この構成により、例えば、EUS-BDを施行する際に第1臓器(肝臓)内に配置された第1の磁性体部材が生分解することにより、第1の磁性体部材から第2の磁性体部材に働いていた引力が消失し、第2の磁性体部材を選択的に第2臓器(胃)内に脱落させることができる。
また、本発明に係るステントは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の両方が生分解性材料を含む材料からなる構成とすることができる。
この構成により、体にとって異物である第1の磁性体部材と第2の磁性体部材を分解し、体外排出又は生体吸収させることができる。
また、EUS-BDを施行する際に第1臓器(肝臓)内に配置される第1の磁性体部材の生分解性を、第2臓器(胃)内に配置される第2の磁性体部材の生分解性よりも高くしてもよい。すなわち、第1臓器内に配置される第1の磁性体部材が、第2臓器胃内に配置される第2の磁性体部材よりも早く生分解されるようにする。これにより、第2臓器内に配置される第2の磁性体部材およびステント本体を第2臓器内に選択的に脱落させることができる。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、コイル形状であってもよい。
この構成により、第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材は、軸方向及び/又は径方向に圧縮・拡張が可能である。これにより、ステントをステントデリバリ装置のカテーテル部内に装填する際に、第1の磁性体部材と第2の磁性体部材を軸方向及び/又は径方向に圧縮した状態で装填することができる。これにより、装填に必要なカテーテル部の容積を削減できる。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、リング形状であってもよい。
これにより、構造が簡単なので、第1の磁性体部材と第2の磁性体部材の製造が容易になり、ステントデリバリ装置のカテーテル部の先端にステント本体と共に装填するのが容易になる。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、複数の磁石が連結部を介して連結された構成であってもよい。
この構成により、周方向の複数の磁性体の連結部に離間部が出来る為、径方向に圧縮した状態でステントデリバリ装置のカテーテル部の先端にステント本体と共に装填するのが容易になる。
また、本発明に係るステントは、前記連結部が生分解性材料を含む材料から構成されていてもよい。
この構成により、連結部が体内で生分解され、第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材の環状構造が分解される。これにより、第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材を、ステント本体から脱落させることができる。
また、本発明に係るステントでは、前記規制部材を構成する前記生分解性材料がリン酸カルシウムを含んだ構成としてもよい。リン酸カルシウムは骨の成分でもあり、生体内で分解・吸収されやすい。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材が可撓性であってもよい。
この可撓性部材を持った構成により、EUS-BDなどの臓器間バイパス術を行う際に、第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材が臓器の壁に損傷を与え難くなるとともに、径方向に圧縮した状態でステントデリバリ装置のカテーテル部の先端にステント本体と共に装填するのが容易になる。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材が、核磁気共鳴イメージング(MRI)装置により磁化可能であってもよい。
この構成により、MRI装置が発生する高磁場により第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材の磁力を更に高めることができる。これにより、臓器壁への圧接力を強めることができる。
また、本発明に係るステントでは、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の少なくとも一方が強磁性体であってもよい。
この構成により、第1の磁性体部材と第2の磁性体部材が規制部材から脱落することを抑制することができる。
本発明によれば、患者に対して低侵襲でかつ少ない工程数で臓器間バイパス術を施行することができるステントを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るステントの使用例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るステントの側面図である。 図2のステントのA-A線断面図である。 (a)は図2のステントがステントデリバリ装置に装填された状態(ステント展開前)を示す説明図であり、(b)はステントがステントデリバリ装置から押し出されつつある状態(ステント展開中)を示す説明図である。 図2のステントがステントデリバリ装置により体内に挿入された直後の状態を示す説明図である。 図2のステントの第1の磁性体部材と第2の磁性体部材により2つの臓器壁同士が圧接されている状態を示す説明図である。 図2のステントの第1の磁性体部材が生分解した状態を示す説明図である。 図2のステントの第2の磁性体部材がステント本体から脱落する様子を示す説明図である。 図2のステントの第2の磁性体部材とステント本体が脱落する様子を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るステントの側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るステントの側面図である。 図11のステントの第1及び第2の磁性体部材の正面図である。 本発明の第4の実施形態に係るステントの側面図である。 本発明の第5の実施形態に係るステントの側面図である。 本発明の第6の実施形態に係るステントの側面図である。 本発明の第7の実施形態に係るステントの側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るステント1は、臓器間のバイパス接続に好適に用いられる。以下では、超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD)に用いる場合を例に、本実施形態に係るステント1を説明する。
図1は、EUS-BD術によって本実施形態に係るステント1が体内に留置された状態を示す。胆管52や胆のう53などの胆道が合流している十二指腸54の乳頭部近くに、狭窄部55が存在している。この狭窄部55に乳頭部からアプローチして拡張する等の処置ができない症例に対して、EUS-BD術が施行されている。図1に示すように、ステント1が、肝臓50内の胆管52と胃51とをバイパス接続している。
図2は、第1の実施形態に係るステント1の側面図である。図2に示すように、ステント1は、ステント本体10と、第1の磁性体部材12と、第2の磁性体部材14と、規制部材16とを備えている。
ステント本体10は、金属(316Lステンレス、タンタル、コバルト合金、ニチノール等)製の網目構造で細長い筒状に形成されている。ステント本体10は、金属製の筒をレーザーカットして形成してもよいし、或いはワイヤーを編んで形成してもよい。ステント本体10は、自己拡張型ステントであり、体内の目的とする位置においてステントデリバリ装置から送り出されると自動的に拡張するようになっている。ステント本体10は、金属製の網目構造に合成樹脂膜(シリコン膜、ポリウレタン膜、ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)膜等)が被せられたカバードステントであってもよい。ステント本体10は、肝内胆管52と胃51をバイパス接続できるだけの長さ及び径を有している。
本実施形態に係るステント本体10は、金属製であるが、合成樹脂製のチューブステントであってもよく、また、生分解性樹脂、生分解性金属などから構成されていてもよい。また、本実施形態に係るステント本体10は、自己拡張型ステントに限定されず、径が一定の非拡張型やバルーンにより拡張されるバルーン拡張型であってもよい。
第1の磁性体部材12は、中空部を有するリング形状の磁石である。この中空部は、拡張後のステント1を挿通できるだけの大きさを有している。すなわち、第1の磁性体部材12は、ステント拡張後において、ステント本体10の軸方向に移動自在にステント本体10の外周に遊嵌されるようになっている。第2の磁性体部材14もまた、第1の磁性体部材12と同じ形状・構造を有するリング形状の磁石である。
本実施形態の第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、両方とも磁石であるが、これに限定されず、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14の少なくとも一方が磁石を備え、他方が強磁性体部材を備えるようにしてもよい。
第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、異なる極性の端面同士が対向するように、ステント本体10に遊嵌されている。すなわち、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、磁力の作用下で相互に引力が働くように配置されている。
本実施形態では、ステント1は第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14を備えているが、磁性体部材の個数は2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよい。例えば、第1及び第2の磁性体部材12、14と同一構造の第3の磁性体部材が、第1の磁性体部材12又は第2の磁性体部材14に磁着して配置されるようにしてもよい。
第1の磁性体部材12は、生分解性材料を含む材料から構成されている。生分解性材料は、例えば、リン酸カルシウムを含んでいてもよい。また、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、臓器壁を損傷しにくいように可撓性を有していてもよい。
本実施形態では第1の磁性体部材12が生分解性材料を含む材料からなるが、第2の磁性体部材14も生分解性材料を含む材料から構成されていてもよい。第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14が両方とも生分解性材料を含む材料から構成されている場合には、それらの生分解速度が異なるようにしてもよい。
第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、核磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置により磁化可能であってもよい。MRI装置は通常、数テスラの静磁場を発生させることができ、発生させた静磁場内に第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14を配置すると、それらがより強く磁化される。また、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14の少なくとも一方が強磁性体で構成されている場合にも、同様に、MRI装置により該強磁性体を強く磁化することができる。
また、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14は、常磁性体であってもよい。この場合、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14は外部磁場の存在下において磁化し、磁力の作用下で相互に引き付け合うようにする。
次に規制部材16について説明する。
図2及び図3に示すように、規制部材16は、ステント本体10の外周上で第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14との間に配置され、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とのステント軸方向の間隔を規制するものである。すなわち、規制部材16は、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14の軸方向の間隔を一定に維持するスペーサとして機能する。
規制部材16は、ステント本体10が挿通される中空部を有する筒状構造であり、拡張後のステント本体10の外周に遊嵌されている。規制部材16は、帯状の部材を巻き回して筒状の構造にしてもよい。本実施形態の規制部材16は、拡張後のステント本体10に対して軸方向に移動自在に遊嵌されているが、拡張後のステント本体10に移動不可に密接して嵌合されていてもよい。
また、規制部材16は、筒状構造に限定されるものではなく、コイル状であってもよく、或いはステント本体10の外周上に1又は複数本の板状又は棒状の部材を、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14との間に設けるようにしてもよい。要は、規制部材16は、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とが磁力の作用下で近接しないように、一定の間隔をあけるようにできるものであればよい。
規制部材16は、生分解性材料を含む材料から構成されている。規制部材16並びに第1及び第2の磁性体部材12、14を構成する生分解性材料は、生体内で分解される材料である限り特に限定されない。生分解性材料としては、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、乳酸/グリコール酸共重合体等の生分解性合成高分子材料、コラーゲン等の生分解性天然高分子材料、マグネシウム、亜鉛等の生分解性金属材料が挙げられる。
次に、本実施形態のステント1の使用方法を説明する。
EUS-BD術の手順は概略次の通りである。まず、超音波内視鏡を胃51内に挿入し、穿刺針を胃51から肝内胆管52に穿刺する。次に、その穿刺ルートにガイドワイヤーを通す。そして、ガイドワイヤーに沿ってステントデリバリ装置のカテーテル部40を肝内胆管52に挿入し、肝内胆管52から胃51に亘ってステント1を留置する。以下、ステント1の体内への挿入・留置について具体的に説明する。
図4(a)は、ステント1がステントデリバリ装置に装填された状態(ステント展開前)を示す説明図であり、図4(b)はステント1がステントデリバリ装置から押し出されつつある状態(ステント展開中)を示す説明図である。一般に、ステントデリバリ装置は、超音波内視鏡の処置具案内管を介して、患者の体内に挿入される細長いカテーテル部40と、カテーテル部40の近位端側に接続され、体外側で体内のカテーテル部40を操作する操作部と、を備えている。図4は、ステントデリバリ装置のうちカテーテル部40の遠位端側の部分の構成を示している。
カテーテル部40は、インナーシース(内管)42と、アウターシース(外管)44とを備えている。インナーシース42及びアウターシース44は、いずれも可撓性を有する細長いチューブからなり、インナーシース42の外径よりもアウターシース44の内径が大きく、アウターシース44の内部にインナーシース42がスライド自在に挿通されている。
インナーシース42の内腔は、カテーテル部40を患者の体内に挿入するためのガイドとして用いられるガイドワイヤが挿通可能に構成されている。また、インナーシース42の遠位端42aには、穿刺針により穿孔された穿刺孔を、カテーテル部40を挿入し得る程度に拡張するための遠位部に向かって縮径するテーパを備えたチップ部48が設けられている。
インナーシース42の遠位端近傍には、固定リング46が一体的に固定されており、この固定リング46が、ステント1の近位端10aと当接し、それにより、ステント1の近位端10aの位置を規定している。固定リング46から遠位端側までの部分が、ステント配置部になっている。ステント配置部において、ステント1が、縮径した状態でアウターシース44内に挿入されており、ステント1の内腔部にはインナーシース42が挿通されている。すなわち、ステント1は、インナーシース42とアウターシース44との間の環状空間に収容されている。
図4(a)に示す状態で、インナーシース42とアウターシース44を相対移動させることにより、ステント1を拡張(展開)することができる。具体的には、固定リング46はインナーシース42側に固定されており、ステント1は固定リング46に当接しているので、インナーシース42、固定リング46及びステント1と、アウターシース44とを相対移動させることにより、ステント1をアウターシース44内から露出させ拡張することができる。
図4(b)は、アウターシース44を矢印Bの方向に相対移動させたときの、ステント1の拡張の様子を示している。ステント1のうちアウターシース44から露出した部分は、収縮状態から自己の弾性力によって拡張している。図4(b)の状態から、アウターシース44を矢印Bの方向にさらに相対移動させると、ステント1全体が拡張することになる。ステント1が拡張した後、カテーテル部40を体外に引き出すことで、拡張(展開)したステント1を体内の目的の位置に留置することができる。
図5は、ステント1がステントデリバリ装置により体内に挿入された状態を示す。体内に留置されたステント本体10は、一端が肝内胆管52内に存在し、他端が胃51内に存在しており、両臓器をバイパス接続している。図5は、肝臓50と胃51の位置関係を概略的に示している。図5に示すように、第1の磁性体部材12は肝臓50内に位置し、第2の磁性体部材14は胃51内に位置している。そして、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とは規制部材16によって一定の間隔をあけて配置されている。
図5の状態で所定の時間(例えば、数十分~1時間程度)経過すると、規制部材16が生分解し、図6に示すように、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とが磁力の作用により引き付けられて近接する。
図6に示す状態では、肝臓50の壁50aと胃51の壁51aが第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14により圧接され、所要時間が経過すると、肝臓50の壁50aと胃51の壁51aとが癒着して、両臓器間を連通した瘻孔が形成される。その際、臓器の組織が損傷を受けている穿孔部同士を接触させて組織を再形成させると癒着が起こり、連通した瘻孔ができやすい。
図7は、第1の磁性体部材12が生分解した状態を示す説明図である。図7に示すように、肝臓50内に位置している第1の磁性体部材12が、生分解性材料を含む材料により構成されている場合、第1の磁性体部材12が生分解すると、胃51内に位置している第2の磁性体部材14に第1の磁性体部材12より作用していた引力が消失する。これにより、図8に示すように、第2の磁性体部材14がステント本体10を軸方向に移動して胃51内に脱落する。
次に、本実施形態のステント1の別の使用方法を説明する。
本実施形態に係るステント1を用いて、胃51と腸56の間に連通した瘻孔を形成してバイパス接続することができる。図5~図7は、肝臓50(肝内胆管52)と胃51の間のバイパス接続であったが、二臓器をバイパスする原理は同じである。よって、以下の説明では、図5~図7を参照する。
まず、ステントデリバリ装置によりステント1を体内に挿入する(図5参照)。具体的には、第1の磁性体部材12が腸56内に位置し、第2の磁性体部材14が胃51内に位置している。そして、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とは規制部材16によって一定の間隔をあけて配置されている。
次に、所定の時間(例えば、数十分~1時間程度)経過すると、規制部材16が生分解し、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とが磁力の作用により引き付けられて近接する(図5参照)。これにより、腸56の壁56aと胃51の壁51aが、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14により圧接されて癒着し、癒着した両臓器間を連通した瘻孔が形成される。癒着は術後1週間程度で起こる。
次いで、癒着が起こった後に、腸56内に位置している第1の磁性体部材12が生分解し、第2の磁性体部材14に作用していた引力が消失する(図6参照)。それにより、図8に示すように、第2の磁性体部材14と共にステント本体10が胃51内に選択的に脱落する。
次に、本実施形態に係るステント1の作用効果について説明する。
本実施形態に係るステント1は、ステント本体10の外周に軸方向に移動自在に遊嵌された第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14との間隔が、規制部材16により規制されるようになっている。これにより、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14との間隔を一定に維持したまま、ステント1を体内の目的の場所に送り込むことができる。
具体的には、第1の磁性体部材12が肝臓50内に位置し、かつ、第2の磁性体部材14が胃51内に位置するように、ステントデリバリ装置のカテーテル部40によりステント1が送り込まれる。ステント1の体内への挿入後、所要時間が経過すると、生分解性材料から構成された規制部材16が生分解し、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14とが磁力の作用下で引き付け合って近接する。これにより、肝臓50の壁50aと胃51の壁51aとが圧接されて癒着した状態になる。このようにして、肝臓50と胃51とが癒着して連通した瘻孔が形成され、瘻孔にステント1が挿通・留置される。
このように、ステントデリバリ装置によるステント1の1回の送り込み工程により、ステント本体10と共に第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14を体内に送り込むことができるので、従来のものに比べて工程数を削減できる。また、1つの超音波内視鏡を用いてステント1の留置を行うことができる。したがって、患者に対して低侵襲でかつ少ない工程数でEUS-BDなどの臓器間バイパス術を施行することができる。
また、本実施形態に係るステント1は、第1の磁性体部材12が生分解性材料を含む材料からなる構成である。この構成により、例えば、EUS-BDを施行する際に肝臓50内に配置される第1の磁性体部材12が生分解することにより、第1の磁性体部材12から第2の磁性体部材14に働いていた引力が消失し、第2の磁性体部材14を選択的に胃51内に脱落させることができる。
また、本実施形態に係るステント1は、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14の両方が生分解性材料を含む材料からなる構成としてもよい。これにより、体にとって異物である第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14を分解し、体外排出又は生体吸収させることができる。
また、EUS-BDを施行する際に肝臓50内に配置される第1の磁性体部材12の生分解性を、胃51内に配置される第2の磁性体部材14の生分解性よりも高くしてもよい。すなわち、肝臓50内に配置される第1の磁性体部材12が、胃51内に配置される第2の磁性体部材14よりも早く生分解されるようにする。これにより、胃51内に配置される第2の磁性体部材14およびステント本体10とを胃51内に選択的に脱落させることができる。
また、本実施形態に係るステント1は、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14が、各々、リング形状である。構造が簡単なので、第1の磁性体部材12と第2の磁性体部材14の製造が容易になり、ステントデリバリ装置のカテーテル部40の先端にステント本体10と共に装填するのが容易である。
また、本実施形態に係るステント1では、規制部材16を構成する生分解性材料はリン酸カルシウムを含んでいてもよい。リン酸カルシウムは骨の成分でもあり、生内で分解・吸収されやすい。
また、本実施形態に係るステント1では、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14は可撓性を有していてもよい。この可撓性部材を持った構成により、EUS-BDなどの臓器間バイパス術を行う際に、第1の磁性体部材及び第2の磁性体部材が臓器の壁に損傷を与え難くなるとともに、径方向に圧縮した状態でステントデリバリ装置のカテーテル部の先端にステント本体と共に装填するのが容易になる。
また、本実施形態に係るステント1では、第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14は、核磁気共鳴イメージング(MRI)装置により磁化可能であってもよい。この構成により、MRI装置が発生する高磁場により第1の磁性体部材12及び第2の磁性体部材14の磁力を更に高めることができる。これにより、臓器壁への圧接力を強めることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るステント1Aを説明する。
本実施形態に係るステント1Aは、第1の磁性体部材22と第2の磁性体部材24が、コイル形状である点で、リング形状である第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10は、本実施形態に係るステント1Aの側面図である。第1の磁性体部材22は、中空部を有するコイル形状の磁石であり、軸方向及び/又は径方向に圧縮・拡張が可能である。第2の磁性体部材24は、第1の磁性体部材22と同じ形状・構造である。これにより、ステント1Aをステントデリバリ装置のカテーテル部40内に装填する際に、第1の磁性体部材22と第2の磁性体部材24を軸方向及び/又は径方向に圧縮した状態で装填することができる。これにより、装填に必要なカテーテル部40の容積を低減できる。
ステント1Aは、体内の目的の位置でステントデリバリ装置のカテーテル部40から送り出されると、ステント本体10が自動的に拡張すると共に、圧縮されていたコイル形状の第1の磁性体部材22及び第2の磁性体部材24が拡張する。
コイル形状の第1の磁性体部材22及び第2の磁性体部材24は、それぞれ、一方の端部がS極、他方の端部がN極になっている。そして、互いに異極の端部同士が対向して配置されており、規制部材16が体内で生分解したとき、第1の磁性体部材22及び第2の磁性体部材24は、磁力の作用下で互いに引き付け合うようになっている。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係るステント1Bを説明する。
本実施形態に係るステント1Bは、第1の磁性体部材32と第2の磁性体部材34が、各々、複数の磁石36が連結部38を介して連結された構成である点で、リング形状である第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11は、本実施形態に係るステント1Bの側面図であり、図12は、ステント1Bが備える第1の磁性体部材32の正面図である。第1の磁性体部材32は、中空部を有する環状であり、4つの磁石36と、磁石36間をそれぞれ連結する帯状又は板状の連結部38とを有している。磁石36の個数は4個であるが、これに限定されず、1個でもよいし、任意の複数個であってもよい。第2の磁性体部材34は、第1の磁性体部材32と同じ形状・構造である。
第1の磁性体部材32及び第2の磁性体部材34は、それらが有する磁石36同士が対向するように配置されており、規制部材16が生分解したとき、磁力の作用下で磁石36同士が引き付け合うようになっている。この構成により、臓器壁の圧接される部分を選択的に磁石36の部分に限定することができる。
連結部38は、生分解性材料を含む材料から構成されている。これにより、連結部38が体内で分解され、第1の磁性体部材32及び第2の磁性体部材34の環状構造が分解されるようになっている。これにより、第1の磁性体部材32及び第2の磁性体部材34を、ステント本体10から脱落させることができる。連結部38の生分解速度は、連結部38の厚みを変えることによって変更することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係るステント1Cを説明する。
本実施形態に係るステント1Cは、ステント本体10の両端部に拡径した係止部10cが設けられている点で、第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図13は、本実施形態に係るステント1Cの側面図である。円筒状のステント本体10の両端部が拡径し、係止部10cを形成している。係止部10cは、端にいくほど径が大きくなっており、その最大径が、第1及び第2の磁性体部材12、14の中空部の径よりも大きくなっている。この係止部10cにより、第1及び第2の磁性体部材12、14がステント本体10から脱落し難いようになっている。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態に係るステント1Dを説明する。
本実施形態に係るステント1Dは、ステント本体10の両端部に凸状の係止部10dが設けられている点で、第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14は、本実施形態に係るステント1Dの側面図である。円筒状のステント本体10の両端部に凸状の係止部10dが形成されている。凸状の係止部10dは、各端部に1つでもよいし、複数個でもよい。また、凸状の係止部10dは、各端部の外周に環状に形成されていてもよい。この凸状の係止部10dにより、第1及び第2の磁性体部材12、14がステント本体10から脱落し難いようになっている。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態に係るステント1Eを説明する。
本実施形態に係るステント1Eは、ステント本体10の片端部に拡径した係止部10c が設けられている点で、第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図15は、本実施形態に係るステント1Eの側面図である。円筒状のステント本体10の片端部が拡径し、係止部10cを形成している。係止部10cは、端にいくほど径が大きくなっており、その最大径が、第1及び第2の磁性体部材12、14の中空部の径よりも大きくなっている。この係止部10cを第2臓器側の片端部だけに設けることにより、胆管への脱落を防ぎ、ステント本体を選択的に第2臓器(胃)内に脱落させることができる。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態に係るステント1Fを説明する。
本実施形態に係るステント1Fは、ステント本体10の片端部に凸状の係止部10dが設けられている点で、第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図16は、本実施形態に係るステント1Fの側面図である。円筒状のステント本体10の片端部に凸状の係止部10dが形成されている。凸状の係止部10dは、該端部に1つでもよいし、複数個でもよい。また、凸状の係止部10dは、ステント本体10の片端部の外周に環状に形成されていてもよい。この係止部10cを第2臓器側の片端部だけに設けることにより、胆管への脱落を防ぎ、ステント本体を選択的に第2臓器(胃)内に脱落させることができる。
上記第1~第7の実施形態では、EUS-BDを例に説明してきたが、用途はこれに限定されない。本発明のステントは、一般に2つの臓器(消化管、胆道など)をバイパス接続する手技であって、ステントが挿通される2臓器の壁同士を癒着させて瘻孔を形成するものに好適に使用可能である。例えば、胃と腸をバイパス接続する場合にも好適に使用できる。
以上述べたように、本発明は、患者に対して低侵襲でかつ少ない工程数で臓器間バイパス術を施行することができるという効果を有し、ステント全般に有用である。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F ステント
10 ステント本体
10c、10d 係止部
12、22、32 第1の磁性体部材
14、24、34 第2の磁性体部材
16 規制部材
36 磁石
38 連結部
40 カテーテル部
42 インナーシース
44 アウターシース
46 固定リング
50 肝臓
50a 肝臓壁
51 胃
51a 胃壁
52 胆管
53 胆のう
54 十二指腸
55 胆管狭窄部
56 腸
56a 腸壁

Claims (11)

  1. 筒状のステント本体と、
    磁性体を含む材料からなり、前記ステント本体の軸方向に移動自在に前記ステント本体の外周に遊嵌された第1の磁性体部材と、
    磁性体を含む材料からなり、前記ステント本体の軸方向に移動自在に前記ステント本体の外周に遊嵌された第2の磁性体部材と、
    前記第1の磁性体部材と前記第2の磁性体部材との間に配置され、前記第1の磁性体部材と前記第2の磁性体部材との前記軸方向の間隔を規制する規制部材と、
    を備え、前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の一方又は両方が磁石を有し、前記規制部材が生分解性材料を含む材料からなり、前記規制部材が生分解したときに前記第1の磁性体部材と前記第2の磁性体部材とが磁力により近接することを特徴とするステント。
  2. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の一方が生分解性材料を含む材料からなることを特徴とする請求項1に記載のステント。
  3. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の両方が生分解性材料を含む材料からなることを特徴とする請求項1に記載のステント。
  4. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、コイル形状であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のステント。
  5. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、リング形状であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のステント。
  6. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材は、各々、複数の磁石が連結部を介して連結された構成であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のステント。
  7. 前記連結部が生分解性材料を含む材料からなることを特徴とする請求項6に記載のステント。
  8. 前記規制部材を構成する前記生分解性材料が、リン酸カルシウムを含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のステント。
  9. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材が可撓性であることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のステント。
  10. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材が、核磁気共鳴イメージング(MRI)装置により磁化可能であることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載のステント。
  11. 前記第1の磁性体部材及び前記第2の磁性体部材の少なくとも一方が強磁性体であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載のステント。
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