当業者による容易な理解のために、以下は、本願の実施形態におけるいくつかの用語について記載する。
(1)端末は、ユーザ装置(user equipment,UE)、移動局(mobile station,MS)、モバイル端末(mobile terminal,MT)、などとも呼ばれており、ユーザに音声/データ接続を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を備えた携帯機器又は車載機器である。現在、端末のいくつかの例として、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイル・インターネット・デバイス(mobile Internet device,MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality,VR)デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)デバイス、工業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔診療(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、などがある。
(2)ネットワークデバイスは、端末に無線サービスを提供するデバイスであり、例えば、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)ノード(又はデバイス)を含む。RANノード(又はデバイス)は、ネットワークにおいて、端末を無線ネットワークへ接続するノード(又はデバイス)である。現在、RANノードのいくつかの例として、gNB、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、エボルブド・ノードB(evolved Node B,eNB)、無線ネットワーク制御装置(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB,NB)、基地局制御装置(base station controller,BSC)、ベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB又はhome NodeB,HNB)、ベースバンド・ユニット(baseband unit,BBU)、又はWi-Fiアクセスポイント(access point,AP)がある。その上、ネットワーク構造において、RANは、中央集権型ユニット(centralized unit,CU)ノード又は分散型ユニット(distributed unit,DU)ノードを含む。この構造では、RAN側での機能分割はCU及びDUにおいて実装され、複数のDUが1つのCUによって中央制御される。この場合に、RANノードは、CUノード/DUノードであってよい。CU及びDUの機能は、無線ネットワークのプロトコルレイヤに基づき分割されてよい。例えば、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(packet data convergence protocol,PDCP)レイヤの機能はCUに配置され、PDCPレイヤの下にあるプロトコルレイヤ、例えば、無線リンク制御(radio link control,RLC)レイヤ及び媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)レイヤの機能はDUに配置される。プロトコルレイヤに基づく分割は単なる一例であり、プロトコルレイヤに基づく他の分割、例えば、RLCレイヤ及びRLCレイヤの上にあるプロトコルレイヤの機能がCUに配置され、RLCレイヤの下にあるプロトコルレイヤの機能がDUに配置されるRCLレイヤでの分割、又は特定のプロトコルレイヤにおける分割が存在してよく、例えば、RLCレイヤのいくつかの機能及びRLCレイヤの上にあるプロトコルレイヤの機能はCUに配置され、RLCレイヤの残りの機能及びRLCレイヤの下にあるプロトコルレイヤの機能はDUに配置される。その上、他の様態での分割、例えば、DUにおいて遅延要件を満足する必要がある機能を配置し、CUにおいて遅延要件に満たない機能を配置する遅延に基づく分割が存在してもよい。
(3)「複数の~」は2以上を意味し、他の数量詞は同様である。文字「/」は、関連する物について記載する関連関係を言い表し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A/Bは、次の3つの場合:Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及びBのみが存在する、を表し得る。
図1は、本願の実施形態に従う通信システムの概略図である。図1に示されるように、端末120は、無線ネットワークを通じて外部ネットワーク(例えば、インターネット)によるサービスを享受するか又は無線ネットワークを通じて他の端末と通信するように、ネットワークデバイス110を通じて無線ネットワークにアクセスする。端末120が電源を入れられた後、端末は、無線ネットワークによるサービスを享受するために、かつ、データを送信及び受信するために、最初に無線ネットワークにアクセスする。以下は、図2を参照して記載される。図2は、本願の実施形態に従う端末によって無線ネットワークに最初にアクセスする概略図である。端末が電源を入れられた後、端末は最初に、セル探索、システム情報受信、ランダムアクセス、などのプロセスを経てから無線ネットワークにアクセスし、それから、データ送信(TX)及び受信(RX)を実行することができる。
セル探索中、端末は同期信号(synchronization signal,SS)を検出し、SSに基づき、端末がキャンプオンするセルを決定し、セルとのダウンリンク同期を達成する。ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)通信システムでは、端末は、チャネルラスタ(channel raster)の粒度でSSを検出する。チャネルラスタは全ての帯域(band)について100kHzである。すなわち、搬送波の中心周波数は100kHzの整数倍である。SSは、プライマリ同期信号(primary synchronization signal,PSS)及びセカンダリ同期信号(secondary synchronization signal,SSS)を含む。周波数領域において、PSS及びSSSは、搬送波(すなわち、全システム帯域幅)の真ん中にある6つの物理リソースブロック(physical resource block,PRB)、すなわち、搬送波の真ん中にある72個のサブキャリアにマッピングされる。端末はこの場合にセルとのダウンリンク同期を未だ達成していないので、干渉を防ぐために、PSS及びSSSは、実際には、搬送波の真ん中にある62個のサブキャリアにマッピングされ、62個のサブキャリアの両側にある5つのサブキャリアは保護機能を果たす。SSは搬送波の中央に位置することが知られ得る。すなわち、SSの中心周波数は搬送波の中心周波数と一致する(又は同じである)。従って、SSを検出した後、端末は搬送波の中心周波数を知ることができる。セル探索後、端末はセルとのダウンリンク同期を達成し、ネットワークデバイスによってセルを通じて送られるダウンリンク情報を受信することができる。例えば、ネットワークデバイスは、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)で搬送波の帯域幅(又はシステム帯域幅と呼ばれる。)情報をブロードキャストする。端末は、搬送波の帯域幅情報を受信し、搬送波の帯域幅情報に基づき搬送波帯域幅を決定する。このようにして、端末は、SSを検出した後に搬送波の中心周波数を取得し、PBCHを探索した後に搬送波帯域幅を取得し、それから、搬送波の中心周波数及び搬送波帯域幅に基づき搬送波の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)のグリッド(grid)を決定することができる。
ニュー・ラジオ(New Radio,NR)通信システムとも呼ばれる第5世代(5G)モバイル通信システムでは、端末は最初に、やはりセル探索、システム情報受信、ランダムアクセス、などのプロセスを経てから無線ネットワークにアクセスする。NR通信システムでは、同期信号ブロック(synchronization、signal block,SS block)の概念が導入される。SSブロックはSS及び物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)を含み、このとき、SSはPSS及びSSSを含む。図3は、本願の実施形態に従う、SSと、PBCHと、SS及びPBCHが位置するSSブロックとの周波数領域概略図である。図3に示されるように、SSブロックは、周波数領域で24個のPRB、すなわち、288個のサブキャリアを占有する。周波数領域におけるSS及びPBCHの中心位置は、周波数領域におけるSSブロックの中心位置である。すなわち、SS及びPBCHの中心周波数は、SSブロックの中心周波数と整列されるか又は一致する。SSは12個のPRB、すなわち、144個のサブキャリアを占有し、PBCHは24個のPRB、すなわち、288個のサブキャリアを占有する。すなわち、SSは12個のPRBにマッピングされ、PBCHは24個のPRBにマッピングされる。
図4は、本願の実施形態に従うSSの周波数領域概略図である。図4に示されるように、SSは、SSブロックの7番目のPRBから18番目のPRBにマッピングされ、12個のPRBは、0から143の番号を付された144個のサブキャリアを含み、このとき、SSシーケンスは、8から134の番号を付されたサブキャリアにマッピングされる。保護機能を果たすために、最初の8つのサブキャリアと最後の9つのサブキャリアにはデータはマッピングされない。
ネットワークデバイスは、SSラスタ(SS raster)に基づきSSブロックを送信する。すなわち、SSは、SSラスタの位置でしか送信され得ず、情報はPBCHで送信される。端末は、SSラスタに基づきSSをブラインド検出する、すなわち、SSラスタの位置でSSを検出する。SSを検出した後、端末は、SSの中心周波数を知ることができ、それから、SSの中心周波数を中心とする24個のPRB上のPBCHで情報を受信する。SSラスタは、周波数領域におけるSSのとり得る位置で形成されるラスタである。SSがSSラスタの位置で送信される場合に、SSの中心周波数はこの位置にある。その後に、ネットワークデバイス110が時間領域においてSSを周期的に送信する場合に、周波数領域におけるSSの位置は変化しない。SSを検出すると、端末は、SSの中心周波数及びSSのサブキャリア間隔に基づき、SSに対応するPRBグリッドを決定してよく、このとき、SSのサブキャリア間隔は、SS送信/受信に使用されるサブキャリア間隔である。なお、ネットワークデバイスがデータ/制御情報を送信するときに使用されるPRBグリッドは、搬送波の中心周波数を中心とし、PRBグリッドのサイズは、データ/制御情報のサブキャリア間隔に基づき決定され、このとき、データ/制御情報のサブキャリア間隔は、データ/制御情報送信/受信に使用されるサブキャリア間隔である。端末がSSに対応するPRBグリッドに基づき依然としてデータ/制御情報送信/受信を実行する場合には、SSに対応するPRBグリッドは、ネットワークデバイスによって使用されるPRBグリッドとおそらくは不一致であるから、PRBリソースは誤って解釈され、データは正確に送信又は受信され得ない。
上記の問題は、チャネルラスタが100kHzであり、SSラスタが180kHzであり、SSのサブキャリア間隔が15kHzであるところの例を使用することによって、図5を参照して以下で記載される。図5は、本願の実施形態に従うSSラスタ及びPRBグリッドの概略図である。図5の下部での2つの隣接した縦線の間の距離は、SSラスタのサイズ、すなわち、180kHzを表し、図5の上部での2つの隣接した縦線の間の距離は、チャネルラスタのサイズ、すなわち、100kHzを表す。2つの真ん中のPRBグリッドは夫々、搬送波上のデータ/制御チャネルに対応するPRBグリッドと、SSに対応するPRBグリッドとである。ここで、搬送波上のデータ/制御チャネルのサブキャリア間隔がSSのサブキャリア間隔と同じであるとすれば、PRBのサイズは同じである。ネットワークデバイスが位置510でSSを送信するとすれば、端末は、SSラスタに基づきブラインド検出を実行し、位置510でSSを検出する。Nが負ではない整数であるとして、位置510は180×NkHzであると考えられる。搬送波の中心周波数は、搬送波の中心に位置し、チャネルラスタの整数倍である。搬送波のPRBの数量が偶数であるとき、搬送波の中心周波数は、2つのPRBの間に、すなわち、2つのPRBの交差部に位置する。搬送波のPRBの数量が奇数であるとき、搬送波の中心周波数は、中間のPRBの中心に位置する。搬送波の中心周波数が100×MkHzであるとすれば、搬送波の中心周波数と位置510との間のオフセット値は、|180×NkHz-100×MkHz|であり、このとき、“||”は絶対値の取得を示す。SSのサブキャリア間隔が15kHzである場合に、SSに対応するPRBのサイズは15×12kHz、すなわち、180kHzであり、データ/制御チャネルに対応するPRBのサイズも180kHzである。この場合に、SSに対応するPRBグリッドは、データ/制御チャネルに対応するPRBグリッドと整列され得ない。端末がSSに対応するPRBグリッドに基づきデータを受信又は送信する場合に、リソースが誤って解釈され、データが正確に受信又は送信され得ず、通信品質劣化を引き起こすという問題が存在する可能性がある。
上記の問題を鑑みて、以下の実施形態は、PRBグリッドを決定することにおける課題に対処するために、いくつかの解決法を提供する。
解決法において、ネットワークデバイスは、端末に対して、SSに対応するPRBグリッドとデータ/制御チャネルに対応するPRBグリッドとの間の周波数オフセットを示す。従って、SSを検出すると、端末は、SSに対応するPRBグリッド及び周波数オフセットに基づき、データ/制御チャネルに対応するPRBグリッドを決定することができる。このようにして、データ/制御情報は、データ/制御チャネルで正確に送信及び受信され得る。この解決法では、SSに対応するPRB及びデータ/制御チャネルに対応するPRBは、同じサブキャリア間隔を有していると考えられる。
データ/制御チャネル伝送のために、搬送波には、複数のサブキャリア間隔が存在してよい。データ/制御チャネル伝送に使用されるサブキャリア間隔がSSのサブキャリア間隔と同じであるとき、この場合に搬送波に使用されるPRBグリッドはPRBグリッドG1であると仮定され、あるいは、データ/制御チャネル伝送のサブキャリア間隔がSSのサブキャリア間隔とは異なるとき、この場合に搬送波に使用されるPRBグリッドはPRBグリッドG2であると仮定される。PRBグリッドG1は、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を送信及び受信するために、上記の解決法を使用することによって取得され得る。データ/制御チャネル伝送に使用されるサブキャリア間隔がSSのサブキャリア間隔よりも大きいとき、ネットワークデバイスは、端末に対して、PRBグリッドG2とPRBグリッドG1との間の周波数オフセットを示し得る。従って、端末は、上記の方法を使用することによってPRBグリッドG1を取得し、それからPRBグリッドG2を取得して、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を送信及び受信することができる。代替的に、ネットワークデバイスは、端末に対して、PRBグリッドG2の境界とSSの中心周波数との間の周波数オフセットを示し得る。従って、端末は、SSの中心周波数及び周波数オフセットに基づきPRBグリッドG2を決定して、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を送信及び受信することができる。データ/制御チャネル伝送に使用されるサブキャリア間隔がSSのサブキャリア間隔よりも小さいとき、異なるサブキャリア間隔に対応するPRBグリッド間には入れ子関係が存在するので、PRBグリッドG2は、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を送信及び受信するために、PRBグリッドG1と、データ/制御チャネル伝送に使用されるサブキャリア間隔とに基づき、直接に取得され得る。
本願の実施形態において、周波数オフセットは絶対値であり、AとBとの間の周波数オフセットは、Bに対するAの周波数オフセットの絶対値であっても、あるいは、Aに対するBの周波数オフセットの絶対値であってもよい。その上、本願の実施形態において、PRBグリッドは、PRBグリッド構造と理解されてもよい。
以下は、添付の図面を参照して記載される。
図6は、本願の実施形態に従う通信方法の概略図である。図6に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S610.ネットワークデバイスはSSを端末へ送る。
S620.端末はSSを検出する。
S630.SSが検出されると、端末は、SSに基づき第1PRBグリッド(PRBグリッドG0)を決定する。すなわち、ネットワークデバイスからSSを受信すると、端末は、SSに基づき第1PRBグリッド(PRBグリッドG0)を決定する。
S640.ネットワークデバイスは、第1PRBグリッド(PRBグリッドG0)と第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)との間の周波数オフセットF1を示すために使用される指示情報I1を端末へ送る。
S650.端末は、第1PRBグリッド(PRBグリッドG0)及び周波数オフセットF1に基づき、第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)を決定する。
第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)が決定された後、ネットワークデバイスが、第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)に対応するサブキャリア間隔を使用することによって搬送波でデータ/制御情報伝送を実行するか、あるいは、ネットワークデバイスが第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)に基づき端末へリソースを割り当てる場合に、端末とネットワークデバイスとの間で、第2PRBグリッド(PRBグリッドG1)に基づき(S660において)データ/制御情報伝送が実行され得る。
第1PRBグリッド(PRBグリッドG0)は、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッド(PRBグリッドG0)と呼ばれてもよく、第2PRBグリッドは、搬送波に使用されるPRBグリッド(PRBグリッドG1)と呼ばれてもよい。第1PRBグリッドは、周波数領域においてSS(又はSSブロック)のサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドである。第2PRBグリッドは、周波数領域において搬送波上の物理チャネル情報/物理信号のサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドであってよい。ここでの物理チャネルは、PBCH以外の物理チャネルである。例えば、物理チャネルは、アップリンク/ダウンリンク制御チャネル、アップリンク/ダウンリンク共有チャネル(データチャネルとも呼ばれる。)、及びランダムアクセスチャネルのうちの少なくとも1つを含む。物理チャネル情報は、物理チャネルで運ばれる情報である。物理信号は、SS以外の物理信号である。例えば、物理信号はリファレンス信号を含む。上記の説明では、データ/制御チャネルが一例として使用されており、ランダムアクセスチャネル又は物理信号はそれと同様である。
上記のステップS610で、ネットワークデバイスは、SSラスタの位置でSSを送り、SSの中心周波数は、その位置にある。なお、端末は、ネットワークデバイスがSSを送る位置を知らない。従って、上記のステップS620で、端末は、SSラスタに基づきブラインド検出を実行する。SSがSSラスタの第1の位置で検出されるとき、ネットワークデバイスがSSを送る位置が第1の位置、すなわち、SSの中心周波数であることが決定され得る。その上、ネットワークデバイスは、同時に、S610において、PBCHで情報をブロードキャストすることができる。S620でSSを検出すると、端末は、SSの中心周波数を決定してよく、また、SSの中心周波数と一致するPBCHの中心周波数も決定してよく、それから、PBCHの周波数領域位置を決定し、それによってネットワークデバイスによってブロードキャストされる情報をPBCHで受信し得る。
上記のステップS630で、端末は、SSラスタの第1の位置(すなわち、SSの中心周波数)及びSSのサブキャリア間隔に基づき、第1PRBグリッドを決定する。第1PRBグリッドの境界は第1の位置にあり、第1PRBグリッドにおけるPRBのサイズは、SSのサブキャリア間隔とPRBにおけるサブキャリアの数量(例えば、12)との積である。例えば、図5に示されるように、端末が位置510でSSを検出するとき、第1PRBグリッドの境界は位置510にある。SSのサブキャリア間隔のサイズが15kHzである場合に、PRBのサイズは180kHzである。このようにして、図5の下部でのPRBグリッド、すなわち、第1PRBグリッドは取得され得る。
上記のステップS640で、ネットワークデバイスは、PBCHを通じて端末へ指示情報I1を送ってよい。例えば、ネットワークデバイスは、PBCHでマスタ情報ブロック(master information block,MIB)をブロードキャストし、MIBが指示情報I1を運ぶ。端末は、PBCHの周波数領域位置を決定し、このとき、PBCHの中心周波数はSSの中心周波数であり、PBCHは中心周波数の両側で24個のPRBにマッピングされ、そして、PBCHで、ネットワークデバイスによってブロードキャストされた指示情報I1を受信する。指示情報I1は、周波数オフセットF1であっても、あるいは、周波数オフセットF1の指示情報であってもよい。例えば、指示情報I1は1ビット情報であってよい。指示情報I1が“0”であるとき、それは、周波数オフセットF1が0であることを示す。すなわち、周波数オフセットは存在しない。第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列される。この場合に、第1PRBグリッドが決定されると、第2PRBグリッドが決定される。他の例として、指示情報I1が“1”であるとき、それは、周波数オフセットF1がPRBの半分であることを示す。この場合に、ステップS650で、第1PRBグリッドは、第2PRBグリッドを得るようにPRBの半分だけオフセットされ得る。
上記のステップS650で、端末は、第2PRBグリッドを取得するように、指示情報I1で示される周波数オフセットF1に基づき、周波数領域で第1PRBグリッドを移動させる。
第2PRBグリッドが取得されると、アップリンク伝送/ダウンリンク伝送を含むデータ/制御情報伝送が、端末とネットワークデバイスとの間で、第2PRBグリッドに対応するサブキャリア間隔に基づき実行され得る。この場合に、PRBの境界は第2PRBグリッドと整列される。すなわち、ネットワークデバイスは、第2PRBグリッドに基づき、第2PRBグリッドに対応するサブキャリア間隔のPRBの周波数領域位置を決定し、それによって端末へリソースを割り当て得る。端末は、割り当てられたリソースでデータ/制御情報を受信するか、あるいは、割り当てられたリソースでデータ/制御情報を送信する。この場合に、ネットワークデバイス及び端末は、PRBグリッドの一致した理解を有しており、それによって、リソースの正確な解釈と、データ/制御情報の正確な送信及び受信とを確かにする。
第1PRBグリッドのPRB境界は、SSの中心周波数と整列される。搬送波におけるPRBの数量が偶数であるとき、第2PRBグリッドのPRB境界は、搬送波の中心周波数と整列される。この場合に、SSラスタがチャネルラスタの整数倍であるならば、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列される。搬送波におけるPRBの数量が奇数であるとき、搬送波の中心周波数は、第2PRBグリッドにおける1つのPRBの中心と整列される。この場合に、搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間のオフセットがPRBの半分の整数倍であるならば、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列される。
いくつかの場合が、以下で別々に記載される。
場合1:SSラスタのサイズが360kHzであり、チャネルラスタのサイズが180kHzであり、SSのサブキャリア間隔が30kHzであると仮定される。
SSの中心周波数の位置は360×nkHzであり、搬送波の中心周波数の位置は180×mkHzであり、30kHzのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズは360kHzである。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、|360×n-180×m|kHz、すなわち、180×|2n-m|kHzである。|2n-m|=kが仮定される。その場合に、搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、180×kkHzであり、このとき、m、n、及びkは全て、負ではない整数であり、“||”は、絶対値の取得を表す。
図7(1)を参照されたい。搬送波における30kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が偶数であるとき、搬送波の中心周波数は、第2PRBグリッドの境界にある。この場合に、mは偶数であり、|2n-m|は偶数である。すなわち、kは偶数である。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、180×kkHzであり、これは、PRBサイズ(360kHz)の整数倍である。この場合に、第1PRBグリッドは、第2PRBグリッドと整列される。
図7(2)を参照されたい。搬送波における30kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が奇数であるとき、搬送波の中心周波数は、第2PRBグリッドの中心に、すなわち、中間のPRBの中心にある。この場合に、mは奇数であり、|2n-m|は奇数である。すなわち、kは奇数である。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、1/2PRBの残余、すなわち、PRBサイズの半分を加えたPRBサイズ(360kHz)の整数倍である180×kkHzである。この場合に、第1PRBグリッドは、第2PRBグリッドと整列される。
従って、搬送波における30kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が奇数又は偶数であるかどうかにかかわらず、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列され得る。従って、この場合における指示情報I1は、周波数オフセットF1が0であることを示し得る。例えば、指示情報I1が“0”であるとき、それは、周波数オフセットF1が0であることを示す。
場合2:SSラスタのサイズが360kHzであり、チャネルラスタのサイズが180kHzであり、SSのサブキャリア間隔が15kHzであると仮定される。
SSの中心周波数の位置は360×nkHzであり、搬送波の中心周波数の位置は180×mkHzであり、15kHzのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズは180kHzである。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、|360×n-180×m|kHz、すなわち、180×|2n-m|kHzである。|2n-m|=kが仮定される。その場合に、搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、180×kkHzであり、このとき、m、n、及びkは全て、負ではない整数であり、“||”は、絶対値の取得を表す。
図8(1)を参照されたい。搬送波における15kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が偶数であるとき、搬送波の中心周波数は、第2PRBグリッドの境界にある。この場合に、mは偶数であり、|2n-m|は偶数である。すなわち、kは偶数である。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、PRBサイズ(180kHz)の整数倍である180×kkHzである。この場合に、第1PRBグリッドは、第2PRBグリッドと整列される。
図8(2)を参照されたい。搬送波における15kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が奇数であるとき、搬送波の中心周波数は、第2PRBグリッドの中心に、すなわち、中間のPRBの中心にある。この場合に、mは奇数であり、|2n-m|は奇数である。すなわち、kは奇数である。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、PRBサイズ(180kHz)の整数倍である180×kkHzである。この場合に、第1PRBグリッド及び第2PRBグリッドはお互いと整列されず、それらの間には、PRBの半分のオフセットが存在する。
この場合に、1ビット指示情報I1が、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1を示すために使用されてよい。指示情報が“0”であるとき、それは、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1が0であることを示す。すなわち、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列される。指示情報が“1”であるとき、それは、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1がPRBの半分であることを示す。すなわち、位置関係に関して、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間には、PRBの半分のオフセットが存在する。確かに、“0”によって示される内容と、“1”によって示される内容とは、逆にされてもよく、これは、本願において制限されない。
場合3:SSラスタのサイズが180kHzであり、チャネルラスタのサイズが100kHzであり、SSのサブキャリア間隔が15kHzであると仮定される。
SSの中心周波数の位置は180×nkHzであり、搬送波の中心周波数の位置は100×mkHzであり、15kHzのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズは180kHzである。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、|180×n-100×m|kHzであり、このとき、m及びnは両方とも負ではない整数であり、“||”は、絶対値の取得を表す。この場合に、搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、m及びnの値に応じて変化する。従って、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1には複数の可能性がある。
実施において、指示情報は、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1を直接示すために使用されてよい。他の実施では、オフセット集合が予め定義される。オフセット集合は、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットの全てのとり得る値を含む。この例で、オフセット集合は、{0,10,20,30,40,60,70,80,90,100,110,120,130,140,160,170}kHzであってよく、全部で16の値がある。この場合に、4ビット指示情報I1が、オフセット集合の値を示すために使用されてよい。端末及びネットワークデバイスは、指示情報I1によって示される内容の一致した理解を有している。その上、1ビット指示情報又は1つのインジケータビットが更に、オフセット方向を示すために使用される。
更には、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットは、異なったオフセット方向に応じて変化する。従って、実施において、高周波方向でのオフセット又は低周波方向でのオフセットが予め定義されてもよい。すなわち、オフセット方向は予め定義される。ネットワークデバイス及び端末は、オフセット方向の一致した理解を有している。他の実施では、オフセット方向を示すために、指示情報に対して、他の指示情報I2が加えられるか、あるいは、1ビットが加えられる。例えば、“0”は、低周波方向でオフセットすることを示すために使用され、“1”は、高周波方向でオフセットすることを示すために使用される。確かに、“0”によって示される内容と、“1”によって示される内容とは、逆にされてもよく、これは、本願において制限されない。
搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットがPRBのサイズの1/2の整数倍でないとき、場合3の方法が、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1を示すために使用されてよい。
例えば、SSラスタのサイズは180kHzであり、チャネルラスタのサイズは100kHzであり、SSのサブキャリア間隔は15kHzである。オフセット方向が低周波方向でオフセットすることであるとき、オフセット集合は{0,10,20,30,40,60,80,90,100,110,120,130,140,160}kHzであってよく、あるいは、オフセット方向が高周波方向でオフセットすることであるとき、オフセット集合は、{0,20,40,60,70,80,90,100,120,140160,170}kHzであってよい。
場合4:SSラスタのサイズが100kHzであり、チャネルラスタのサイズが100kHzであり、SSのサブキャリア間隔が15kHzであると仮定される。
SSの中心周波数の位置は100×nkHzであり、搬送波の中心周波数の位置は100×mkHzであり、15kHzのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズは180kHzである。搬送波の中心周波数とSSの中心周波数との間の周波数オフセットは、|100×n-100×m|kHzであり、このとき、m及びnは両方とも負ではない整数であり、“||”は、絶対値の取得を表す。この場合に、SSラスタはチャネルラスタと整列されると考えられ得る。
搬送波における15kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が偶数であるとき、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列される。搬送波における15kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が奇数であるとき、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間には、10kHz又は90kHzのオフセットが存在する。この場合に、オフセット方向は、高周波方向でオフセットすること又は低周波方向でオフセットすることとして予め定義されてよい。第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の周波数オフセットF1を示すために、1ビット指示情報I1が使用される。1つの値は、周波数オフセットが0であることを示し、すなわち、オフセットは存在しない。他の値は、10kHz又は90kHzのオフセットを示す。代替的に、周波数オフセット値及びオフセット方向を示すために、2ビット指示情報I1が使用されてもよい。例えば、“00”は、周波数オフセットが0であることを示し、すなわち、オフセットは存在しない。“01”は、第2PRBグリッドを得るように、第1PRBグリッドが低周波方向で10kHzだけオフセットされる(又は高周波方向で90kHzだけオフセットされる)ことを示す。“10”は、第2PRBグリッドを得るように、第1PRBグリッドが高周波方向で10kHだけオフセットされる(又は低周波方向で90kHzだけオフセットされる)ことを示す。
同様に、SSラスタのサイズが100kHzであり、チャネルラスタのサイズが100kHzであり、SSのサブキャリア間隔が30kHzであるとき、かつ、搬送波における30kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が偶数であるとき、第1PRBグリッドは第2PRBグリッドと整列され、あるいは、搬送波における30kHzのサブキャリア間隔でのPRBの数量が奇数であるとき、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間には、20kHz又は80kHzのオフセットが存在する。指示方法は、上記の説明で見られたものと同じであり、詳細は、ここで再びは記載されない。
場合5:この場合は、高周波通信システム、すなわち、搬送波の周波数が6GHzよりも高い通信システムに適用される。
例えば、SSラスタのサイズは2880kHzであり、チャネルラスタのサイズは720kHzであり、SSのサブキャリア間隔は120kHzである。この場合に、搬送波における120kHzPRBの数量が奇数又は偶数であるかどうかにかかわらず、チャネルラスタとSSラスタとの間のオフセット値は720×kである。従って、第1PRBグリッドが第2PRBグリッドと整列されることが確かにされ得、指示情報I1は、高周波通信システムではPBCHでブロードキャストされなくてもよい。
他の例として、SSラスタのサイズは11520kHzであり、チャネルラスタのサイズは720kHzであり、SSのサブキャリア間隔は240kHzである。この場合に、搬送波における240kHzPRBの数量が奇数又は偶数であるかどうかにかかわらず、チャネルラスタとSSラスタとの間のオフセット値は720×kである。高周波通信システムでは、SSラスタはチャネルラスタの整数倍であることが知られ得る。従って、第1PRBグリッドが第2PRBグリッドと整列されることが確かにされ得、指示情報I1は、高周波通信システムではPBCHでブロードキャストされなくてもよい。
上記の場合において、SSラスタのサイズ、チャネルラスタのサイズ、及びSSのサブキャリア間隔は、搬送波の周波数に基づき決定され、例えば、搬送波が位置する周波数帯域に基づき決定されてよい。例えば、1.8GHz搬送波周波数帯域は、場合2をサポートする。この周波数帯域において、第1PRBグリッドと第2PRBグリッドとの間の関係は、指示情報I
1を使用することによって示される。他の例として、3.5GHz搬送波周波数帯域は、場合1をサポートする。この周波数帯域において、2つのPRBの間の関係は示されなくてもよく、あるいは、0の周波数オフセットが示され、端末は、デフォルトで、第1PRBグリッドが第2PRBグリッドと整列されると考える。詳細については、以下の表1を参照されたい。
場合1及び場合5について、周波数オフセットが0であることを指示情報が示す場合に加えて、指示情報I1は送信されなくてもよい。例えば、高周波通信システムにおいて、指示情報I1は、デフォルトで送信されなくてもよい。端末は、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドと同じである(又は一致する)と仮定する(又はデフォルトで見なす)。
上記の表中、異なった周波数範囲でのSS、SSラスタ、及びチャネルラスタのサブキャリア間隔の1以上の組み合わせが選択されてよく、これは本願において制限されない。
本願の他の解決法では、端末は、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッド(の構造)が搬送波に使用されるPRBグリッド(の構造)と同じである(又は一致する)と仮定する(又はデフォルトで見なす)。この場合に、端末は、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を正確に送信又は受信するために、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドであるとデフォルトで見なす。この場合に、ネットワークデバイスは、搬送波の周波数に基づきSSラスタのサイズX、サブキャリア間隔のサイズY、及びチャネルラスタのサイズZを決定してよく、それにより、X=Z×M1及びY×12=Z×N1となり、このとき、M1及びN1は2以上の整数である。上記の式が満足されるので、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッド(の構造)は、搬送波に使用されるPRBグリッド(の構造)と同じであり(又は一致し)、これは端末の仮定と一致する。従って、端末は、データ/制御チャネルでデータ/制御情報を正確に送信及び受信することができる。
図9は、本願の実施形態に従う他の通信方法の概略図である。方法において、端末は、SSに使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドと同じであるか又は整列されるとデフォルトで考える。図9に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S910.端末はネットワークデバイスからSSを受信する。
S920.端末は、搬送波でのデータ/制御情報伝送に使用されるPRBグリッドと整列される(又は一致する)第1PRBグリッドをSSに基づき決定する。
S930.端末は、搬送波のPRBグリッドとして第1PRBグリッドを使用することによって、搬送波でデータ/制御情報を受信/送信する。
端末がSSを受信し、SSに基づき第1PRBグリッドを決定するプロセスは、上記の実施形態のステップS620及びS630と同じであり、詳細は、ここで再びは記載されない。
上記のステップS930で、端末は、SSに使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドと同じであるか又は整列されるとデフォルトで見なし、そして、SSに使用されるPRBグリッドが搬送波のPRBグリッドとして使用される。搬送波でのデータ/制御情報伝送に使用されるPRBグリッドはSSに使用されるPRBグリッドと整列されるので、端末は正確に、周波数リソースを解釈し、データ/制御情報を受信及び送信することができる。
図10は、本願の実施形態に従う更なる他の通信方法の概略図である。方法において、端末は、SSに使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドと同じであるか又は整列されるとデフォルトで考える。図10に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S101.ネットワークデバイスは、搬送波の周波数に基づきSSラスタのサイズ、チャネルラスタのサイズ、及びサブキャリア間隔を決定する。
S102.ネットワークデバイスは、決定されたサブキャリア間隔を使用することによって、SSラスタの第1の位置でSSを送信し、このとき、SSの中心周波数は第1の位置にある。
S103.ネットワークデバイスは、決定されたサブキャリア間隔を使用することによって、搬送波でデータ/制御情報を送信又は受信し、このとき、搬送波に使用されるPRBグリッドは、SSに使用されるPRBグリッドと同じである。
SSラスタのサイズはXであり、サブキャリア間隔のサイズはYであり、チャネルラスタのサイズはZであり、このとき、X=Z×M1、Y×12=Z×N1、M1及びN1は2以上の整数である。
NR通信システムは、{3.75,7.5,15,30,60,120,240,480}kHzのような複数のサブキャリア間隔をサポートする。複数のサブキャリア間隔が1つの搬送波でサポート可能であり、異なったサブキャリア間隔に対応するPRBがPRBグリッドに位置する。すなわち、異なったサブキャリア間隔ごとに、異なったPRBグリッドが存在する。異なったサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドは、周波数領域で入れ子関係にある。例えば、図11は、本願の実施形態に従って複数のサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドの概略図であり、左側にあるf0、2f0、4f0、及び8f0は、サブキャリア間隔を表し、これらのサブキャリア間隔に対応するグリッドは、対応するサブキャリア間隔のPRBグリッドを表す。異なったサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドは、周波数領域で入れ子関係にあることが知られ得る。あるサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを決定した後、端末は、そのサブキャリア間隔よりも大きいサブキャリア間隔に対応する他のPRBグリッドを決定することができない。例えば、図11に示されるように、サブキャリア間隔f0に対応するPRBグリッドの境界は、サブキャリア間隔2f0に対応するPRBグリッドの境界に位置してよく、あるいは、サブキャリア間隔2f0に対応するPRBグリッド内のPRBの中心に位置してもよい。従って、端末は、サブキャリア間隔2f0に対応するPRBグリッドを決定することができない。端末がサブキャリア間隔2f0に対応するPRBグリッドを決定する場合に、サブキャリア間隔f0に対応するPRBグリッドの境界は、サブキャリア間隔2f0に対応するPRBグリッドの境界上のみである。従って、サブキャリア間隔f0に対応するPRBグリッドは、サブキャリア間隔f0に基づき直接決定され得る。
この問題を鑑みて、本願の実施形態は、他の通信方法を提供する。方法において、ネットワークデバイスは、異なったサブキャリア間隔に対応するPRBグリッド間の周波数オフセットを示すために使用される指示情報I3を端末へ送る。このようにして、端末は、既知のPRBグリッド及び周波数オフセットに基づき、未知のPRBグリッドを決定することができる。既知のPRBグリッドは、上記の実施形態のPRBグリッドG1であってよい。すなわち、既知のPRBグリッドに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔と同じである。従って、既知のPRBグリッドを取得する方法は、上記の実施形態でPRBグリッドG1を取得する方法と同じである。詳細は、ここで再びは記載されない。
図12は、本願の実施形態に従う更なる他の通信方法の概略図である。図12に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S121.端末はPRBグリッドD1を決定し、このとき、PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔はS1である。
S122.ネットワークデバイスは、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の周波数オフセットF2を示すために使用される指示情報I3を端末へ送信し、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔はS2であり、サブキャリア間隔S2はサブキャリア間隔S1よりも大きい。端末は、ネットワークデバイスから指示情報I3を受信し、次のステップS123を実行する。
S123.端末は、PRBグリッドD1及び周波数オフセットF2に基づき、PRBグリッドD2を決定する。
次いで、端末とネットワークデバイスとの間で、データ/制御情報伝送(S124)が実行される。ネットワークデバイスは、データ/制御情報伝送のためのリソースをPRBグリッドD2に基づき端末に割り当てる。端末がPRBグリッドD2を決定した後、端末は、ネットワークデバイスとリソースの一致した理解を有しており、それによって、データ/制御情報伝送の正確さは改善される。
PRBグリッドD1は、上記の実施形態のPRBグリッドG1であってよい。端末は、上記の実施形態の方法を使用することによって、PRBグリッドD1を決定してよい。詳細は、ここで再びは記載されない。代替的に、端末は、PRBグリッドD1(PRBグリッドG1)が、SS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッド(PRBグリッドG0)と同じである(又は一致する)とデフォルトで考える。SSを検出した後、端末は、検出されたSSに基づきPRBグリッドG1を直接決定する。
PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔S1は、SSのサブキャリア間隔であってよい。PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔S2は、SSのサブキャリア間隔よりも大きい。
ネットワークデバイスは、PBCHを通じて指示情報I3を送信してもよく、その場合に、端末は、PBCHを通じて指示情報I3を受信し得る。代替的に、ネットワークデバイスは、剰余最小システム情報(remaining minimum system information,RMSI)を使用することによって指示情報I3を送信してもよく、その場合に、端末はRMSIを受信し、このとき、RMSIが指示情報I3を運ぶ。代替的に、ネットワークデバイスは、上位レイヤシグナリング、例えば、無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージを使用することによって、指示情報I3を送信してもよく、その場合に、端末は上位レイヤシグナリングを受信し、このとき、上位レイヤシグナリングが指示情報I3を運ぶ。
この実施形態の方法は、上記の実施形態の方法と組み合わされ得る。搬送波が複数のサブキャリア間隔をサポートするとき、複数のサブキャリア間隔は、サブキャリア間隔S1及びサブキャリア間隔S2を含み、サブキャリア間隔S1はSSのサブキャリア間隔と同じであり、サブキャリア間隔S2はSSのサブキャリア間隔とは異なる。SSを検出すると、端末は、SSに基づき、SSに使用されるPRBグリッドを決定し得る。SSに使用されるPRBグリッドが搬送波に使用されるPRBグリッドと同じであるとデフォルトで端末が見なす場合に、SSのPRBグリッドがPRBグリッドD1として使用されてよい。端末が、ネットワークデバイスによって送信された指示情報I1に基づき、搬送波に使用されるPRBグリッドを決定する場合に、端末は、上記の実施形態において指示情報I1に基づきPRBグリッドD1を決定し、それから、PRBグリッドD1及び指示情報I3に基づきPRBグリッドD2を決定する。このようにして、サブキャリア間隔S1及びS2をサポートする搬送波でのデータ/制御情報の正確な伝送は実装され得る。より多くのサブキャリア間隔はこれと同様であり、詳細は、ここで再びは記載されない。
端末は、PRBグリッドD1(PRBグリッドG1)がSS(又はSSブロック)に使用されるPRBグリッドG0と同じであるとデフォルトで考える。SSを検出した後、端末は、検出されたSSに基づき、PRBグリッドD2を決定する。図13は、本願の実施形態に従う他の通信方法の概略図である。図13に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S131.ネットワークデバイスはSSを端末へ送る。
S132.端末はSSを検出する。
S133.SSが検出されると、端末はSSの中心周波数を決定する。
S134.ネットワークデバイスは、SSの中心周波数とPRBグリッドD2の境界との間の周波数オフセットF3を示すために使用される指示情報I4を端末へ送る。
S135.端末は、SSの中心周波数及び周波数オフセットF3に基づき、PRBグリッドD2を決定する。
次いで、端末とネットワークデバイスとの間で、データ/制御情報伝送(S136)が実行される。ネットワークデバイスは、データ/制御情報伝送のためのリソースをPRBグリッドD2に基づき端末に割り当てる。端末がPRBグリッドD2を決定した後、端末は、ネットワークデバイスとリソースの一致した理解を有しており、それによって、データ/制御情報伝送の正確さは改善される。
PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔S2は、SSのサブキャリア間隔よりも大きい。
ネットワークデバイスは、PBCHを通じて指示情報I4を送信してもよく、その場合に、端末は、PBCHを通じて指示情報I4を受信し得る。代替的に、ネットワークデバイスは、RMSIを使用することによって指示情報I4を送信してもよく、その場合に、端末はRMSIを受信し、このとき、RMSIが指示情報I4を運ぶ。代替的に、ネットワークデバイスは、上位レイヤシグナリング、例えば、RRCメッセージを使用することによって、指示情報I4を送信してもよく、その場合に、端末は上位レイヤシグナリングを受信し、このとき、上位レイヤシグナリングが指示情報I4を運ぶ。
図14は、本願の実施形態に従うPRBグリッドの概略図である。PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔又はSSのサブキャリア間隔は基準サブキャリア間隔f0であり、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔はf1であると仮定される。図14(1)に示されるように、f1/f0=2である。図12に示される実施形態の場合に、PRBグリッドD1の境界は、PRBグリッドD2の境界(例えば、図14(1)の位置0)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(例えば、図14(1)の位置1)に位置してもよい。この場合に、1ビット指示情報I3が、位置を示すために使用されてよい。例えば、“0”は位置0を示し、“1”は位置1を示す。確かに、指示情報I3の値の意味はまた、逆にされてもよく、これは制限されない。図13に示される実施形態の場合に、SS(又はSSブロック)の中心周波数は、PRBグリッドD2の境界(例えば、図14(1)の位置0)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(例えば、図14(1)の位置1)に位置してもよい。この場合に、1ビット指示情報I4が、位置を示すために使用されてよい。例えば、“0”は位置0を示し、“1”は位置1を示す。確かに、指示情報I4の値の意味はまた、逆にされてもよく、これは制限されない。上記の位置は、周波数オフセットを使用することによって示されてもよい。具体的に言えば、位置0は、周波数オフセットF2又はF3が0であることを示し、位置1は、周波数オフセットF2又はF3がPRBの半分であることを示す。PRBに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔と同じである。
図14(2)に示されるように、f1/f0=4である。図12に示される実施形態の場合に、PRBグリッドD1の境界は、PRBグリッドD2の境界(例えば、図14(2)の位置0)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの1/4である位置(例えば、図14(2)の位置1)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(例えば、図14(2)の位置2)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの3/4である位置(例えば、図14(2)の位置3)に位置してもよい。この場合に、2ビット指示情報I3が、位置を示すために使用されてよい。例えば、“00”は位置0を示し、“01”は位置1を示し、“10”は位置2を示し、“11”は位置3を示す。図13に示される実施形態の場合に、SS(又はSSブロック)の中心周波数は、PRBグリッドD2の境界(例えば、図14(2)の位置0)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの1/4である位置(例えば、図14(2)の位置1)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(例えば、図14(2)の位置2)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの3/4である位置(例えば、図14(2)の位置3)に位置してもよい。この場合に、2ビット指示情報I4が、位置を示すために使用されてよい。例えば、“00”は位置0を示し、“01”は位置1を示し、“10”は位置2を示し、“11”は位置3を示す。上記の位置は、周波数オフセットを使用することによって示されてもよい。具体的に言えば、位置0は、周波数オフセットF2又はF3が0であることを示し、位置1は、周波数オフセットF2又はF3がPRBの1/4であることを示し、位置2は、周波数オフセットF2又はF3がPRBの1/2であることを示し、位置3は、周波数オフセットF2又はF3がPRBの3/4であることを示す。PRBに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔と同じである。PRBグリッドD2におけるPRBのとり得る位置番号は、低周波領域位置番号から高周波領域位置番号へと予め定義されても、あるいは、高周波領域位置番号から低周波領域位置番号へと予め定義されてもよい。代替的に、1ビットが、番号付け方向、すなわち、オフセット方向を示すために使用される。
上記の実施形態で記載されるように、PRBグリッドD2は、データ/制御情報伝送のために使用されてよい。例えば、PRBグリッドD2は、RMSI伝送のために使用されてよい。この場合に、PRBグリッドD2は、RMSIのPRBグリッドである。従って、上記の実施形態で提供される、PRBグリッドD2を決定するいずれの方法も、RMSIのPRBグリッドを決定するために使用されてよい。RMSIのPRBグリッドは、RMSIを送信するために使用されるサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドである。この場合に、RMSIのサブキャリア間隔は、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔S2である。以下は、PRBグリッドD2がRMSIのPRBグリッドであるところの例を使用することによって、添付の図面を参照して記載される。
図24は、本願の実施形態に従う更なる他の通信方法の概略図である。図24に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S241.ネットワークデバイスはSSブロックを送信する。
SSブロックはSS及びPBCHを含み、このとき、RMSIのサブキャリア間隔S2に関する情報はPBCHで運ばれる。
S242.端末はSSを検出し、PBCH上の情報を受信する。
SSを検出した後、端末はSSの中心周波数を決定し、それから、その中心周波数を中心とする24個のPRBで、PBCH上の情報を受信し得る。このようにして、端末は、RMSIのサブキャリア間隔S2を取得し得る。RMSIのサブキャリア間隔S2はSSのサブキャリア間隔とは異なることがあるので、上記の実施形態で記載されたように、RMSIのサブキャリア間隔S2がSSのサブキャリア間隔よりも大きいとき、ネットワークデバイスは、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の周波数オフセットF2を端末に示し、それにより、端末は、PRBグリッドD1に基づきRMSIのPRBグリッドD2を決定する。例えば、ネットワークデバイスは、RMSIのPRBグリッドを決定するために使用される指示情報I0を端末へ送信する。この場合に、方法は、次のステップを更に含む。
S243.ネットワークデバイスは、RMSIのPRBグリッドを決定するために使用される指示情報I0を端末へ送信する。
ネットワークデバイスは、PBCHを通じて指示情報I0を送信してよい。
S244.端末は指示情報I0を受信し、指示情報I0に基づきRMSIのPRBグリッドを決定する。
具体的に、端末は、上記の実施形態のいずれかの方法を使用することによって、PRBグリッドD1を決定し、それから、PRBグリッドD1及び指示情報I0に基づき、RMSIのPRBグリッドを決定する。
S245.端末は、RMSIの決定されたPRBグリッドに基づき、RMSIを受信する。
指示情報I0のいくつかの実施上の解決法が、以下で別々に記載される。指示情報I0のそれらの実施上の解決法は、PRBグリッドD2を決定するための上記の解決法のうちのいずれか1つに適用される。PRBグリッドD2は、例えば、図24では、RMSIのPRBグリッドである。
解決法1:指示情報は、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示す。
指示情報I0は、2つの情報ビットを含んでよい。PRBグリッドD1に対応する異なったサブキャリア間隔S1と、PRBグリッドD2に対応する異なったサブキャリア間隔S2とについて、2つの情報ビットの説明は異なっている。
図25は、本願の実施形態に従うPRBグリッドの概略図である。PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔は基準サブキャリア間隔f0であり、そのサブキャリア間隔はSSのサブキャリア間隔に等しく、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔はf1である。図25に示されるように、図25(1)は、サブキャリア間隔f0が15kHzであり、サブキャリア間隔f1が30kHzであるところの例を示し、図25(2)は、サブキャリア間隔f0が30kHzであり、サブキャリア間隔f1が60kHであるところの例を示し、このとき、f1/f0=2である。この場合に、PRBグリッドD1の境界(一例として図25の境界B1を使用する。)は、PRBグリッドD2の境界(図25で位置0によって示される。)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(図25で位置1によって示される。)に位置してもよい。
この場合に、グリッド位置を示すために、2ビット指示情報I0が使用されてよい。例えば、“00”は位置0を示し、“01”は位置1を示し、“10”及び“11”は、リザーブされた情報ビットとして使用される。確かに、指示情報I0の値の意味については他の説明も存在し得る。例えば、“10”は位置0を示し、“11”が位置1を示し、“00”及び“01”は、リザーブされた情報ビットとして使用される。これは制限されない。上記のグリッド位置は、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい。具体的に言えば、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの半分又は6つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔と同じである。代替的に、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔と同じである。
図26は、本願の実施形態に従う他のPRBグリッドの概略図である。PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔は基準サブキャリア間隔f0であり、そのサブキャリア間隔はSSのサブキャリア間隔に等しく、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔はf1であると仮定される。図26に示されるように、サブキャリア間隔f0が15kHzであり、サブキャリア間隔f1が60kHであり、f1/f0=4である例において、PRBグリッドD1の境界(例えば、図26の境界B2)は、PRBグリッドD2の境界(図26で位置0によって示される。)に位置してよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの1/4である位置(図26で位置1によって示される。)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの中心(図26で位置2によって示される。)に位置してもよく、あるいは、PRBグリッドD2のPRBの3/4である位置(図26で位置3によって示される。)に位置してもよい。周波数領域オフセット方向は、境界B1が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又は境界B1が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
この場合に、グリッド位置を示すために、2ビット指示情報I0が使用されてよい。例えば、“00”は位置0を示し、“01”は位置1を示し、“10”は位置2を示し、“11”は位置3を示す。確かに、指示情報I0の値の意味については他の説明も存在してよく、これは制限されない。上記のグリッド位置は、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい。例えば、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの1/4又は3つのサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットがPRBの1/2又は6つのサブキャリアであることを示し、“11”は、周波数領域オフセットがPRBの3/4又は9つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD2に対応するサブキャリア間隔と同じである。代替的に、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットが2つのPRB又は24個のサブキャリアであること示し、“11”は、周波数領域オフセットが3つのPRB又は36個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔と同じである。周波数領域オフセット方向は、境界B2が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又は境界B2が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
更には、オフセット(図26に示されるオフセット)は、上記のPRBグリッドD1の境界とSSの中心周波数との間に存在する。このオフセットは“0”であることがある。この場合に、SSのPRBグリッドは、PRBグリッドD1として使用され得る。
この解決法では、指示情報I0は、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示すために使用されてよいことが知られ得る。ここで、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2におけるPRBグリッドD1のプリセットされた境界の位置であってよい。
解決法2:指示情報は、PRBグリッドD2を暗黙的に取得するために、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを示す。
指示情報I0は、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを示すために使用される2つの情報ビットを含んでよい。例えば、6GHzを下回る搬送波では、RMSIのサブキャリアのサイズにかかわらず、指示情報は、60kHzに対応するPRBグリッドを示すために使用される。
SSのサブキャリア間隔が15kHzである場合に、PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔は15kHzである。この場合に、指示情報I0は、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドD2’と、PRBグリッドD1との間の相対位置を示し、このとき、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2’におけるPRBグリッドD1の境界の位置であってよい。例えば、指示情報I0が“00”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの1/4又は3つのサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットがPRBの1/2又は6つのサブキャリアであることを示し、“11”は、周波数領域オフセットがPRBの3/4又は9つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、現在の搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔(60kHz)である。代替的に、指示情報I0が“00”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットが2つのPRB又は24個のサブキャリアであることを示し、“11”は、周波数領域オフセットが3つのPRB又は36個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔である。周波数領域オフセット方向は、PRBグリッドD1の境界B2が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又はPRBグリッドD1の境界B2が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
SSのサブキャリア間隔が30kHzである場合に、PRBグリッドD1に対応するサブキャリア間隔は30kHzである。この場合に、指示情報I0は、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドD2”と、PRBグリッドD1との間の相対位置を示し、このとき、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2”におけるPRBグリッドD1の境界の位置であってよい。例えば、指示情報I0が“00”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの半分又は6つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、現在の搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔(60kHz)である。代替的に、指示情報I0が“00”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔と同じである。周波数領域オフセット方向は、PRBグリッドD1の境界B1が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又はPRBグリッドD1の境界B1が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
また、指示情報I0の値の意味については他の説明が存在してもよく、これは制限されない。
現在の搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドが決定されると、図11に示される異なったサブキャリア間隔の間の入れ子関係に基づき、PRBグリッドD2が決定され得る。
この解決法では、指示情報I0は、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを示すために、例えば、PRBグリッドD1と、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドとの間の相対位置を示すために使用されてよいことが知られ得る。ここで、相対位置は、周波数領域オフセット又は、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドにおけるPRBグリッドD1のプリセットされた境界の位置であってよい。
解決法3:指示情報は、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示す。
最初のアクセスプロセスで、RMSIは、端末が搬送波にアクセスするために使用される。この場合に、RMSIのサブキャリア間隔は、全ての端末によってサポートされる。6GHzを下回る周波数帯域では、60kHzサブキャリア間隔は全ての端末に適用可能でないことがあり、RMSIの候補サブキャリア間隔は15kHz又は30kHzのみであり得る。この場合に、RMSIのサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを示すために、1ビット第2指示情報I0がPBCHで送られてよい。
例えば、指示情報I0が“0”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“1”は、オフセットがPRBの半分又は6つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、RMSIのサブキャリア間隔である。代替的に、指示情報I0が“0”である場合に、それは、周波数領域オフセットが0であることを示し、“1”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔と同じである。周波数領域オフセット方向は、PRBグリッドD1の境界B1又はB2が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとしても、又はPRBグリッドD1の境界B1又はB2が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
また、指示情報I0の値の意味については他の説明が存在してもよく、これは制限されない。
この解決法では、RMSIの2つの候補サブキャリア間隔が存在し、指示情報I0は1つの情報ビットを含み、PRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示すために使用されてよいことが知られ得る。ここで、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2におけるPRBグリッドD1のプリセットされた境界の位置であってよい。
解決法4:指示情報は、RMSIのサブキャリア間隔及びRMSIのPRBグリッドを一緒に示す。
最初のアクセスプロセスで、RMSIは、端末が搬送波にアクセスするために使用される。この場合に、RMSIのサブキャリア間隔は、全ての端末によってサポートされる。6GHzを下回る周波数帯域では、60kHzサブキャリア間隔は全ての端末に適用可能でないことがあり、RMSIの候補サブキャリア間隔は15kHz又は30kHzのみである。この場合に、RMSIのサブキャリア間隔及びRMSIのPRBグリッドを示すために、2ビット第2指示情報I0がPBCHで送られてよい。
SSのサブキャリア間隔S
1が15kHzであるとき、RMSIのサブキャリア間隔はS
2であり、指示情報I
0の値の意味は、以下で表3に示され得る:
表中の候補位置は、図25(1)に図示され得、夫々位置0及び位置1である。候補位置1が位置0であってよく、候補位置2が位置1であってよく、あるいは、候補位置1が位置1であってよく、候補位置2が位置0であってよい。
上記の位置はまた、以下で表4に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによっても示され得る:
SSのサブキャリア間隔S
1が30kHzであるとき、RMSIのサブキャリア間隔はS
2である。RMSIのサブキャリア間隔S
2がSSのサブキャリア間隔S
1よりも小さいとき、図11に示される入れ子関係に基づき、RMSIのPRBグリッドが取得され得る。この場合に、指示情報I
0は、サブキャリア間隔を示すためにしか使用されなくてよく、指示情報I
0の値の意味は、以下で表6に示され得る:
上記の位置は、以下で表7又は表8に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい。この場合のPRBオフセットの数量は0であるから、指示情報I
0は、サブキャリア間隔を示すためにしか使用されなくてよい。
表中のオフセットは、PRBグリッドD1の境界B1又はB2からPRBグリッドD2へのオフセットである。周波数領域オフセット方向は、低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又は高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。オフセットの単位は、代替的に、サブキャリアの数量であってもよく、1つのPRBは12個のサブキャリアに対応する。
この解決法では、RMSIの2つの候補サブキャリア間隔が存在し、指示情報I0は2つの情報ビットを含み、RMSIのサブキャリア間隔を示すために使用されても、又はRMSIのサブキャリア間隔及びPRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示すために使用されてもよいことが知られ得る。ここで、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2におけるPRBグリッドD1のプリセットされた境界の位置であってよい。
解決法5:指示情報は、RMSIのサブキャリア間隔及びRMSIのPRBグリッドを一緒に示す。
解決法4との相違は、RMSIの候補サブキャリア間隔が制限されない点である。この場合に、指示情報I0は3つの情報ビットを含み、RMSIのサブキャリア間隔及びPRBグリッドD1とPRBグリッドD2との間の相対位置を示すために使用され、このとき、相対位置は、周波数領域オフセット又は、PRBグリッドD2におけるPRBグリッドD1のプリセットされた境界の位置であってよい。
異なったSSのサブキャリア間隔S
1について、指示情報I
0の値の説明は異なる。S
1が15kHzであるとき、指示情報I
0の意味は、以下で表9に示される:
S2が30kHzであるとき、表中の候補位置は、図25(1)に図示され得、夫々位置0及び位置1である。候補位置0が位置0であってよく、候補位置1が位置1であってよく、あるいは、候補位置0が位置1であってよく、候補位置1が位置0であってよい。S2が60kHzであるとき、表中の候補位置は、図26に図示され得、夫々位置0乃至3である。候補位置0が位置0であってよく、候補位置1が位置1であってよく、候補位置2が位置2であってよく、候補位置3が位置3であってよい。確かに、候補位置0乃至3は、代替的に、他の形態において図26の位置0乃至3に対応してよく、これは本願で制限されない。
上記の位置は、以下で表10又は表11に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい:
S
1が30kHzであるとき、指示情報I
0の意味は、以下で表12に示される。
S2が60kHzであるとき、表中の候補位置は、図25(2)に図示され得、夫々位置0及び位置1である。候補位置1が位置0であってよく、候補位置2が位置1であってよく、あるいは、候補位置1が位置1であってよく、候補位置2が位置0であってよい。
上記の位置は、以下で表13又は表14に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい:
表中のオフセットは、PRBグリッドD1の境界B1又はB2からPRBグリッドD2へのオフセットである。周波数領域オフセット方向は、低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又は高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。オフセットの単位は、代替的に、サブキャリアの数量であってもよく、1つのPRBは12個のサブキャリアに対応する。
解決法6:RMSIのサブキャリア間隔は制限され、余分のビットを加えずにRMSIのPRBグリッドを示すためにRMSIの指示情報を再利用する。
RMSIの指示情報は、RMSIのサブキャリア間隔を示すために使用される。異なった搬送波周波数帯域は、有限なサブキャリア間隔集合をサポートする。例えば、6GHzを下回る搬送波周波数帯域では、{15,30,60}kHzがサポートされ、6GHzを上回る搬送波周波数帯域では、{120,240}kHzがサポートされる。従って、ネットワークデバイスがRMSIのサブキャリア間隔S2を端末デバイスに示す場合に、要件は、2つの情報ビットを使用することによって満足され得る。この解決法では、サブキャリア間隔S2の候補集合を制限することによって、データサブキャリア間隔S2に対応するPRBグリッドD2は、ビットを加えることなしに端末に通知される。
SSのサブキャリア間隔S
1が15kHzであるとき、サブキャリア間隔S
2の候補集合は{15,30}kHzに制限され、それから、ネットワークデバイスは、指示情報I
0をPBCHで端末へ送り、端末は、指示情報I
0及びサブキャリア間隔S
1に対応するPRBグリッドD
1に基づき、サブキャリア間隔S
2に対応するPRBグリッドD
2を決定する。指示情報I
0の具体的なビット情報は、以下で表15に示される:
S2が30kHzであるとき、表中の候補位置は、図25(1)に図示され得、夫々位置0及び位置1である。候補位置1が位置0であってよく、候補位置2が位置1であってよく、あるいは、候補位置1が位置1であってよく、候補位置2が位置0であってよい。
上記の位置は、以下で表16又は表17に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい:
SSブロックのサブキャリア間隔S
1が30kHzであるとき、指示情報I
0の具体的なビット情報は、以下で表18に示される:
S2が60kHzであるとき、表中の候補位置は、図25(2)に図示され得、夫々位置0及び位置1である。候補位置1が位置0であってよく、候補位置2が位置1であってよく、あるいは、候補位置1が位置1であってよく、候補位置2が位置0であってよい。
上記の位置は、以下で表19又は表20に示されるように、周波数領域オフセットを使用することによって示されてもよい:
表中のオフセットは、(サブキャリア間隔S1に対応する)PRBグリッドD1の境界B1又はB2から(サブキャリア間隔S2に対応する)PRBグリッドD2へのオフセットである。周波数領域オフセット方向は、低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又は高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。オフセットの単位は、代替的に、サブキャリアの数量であってもよく、1つのPRBは12個のサブキャリアに対応する。
任意に、ネットワークデバイスは、RMSI又はRRCメッセージにおいて、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを通知してもよい。
端末がRMSIを受信した後、ネットワークデバイスは、少なくとも1つの搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔S3に対応するPRBグリッドを示すために、RMSI又は上位レイヤシグナリング、例えば、RRCメッセージにおいて指示情報を送信してよく、このとき、サブキャリア間隔は、データ及び/又は制御情報を送るために使用されるサブキャリア間隔であってよい。例えば、6GHzを下回る周波数帯域では、60kHzのPRBグリッドが示され、6GHzを上回る周波数帯域では、SSの候補サブキャリア間隔は{120,240}kHzであり、データ及び/又は制御情報に使用されるサブキャリア間隔の候補集合は{60,120}kHzであり、データ及び/又は制御情報に使用されるサブキャリア間隔はSSのサブキャリア間隔よりも大きくないので、6GHzを上回る周波数帯域では、指示は不要である。
指示情報は、サブキャリア間隔S3に対応するPRBグリッドと既知のPRBグリッドとの間の周波数領域オフセットを示す。既知のPRBグリッドは、サブキャリア間隔S1に対応するPRBグリッドであってよく、サブキャリア間隔S1は、SSのサブキャリア間隔であってよく、あるいは、SSのサブキャリア間隔と同じであって、データ及び/又は制御情報伝送に使用されるサブキャリア間隔であってもよい。代替的に、既知のPRBグリッドは、RMSIのサブキャリア間隔に対応するPRBグリッド、又は他の既知のサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドであってもよい。“既知”は、ネットワークデバイス及び端末が一致した理解を有していることを意味する。
任意に、指示情報は2つの情報ビットを含んでよい。すなわち、2つの情報ビットは、搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔に対応するPRBグリッドを示すために使用されてよい。例えば、既知のPRBグリッドは、SSのサブキャリア間隔と同じであって、データ伝送に使用されるサブキャリア間隔に対応するPRBグリッドとして予め定義される。SSのサブキャリア間隔が15kHzである場合に、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの1/4又は3つのサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットがPRBの1/2又は6つのサブキャリアであることを示し、“11”は、周波数領域オフセットがPRBの3/4又は9つのサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、現在の搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔である。代替的に、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、“10”は、周波数領域オフセットが2つのPRB又は24個のサブキャリアであることを示し、“11”は、周波数領域オフセットが3つのPRB又は36個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔である。
SSのサブキャリア間隔が30kHzであるとき、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットがPRBの半分又は6個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、現在の搬送波周波数帯域によってサポートされる最大サブキャリア間隔である。代替的に、“00”は、周波数領域オフセットが0であることを示し、“01”は、周波数領域オフセットが1つのPRB又は12個のサブキャリアであることを示し、このとき、PRB又はサブキャリアに対応するサブキャリア間隔は、SSのサブキャリア間隔と同じである。
周波数領域オフセット方向は、サブキャリア間隔S1に対応するPRBグリッドのプリセットされた境界の位置が低周波領域位置から高周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されても、又はサブキャリア間隔S1に対応するPRBグリッドのプリセットされた境界の位置が高周波領域位置から低周波領域位置へオフセットすることとして予め定義されてもよく、あるいは、1ビットがオフセット方向を示すために使用される。
上記の解決法では、SSのサブキャリア間隔は、SSブロックのサブキャリア間隔である。
任意に、上記の解決法におけるプリセットされた境界は、図25のB1又は図26のB2のような、SSブロックの中心周波数が特定のサブキャリア数だけ低周波領域位置又は高周波領域位置へオフセットした後に、SSブロックのサブキャリア間隔に対応するデータ及び/又は制御情報のPRBグリッドと整列される境界であってよい。
図15は、本願の実施形態に従う端末によってネットワークに最初にアクセスする概略図である。図15に示されるように、端末がネットワークに最初にアクセスするプロセスは、次のステップを含む。
S151.ネットワークデバイスは、SS及びPBCHを含むSSブロックを送信する。すなわち、ネットワークデバイスはSSを送信し、PBCHで情報をブロードキャストする。
S152.端末はSSを検出し、SSが検出されると、SSの中心周波数及びSSのサブキャリア間隔に基づきPBCHの周波数領域位置を決定する。例えば、SSの中心周波数を中心とする24個のPRBが、PBCHの周波数領域位置であり、それらのPRBに対応するサブキャリア間隔が、SSのサブキャリア間隔である。このようにして、端末は、PBCHの周波数領域位置でPBCH上の情報を受信することができる。
S154.ネットワークデバイスはRMSIを送信する。
S155.端末はRMSIを受信し、このとき、PBCH上の情報は、RMSIのスケジューリング情報の周波数領域位置に関する情報を含み、端末は、PBCH上の情報に基づきRMSIのスケジューリング情報の周波数領域位置を決定して、その周波数領域位置に基づきRMSIのスケジューリング情報を受信し得る。RMSIのスケジューリング情報は、RMSIが位置している周波数領域位置を示すために使用され、端末は、RMSIのスケジューリング情報に基づきRMSIを受信する。
PBCH上の情報は、ダウンリンク制御チャネルのリソース情報を含み、ダウンリンク制御チャネルのリソースは、例えば、制御リソースセット(control resource set,CORESET)である。リソース情報は、CORESETの周波数領域位置を示すために使用される周波数領域指示情報であってよい。例えば、リソース情報は、CORESETオフセット指示情報と、CORESETのサイズとを含む。CORESETオフセット指示情報は、基準点に対するCORESETの周波数領域オフセットを示すために使用される。基準点は、SS(又はSSブロック)の最低の、中央の、又は最高の周波数領域位置であってよい。CORESETオフセットの値は、基準点に対するCORESETの最低の、中央の、又は最高の周波数領域位置の周波数領域オフセット値である。CORESETは、端末が制御情報、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)で運ばれる情報、に対してブラインド検出を実行するために使用され、ここで、PDCCHは共通探索空間を含み、共通探索空間は、例えば、RMSIのスケジューリング情報を含む公衆情報を運ぶために使用される。端末は、CORESETの位置を取得し、それからCORESETの位置に基づきダウンリンク制御情報を検出して、RMSIのスケジューリング情報を取得し、そして、RMSIのスケジューリング情報に基づき、RMSIが位置しているリソース位置を知り、RMSIを受信する。RMSIは、ランダムアクセスのリソース情報を含む。端末がRMSIを受信した後、ランダムアクセスプロセス(S156)が開始し得る。
上記のプロセスで、PBCHにおけるRMSIのスケジューリング情報の周波数領域位置に関する情報が、オフセットされるPRBの数量であり、それらのPRBに対応するサブキャリア間隔が、SSのサブキャリア間隔である場合に、CORESETの、この方法で暗黙的に取得された最低周波数領域位置は、CORESETに対応するPRBグリッド境界と整列される。
例えば、最初のアクセスプロセスで、RMSIのサブキャリア間隔は30kHzであり、SSのサブキャリア間隔は15kHzである。CORESETの周波数領域位置が示されるとき、CORESETの中心周波数の位置とSSの中心周波数の位置との間のオフセット値が7PRBでありかつCORESETのサイズが10PRBであることを示すために、15kHzPRBが粒度として使用される。この場合に、端末は、CORESETの10PRBの最低周波数領域位置が30kHzPRBグリッド境界と整列されると考え得る。
広帯域搬送波(wideband CCとも呼ばれるwider BW CC)の概念が、NR通信システムに導入される。広帯域搬送波は、搬送波帯域幅(bandwidth,BW)がプリセットされた帯域幅以上である搬送波であり、プリセットされた帯域幅は、例えば、100MHzである。異なった端末は、異なったSS(又はSSブロック)を使用することによって、広帯域搬送波にアクセスすることを可能にされ得る。ここでの異なったSSは、異なった周波数領域位置を有しており、すなわち、異なった周波数領域位置で送られるSSである。すなわち、広帯域搬送波で、ネットワークデバイスは複数のSSブロックを送信してよく、各SSブロックのSSは、1以上の端末が搬送波にアクセスすることを可能にしてよく、異なった端末は、異なったSSブロックのSSを使用することによって搬送波にアクセスしてよい。この場合に、異なった端末がPBCHのリソースを決定するとき、PRBのグリッドは互いに整列されない。
図16は、本願の実施形態に従って広帯域搬送波で異なるSSを送信する概略図である。第1SSは位置161で送信され、第2SSは位置162で送信され、位置162はPRBグリッドの境界と整列されないと仮定される。そのため、位置162でSSを検出する端末によるPRBグリッドの理解は、位置161でSSを検出する端末によるPRBグリッドの理解と一致しない。従って、異なったSSを通じて搬送波にアクセスしようとしている全ての端末が搬送波にアクセス可能であることは、保証され得ない。例えば、位置162でSSを検出する端末は、PBCHのリソース位置を正確に決定することができず、それ故に、搬送波にアクセスすることができない。図17に示される場合が、説明のために一例として使用される。
図17は、本願の実施形態に従って異なるSSを使用することによって異なる端末によって同じ搬送波にアクセスする概略図である。図17において、説明は、SSラスタのサイズが100kHzでありかつPRBのサブキャリア間隔が15kHzであるところの例を使用することによって与えられる。ネットワークデバイスは、図17のSSラスタの位置171で第1SSを送信し、図17のSSラスタの位置172で第2SSを送信する。端末173及び端末174は、SSラスタに基づきSSを検出する。端末173は、PBCHのリソース位置を決定するために、SSラスタの位置171で第1SSを検出し、第1SSの中心周波数に基づきPRBグリッド(grid)を決定する。端末174は、PBCHのリソース位置を決定するために、SSラスタの位置172で第2SSを検出し、第2SSの中心周波数に基づきPRBグリッドを決定する。しかし、SSラスタの位置171で決定されたPRBグリッドが端末174のための基準として使用される場合には、PRBグリッドのずれが起こる可能性がある。図17に示されるように、端末173及び端末174によって決定されるPRBグリッド境界は互いと整列されない。端末173及び端末174は、PRBグリッドの理解が一致していないことが知られ得る。そのため、PRBグリッドの理解が一致していない端末及びネットワークが必然的に存在する。例えば、端末が端末174である場合に、端末174は、PBCHのリソース位置を正確に決定することができず、そのために、端末174は、MIBを正確に受信することができず、その結果として、搬送波にアクセスすることができない。
上記の問題を鑑みて、本願の実施形態は、異なったSSの中心周波数間の周波数オフセットが、SSラスタのサイズとPRBのサイズとの最小公倍数の正の整数倍であるように、通信方法を提供する。このようにして、SSの中心周波数に基づきPRBグリッドを決定するとき、異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスする端末は、PRBグリッドの一致した理解を有しており、搬送波にアクセスするためにMIBを正確に受信することができる。以下は、添付の図面を参照して記載される。
図18は、本願の実施形態に従う通信方法の概略図である。方法は、次の問題を解決するために使用される:異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスするために、異なった端末は、PRBグリッドの理解が一致しておらず、その結果として、一部の端末は搬送波にアクセスすることができない。図18に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S181.ネットワークデバイスは搬送波で第1SSを送信し、このとき、第1SSの中心周波数は、SSラスタの第1の位置にある。
S182.送信されるべき第2SSがあるとき、ネットワークデバイスは搬送波で第2SSを送信し、このとき、第2SSの中心周波数は、SSラスタの第2の位置にある。
ネットワークデバイスが同じ搬送波でSSを送信するとき、同じサブキャリア間隔が使用される。すなわち、第1SS及び第2SSは、同じサブキャリア間隔を使用することによって送信される。更に、第2の位置と第1の位置との間の周波数オフセットは、SSラスタのサイズとPRBのサイズとの最小公倍数の正の整数倍であり、このとき、PRBのサイズは、第1SS及び第2SSを送信するために使用されるサブキャリア間隔(まとめて、SSのサブキャリア間隔と呼ばれる。)と、PRBに含まれるサブキャリアの数量との積である。すなわち、第2SSが送信される必要があるとき、ネットワークデバイスは、SSラスタの次の位置で第2SSを直接送信せずに、あるいは、SSラスタの位置をランダムに選択することによって第2SSを送信せずに、第2の位置で第2SSを送信し、このとき、第2の位置と第1の位置との間の周波数オフセットは、プリセットされた条件を満たす。プリセットされた条件は、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔に関係がある。すなわち、第2の位置と第1の位置との間の周波数オフセットは、SSラスタのサイズとPRBのサイズとの最小公倍数の正の整数倍であり、このとき、PRBのサイズはサブキャリア間隔に関係がある。
S183.端末は、SSラスタに基づきSSを検出する。
SSが検出されると、端末は、システム情報を取得する(S184)ために、SSに基づきセルとのダウンリンク同期を達成し、それから、ランダムアクセスプロセス(S185)を開始するために、システム情報に基づきランダムアクセスを開始する。
上記のステップS181で、ネットワークデバイスは第1SSブロックを送信し、このとき、第1SSブロックは第1SS及び第1PBCHを含み、第1SSはPSS及びSSSを含む。すなわち、ネットワークデバイスは第1SSを送信し、第1PBCHで情報をブロードキャストする。周波数領域において、第1SSの中心周波数及び第1PBCHの中心周波数は、SSラスタの第1の位置にある。時間領域において、ネットワークデバイスは周期的に第1の位置で第1SSを送信し、第1PBCHで情報をブロードキャストする。
上記のステップS182で、ネットワークデバイスは第2SSブロックを送信し、このとき、第2SSブロックは第2SS及び第2PBCHを含み、第2SSはPSS及びSSSを含む。すなわち、ネットワークデバイスは第2SSを送信し、第2PBCHで情報をブロードキャストする。第1SSのPSS/SSS及び第2SSのPSS/SSSは、同じSSシーケンスであってよいが、異なった周波数領域位置を有している。周波数領域において、第2SSの中心周波数及び第2PBCHの中心周波数は、SSラスタの第2の位置にある。時間領域において、ネットワークデバイスは周期的に第2の位置で第2SSを送信し、第2PBCHで情報をブロードキャストしてよい。
端末が搬送波にアクセスするために搬送波上に複数のSSが存在するとき、異なったSSに基づき異なった端末によって決定されたPRBグリッドが互いと整列されることを可能にするために、すなわち、端末がPRBグリッドの一致した理解を有することを可能にするために、上記の実施形態では、異なったSSの中心周波数間の周波数オフセット(すなわち、第2の位置と第1の位置との間の周波数オフセット)は、SSラスタのサイズとPRBのサイズとの最小公倍数の正の整数倍に制限される。以下は、異なるサイズのSSラスタ及び異なるサイズのサブキャリア間隔の例を使用することによって記載される。
図19は、本願の実施形態に従って異なるSSを使用することによって異なる端末によって同じ搬送波にアクセスする概略図である。SSラスタのサイズは100kHzでありかつSSのサブキャリア間隔は15kHzであるとすると、PRBのサイズは15×12kHz、すなわち、180kHzである。100と180との最小公倍数は900であり、搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、900×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。この場合に、SSラスタの第1の位置191からSSを検出する端末193、及びSSラスタの第2の位置192からSSを検出する端末194は、PRBグリッドの一致した理解を有している。従って、端末193及び端末194は両方とも、搬送波にアクセスするためにMIBを正確に受信することができる。
SSラスタのサイズは100kHzでありかつSSのサブキャリア間隔は30kHzであるとすると、PRBのサイズは30×12kHz、すなわち、360kHzである。100と360との最小公倍数は1800であり、搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、1800×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。
SSラスタのサイズは180kHzでありかつSSのサブキャリア間隔は15kHzであるとすると、PRBのサイズは15×12kHz、すなわち、180kHzである。搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、180×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。この場合、PRBのサイズはSSラスタのサイドと同じである。従って、最小公倍数は180kHzである。また、異なったSSの中心周波数間の周波数オフセットを制限する必要はないことも理解され得るし、ネットワークデバイスは、SSラスタのいずれかの2つの位置でSSを送信することができる。SSラスタのサイズが180kHzであるときに、SSのサブキャリア間隔は30kHzであるとすると、PRBのサイズは30×12kHz、すなわち、360kHzである。180と360との最小公倍数は360であり、搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、360×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。
SSラスタのサイズは720kHzでありかつSSのサブキャリア間隔は120kHzであるとすると、PRBのサイズは120×12kHz、すなわち、1440kHzである。720と1440との最小公倍数は1440であり、搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、1440×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。SSラスタのサイズが720kHzであるときに、SSのサブキャリア間隔は240kHzであるとすると、PRBのサイズは240×12kHz、すなわち、2880kHzである。720と2880との最小公倍数は2880であり、搬送波における異なったSSの中心周波数(又はSSが位置しているSSラスタの位置)間の周波数オフセットは、2880×nkHzであり、ここで、nは正の整数である。
上記は、SSラスタのサイズ及びサブキャリア間隔のサイズの複数の例を挙げ、対応するサイズの場合に異なるSSの中心周波数間の周波数オフセットによって満足される条件について記載する。それらの例は、単に、この実施形態の理解を容易にすることを目的とし、本願を制限する意図はない。当業者であれば、上記の実施形態に基づいて、SSラスタ及びサブキャリア間隔の様々な組み合わせによるSS送信を実装可能である。
上記のステップS183で、いくつかの端末は第1の位置でSSを検出してよく、いくつかの端末は第2の位置でSSを検出してよい。第1の位置でSSを検出する端末は第1の端末であると仮定され、このとき、1以上の第1の端末が存在してもよく、第2の位置でSSを検出する端末は第2の端末であると仮定され、このとき、1以上の第2の端末が存在してもよい。
上記のステップS184で、端末によって取得されるシステム情報は、MIB及びRMSIを含んでよい。端末が第1の端末であるとき、第1の端末は、SSラスタの第1の位置で第1SSを検出し、第1SSに基づき第1PBCHのリソース位置、例えば、第1SSの中心周波数を中心とする24個のPRBを決定し、それから、第1PBCHで、ネットワークデバイスによって送信された第1MIBを受信する。端末が第2の端末であるとき、第2の端末は、SSラスタの第2の位置で第2SSを検出し、第2SSに基づき第2PBCHのリソース位置、例えば、第2SSの中心周波数を中心とする24個のPRBを決定し、それから、第2PBCHで、ネットワークデバイスによって送信された第2MIBを受信する。
上記のMIBのいずれか1つは、リソース情報を含んでよく、リソース情報は、RMSIスケジューリング情報が位置している制御チャネルのリソース位置を示すために使用される。端末がMIBを正確にパースした後、端末は、MIB内のリソース情報に基づき、ネットワークデバイスによって送信されたRMSIスケジューリング情報を受信し、それからRMSIスケジューリング情報に基づきRMSIを受信し、搬送波にアクセスするためにRMSIに基づきランダムアクセスを開始する。
実施において、ダウンリンク制御チャネルのリソース情報は、PBCHで運ばれ、ダウンリンク制御チャネルのリソースは、例えば、制御リソースセット(control resource set,CORESET)である。リソース情報は、CORESETの周波数領域位置を示すために使用される周波数領域指示情報であってよい。任意に、リソース情報は、CORESETオフセット値と、CORESETのサイズとを含む。CORESETオフセット値は、基準点に対するCORESETの周波数オフセットを示すために使用される。基準点は、SS(又はSSブロック)の最低の、中央の、又は最高の周波数領域位置であってよい。CORESETオフセット値は、基準点に対するCORESETの最低の、中央の、又は最高の周波数領域位置の周波数オフセットである。CORESETは、端末が制御情報、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)で運ばれる情報、に対してブラインド検出を実行するために使用され、ここで、PDCCHは共通探索空間を含み、共通探索空間は、例えば、RMSIのスケジューリング情報を含む公衆情報を運ぶために使用される。端末は、MIBに基づきCORESETの位置を取得し、それからCORESETの位置に基づきダウンリンク制御情報を検出して、RMSIのスケジューリング情報を取得し、そして、RMSIのスケジューリング情報に基づき、RMSIが位置しているリソース位置を知り、RMSIを受信する。端末がRMSIを受信した後、ランダムアクセスプロセスが開始し得る。
例えば、第1の端末は、第1MIB内の第1リソース情報に基づき、第1RMSIスケジューリング情報が位置している制御チャネルのリソース位置を決定する。それから、第1の端末は、制御チャネルで第1RMSIスケジューリング情報を受信し、第1RMSIスケジューリング情報に基づき、第1RMSIが位置しているリソース位置を決定し、決定されたリソース位置で第1RMSIを受信する。同様に、第2の端末は、第2MIB内の第2リソース情報に基づき、第2RMSIスケジューリング情報が位置している制御チャネルのリソース位置を決定する。それから、第2の端末は、制御チャネルで第2RMSIスケジューリング情報を受信し、第2RMSIスケジューリング情報に基づき、第2RMSIが位置しているリソース位置を決定し、決定されたリソース位置で第2RMSIを受信する。
端末が搬送波にアクセスするとき、最初にSSがブラインド検出され、検出されたSSに基づき、PBCHの周波数領域位置が決定され、そして、決定された周波数領域位置において、PBCHで運ばれるMIBが受信されることが知られ得る。MIBは、ダウンリンク制御情報を送信するために使用されるCORESETに関する情報を含む。端末は、情報に基づきCORESETの周波数領域位置を決定し、それから、決定された周波数領域位置において、PDCCHで運ばれる制御情報を受信する。制御情報は、RMSIのスケジューリング情報を含み、端末は、RMSIのスケジューリング情報に基づき、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)でのRMSIの周波数領域位置を決定する。更に、端末は、決定された周波数領域位置でRMSIを受信することができる。RMSIは、ランダムアクセス情報を運んでよく、端末は、RMSIに基づきランダムアクセスを開始してよい。
上記の実施形態では、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔が、異なったSSの中心周波数間の周波数オフセットを決定し、あるいは、換言すれば、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔が、異なったSSが送信されるSSラスタの位置間の周波数オフセットを決定する。本願のこの実施形態で提供される他の実施では、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔は、搬送波周波数に従って決定され、SSラスタのサイズは、SSのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズの正の整数倍である。このようにして、異なったSSが送信されるSSラスタ位置にかかわらず、異なったSSを検出する端末は、PRBグリッドの一致した理解を有している。従って、異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスする端末は、上記の周波数領域位置制限様態を使用せずに、システム情報を正確に受信し、搬送波にアクセスすることができる。
図20は、本願の実施形態に従う他の通信方法の概略図である。方法は、次の問題を解決するために使用される:異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスするために、異なった端末は、PRBグリッドの理解が一致しておらず、その結果として、一部の端末は搬送波にアクセスすることができない。図20に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S201.ネットワークデバイスは、搬送波の周波数に基づき、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔を決定する。
S202.ネットワークデバイスは、決定されたサブキャリア間隔を使用することによって、搬送波でSSを送信し、このとき、SSの中心周波数はSSラスタの位置にあり、SSラスタの2つの隣接した位置の間の距離は、SSラスタの決定されたサイズである。
相応して、図21は、本願の実施形態に従う他の通信方法の概略図である。方法は、次の問題を解決するために使用される:異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスするために、異なった端末は、PRBグリッドの理解が一致しておらず、その結果として、一部の端末は搬送波にアクセスすることができない。図21に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S211.端末は、搬送波の周波数に基づき、SSラスタのサイズ及びSSのサブキャリア間隔を決定し、このとき、SSラスタのサイズは、PRBのサイズの正の整数倍であり、PRBのサイズは、SSのサブキャリア間隔とPRBに含まれているサブキャリアの数量との積である。
S212.端末は、SSのサブキャリア間隔を使用することによってSSラスタに基づき搬送波でSSを検出し、このとき、SSラスタの2つの隣接した位置の間の距離は、SSラスタの決定されたサイズであり、SSの中心周波数はSSラスタの位置にある。
任意に、上記の実施形態において、SSラスタのサイズは、SSのサブキャリア間隔に対応するPRBのサイズに等しい。例えば、以下の表2は、いくつかの搬送波周波数でのSSのサブキャリア間隔のサイズ及びSSラスタのサイズを示す。異なったSSが送信されるSSラスタ位置にかかわらず、異なったSSを検出する端末は、PRBグリッドの一致した理解を有している。従って、異なったSSを使用することによって同じ搬送波にアクセスする端末は、上記の周波数領域位置制限様態を使用せずに、システム情報を正確に受信し、搬送波にアクセスすることができる。
図18、図20、及び図21に示される実施形態は、上記の実施形態と組み合わされてよい。具体的に言えば、異なったSSの送信が搬送波上でサポートされる場合に、上記の方法は使用されてよく、それにより、異なったSSを使用することによって搬送波にアクセスする端末は、PRBグリッドの一致した理解を有することができる。更に、上記の実施形態の方法を使用することによって、端末は、データ/制御情報の送信及び受信を正確に行うために、データ/制御情報伝送を行うために使用されるPRBグリッドを正確に取得することができる。
本願の実施形態は、上記の方法のいずれか1つを実装するよう構成された装置を更に提供し、例えば、上記の方法のいずれか1つで端末によって実行されるステップを実装するよう構成されたユニット(又は手段)を含む装置を提供し、他の例として、上記の方法のいずれか1つでネットワークデバイスによって実行されるステップを実装するよう構成されたユニット(又は手段)を含む他の装置を更に提供する。
装置内のユニットの分割は、単に、論理機能の分割であることが理解されるべきである。実際の実施中に、ユニットの全て又は一部のユニットは物理エンティティに組み込まれてよく、あるいは、物理的に分離されてよい。更に、装置内の全てのユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形で実施されても、又はハードウェアによって実施されてもよく、あるいは、一部のユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形で実施されてよく、一部のユニットは、ハードウェアによって実施されてよい。例えば、実施中に、ユニットは、別個に配置された処理要素であってよく、あるいは、装置のチップに組み込まれてもよい。代替的に、ユニットは、メモリにおいてプログラムの形で記憶され、そのユニットの機能を実行するよう装置の処理要素によって呼び出されてもよい。他のユニットの実施もそれらと同様である。更に、それらのユニットの全て又は一部は、統合されても、又は別々に実施されてもよい。ここでの処理要素は、信号処理機能を備えた集積回路であってよい。実施プロセス中に、上記の方法のステップ又は上記のユニットは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路、又はソフトウェアの形をとった命令を使用することによって、完了されてよい。
例えば、装置内のユニットは、上記の方法を実装する1以上の集積回路、例えば、1以上の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、1以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、1以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)、などとして構成されてよい。他の例として、装置内のユニットが、処理要素によってプログラムをスケジューリングする形で実施され得る場合に、処理要素は汎用プロセッサ、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)又はプログラムを呼び出すことができる他のプロセッサであってよい。他の例として、これらのユニットは、一体化されて、システム・オン・チップ(system-on-a-chip,SOC)の形で実施されてもよい。
図22は、上記の実施形態でのネットワークデバイスの動作を実装するための、本願の実施形態に従うネットワークデバイスの略構造図である。図22に示されるように、ネットワークデバイスは、アンテナ221、無線周波数装置222、及びベースバンド装置223を含む。アンテナ221は、無線周波数装置222へ接続されている。アップリンク方向で、無線周波数装置222は、アンテナ221を通じて、端末によって送信された情報を受信し、端末によって送信された情報を処理のためにベースバンド装置223へ送る。ダウンリンク方向で、ベースバンド装置223は、端末のための情報を処理し、端末のための情報を無線周波数装置222へ送り、無線周波数装置222は、端末のための情報を処理し、それから、処理された情報を、アンテナ221を通じて端末へ送る。
ネットワークデバイスに適用された上記の装置は、ベースバンド装置223に配置されてよい。実施において、ネットワークデバイスが上記の方法のステップを実装するためのユニットは、処理要素によってプログラムをスケジューリングする形で実施されてよい。例えば、ベースバンド装置223は、処理要素2231及び記憶要素2232を含む。処理要素2231は、記憶要素2232に記憶されているプログラムを呼び出して、上記の方法実施形態でネットワークデバイスによって実行される方法を実行する。更に、ベースバンド装置223は、無線周波数装置222と情報をやりとりするよう構成されたインターフェイス2233を更に含んでもよい。インターフェイスは、例えば、共通公衆無線インターフェイス(common public radio interface,CRPI)である。
他の実施では、ネットワークデバイスが上記の方法のステップを実装するためのユニットは、1以上の処理要素として構成されてもよい。これらの処理要素は、ベースバンド装置223に配置される。ここでの処理要素は、集積回路、例えば、1以上のASIC、1以上のDSP、1以上のFPGA、などであってよい。これらの集積回路は、チップを形成するように集積されてもよい。
それらのユニットは一体化されて、システム・オン・チップ(system-on-a-chip,SOC)の形で実施されてもよい。例えば、ベースバンド装置223は、上記の方法を実装するよう構成されたSOCチップを含む。チップは、処理要素2231及び記憶要素2232と一体化されてもよく、処理要素2231が、記憶要素2232に記憶されているプログラムを呼び出して、ネットワークデバイスによって実行される上記の方法を実装し、あるいは、チップは、ネットワークデバイスによって実行される上記の方法を実装するよう、少なくとも1つの集積回路と一体化されてもよく、あるいは、上記の実施は、組み合わされてもよく、このとき、いくつかのユニットの機能は、プログラムを呼び出すことによって処理要素によって実施され、いくつかのユニットの機能は、集積回路によって実施される。
使用される様態にかかわらず、ネットワークデバイスに適用された上記の装置は、少なくとも1つの処理要素と、記憶要素とを含み、少なくとも1つの処理要素は、ネットワークデバイスによって実行される方法であって、上記の方法実施形態で提供される該方法を実行するよう構成される。処理要素は、第1の様態で、すなわち、記憶要素に記憶されているプログラムを呼び出すことによって、上記の方法実施形態でネットワークデバイスによって実行されるステップの一部又は全てを実行してよく、あるいは、第2の様態で、すなわち、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路と、命令とを使用することによって、上記の方法実施形態でネットワークデバイスによって実行されるステップの一部又は全てを実行してよく、あるいは、確かに、第1の様態及び第2の様態を組み合わせることによって、上記の方法実施形態でネットワークデバイスによって実行されるステップの一部又は全てを実行してよい。
ここでの処理要素は、上記で説明されたものと同じであり、汎用プロセッサ、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってよく、あるいは、上記の方法を実装する1以上の集積回路、例えば、1以上の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、1以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、1以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)、などとして構成されてよい。
記憶要素は、メモリであってよく、あるいは、複数の記憶要素の総称であってよい。
図23は、本願の実施形態に従う端末の略構造図である。端末は、上記の実施形態での端末の動作を実装するよう構成された、上記の実施形態の端末であってよい。図23に示されるように、端末は、アンテナ、無線周波数装置231、及びベースバンド装置232を含む。アンテナは、無線周波数装置231へ接続されている。ダウンリンク方向で、無線周波数装置231は、アンテナを通じて、ネットワークデバイスによって送信された情報を受信し、ネットワークデバイスによって送信された情報を処理のためにベースバンド装置232へ送る。アップリンク方向で、ベースバンド装置232は、端末からの情報を処理し、端末からの情報を無線周波数装置231へ送り、無線周波数装置231は、端末からの情報を処理し、それから、処理された情報を、アンテナを通じてネットワークデバイスへ送る。
ベースバンド装置は、様々な通信プロトコルレイヤでデータを処理するよう構成されたモデムサブシステムを含んでよく、更には、端末オペレーティングシステム及びアプリケーションレイヤを処理するよう構成された中央演算処理サブシステムを含んでもよく、更には、マルチメディアサブシステム及びペリフェラルサブシステムのような他のサブシステムを含んでもよく、ここで、マルチメディアサブシステムは、端末のカメラ、スクリーン表示、などを制御するよう構成され、ペリフェラルサブシステムは、他のデバイスとの接続を実装するよう構成される。モデムサブシステムは、別個に配置されたチップであってよい。任意に、上記の周波数領域リソースの処理装置は、モデムサブシステムで実装されてよい。
実施において、端末が上記の方法のステップを実装するためのユニットは、処理要素によってプログラムをスケジューリングする形で実施されてよい。例えば、モデムサブシステムのような、ベースバンド装置232のサブシステムは、処理要素2321及び記憶要素2322を含む。処理要素2321は、記憶要素2322に記憶されているプログラムを呼び出して、上記の方法実施形態で端末によって実行される方法を実行する。更に、ベースバンド装置232は、無線周波数装置231と情報をやりとりするよう構成されたインターフェイス2323を更に含んでもよい。
他の実施では、端末が上記の方法のステップを実装するためのユニットは、1以上の処理要素として構成されてもよい。これらの処理要素は、ベースバンド装置232の特定のサブシステム、例えば、モデムサブシステムに配置される。ここでの処理要素は、集積回路、例えば、1以上のASIC、1以上のDSP、1以上のFPGA、などであってよい。これらの集積回路は、チップを形成するように集積されてもよい。
例えば、端末が上記の方法のステップを実装するためのユニットは、一体化されて、システム・オン・チップ(system-on-a-chip,SOC)の形で実施されてもよい。例えば、ベースバンド装置232は、上記の方法を実装するよう構成されたSOCチップを含む。チップは、処理要素2321及び記憶要素2322と一体化されてもよく、処理要素2321が、記憶要素2322に記憶されているプログラムを呼び出して、端末によって実行される上記の方法を実装し、あるいは、チップは、端末によって実行される上記の方法を実装するよう、少なくとも1つの集積回路と一体化されてもよく、あるいは、上記の実施は、組み合わされてもよく、このとき、いくつかのユニットの機能は、プログラムを呼び出すことによって処理要素によって実施され、いくつかのユニットの機能は、集積回路によって実施される。
使用される様態にかかわらず、端末に適用された上記の装置は、少なくとも1つの処理要素と、記憶要素とを含み、少なくとも1つの処理要素は、端末によって実行される方法であって、上記の方法実施形態で提供される該方法を実行するよう構成される。処理要素は、第1の様態で、すなわち、記憶要素に記憶されているプログラムをスケジューリングすることによって、上記の方法実施形態で端末によって実行されるステップの一部又は全てを実行してよく、あるいは、第2の様態で、すなわち、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路と、命令とを使用することによって、上記の方法実施形態で端末によって実行されるステップの一部又は全てを実行してよく、あるいは、確かに、第1の様態及び第2の様態を組み合わせることによって、上記の方法実施形態で端末によって実行されるステップの一部又は全てを実行してよい。
ここでの処理要素は、上記で説明されたものと同じであり、汎用プロセッサ、例えば、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってよく、あるいは、上記の方法を実装する1以上の集積回路、例えば、1以上の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、1以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、1以上のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)、などとして構成されてよい。
記憶要素は、メモリであってよく、あるいは、複数の記憶要素の総称であってよい。
当業者であれば、方法実施形態のステップの全部又は一部が、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実装されてもよい、と理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが実行されると、方法実施形態のステップが実行される。上記の記憶媒体には、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができるいかなる媒体も含まれる。