JP7015155B2 - 放射線撮影システム及び放射線撮影方法、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

放射線撮影システム及び放射線撮影方法、画像処理装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、放射線を用いて撮影を行う放射線撮影システム及び放射線撮影方法およびプログラムに関するものである。
特許文献1には、被検者の脊椎や下肢の全体といった広い観察領域に対する放射線撮影を、複数の放射線検出器を並べて撮影することで、長尺撮影を行う放射線撮影システムが開示されている。長尺撮影を行う放射線撮影システムでは複数の放射線検出器で複数の放射線画像(部分画像)を生成し、生成した放射線画像を画像処理装置で合成することで広い観察範囲の全体を描出した一枚の放射線画像(長尺画像)を生成する。このような放射線撮影システムに用いられる複数の放射線検出器は、ひとつひとつは可搬型の放射線検出器であり、専用の長尺用架台に複数台を設置して長尺撮影を行い、また架台から1台だけ取り出して一般撮影を行う、といった使い回しが可能である。
放射線検出器を使い回すことにより、長尺撮影時の放射線検出器の配置(並び順や向き)が変わると、各放射線検出器の出力する放射線画像の並び順や向きも変わってしまい、放射線検出器の配置を考慮しないと正しい長尺画像を生成することはできない。
この問題の対処方法として、例えば操作者が、可搬型の放射線検出器の配置が変わらないよう意識する、あるいは配置が変わる場合には変更した配置を操作者が把握し、放射線撮影システム上で回転・並び替えの操作を行う運用により対処した場合、操作者の負担増加になり得る。
操作者の運用によらない対処方法として、例えば、架台と放射線検出器に機械的な配置位置を対応付けるための識別手段を設ける場合、装置の価格上昇につながるほか、架台選択の自由度を失うことになり得る。
操作者に負担をかけず、装置の価格も抑制し、架台選択の自由度も確保できる対処方法として、例えば特許文献2には、隣り合う放射線検出器の端部を重ねて撮影し、画像処理によって得られる画像端部の類似性に基づいて並び順を判断し合成する方法が開示されている。
特開2012-040140号公報 特開2012-045172号公報
しかしながら、特許文献2で開示されている画像端部の類似性を用いる方法では、画像端部の状態によっては類似性判断のための精度が低下する場合が生じ得る。例えば、撮影画像の確認を目的としたプレビュー表示では、高速に画像を表示するため、放射線検出器から画像処理装置に画像を間引き転送することがある。この場合、間引き転送により画像端部の情報が本来の画像よりも失われるため、画像間で重なりが生じる画像端部の類似性を正確に判断することが難しくなり得る。
また、可能な限り放射線検出器の有効画素範囲を大きくするために、重なり幅を狭くする場合も、画像を間引く場合と同様に類似性を判断するための精度低下につながる。更には放射線検出器が重ならないような配置で撮影を行う場合、特許文献2で開示されている方法は原理的に用いることができない。
本発明は、上記の従来技術における課題を鑑み、長尺撮影において、複数の放射線検出器が出力する放射線画像の並び順や向き(放射線検出器の配置)を、画像端部の重なり具合に依らない方法で判定し、判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像を生成可能な放射線撮影技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の一態様による放射線撮影システムは、空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムであって、
前記複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、前記放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する配置判定部を備え、
前記配置判定部は、
被写体の複数の解剖学的部位と、前記複数の解剖学的部位の位置関係とを予め登録する記憶部と、
前記複数の放射線画像ごとに、前記記憶部に登録されている前記複数の解剖学的部位の存在有無を前記放射線画像の特徴に基づいて判定する部位有無判定部と、
前記記憶部に登録されている前記位置関係と、前記放射線画像ごとの前記複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、前記放射線画像の配置を決定する順序関係決定部と、を備え、
前記長尺画像生成部は、前記配置判定部が判定した前記放射線検出器の配置に基づいて前記放射線画像を合成し、前記長尺画像を生成することを特徴とする。
本発明によれば、長尺撮影において、複数の放射線検出器が出力する放射線画像の並び順や向き、すなわち放射線検出器の配置を、画像端部の重なり具合に依らない方法で判定し、判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像を生成可能な放射線撮影技術を提供することができる。
また、本発明によれば、長尺撮影において自由度の高い放射線検出器の配置や高速プレビューが可能な放射線撮影技術を提供することができる。
本発明の放射線撮影システムの概略構成を示す図。 実施形態1の被写体と複数の放射線画像の例を示す図。 実施形態1の画像処理部の概略構成を示す図。 実施形態1の配置判定部の概略構成を示す図。 実施形態1の解剖学的部位とその位置関係の一例を示す図。 実施形態1の配置判定部の動作を示すフローチャート。 放射線画像と長尺画像との関係の一例を示す図。 実施形態1の部位有無判定部の概略構成の一例を示す図。 実施形態1の部位有無判定部の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態2の被写体と複数の放射線画像の例を示す図。 実施形態2の画像処理部の概略構成を示す図。 実施形態2の配置判定部の概略構成を示す図。 実施形態2の配置判定部の動作を示すフローチャート。 実施形態2の放射線画像から生成される長尺画像候補の例を示す図。 実施形態2の配置評価部の概略構成の一例を示す図。 実施形態2の配置評価部の動作の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[実施形態1]
(放射線撮影システム100の概略構成)
図1は、本発明が適用される長尺撮影可能な放射線撮影システム100の概略構成を示す図である。放射線撮影システム100は、空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成することが可能である。放射線撮影システム100は、放射線発生部101、放射線検出部102、データ収集部103、前処理部104、CPU105、メインメモリ106、操作部107、表示部108、画像処理部109を備えている。さらに、これらはCPUバス110を介して互いにデータの送受信が可能となるように接続されている。
放射線検出部102は、例えば2つ以上の複数の放射線検出器を被写体140の長手方向に並べて配置したものであり、1つの放射線検出器には収まりきらない大きな被写体140を対象とする長尺撮影を行うことができる。
尚、図1において、複数の放射線検出器の例として3つの放射線検出器を例示しているが、この例に限定されるものではない。また、図1において、複数の放射線検出器は端部において重なる部分が示されているが、本実施形態では、画像端部の重なり具合に依らない方法で放射線検出器の配置(並び順および向き)を判定するので、重なり部分は無くてもよい。
(放射線撮影時の動作)
放射線撮影システム100において、メインメモリ106は、CPU105での処理に必要な各種データを記憶すると共に、CPU105のワーキング・メモリとして機能する。CPU105は、メインメモリ106を用いて、操作部107からの操作にしたがい、装置全体の動作制御等を行う。これにより放射線撮影システム100は、以下のように動作する。
まず、操作部107を介してユーザから撮影指示が入力されると、この撮影指示はCPU105によりデータ収集部103に伝えられる。CPU105は、撮影指示を受けると、放射線発生部101及び放射線検出部102を制御して放射線撮影を実行させる。
放射線撮影では、放射線発生部101が放射線ビームを照射し、放射線ビームは、被写体140を減衰しながら透過し、放射線検出部102に到達する。
(放射線検出部102)
上述した通り、本実施形態では被写体140は1つの放射線検出器に収まりきらない大きさであることを想定している。これは例えば人体全脊椎領域である。この人体全脊椎領域を撮影するために、放射線検出部102は、例えば図1に示すように、一部分が空間的に重なるように並べて配置された複数の放射線検出器(102a、102b、102c)で構成される。
放射線検出部102は、複数の放射線検出器を空間的に異なる位置に配置することで、一回の放射線照射により複数の放射線画像を取得することが可能である。複数の放射線検出器は、被写体140を透過してきた放射線ビームを受けて、放射線強度に応じた信号を個別に出力する。すなわち放射線検出部102全体で見れば、1度の放射線照射で、複数の放射線強度信号を出力する。この複数の放射線強度信号の数は、放射線検出部102を構成する放射線検出器102a~102cの数である。
また、放射線検出部102は、空間的配置を変更可能な単一の放射線検出器で構成されるものでも良い。すなわち、放射線検出部102は、単一の放射線検出器を空間的に異なる位置に配置しながら複数の放射線照射を行うことで複数の放射線画像を取得することも可能である。この構成で人体全脊椎領域を撮影するためには、放射線検出器の空間的配置を変えながら複数回放射線照射を行う。放射線検出器は、放射線照射ごとにその放射線強度に応じた信号を出力する。この配置の変更時も、放射線検出器の一部は空間的に重なるものとする。すなわち放射線検出部102は、放射照射の回数だけ異なる複数の放射線強度信号を出力する。
以上、いずれの構成であっても放射線検出部102は、複数の信号をデータ収集部103に出力する。データ収集部103は、送られてきた複数の信号をデジタル信号に変換し、複数の画像データとして前処理部104に供給する。前処理部104は、データ収集部103から供給された複数の画像データに対して、オフセット補正やゲイン補正等の前処理を行う。この前処理部104で前処理が行われた複数の画像データは、CPU105を介して、メインメモリ106、画像処理部109に順次転送される。
(画像処理部109)
画像処理部109は、配置判定部111と、長尺画像生成部112とを有する。配置判定部111は、放射線検出器の出力から生成される複数の画像データ(放射線画像)の順序や向きなどの放射線検出器の配置を判別する。配置判定部111は、複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、放射線画像を撮影した放射線検出部102を構成する放射線検出器の配置を判定することが可能である。また、長尺画像生成部112は、配置判定部111が判定した放射線検出器の配置に基づいて複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する。
図2は、実施形態1の被写体(人体200)と複数の放射線画像の例を示す図であり、図3は、実施形態1の画像処理部の概略構成を示す図である。例えば、放射線検出部102が、3つの放射線検出器102a~102cよって構成され、図2に示すような人体200から、放射線検出器の配置P201、P202、P203における撮影を行い、3枚の放射線画像I201、I202、I203を生成したものとする。図2は、放射線検出器の配置と放射線画像の順序が入れ替わっており、放射線画像を上からI201、I202、I203の順番で放射線画像を繋げても、正しい長尺画像が生成できない状態を仮定している。本実施の形態における画像処理部109の配置判定部111は、この状態にある放射線画像I201、I202、I203の特徴に基づいて、放射線画像を撮影した放射線検出器の配置P202、P203、P201を判定する。配置判定部111は判定結果に基づいて、放射線検出器の正しい配置(P201、P202、P203)に並び順を変更する。そして、長尺画像生成部112は、配置判定部111が判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像ILを生成する(図3)。
(配置判定部111)
図4は、実施形態1の配置判定部の概略構成を示す図である。画像処理部109において、配置判定部111は、記憶部401、部位有無判定部402、順序関係決定部403を備えており、本実施形態の特徴的な構成となる(図4)。
記憶部401は、被写体の複数の解剖学的部位と、複数の解剖学的部位の位置関係とを予め登録する。部位有無判定部402は、複数の放射線画像ごとに、記憶部401に登録されている複数の解剖学的部位の存在有無を放射線画像の特徴に基づいて判定する。また、順序関係決定部403は、記憶部401に登録されている位置関係と、放射線画像ごとの複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、放射線画像の配置を決定する。
以下、配置判定部111の具体的な構成について説明する。以下の説明では、放射線検出部102がN台の放射線検出器で構成されているものとし、n番目の放射線検出器が生成する放射線画像をIn(1≦n≦N)と表記する。本実施形態において、記憶部401には被写体140に関する8種類の解剖学的部位とその位置関係が登録されているものとする。
解剖学的部位とは、放射線撮影システム100の被写体である人体中の比較的区別が容易な臓器や組織、人体の一部などを意味している。例えば図5では、人体500に対し、頭部501、頸椎502、肺野503、腰椎504、骨盤505、大腿骨506、膝関節507、足首508の8部位を記憶部401に登録する解剖学的部位としている。1つの放射線検出器の検出領域の中に、少なくとも一つの解剖学的部位が含まれる。図5に示す8つの解剖学的部位の分類は例示的なものである。すなわち、解剖学的部位は、ランドマークとなる代表的な部位が1つの場合に限定されず、1つの解剖学的部位に複数の代表的な部位が含まれるように解剖学的部位を分類してもよい。例えば、図5において、頭部501及び頸椎502を1つの解剖学的部位にまとめてもよい。
位置関係とは、これらの解剖学的部位がどう繋がっているかを示す情報である。記憶部401に登録される複数の解剖学的部位の位置関係は、被写体140を走査したときの複数の解剖学的部位の出現順序である。被写体140の走査方向は、被写体140を上から下に、あるいは被写体140を下から上であってもよい。例えば、図5の解剖学的部位では、被写体を上から下に走査した例であり、人体500の頭部から足首方向に人体を走査したときの各部位の出現順序を位置関係として記憶部401に登録する。すなわち、頭部501、頸椎502、肺野503、腰椎504、骨盤505、大腿骨506、膝関節507、足首508の順序に1~8までの番号(配置順)を割り当て、この番号を位置関係として登録する。
以下、放射線撮影システムが図5の人体500に対し長尺撮影を行い、N枚の放射線画像を取得したときを例に、配置判定部111がN枚の放射線画像からそれぞれの放射線画像を生成した放射線検出部102を構成する放射線検出器の配置を判定する流れを、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)
配置判定部111は、画像処理部109に入力されたN枚の放射線画像を1枚ずつ部位有無判定部402へ入力する。部位有無判定部402は、入力された放射線画像In(1≦n≦N)から、記憶部401に登録されている複数の解剖学的部位ひとつひとつについてその存在有無を判定し、判定結果を出力する。
部位有無判定部402は、複数の放射線画像について、予め教師あり学習によって実現された推論器によって抽出した放射線画像の特徴に基づいて、複数の解剖学的部位の存在有無の存在確率を求め、存在確率に基づいて複数の解剖学的部位の存在有無を判定する。判定結果は、例えばある解剖学的部位が処理対象の放射線画像中に存在する確率が高ければ1、存在する確率が低ければ0に近い値をとる実数値で表す。
部位有無判定部402は、複数の解剖学的部位の存在有無の判定結果を、位置関係に応じた配置順の要素とするベクトルで出力する。ここで、放射線画像Inに位置関係iの解剖学的部位が存在する確率をyniと表記する。すなわち、放射線画像Inに対する全ての解剖学的部位(8部位)に関する判定結果は確率yni(1≦i≦8)を要素とするベクトルyn(={yn1,yn2,・・・,yn8})を用いて表記する。ベクトルynの要素は、位置関係に応じた配置順に基づいて配置される。
配置判定部111は、N枚の放射線画像を1枚ずつ部位有無判定部402に入力し、全ての放射線画像について、ベクトルynを得て、ステップS602へ進む。
(ステップS602)
配置判定部111は、部位有無判定部402が出力したN枚の放射線画像全てに関する判定結果を順序関係決定部403に入力する。順序関係決定部403は、入力された全ての判定結果を記憶部401に登録されている解剖学的部位の位置関係と照合することでN枚の放射線画像間の順序関係を決定する。
順序関係決定部403は、部位有無判定部402から出力されたベクトルの重心を計算し、重心の大小に応じて放射線画像の配置を決定する。ベクトルの重心に基づいた放射線画像の配置(順序関係)を決定するための順序評価値gnは以下の数1式で計算される。
ここで判定結果と記憶部401に登録されている解剖学的部位の位置関係の照合方法は特に限定するものではないが、図5を例とすれば次のような方法で行う。ここでは記憶部401には頭部501、頸椎502、肺野503、腰椎504、骨盤505、大腿骨506、膝関節507、足首508という解剖学的部位と、その位置関係が1~8という番号で登録されている。また、放射線画像Inに関する解剖学的部位の存在有無の判定結果は、ベクトルyn={yn1,yn2,・・・,yn8}という形で生成されており、ベクトルynの各要素は対応する部位が放射線画像In内に存在すれば大きな値をとる。以上の仮定の下で、次式により放射線画像Inの順序評価値gnを定義する。
Figure 0007015155000001
順序評価値の値は、ベクトルynの8要素についての重心を計算したものである。例えば頭部501や頸椎502が撮影された放射線画像Inでは、yn1,yn2の値が大きくなると期待され、そのときの順序評価値gnは小さな値になる。逆に膝関節507や足首508が撮影されている場合、順序評価値gnは大きな値をとる。従ってこの順序評価値gnの大小を用いて放射線画像Inをソートすることで放射線画像間の配置(順序関係)を決定することができる。
(長尺画像生成部112)
長尺画像生成部112は、配置判定部111が出力する放射線画像の配置の判定結果、すなわち、放射線検出器の配置の判定結果に基づいて放射線画像In(1≦n≦N)を並び替えて合成し、長尺画像ILを生成する。
長尺画像生成部112は、機能構成として、放射線画像配置部、位置合わせ部および画像合成部を備える。
放射線画像配置部は、配置判定部111の判定結果に基づいて放射線画像を配置する。すなわち、放射線画像配置部は、配置判定部111の判定結果に基づいて、正しい配置になるように放射線画像の並び順や向きを変更する。
位置合わせ部は、放射線画像配置部により配置された複数の放射線画像の間の位置合わせを行う。そして、画像合成部は、位置合わせ部による複数の放射線画像の間の位置合わせ結果に基づいて複数の放射線画像を合成する。
放射線検出部102の構成として、複数の放射線検出器を重ねずに使用する場合、長尺画像ILの概要を表示できればよいので、放射線画像間のつなぎ目を目立たないように合わせる必要はない。この場合、長尺画像生成部112は、配置判定部111が出力する放射線画像の配置の判定結果、すなわち、放射線検出器の配置の判定結果に基づいて放射線画像In(1≦n≦N)を並び替えて合成し、長尺画像ILを生成すればよい。
一方、複数の放射線検出器を重ねて撮影する場合の放射線画像の合成においては放射線画像間でつなぎ目が目立たないように画素単位の位置合わせを行うことが望ましい。ここでは具体的な方法は特に限定しないが、簡単な例として、放射線画像の間の相対位置を微調整しながら相対位置ごとに形成される重複領域の類似度を求め、その類似度が最小となる相対位置で画像を合成して長尺画像とする方法を説明する。
この方法では、図7に示すように、画像データペアの一方(放射線画像I1)の左上端を原点Oとする座標系を考える。この座標系においてもう一方(放射線画像I2)の原点位置が(sx、sy)にある場合の、画像データペアが作る重複領域から計算される類似度Sを次式で定義する。
以下の数2式において、長尺画像生成部112は、重複領域における放射線画像の画素値の差分と、重複領域の面積とに基づいて類似度Sを算出する。
Figure 0007015155000002
上式において、ohは重複領域の高さ、owは重複領域の幅である。類似度Sは、放射線画像の重複領域における画素値の差が小さいほど小さくなる。従って、所定の範囲で位置(sx,sy)を変えながら類似度Sを計算し、類似度Sが最小となる位置(sx,sy)を、放射線画像を合成すべき原点位置と考えれば良い。放射線画像I1に放射線画像I2を合成する場合、長尺画像生成部112は、放射線画像I2を原点位置(sx、sy)に基づいて放射線画像I1に位置合わせして、放射線画像I1、I2を合成すればよい。
続いて画像データペアの合成方法について説明する。合成する放射線画像I1、I2の画像サイズをそれぞれ、高さH1、H2、幅W1、W2とする。このとき、放射線画像I1とI2とを、重なり部分の相対位置関係を示す原点位置(sx,sy)で合成して得られる長尺画像ILのサイズ(高さHL、幅WL)は、次式で表すことができる。
以下の数3式において、各放射線画像の画像サイズと、重なり部分の原点位置とに基づいて、放射線画像I1、I2を合成した長尺画像のサイズ(高さHL、幅WL)が算出される。
Figure 0007015155000003
長尺画像ILは、図7に示す通り、このサイズの領域(高さHL、幅WL)に、相対位置関係を示す原点位置(sx,sy)を保ちつつ放射線画像I1、I2を貼り付けた画像である。放射線画像I1,I2のいずれも存在しない領域IBに対して、長尺画像生成部112は、例えば画素値ゼロを設定する。また、長尺画像生成部112は、重複領域IDの画素値として、例えば放射線画像I1、I2の対応する画素値の平均値を設定する。
(部位有無判定部の具体例(CNN))
長尺撮影において1枚の放射線画像上に撮影される被写体の部位はバリエーションに富んでおり、同じ部位でも被写体140の長手方向にずれが生じたり、放射線発生部101の開口絞りにより照射野が異なる場合も生じ得る。また、被写体140の疾病によっては、背骨や腰が大きく湾曲しているなど、いつも所定の部位に所定の部位が存在するとは限らない。
このように、撮影条件や被写体の条件に左右されず、どのような条件の下でも放射線画像に含まれる部位を抽出することができるように、本実施形態では、機械学習によって入力画像(例えば、放射線画像)から抽出する特徴を出力するための特徴抽出ルールを決めた推論器により、部位有無判定部402は、複数の解剖学的部位の存在有無の存在確率を求め、存在確率に基づいて複数の解剖学的部位の存在有無を判定する。
配置判定部111の動作フローにおいて、ステップS601の部位有無判定部402の具体的な方法は特に限定されるものではないが、好適には畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network、以下「CNN」)を用いて実現される推論器を用いることが可能である。尚、機械学習の方式としては、CNNに限定されるものではなく、例えばニューラルネットワーク(NN)やアダブースト(AdaBoost)等、種々の方式を適用することが可能である。
CNNは畳み込み層、プーリング層、全結合層より構成されるニューラルネットワークの一種であり、ここではその概要について説明する。
畳み込み層では、入力画像(放射線画像)をフィルタリングして、入力画像(放射線画像)の特徴を抽出し、フィルタリングの結果として抽出した特徴を出力する処理を行う。具体的には、畳み込み層の処理は以下の数4式のような処理であり、CNNの畳み込み層は、N枚の入力画像In(0≦n<N)に対し、次のような計算を行い、M枚の画像Om(0≦m<M)を出力する。
Figure 0007015155000004
ここでKnmは、m枚目の画像Omを計算するためにn枚目の入力画像Inに適用するフィルタを表す。またbmはm枚目の出力特徴マップOmの計算に必要なバイアス値を表す。さらにf()は活性化関数を表す。
畳み込み層の出力がプーリング層の入力となる。すなわち、畳み込み層の処理により入力画像から特徴が抽出された画像(特徴画像)がプーリング層の入力となる。プーリング層では、畳み込み層の処理により特徴が抽出された画像(特徴画像)に対してダウンサンプリング(縮小処理)を行い、画像を小さくしながら特徴画像(縮小画像)において、より顕著な特徴を残す処理を行う。
具体的には、CNNのプーリング層は、N枚の入力画像In(0≦n<N)に対し、画像ごとにダウンサンプリング処理を行い、入力と同数のN枚の画像On(0≦n<N)を出力する。ダウンサンプリングの方法は複数あるが、例えば入力画像IをW×W画素からなる小領域Rに分割し、小領域Rごとの最大画素値を出力画像Oの対応位置における画素値とする最大値プーリングといったものを用いる。最大値プーリングは、ある範囲において、一番大きな特徴量を示すものを顕著な特徴として残せば、他の特徴量は顕著な特徴となり得ないとする処理であり、この場合、出力画像Oは入力画像Iから1/Wのサイズにダウンサンプリング(縮小処理)された縮小画像となる。
畳み込み層による特徴抽出を行い、プーリング層において、より顕著な特徴を残す処理を繰り返すことにより、最後に残った特徴が入力画像の全体を表す特徴として求めることができる。プーリング層の出力が全結合層の入力となり、全結合層では、プーリング層の出力結果に対して所定の重みづけをする処理を行う。具体的には、全結合層の処理は以下の数5式のような処理であり、入力ベクトルxが与えられ、重み行列Wにより入力ベクトルxに対する重みづけを行い、ベクトルyを出力する。ここで出力されるベクトルyは、ステップS601で説明した、解剖学的部位が存在する確率yni(1≦i≦8)を要素とするベクトルynに対応する。
Figure 0007015155000005
ここでWは、入力ベクトルxを要素数Nの列ベクトル、出力ベクトルyを要素数Mの列ベクトルとしたとき、M行N列の重み行列である。またbは要素数Mの列ベクトルであり、バイアスを意味する。さらにf()は活性化関数である。
(動作フロー)
図8および図9により、実施形態1の部位有無判定部402の概略構成および部位有無判定部402の動作の一例を説明する。CNNの処理は以上の畳み込み層、プーリング層、全結合層を解決する問題に応じて適当に組み合わせることで実現される。例えば図8は、部位有無判定部402を、第1の畳み込み層801、第1のプーリング層802、第2の畳み込み層803、第2のプーリング層804、全結合層805で構成したものである。この構成において、部位有無判定部402が入力された部位画像Iから複数の解剖学的部位の存在有無を判定する流れを図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)
部位有無判定部402は、第1の畳み込み層801に、放射線画像Iを入力する。第1の畳み込み層801では入力である放射線画像Iに対して数4式の計算を行い、放射線画像Iのフィルタリングにより放射線画像Iの特徴を抽出し、フィルタリングの結果として抽出した特徴として、第1の特徴マップM1(N1枚の画像)を出力する。
(ステップS902)
第1の畳み込み層801の処理により放射線画像Iから特徴が抽出された画像(第1の特徴マップM1(N1枚の画像))が第1のプーリング層802の入力となる。部位有無判定部402は、第1のプーリング層802に、特徴マップM1(N1枚の画像)を入力する。第1のプーリング層802では、第1の特徴マップM1のN1枚の画像それぞれに最大値プーリング処理を行い、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)を出力する。すなわち、第1のプーリング層802では、第1の特徴マップM1(N1枚の画像)に対してダウンサンプリング(縮小処理)を行い、画像を小さくしながら第1の特徴マップM1のN1枚の画像(縮小画像)において、より顕著な特徴を残す処理を行う。
(ステップS903)
部位有無判定部402は、第2の畳み込み層803に、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)を入力する。第2の畳み込み層803では、入力である第2の特徴マップM2(N1枚の画像)に対して数式4の計算を行い、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)のフィルタリングにより第2の特徴マップM2の特徴を抽出し、フィルタリングにより抽出した特徴として、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)を出力する。
(ステップS904)
第2の畳み込み層803の処理により出力された第3の特徴マップM3(N2枚の画像)が第2のプーリング層804の入力となる。部位有無判定部402は、第2のプーリング層804に、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)を入力する。第2のプーリング層804では、第3の特徴マップM3のN2枚の画像それぞれに最大値プーリング処理を行い、第4の特徴マップM4(N2枚の画像)を出力する。すなわち、第2のプーリング層804では、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)に対してダウンサンプリング(縮小処理)を行い、画像を小さくしながら第3の特徴マップM3のN2枚の画像(縮小画像)において、より顕著な特徴を残す処理を行う。
(ステップS905)
部位有無判定部402は、全結合層805に、第4の特徴マップM4を入力する。全結合層805では、入力である第4の特徴マップM4を構成するN2枚の画像の全ての画素を1次元の列ベクトルxに変換して数5式の計算を行い、列ベクトルyを出力し、処理を終了する。以上によって求めた列ベクトルyがCNNの推論器により構成された部位有無判定部402の出力であり、部位有無判定部402に入力された放射線画像Iに存在する解剖学的部位の存在有無の判定結果を表す。すなわち列ベクトルyの要素数は記憶部401に登録された解剖学的部位の数である。
(機械学習)
CNNにおいて畳み込み層およびプーリング層のフィルタおよび全結合層の行列の要素(重み)や、畳み込み結果や行列演算の後に加えられるバイアスの値は、多数の学習データを用いた教師あり学習によって調整される。教師あり学習とは、サンプル画像と、各サンプル画像に対する正しい判定結果(答えデータ)との組み合わせを多数準備し、サンプル画像をCNNの推論器に入力して得られる出力が答えデータと一致するように重みやバイアスを調整する処理である。この調整には、例えば、誤差逆伝搬法を用いることが可能である。
長尺撮影によって収集した複数の放射線画像において、答えデータとして放射線画像中に解剖学的構造が存在すれば1、解剖学的構造が放射線画像中に存在しなければ0という値を解剖学的構造の数だけ設定したベクトルを準備して予め教師あり学習を行うことにより、CNNの推論器を実現することができる。
CNNの推論器で部位有無判定部402の構成を実現する場合、部位有無判定部402は、複数の放射線画像について、予め教師あり学習によって実現された推論器によって抽出した放射線画像の特徴に基づいて、複数の解剖学的部位の存在有無の存在確率(0~1の実数値)を求め、存在確率に基づいて複数の解剖学的部位の存在有無を判定するように構成される。
(ハイパーパラメータ)
上述した説明では、層の数とその組み合わせ方について具体的に例を挙げて説明したが、CNNの層の数や大きさ、接続順序等はハイパーパラメータと呼ばれ、教師あり学習の結果やできあがる推論器の性能に影響する。これらハイパーパラメータは、好ましくは学習データの規模や問題の難易度によって最適な値に調整可能である。
(間引き画像について)
なお、以上で説明した放射線撮影システム100において、データ収集部103は、放射線検出部102の放射線検出器からの画像データの収集を複数に分けて行っても良い。例えば、1度目は画像データの1/4に相当する量を間引いて収集し、2度目に残りの3/4を収集する。そして1度目の1/4に相当するデータから間引き画像データを生成し、これを用いて放射線検出器の配置判定を行う。これにより残り3/4に相当するデータの収集が完了してからの長尺画像生成の開始を早めることが可能になる。
(実施形態1のまとめ)
本実施形態によれば、空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムにおいて、配置判定部111は、複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する。そして、長尺画像生成部112は、配置判定部111が判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像を生成する。
配置判定部111は、被写体の複数の解剖学的部位と、複数の解剖学的部位の位置関係とを予め登録する記憶部401と、部位有無判定部402と、順序関係決定部403とを備える。配置判定部111の部位有無判定部402は、複数の放射線画像ごとに、記憶部401に登録されている複数の解剖学的部位の存在有無を放射線画像の特徴に基づいて判定する。また、配置判定部111の順序関係決定部403は、記憶部401に登録されている位置関係と、放射線画像ごとの複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、放射線画像の配置を決定することができる。
係る構成の放射線撮影システムによれば、長尺撮影において、複数の放射線検出器が出力する放射線画像の並び順や向き、すなわち放射線検出器の配置を、画像端部の重なり具合に依らない方法で判定し、判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像を生成することが可能になる。
また、長尺撮影において自由度の高い放射線検出器の配置や高速プレビューが可能な放射線撮影技術を提供することが可能になる。また、本実施形態において放射線撮影システムの構成として説明した各構成部は、画像処理装置の構成、または画像処理方法として実現することが可能である。
[実施形態2]
次に実施形態2に係る放射線撮影システムの構成を説明する。以下の説明では、本実施形態の特徴である配置判定部111について、実施形態1で説明した放射線撮影システム100の構成と異なる部分について説明する。
図10は、実施形態2の被写体(人体1000)と複数の放射線画像の例を示す図である。例えば、放射線検出部102が、2台の放射線検出器よって構成され、図10に示すような人体1000に対して、放射線検出器の配置P1001、P1002における撮影を行い、2枚の放射線画像I1001、I1002を生成したものとする。
図10は、放射線検出器の配置P1001、P1002と放射線画像I1001(正常な向きに対して180度回転している)、I1002の向きと配置順序が入れ替わっており、放射線画像を上からI1001、I1002の順番で画像を繋げても、正しい長尺画像が生成できない状態を仮定している。
本実施の形態における画像処理部109は、この状態にある放射線画像I201、I202から配置判定部111により放射線検出器の配置(P1002(180度回転)、P1001)を判定する。すなわち、配置判定部111は、放射線検出器の配置として、各放射線検出器の並び順と向きを判定する。そして、判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像ILを生成する(図11)。
(配置判定部111)
図11は、実施形態2の画像処理部の概略構成を示す図であり、図12は、実施形態2の配置判定部111の概略構成を示す図である。実施形態2の画像処理部109において、配置判定部111は、仮配置部1201、配置評価部1202、配置決定部1203を備えており、本実施形態の特徴的な構成となる(図12)。
以下の説明では、放射線検出部102がN台の放射線検出器で構成されているものとし、n番目の放射線検出器が生成する放射線画像をIn(1≦n≦N)と表記する。そして、配置判定部111がN枚の放射線画像からそれぞれの放射線画像を生成した放射線検出部102を構成する放射線検出器の配置を判定する流れを、図13のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1301)
配置判定部111は、画像処理部109に入力されたN枚の放射線画像を仮配置部1201に入力する。仮配置部1201は、複数の放射線画像の夫々に対して複数の配置を適用して得られる複数の長尺画像候補を生成する。具体的には、仮配置部1201は、放射線検出部102を構成する複数の放射線検出器がとり得る配置(単一の放射線検出器であればとり得る配置順序であり、各放射線検出器について、上側および下側、回転なし(0度)および回転あり(180回転)の4通りの配置)に基づいて入力されたN枚の放射線画像を配置した、長尺画像候補を全パターン生成する。すなわち、仮配置部1201は、放射線検出器が取り得る配置の組み合せに基づいて複数の放射線画像に対して回転、及び並び替えを行うことにより、複数の長尺画像候補を生成する。
ここでは説明を簡単にするために、放射線検出部102を構成する放射線検出器が2つの場合であり、放射線検出器のとり得る向きを2方向(基本となる向き(0度)と、そこから180度回転した逆向き)と仮定する。
図14は、実施形態2の放射線画像から生成される長尺画像候補の一例を示す図であり、放射線検出部102を構成する2つの放射線検出器から生成される2枚の放射線画像を、図11の画像I1001、I1002とするとき、仮配置部1201が生成する長尺画像候補は、図14の画像I1401~I1408の8パターンとなる。
(ステップS1302)
配置判定部111は、仮配置部1201が出力した長尺画像候補の全パターンを1つの長尺画像候補ずつ配置評価部1202へ入力する。配置評価部1202は、複数の長尺画像候補の特徴に基づいて、長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する。配置評価部1202は、入力された長尺画像候補ILn(1≦m≦M(M:長尺画像候補のパターン数))から、長尺画像の配置として正しい配置(並び順および向き)かを評価し、評価結果を出力する。
ここで評価結果は、例えば評価対象の長尺画像候補における放射線画像配置が、被写体を適切に繋げ、かつ所定の向きを向いていると判断すれば1に近い値を、そうでなければ0に近い値をとる実数値で表すものとする。さらに、長尺画像候補ILmに対する評価結果をymと表記する。配置判定部111は、M枚の長尺画像候補を1枚ずつ配置評価部1202に入力して全ての評価結果ymを得たところでステップS1303へ進む。
(ステップS1303)
配置判定部111は、配置評価部1202が出力した評価結果ym(1≦m≦M)を配置決定部1203に入力する。配置決定部1203は、配置の評価結果に基づいて複数の放射線画像の配置を決定する。すなわち、配置決定部1203は、入力された評価結果ymに基づいてM枚の長尺画像候補ILm(1≦m≦M)から最も長尺画像として正しいものを決定し、その放射線画像配置を求める放射線検出器の配置の判定結果として出力し、処理を終了する。
(長尺画像生成部112)
長尺画像生成部112は、配置判定部111が出力する放射線検出器の配置の判定結果に基づいて、必要に応じた放射線画像In(1≦n≦N)の回転、並び替えを行ったのち合成し、長尺画像ILを生成する。合成方法としては、例えば実施形態1にて説明した方法を用いればよい。
(配置評価部の具体例(CNN))
本実施形態では、機械学習によって入力画像(例えば、長尺画像候補)から抽出する特徴(評価値)を出力するための特徴抽出ルール(評価ルール)を決めた推論器により、配置評価部1202は、複数の長尺画像候補の特徴に基づいて、長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する。
配置判定部111の動作フローにおいて、ステップS1302の配置評価部1202の具体的な方法は特に限定されるものではないが、例えば、実施形態1と同様に畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network、以下「CNN」)を用いて実現される推論器を用いることが可能である。CNNにおける畳み込み層、プーリング層および全結合層の処理は実施形態1と同様である。
(動作フロー)
図15および図16により、実施形態2の配置評価部1202の概略構成および配置評価部1202の動作の一例を説明する。
CNNの処理は実施形態1で説明した通り、畳み込み層、プーリング層、全結合層を解決する問題に応じて適当に組み合わせることで実現される。例えば図15は、配置評価部1202を、第1の畳み込み層1501、第1のプーリング層1502、第2の畳み込み層1503、第2のプーリング層1504、全結合層1505で構成したものである。この構成において、配置評価部1202が入力された長尺画像候補ILから配置評価値を生成する流れを図16のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1601)
配置評価部1202は、第1の畳み込み層1501に、長尺画像候補ILを入力する。第1の畳み込み層1501では入力である長尺画像候補ILに対して数4式の計算を行い、長尺画像候補ILのフィルタリングにより長尺画像候補ILの特徴を抽出し、フィルタリングの結果として抽出した特徴として、第1の特徴マップM1(N1枚の画像)を出力する。
(ステップS1602)
第1の畳み込み層1501の処理により長尺画像候補ILから特徴が抽出された画像(第1の特徴マップM1(N1枚の画像))が第1のプーリング層1502の入力となる。配置評価部1202は、第1のプーリング層1502に、特徴マップM1(N1枚の画像)を入力する。第1のプーリング層1502では、第1の特徴マップM1のN1枚の画像それぞれに最大値プーリング処理を行い、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)を出力する。すなわち、第1のプーリング層1502では、第1の特徴マップM1(N1枚の画像)に対してダウンサンプリング(縮小処理)を行い、画像を小さくしながら第1の特徴マップM1のN1枚の画像(縮小画像)において、より顕著な特徴を残す処理を行う。
(ステップS1603)
配置評価部1202は、第2の畳み込み層1503に、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)を入力する。第2の畳み込み層1503では、入力である第2の特徴マップM2(N1枚の画像)に対して数4式の計算を行い、第2の特徴マップM2(N1枚の画像)のフィルタリングにより第2の特徴マップM2の特徴を抽出し、フィルタリングにより抽出した特徴として、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)を出力する。
(ステップS1604)
第2の畳み込み層1503の処理により出力された第3の特徴マップM3(N2枚の画像)が第2のプーリング層1504の入力となる。配置評価部1202は、第2のプーリング層1504に、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)を入力する。第2のプーリング層1504では、第3の特徴マップM3のN2枚の画像それぞれに最大値プーリング処理を行い、第4の特徴マップM4(N2枚の画像)を出力する。すなわち、第2のプーリング層1504では、第3の特徴マップM3(N2枚の画像)に対してダウンサンプリング(縮小処理)を行い、画像を小さくしながら第3の特徴マップM3のN2枚の画像(縮小画像)において、より顕著な特徴を残す処理を行う。
(ステップS1605)
配置評価部1202は、全結合層1505に、第4の特徴マップM4を入力する。全結合層1505では入力である第4の特徴マップM4を構成するN2枚の画像の全ての画素を1次元の列ベクトルxに変換して数5式の計算を行い、評価値yを出力し、処理を終了する。以上によって求めた評価値yがCNNの推論器により構成された配置評価部1202の出力であり、配置評価部1202に入力された長尺画像候補ILの評価結果を表す。すなわちyの値が1に近ければ長尺画像候補ILにおける放射線画像の向き・並び順は正しいという評価結果を表し、全ての長尺画像候補ILについて評価結果を生成して比較することで、正しいと推測される配置を求めることができる。
(機械学習)
本実施形態では、配置評価部1202は、教師あり学習により実現される。教師あり学習で用いるサンプル画像は、長尺撮影によって収集された放射線画像をその長尺撮影において放射線検出器の取り得る配置の組み合せで回転・並び替えを行った長尺画像候補である。すなわち、一回の撮影によって取得された複数の放射線画像から、取り得る配置の組み合せ分の長尺画像候補を生成し、サンプル画像とする。さらに、サンプル画像に対応する答えデータは、正しい配置のみを1とし、それ以外の配置を0とした値である。多数の撮影によって得られたこれらの学習データを用いて教師あり学習を行うことにより、CNNの推論器を実現することができる。複数の放射線画像の画像端部における重なり具合に依らず、配置評価部1202は長尺画像候補を構成する様々な放射線画像の組み合わせに対して、放射線画像の配置の評価を行うことが可能になる。
(実施形態2のまとめ)
本実施形態によれば、空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムにおいて、配置判定部111は、仮配置部1201と、配置評価部1202と、配置決定部1203とを備える。
配置判定部111の仮配置部1201は、複数の放射線画像の夫々に対して複数の配置を適用して得られる複数の長尺画像候補を生成する。すなわち、仮配置部1201は、放射線検出器が取り得る配置の組み合せに基づいて放射線画像に対して回転、及び並び替えを行うことにより、複数の長尺画像候補ILを生成する。
配置評価部1202は、複数の長尺画像候補の特徴に基づいて、長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する。すなわち、配置評価部1202は、複数の長尺画像候補について、予め教師あり学習によって実現された推論器によって抽出した長尺画像候補の特徴に基づいて、長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する。そして、配置決定部1203は、配置の評価結果に基づいて複数の放射線画像の配置を決定する。
係る構成の放射線撮影システムによれば、長尺撮影において、複数の放射線検出器が出力する放射線画像の並び順や向き、すなわち放射線検出器の配置を、画像端部の重なり具合に依らない方法で判定し、判定した放射線検出器の配置に基づいて放射線画像を合成し、長尺画像を生成することが可能になる。
また、長尺撮影において自由度の高い放射線検出器の配置や高速プレビューが可能な放射線撮影技術を提供することが可能になる。
(種々の変形及び変更)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図6および図13に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:放射線撮影システム、101:放射線発生部、102:放射線検出部
102a:放射線検出器、102b:放射線検出器、102c:放射線検出器
103:データ収集部、104:前処理部、105:CPU、
106:メインメモリ、107:操作部、108:表示部、
109:画像処理部、110:CPUバス、111:配置判定部
112 長尺画像生成部、140:被写体

Claims (15)

  1. 空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムであって、
    前記複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、前記放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する配置判定部を備え、
    前記配置判定部は、
    被写体の複数の解剖学的部位と、前記複数の解剖学的部位の位置関係とを予め登録する記憶部と、
    前記複数の放射線画像ごとに、前記記憶部に登録されている前記複数の解剖学的部位の存在有無を前記放射線画像の特徴に基づいて判定する部位有無判定部と、
    前記記憶部に登録されている前記位置関係と、前記放射線画像ごとの前記複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、前記放射線画像の配置を決定する順序関係決定部と、を備え、
    前記長尺画像生成部は、前記配置判定部が判定した前記放射線検出器の配置に基づいて前記放射線画像を合成し、前記長尺画像を生成する
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記記憶部に登録される前記複数の解剖学的部位の前記位置関係は、
    被写体を走査したときの前記複数の解剖学的部位の出現順序であることを特徴とする請求項に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記部位有無判定部は、
    前記複数の放射線画像について、予め教師あり学習によって実現された推論器によって抽出した放射線画像の特徴に基づいて、前記複数の解剖学的部位の存在有無の存在確率を求め、前記存在確率に基づいて前記複数の解剖学的部位の存在有無を判定することを特徴とする請求項またはに記載の放射線撮影システム。
  4. 前記部位有無判定部は、
    前記複数の解剖学的部位の存在有無の判定結果を、前記位置関係に応じた配置順の要素とするベクトルで出力し、
    前記順序関係決定部は、前記ベクトルの重心を計算し、前記重心の大小に応じて前記放射線画像の配置を決定することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記配置判定部は、
    前記複数の放射線画像の夫々に対して複数の配置を適用して得られる複数の長尺画像候補を生成する仮配置部と、
    前記複数の長尺画像候補の特徴に基づいて、前記長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する配置評価部と、
    前記配置の評価結果に基づいて前記複数の放射線画像の配置を決定する配置決定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記仮配置部は、
    前記放射線検出器が取り得る配置の組み合せに基づいて前記放射線画像に対して回転、及び並び替えを行うことにより、前記複数の長尺画像候補を生成することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記配置評価部は、
    前記複数の長尺画像候補について、予め教師あり学習によって実現された推論器によって抽出した長尺画像候補の特徴に基づいて、前記長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価することを特徴とする請求項またはに記載の放射線撮影システム。
  8. 前記長尺画像生成部は、
    前記配置判定部の判定結果に基づいて放射線画像を配置する放射線画像配置部と、
    前記複数の放射線画像の間の位置合わせを行う位置合わせ部と、
    前記位置合わせ結果に基づいて前記複数の放射線画像を合成する画像合成部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記配置判定部は、前記複数の放射線画像に縮小処理を行った縮小画像の特徴に基づいて、前記判定の結果を求めることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  10. 放射線検出部は、複数の放射線検出器を空間的に異なる位置に配置することで、一回の放射線照射により複数の放射線画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  11. 放射線検出部は、単一の放射線検出器を空間的に異なる位置に配置しながら複数の放射線照射を行うことで複数の放射線画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  12. 空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムであって、
    前記複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、前記放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する配置判定部を備え、
    前記配置判定部は、
    前記複数の放射線画像の夫々に対して複数の配置を適用して得られる複数の長尺画像候補を生成する仮配置部と、
    前記複数の長尺画像候補の特徴に基づいて、前記長尺画像候補を構成する複数の放射線画像の配置を評価する配置評価部と、
    前記配置の評価結果に基づいて前記複数の放射線画像の配置を決定する配置決定部と、を備え、
    前記仮配置部は、
    前記放射線検出器が取り得る配置の組み合せに基づいて前記放射線画像に対して回転、及び並び替えを行うことにより、前記複数の長尺画像候補を生成し、
    前記長尺画像生成部は、前記配置判定部が判定した前記放射線検出器の配置に基づいて前記放射線画像を合成し、前記長尺画像を生成する
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  13. 空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する放射線撮影システムの放射線撮影方法であって、
    前記複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、前記放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する配置判定ステップと、
    前記配置判定ステップで判定された前記放射線検出器の配置に基づいて前記放射線画像を合成し、前記長尺画像を生成する長尺画像生成ステップと、
    を有し、
    前記配置判定ステップは、
    被写体の複数の解剖学的部位と、前記複数の解剖学的部位の位置関係とを記憶部に予め登録する記憶ステップと、
    前記複数の放射線画像ごとに、前記記憶部に登録されている前記複数の解剖学的部位の存在有無を前記放射線画像の特徴に基づいて判定する部位有無判定ステップと、
    前記記憶部に登録されている前記位置関係と、前記放射線画像ごとの前記複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、前記放射線画像の配置を決定する順序関係決定ステップと、を有することを特徴とする放射線撮影方法。
  14. 空間的に異なる位置に配置された放射線検出器に放射線を照射して得られる複数の放射線画像を合成し、長尺画像を生成する長尺画像生成部を有する画像処理装置であって、
    前記複数の放射線画像それぞれの特徴に基づいて、前記放射線画像を撮影した放射線検出器の配置を判定する配置判定部を備え、
    前記配置判定部は、
    被写体の複数の解剖学的部位と、前記複数の解剖学的部位の位置関係とを予め登録する記憶部と、
    前記複数の放射線画像ごとに、前記記憶部に登録されている前記複数の解剖学的部位の存在有無を前記放射線画像の特徴に基づいて判定する部位有無判定部と、
    前記記憶部に登録されている前記位置関係と、前記放射線画像ごとの前記複数の解剖学的部位の存在有無とを照合することで、前記放射線画像の配置を決定する順序関係決定部と、を備え、
    前記長尺画像生成部は、前記配置判定部が判定した前記放射線検出器の配置に基づいて前記放射線画像を合成し、前記長尺画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項13に記載の放射線撮影方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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