JP7014106B2 - 車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される車両制御システムに関する。特に、本発明は、車両の車輪の転舵を制御する転舵制御を行う車両制御システムに関する。
特許文献1は、目標軌跡に追従するように車両を制御する車両走行制御方法を開示している。当該方法は、車両の車体方位を検知し、目標軌跡に対する実走行軌跡の横ずれ量を測定し、検知した車体方位と横ずれ量とを関連付けて記憶する。次回走行時、記憶した車体方位と横ずれ量とに基づいて、目標軌跡の補正が行われる。
特許文献2は、車両と物体との衝突を回避するための車両制御を行う車両制御装置を開示している。車両制御装置は、車両の周囲の物体を検出し、検出物体と車両が衝突する可能性があるか否かを判定する。制動制御のみによって衝突を回避することができない場合、車両制御装置は、更に、衝突を回避するための操舵制御を行う。
特開2018-039369号公報 特開2017-027292号公報
車両が目標軌跡(目標パス)に追従するように車両走行を制御する「パス追従制御(path-following control)」が知られている。このパス追従制御は、車両を目標軌跡に追従させるために車輪を転舵する転舵制御(第1転舵制御)を含む。この第1転舵制御と同時に、パス追従制御とは独立した別の転舵制御(第2転舵制御)が行われる場合を考える。この場合、パス追従制御による第1転舵制御とパス追従制御から独立した第2転舵制御とが、互いに干渉する可能性がある。特に、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱める(阻害する、相殺する)ように作用する場合、第2転舵制御の効果が低減する、すなわち、第2転舵制御に関して所望の性能が得られなくなる。
本発明の1つの目的は、車両を目標軌跡に追従させる第1転舵制御と同時に別の第2転舵制御が行われる場合に、第2転舵制御を適切に実施することができる技術を提供することにある。
第1の観点は、車両に搭載される車両制御システムを提供する。
前記車両制御システムは、
前記車両の車輪を転舵する転舵装置と、
前記転舵装置を制御する転舵制御を行う制御装置と
を備える。
前記転舵制御は、
目標軌跡を生成し、前記車両を前記目標軌跡に追従させる第1転舵制御と、
前記目標軌跡に依存することなく前記第1転舵制御から独立して行われる第2転舵制御と
を含む。
前記第1転舵制御と前記第2転舵制御が同時に行われる場合、前記制御装置は、前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の転舵を弱めるか否かを判定する。
前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を弱めると判定した場合、前記制御装置は、前記車両の現在の位置と現在のヨー角の少なくとも一方を起点として前記目標軌跡をリプランする。
第2の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴を更に有する。
前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を強めると判定した場合、前記制御装置は、前記目標軌跡をリプランせずに維持する。
第3の観点は、第1又は第2の観点に加えて、次の特徴を更に有する。
前記制御装置は、
前記第1転舵制御の第1目標転舵方向と前記第2転舵制御の第2目標転舵方向を比較し、
前記第1目標転舵方向が前記第2目標転舵方向と逆である場合、前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を弱めると判定する。
第4の観点は、第1乃至第3の観点のいずれか1つに加えて、次の特徴を更に有する。
前記第2転舵制御の優先度は前記第1転舵制御よりも高い。
車両制御システムは、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に行われる場合、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定した場合、車両制御システムは、車両の現在の位置と現在のヨー角の少なくとも一方を起点として目標軌跡をリプランする。このリプラン処理によって、車両を目標軌跡に追従させる第1転舵制御による転舵量が抑制される。その結果、第2転舵制御に対する第1転舵制御の影響が抑制され、第2転舵制御が適切に行われることになる。すなわち、第2転舵制御に関して所望の性能が得られることになる。
また、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱める場合であっても、第1転舵制御が終了させられるわけではない。車両制御システムは、第1転舵制御を終了する代わりに、目標軌跡をリプランし、第1転舵制御を継続する。従って、第2転舵制御の終了後においても、第1転舵制御が引き続き行われ、第1転舵制御によるパス追従効果が引き続き得られる。
本発明の実施の形態に係る車両制御システムによるパス追従制御を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムによるパス追従制御における転舵制御を説明するための概念図である。 第1転舵制御と第2転舵制御との間の干渉の一例として、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに弱め合う場合を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムによる目標軌跡のリプランを説明するための概念図である。 図4で示された例の場合の第1転舵制御と第2転舵制御を説明するためのタイミングチャートである。 第1転舵制御と第2転舵制御との間の干渉の他の例として、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う場合を示す概念図である。 図6で示された例の場合の第1転舵制御と第2転舵制御を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムの構成例を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムにおける情報取得装置及び運転環境情報の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムの制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムの制御装置による転舵制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両制御システムの制御装置による転舵制御を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.概要
図1は、本発明の実施の形態に係る車両制御システム10によるパス追従制御を説明するための概念図である。車両制御システム10は、車両1に搭載されており、車両1の走行を制御する車両走行制御を行う。車両制御システム10は、車両1の自動運転を制御する自動運転システムであってもよい。
パス追従制御は、車両走行制御の一種である。パス追従制御において、車両制御システム10は、車両1の目標軌跡(目標パス)TPを生成し、車両1が目標軌跡TPに追従するように車両1の走行を制御する。
ここで、座標系(X,Y)について定義する。図1に示される例では、原点Oは、車両1の中心である。X方向は車両1の前方方向であり、Y方向はX方向と直交する平面方向である。但し、座標系(X,Y)は、図1で示された例に限られない。
目標軌跡TPは、あるタイミングにおける座標系(X,Y)において定義される。原点OからY方向に位置する目標軌跡TP上の点Aを考える。このとき、横偏差Edは、原点Oと点Aとの間の距離、すなわち、車両1と目標軌跡TPとの間の距離である。ヨー角偏差(方位角偏差)θdは、点Aにおける目標軌跡TPの接線TLと車両1の前方方向との間の角である。
車両制御システム10は、車両1の位置方位情報や目標軌跡TPに基づいて、車両1と目標軌跡TPとの間の横偏差Ed及びヨー角偏差θdを算出する。そして、車両制御システム10は、横偏差Ed及びヨー角偏差θdに基づき、車両1が目標軌跡TPに追従するように車両1の走行を制御する。例えば、車両制御システム10は、横偏差Ed及びヨー角偏差θdが減少するように車両1の走行を制御する。
図2は、パス追従制御における転舵制御を説明するための概念図である。車両1を目標軌跡TPに追従させるパス追従制御は、車両1の車輪を転舵する転舵制御(操舵制御)と、車両1を加減速する加減速制御と、を含む。例えば、図2に示されるように車両1が目標軌跡TPから逸脱した場合、車両制御システム10は、車両1を目標軌跡TPに近づけるために転舵制御を行う。このようなパス追従制御による転舵制御、すなわち、車両1を目標軌跡TPに追従させるための転舵制御を、以下「第1転舵制御」と呼ぶ。
更に、本実施の形態に係る車両制御システム10は、パス追従制御による第1転舵制御とは異なる「第2転舵制御」も行う。第2転舵制御は、目標軌跡TPに依存することなく、第1転舵制御から独立して行われる転舵制御である。第2転舵制御としては、車両1と物体との衝突の回避を支援する「衝突回避制御」、車両1の走行車線からの逸脱の防止を支援する「車線逸脱防止制御」、等が挙げられる。これら衝突回避制御や車線逸脱防止制御の優先度は、第1転舵制御よりも高い。
ここで、第1転舵制御(パス追従制御)と第2転舵制御が同時に行われる場合を考える。この場合、第1転舵制御と第2転舵制御とが互いに干渉する可能性がある。第1転舵制御と第2転舵制御との間の干渉としては、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに弱め合う場合と、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う場合とが考えられる。
図3は、干渉の一例として、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに弱め合う場合を示している。図3に示される例では、第2転舵制御は、車両1と物体との衝突の回避を支援する衝突回避制御である。
例えば、図3に示されるように、目標軌跡TP上を走行している車両1の前方に障害物が存在している。車両制御システム10は、その障害物を認識すると、車両1が障害物に衝突するか否かを判定する。車両1が障害物に衝突すると判定した場合、車両制御システム10は、障害物を回避するために第2転舵制御を行う。具体的には、車両制御システム10は、車両1がレーン境界BRの方に移動するように第2転舵制御を行う。この第2転舵制御の目標転舵方向(以下、「第2目標転舵方向D2」と呼ぶ)は、目標軌跡TPからレーン境界BRに向かう方向である。
第2転舵制御によって車両1がレーン境界BRの方向に移動すると、車両1が目標軌跡TPから逸脱する。車両1が目標軌跡TPから逸脱すると、車両制御システム10は、車両1を目標軌跡TPに近づけるために第1転舵制御を行う。この第1転舵制御の目標転舵方向(以下、「第1目標転舵方向D1」と呼ぶ)は、目標軌跡TPに向かう方向である。
第1転舵制御の第1目標転舵方向D1は、第2転舵制御の第2目標転舵方向D2の反対である。すなわち、第1転舵制御は、第2転舵制御による転舵を弱める(阻害する、相殺する)ように作用する。従って、第2転舵制御の効果が低減する。言い換えれば、第2転舵制御に関して所望の性能が得られなくなる。例えば、障害物を回避するための車両挙動が緩慢になる。このことは、衝突回避の観点から好ましくない。
そこで、本実施の形態は、車両1を目標軌跡に追従させる第1転舵制御と同時に別の第2転舵制御が行われる場合に、第2転舵制御を適切に実施することができる技術を提供する。
図4は、本実施の形態の特徴を説明するための概念図である。時刻tsより前、車両制御システム10は、車両1が目標軌跡TP(0)に追従するようにパス追従制御を行っている。時刻tsにおいて、第2転舵制御が開始する。第2転舵制御の第2目標転舵方向D2は、目標軌跡TP(0)から離れる方向である。
時刻tsの後の時刻t1において、車両1は、P(t1)に位置しており、目標軌跡TP(0)から逸脱している。車両制御システム10は、車両1を目標軌跡TP(0)に追従させる第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定する。この場合、車両制御システム10は、車両1の現在位置P(t1)を起点として、目標軌跡TPをリプランする。つまり、目標軌跡TPは、元の目標軌跡TP(0)から、現在位置P(t1)を起点とする目標軌跡TP(1)に更新される。このリプラン処理によって、横偏差Edがゼロにリセットされる。従って、第1転舵制御による転舵量が抑制される。その結果、第2転舵制御に対する第1転舵制御の影響が抑制され、第2転舵制御が適切に行われることになる。
その後も同様に、車両制御システム10は、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定するたびに、車両制御システム10は、リプラン処理を行い、車両1の現在位置P(tk)を起点とする目標軌跡TP(k)を生成する。
例えば、車両制御システム10は、一定期間毎に、車両1の位置や走行状態に関する情報を取得する。情報を取得するタイミングは、サンプリングタイミングである。そのサンプリングタイミング毎に、車両制御システム10は、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。これにより、効果的に、第2転舵制御に対する第1転舵制御の影響を抑制することが可能となる。
図5は、図4で示された例の場合の第1転舵制御と第2転舵制御を説明するためのタイミングチャートである。図5には、横偏差Ed、第1目標舵角θ1、及び第2目標舵角θ2のそれぞれの時間変化が示されている。第1目標舵角θ1は、第1転舵制御に要求される目標舵角である。第2目標舵角θ2は、第2転舵制御に要求される目標舵角である。目標舵角の符号(正負)は、目標転舵方向によって変わる。第1目標舵角θ1と第2目標舵角θ2とで符号が異なることは、第1目標転舵方向D1と第2目標転舵方向D2が反対であることを意味する。
時刻tsにおいて第2転舵制御が開始し、時刻teにおいて第2転舵制御が終了する。時刻tsから時刻teまでの期間、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に作動する。その期間、車両制御システム10は、車両1の現在位置を起点として目標軌跡TPをリプランする。このリプラン処理によって、横偏差Edはゼロにリセットされる。従って、第1転舵制御に要求される第1目標舵角θ1が抑えられる。その結果、第2転舵制御に対する第1転舵制御の影響が抑制される。
尚、図5には、比較例として、リプラン処理が行われない場合も点線で示されている。リプラン処理が行われない場合、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに弱め合い、所望の転舵性能が得られなくなる。
上述の例では、車両制御システム10は、車両1の現在の位置を起点として、目標軌跡TPをリプランする。他の例として、車両制御システム10は、車両1の現在のヨー角(方位、姿勢)を起点として、目標軌跡TPをリプランしてもよい。このリプラン処理によって、ヨー角偏差θdがゼロにリセットされる。従って、同様の効果が得られる。当然、車両制御システム10は、車両1の現在の位置及び現在のヨー角を起点として、目標軌跡TPをリプランしてもよい。
以上に説明されたように、本実施の形態に係る車両制御システム10は、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に行われる場合、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定した場合、車両制御システム10は、車両1の現在の位置と現在のヨー角の少なくとも一方を起点として、目標軌跡TPをリプランする。このリプラン処理によって、車両1を目標軌跡TPに追従させる第1転舵制御による転舵量が抑制される。その結果、第2転舵制御に対する第1転舵制御の影響が抑制され、第2転舵制御が適切に行われることになる。すなわち、第2転舵制御に関して所望の性能が得られることになる。
また、本実施の形態によれば、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱める場合であっても、第1転舵制御が終了させられるわけではない。車両制御システム10は、第1転舵制御を終了する代わりに、目標軌跡TPをリプランして第1転舵制御を継続する。従って、第2転舵制御の終了後においても、第1転舵制御が引き続き行われ、第1転舵制御(パス追従制御)によるパス追従効果が引き続き得られる。
図6は、干渉の他の例として、第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う場合を示している。図6に示される例では、第2転舵制御は、車両1の走行車線からの逸脱の防止を支援する車線逸脱防止制御である。
例えば、図6に示されるように、目標軌跡TP上を走行している車両1に対して横風が当たり、車両1がレーン境界BRの方に流される。車両1が目標軌跡TPから逸脱すると、車両制御システム10は、車両1を目標軌跡TPに近づけるために第1転舵制御を行う。この第1転舵制御の第1目標転舵方向D1は、目標軌跡TPに向かう方向である。
また、車両制御システム10は、レーン境界BRが車両1に接近したことを検知すると、車線逸脱を防止するために第2転舵制御を行う。具体的には、車両制御システム10は、車両1がレーン境界BRから離れてレーン中央の方に戻るように第2転舵制御を行う。この第2転舵制御の第2目標転舵方向D2は、レーン境界BRから目標軌跡TPに向かう方向である。つまり、第2目標転舵方向D2は、上記の第1目標転舵方向D1と同じである。
このように、図6に示される例では、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に作動するとき、それら第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う。言い換えれば、第1転舵制御は、第2転舵制御による転舵を強めるように作用する。この場合、車両制御システム10は、目標軌跡TPをリプランすることなく、そのまま維持する。第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う結果、車両1は俊敏に目標軌跡TPの方に戻る。つまり、第2転舵制御の応答性能が向上すると共に、第1転舵制御の追従性能が向上する。
図7は、図6で示された例の場合の第1転舵制御と第2転舵制御を説明するためのタイミングチャートである。図7のフォーマットは、既出の図5と同じである。
時刻twにおいて、車両1に対して横風が当たり、車両1がレーン境界BRの方に流される。その結果、横偏差Edが増大し、それに応じて第1目標舵角θ1も増大する。
その後、時刻tsにおいて第2転舵制御が開始する。第1転舵制御と第2転舵制御が同時に作動するが、それら第1転舵制御と第2転舵制御は互いに強め合う。従って、車両制御システム10は、目標軌跡TPをリプランすることなく、そのまま維持する。第1転舵制御と第2転舵制御が互いに強め合う結果、第2転舵制御の応答性能が向上すると共に、第1転舵制御の追従性能が向上する。
尚、図7には、比較例として、リプラン処理が行われる場合も点線で示されている。リプラン処理が行われる場合、横偏差Edがゼロにリセットされるため、第1転舵制御による転舵が抑制されてしまう。従って、第1転舵制御の追従性能の向上及び第2転舵制御の応答性能の向上という効果が得られなくなる。
以下、本実施の形態に係る車両制御システム10について更に詳しく説明する。
2.車両制御システム
図8は、本実施の形態に係る車両制御システム10の構成例を概略的に示すブロック図である。車両制御システム10は、車両1に搭載されており、車両1の走行を制御する。車両制御システム10は、車両1の自動運転を制御する自動運転システムであってもよい。図8に示されるように、車両制御システム10は、情報取得装置20、走行装置40、及び制御装置50を備えている。
情報取得装置20は、車両制御システム10による車両走行制御に必要な情報を取得する。車両走行制御に必要な情報は、車両1の運転環境を示す情報であり、以下「運転環境情報30」と呼ばれる。情報取得装置20は、運転環境情報30を定期的に取得する。情報取得装置20が運転環境情報30を取得するタイミングがサンプリングタイミングである。
図9は、情報取得装置20及び運転環境情報30の例を示すブロック図である。情報取得装置20は、地図情報取得装置21、位置情報取得装置22、認識センサ23、及び車両状態センサ24を備えている。運転環境情報30は、地図情報31、位置情報32、周辺状況情報33、及び車両状態情報34を含んでいる。
地図情報取得装置21は、レーン配置、レーン形状、等を示す地図情報31を取得する。例えば、地図情報取得装置21は、地図データベースから、必要なエリアの地図情報31を取得する。地図データベースは、車両1に搭載されている所定の記憶装置に格納されていてもよいし、車両1の外部の管理サーバに格納されていてもよい。後者の場合、地図情報取得装置21は、通信を介して、管理サーバの地図データベースから必要な地図情報31を取得する。
位置情報取得装置22は、車両1の位置及び方位を示す位置情報32を取得する。例えば、位置情報取得装置22は、車両1の位置及び方位を計測するGPS(Global Positioning System)装置を含んでいる。位置情報取得装置22は、更に、車両1の周囲の白線を検出するセンサを含んでいてもよい。検出された白線の配置と地図情報31で示されるレーン配置とを対比することによって、車両1の位置及び方位を精度良く算出することができる。
認識センサ23は、車両1の周囲の状況を認識(検出)する。例えば、認識センサ23は、カメラ、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)、及びレーダを含んでいる。周辺状況情報33は、認識センサ23による認識結果を示す。例えば、周辺状況情報33は、認識センサ23によって認識された白線に関する白線情報を含む。また、周辺状況情報33は、認識センサ23によって認識された物標に関する物標情報を含む。物標としては、周辺車両、障害物、路側物、等が例示される。物標情報は、物標の大きさ、車両1に対する物標の相対位置及び相対速度、等を示す。
車両状態センサ24は、車両1の状態を示す車両状態情報34を取得する。例えば、車両状態センサ24は、車速センサ、車輪速センサ、ヨーレートセンサ、横Gセンサ、及び舵角センサを含んでいる。車速センサは、車両1の速度を検出する。車輪速センサは、各車輪の車輪速を検出する。ヨーレートセンサは、車両1のヨーレートを検出する。横Gセンサは、車両1の横加速度を検出する。舵角センサは、車両1の操舵角を検出する。
再度図8を参照して、走行装置40は、転舵装置41、駆動装置42、及び制動装置43を含んでいる。転舵装置41は、車両1の車輪を転舵する。例えば、転舵装置41は、パワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)装置を含んでいる。パワーステアリング装置の動作を制御することによって、車両1の車輪を転舵することができる。駆動装置42は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置42としては、エンジンや電動機が例示される。制動装置43は、制動力を発生させる。
制御装置50は、プロセッサ51及び記憶装置52を備えるマイクロコンピュータである。制御装置50は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。記憶装置52には、制御プログラムが格納される。プロセッサ51が記憶装置52に格納された制御プログラムを実行することにより、制御装置50による各種処理が実現される。
特に、制御装置50は、車両1の走行を制御する車両走行制御を行う。車両走行制御は、車両1の転舵を制御する転舵制御(操舵制御)と、車両1の加減速を制御する加減速制御とを含む。制御装置50は、転舵装置41を制御することによって転舵制御を行うことができる。また、制御装置50は、駆動装置42及び制動装置43を制御することによって加減速制御を行うことができる。車両走行制御は、情報取得装置20によって取得される運転環境情報30に基づいて行われる。運転環境情報30は、記憶装置52に格納され、記憶装置52から適宜読み出され使用される。
以下、制御装置50による転舵制御について、更に詳しく説明する。
3.制御装置による転舵制御
図10は、本実施の形態に係る車両制御システム10の制御装置50の機能構成例を示すブロック図である。制御装置50は、機能ブロックとして、第1転舵制御部100、第2転舵制御部200、制御統合部300、及び干渉判定部400を備えている。これら機能ブロックは、制御装置50のプロセッサ51が記憶装置52に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。以下、各機能ブロックについて詳しく説明する。
3-1.第1転舵制御部100
第1転舵制御部100は、第1転舵制御(パス追従制御)を行う。つまり、第1転舵制御部100は、目標軌跡TPを生成し、車両1が目標軌跡TPに追従するように車輪の転舵を制御する。より詳細には、第1転舵制御部100は、目標軌跡生成部110と第1制御量算出部120を含んでいる。
目標軌跡生成部110は、運転環境情報30(特に地図情報31と位置情報32)に基づいて、目標軌跡TPを生成する。目標軌跡TPの算出方法としては、様々なものが提案されている。本実施の形態における目標軌跡TPの算出方法は、特に限定されない。
第1制御量算出部120は、目標軌跡TPと運転環境情報30に基づいて、第1転舵制御に必要な転舵制御量を算出する。第1転舵制御に必要な転舵制御量を、以下「第1制御量」と呼ぶ。第1制御量算出部120は、第1制御量を制御統合部300に出力する。
例えば、第1制御量算出部120は、目標軌跡TP及び位置情報32(位置、方位)に基づいて、車両1と目標軌跡TPとの間の横偏差Ed及びヨー角偏差θdを算出する。また、第1制御量算出部120は、横偏差Ed、ヨー角偏差θd、及び車両状態情報34(車速、ヨーレート)に基づいて、車両1を目標軌跡TPに追従させるために必要な目標ヨーレートを算出する。更に、第1制御量算出部120は、ヨーレートと目標ヨーレートとの差分であるヨーレート偏差に応じて目標舵角(第1目標舵角θ1)を算出する。また、第1制御量算出部120は、車両状態情報34から実舵角を取得する。そして、第1制御量算出部120は、実舵角と目標舵角の差に応じたモータ電流指令値を算出する。第1制御量算出部120は、モータ電流指令値を第1制御量として制御統合部300に出力する。
3-2.第2転舵制御部200
第2転舵制御部200は、運転環境情報30に基づいて、第2転舵制御を行う。第2転舵制御は、目標軌跡TPに依存することなく、第1転舵制御から独立して行われる。第2転舵制御としては、衝突回避制御、車線逸脱防止制御、等が挙げられる。そのような第2転舵制御の優先度は、第1転舵制御よりも高い。
第2転舵制御部200は、条件判定部210と第2制御量算出部220を含んでいる。条件判定部210は、運転環境情報30に基づいて、第2転舵制御の作動条件が成立するか否かを判定する。
例えば、衝突回避制御の場合、条件判定部210は、周辺状況情報33(物標情報)と車両状態情報34(車速、舵角、等)に基づいて、車両1が物体に衝突する可能性が高いか否かを判定する。車両1が物体に衝突する可能性が高いと判定した場合、条件判定部210は、衝突を回避するために第2転舵制御を行うことを決定する。
他の例として、車線逸脱防止制御の場合、条件判定部210は、周辺状況情報33(白線情報)と車両状態情報34(車速、舵角、等)に基づいて、車両1が走行車線から逸脱する可能性が高いか否かを判定する。車両1が走行車線から逸脱する可能性が高いと判定した場合、条件判定部210は、車線逸脱を防止するために第2転舵制御を行うことを決定する。
第2制御量算出部220は、運転環境情報30に基づいて、第2転舵制御に必要な転舵制御量を算出する。第2転舵制御に必要な転舵制御量を、以下「第2制御量」と呼ぶ。第2制御量算出部220は、第2制御量を制御統合部300に出力する。
例えば、第2制御量算出部220は、運転環境情報30に基づいて、第2転舵制御に必要な目標ヨーレートを算出する。更に、第2制御量算出部220は、ヨーレートと目標ヨーレートとの差分であるヨーレート偏差に応じて目標舵角(第2目標舵角θ2)を算出する。また、第2制御量算出部220は、車両状態情報34から実舵角を取得する。そして、第2制御量算出部220は、実舵角と目標舵角の差に応じたモータ電流指令値を算出する。第2制御量算出部220は、モータ電流指令値を第1制御量として制御統合部300に出力する。
3-3.制御統合部300
制御統合部300は、第1転舵制御部100から第1制御量を受け取り、第2転舵制御部200から第2制御量を受け取る。制御統合部300は、第1制御量と第2制御量を統合して、転舵制御量を算出する。例えば、制御統合部300は、第1制御量と第2制御量を足し合わせて、転舵制御量を算出する。そして、制御統合部300は、転舵制御量に従って転舵装置41の動作を制御する。
3-4.干渉判定部400
干渉判定部400は、第1転舵制御部100から、第1転舵制御の作動状態及び制御パラメータに関する情報を受け取る。また、干渉判定部400は、第2転舵制御部200から、第2転舵制御の作動状態及び制御パラメータに関する情報を受け取る。まず、干渉判定部400は、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に行われるか否かを判定する。
第1転舵制御と第2転舵制御が同時に行われる場合、干渉判定部400は、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。例えば、干渉判定部400は、第1転舵制御の第1目標転舵方向D1と第2転舵制御の第2目標転舵方向D2を比較する。第1目標転舵方向D1は、第1転舵制御部100によって算出される第1目標舵角θ1から分かる。第2目標転舵方向D2は、第2転舵制御部200によって算出される第2目標舵角θ2から分かる。第1目標転舵方向D1と第2目標転舵方向D2が逆である場合、干渉判定部400は、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定する。
第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めると判定した場合、干渉判定部400は、目標軌跡生成部110にリプラン処理を実行するよう指示する。目標軌跡生成部110は、車両1の現在の位置と現在のヨー角(方位、姿勢)の少なくとも一方を起点として、目標軌跡TPをリプランする。第1転舵制御部100は、リプラン後の目標軌跡TPに基づいて第1転舵制御を継続する。
一方、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を強めると判定した場合、干渉判定部400は、リプラン処理の実行を指示しない。目標軌跡TPはそのまま維持される。
3-5.処理フロー
図11及び図12は、本実施の形態に係る車両制御システム10の制御装置50による転舵制御を示すフローチャートである。図11及び図12に示されるフローは、運転環境情報30を取得するサンプリングタイミング毎に実行される。
図11は、第2転舵制御部200による処理フローを示している。
ステップS200において、第2転舵制御部200は、第2転舵制御が作動中か否かを判定する。第2転舵制御が作動中の場合(ステップS200;Yes)、処理はステップS220に進む。一方、第2転舵制御が作動中ではない場合(ステップS200;No)、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、第2転舵制御部200は、第2転舵制御の作動条件が成立するか否かを判定する。作動条件が成立する場合(ステップS210;Yes)、処理はステップS220に進む。一方、作動条件が成立しない場合(ステップS210;No)、今回のサイクルにおける処理は終了する。
ステップS220において、第2転舵制御部200は、第2転舵制御に必要な第2制御量を算出する。そして、第2転舵制御部200は、第2制御量を制御統合部300に出力する。
ステップS230において、第2転舵制御部200は、第2転舵制御の終了条件が成立するか否かを判定する。終了条件が成立する場合(ステップS230;Yes)、第2転舵制御部200は第2転舵制御を終了する。一方、終了条件が成立しない場合(ステップS230;No)、今回のサイクルにおける処理は終了する。
図12は、第1転舵制御部100、制御統合部300、及び干渉判定部400による処理フローを示している。
ステップS100において、第1転舵制御部100は、目標軌跡TPを生成するタイミングか否かを判定する。例えば、目標軌跡TPは、所定の期間毎に定期的に生成される。目標軌跡TPを生成するタイミングである場合(ステップS100;Yes)、処理はステップS110に進む。それ以外の場合(ステップS100;No)、処理はステップS120に進む。
ステップS110において、第1転舵制御部100は、新たな目標軌跡TPを生成する。その後、処理はステップS120に進む。
ステップ120において、第1転舵制御部100は、第1転舵制御に必要な第1制御量を算出する。その後、処理はステップS400に進む。
ステップS400において、干渉判定部400は、第2転舵制御(図11参照)が作動中か否かを判定する。言い換えれば、干渉判定部400は、第1転舵制御と第2転舵制御が同時に行われるか否かを判定する。第2転舵制御が作動中の場合(ステップS400;Yes)、処理はステップS410に進む。それ以外の場合(ステップS400;No)、処理はステップS300に進む。
ステップS410において、干渉判定部400は、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱めるか否かを判定する。第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を弱める場合(ステップS410;Yes)、処理はステップS130に進む。一方、第1転舵制御が第2転舵制御による転舵を強める場合(ステップS410;No)、処理はステップS300に進む。
ステップS130において、第1転舵制御部100は、車両1の現在の位置と現在のヨー角の少なくとも一方を起点として、目標軌跡TPをリプランする。その後、処理はステップS140に進む。
ステップS140において、第1転舵制御部100は、リプラン後の目標軌跡TPに基づいて、第1転舵制御に必要な第1制御量を算出する。その後、処理はステップS300に進む。
ステップS300において、制御統合部300は、第1制御量と第2制御量を統合して、転舵制御量を算出する。そして、制御統合部300は、転舵制御量に従って転舵装置41の動作を制御する。
1 車両
10 車両制御システム
20 情報取得装置
21 地図情報取得装置
22 位置情報取得装置
23 認識センサ
24 車両状態センサ
30 運転環境情報
31 地図情報
32 位置情報
33 周辺状況情報
34 車両状態情報
40 走行装置
41 転舵装置
42 駆動装置
43 制動装置
50 制御装置
100 第1転舵制御部
110 目標軌跡生成部
120 第1制御量算出部
200 第2転舵制御部
210 条件判定部
220 第2制御量算出部
300 制御統合部
400 干渉判定部

Claims (4)

  1. 車両に搭載される車両制御システムであって、
    前記車両の車輪を転舵する転舵装置と、
    前記転舵装置を制御する転舵制御を行う制御装置と
    を備え、
    前記転舵制御は、
    目標軌跡を生成し、前記車両を前記目標軌跡に追従させる第1転舵制御と、
    前記目標軌跡に依存することなく前記第1転舵制御から独立して行われる第2転舵制御と
    を含み、
    前記第1転舵制御と前記第2転舵制御が同時に行われる場合、前記制御装置は、前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の転舵を弱めるか否かを判定し、
    前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を弱めると判定した場合、前記制御装置は、前記車両の現在の位置と現在のヨー角の少なくとも一方を起点として前記目標軌跡をリプランする
    車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムであって、
    前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を強めると判定した場合、前記制御装置は、前記目標軌跡をリプランせずに維持する
    車両制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の車両制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記第1転舵制御の第1目標転舵方向と前記第2転舵制御の第2目標転舵方向を比較し、
    前記第1目標転舵方向が前記第2目標転舵方向と逆である場合、前記第1転舵制御が前記第2転舵制御による前記車輪の前記転舵を弱めると判定する
    車両制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両制御システムであって、
    前記第2転舵制御の優先度は前記第1転舵制御よりも高い
    車両制御システム。
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