JP7013771B2 - 搬送装置、転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラム - Google Patents

搬送装置、転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7013771B2
JP7013771B2 JP2017186704A JP2017186704A JP7013771B2 JP 7013771 B2 JP7013771 B2 JP 7013771B2 JP 2017186704 A JP2017186704 A JP 2017186704A JP 2017186704 A JP2017186704 A JP 2017186704A JP 7013771 B2 JP7013771 B2 JP 7013771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
contact
speed
roller
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017186704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018060187A (ja
Inventor
大祐 百瀬
正啓 芦川
元春 高橋
侑耶 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US15/719,848 priority Critical patent/US10322895B2/en
Priority to EP17193962.2A priority patent/EP3301517B8/en
Publication of JP2018060187A publication Critical patent/JP2018060187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7013771B2 publication Critical patent/JP7013771B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は、シート状の被搬送材を搬送する搬送装置、該被搬送材を搬送する転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラムに関する。
中間転写ベルト等の像担持体に当接して転写ニップを形成する2つの回転体を備える画像形成装置において、記録媒体が転写ニップを通過するときに、ショックジターと呼ばれる線状の濃度ムラを引き起こすことがある。この濃度ムラは、紙が転写ニップに進入する、または抜け出した際に、像担持体に対する負荷が急激に変化し、像担持体の線速を瞬間的に大きく変化させることによって生じてしまう。
そこで、特許文献1の構成では、設定した用紙厚さに対し、検出した用紙厚さに応じて当接時の中間転写ベルトと二次転写ローラとの離間量を調整して、ショックジターの低減を行っていた。
特許文献1の構成によると、記録媒体の転写ニップへの突入時における像担持体の回転負荷を抑制することは期待できるが、回転負荷の軽減と、複数の被搬送材の搬送効率を両立することが出来なかった。
また、この問題は、転写装置に限らず、第1回転体と第2回転体との対向領域に被搬送材を進入させる時の衝撃で少なくとも何れかの回転体に生じる速度変動を抑制することが有効な回転体駆動装置であれば、同様に生じ得るものである。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、搬送効率を低減せずに、2つの回転体の接離動作による回転負荷の低減率を高めることができる、シート状の被搬送材を搬送する搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、回転可能に設けられた第1回転体と、回転可能に設けられ且つ前記第1回転体に対向配置される第2回転体との間でシート状の被搬送材を搬送する搬送装置であって、
前記第1回転体と前記第2回転体とが対向する対向領域において、当該第1回転体と当該第2回転体との両方が前記被搬送材に接触する接触位置と、当該第1回転体と当該第2回転体とが離間している離間位置との間で、当該第1回転体と当該第2回転体の少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を移動可能な接離機構と、
前記接離機構を制御する制御部と、
を備え、
前記接離機構は、
前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を前記離間位置から前記接触位置の方向へ移動させる際に、
前記離間位置から前記離間位置と前記接触位置との間の任意の位置まで第1の速度で移動させた後、前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記任意の位置から前記接触位置へ移動させ
前記制御部は、前記被搬送材の搬送速度が閾値以下の低速の場合は、前記第1の速度から前記第2の速度へ移行する際に一時停止時間を設ける、
搬送装置を提供する。
一態様によれば、シート状の被搬送材を搬送する搬送装置において、搬送効率を低減せずに、2つの回転体の接離動作によるショックジターの低減率を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略図。 第1の実施形態に係る接離機構を備える搬送装置の構成を例示する概略図。 第1の実施形態に係る接離機構の構成を例示する図。 第1の実施形態に係る搬送装置の駆動制御ブロック図。 対向ローラと2次転写ローラの、離間位置、予備位置、接触位置、及び圧接位置の位置関係を示す図。 連続して用紙を搬送する際の接離動作における2つの回転体の位置を示すタイミングチャート。 第1の実施形態の搬送装置における制御フローチャート。 厚さの異なる用紙を搬送する際の接離動作における2つの回転体の位置を示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る接離機構を備える搬送装置の構成を例示する概略図。 第3の実施形態に係る直接転写方式の画像形成装置の内部構成を例示する概略図。 第4の実施形態に係るインクジェット方式の画像形成装置の内部構成を例示する概略図。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置90の構成を例示する概略図である。
画像形成装置90は、感光体10、帯電装置11、露光装置12、現像装置13、中間転写ベルト20、2次転写ローラ30、定着装置40、自動原稿送り装置(ADF)50、読取装置51等を備え、用紙トレイ71に収納されている用紙Pに画像を印刷して出力する複合機である。なお、用紙Pは、シート状の被搬送材の一例である。
画像形成装置90において、用紙Pに画像を印刷する場合には、まず回転する感光体10の表面を帯電装置11が一様に帯電させ、ADF50にセットされた原稿を読取装置51が読み取った画像データ等に基づいて露光装置12が感光体10の表面を露光して静電潜像を形成する。
次に、内部にトナーを含む現像剤を収容する現像装置13が感光体10の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する。画像形成装置90は、複数の感光体10、現像装置13等を備え、それぞれ異なる色のトナー像を形成した後、回転する中間転写ベルト20にトナー像を重ねて転写する。感光体10、帯電装置11、露光装置12、及び現像装置13などは、画像形成部として機能する。
中間転写ベルト20に転写されたトナー像は、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とが用紙Pを対向領域で挟持して搬送する2次転写部にて、用紙トレイ71から用紙搬送ローラ72によって搬送される用紙Pに2次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、さらに搬送されて定着装置40で加熱及び加圧されてトナー像が定着されて排紙トレイ73に排出される。
トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体10は、クリーニング装置14によって表面の転写残トナーが除去されて次回の画像形成に備えられる。
<中間転写ベルト及び2次転写ローラを含む搬送装置の構成>
図2は、第1の実施形態に係る接離機構60を備える搬送装置80の構成を例示する概略図である。詳しくは、図2は、第1の実施形態に係る中間転写ベルト20及び2次転写ローラ30とその制御の構成を例示する概略図である。
中間転写ベルト20は、複数のローラ21,22,23,24等に架け渡され、駆動ローラモータ25によって回転する駆動ローラ21に従動して図中矢印方向に回転する。
駆動ローラ21は、制御部100により回転速度がフィードバック制御される駆動ローラモータ25によって、所定の回転速度で回転駆動されることで、中間転写ベルト20を回転させる。駆動ローラモータ25の回転軸には、駆動モータエンコーダ26が設けられており、制御部100は駆動モータエンコーダ26の検出結果から駆動ローラ21の回転速度を求めることができる。
中間転写ベルト20は、第1回転体の一例であり、感光体10(10K,10C,10M,10Y)と1次転写ローラ15(15K,15C,15M,15Y)との間で感光体10の表面に形成されるトナー像が転写される。また、2次転写ローラ30との間で、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が転写される。
2次転写ローラ30は、第2回転体の一例であり、例えばSUS等の金属製芯金の外周に、導電性材料によって抵抗値が調整されたウレタン等の弾性材料を被覆することにより構成されている。対向ローラ24は2次転写ローラ30と対向する位置に、中間転写ベルト20を2次転写ローラ30の方向へ移動し、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とで用紙Pを圧接可能に配置されている。搬送経路において、中間転写ベルト20と、2次転写ローラ30とが用紙Pを狭持する位置を、対向領域と呼ぶ。
また、対向ローラ24は、中間転写ベルト20を2次転写ローラ30との間で用紙Pに圧接する位置と、中間転写ベルト20を用紙Pから離間する位置との間で移動可能に設けられている。対向ローラ24は、2次転写を行う2次転写部の一部であり、第1回転体である中間転写ベルト20の少なくとも表面と、第2回転体である2次転写ローラ30とを接離させる接離機構60の一部としても機能する。
2次転写ローラ30は、2次転写モータ31によって図中矢印方向に回転する。2次転写ローラ30は、制御部100により回転速度がフィードバック制御される2次転写モータ31によって、所定の回転速度で回転駆動される。用紙搬送のための用紙用タイミングセンサは、用紙搬送路上に設けられている。
2次転写モータ31の回転軸には、2次転写エンコーダ32が設けられており、制御部100は2次転写エンコーダ32の検出結果から2次転写ローラ30の回転速度を求めることができる。
また、制御部100には、例えば、感光体10への書き込み開始を指示する書込開始信号が画像形成装置90の主制御部91(図9参照)から入力される。制御部100は、書込開始信号のアサートからの時間経過によって、予備接近の移動開始タイミング、当接の移動開始タイミング、離間開始タイミングなどを規定している。なお、予備接近の移動開始、当接の移動開始、離間開始などを規定する契機となる信号は書込開始信号に限られず、用紙の搬送のタイミングがわかる信号であれば何でもよい。
接離機構60は、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とが用紙Pに圧接して2次転写が行われる位置と、中間転写ベルト20が用紙Pから離間した位置との間で中間転写ベルト20と2次転写ローラ30を接離させる機構である。中間転写ベルト20と2次転写ローラ30との間に用紙Pが存在しない場合、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30が用紙Pの厚さ以上に離れている位置が離間位置である。離間位置は任意に設定される。中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とが用紙Pに圧接して二次転写が行われる位置を圧接位置と呼ぶ。
接離機構60は、接離モータ61、対向ローラ24、HP(Home Position)センサ65を備える。対向ローラ24は、中間転写ベルト20を2次転写ローラ30の方向に付勢するローラである。接離モータ61は、中間転写ベルト20の2次転写ローラ30に対する接離を行うため、対向ローラ24の接離駆動を行うモータである。接離モータ61は、制御部100によって制御される。HPセンサ65は、対向ローラ24が所定の位置にあると信号を出力するセンサである。接離機構60は、さらに、接離ローラ63等を備えており、図3とともに後述する。
制御部100は、HPセンサ65の出力に基づいて、接離モータ61を制御する。
また、制御部100は記憶手段としてのメモリ(NVRAM104,105等、図4参照)を備えており、制御部100はメモリ(NVRAM104)に保存されているデータ等に基づいて2次転写モータ31の回転速度や搬送速度を制御し、制御部100は、メモリ(NVRAM105)に保存されているデータ等を基に、接離機構60の対向ローラ24の位置を制御し、中間転写ベルト20の2次転写ローラ30に対する位置を制御する。下記、接離機構60について説明する。
<接離機構の構成例>
図3は、第1の実施形態に係る接離機構60の構成を例示する図であり、図3(a)は対向ローラ24が2次転写ローラ30の方向に移動し、中間転写ベルト20が2次転写ローラ30に接触している状態、図3(b)は対向ローラ24が離間方向に移動し、中間転写ベルトが2次転写ローラ30から離間している状態を示している。
対向ローラ24は、ばね等の図示しない弾性体によって、2次転写ローラ30方向に付勢されている。図3に示す様に、対向ローラ24の回転軸には偏心カム62が設けられており、偏心カム62にベルト64を介して接続する接離モータ61が回転することで、対向ローラ24を介して中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とが接離する。
例えば、図3(a)に示す様に、接離モータ61によって回転駆動される接離ローラ63の回転に連動させて、ベルト64を介して偏心カム62を回転させ、偏心カム62を所定の角度にすることで、対向ローラ24が接近方向に移動し、中間転写ベルト20が2次転写ローラ30に接触する。
また、図3(b)に示す様に、接離モータ61によって回転駆動される接離ローラ63によって、対向ローラ24と連結している偏心カム62を、ベルト64を介して回転させて、偏心カム62を所定の角度にすることで、対向ローラ24と2次転写ローラ30とが離間する。
図3(a)、図3(b)に示すように、HPセンサ65は例えば偏心カム62の一部に設けられている。HPセンサ65が検出されると、偏心カム62の回転が所定の回転角度にあることを意味し、例えば対向ローラ24が所定の位置に位置していることがわかる。
2次転写ローラ30に対する中間転写ベルト20の位置は、HPセンサ65による検出結果を利用して、接離モータ61の回転量に基づいて制御部100によって求められる。
なお、2次転写ローラ30と、図3の接離機構60に含まれる接離ローラ63及び対向ローラ24は、外周が円又は略円周の一般的な円筒又は円柱状のローラであるとする。
下記搬送装置80の制御部の構成について下記説明する。
<駆動制御ブロック>
図4は、本発明の一実施形態に係る搬送装置80の駆動制御ブロック図である。
図4に示すように、接離動作を行う搬送装置80の一例である2次転写装置は、駆動制御に関わる部分として、制御部100と、駆動ローラモータ25と、駆動モータエンコーダ26と2次転写モータ31、2次転写エンコーダ32と、接離モータ61と、HPセンサ65などを備えている。制御部100は、例えばCPUやFPGA等を備える制御基板である。
駆動ローラモータ25は、中間転写ベルト20を回転駆動する駆動ローラ21(図2参照)を回転駆動する。また、駆動モータエンコーダ26の検出結果から駆動ローラモータ25の回転速度及び、中間転写ベルト20の移動速度を求めることができる。なお、駆動ローラ21は、中間転写ベルト20に設けられたベルトスケールを検知するスケールセンサの検知した中間転写ベルト20の移動速度に基づいて制御されても良い。
搬送ローラモータ74は、被搬送材である用紙Pを給紙、搬送するためのモータであって、用紙Pを搬送する搬送ローラ72(図1参照)を回転駆動する。
2次転写モータ31は、2次転写ローラ30を回転するためのモータである。また、2次転写エンコーダ32の検出結果から2次転写ローラ30の回転速度を求めることができる。
接離モータ61は、移動駆動手段の一例であり、対向ローラ24を、2次転写ローラ30に対して、接近、離間させるように移動させるモータである。
駆動ローラモータ25、2次転写モータ31、及び接離モータ61は、例えばステッピングモータ(STM)であると好ましい。
HPセンサ65は位置検出センサの一例であり、対向ローラ24が、接離機構60における接近、離間方向の基準となる所定の位置にある場合に所定の信号を出力する(図5参照)。
制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、NVRAM104,105、タイマー106、及びモータドライバ107,108,109,110等を備える。
CPU(Central Processing Unit)101は、エンコーダ26,32で回転状況を把握しながら搬送を制御するとともに、HPセンサ65による検出結果を利用して、接近・離間動作など制御する。
ROM(Read Only Memory)102には、CPU101にて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されている。RAM(Random Access Memory)103はCPU101のための作業用のメモリであり、例えば、CPU101の必要に応じて、接離情報を展開する。
タイマー106は、一時停止時間Maや、圧接時間Laなどの、所定の時間を計測する。
モータドライバ107は印刷指示に応じて、駆動ローラモータ25を駆動制御する。
モータドライバ108は、2次転写モータ31を駆動制御する。
モータドライバ109は、接離モータ61を、用紙の対向領域への接近状況などに応じて回転させることで、対向ローラ24が所定の速度及び向きで移動するように駆動制御する。
例えばステッピングモータである接離モータ61は、モータ1回転あたりのパルス数、単位倍率が設定されており、接離モータ61のモータ軸の1パルス当たりで対向ローラ24がどのくらい移動するかの「1パルス当たりの移動量」を予め対応づけておき、モータドライバ109で制御するものとする。あるいは、接離モータ61のモータ軸の1回転当たりで対向ローラ24がどのくらい移動するかの「1回転当たりの移動量」を対応づけて制御してもよい。
モータドライバ110は、搬送ローラモータ74を駆動制御する。
NVRAM(Non-volatile RAM)104は、転写及び搬送用のメモリであって、予め、転写条件やベルトの搬送速度等を格納しておく。
NVRAM105は、接離動作用のメモリであって、予め、被搬送材の種類に応じた複数の種類の、圧接時間La、接近の際の移動速度V1,V2、予備接近移動量Y1、離間速度V3、一時停止時間Maなどを格納しておく。これらの全ての情報を格納しておく必要はなく、後述する接離動作が可能な情報が格納されていれば良い。また、これらの情報は被搬送材の搬送速度や、中間転写ベルト20の搬送速度にさらに応じて保持されても良い。
なお、予備接近移動量Y1は、所定の離間位置から、離間位置と圧接位置との間の任意の位置であり、かつ中間転写ベルト20と2次転写ローラが離間している予備位置までの任意の距離に対応付けられる特定の移動量に相当する(図5参照)。例えば、接離モータ61において、パルス、単位倍率、及び回転量を指定することで、特定の移動量が設定される。圧接時間Laは、対向ローラ24が圧接位置に位置している時間である。
これらの情報は、CPU101が要求して、NVRAM104,105にアクセスすることで取り出される。
なお、図4では主制御部として、CPUはまとめて1つに示しているが、用紙搬送制御用と、接近・離間制御用とで別々にCPUを設けてもよい。
<中間転写ベルトの位置>
図5は、対向ローラ24と2次転写ローラ30の、離間位置、予備位置、接触位置、及び圧接位置の位置関係を示す図である。
図5において、(a)は対向ローラ24の所定の離間位置、(b)は厚紙の場合の予備位置PA、(c)薄紙の場合の予備位置PB、(d)は厚紙の場合の接触位置CA、(e)は薄紙の場合の接触位置CB、及び(f)は圧接位置を示す。なお、図5では、第1回転体である中間転写ベルト20の接離機構60として対向ローラ24の位置について説明する。
下記、対向ローラ24が2次転写ローラ30に近づいていく接近移動と、接触後にさらに対向ローラ24を押し込んで中間転写ベルトと用紙P及び2次転写ローラと用紙Pとの接触圧を高めていく対向ローラ24の動きである圧接への移動を、まとめて接近方向の移動と呼ぶ。
HPセンサ65は、HPセンサが検出する所定の位置に対向ローラ24がある場合に検出信号を出力する。検出信号の出力の例としては信号がアサートになる、Hレベルになる、アクティブになる等がある。
図5(b)、図5(c)に示す予備位置PA,PBは、接離機構60において、対向ローラ24が第1の移動速度から第2の移動速度へ速度が切り替わる速度切替え位置である。予備位置PA,PBは、所定の離間位置から任意の距離にある任意の位置であって、被搬送材である用紙Pの種類や搬送速度に応じて、適宜変更して設定される特定の移動量(予備接近移動量Y1、Y2(図8参照))によって規定される。また、予備位置は上述したように、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30が離間している位置である。
図5(d)、図5(e)に示す接触位置CA,CBは、対向ローラ24が、用紙P(紙種A、紙種B)と接触し始める位置、あるいは離間し始める位置を示す。この接触位置は用紙の厚さによって異なる。この接触位置では、用紙Pに対する、中間転写ベルト20及び2次転写ローラ30による接触圧は低い。
図5(f)に示す圧接位置は、用紙Pにおいて、画像が転写される状態であって、所定の圧力をかけて接触している圧接状態の位置を示す。図5(f)は、紙種B(薄紙)の場合の例である。図5(f)に示す圧接位置は、接触し始めの接触位置(図5(d)、図5(e)の位置)よりも、中間転写ベルト20が2次転写ローラ30側へ押し込まれている状態(接触圧が高い状態)であって、所望の転写圧になるように、適宜、位置が設定される。
圧接位置として、紙種A(厚紙)の場合には、紙種B(薄紙)の場合よりも押し込まない位置になる場合もある。厚紙であっても紙種によっては押し込まない場合もある。
<接近・離間動作の位置制御>
図6は、連続して用紙を搬送する際の接離動作における2つの回転体の表面の位置関係を示すタイミングチャートを示し、図7は第1の実施形態の搬送装置における制御フローチャートを示す。
図6及び図7を用いて、本発明の第1の実施形態の搬送装置における回転体の接近・離間動作の制御について説明する。また、第1回転体である中間転写ベルト20を付勢して移動する機構が対向ローラ24であるため、以下、中間転写ベルト20の表面位置を対向ローラ24の位置として表現する場合がある。また、図6の縦軸は回転体間距離であり、縦軸が上に行くほど距離が小さく、圧接位置において最も距離が小さくなる。
前提として、搬送装置80において、用紙を搬送していない期間は、2つの回転体である中間転写ベルト20と2次転写ローラ30は、離間状態にしておく。
図7のステップS201(下記、単にステップをSと表す)において、制御部100は、主制御部91から用紙搬送指示を取得する。例えば、用紙搬送指示は、制御部100に印刷指示が到達したことを指す。
S202において、制御部100は、主制御部91から用紙情報、搬送速度情報を取得する。
S203において、制御部100は、S202で取得した用紙情報、搬送速度情報に応じて、NVRAM105に格納された用紙情報、搬送速度情報に対応付けられた予備接近速度V1、及び予備接近移動量Y1を読み出して、読み出した値を設定する。
S204において、S202で取得した用紙情報、搬送速度情報、及び、S203で取得した予備接近速度V1及び予備接近移動量Y1に応じて、制御部100は、速度切り替え位置である予備位置における一時停止時間Maと、接触速度V2と、を設定する。
この速度設定において、「予備接近速度(第1の速度)V1>接触速度(第2の速度)V2」となるように、接触速度V2を設定する。ここで、予備接近速度V1及び接触速度V2は、ステッピングモータである接離モータ61を、最大自起動周波数fsよりも小さい周波数で駆動させることで移動する速度であって、加速、減速は考慮せず、一定の速度で移動し、定速で起動、停止するものとする。
S205において、S202で取得した用紙情報、搬送速度情報と、S203で設定した予備接近速度V1及び予備接近移動量Y1と、速度切り替え位置における一時停止時間Ma及び接触速度V2に応じて、制御部100は、圧接時間La、離間速度V3、及び離間開始タイミングt7を設定する。
S206において、制御部100は、搬送速度情報に応じて、用紙搬送ローラ72(図1参照)を駆動することで、用紙搬送を開始させる。また、搬送速度情報に応じて、駆動ローラ21を回転させることで、中間転写ベルト20の回転を開始する。
S207において、書込開始信号がアサートされると(ONになると)(Yes)、検出を契機として、S208において、接離モータ61を駆動することで対向ローラ24を、予備接近速度V1で、設定されたタイミングで接近方向への移動を開始させ、接離モータ61のステップのカウントが開始される。
図7のS207は図6でのタイミングt0に相当し、S208はタイミングt1に相当する。
S209で、予備接近移動量Y1に相当する所定のカウント値に、接離モータ61のステップが到達すると、S210で接離モータ61による対向ローラ24の移動速度を接触速度V2へ切り替える(図6のタイミングt2,t3)。例えば、接離モータ61を構成するステッピングモータの動作周波数を低くして回転速度を遅くすることで、対向ローラ24の接近方向の移動速度を遅くする。
なお、S204で一時停止時間が有と設定されている場合は、S210において、設定された一時停止時間を経過した後に、接離モータ61の移動速度を接触速度V2へ切り替える。図6では、一時停止時間を設ける例を示しているが、搬送速度が速い場合(例えば、搬送速度が所定の閾値以上よりも高速の場合)は接離動作が実行できる時間も短くなるため、例えばt0~t1の間、t2~t3の間などで、一時停止の時間を設けなくてもよい。
搬送速度が速い場合、書込開始信号での検出タイミング(S207)と、接近方向への移動開始のタイミング(S208)とが等しくてもよい(t0=t1)。又は/及び接離モータ61のステップの所定のカウント値に到達した、即ち、対向ローラ24が、任意の位置である予備位置まで第1の速度で移動した(S209)直後に、速度を切り替えて第2の速度で接近方向へ移動させてもよい(t2=t3)。
対向ローラ24を接近方向へ移動させるために接離モータ61が所定の位置まで回転して、S211で、HPセンサ65がアサートされると、S212で圧接位置までのステップ数のカウントが開始される(図6、タイミングt4)。
S213で、HPセンサ65の検出位置から圧接位置までの距離に相当する所定カウント数に、接離モータ61のステップが到達すると、S214で、接離モータ61を停止させて対向ローラ24の接近方向への移動を停止させるとともに、圧接時間Laの計測を開始する(図6、タイミングt6)。
なお、図6に示すように、対向ローラ24は、圧接位置に到達するよりも前に、接触位置に到達する。接触位置は、転写ローラ30上の用紙Pと、対向ローラ24に掛け回される中間転写ベルト20の表面とが接触する位置である。用紙Pの先端が対向領域に到達するタイミングと同時に、対向ローラ24が接触位置に到達し、対向領域にて、中間転写ベルト20及び2次転写ローラ30によって、用紙Pとの接触が開始される(タイミングt5)。
そして、用紙Pが対向領域に到達するタイミングから徐々に、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30との接触圧が高くなっていき、対向ローラ24が圧接位置に到達する(図6、タイミングt6)。対向ローラ24が圧接位置に位置した状態で、中間転写ベルト20から用紙Pへの転写が行われる。なお、接触位置から圧接位置に対向ローラ24が移動するまでの時間は短く、用紙Pの先端から数mm搬送される時間内に対向ローラ24は圧接位置に移動する(タイミングt5→t6)。
S215で、設定された圧接時間Laを経過した、即ち、離間開始タイミングt7(図6参照)に到達したことをタイマーにより検出すると、S216で、接離モータ61を駆動させ、対向ローラ24を離間速度V3で離間方向への移動を開始する。
ここで、図6では厚い用紙を例として示しており、用紙Pの後端が対向領域から離れるタイミングと同時に対向ローラ24が接触位置から離間する例を示している(タイミングt8)。
対向ローラ24を離間方向へ移動させるために接離モータ61が所定の位置まで回転して、S217でHPセンサ65がアサートされると、S218で離間位置までのステップ数がカウントされる(図6、タイミングt9)。
S219で、HPセンサ65の検出位置から離間位置までの距離に相当する所定カウント数に、接離モータ61のステップが到達すると、S220で、接離モータ61を停止させて対向ローラ24の離間方向への移動を停止させる(図6、タイミングt10)。
この対向ローラ24の離間位置までの移動が終了すると、接離フローは終了する。
複数枚印刷するなど、連続して用紙Pが対向領域を通過する場合は、図6に示すように、同様の接離フローを繰り返す。
このような接離フローを実行することにより、S208~S209にて予備接近速度V1で予備接近移動量Y1の分、移動させる予備接近動作で、2つの回転体間への用紙Pの突入以前に、圧接位置の近くまで、2つの回転体の距離をすばやく接近させることができる。そして、S210~S213で、2つの回転体の距離が狭まっていく接近の際の接触速度V2を、より低速にすることができ、用紙Pの搬送時のショックジターの低減に寄与することができる。
なお、上記フローは、通常の印刷の際の回転体の接離フローを示しているが、エラーや電源ONの際から復帰や、リセットの際はHPセンサ65を用いて離間位置へと復帰する。例えば、対向ローラ24の相対位置が不明になっても、現在の位置から接近方向又は離間方向へ移動させてHPセンサ65によって基準となる位置を検出させることができる。そして、基準となる位置に到達したら離間方向へ移動させ、基準となる位置から離間位置までの所定の距離に相当する所定カウント値を用いることで、離間位置へ戻すことができる。
<用紙の厚さの違いによる調整>
図8は、厚さの異なる用紙を搬送する際の接離動作における2つの回転体の位置を示すタイミングチャートである。図8において、(a)は用紙が厚い用紙種類Aが搬送されている場合の接近・離間動作例を示し、(b)は用紙が薄い用紙種類Bが搬送されている場合の接近・離間動作例を示す。図8についての縦軸は図6と同様である。また、第1回転体である中間転写ベルト20を付勢する対向ローラ24の位置で表現することがある点も図6と同様である。
下記説明において、用紙種類Aの用紙厚さをTa、用紙種類Bの用紙厚さをTbであるとし、BよりもAの方がより厚い紙である(Ta>Tb)とする。
予備位置への到達タイミング(t2、t12)、予備位置からの接触速度V2での移動開始タイミング(t3,t13)、予備接近移動量(Y1,Y2)、一時停止時間(Ma、Mb)は、用紙厚さに応じて異なる。接触速度V2での移動開始タイミングはt3よりもt13を早くする。予備接近移動量はY1<Y2の関係とする。予備位置への到達タイミング(t2、t12)、移動開始タイミング(t3、t13)、予備接近移動量(Y1、Y2)は、予備位置から圧接位置までの距離によって異なる。
一般的に、接触速度V2が遅いほど、他の部材へ与える影響が小さく、ショックジターが低減される。しかしながら、用紙Pの搬送速度を向上させるためには接近にかかる時間を短くする必要がある。そこで接近動作の速度を2段階にして、予備接近速度V1を速くすることで、接触する際の接触速度V2を遅くすることが可能になるため、搬送速度と、ショックジターの低減の両立が可能となる。
ここで、図8に示すように、用紙の厚さに応じて、圧接位置への到達のタイミングと、圧接位置からの離間開始のタイミングが異なる。
図8(a)及び図8(b)に示すように、厚紙であっても薄紙であっても、用紙Pの先端が対向領域に到達し、進入を開始するタイミングと同時に、対向ローラ24が接触位置(CA,CB)に到達するよう、制御部100は接離機構60を制御する(t5)。
そして、図8(a)に示す厚い用紙の場合は、用紙Pの先端が対向領域に到達し、進入を開始するタイミングよりも後に、対向ローラ24が圧接位置に到達するように、制御部100は接離機構60を制御する(t6)。
また、図8(b)に示す薄い用紙の場合にも、用紙Pの先端が対向領域に到達し、対向領域に進入し始めるタイミングよりも後に、対向ローラ24が圧接位置に到達するように制御部100は接離機構60を制御する(t16)。なお、用紙Pが極端に薄い場合は、用紙Pが対向領域へ到達するタイミングと、対向ローラ24が圧接位置に到達するタイミングとが、ほぼ同時になることもありうる。
一般的に、圧接位置において、回転体間隔が狭く接触圧が高い場合、例えば対向ローラ24の位置が2次転写ローラ30に近く、中間転写ベルト20が2次転写ローラ30の方へより強く押し込まれている場合、対向領域への用紙の進入によるショックジターが発生しやすい。
そこで、本発明では、用紙先端の対向領域突入時の中間転写ベルト20の表面位置を圧接位置より遠くし、接触圧を低くする。即ち、用紙Pの対向領域へ挿入と同時に、中間転写ベルト20の用紙Pへの接触が開始するように対向ローラ24を移動させ、その後圧接位置へ移動するので、用紙Pの対向領域進入時のショックジターを低減することができる。
一方、用紙Pが対向領域へ進入した後に、非接触状態から対向ローラ24を移動して中間転写ベルト20を用紙Pへ圧接させると接触の衝撃に起因するショックジターが発生することがある。
そこで、本発明では、用紙Pの対向領域へ挿入と同時に、接触圧が低い状態で、用紙Pを中間転写ベルト20と接触させ始め、低速である接触速度V2で、徐々に押し込んでいくため、用紙の対向領域進入後のショックジターの発生を低減することができる。
このように、本発明では、接触状態から圧接状態への移行は低速度で行われるため、転写における被搬送材が対向領域に進入することに起因するショックジターを軽減することができる。
また、離間する場合は、用紙が厚い(Ta)場合の離間速度V3を離間開始タイミングt7、用紙が薄い(Tb)場合の離間速度をV4,離間開始タイミングt17とすると、離間開始タイミングは、Ta>Tbのとき、下記のように設定する。
離間開始タイミングt17はt7よりも早くなる。
回転体の離間速度はV3>V4とする。
詳しくは、図8(a)に示す厚い用紙の場合、用紙Pの後端が対向領域から送り出されるタイミングよりも少し早く、対向ローラ24が圧接位置から離間位置への移動を開始するよう制御部100が接離機構60を制御する(t7)。そして、対向ローラ24が中間転写ベルト20を接触位置から離間させるタイミング(t8')よりも少し早いタイミングで、用紙Pの後端が対向領域から離れる(t8)。
これに対して、図8(b)に示す薄い用紙の場合、用紙Pの後端が対向領域から離れるタイミング(t8)よりも前であって、厚い用紙の場合よりもさらに早く、対向ローラ24が圧接位置から離間位置への移動を開始するように設定している(t17)。そして、対向ローラ24が中間転写ベルト20を接触位置から離間位置へ移動を開始させるタイミング(t18)よりも遅く、用紙Pの後端が対向領域から離れる(t8)。
ここで、用紙の厚さが薄い場合、離間位置への移動開始を早くするとともに、離間速度を低速にしている。離間時に回転体の離間速度を遅くすることで用紙Pの2次転写ローラ30や中間転写ベルト20への張り付きを抑制できる。
また、用紙の厚さが薄い場合、離間速度の低速化するとともに離間開始タイミングを早くするため、張り付きを抑制しながら、離間動作の時間短縮できる。このため、次の用紙までの各種接離動作時間を短くでき、搬送速度を速めることができる。
図8(a)に示す厚い用紙の場合、及び図8(b)に示す薄い紙の場合ともに、対向ローラが離間位置へ移動し(t10、t20)、対向ローラ24の移動が停止する。
このように紙の厚さが異なる場合であっても、本実施形態では、書込開始信号がアサートされたタイミングから各動作の開始タイミングがカウントされ、予備接近位置へ移動後に、接触位置及び圧接位置への移動が開始される。
なお、図8のグラフでは厚さによるタイミングの違いを強調して表しているが、圧接位置への到達タイミングや、圧接位置からの離間開始タイミング等、圧接位置からの接離のタイミングを厚さに応じて変化させる際は、用紙Pの画像形成が行われない余白の範囲内で調整するものとする。
また、上記離間動作により、用紙Pが通っていない期間は、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30とは離間状態にあり、2つの回転体は接触していないので、磨耗が生じにくい。
ここで、一般的に、圧接位置において、回転体間隔が狭く接触圧が高い場合、例えば対向ローラ24の位置が2次転写ローラ30に近く、中間転写ベルト20が2次転写ローラ30の方へより強く押し込まれている場合、離間の際に圧接位置からの用紙の抜けによるショックジターが発生しやすい。
そこで、本発明では、転写において被搬送材が対向領域から抜ける際に、被搬送材の後端が対向領域から抜ける直前に、圧接状態を解除して、接触圧を弱めるため、被搬送材が対向領域から抜けることに起因するショックジターを軽減することができる。
<第2の実施形態>
図9に第2の実施形態に係る接離機構60Aを備える搬送装置80Aの構成を例示する概略図を示す。
図2に示す第1の実施形態では対向ローラ24を移動することで、中間転写ベルト20の表面位置が2次転写ローラ30に対して移動する様に設けていたが、図9に示す本実施形態では、2次転写ローラ30Aが対向ローラ24Aに対して接離動作を行うように構成されている。この構成では2次転写ローラ30Aが第1回転体、中間転写ベルト20Aが第2回転体として機能する。
このような構成においても、接近・離間動作を実行する場合、制御部100Aによって制御される、移動駆動手段である接離モータ61Aにより、2次転写ローラ30Aが移動対象となるが、制御やタイミング等は図4~図8と同様である。この構成では、2次転写ローラ30Aの全体が移動することで、2次転写ローラ30Aの表面位置も移動する。
上記例では、本発明の回転体の接離動作における位置制御が実施される搬送装置として、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の画像形成装置において、電子情報からなる画像情報に基づいて形成された像を記録媒体へ転写する2次転写装置を例として説明したが、他の構成であってもよい。
例えば、上述の例は、2つの回転体の接近、離間について、中間転写方式について説明したが、本発明が適用可能な画像形成装置において、中間転写方式に限る必要はない。例えば直接転写方式であっても感光体と対向する回転体とが接離する機構であれば適用可能である。
<第3の実施形態>
図10は、第3の実施形態に係る直接転写方式の画像形成装置の内部構成を例示する概略図である。
図10に示す画像形成装置200では、感光体ベルト210の周りに、帯電装置211と、露光装置212M,212Y,212C,212Kと、現像装置213M,213Y,213C,213Kと、クリーニング装置214と、除電装置216と、転写ローラ230とが設けられている。直接転写方式の画像形成装置200においては、帯電装置211、露光装置212、及び現像装置213などが画像形成部として機能する。
本構成例では、帯電している感光体ベルト210に対して、各色毎に、書き込み装置である露光装置212がレーザ光を用いて潜像を書き込み、現像装置213でトナーを用いて感光体ベルト210表面上の潜像の現像を行う。書き込みと現像をトナーの色の回数分繰り返すことで、感光体ベルト210上にカラー画像を形成する。
そして、感光体ベルト210上のカラー画像を、感光体ベルト210と転写ローラ230とが挟みこむ位置で、用紙Pに転写する。
転写後に、感光体ベルト210の表面に対して、除電装置216で除電を行い、クリーニング装置214でクリーニングを行う。
本構成では、感光体ベルト210は、複数のローラ221,222,223,223,223,223,223等に架け渡され、感光体ベルト駆動モータ224によって回転する駆動ローラ221に従動して図中矢印方向に回転する。
図10に示す本実施形態では、対向ローラ222が、転写ローラ230に対して接離動作を行うように構成されている。この構成では感光体ベルト210が第1回転体、転写ローラ230が第2回転体として機能する。本実施形態では、搬送経路において感光体ベルト210と、転写ローラ230とが対向する位置を、対向領域と呼ぶ。
このような構成において、接近・離間動作を実行する場合、制御部240によって制御され、接離モータ261によって駆動される、感光体ベルト210を掛け回す対向ローラ222が移動対象となる。
本実施形態では、制御部240が取得する書き込み開始信号が、露光装置212から感光体ベルト210への書き込み開始を指示する信号であり、第1の実施形態とは感光体10への書き込みタイミングと、感光体10から中間転写ベルト20への一次転写タイミングの時間差がない点が異なるが、他の制御やタイミング等は図4~図8と同様である。
なお、図10では、感光体ベルト210が第1回転体、転写ローラ230が第2回転体として機能している例を示しているが、直接転写方式においても、第2の実施形態のように、外側に設けられる転写ローラがベルトに対して接近・離間可能であり、転写ローラが第1回転体、感光体ベルトが第2回転体である構成であってもよい。
また、直接転写を行う感光体はベルト状のものでなく、ドラム状のものであっても適用可能である。この場合、第1回転体の表面位置ではなく、第1回転体自体が移動することで転写ローラとの接離を行う。
上記例では、電子写真方式の画像形成装置を例として説明したが、他の構成であっても良い。例えば、インクジェット方式の装置であっても、対向する回転体が接離する機構であれば適用可能である。
<第4の実施形態>
図11は、インクジェット方式の画像形成装置の内部構成を例示する概略図である。図11の画像形成装置300では、ヘッドユニットが画像形成部に相当する。
本構成では、ヘッドユニット350C,350M,350Y,350Kがインク滴を吐出して、転写ベルト320の外周表面上に画像を形成する。
そして、乾燥機構370で、転写ベルト320上に形成された画像を乾燥し、膜化する。
転写ベルト320が転写ローラ330と対向する転写部において、転写ベルト320上の膜化した画像を用紙Pに転写する。
クリーニングローラ323は、転写後の転写ベルト320の表面をクリーニングする。
図11に示す画像形成装置300において、転写ベルト320の周りに、ヘッドユニット350C,350M,350Y,350K、乾燥機構370、クリーニングローラ323、及び転写ローラ330が設けられている。
本構成では、転写ベルト320は、駆動ローラ321、対向ローラ322、4つの形状維持ローラ324、及び4つの支持ローラ335等に架け渡され、転写ベルト駆動モータ327によって回転する駆動ローラ321に従動して図中矢印方向に回転する。
ヘッドユニット350C,350M,350Y,350Kに対向して設けられる4つの支持ローラ325は、各ヘッドユニット350からインク滴が吐出される際の転写ベルト320の引張状態を維持する。
図11に示す本実施形態では、対向ローラ322が、転写ローラ330に対して接離動作を行うように構成されている。この構成では対向ローラ322に支持される転写ベルト320が第1回転体、転写ローラ330が第2回転体として機能する。本実施形態では、搬送経路において転写ベルト320と、転写ローラ330とが対向する位置を、対向領域と呼ぶ。
本実施形態では、制御部340が取得する吐出開始信号は、ヘッドユニット350が転写ベルト320へのインク滴の吐出開始を指示する信号である。第3の実施形態同様に、感光体10への書き込みタイミングと、感光体10から中間転写ベルト20への一次転写タイミングの時間差がない点が第1の実施形態とは異なるが、他の制御やタイミング等は図4~図8と同様である。
なお、図11では、転写ベルト320が第1回転体、転写ローラ330が第2回転体として機能する例を示したが、インクジェット方式においても、第2の実施形態のように、外側に設けられる転写ローラが転写ベルトに対して接近・離間可能であり、転写ローラが第1回転体、転写ベルトが第2回転体であってもよい。
また、上記の搬送装置の適用は、転写装置に限らず、第1回転体と第2回転体との対向領域に被搬送材を進入させる時の衝撃で少なくとも何れかの回転体に生じる速度変動を抑制することが有効な回転体駆動装置であれば、他の装置へも適用可能である。画像形成装置での他の例として、定着装置、浸透材塗布装置などが考えられるが、これらに限られない。さらに、回転体が接離する搬送機構であれば、画像形成装置ではなくとも適用可能であり、例えば、シートの検査装置なども考えられ、これらに限られない。
また、上記の例では、対向ローラ24をローラとして記載したが、対向部材は、第1回転体である中間転写ベルト20の一部を付勢する機構であれば良く、ローラである必要はない。例えばシャフト等の回転しないものであっても良い。
また、上記の第1、第3の実施形態では第2回転体である2次転写部材や、転写部材を、ローラとしているが、第2回転体は第1回転体と接離可能であれば良く、例えばベルトであっても良い。
また、上記の第2、第4の実施形態では第1回転体である2次転写部材や、転写部材をローラとしているが、第1回転体は第2回転体に対して接離可能であれば良く、例えば第2回転体は、移動可能なローラやシャフトに掛け回されるベルトであっても良い。
また、上記の例ではそれぞれの時間をカウントして制御しているが、全て書込開始信号のアサート等の基準となるタイミングからカウントしても良い。また、例えば離間方向への移動の開始はHPセンサ65の検出タイミングからのカウントで管理する等、他のセンサからのカウントで管理しても良い。
さらに、上記の例では、第1回転体と第2回転体の何れかの少なくとも表面位置を移動させているが、第1回転体と第2回転体の両方の少なくとも表面位置を動作させても良い。両方の回転体を移動させる場合も、第1回転体と第2回転体との回転体間距離が図6や図8に示す距離を取るように動作させると良い。
また、上記の例では第1回転体と第2回転体の一方がローラで他方がベルトの例を示したが、両方がローラであっても良い。また、両方がベルトであっても良い。
さらに、上記の例では、第1回転体と第2回転体の何れかの少なくとも表面が上下方向に移動する例を示したが、移動方向は上下方向に限られない。例えば、第1回転体がベルトの場合、第2回転体と接触する箇所以外のローラを軸に全体が回動することで、第1回転体の少なくとも表面を第2回転体と接触させても良い。
また、上記の例では、あらかじめ決まったステッピングモータのステップ数によって搬送速度第1の速度から第2の速度へ切り替えているが、第1の回転体と第2の回転体の距離を検出するセンサを備え、閾値距離に達したときに第1の速度から第2の速度へ切り替えても良い。この場合、シート状の被搬送材の厚さに応じて閾値距離を変更しても良い
また、本発明の搬送装置で搬送されるシート状の被搬送材は、用紙等の記録媒体に限定されるものではない。例えば、「シート状の被搬送材」とは、インク等の液体や、トナー等の粉体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体や粉体が付着するすべてのものが含まれる。
さらに、上記「シート状の被搬送材」の材質は、搬送装置が画像形成装置に適用されない場合は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど、所定の接近離間対象となる搬送装置に適用されるシート状の材質であれば、液体や粉体が付着可能でなくても材質は何であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10(10K,10C,10M,10Y) 感光体(画像形成部)
20 中間転写ベルト(第1回転体、像担持体)
20A 中間転写ベルト(第2回転体、像担持体)
24 対向ローラ
30 2次転写ローラ(第2回転体)
30A 2次転写ローラ(第1回転体)
31 2次転写モータ
32 2次転写エンコーダ
34 メモリ(記憶手段)
35 接離機構(移動手段)
52 押圧力検出手段
53 速度補正手段
60,60A 接離機構
61,61A 接離モータ
65,65P HPセンサ(位置検出センサ)
80,80A 搬送装置
90 画像形成装置
100 制御部(制御基板、制御手段)
200 画像形成装置
210 感光体ベルト(第1回転体、像担持体)
211 帯電装置(画像形成部)
212 露光装置(画像形成部)
213 現像装置(画像形成部)
222 対向ローラ
230 転写ローラ(第2回転体)
240 制御部(制御基板、制御手段)
300 画像形成装置
320 転写ベルト(第1回転体、像担持体)
212 対向ローラ
330 転写ローラ(第2回転体)
350 ヘッドユニット(画像形成部)
P 用紙(シート状の被搬送材)
V1 予備接近速度(第1の移動速度)
V2 接触速度(第2の移動速度)
V3 離間速度(厚紙用)
V4 離間速度(薄紙用)
Ma,Mb 一時停止時間
La,Lb 圧接時間
Y1,Y2 予備接近移動量(特定の移動量、任意の距離)
PA,PB 予備位置(任意の位置)
CA,CB 接触位置
特開2016-061828号公報

Claims (11)

  1. 回転可能に設けられた第1回転体と、回転可能に設けられ且つ前記第1回転体に対向配置される第2回転体との間でシート状の被搬送材を搬送する搬送装置であって、
    前記第1回転体と前記第2回転体とが対向する対向領域において、当該第1回転体と当該第2回転体との両方が前記被搬送材に接触する接触位置と、当該第1回転体と当該第2回転体とが離間している離間位置との間で、当該第1回転体と当該第2回転体の少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を移動可能な接離機構と、
    前記接離機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記接離機構は、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を前記離間位置から前記接触位置の方向へ移動させる際に、
    前記離間位置から前記離間位置と前記接触位置との間の任意の位置まで第1の速度で移動させた後、前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記任意の位置から前記接触位置へ移動させ
    前記制御部は、前記被搬送材の搬送速度が閾値以下の低速の場合は、前記第1の速度から前記第2の速度へ移行する際に一時停止時間を設ける、
    搬送装置。
  2. 前記接離機構は、
    前記対向領域に前記被搬送材の先端が到達する前までに、前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を前記第1の速度で前記任意の位置まで移動させておき、前記対向領域に前記被搬送材の先端が到達するタイミングに対応させて前記接触位置へ前記第2の速度で到達させる、
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記接離機構は、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を、前記接触位置よりも前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離が近い圧接位置に移動可能であり、
    前記対向領域に前記被搬送材の先端が到達するタイミングよりも遅いタイミングで、前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を前記圧接位置に到達させる、
    請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記接離機構は、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を、前記接触位置よりも前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離が近い圧接位置に移動可能であり、
    前記対向領域から前記被搬送材の後端が送り出されるタイミングよりも早く、前記圧接位置から前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離を大きくし始める、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の搬送装置。
  5. 前記接離機構は、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を、前記接触位置よりも前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離が近い圧接位置に移動可能であり、
    前記被搬送材が薄い場合は、前記圧接位置から前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離を大きくし始めるタイミングを前記被搬送材が厚い場合よりも早くする、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記接離機構は、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面位置を、前記接触位置よりも前記第1回転体と前記第2回転体の少なくとも表面の距離が近い圧接位置に移動可能であり、
    前記被搬送材が薄い場合は、前記何れかの回転体の少なくとも表面の前記圧接位置から前記離間位置への移動を、前記被搬送材が厚い場合よりも低速で行う、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記シート状の被搬送材の種類に関する情報を取得し、
    前記被搬送材の厚さに応じて、前記離間位置から前記任意の位置までの任意の距離を変更する、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の搬送装置。
  8. 請求項1乃至の何れか一項に記載の搬送装置において、
    前記第1回転体又は前記第2回転体の何れか一方は像担持体であり、
    前記第1回転体と前記第2回転体が対向している対向領域において、前記第1回転体上に担持された画像を前記被搬送材上に転写する、
    転写装置。
  9. 前記像担持体上に画像を形成する画像形成部と、
    請求項記載の転写装置と、を備える、
    画像形成装置。
  10. 回転可能に設けられた第1回転体と、回転可能に設けられ且つ前記第1回転体に対向配置される第2回転体との間でシート状の被搬送材を搬送する搬送装置における位置制御方法であって、
    前記第1回転体と前記第2回転体とが対向する対向領域において、当該第1回転体と当該第2回転体とが前記被搬送材に接触する接触位置と、当該第1回転体と当該第2回転体とが離間している離間位置との間で、当該第1回転体と当該第2回転体の少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面を移動可能であり、
    前記少なくとも何れかの回転体の少なくとも表面を前記離間位置から前記接触位置の方向へ移動させる際に、
    前記離間位置から、前記離間位置と前記接触位置との間の任意の位置まで第1の速度で移動させるステップと、
    前記第1の速度よりも低速の第2の速度で、前記任意の位置から前記接触位置へ移動させるステップと、を有し、
    前記被搬送材の搬送速度が閾値以下の低速の場合は、前記第1の速度から前記第2の速度へ移行する際に一時停止時間を設ける、
    位置制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の位置制御方法を実行させる、
    回転体の位置制御プログラム。
JP2017186704A 2016-09-30 2017-09-27 搬送装置、転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラム Active JP7013771B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/719,848 US10322895B2 (en) 2016-09-30 2017-09-29 Material conveyor, transfer device incorporating the material conveyor, image forming apparatus incorporating the transfer device, method of position control of rotary bodied, and non-transitory computer readable storage medium
EP17193962.2A EP3301517B8 (en) 2016-09-30 2017-09-29 Material conveyor, transfer device incorporating the material conveyor, image forming apparatus incorporating the transfer device, method of position control of rotary body, and non-transitory computer readable storage medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195268 2016-09-30
JP2016195268 2016-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018060187A JP2018060187A (ja) 2018-04-12
JP7013771B2 true JP7013771B2 (ja) 2022-02-01

Family

ID=61908852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017186704A Active JP7013771B2 (ja) 2016-09-30 2017-09-27 搬送装置、転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7013771B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100221029A1 (en) 2009-03-02 2010-09-02 Minbu Ryuichi Image forming apparatus
US20110064464A1 (en) 2009-09-15 2011-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Transfer unit and image forming apparatus having the same
JP2014178660A (ja) 2013-02-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 転写装置、及び画像形成装置
US20150086239A1 (en) 2013-09-20 2015-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2016061828A (ja) 2014-09-16 2016-04-25 株式会社リコー 回転体接離装置、転写装置及び画像形成装置
US20160139543A1 (en) 2014-11-14 2016-05-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100221029A1 (en) 2009-03-02 2010-09-02 Minbu Ryuichi Image forming apparatus
JP2010204259A (ja) 2009-03-02 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US20110064464A1 (en) 2009-09-15 2011-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Transfer unit and image forming apparatus having the same
JP2014178660A (ja) 2013-02-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 転写装置、及び画像形成装置
US20140334847A1 (en) 2013-02-14 2014-11-13 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus incorporating same
US20150086239A1 (en) 2013-09-20 2015-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015060151A (ja) 2013-09-20 2015-03-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2016061828A (ja) 2014-09-16 2016-04-25 株式会社リコー 回転体接離装置、転写装置及び画像形成装置
US20160139543A1 (en) 2014-11-14 2016-05-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2016095396A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018060187A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11247859B2 (en) Image forming apparatus having controlled sheet feeding
US20090252510A1 (en) Image forming apparatus and process cartridge
EP3301517B1 (en) Material conveyor, transfer device incorporating the material conveyor, image forming apparatus incorporating the transfer device, method of position control of rotary body, and non-transitory computer readable storage medium
JP2017138545A (ja) 画像形成装置
JP2017138406A (ja) 画像形成装置、温度制御方法
JP7013771B2 (ja) 搬送装置、転写装置、画像形成装置、搬送装置における回転体の位置制御方法、及び回転体の位置制御プログラム
JP4431560B2 (ja) 画像形成装置
JP2007010957A (ja) 画像形成装置
EP1843221B1 (en) Image forming apparatus with an intermediate transfer belt of limited speed fluctuations
JP7277246B2 (ja) 画像形成装置
JP5206269B2 (ja) 転写ベルト駆動装置および画像形成装置
JP2014211475A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム
JP2016128862A (ja) 画像形成装置
JP6905044B2 (ja) 画像形成装置
JP2002221832A (ja) 画像形成装置および用紙の搬送方法
JP3605650B2 (ja) 画像形成装置
JP2018154485A (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP7140553B2 (ja) 画像形成装置
JP2011013381A (ja) 画像形成装置
JP2005084307A (ja) 画像形成装置
JP4420256B2 (ja) 画像形成装置
JP2005195650A (ja) 転写装置
JP2003107815A (ja) 画像形成装置
JP5333884B2 (ja) 転写ユニット及び画像形成装置
JP2021134062A (ja) 排出装置、及び、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220103