JP7013129B2 - 飲料用缶の製造方法、印刷システム、装置、プログラム、および、飲料用缶 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、インクを用いて飲料用缶の外面に形成する画像の高画質化を図ることにある。
ここで、前記像形成工程による前記像の形成後、および、前記インク付着工程による前記抑制用インクの付着後、前記外面に塗料を塗布する塗料塗布工程をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、前記抑制用インクは、透明であることを特徴とすることができる。
また、前記像形成工程による前記像の形成が行われる前に、前記抑制用インクの前記外面への付着が行われることを特徴とすることができる。
また、複数のドット像により構成される前記像を形成する際に用いる画像データは、誤差拡散法により生成されることを特徴とすることができる。
また、前記像形成工程による前記像の形成前、および、前記インク付着工程による前記抑制用インクの付着前に、前記外面に下地層を形成する下地層形成工程をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、前記外面への前記抑制用インクの付着は、インクジェットヘッドにより行われることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される飲料用缶は、外面と、前記外面に設けられ、複数のドット像により構成された像と、前記外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に設けられた透明層と、を備える飲料用缶である。
図1は、本実施形態に係る飲料用缶100の斜視図である。
飲料用缶100には、円筒状に形成された缶本体200が設けられている。缶本体200の上部には、円形の開口210が形成されている。また、缶本体200の下部には、底部220が設けられている。また、缶本体200は、外周面(外面)230を備える。
外周面230には、インクジェットヘッド(後述)による印刷が施され、外周面230には印刷画像が形成されている。
なお、図1では、飲料用缶100の詳細な形状の図示は省略し、飲料用缶100を有底円筒で表現した。より具体的には、飲料用缶100には、フランジを有するネックが設けられたり、飲料用缶100のボトムには、飲料用缶100の内部方向に凹む円形の凹部が設けられたりするが、図1では、これらの図示を省略している。
飲料用缶100の内部に充填される飲料としては、例えば、ビール等のアルコール系飲料や、清涼飲料などの非アルコール系飲料が挙げられる。
飲料用缶100の印刷工程には、図2に示すように、ベースコート層形成工程10、第1乾燥工程20、クリア印刷工程30、画像形成工程40、第2乾燥工程50、オーバーコート層形成工程60、第3乾燥工程70が設けられている。
なお、クリア印刷工程30と画像形成工程40との間に、乾燥工程をさらに設けて、クリア印刷工程30にて形成されたクリアインク部(後述)の乾燥(硬化)を行ってもよい。
なお、飲料用缶100の搬送にあたっては、円筒状の支持部材(マンドレル)(後述)を飲料用缶100の内部に挿入したうえで、飲料用缶100の搬送を行う。
ベースコート層を形成することにより、飲料用缶100の地色を隠蔽することができ、飲料用缶100の外周面230に形成される画像をより鮮明にすることができる。
ベースコート層の形成は、ロールコートにより行う。即ち、飲料用缶100の軸方向に沿うように配置され且つ表面に塗料が付着したロール状部材を、飲料用缶100の外周面230に接触させて、飲料用缶100にベースコート層を形成する。
樹脂としては、ポリエステル/エポキシ/アミノ系樹脂及びポリエステル/アクリル/アミノ系樹脂等を使用することができる。また、紫外線硬化型塗料によりベースコート層を形成してもよく、この場合は、光重合開始剤を含有させたエポキシ/ポリエチレン系樹脂等が使用できる。
また、本実施形態では、ベースコート層の形成を行う前に、飲料用缶100の表面の脱脂、洗浄を行い、また、ノンクロム系の化成処理(より具体的には、ジルコニウム系の化成処理)を行っている。
第1乾燥工程20では、飲料用缶100の加熱あるいは飲料用缶100への紫外線の照射が行われ、ベースコート層の乾燥(硬化)が行われる。
その後、本実施形態では、インク付着工程の一例としてのクリア印刷工程30にて、ベースコート層の上に、クリアインク(無色透明なインク)の付着が行われ(クリアインクを用いたクリア印刷が行われ)、ベースコート層の上に、クリアインク部(詳細は後述)が形成される。
ベースコート層の上にクリアインク部を形成すると、ベースコート層の上に、土手の役割を果たす機能部が設けられ、形成画像を構成するインクの滲みが生じにくくなる(詳細は後述)。
より具体的には、外周面230のうちの、クリアインク部が形成されていない箇所に対して、カラーのインクを吐出して、形成画像を形成する。ここで、形成画像の厚さ(カラーインクの厚さ)は、例えば、2~5μmとなる。
上記のとおり、クリア印刷工程30と画像形成工程40との間に、乾燥工程をさらに設けてもよく、この場合は、この乾燥工程でも、クリアインク部の硬化が行われる。
インクの40℃における粘度をこのような範囲とすることで、インクジェットヘッド(後述)からインクを吐出する際に、良好な吐出安定性を実現することができる。なお、インクの粘度は、コーンプレート型粘度計を用いて測定することができる。
言い換えると、本実施形態では、クリア印刷工程30によるクリアインク部の形成後、および、画像形成工程40による形成画像の形成後、飲料用缶100の外周面(外面)に塗料が塗布され、飲料用缶100の最外層に、オーバーコート層が形成される。ここで、オーバーコート層の形成は、ベースコート層の形成と同様に、ロールコートにより行う。
これらの中でも、塗膜硬度および耐水性の観点から、アミノ樹脂系の塗料を用いることが最も好ましい。また、オーバーコート層は、例えば、3~4μmの厚さで形成する。
本実施形態では、クリア印刷工程30および画像形成工程40の各々に、図3に示す印刷装置500が設けられている。
具体的には、クリア印刷工程30には、1台の印刷装置500が設けられ、画像形成工程40には、4台の印刷装置500が設けられている。
画像形成工程40では、YMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の4色のインクを用いて画像の形成を行うが、画像形成工程40では、この4色のインクを吐出可能なように、図3に示す印刷装置500が4台設けられている。
また、画像形成工程40では、飲料用缶100を順次搬送するとともに、飲料用缶100の搬送方向に、4台の印刷装置500が並べられ、飲料用缶100が搬送されていく過程で、YMCKの4色のインクを用いての画像形成が行われる。
そして、本実施形態では、各印刷装置500に飲料用缶100が達する度に、飲料用缶100が停止し、停止している飲料用缶100へのインクの吐出が行われる。なお、飲料用缶100へインクの吐出が行われる際、飲料用缶100は、周方向に回転している。
クリア印刷工程30に設けられた印刷装置500でも、印刷装置500に飲料用缶100が達すると、飲料用缶100は停止する。そして、停止し且つ周方向に回転している飲料用缶100へのクリアインクの吐出が行われて、クリアインク部が形成される。
また、インクジェットヘッド400の底部には、飲料用缶100の軸方向に沿って並ぶ複数のインク吐出口610が設けられ、このインク吐出口610から飲料用缶100へインクの吐出が行われる。
そして、周方向に回転しているこの飲料用缶100の外周面230に対して、インク(クリアインク、カラーのインク)の吐出が行われる。
本実施形態では、印刷制御部510によりインクジェットヘッド400が制御され、インク吐出口610から、下方に位置し周方向に回転している飲料用缶100に対してインクが吐出される。これにより、飲料用缶100の外周面230に、クリアインク部や形成画像が形成される。
具体的には、原画の画像データ(以下、「原画像データ」と称する)に対する処理を施して、形成画像の形成に用いる印刷データ(「画像形成用印刷データ」と称する)と、クリアインク部の形成に用いる印刷データ(以下、「クリアインク部用印刷データ」と称する)とを生成する。
形成画像を形成する印刷装置500の各々では、送信されてきた画像形成用印刷データに基づき、飲料用缶100の外周面230への形成画像の形成を行う。また、クリアインク部を形成する印刷装置500では、送信されてきたクリアインク部用印刷データに基づき、飲料用缶100の外周面230へのクリアインク部の形成を行う。
より具体的には、クリアインク部用印刷データは、誤差拡散法による網点処理により生成された画像形成用印刷データを白黒反転することにより生成する。
付言すると、本実施形態では、原画像データに対して網点処理を行って、画像形成用印刷データを生成する。そして、この画像形成用印刷データを用いて、クリアインク部用印刷データを生成する。
言い換えると、クリアインク部は、カラーのインクでの印刷を行わない部分(画素)に形成される。付言すると、クリアインク部は、飲料用缶100の外周面230のうちの、カラーのドット像が形成されない箇所である非形成箇所に形成される。
これにより、非形成箇所には、形成画像を構成するインクの移動(滲み)を抑制する抑制用インク層が形成されるようになり、形成画像における滲みが低減し、形成画像がより鮮明になる。なお、抑制用インク層は、無色透明であることが望ましいが、有色であることを排除するものではなく、白などの色を有していてもよい。
なお、インクジェットによる印刷では、600dpi(dot per inch)を使用することが多いため、変換後の解像度は、600ppi(pixel per inch)とすることが好ましい。
その後、色変換(色分解)を行う(ステップ104)。具体的には、原画像データの色空間が、YMCK以外の色空間である場合には、原画像データを、YMCKの色空間の原画像データに変換する。デジタルカメラなどにより得られた原画像データは、RGBの色空間の画像データであることが多く、この場合、ステップ104の色変換処理では、RGBの色空間の原画像データを、YMCKの色空間の原画像データに変換する。
その後、各色の原画像データの各々を、256階調のグレースケールに変換してから(ステップ105)、各色の原画像データの各々に対して、誤差拡散法による網点処理(ハーフトーン処理(2階調処理))を行う(ステップ106)。以上、ステップ101~106の処理により、各色に対応した画像形成用印刷データが生成される。
その後、生成された、各色の画像形成用印刷データの各々について、色調補正を行う(ステップ107)。具体的には、明るさ、コントラスト、カラーバランスなどの調整を行う。
具体的には、まず、ステップ108に示すように、各色の画像形成用画像データの重ね合わせを行い、4色分の形成画像が重ね合わせた状態の形成画像を示す画像形成用画像データ(クリアインク部形成用データ)を生成する。次いで、この画像形成用画像データの白黒反転を行う(ステップ109)。
このクリアインク部用印刷データを用いてクリアインク部の形成を行えば、形成画像が形成されない箇所に、クリアインク部が形成されるようになる。本実施形態では、カラーのインクが載る画素により囲まれた1ドットの画素であっても、クリアインクが載る。
その後、本実施形態では、この合成後印刷データを印刷装置500の各々に供給し、印刷装置500の各々にて、この合成後印刷データに基づく印刷処理が行われる(ステップ112)。
また、YMCKの各色の印刷を行う印刷装置500の各々では、合成後印刷データに含まれる画像形成用印刷データであって、自身の色に対応した画像形成用印刷データに基づき、飲料用缶100の外周面230へのインクの吐出を行う。これにより、飲料用缶100の外周面230に、カラーの形成画像が形成される。
また、本実施形態では、クリアインク部を形成画像よりも先に形成したが、形成画像をクリアインク部よりも先に形成してもよい。特に、抑制用インクとして下地と同色のインクを用いる場合は、形成画像をクリアインク部より先に形成してもよい。
なお、クリアインク部を形成する際のインクの吐出量(インク1滴あたりのインク量)と、各色の形成画像を形成する際のインクの吐出量とを異ならせてもよい。
また、クリアインク部を形成する際のインクの吐出量を、各色の形成画像を形成する際のインクの吐出量の50%とするなど、クリアインク部を形成する際のインクの吐出量を、各色の形成画像を形成する際のインクの吐出量よりも小さくしてもよい。
なお、図4では、図示を省略しているが、ステップ112の印刷処理が終了すると、上記のとおり、飲料用缶100の表面にオーバーコート層が形成される。
発明者は、誤差拡散法による上記網点処理を行った画像形成用印刷データを用い、白色の下地塗装を行ったアルミニウム製の飲料用缶100(ベースコート層を形成したアルミニウム製の飲料用缶100)に対して、複数の網点(ドット像)を形成して、形成画像を形成した。そして、この形成画像の観察を行った。
その一方で、発明者は、比較例として、飲料用缶100の外周面230に、形成画像のみを形成した(クリアインク部の形成を行わずに形成画像のみを形成した)。そして、この形成画像を観察した。
また、実施例および比較例では、滲みの程度を分かりやすくするため、黒のインクのみを用いて形成画像(ドット像)を形成した。
また、実施例および比較例では、ベースコート層の厚さを約8μmとした。
また、実施例および比較例では、オーバーコート層の形成は行わずに、オーバーコート層が無い状態で、形成画像の観察を行った。
クリアインク部の形成を行っていない比較例では、ドット像を構成するインクの拡がり(滲み)が大きく、網点面積率が50%を超えると、飲料用缶100の全面にインクが拡がった。また、網点面積率が30%の場合も、インクの拡がりが大きく、本来ならばインクが載らない部分へインクが移動した。
これに対し、実施例では、インクの移動が抑えられ、インクの滲みを抑えることができた。これにより、実施例では、比較例に比べ、形成画像がより鮮明なものとなる。
インクの滲みは、インクの液滴が着弾時の衝撃で拡がるドットゲインのほか、インクが飲料用缶100の表面にて移動することにより生じる。
ここで、例えば、文字や模様の実体部分は、ベタ印刷により形成されることが多く、特に文字の場合は、文字の輪郭の外側は薄い色にすることが多い。この場合に滲みが生じると、文字が不鮮明となる。これに対し、本実施形態では、滲みが起きにくくなり、輪郭の綺麗な文字の印刷が可能となる。
なお、上記では、誤差拡散法を用いて生成した画像形成用印刷データに基づき形成画像を形成したが、固定閾値による2値化や、パターンディザ法を用いて画像形成用印刷データを生成し、さらに、この画像形成用印刷データによる画像形成が行われない箇所に、クリアインク部を形成するようにしてもよい。この場合も、クリアインク部を形成しない場合に比べ、形成画像がより鮮明になる。
Claims (12)
- 印刷データを基に飲料用缶へのインクの付着を行って、飲料用缶を製造する飲料用缶の製造方法であり、
インクジェットヘッドを用い、周方向に回転する飲料用缶の外面に対して、複数のドット像により構成される像を形成する像形成工程であって、像形成用印刷データに基づき当該像を形成する像形成工程と、
前記外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に、当該ドット像を構成するインクの当該非形成箇所への滲みを抑制するための抑制用インクを付着させるインク付着工程であって、抑制用印刷データに基づき当該抑制用インクの付着を行うインク付着工程と、
前記像形成用印刷データおよび前記抑制用印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
を備え、
前記印刷データ生成工程では、
前記像形成用印刷データを生成し、
生成した前記像形成用印刷データの白黒反転を行って反転後データを生成するとともに、当該反転後データに基づき、前記ドット像が形成されない前記非形成箇所を特定し、特定した当該非形成箇所に前記抑制用インクが付着されるようにする前記抑制用印刷データを生成し、
前記抑制用インクの付着を行う前記インク付着工程では、前記抑制用印刷データに基づき前記抑制用インクの付着を行うことで、前記像を構成する前記ドット像により囲まれた前記非形成箇所に対しても前記抑制用インクが付着するようにする
飲料用缶の製造方法。 - 前記印刷データ生成工程における前記像形成用印刷データの生成では、
原画像データから、複数色の各々の色に対応した前記像形成用印刷データを生成し、
前記印刷データ生成工程における前記抑制用印刷データの生成では、
前記複数色の各々の色に対応した前記像形成用印刷データの重ね合わせを行い、複数色の各々の色の像を重ね合わせた状態の像を示す像形成用印刷データを生成し、生成した当該像形成用印刷データの白黒反転を行って前記非形成箇所を特定し、特定した当該非形成箇所に前記抑制用インクが付着されるようにする前記抑制用印刷データを生成する、請求項1に記載の飲料用缶の製造方法。 - 前記像形成工程による前記像の形成後、および、前記インク付着工程による前記抑制用インクの付着後、前記外面に塗料を塗布する塗料塗布工程をさらに備える請求項1又は2に記載の飲料用缶の製造方法。
- 前記抑制用インクは、透明である請求項1乃至3の何れかに記載の飲料用缶の製造方法。
- 前記像形成工程による前記像の形成が行われる前に、前記抑制用インクの前記外面への付着が行われる請求項1乃至4の何れかに記載の飲料用缶の製造方法。
- 複数のドット像により構成される前記像を形成する際に用いる前記像形成用印刷データは、誤差拡散法により生成される請求項1乃至5の何れかに記載の飲料用缶の製造方法。
- 前記像形成工程による前記像の形成前、および、前記インク付着工程による前記抑制用インクの付着前に、前記外面に下地層を形成する下地層形成工程をさらに備える請求項1乃至6の何れかに記載の飲料用缶の製造方法。
- 前記外面への前記抑制用インクの付着は、インクジェットヘッドにより行われる請求項1乃至7の何れかに記載の飲料用缶の製造方法。
- インクジェットヘッドを用い、周方向に回転する飲料用缶の外面に対して、複数のドット像により構成される像を形成する像形成手段であって、像形成用印刷データに基づき当該像を形成する像形成手段と、
前記外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に、当該ドット像を構成するインクの当該非形成箇所への滲みを抑制するための抑制用インクを付着させるインク付着手段であって、抑制用印刷データに基づき当該抑制用インクの付着を行うインク付着手段と、
前記像形成用印刷データおよび前記抑制用印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
を備え、
前記印刷データ生成手段は、
前記像形成用印刷データを生成し、
生成した前記像形成用印刷データの白黒反転を行って反転後データを生成するとともに、反転後データに基づき、前記ドット像が形成されない前記非形成箇所を特定し、特定した当該非形成箇所に前記抑制用インクが付着されるようにする前記抑制用印刷データを生成し、
前記抑制用インクの付着を行う前記インク付着手段は、前記抑制用印刷データに基づき前記抑制用インクの付着を行い、前記像形成手段が形成する前記像を構成するドット像により囲まれた前記非形成箇所に対しても前記抑制用インクを付着させる
印刷システム。 - 周方向に回転する飲料用缶の外面に対して複数のドット像により構成される像を形成する際に用いられる像形成用印刷データを生成する手段と、
前記外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に、当該ドット像を構成するインクの当該非形成箇所への滲みを抑制するための抑制用インクを付着させる際に用いられる抑制用印刷データを生成する手段であって、生成された前記像形成用印刷データの白黒反転を行って反転後データを生成し、生成した当該反転後データに基づき、当該ドット像が形成されない当該非形成箇所を特定し、特定した当該非形成箇所に当該抑制用インクが付着されるようにする抑制用印刷データを生成する手段と、
を備える装置。 - 周方向に回転する飲料用缶の外面に対して複数のドット像により構成される像を形成する際に用いられる像形成用印刷データを生成する機能と、
前記外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に、当該ドット像を構成するインクの当該非形成箇所への滲みを抑制するための抑制用インクを付着させる際に用いられる抑制用印刷データを生成する機能であって、生成された前記像形成用印刷データの白黒反転を行って反転後データを生成し、生成した当該反転後データに基づき、当該ドット像が形成されない当該非形成箇所を特定し、特定した当該非形成箇所に当該抑制用インクが付着されるようにする抑制用印刷データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 外面と、
前記外面に設けられ、複数のドット像により構成された像と、
前記外面に設けられるとともに、当該外面のうちの前記ドット像が形成されない箇所である非形成箇所に設けられ、当該ドット像を構成するインクの当該非形成箇所への滲みを抑制するための抑制用インク層と、
を備え、
前記像を構成するドット像により囲まれた箇所に前記抑制用インク層が設けられている飲料用缶。
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