JP7010715B2 - 熱交換器用タンクの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、タンク本体とその開口端を、シールパッキンを介して被嵌するプレートとの接合構造に関する。
下記特許文献1に記載の締付け結合装置は、タンク本体とその開口端を被嵌するヘッダプレート(特許文献1の第2の部材(管板)に相当)とを具備し、タンク本体はその開口端の外周がフランジ状に突設される。そしてヘッダプレートの環状溝に、そのフランジ部がパッキンを介して嵌入される。
そのヘッダプレートは、環状溝の外周にその端縁から所定距離離れた位置にフランジ部に平行な多数のスリットが間欠的に形成され、そのスリットに隣接する端部がフランジ部に平行に塑性変形されて、平面視U字状の係止爪が形成される。そして、その係止爪のスリット側の端縁がフランジ部の平面に係止されるものである。
そのカシメ構造は、図11に示す通りである。即ち、スリット8に隣接する端部を平面視で弧状に塑性変形し、その端縁をフランジ部に乗り上げて係止したものである。
特公昭58-4206号公報 米国特許第4881595号明細書
特許文献1に記載の発明は、その係止爪をフランジ部に乗り上げて係止するため、タンクの内圧および振動に対して、その根元部に応力集中が発生し易く、疲労亀裂を生じるおそれがある。
そこで、本発明はタンクに内圧および振動が作用しても、係止爪に亀裂が生じ難く、よって耐圧性および耐振性が高く信頼性の高い接続構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、一端が開口1とされ、その開口1の端部外周にフランジ部2が突設されているタンク本体3と、
そのタンク本体3のフランジ部2がシールパッキン4を介して被嵌されていると共に、前記フランジ部2の前記シールパッキン4と反対側の端面5を、爪部6でカシメ締結するプレート7と、を有する熱交換器用タンクの接続構造において、
前記プレート7の前記フランジ部2側の端部に、前記タンク本体3の前記端面5に平行なスリット8が形成されており、
前記爪部6は、スリット8に隣接するプレート7の端部が湾曲した湾曲面9で形成されていると共に、爪部6は端面5に立設されており、その湾曲面9のスリット8側の係止縁6aが前記フランジ部2の前記端面5に係止されており、
前記湾曲面9は、前記スリット8側の係止縁6aの両端から外側に扇状に拡開されて、その湾曲面9の端縁側の長さCとスリット8側の係止縁6aの長さDの関係が、C>Dとなることを特徴とする熱交換器用タンクの接続構造である。
請求項2に記載の本発明は、前記爪部6の前記湾曲面9は、前記スリット8の長手方向の中心部において、前記フランジ部2の前記端面5に対して、その反対側が僅かにタンク本体3の外面側に傾斜していることを請求項1に記載の熱交換器用タンクの接続構造である。
本発明は、プレート7の爪部6がフランジ部2の端面5に立設して湾曲し、その湾曲面9が前記スリット8側の係止縁6aの両端から外側に扇状に拡開され、その湾曲面9の端縁側の長さCがスリット8側の係止縁6aの長さDより長く形成されているものである。
そのため、爪部6に加わる荷重は、爪部6のスリット8側から放射方向外側に分散して支持される。それにより、爪部の変形および亀裂を防止し、タンクとプレートとの接続部の信頼性を向上できる。
請求項2に記載の発明は、前記爪部6の前記湾曲面9が端面5に対して、僅かにタンク本体3の外面側に傾斜しているものである。そのため、爪部6に荷重が加わった場合でも、爪部6はより開きにくくなっている。それにより、さらに、タンクとプレートとの接続部の信頼性を向上できる。
本発明の熱交換器用タンクの接続構造の要部斜視図。 同熱交換器のタンクに用いられるタンク本体3であって、(A)はタンク本体3の要部斜視図、(B)はその要部横断面図。 同構造のカシメ加工を示す説明図であって、(A)はそのカシメ前の要部横断面図、(B)はカシメ後の要部横断面図。 同構造のカシメの説明図であって、(A)はそのカシメ前の状態を示す水平方向の縦断面図、(B)はカシメ後の状態を示す水平方向の縦断面図。 (A)は同カシメ後の正面図、(B)は(A)の要部拡大図。 同接続構造及び、従来構造における爪部6の引張試験結果を示し、横軸に爪部6の変位、縦軸に荷重を記載したものである。そして○印は本発明品の結果であり、■印は従来品の結果である。 本発明品と従来品との疲労試験結果を示すものである。そして横軸に1×10から1×10までの耐久回数を示し、縦軸にその荷重を示す。 本発明のタンクの支柱部11の他の実施例を示す要部横断面図。 本発明の爪部6の他の実施例を示す要部横断面図。 同接続構造を有する熱交換器の斜視図。 従来型接続構造の要部正面図。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の熱交換器用タンクの接続構造の要部斜視図であり、図2はそのタンク本体3の要部斜視図である。そして、図3はタンク本体3とプレート7との接続状態を示す要部縦断面図である。
本発明の熱交換器用タンクの接続構造は、図1に示す如く、プレート7とタンク本体3とを接続するものである。そのタンク本体3は、図2に示す如く、その開口1の外周にフランジ部2が環状に突設形成されている。また、フランジ部2に対して垂直な支柱部11がタンク本体3の周方向に定間隔に突設されている。
支柱部11は、図2(B)に示す如く、フランジ部2の外周から距離t分だけオフセットされて突設されていることが好ましい。
プレート7は、この実施例では筒状のケーシングからなる。そして、ケーシングの開口縁に近接して多数のスリット8が定間隔に配置され、そのスリット8はプレート7の端縁に平行に形成されている。このスリット8に隣接する端縁により爪部6が形成される。このプレート7は、図3に示す如く、その端部の内周に内ブラケット14がろう付固定されている。その内ブラケット14は環状に形成されており、その横断面が鈎形に曲折されている。そして、内ブラケット14とプレート7の内面との間に環状溝が形成されており、そこにシールパッキン4が装着されている。
また、内ブラケット14の内側には、ヘッダプレートを必要としないコア13が配置されている。このコア13は、両開口の端部が厚み方向に拡開されている膨出部16を有する偏平チューブ15の積層体からなる。各偏平チューブ15の膨出部16の外面と内ブラケット14とプレート7の接触部が一体にろう付け固定されている。
図3(A)に示す如く、プレート7と内ブラケット14の間に形成された環状溝にシールパッキン4を介して、タンク本体3のフランジ部2が内ブラケット14に配置されている。タンク本体3のフランジ部2は、プレート7のスリット8に隣接する端部の湾曲面9からなる爪部6により係止されている。
図4(A)(B)は、その爪部6のカシメ工程を順に示す、説明図であり、カシメ治具17を矢印方向に移動することにより、プレート7のスリット8に隣接する縁部を湾曲に塑性変形して、その端部をタンク本体3の外面に接触させる。そして、図3(B)に
示す如く、その爪部6の係止縁6aが、フランジ部2の端面5に係止されている。
前記塑性変形に際して、プレート7は図4(B)に示す如く、スリット8に隣接する縁部の中間位置が周方向に離間する一対の支柱部11との間に位置している。
その塑性変形後の爪部6は、図5(A)の正面図に示す如く、その係止縁6aを基準として、その変形部が扇形に拡開された湾曲面9を有する形状である。即ち、図5(B)に示す如く、爪部6の湾曲面9は、湾曲面9のスリット8側の係止縁6aの長さDと湾曲面9の先端縁の長さCとの関係が、C>Dとなっており、湾曲面9の両端の開き角度θは、鋭角となる。
図1および図3(B)に示す如く、各スリット8間をつなぐ各架橋部19を根元にして、各架橋部19からプレート7の先端縁にかけて、タンク本体3の支柱部11側に倒れ込むように、僅かに傾斜(図3(B)の傾斜角度αを参照)していることが好ましい。これにより、容易にC(湾曲面9の先端縁の長さ)>D(湾曲面9のスリット8側の係止縁6aの長さ)、とすることができる。
各架橋部19からプレート7の先端縁にかけての傾斜を形成する場合、支柱部11をランジ部2の外周から距離t分だけオフセットさせて突設したオフセット型の形状とする手段を用いることができる(図2(B))。この手段により、カシメの際、各架橋部19からプレート7の先端縁にかけて容易に傾斜させることができる。また、支柱部11の形状をオフセット型とする代わりに、図8に示す如く、フランジ部2の端面5から離れるにしたがって先細りする傾斜面としても、同様の効果が得られる。
この実施例によれば、タンク本体3の内圧および振動による爪部6への荷重は、爪部6の係止縁6aに加わり、その爪部6は僅かに傾斜し且つ、拡開されているため、爪部6の全体に分散して支持される。
図6は、この実施例の爪部6の引張試験結果の一例を示し、その爪部6に、それをタンク3の外面から引離す加重を加えたときの加重と、その変位との関係を示す。また、図7は、その疲労試験結果の一例を、耐久回数と加重との関係で表したものである。
図7のグラフの横軸の目盛1.E+05、1.E+06は、それぞれ1×10、1×10を意味する。
これらのデータから、この実施例による爪部6の支持強度は、図11の従来型の爪部の支持強度よりも高いことが確認できる。
図9は、図3(B)の爪部6の他の例である。
その違いは、図3(B)の爪部6の湾曲面9が、スリット8の長手方向の中心部において、タンク本体3の側壁に接しているのに対し、この例では、爪部6の湾曲面9が、フランジ部2の端面5に対して、湾曲面9の先端縁のみがタンク本体3の側壁に接しており、そのスリット8側の係止縁6aが傾斜してフランジ部2の端面5に接している。
そのため、タンク本体3の内圧および振動により、爪部6に荷重が加わった場合でも、爪部6はより開きにくくなっている。それにより、さらに、タンクとプレートとの接続部の信頼性が向上する。
本願における各発明の熱交換器用タンクの接続構造は、一例として図10に示すようなチャージエアクーラの他、ラジエータ、EGRクーラ、排熱回収器などの熱交換器に利用することができる。
1 開口
2 フランジ部
3 タンク本体
4 シールパッキン
5 端面
6 爪部
6a 係止縁
7 プレート
8 スリット
9 湾曲面
11 支柱部
13 コア
14 内ブラケット
15 偏平チューブ
16 膨出部
17 カシメ治具
18 カシメ曲線
19 架橋部
C 長さ
D 長さ
t 距離
θ 開き角度
α 傾斜角度

Claims (2)

  1. 一端が開口(1)とされ、その開口(1)の端部外周にフランジ部(2)が突設されているタンク本体(3)と、
    そのタンク本体(3)のフランジ部(2)がシールパッキン(4)を介して被嵌されていると共に、前記フランジ部(2)の前記シールパッキン(4)と反対側の端面(5)を、爪部(6)でカシメ締結するプレート(7)と、を有する熱交換器用タンクの接続構造において、
    前記プレート(7)の前記フランジ部(2)側の端部に、前記タンク本体(3)の前記端面(5)に平行なスリット(8)が形成されており、
    前記爪部(6)は、スリット(8)に隣接するプレート(7)の端部が湾曲した湾曲面(9)で形成されていると共に、爪部(6)は端面(5)に立設されており、その湾曲面(9)のスリット(8)側の係止縁(6a)が前記フランジ部(2)の前記端面(5)に係止されており、
    前記湾曲面(9)は、前記スリット(8)側の係止縁(6a)の両端から外側に扇状に拡開されて、その湾曲面(9)の端縁側の長さ(C)とスリット(8)側の係止縁(6a)の長さ(D)の関係が、C>Dとなることを特徴とする熱交換器用タンクの接続構造。
  2. 前記爪部(6)の前記湾曲面(9)は、前記スリット(8)の長手方向の中心部において、前記フランジ部(2)の前記端面(5)に対して、その反対側が僅かにタンク本体(3)の外面側に傾斜していることを請求項1に記載の熱交換器用タンクの接続構造。
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