JP7010168B2 - 無線通信システム、通信方法および送信局装置 - Google Patents

無線通信システム、通信方法および送信局装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、通信方法および送信局装置に関する。
無線通信サービスの多様化により、無線通信を行うスマートフォン等の携帯通信端末や基地局等が増加し、伝送されるデータ量が増大している。大容量のデータを伝送するために、例えば、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)伝送による無線通信システムの技術が提案されている(非特許文献1参照)。
S. Yoshioka, S. Kumagai, and F. Adachi, "Single-carrier multi-user MIMO downlink with time-domain Tomlinson-harashima precoding," IEICE Trans. Commun., vol.E99-B, Feb. 2016.
従来のシングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送では、ブロック間干渉を回避するために、各ブロックに含まれるデータのうち後尾から所定のシンボル長のデータを、各ブロックの先頭にサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。このため、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送では、ブロックの先頭にCPを付加する処理により、1ブロック長の遅延が生じる。
本発明は、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送における処理の遅延を回避できる無線通信システム、通信方法および送信局装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、送信局と少なくとも1つの受信装置とを有する無線通信システムであって、送信局は、入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位で第1データ信号を生成する複数の変調部と、予め取得した受信装置との間の通信路応答を示す情報と、複数の変調部の各々により生成された第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、付加信号の遅延波成分を算出し、複数の変調部の第1データ信号の各々から算出した遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成する減算部と、指向性を示す情報を用いて、複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成するビーム形成部と、複数の第3データ信号の各々に付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成する複数の付加部と、複数の第4データ信号を受信装置に送信する複数の通信部と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、複数の通信部は、トレーニング信号を受信装置に送信し、送信したトレーニング信号を用いて受信装置が推定した通信路応答を示す情報を含む信号を、受信装置から受信することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、受信装置は、送信局により送信された第4データ信号およびトレーニング信号を受信する通信部と、受信した第4データ信号に付加された付加信号を除去する除去部と、受信したトレーニング信号を用いて送信局と受信装置との間の通信路応答を推定する推定部と、を備えることを特徴とする。
第4の発明は、送信局と少なくとも1つの受信装置とを有する無線通信システムの通信方法であって、送信局は、入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位の第1データ信号を生成し、送信局は、予め取得した受信装置との間の通信路応答を示す情報と、複数の変調部の各々により生成された第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、付加信号の遅延波成分を算出し、複数の変調部の第1データ信号の各々から算出した遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成し、送信局は、指向性を示す情報を用いて、複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成し、送信局は、複数の第3データ信号の各々に付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成し、送信局は、複数の第4データ信号を受信装置に送信することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、送信局は、トレーニング信号を受信装置に送信し、送信したトレーニング信号を用いて受信装置が推定した通信路応答を示す情報を含む信号を、受信装置から受信することを特徴とする。
第6の発明は、基地局に配置され少なくとも1つの受信装置との間で無線通信を行う送信局装置であって、入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位で第1データ信号を生成する複数の変調部と、予め取得した受信装置との間の通信路応答を示す情報と、複数の変調部の各々により生成された第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、付加信号の遅延波成分を算出し、複数の変調部の第1データ信号の各々から算出した遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成する減算部と、指向性を示す情報を用いて、複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成するビーム形成部と、複数の第3データ信号の各々に付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成する複数の付加部と、複数の付加部の各々により生成された第4データ信号を受信装置に送信する複数の通信部と、を備えることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、複数の通信部は、トレーニング信号を受信装置に送信し、送信したトレーニング信号を用いて受信装置が推定した通信路応答を示す情報を含む信号を、受信装置から受信することを特徴とする。
本発明は、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送における処理の遅延を回避できる。
無線通信システムの一実施形態を示す図である。 図1に示した変調部により生成されるデータ信号の一例を示す図である。 図1に示した付加部における付加処理の一例を示す図である。 図1に示した無線通信システムにおける通信処理の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態について説明する。
図1は、無線通信システムの一実施形態を示す。
図1に示した無線通信システムSYSは、基地局BSおよびn個のユーザ端末UT(UT1-UTn)を有する。なお、ユーザ端末UTは、n個としたが、少なくとも1つ以上あればよい。基地局BSは、送信局の一例であり、ユーザ端末UTは、受信装置の一例である。
基地局BSは、m個のデータ受信部10(10(1)-10(m))、m個の変調部20(20(1)-20(m))、減算部30および送信ビーム形成部40を有する。また、基地局BSは、m個の付加部50(50(1)-50(m))、m個の通信部60(60(1)-60(m))、制御部70、記憶部80およびm個のアンテナAT(AT1-ATm)を有する。なお、m個のデータ受信部10、m個の変調部20、減算部30、送信ビーム形成部40、m個の付加部50、m個の通信部60、制御部70、記憶部80およびm個のアンテナATは、送信局装置としてパッケージ化されてもよい。
データ受信部10は、例えば、ネットワークインタフェース等であり、有線または無線を介してネットワークに接続される。そして、データ受信部10は、ネットワーク上のスマートフォン等の携帯通信端末やコンピュータ装置等からデータを受信し、受信したデータを変調部20に出力する。なお、データ受信部10は、ユーザ端末UTに送信するデータに対する誤り訂正符号化機能やインターリーブ機能を有してもよい。また、データ受信部10は、入出力インタフェースとして、有線または無線を介して携帯通信端末やコンピュータ装置等に接続されてもよい。
また、基地局BSは、m個のデータ受信部10を有したが、1つのデータ受信部10と分配器とを有し、1つのデータ受信部10が受信したデータを分配器がm個の変調部20の各々に出力してもよい。
変調部20は、例えば、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMOの通信方式に基づいて、データ受信部10の各々から受信したデータに対しQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の変調処理を実行し、予め設定されたブロック長(シンボル数)のデータ信号を生成する。
図2は、図1に示した変調部20(1)により生成されるデータ信号の一例を示す。図2の横軸は、時刻を示す。図2に示すように、変調部20(1)は、設定されたブロック長のデータ信号を順次に生成する。そして、変調部20(1)は、生成したデータ信号を減算部30に出力する。なお、変調部20(2)-20(m)の各々についても、変調部20(1)と同様に、データ信号を順次に生成する。変調処理により生成されたデータ信号は、第1データ信号の一例である。
減算部30は、予め取得した各ユーザ端末UTとの間の通信路応答を示すチャンネル状態情報(CSI:Channel State Information)と、データ信号を送信する際の通信部60およびアンテナATの指向性を示す送信ビームのウェイトと、従来のCPの代わりにデータ信号に付加される付加信号に含まれる所定のデータとを用いて、付加信号の遅延波成分を変調部20の各々について算出する。減算部30は、算出した遅延波成分を変調部20の各々のデータ信号から減算する。なお、付加信号に含まれる所定のデータとは、予め決定された既知のデータであり、ハードディスク装置等の記憶部80に記憶される。各ユーザ端末UTのCSI、送信ビーム形成のウェイト、付加信号および減算部30の動作については、図4で説明する。また、減算処理されたデータ信号は、第2データ信号の一例である。
送信ビーム形成部40は、減算処理されたデータ信号を送信する際にブロック間干渉やユーザ間干渉を回避するために、送信ビームのウェイトに基づいて、減算処理されたデータ信号の各々の送信電力および位相等を調整する。送信ビーム形成部40は、調整したデータ信号を付加部50の各々に出力する。送信ビーム形成部40により調整されたデータ信号は、第3データ信号の一例である。
付加部50は、送信ビーム形成部40により送信電力および位相等が調整されたデータ信号のブロック間に付加信号を付加し、付加信号が付加されたデータ信号を通信部60に出力する。付加信号が付加されたデータ信号は、第4データ信号の一例である。
図3は、図1に示した付加部50(1)における付加処理の一例を示す。図3の横軸は、時刻を示す。なお、図3に示したデータ信号は、図2に示したデータ信号に対して減算部30の減算処理および送信ビーム形成部40の調整処理がそれぞれ実行された信号である。
図3に示すように、付加部50(1)は、データ信号のブロック間に付加信号を付加する。なお、付加部50(2)-50(m)の各々についても、付加部50(1)と同様に、データ信号のブロック間に付加信号を付加する。このように、付加部50は、データ信号と関係のない既知のデータである付加信号をデータ信号間に付加することから、従来のデータ信号の先頭にCPを付加する場合に生じる1ブロック長の遅延を回避できる。
また、図3に示すように、付加部50は、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMOの通信方式に基づき、基地局BSに含まれるトレーニング信号生成部により生成されるトレーニング信号を、最初のデータ信号の先頭に付加する。これにより、基地局BSは、トレーニング期間以外のデータ信号を送信する期間においても、データ信号に付加されたトレーニング信号を用いてユーザ端末UTにより推定されるユーザ端末UTとの間のCSIの変動を監視でき、ユーザ端末UTとの間の通信品質を一定に保つことができる。
また、付加信号が、ブロック間干渉のガード区間としての機能を有するため、付加信号のデータのシンボル数は、基地局BSとユーザ端末UTとの間の通信路における反射や回折等による遅延の影響や、要求される通信品質に応じて適宜決定されることが好ましい。
通信部60は、例えば、アンテナATを介して、付加信号が付加されたデータ信号を、ユーザ端末UTに送信する。また、通信部60は、例えば、各ユーザ端末UTから送信されたデータ信号を受信し、受信したデータ信号に復調処理を実行する。通信部60は、復調したデータ信号に含まれるデータを制御部70に出力する。
制御部70は、例えば、プロセッサ等であり、ハードディスク装置等の記憶部80に記憶されたプログラムを実行することで、基地局BSの各要素を制御する。例えば、制御部70は、ユーザ端末UTとの間のCSIを取得するために、トレーニング期間において、基地局BSに含まれるトレーニング信号生成部にトレーニング信号を生成させる。制御部70は、通信部60およびアンテナATを介して、生成したトレーニング信号をユーザ端末UTに送信し、トレーニング信号を用いてユーザ端末UTにより推定されたCSIを含むデータ信号をユーザ端末UTから受信する。そして、制御部70は、トレーニング信号における各ユーザ端末UTとの間のCSIに基づいて、データ信号と付加信号との各々における各ユーザ端末UTとの間のCSIを算出する。制御部70は、算出したデータ信号と付加信号とにおける各ユーザ端末UTとの間のCSIを記憶部80に記憶する。
また、制御部70は、各ユーザ端末UTから受信したCSIを用いて、データ信号を送信する際のブロック間干渉やユーザ間干渉等を回避するように、送信ビームのウェイトを算出する。制御部70は、算出した送信ビームのウェイトを記憶部80に記憶する。
そして、制御部70は、データ信号および付加信号における各ユーザ端末UTとの間のCSIと、送信ビームのウェイトと、付加信号のデータとを記憶部80から読み込み、減算部30に出力する。また、制御部70は、読み込んだ送信ビームのウェイトを送信ビーム形成部40に出力する。また、制御部70は、読み込んだ付加信号のデータを付加部50に出力する。
なお、制御部70は、各ユーザ端末UTから受信したCSIを用いて、データ信号と付加信号とにおける各ユーザ端末UTとの間のCSIを算出したが、これに限定されない。例えば、基地局BSの設置時において、通信事業者は、通信装置を用いて、基地局BSが設置される位置における通信環境を測定し、各ユーザ端末UTとの間のCSIを取得し、取得した各ユーザ端末UTとの間のCSIを記憶部80に記憶してもよい。
記憶部80は、メモリやハードディスク装置等であり、制御部70が実行するプログラムとともに、データ信号および付加信号におけるユーザ端末UT毎のCSIおよび付加信号のデータ等を記憶する。
ユーザ端末UTは、スマートフォンやタブレット型端末等の携帯通信端末であり、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送の通信方式に基づいて、基地局BSとの間でデータ信号を送受信する。図1に示したユーザ端末UT1は、アンテナANT、通信部110、除去部120、推定部130および復調部140を有する。なお、ユーザ端末UT2-UTnは、ユーザ端末UT1と同様の要素を有する。また、ユーザ端末UTは、複数のアンテナANTを有してもよい。
通信部110は、アンテナANTを介して、基地局BSにより送信されたデータ信号を受信する。また、通信部110は、基地局BSとの間のCSIを推定するためのトレーニング信号を基地局BSから受信する。通信部110は、受信した電波をダウンコンバートし、通信部110に含まれるAD変換器等を用いて、ダウンコンバートしたトレーニング信号やデータ信号をデジタル信号に変換する。そして、通信部110は、ユーザ端末UTに含まれるプロセッサ等の制御部からの制御指示に基づいて、受信したデータ信号やトレーニング信号を除去部120に出力する。
また、通信部110は、推定部130により推定された基地局BSとの間の通信路のCSIを含むデータ信号を、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送の通信方式に基づいて基地局BSに送信する。
除去部120は、通信部110により受信されたデータ信号のブロック間に付加された付加信号を、時系列に沿って除去する。そして、除去部120は、付加信号が除去されたデータ信号を推定部130に出力する。なお、除去部120は、通信部110により受信された信号がトレーニング信号の場合、除去処理を実行することなく、トレーニング信号を推定部130に出力する。
推定部130は、通信部110が受信した信号のうちトレーニング信号を用いて、基地局BSとの間における通信路に応じたチャンネルインパルス応答(CIR:Channel Impulse Response)を推定する。そして、推定部130は、推定したCIRから通信路応答としてCSIを推定する。推定部130は、例えば、ユーザ端末UTの制御部からの制御指示に基づいて、推定したCSIを含むデータ信号を、通信部110およびアンテナANTを介して基地局BSに送信する。なお、推定部130は、除去部120から受信した信号がデータ信号の場合、推定処理を実行することなく、データ信号を復調部140に出力する。
復調部140は、推定部130から受信したデータ信号に対して、等化処理等を含む復調処理を実行する。そして、ユーザ端末UTは、例えば、ユーザ端末UTに含まれるLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部に復調したデータを出力し、表示部にデータを表示する。また、復調部140は、基地局BSから受信したデータに対する誤り訂正復号機能やデインターリーブ機能を有してもよい。
図4は、図1に示した無線通信システムSYSにおける通信処理の一例を示す。なお、図4に示した処理は、基地局BSとユーザ端末UT1との間のものを示すが、基地局BSとユーザ端末UT2-UTnとの間の処理についても同様である。
ステップS100では、制御部70は、データ信号を送信する前のトレーニング期間において、基地局BSのトレーニング信号生成部に対して、トレーニング信号を生成させる。そして、制御部70は、通信部60およびアンテナATを介して、生成したトレーニング信号をユーザ端末UT1に送信する。
なお、ステップS100の処理は、基地局BSの設置時に実行されてもよく、1日や1ヶ月等の所定の時間間隔毎に実行されてもよい。
次に、ステップS110では、通信部60は、トレーニング信号を用いてユーザ端末UT1により推定されたユーザ端末UT1との間のCSIを含むデータ信号を、ユーザ端末UT1から受信する。また、制御部70は、ユーザ端末UT1と同様に、ユーザ端末UT2-UTnの各々との間のCSIを、ユーザ端末UT2-UTnの各々から受信する。制御部70は、受信したユーザ端末UT1-UTnの各々との間のCSIを用い、データ信号および付加信号に対するCSI(以下、“通信路応答行列”とも称される)H(D)、H(K)を算出する。通信路応答行列H(D)、H(K)は、式(1)および式(2)のように表される。
Figure 0007010168000001
Figure 0007010168000002
、Nは、データ信号および付加信号のシンボル数を示し、N>Nである。iは、ユーザ端末UT1-UTnの各々を示す1からnの整数であり、jは、アンテナAT1-ATmの各々を示す1からmの整数である。h0,i,jは、基地局BSのアンテナATjから送信されたデータ信号の電波が、直接ユーザ端末UTiに受信された直接波に対する通信路応答の成分を示す。h1,i,jは、基地局BSのアンテナATjから送信されたデータ信号の電波が、1回の反射や回折等によりユーザ端末UTiに受信された遅延波に対する通信路応答の成分を示す。h2,i,jは、基地局BSのアンテナATjから送信されたデータ信号の電波が、2回の反射や回折等によりユーザ端末UTiに受信された遅延波に対する通信路応答の成分を示す。
また、制御部70は、ブロック間干渉やユーザ間干渉を回避でき、通信路応答行列H(D)との積H(D)Qがブロック対角化となるように、送信ビームのウェイトQを算出する。制御部70は、算出した通信路応答行列H(D)、H(K)およびウェイトQを記憶部80に記憶する。なお、ウェイトQは、N・m×N・mの複素数の行列である。
次に、ステップS120では、変調部20は、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMOの通信方式に基づいて、データ受信部10から受信したデータに対しQAMの変調処理を実行し、シンボル数Nのデータ信号を生成する。なお、変調部20(j)で生成されるN個のシンボルを有するデータ信号は、N個の成分のベクトルs(D) (j-1)と表す。そして、全ての変調部20で生成されるデータ信号は、N・m個の成分のベクトルs(D)(=(s(D) ,…,s(D) m-1))と表す。
次に、ステップS130では、制御部70は、通信路応答行列H(D)、H(K)と、送信ビームのウェイトQと、付加信号のデータとを記憶部80から読み込み、読み込んだ通信路応答行列H(D)、H(K)と、送信ビームのウェイトQと、付加信号のデータとを減算部30に出力する。減算部30は、受信した通信路応答行列H(D)、H(K)と、送信ビームのウェイトQと、付加信号のデータとを用いて、ユーザ端末UTとの通信路における付加信号の遅延波成分を変調部20の各々について算出する。
例えば、変調部20から出力されたデータ信号s(D)が減算部30に入力され、減算部30から出力されるデータ信号は、N・m個の成分のベクトルs(DK)(=(s(DK) ,…,s(DK) m-1))と表す。また、減算部30から出力されたデータ信号s(DK)が送信ビーム形成部40に入力され、送信ビーム形成部40から出力されるデータ信号は、N・m個の成分のベクトルx(D)(=(x(D) ,…,x(D) m-1))と表す。なお、データ信号s(DK) (j-1)およびデータ信号x(D) j-1は、変調部20(j)により変調処理されたデータ信号に対応する。
また、付加部50(j)がデータ信号x(D) (j-1)に付加する付加信号をN個の成分のベクトルx(K) (j-1)と表す場合、全ての付加部50がデータ信号x(D)に付加する付加信号は、N・m個の成分のベクトルx(K)(=(x(K) ,…,x(K) m-1))と表す。また、ユーザ端末UTiが基地局BSから受信するデータ信号をベクトルy(D) (i-1)と表し、全てのユーザ端末UTが受信したデータ信号をベクトルy(D)(=(y(D) ,…,y(D) n-1)と表す。この場合、受信したデータ信号y(D)は、式(3)のように、通信路応答行列H(D)、H(K)と、データ信号x(D)と、付加信号x(K)と関係付けられる。
(D)=H(D)(D)+H(K)(K)+w …(3)
wは、付加雑音(AWGN:Additive white Gaussian noise)のベクトルを示す。また、減算部30により減算処理されたデータ信号s(DK)と、送信ビーム形成部40から出力されるデータ信号x(D)とは、送信ビームのウェイトQを用いて、式(4)のように関係付けられる。
(D)=Qs(DK) …(4)
そして、式(3)に式(4)を代入すれば、式(5)が得られる。
(D)=H(D)Qs(DK)+H(K)(K)+w …(5)
なお、ユーザ端末UTがデータ信号を受信した時に、付加信号x(K)の成分が除去されるとは、受信したデータ信号y(D)がH(D)Qs(D)+wとなることである。すなわち、減算部30により減算処理されたデータ信号s(DK)は、式(6)のように表される。
(DK)=s(D)-(H(D)Q)(K)(K) …(6)
(H(D)Q)は、H(D)Qの擬似逆行列を示す。すなわち、式(6)の右辺第2項(H(D)Q)(K)(K)が、減算部30が算出する付加信号の遅延波成分である。したがって、減算部30は、通信路応答行列H(D)、H(K)と、送信ビームのウェイトQと、付加信号x(K)のデータとを用い、数式(H(D)Q)(K)(K)に基づいて、ユーザ端末UTとの通信路における付加信号x(K)の遅延波成分を算出する。減算部30は、算出した遅延波成分を変調部20のデータ信号s(D)から減算し、データ信号s(DK)を生成する。減算部30は、生成したデータ信号s(DK)を送信ビーム形成部40に出力する。
次に、ステップS140では、送信ビーム形成部40は、送信ビームのウェイトQと式(4)とを用いて、ブロック間干渉やユーザ間干渉を回避するように、ステップS130で生成されたデータ信号s(DK)からデータ信号x(D)を生成する。送信ビーム形成部40は、生成したデータ信号x(D)を付加部50に出力する。
次に、ステップS150では、付加部50は、ステップS140で生成されたデータ信号x(D)のブロック間に付加信号x(K)を付加する。付加部50は、付加信号x(K)が付加されたデータ信号x(D)を通信部60に出力する。
次に、ステップS160では、通信部60は、アンテナATを介して、ステップS150で付加信号x(K)が付加されたデータ信号x(D)をユーザ端末UTに送信する。
そして、基地局BSは、データ受信部10がデータを受信する度に、少なくともステップS110からステップS160の処理を繰り返し実行する。
ステップS200では、通信部110は、アンテナANTを介して、ステップS100で送信されたトレーニング信号の電波を受信する。通信部110は、受信した電波をダウンコンバートし、通信部110のAD変換器等を用いて、ダウンコンバートしたトレーニング信号をデジタル信号に変換する。通信部110は、ユーザ端末UT1の制御部からの制御指示に基づいて、トレーニング信号のデジタル信号を、除去部120を介して推定部130に出力する。
次に、ステップS210では、推定部130は、ステップS200で受信されたトレーニング信号を用いて、基地局BSとの間における通信路に応じたCIRを推定する。そして、推定部130は、推定したCIRから通信路応答としてCSIを推定する。
次に、ステップS220では、推定部130は、ユーザ端末UT1の制御部からの制御指示に基づいて、ステップS210で推定したCSIを含むデータ信号を、通信部110およびアンテナANTを介して基地局BSに送信する。
次に、ステップS230では、通信部110は、アンテナANTを介して、ステップS160で送信されたデータ信号の電波を受信する。通信部110は、受信した電波をダウンコンバートし、通信部110のAD変換器等を用いて、ダウンコンバートしたデータ信号y(D)のデジタル信号に変換する。通信部110は、ユーザ端末UT1の制御部からの制御指示に基づいて、データ信号y(D)のデジタル信号を、除去部120に出力する。
次に、ステップS240では、除去部120は、ステップS230で受信されたデータ信号y(D)から付加信号x(K)を時系列に沿って除去する。
なお、受信したデータ信号y(D)が、従来と同様に、ステップS130で減算処理されていない場合、通信路における反射や回折等の遅延により、付加信号x(K)が受信されない時間において、データ信号x(D)に付加信号x(K)の遅延波成分が重畳してしまう。このため、従来では、ユーザ端末側に受信したデータ信号y(D)からデータ信号x(D)に重畳された付加信号x(K)の遅延波成分を除去するための構成が必要であった。一方、ステップS130で減算処理されたデータ信号y(D)では、データ信号x(D)に重畳される付加信号x(K)の遅延波成分が相殺される。このため、ユーザ端末UT1に受信したデータ信号y(D)からデータ信号x(D)に重畳された付加信号x(K)の遅延波成分を除去するための構成が不要となる。
そして、除去部120は、ユーザ端末UT1の制御部からの制御指示に基づいて、データ信号x(D)のブロック間の付加信号x(K)を除去したデータ信号y(D)を、推定部130に出力する。
次に、ステップS250では、推定部130は、ステップS240で付加信号x(K)が除去されたデータ信号y(D)のうち、図3に示すように、先頭に付加されたトレーニング信号を用いて、基地局BSとの間における通信路に応じたCIRを推定する。そして、推定部130は、推定したCIRから通信路応答としてCSIを推定する。
次に、ステップS260では、推定部130は、ユーザ端末UT1の制御部からの制御指示に基づいて、ステップS250で推定したCSIを含むデータ信号を、通信部110およびアンテナANTを介して基地局BSに送信する。
次に、ステップS270では、復調部140は、ステップS240で付加信号x(K)が除去されたデータ信号y(D)に対して、等化処理等を含む復調処理を実行する。ユーザ端末UT1は、例えば、ユーザ端末UT1の表示部に復調したデータを出力し、表示部にデータを表示する。
そして、ユーザ端末UT1は、基地局BSからトレーニング信号またはデータ信号を含む電波を受信する度に、ステップS200からステップS270の処理を繰り返し実行する。
図1から図4に示した実施形態では、基地局BSは、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送において、データ信号のブロック間に、従来のCPの代わりに予め取得した所定のデータを含む付加信号を付加する。すなわち、基地局BSは、既知のデータである付加信号をデータ信号間に付加することから、無線通信システムSYSは、シングルキャリアブロックマルチユーザMIMO伝送における処理の遅延を回避できる。
また、基地局BSは、通信路応答行列H(D)、H(K)と、送信ビームのウェイトQと、付加信号のデータとを用いて、ユーザ端末UTとの間の通信路における付加信号の遅延波成分を変調部20の各々について算出する。そして、基地局BSは、算出した遅延波成分をデータ信号から減算し、減算処理したデータ信号に付加信号を付加して送信する。これにより、ユーザ端末UTが受信したデータ信号では、データ信号に重畳された付加信号の遅延波成分が相殺される。そして、ユーザ端末UTは、受信したデータ信号に重畳された付加信号の遅延波成分を除去する構成が不要となり、簡易な構成でデータ信号に含まれるデータを精度良く復調できる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10…データ受信部;20(1)-20(m)…変調部;30…減算部;40…送信ビーム形成部;50(1)-50(m)…付加部;60(1)-60(m),110…通信部;70…制御部;80…記憶部;120…除去部;130…推定部;140…復調部;AT1-ATm,ANT…アンテナ;BS…基地局;SYS…無線通信システム;UT1-UTn…ユーザ端末

Claims (7)

  1. 送信局と少なくとも1つの受信装置とを有する無線通信システムであって、
    前記送信局は、
    入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位で第1データ信号を生成する複数の変調部と、
    予め取得した前記受信装置との間の通信路応答を示す情報と、前記複数の変調部の各々により生成された前記第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、前記付加信号の遅延波成分を算出し、前記複数の変調部の前記第1データ信号の各々から算出した前記遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成する減算部と、
    前記指向性を示す情報を用いて、前記複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成するビーム形成部と、
    前記複数の第3データ信号の各々に前記付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成する複数の付加部と、
    前記複数の第4データ信号を前記受信装置に送信する複数の通信部と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記複数の通信部は、トレーニング信号を前記受信装置に送信し、送信した前記トレーニング信号を用いて前記受信装置が推定した前記通信路応答を示す情報を含む信号を、前記受信装置から受信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記受信装置は、
    前記送信局により送信された前記第4データ信号および前記トレーニング信号を受信する通信部と、
    受信した前記第4データ信号に付加された前記付加信号を除去する除去部と、
    受信した前記トレーニング信号を用いて前記送信局と前記受信装置との間の前記通信路応答を推定する推定部と、を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 送信局と少なくとも1つの受信装置とを有する無線通信システムの通信方法であって、
    前記送信局は、入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位の第1データ信号を生成し、
    前記送信局は、予め取得した前記受信装置との間の通信路応答を示す情報と、前記複数の変調部の各々により生成された前記第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、前記付加信号の遅延波成分を算出し、前記複数の変調部の前記第1データ信号の各々から算出した前記遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成し、
    前記送信局は、前記指向性を示す情報を用いて、前記複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成し、
    前記送信局は、前記複数の第3データ信号の各々に前記付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成し、
    前記送信局は、前記複数の第4データ信号を前記受信装置に送信する
    ことを特徴とする通信方法。
  5. 請求項4に記載の通信方法において、
    前記送信局は、トレーニング信号を前記受信装置に送信し、送信した前記トレーニング信号を用いて前記受信装置が推定した前記通信路応答を示す情報を含む信号を、前記受信装置から受信することを特徴とする通信方法。
  6. 基地局に配置され少なくとも1つの受信装置との間で無線通信を行う送信局装置であって、
    入力される複数のデータの各々を変調して、所定のデータ長のブロック単位で第1データ信号を生成する複数の変調部と、
    予め取得した前記受信装置との間の通信路応答を示す情報と、前記複数の変調部の各々により生成された前記第1データ信号を送信する際の指向性を示す情報と、データ信号に付加される付加信号に含まれる所定の情報とを用いて、前記付加信号の遅延波成分を算出し、前記複数の変調部の前記第1データ信号の各々から算出した前記遅延波成分を減算して複数の第2データ信号を生成する減算部と、
    前記指向性を示す情報を用いて、前記複数の第2データ信号の各々の送信時の電力および位相を調整して、複数の第3データ信号を生成するビーム形成部と、
    前記複数の第3データ信号の各々に前記付加信号を付加して複数の第4データ信号を生成する複数の付加部と、
    前記複数の付加部の各々により生成された前記第4データ信号を前記受信装置に送信する複数の通信部と、
    を備えることを特徴とする送信局装置。
  7. 請求項6に記載の送信局装置において、
    前記複数の通信部は、トレーニング信号を前記受信装置に送信し、送信した前記トレーニング信号を用いて前記受信装置が推定した前記通信路応答を示す情報を含む信号を、前記受信装置から受信する
    ことを特徴とする送信局装置。
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