JP7008458B2 - 地震計の設置構造及び地震計の設置方法 - Google Patents

地震計の設置構造及び地震計の設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、建物に設置される地震計の設置構造及び地震計の設置方法に関する。
近年、加速度センサ等のセンサを備える地震計を建物に設置し、地震計による測定に基づいて、地震が建物に与える影響の解析等が行われている。建物に設置される地震計の設置構造として、例えば特許文献1には、建物の基礎の立ち上がり部の側面に、ブラケットを介して地震計を取り付ける構造が記載されている。特許文献1に記載されたブラケットには、上下方向に長い複数の長孔が形成されており、当該長孔に通す固定具の位置を調整することで、地震計の水平調整を行うことができる。
実用新案登録第3203038号公報
特許文献1に記載された地震計は、ブラケットを介して、建物の基礎の立ち上がり部の側面のみに設置される。すなわち、地震計は、建物の一面のみに設置されるため、建物との一体性に改善の余地があった。
本発明は、地震計を建物に対してより一体的に設置することが可能な、地震計の設置構造及び地震計の設置方法を提供することを目的とする。
本発明の地震計の設置構造は、建物に設置される地震計の設置構造であって、前記建物は、平面状の第1平面部と、前記第1平面部と直交する平面状の第2平面部と、を備え、前記地震計は、前記第1平面部に当接する第1当接部と、前記第2平面部に当接する第2当接部と、を備え、前記第1当接部は前記第1平面部に当接する3点以上の第1当接点を有し、かつ、当該3点以上の第1当接点が一直線上に並ばぬように配置されており、前記第2当接部は前記第2平面部に当接する2点以上の第2当接点を有し、かつ、当該2点以上の第2当接点が前記第1平面部に直交する直線上に並ばぬように配置されている、ことを特徴とする。
ここで、本発明の地震計の設置構造において、前記地震計は、センサを有する本体部と、前記第1当接部及び前記第2当接部を有する介在部と、を備え、前記本体部は、前記介在部に着脱可能であり、前記介在部に装着された状態では前記介在部に対して位置決めされることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第1平面部は鉛直面であり、前記第2平面部は鉛直面又は水平面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第1平面部は、前記建物の基礎の立ち上がり部の側面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第2平面部は、前記建物の床部の下面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第2平面部は、前記基礎のフーチング部の上面又は土間コンクリートの上面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面に対して平面視で直交する前記基礎の第2の立ち上がり部の側面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面から突出するように立設された外壁部の下端面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面から反対側の側面に連通する連通部の底面、側面又は上面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第1平面部は前記建物の床支持用の梁のウェブ面であり、前記第2平面部は当該梁のフランジ面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第1平面部は、前記建物の基礎の立ち上がり部の側面から反対側の側面に連通する連通部の側面であり、前記第2平面部は、当該連通部の底面又は上面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記地震計は、前記連通部内に設置され、前記立ち上がり部の側面から突出していないことが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記地震計は、前記建物の床下点検口近傍に設けられていることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置構造において、前記第1平面部は、前記建物の床上の配管用スペースを居住スペースから区画する区画壁内の柱部材の側面であり、前記第2平面部は、前記配管用スペースの床の上面であることが好ましい。
また、本発明の地震計の設置方法は、建物に設置される地震計の設置方法であって、案内部材を、前記建物の平面状の第1平面部と、前記建物の前記第1平面部と直交する平面状の第2平面部と、に当接させる第1工程と、前記第1工程の後に、前記地震計を、前記第1平面部と、前記案内部材と、に当接させた状態で、前記第1平面部に取り付ける第2工程と、前記第2工程の後に、前記案内部材を取り除く第3工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によると、地震計を建物に対してより一体的に設置することが可能な、地震計の設置構造及び地震計の設置方法を提供することができる。
本発明の一実施形態としての、建物に設置される地震計の設置構造の概要を示す図である。 図1に示す地震計のブロック図である。 図1に示す地震計の第1の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第2の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第3の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第4の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第1の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第2の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第3の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第4の設置例を示す平面図である。 図1に示す地震計の第5の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第6の設置例を示す断面図である。 第6の設置例における地震計の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第7の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第8の設置例を示す図である。 図1に示す地震計の第9の設置例を示す図である。 図1に示す地震計の第10の設置例を示す断面図である。 図1に示す地震計の第11の設置例を示す断面図である。 第11の設置例における地震計の構成例を示す斜視図である。 図1に示す地震計の第12の設置例を示す断面図である。 本発明の一実施形態としての、地震計の建物への設置方法を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。各図において共通の構成には、同一の符号を付している。
[地震計の設置構造]
図1は、本発明の一実施形態としての、建物1に設置される地震計10の設置構造の概要を示す図である。図1に示すように、建物1は、平面状の第1平面部2と、第1平面部2と直交する平面状の第2平面部3と、を備える。図1に示すように、地震計10は、第1平面部2に当接する第1当接部11と、第2平面部3に当接する第2当接部13と、を備える。第1当接部11は、第1平面部2に当接する3点以上の第1当接点を有する。図1に示す例では、第1当接部11は、第1平面部2に当接する3点の第1当接点12a~12cを有する。第2当接部13は、第2平面部3に当接する2点以上の第2当接点を有する。図1に示す例では、第2当接部13は、第2平面部3に当接する2点の第2当接点14a及び14bを有する。
第1当接点及び第2当接点それぞれの最大直線長さLは0mmより大きく、10mm以下である。また、3点以上の第1当接点が一直線上に並ばぬように配置されている。換言すれば、3点以上の第1当接点全てを通過する直線は存在しない。図1に示す例では、3点の第1当接点12a~12cが一直線上に並ばぬように配置されている。また、図1に示す例では、3点の第1当接点12a~12cを全て通過する直線は存在しない。2点以上の第2当接点が前記第1平面部2に直交する直線上に並ばぬように配置されている。換言すれば、2点以上の第2当接点全てを通過し、かつ、第1平面部2に直交する直線は存在しない。図1に示す例では、2点の第2当接点14a及び14bが前記第1平面部2に直交する直線上に並ばぬように配置されている。また、図1に示す例では、2点の第2当接点14a及び14bの両方を通過し、かつ、第1平面部2に直交する直線は存在しない。
第1当接部11は、第1当接点の最大直線長さLの上限よりも広い範囲で第1平面部2に連続的に当接していてもよい。この場合、第1当接部11には、複数の第1当接点が隙間なく配置されているとみなすことができる。例えば、第1当接部11が全面に亘って第1平面部2に当接している場合、第1当接部11の全面に、複数の第1当接点が隙間なく配置されているとみなすことができる。同様に、第2当接部13は、第2当接点の最大直線長さLの上限よりも広い範囲で第2平面部3に連続的に当接していてもよい。この場合、第2当接部13には、複数の第2当接点が隙間なく配置されているとみなすことができる。例えば、第2当接部13が全面に亘って第2平面部3に当接している場合、第2当接部13の全面に、複数の第2当接点が隙間なく配置されているとみなすことができる。
上記のように、本実施形態の建物1に設置される地震計10の設置構造によると、建物1が、平面状の第1平面部2と、第1平面部2と直交する平面状の第2平面部3と、を備え、地震計10が、第1平面部2に当接する第1当接部11と、第2平面部3に当接する第2当接部13と、を備えるので、第1当接部11及び第2当接部13のいずれか一方のみの場合と比較して、地震計10を建物1に対してより一体的に設置することができる。
ところで、地震計10は、生活振動の影響を低減するために、建物1の基礎に設置することが好ましい。また、地震計10は精密機器であるため、建物1の建築工程の最終工程で施工されることが多い。地震計10を、建物1の建築工程の最終工程で建物1の基礎に設置する場合、施工者は床下に潜って無理な体勢で取り付けることになり、施工者にとって厳しい施工環境となる。加えて、地震計10を建物1へ固定し、位置決めするには、高い精度が求められる。本実施形態の建物1に設置される地震計10の設置構造によると、地震計10を、建物1の第1平面部2と、第2平面部3と、に押し当てることで簡単に位置決めすることができるので、施工者によるバラツキを抑えて、精度良く地震計10を建物1に設置することができる。
図2は、地震計10のブロック図である。図2に示すように、地震計10は、加速度センサ21と、制御部22と、記憶部23と、通信部24と、を備える。
加速度センサ21は、地震計10に加わる加速度を測定する。加速度センサ21は、例えば3軸の加速度センサであり、第1平面部2に直交する方向、第2平面部3に直交する方向、及び、第1平面部2及び第2平面部3に沿う方向、の加速度をそれぞれ測定可能である。加速度センサ21は、測定した加速度の情報を、制御部22に出力する。
制御部22は、例えば記憶部23に記憶された種々の情報及びプログラムのうち、所定の情報及びプログラムを読み込むことにより所定の機能を実現するプロセッサを含み、地震計10全体の動作を制御する。具体的に、制御部22は、加速度センサ21から入力される加速度の情報に基づいて、建物1の揺れの大きさ及び方向等の地震に関する情報を算出する。制御部22は、通信部24を介して、外部のコンピュータ等の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、制御部22は、外部の情報処理装置に、地震に関する情報を送信する。外部の情報処理装置は、受信した地震に関する情報を表示し、或いは更なる解析に用いることができる。外部の情報処理装置は、例えば、建物1の損傷度を計算・推測し、倒壊の虞の有無を判定し、判定結果を居住者へ知らせる。外部の情報処理装置は、建物1の内部に設置されていてもよいし、建物1の外部に設置されていてもよい。
記憶部23は、例えば記憶装置を含んで構成され、種々の情報及びプログラムを記憶する。具体的に、記憶部23は、制御部22が地震に関する情報を算出するためのプログラムを記憶する。
通信部24は、無線通信又は有線通信により、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行うインターフェースを含む。
以下、図3~図6を参照して、地震計10の構成例について説明する。
図3は、地震計10の第1の構成例としての地震計10aを示す斜視図である。図3に示すように、地震計10aは、本体部25のみから構成されている。具体的に、地震計10aは、略直方体状の主部15と、主部15の長手方向に沿う両端からそれぞれ延出した2つの延出部16a及び16bと、を備える。地震計10aは、全体として、底面17と、上面18と、4つの側面19a~19dと、を備える。底面17は、主部15の底面、延出部16aの底面、及び延出部16bの底面で構成される。本実施形態において、主部15の底面、延出部16aの底面、及び延出部16bの底面は面一である。上面18は、主部15の上面、延出部16aの上面、及び延出部16bの上面で構成される。側面19a及び側面19cは、それぞれ、主部15の側面、延出部16aの側面、及び延出部16bの側面で構成される。側面19bは、主部15の側面及び延出部16aの側面で構成される。側面19dは、主部15の側面及び延出部16bの側面で構成される。4つの側面19a~19dは、それぞれ底面17と直交している。
地震計10aが建物1に設置された状態では、底面17と、4つの側面19a~19dのうちのいずれか1つとが、第1当接部11(図1参照)及び第2当接部13(図1参照)となる。換言すれば、地震計10aの底面17は、第1平面部2(図1参照)及び第2平面部3(図1参照)のうちの一方に当接し、地震計10aの4つの側面19a~19dのうちのいずれか1つは、第1平面部2及び第2平面部3のうちの他方に当接する。延出部16aは、上面18から底面17に連通した孔20aを備える。延出部16bは、上面18から底面17に連通した孔20bを備える。地震計10aが建物1に設置された状態で、孔20a及び20bを通過させたネジ等の固定具を用いて底面17を第1平面部2又は第2平面部3に固定することで、設置された地震計10aを建物1に強固に固定することができる。
図4は、地震計10の第2の構成例としての地震計10bを示す斜視図である。図4に示すように、地震計10bは、本体部25と、介在部26aと、を備える。
本体部25は、上述の地震計10a(図3参照)を構成する本体部25と同一の構成である。すなわち、本体部25は、主部15と、2つの延出部16a及び16bと、を備える。主部15、延出部16a、及び延出部16bの構成は、地震計10aが備える各構成と同一であるので、説明を省略する。本体部25は、図2を用いて上記の通り説明した、センサとしての加速度センサ21と、制御部22と、記憶部23と、通信部24と、を備える。
介在部26aは、例えば板金で形成され、それぞれ互いに連結した3つの平板27a~27cを備える。平板27a及び平板27bは、互いに直交する。平板27b及び平板27cは、互いに直交する。平板27c及び平板27aは互いに直交する。すなわち、3つの平板27a~27cは、それぞれ他の平板に対して直交する。介在部26aは、平板27a~27cを連結したものであっても、同形状に鋳造したものであってもよい。
本体部25は、介在部26aに着脱可能であり、介在部26aに装着された状態では介在部26aに対して位置決めされる。具体的には、本体部25は、介在部26aに装着された状態では、底面17が平板27aに当接し、側面19aが平板27bに当接し、側面19bが平板27cに当接した状態で、介在部26aに固定されることで、介在部26aに対して位置決めされる。本体部25の介在部26aへの固定は、2つの孔20a及び20bを通過させたネジ等の固定具を用いて行われる。
地震計10bは、介在部26aを建物1に当接した状態で、建物1に設置される。具体的には、介在部26aの3つの平板27a~27cのうちの任意の2つの平板における、本体部25が装着される面とは反対側の面を、第1当接部11(図1参照)及び第2当接部13(図1参照)とすることができる。介在部26aは、建物1に設置された状態で、ネジ等の固定具を用いて建物1に固定することができる。
上記のように、地震計10bを建物1に設置する場合、介在部26aを建物1に設置した状態で、センサを有する本体部25を介在部26aに装着すればよい。従って、介在部26aを、建物1の第1平面部2と第2平面部3とが直交する隅部に一度設置しておけば、本体部25を交換する際や、本体部25の電池を入れ替える際など、本体部25を着脱する必要がある場合であっても、介在部26aを建物1に設置したまま、本体部25のみを介在部26aから着脱すればよい。よって、本体部25を建物1の隅部に繰り返し設置する必要がなく、容易に着脱することができる。
また、上記のように、本体部25は、介在部26aの3つの平板27a~27c全てに当接した状態で、介在部26aに装着されるので、本体部25と介在部26aとの一体性を高めることができる。
図5は、地震計10の第3の構成例としての地震計10cを示す斜視図である。図5に示すように、地震計10cは、本体部25と、介在部26bと、を備える。本体部25は、上述の地震計10a(図3参照)及び地震計10b(図4参照)が備える本体部25と同一であるので、説明を省略する。
介在部26bは、例えば板金で形成され、3つの平板27d~27fを備える。平板27d及び平板27eは、互いに連結し、かつ直交する。平板27e及び平板27fは、互いに連結し、かつ直交する。平板27f及び平板27dは、互いに連結せず対向しており、互いに平行である。すなわち、3つの平板27d~27fは、全体としてコの字状に連結されている。なお、介在部26bは、平板27d~27fを連結したものであっても、同形状に鋳造したものであってもよい。
本体部25は、介在部26bに着脱可能であり、介在部26bに装着された状態では介在部26bに対して位置決めされる。具体的には、本体部25は、介在部26bに装着された状態では、底面17が平板27eに当接し、側面19aが平板27dに当接した状態で、介在部26bに固定されることで、介在部26bに対して位置決めされる。このとき、本体部25の側面19cと、介在部26bの平板27fとの間には、空隙28aが形成される。本体部25の介在部26bへの固定は、2つの孔20a及び20bを通過させたネジ等の固定具を用いて行われる。
地震計10cは、介在部26bを建物1に当接した状態で、建物1に設置される。具体的には、平板27d~27fのうち、任意の隣り合う2つの平板における、本体部25が装着される面とは反対側の面を、第1当接部11(図1参照)及び第2当接部13(図1参照)とすることができる。換言すれば、平板27d及び平板27eにおける、本体部25が装着される面とは反対側の面を、第1当接部11及び第2当接部13とすることができる。或いは、平板27e及び平板27fにおける、本体部25が装着される面とは反対側の面を、第1当接部11及び第2当接部13とすることができる。介在部26bは、建物1に設置された状態で、ネジ等の固定具を用いて建物1に固定することができる。
上記のように、地震計10cを建物1に設置する場合、介在部26bを建物1に設置した状態で、センサを有する本体部25を介在部26bに装着すればよい。従って、地震計10cを用いると、上述の地震計10bと同様に、本体部25を建物1の隅部に繰り返し設置する必要がなく、容易に着脱することができる。
また、上記のように、地震計10cでは、本体部25の側面19cと、介在部26bの平板27fとの間に、空隙28aが形成される。従って、地震計10cを用いると、本体部25を、建物1の隅部から更に離れた位置で、介在部26bに着脱することができる。
図6は、地震計10の第4の構成例としての地震計10eを示す斜視図である。図6に示すように、地震計10eは、本体部25と、介在部26dと、を備える。図6では、説明の便宜上、本体部25が介在部26dから脱離された状態を示す。本体部25は、上述の地震計10a(図3参照)、地震計10b(図4参照)及び地震計10c(図5参照)が備える本体部25と同一であるので、説明を省略する。
介在部26dは、例えば板金で形成され、7つの平板27g~27k及び27nを備える。平板27hは、平板27g、平板27i、平板27m、及び平板27nと、それぞれ連結し、かつ直交する。平板27g及び平板27iは、互いに連結せず対向しており、互いに平行である。平板27m及び平板27nは、互いに連結せず対向しており、互いに平行である。平板27gは、平板27m及び平板27nと、それぞれ連結せず、かつ直交している。平板27iは、平板27m及び平板27nと、それぞれ連結せず、かつ直交している。平板27gは、平板27hと連結する側とは反対側の端部で、互いに離隔した平板27j及び平板27kと連結し、当該端部の平板27jと平板27kとの間の位置に切欠き部271を有する。平板27j及び平板27kは、互いに平行して延在しており、平板27gと直交する。また、平板27j及び平板27kは、平板27hとは連結せず対向しており、かつ平板27hと平行である。
本体部25は、介在部26dに着脱可能であり、介在部26dに装着された状態では介在部26dに対して位置決めされる。具体的には、本体部25は、介在部26dに装着された状態では、底面17が平板27hに当接し、側面19aが平板27gに当接した状態で、介在部26dに固定されることで、介在部26dに対して位置決めされる。このとき、本体部25の側面19aの一部は、平板27gの切欠き部271によって外部に露出する。本体部25が介在部26に対して位置決めされた状態では、側面19dが平板27mに当接してもよく、側面19bが平板27nに当接してもよい。また、このとき、本体部25の側面19cと、介在部26dの平板27iとの間には、空隙28bが形成される。本体部25の介在部26dへの固定は、2つの孔20a及び20bを通過させたネジ等の固定具を用いて行われる。
地震計10eは、介在部26dを建物1に当接した状態で、建物1に設置される。具体的には、平板27hの本体部25が装着される面とは反対側の面と、平板27g、平板27i、平板27m、及び平板27nのうちの少なくともいずれか1つの平板の本体部25が装着される面とは反対側の面とが、第1当接部11(図1参照)及び第2当接部13(図1参照)となる。介在部26dは、建物1に設置された状態で、ネジ等の固定具を用いて建物1に固定することができる。
上記のように、地震計10eを建物1に設置する場合、介在部26dを建物1に設置した状態で、センサを有する本体部25を介在部26dに装着すればよい。従って、地震計10eを用いると、上述の地震計10b及び地震計10cと同様に、本体部25を建物1の隅部に繰り返し設置する必要がなく、容易に着脱することができる。
また、上記のように、地震計10eでは、本体部25の側面19cと、介在部26dの平板27iとの間に、空隙28bが形成される。従って、地震計10eを用いると、上述の地震計10cと同様に、本体部25を、建物1の隅部から更に離れた位置で、介在部26dに着脱することができる。
また、上記のように、地震計10eでは、本体部25の側面19aの一部は、平板27gの切欠き部271によって外部に露出する。従って、例えば、図6に示すように本体部25の側面19aに本体部25への給電用の配線29が接続される場合であっても、切欠き部271に配線29を通すようにすれば、本体部25を介在部26dに対して容易に装着することができる。
以下、図7~図20を参照して、建物1に対する地震計10の設置例について説明する。ただし、特に説明しない限り、各設置例における地震計10は、上述の第1~第3の構成例としての地震計10a~10cのいずれであってもよいものとする。また、特に説明しない限り、建物1の基礎としては布基礎を例示するが、べた基礎としてもよい。
図7は、地震計10の第1の設置例を示す断面図である。図7に示すように、第1の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、床部32の下面33と、にそれぞれ当接するように設置されている。従って、第1の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31が第1平面部2となり、建物1の床部32の下面33が第2平面部3となる。床部32は、床スラブ34や、床下点検口100の周囲に施工されたモルタル35を含む。基礎の立ち上がり部30の側面31は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第1の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。ここで、建物1の通り芯は、建物1の平面視で互いに直交する2方向に沿ってそれぞれ設定される基準線である。床部32の下面33は水平面であるため、第1の設置例では第2平面部3は水平面である。第1の設置例の地震計10は、床下点検口100の近傍に設けられている。床下点検口100には、開閉可能な蓋101が設置されており、以下の各設置例においても同様である。
上記のように、第1の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第1の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10により測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第1の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31に設置するため、ノイズとなる生活振動の影響を受けにくい。従って、地震計10がより精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第1の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。そのため、精密機器である地震計10を建物1の完成後に取り付けることができる。また、地震計10を床下点検口100の近傍に設けることで、定期的な点検が容易になると共に、建物1の完成後であっても、地震計10の着脱を容易に行うことができる。
図8は、地震計10の第2の設置例を示す断面図である。図8に示すように、第2の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、土間コンクリート61の上面62と、にそれぞれ当接するように設置されている。従って、第2の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31が第1平面部2となり、建物1の土間コンクリート61の上面62が第2平面部3となる。基礎の立ち上がり部30の側面31は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第2の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。土間コンクリート61の上面62は水平面であるため、第2の設置例では第2平面部3は水平面である。第2の設置例の地震計10は、床下点検口100の近傍に設けられている。
上記のように、第2の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第2の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10により測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第2の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31、及び土間コンクリート61の上面62に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10がより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第2の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。
図9は、地震計10の第3の設置例を示す断面図である。図9に示すように、第3の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、基礎のフーチング部63の上面64と、にそれぞれ当接するように設置されている。従って、第3の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31が第1平面部2となり、建物1の基礎のフーチング部63の上面64が第2平面部3となる。基礎の立ち上がり部30の側面31は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第3の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。基礎のフーチング部63の上面64は水平面であるため、第3の設置例では第2平面部3は水平面である。第3の設置例の地震計10は、床下点検口100の近傍に設けられている。
上記のように、第3の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第3の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10により測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第3の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31、及び基礎のフーチング部63の上面64に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10がより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第3の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。
第3の設置例では、建物1の基礎として布基礎を採用し、基礎のフーチング部63の上面64を第2平面部3としたが、建物1の基礎としてべた基礎を採用し、基礎の底版の上面を第2平面部3としてもよい。
図10は、地震計10の第4の設置例を示す平面図である。図10に示すように、第4の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、基礎の第2の立ち上がり部50の側面51と、にそれぞれ当接するように設置されている。図10に示すように、基礎の第2の立ち上がり部50の側面51は、基礎の立ち上がり部30の側面31に対して、平面視で直交する。第4の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31が第1平面部2となり、建物1の基礎の第2の立ち上がり部50の側面51が第2平面部3となる。基礎の立ち上がり部30の側面31は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第4の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。基礎の第2の立ち上がり部50の側面51は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第4の設置例では、第2平面部3についても、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。ここで、立ち上がり部30の側面31が沿う通り芯と、第2の立ち上がり部50の側面が沿う通り芯とは、互いに直交する。第4の設置例の地震計10は、床下点検口100(図7等参照)の近傍に設けられている。
上記のように、第4の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が第1平面部2に直交する通り芯に沿って延在する鉛直面である。加速度センサ21は、上述の通り、第1平面部2に直交する方向、第2平面部3に直交する方向、及び、第1平面部2及び第2平面部3に沿う方向、の加速度をそれぞれ測定可能であるため、第4の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10により測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第4の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31、及び基礎の第2の立ち上がり部50の側面51に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10がより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第4の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。
図11は、地震計10の第5の設置例を示す断面図である。図11に示すように、第5の設置例の地震計10は、建物1の外側における、基礎の立ち上がり部30の側面31’と、外壁部80の下端面81と、にそれぞれ当接するように設置されている。外壁部80は、その外面が立ち上がり部30の側面31’より建物1の外側に向かって張り出すように、立ち上がり部30の上に立設されている。第5の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31’が第1平面部2となり、建物1の外壁部80の下端面81が第2平面部3となる。基礎の立ち上がり部30の側面31’は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第5の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。外壁部80の下端面81は水平面であるため、第5の設置例では第2平面部3は水平面である。
上記のように、第5の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第5の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10により測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第5の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31’、及び外壁部80の下端面81に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。
また、上記のように、第5の設置例では、地震計10は、建物1の外側に設置されている。従って、地震計10を建物1の床下に設置する場合に比べて、地震計10の点検や着脱を容易に行うことができる。
なお、外壁部80の下端面81は、例えば軽量気泡コンクリート(ALC)パネルなどの外装材の下端面のみならず、外装材の下方に取り付けられている別部材の下端面であってもよい。
図12は、地震計10の一構成例としての地震計10dの第6の設置例を示す断面図である。図13は、第6の設置例における地震計10dの構成例を示す斜視図である。図13に示すように、地震計10dは、本体部25と、介在部26cと、を備える。介在部26cは、例えば板金で形成される。本体部25は、介在部26cに着脱可能であり、介在部26cに装着された状態では介在部26cに対して位置決めされる。地震計10dは、介在部26cを建物1に当接した状態で、建物1に設置される。
図12に示すように、第6の設置例の地震計10dは、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、立ち上がり部30の側面31から反対側の側面31’に連通する連通部40の底面41と、にそれぞれ当接するように設置されている。連通部40は、後述する図15に示すように、立ち上がり部30と床部32との境界部分での、立ち上がり部30の切欠きによって形成されている。連通部40は、例えば床下換気口である。第6の設置例では、建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31が第1平面部2となり、連通部40の底面41が第2平面部3となる。基礎の立ち上がり部30の側面31は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第6の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。連通部40の底面41は水平面であるため、第6の設置例では第2平面部3は水平面である。第6の設置例の地震計10dは、床下点検口100の近傍に設けられている。
上記のように、第6の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第6の設置例では、地震計10dが加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10dにより測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第6の設置例では、地震計10dを建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31、及び立ち上がり部30の側面31から連通する連通部40の底面41に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10dがより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第6の設置例では、地震計10dは、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10dの点検及び着脱を容易に行うことができる。
第6の設置例では、連通部40の底面41を第2平面部3としたが、連通部40の上面43を第2平面部3としてもよいし、連通部40の側面42(図15参照)を第2平面部3としてもよい。
図14は、地震計10の一構成例としての地震計10dの第7の設置例を示す断面図である。図14に示すように、第7の設置例の地震計10dは、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31と、立ち上がり部30の側面31から反対側の側面31’に連通する連通部40’の底面41と、にそれぞれ当接するように設置されている。連通部40’は、後述する図16に示すように、立ち上がり部30に設けられた孔によって形成されている。連通部40’は、例えば設備配管用スリーブ又は配線ラック位置である。第7の設置例は、上記以外の点では第6の設置例と同様であり、同様の効果が得られる。また、第7の設置例では、連通部40’の底面41を第2平面部3としたが、連通部40’の上面43を第2平面部3としてもよいし、連通部40’の側面42(図16参照)を第2平面部3としてもよい。
図15は、地震計10の第8の設置例を示す図である。図15は、図12における連通部40を図12の右側から左側に向かって見たときの図である。図15に示すように、第8の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31から反対側の側面31’(図12参照)に連通する連通部40の側面42と、連通部40の底面41と、にそれぞれ当接するように設置されている。第8の設置例では、連通部40の側面42が第1平面部2となり、連通部40の底面41が第2平面部3となる。連通部40の側面42は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第8の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。連通部40の底面41は水平面であるため、第8の設置例では第2平面部3は水平面である。第8の設置例の地震計10は、連通部40内に設置され、立ち上がり部30の側面31及び31’から突出していない。第8の設置例の地震計10は、床下点検口100の近傍に設けられている。
上記のように、第8の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第8の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。
また、上記のように、第8の設置例では、地震計10を建物1の基礎の立ち上がり部30の側面31から連通する連通部40の側面42及び底面41に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10がより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第8の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。
また、上記のように、第8の設置例では、地震計10は、連通部40内に設置され、立ち上がり部30の側面31及び31’から突出していない。従って、地震計10が邪魔になりにくく、地震計10を水等の外部環境から防ぐことができ、また、建物1の美観を損ねにくい。また、連通部40としての設備配管用スリーブ又は配線ラック位置のメンテナンスと併せて、地震計10のメンテナンスを実施することができる。
第8の設置例では、連通部40の底面41を第2平面部3としたが、連通部40の上面43を第2平面部3としてもよい。
図16は、地震計10の第9の設置例を示す図である。図16は、図14における連通部40’を図14の右側から左側に向かって見たときの図である。図16に示すように、第9の設置例の地震計10は、建物1の床下における、基礎の立ち上がり部30の側面31から反対側の側面31’(図14参照)に連通する連通部40’の側面42と、連通部40’の上面43と、にそれぞれ当接するように設置されている。第9の設置例では、連通部40’の側面42が第1平面部2となり、連通部40’の上面43が第2平面部3となる。連通部40’の側面42は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第9の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。連通部40’の上面43は水平面であるため、第9の設置例では第2平面部3は水平面である。第9の設置例の地震計10は、連通部40’内に設置され、立ち上がり部30の側面31及び31’から突出していない。第9の設置例の地震計10は、床下点検口100の近傍に設けられている。
第9の設置例では、第8の設置例と同様の効果が得られる。第9の設置例では、連通部40の上面43を第2平面部3としたが、連通部40の底面41を第2平面部3としてもよい。
図17は、地震計10の第10の設置例を示す断面図である。図17に示すように、第10の設置例の地震計10は、建物1の床下における、床支持用の梁70のウェブ面71と、床支持用の梁70のフランジ面72と、にそれぞれ当接するように設置されている。床支持用の梁70は、例えば、基礎の立ち上がり部の間隔が大きい場合に、床スラブ34の撓みが発生することを抑制するために、隣り合う2つの立ち上がり部の間を架け渡すようにして、床スラブ34を支持するように設けられる。第10の設置例では、床支持用の梁70のウェブ面71が第1平面部2となり、床支持用の梁70のフランジ面72が第2平面部3となる。床支持用の梁70のウェブ面71は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第10の設置例では、第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。床支持用の梁70のフランジ面72は水平面であるため、第10の設置例では第2平面部3は水平面である。第10の設置例の地震計10は、床下点検口100(図7等参照)の近傍に設けられている。
上記のように、第10の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第10の設置例では、地震計10が加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。
また、上記のように、第10の設置例では、地震計10を床支持用の梁70のウェブ面71、及び床支持用の梁70のフランジ面72に設置するため、生活振動の影響を、第1の設置例より受けにくい。従って、地震計10がより一層精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第10の設置例では、地震計10は、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。
図18は、地震計10の一構成例としての地震計10fの第11の設置例を示す断面図である。図19は、第11の設置例における地震計10fの具体的な構成例を示す斜視図である。図19に示すように、地震計10fは、本体部25と、介在部26eと、を備える。図19では、説明の便宜上、本体部25が介在部26eから脱離された状態を示す。介在部26eは、例えば板金で形成され、少なくとも平板27p及び平板27qを有する。平板27p及び平板27qは、互いに連結し、かつ直交する。本体部25は、介在部26eに着脱可能であり、介在部26eに装着された状態では介在部26eに対して位置決めされる。また、介在部26eは、図6に示した地震計10eの介在部26dと同様に、本体部25が装着された状態で、本体部25の側面19aの一部を外部に露出させる切欠き部272を有する。これにより、本体部25の側面19aに本体部25への給電用の配線29が接続される場合であっても、切欠き部272に配線29を通すようにすれば、本体部25を介在部26eに対して容易に装着することができる。地震計10fは、介在部26eを建物1に当接した状態で、建物1に設置される。
図18に示すように、第11の設置例の地震計10fは、建物1の床下における、床下点検口フレーム102の側面103と、床下点検口フレーム102の下面104と、にそれぞれ当接するように設置されている。このとき、側面103には地震計10fの介在部26eの平板27pが当接し、下面104には地震計10fの介在部26eの平板27qが当接している。床下点検口フレーム102は、床下点検口100を区画する枠体であり、図18に示すように断面視でL字状となっている。第11の設置例では、床下点検口フレーム102の側面103が第1平面部2となり、床下点検口フレーム102の下面104が第2平面部3となる。床下点検口フレーム102の側面103は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。そのため、第11の設置例では第1平面部2は、建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面である。床下点検口フレーム102の下面104は水平面であるため、第11の設置例では第2平面部3は水平面である。第11の設置例の地震計10fは、床下点検口フレーム102に設けられているため、床下点検口100の近傍に位置する。
上記のように、第11の設置例では、第1平面部2が建物1の通り芯に沿って延在する鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、第11の設置例では、地震計10fが加速度センサ21及び制御部22を用いて測定可能な加速度の方向を、建物1の基礎の水平方向のうちの互いに直交する通り芯に沿う2方向、及び鉛直方向に、それぞれ一致させることができる。よって、地震計10fにより測定される加速度に基づいて、地震による建物1の損傷度を精度良く判定することができる。
また、上記のように、第11の設置例では、地震計10fを建物1の床下である床下点検口フレーム102に設置するため、生活振動の影響を受けにくい。従って、地震計10fが精度良く地震に関する情報を測定することができる。
また、上記のように、第11の設置例では、地震計10fは、建物1の床下であって、床下点検口100の近傍に設けられている。従って、第1の設置例と同様に、建物1の完成後であっても、地震計10fの点検及び着脱を容易に行うことができる。
図20は、地震計10の第12の設置例を示す断面図である。図20に示すように、第12の設置例の地震計10は、建物1の地上階又は地下階の床上における、配管用スペース90を居住スペース95から区画する区画壁91内の柱部材92の側面93と、配管用スペース90の床の上面94と、にそれぞれ当接するように設置されている。従って、第12の設置例では、柱部材92の側面93が第1平面部2となり、配管用スペース90の床の上面94が第2平面部3となる。柱部材92の側面93は鉛直面であるため、第12の設置例では第1平面部2は鉛直面である。配管用スペース90の床の上面94は水平面であるため、第12の設置例では第2平面部3は水平面である。
上記のように、第12の設置例では、第1平面部2が鉛直面であり、第2平面部3が水平面である。従って、地震計10は、加速度センサ21及び制御部22を用いて、建物1の地上階以下の部分の水平方向及び鉛直方向に沿う揺れの大きさを測定することができる。
また、上記のように、第12の設置例では、地震計10は、建物1の地上階又は地下階の床上にあるため、地震計10の点検及び着脱を容易に行うことができる。但し、生活振動の影響を低減する観点からは、地震計10は建物1の床下に位置する基礎に設置することが好ましい。
[地震計の設置方法]
図21は、本発明の一実施形態としての、地震計10の建物1への設置方法を示す図である。地震計10及び建物1は、上記実施形態における地震計10及び建物1と同一である。本実施形態では、地震計10は、図21(a)に示すように、鉛直方向に延在する基礎の立ち上がり部30が、水平方向に延在する床部32に突き当たる位置の近傍において、建物1に設置される。
まず、第1工程として、図21(b)に示すように、案内部材110を、建物1の平面状の第1平面部2としての立ち上がり部30の側面31と、側面31と直交する平面状の第2平面部3としての床部32の下面33と、に当接させる。側面31は鉛直面であり、下面33は水平面である。案内部材110は、上面111と、側面112と、下面113と、を備える。上面111は、床部32の下面33に当接する。側面112は、上面111と直交し、立ち上がり部30の側面31に当接する。下面113は、上面111と対向して平行であり、かつ側面112と直交する。
次に、第2工程として、図21(c)に示すように、地震計10を、第1平面部2としての立ち上がり部30の側面31と、案内部材110の下面113と、に当接させ、その状態で、地震計10を側面31に取り付ける。
次に、第3工程として、図21(d)に示すように、案内部材110を取り除く。
上記のような方法で地震計10を建物1に設置することで、地震計10を建物1の第1平面部2及び第2平面部3の両者に必ずしも当接させなくても、地震計10を、第1平面部2及び第2平面部3の両者に当接させて設置した場合と同様の向きで設置することができる。
また、上記のように、第1平面部2が鉛直面であり、第2平面部3が水平面であるので、地震計10は、加速度センサ21及び制御部22を用いて、建物1の基礎の水平方向及び鉛直方向に沿う揺れの大きさを測定することができる。
地震計10は、3軸磁気センサ等の方位検出部を更に備え、建物1の振れ角度の情報を予め記憶部23に記憶していてもよい。これにより、地震計10は、方位検出部により検出される地震計10の水平面での向きの情報と、建物1の振れ角度の情報とに基づいて、地震計10の建物1に対する水平面における角度のずれを算出することができる。また、地震計10は、方位検出部により、地震計10の鉛直方向のずれを検出できる。地震計10は、これらの算出及び検出された情報に基づく補正を行うことで、上記した地震計10の設置構造又は設置方法を用いなくても、建物1の水平方向及び鉛直方向に沿う揺れの大きさを測定することができる。なお、地震計10は、上記した地震計10の設置構造又は設置方法を併用することで、建物1の水平方向及び鉛直方向に沿う揺れの大きさを更に正確に測定することができる。
上記の設置構造又は設置方法により設置される地震計10に加えて、建物1の地上階、例えば屋上階の天井裏に、地震計10と同様の地震計を更に設置してもよい。これにより、建物1において、地震計10が設置された位置での揺れと、追加の地震計が設置された位置での揺れとを測定することができるため、より正確な建物1の揺れの応答解析を行うことができる。例えば、建物1の層間変位角も実測値にて確認できるため、建物1の揺れの正確な把握が可能となる。
本発明は、上述した各実施形態で特定された構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明は、建物に設置される地震計の設置構造及び地震計の設置方法に関する。
1:建物
2:第1平面部
3:第2平面部
10、10a~10f:地震計
11:第1当接部
12a~12c:第1当接点
13:第2当接部
14a、14b:第2当接点
15:主部
16a、16b:延出部
17:底面
18:上面
19a~19d:側面
20a、20b:孔
21:加速度センサ
22:制御部
23:記憶部
24:通信部
25:本体部
26a~26e:介在部
27a~27q:平板
271:切欠き部
272:切欠き部
28a、28b:空隙
29:配線
30:立ち上がり部
31、31’:立ち上がり部の側面
32:床部
33:床部の下面
34:床スラブ
35:モルタル
40、40’:連通部
41:連通部の底面
42:連通部の側面
43:連通部の上面
50:第2の立ち上がり部
51:第2の立ち上がり部の側面
61:土間コンクリート
62:土間コンクリートの上面
63:フーチング部
64:フーチング部の上面
70:床支持用の梁
71:ウェブ面
72:フランジ面
80:外壁部
81:外壁部の下端面
90:配管用スペース
91:区画壁
92:柱部材
93:柱部材の側面
94:配管用スペースの床の上面
95:居住スペース
100:床下点検口
101:蓋
102:床下点検口フレーム
103:床下点検口フレームの側面
104:床下点検口フレームの下面
110:案内部材
111:上面
112:側面
113:下面
L:第1当接点及び第2当接点の最大直線長さ

Claims (15)

  1. 建物に設置される地震計の設置構造であって、
    前記建物は、平面状の第1平面部と、前記第1平面部と直交する平面状の第2平面部と、を備え、
    前記地震計は、前記第1平面部に当接する第1当接部と、前記第2平面部に当接する第2当接部と、を備え
    前記第1当接部は前記第1平面部に当接する3点以上の第1当接点を有し、かつ、当該3点以上の第1当接点が一直線上に並ばぬように配置されており、
    前記第2当接部は前記第2平面部に当接する2点以上の第2当接点を有し、かつ、当該2点以上の第2当接点が前記第1平面部に直交する直線上に並ばぬように配置されていることを特徴とする地震計の設置構造。
  2. 前記地震計は、センサを有する本体部と、前記第1当接部及び前記第2当接部を有する介在部と、を備え、
    前記本体部は、前記介在部に着脱可能であり、前記介在部に装着された状態では前記介在部に対して位置決めされる、請求項に記載の地震計の設置構造。
  3. 前記第1平面部は鉛直面であり、前記第2平面部は鉛直面又は水平面である、請求項1又は2に記載の地震計の設置構造。
  4. 前記第1平面部は、前記建物の基礎の立ち上がり部の側面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  5. 前記第2平面部は、前記建物の床部の下面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  6. 前記第2平面部は、前記基礎のフーチング部の上面又は土間コンクリートの上面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  7. 前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面に対して平面視で直交する前記基礎の第2の立ち上がり部の側面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  8. 前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面から突出するように立設された外壁部の下端面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  9. 前記第2平面部は、前記立ち上がり部の前記側面から反対側の側面に連通する連通部の底面、側面又は上面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  10. 前記第1平面部は前記建物の床支持用の梁のウェブ面であり、前記第2平面部は当該梁のフランジ面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  11. 前記第1平面部は、前記建物の基礎の立ち上がり部の側面から反対側の側面に連通する連通部の側面であり、前記第2平面部は、当該連通部の底面又は上面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  12. 前記地震計は、前記連通部内に設置され、前記立ち上がり部の側面から突出していない、請求項11に記載の地震計の設置構造。
  13. 前記地震計は、前記建物の床下点検口近傍に設けられている、請求項1から12のいずれか一項に記載の地震計の設置構造。
  14. 前記第1平面部は、前記建物の床上の配管用スペースを居住スペースから区画する区画壁内の柱部材の側面であり、前記第2平面部は、前記配管用スペースの床の上面である、請求項に記載の地震計の設置構造。
  15. 建物に設置される地震計の設置方法であって、
    案内部材を、前記建物の平面状の第1平面部と、前記建物の前記第1平面部と直交する平面状の第2平面部と、に当接させる第1工程と、
    前記第1工程の後に、前記地震計を、前記第1平面部と、前記案内部材と、に当接させた状態で、前記第1平面部に取り付ける第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記案内部材を取り除く第3工程と、を含み、
    前記第2工程において、前記地震計の第1当接部を前記第1平面部に当接させ、前記地震計の第2当接部を前記案内部材に当接させ、
    前記第1当接部は前記第1平面部に当接する3点以上の第1当接点を有し、かつ、当該3点以上の第1当接点が一直線上に並ばぬように配置されており、
    前記第2当接部は前記案内部材に当接する2点以上の第2当接点を有し、かつ、当該2点以上の第2当接点が前記第1平面部に直交する直線上に並ばぬように配置されていることを特徴とする、地震計の設置方法。
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