JP7007039B2 - 移動体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体制御装置に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、自律して走行し、搬送物を搬送する移動体制御装置が知られている。
特開2017-123065号公報
特許文献1の構成では、2つの障害物の間を移動体が通過するとき、2つの障害物を認識可能な範囲まで、移動体の向きを進行方向から90度変更する。移動体の向きを変更しつつ、移動体が進行した後に移動体の向きを戻し、2つの障害物が認識される。2つの障害物の間の距離が安全に進行できる通路幅より大きいとき、移動体が2つの障害物の間を通過する。
一方、工場等において、部品等の搬送物を移動体が搬送するとき、搬送物によって、縦横比が異なる。このため、移動体の向きを変更するだけでは、歩行者等の移動する通行物は、移動体を回避できない虞がある。
本発明の目的は、通行物との接触を回避しやすい移動体制御装置を提供することにある。
本発明の移動体制御装置は、移動部(20)、環境認識部(30)、移動制御部(60)、および、モニタ(40)もしくは操作部(50)を備える。
移動部は、通路(1、3)を移動可能である。
環境認識部は、移動部に対して前後、左右または天地側の通行物(25)を検出可能である。
移動制御部は、環境認識部が通行物を検出したとき、移動部の向きを変更する。
モニタは、移動部に設けられ、移動制御部により移動部の向きが変更されたとき通行物に対向し、移動部の状態を表示可能である。操作部は、移動部に設けられ、移動制御部により移動部の向きが変更されたとき通行物に対向し、移動制御部による移動部の制御を変更可能である。
移動制御部は、モニタもしくは操作部が移動部の中心線(O)に対して通行物側に向く方向に移動部を回転させる過程を経て、通路の幅方向における移動部の長さが最小となるように、移動部の向きを変更する。
この構成により、通行物が移動できる通路の範囲が大きくなる。このため、通行物と移動体制御装置との接触が回避されやすくなる。
第1実施形態による移動体制御装置の斜視図。 第1実施形態による移動体制御装置の天側から見た模式図。 第1実施形態による移動体制御装置の移動制御部の制御を説明するためのフローチャート。 第1実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より大きく、障害物が右側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 第1実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より大きく、障害物が左側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 第1実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より小さく、障害物が右側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 第2実施形態による移動体制御装置の移動制御部の制御を説明するためのフローチャート。 第2実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より大きく、障害物が右側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 第2実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より大きく、障害物が左側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 第2実施形態による移動体制御装置において、搬送部幅が移動部幅より小さく、障害物が右側にいたときの移動制御部の制御を説明するための模式図。 他の実施形態による移動体制御装置の移動制御部の制御を説明するための模式図。
以下、本発明の実施形態による移動体制御装置を図面に基づいて説明する。複数の実施形態の説明において、実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明する。本実施形態という場合、複数の実施形態を包括する。
本実施形態の移動体制御装置は、例えば、通路1を有する工場に設けられており、搬送物2を搬送する。
(第1実施形態)
図1に示すように、移動体制御装置11は、移動部20、環境認識部30、モニタ40、操作部50および移動制御部60を備える。
移動部20は、通路1を移動可能であり、積載部23、4つの車輪21および電動機22を有する。
移動部20の前進方向を「前」とする。移動部20の後退方向を「後」とする。移動部20の前進方向から見て上側を「天」とする。移動部20の前進方向から見て下側を「地」とする。移動部20の前進方向から見て右側を「右」とする。移動部20の前進方向から見て左側を「左」とする。
前後方向は、通路1の幅方向に垂直な方向と一致する。左右方向は、通路1の幅方向に一致する。なお、移動部20の前後左右方向は、通路1を基準にして、設定される。説明をわかりやすくするため、移動部20の前後左右方向は、移動部20が向きを変更しても初期状態の方向で固定されているものとする。
積載部23は、外枠が形成されており、板等が設けられており、搬送物2を積載可能である。図1において、移動制御部60の所在を明確にするため、積載部23の板等の記載を省略している。
車輪21は、積載部23の地側に設けられている。また、車輪21は、メカナムホイールであり、4つ以上の円筒24を含む。
円筒24は、樽型であり、車輪21の円周上に設けられている。また、円筒24は、円筒24の軸が車輪21の軸に対して45度傾くように、設けられている。さらに、円筒24は、車輪21に対して自由に回転可能である。
電動機22は、モータであり、通電されることにより、回転可能である。電動機22は、各車輪21に接続されている。電動機22により、各車輪21は、それぞれ回転可能である。各車輪21の回転方向の組み合わせにより、移動部20は、四方八方に移動できる。車輪21および電動機22により、移動部20は、全方向に移動可能である。
図2に示すように、前後方向に延びる移動部20の中心線を移動部中心Oとする。車輪21、電動機22および積載部23を含む移動部20の幅を移動部幅Wmとする。車輪21、電動機22、積載部23および搬送物2を含んだ移動部20の幅を搬送部幅Wtとする。車輪21、電動機22、積載部23、搬送物2、モニタ40および操作部50を含んだ移動部20の前後方向の長さを移動部長さLmとする。通路1の幅を通路幅Wpとする。
移動部中心Oは、通路1に対して設定されており、通路1の幅方向に対して、垂直に延びている。
移動部幅Wmおよび搬送部幅Wtは、通路1の幅方向の長さであり、移動部20の前後方向に対して垂直な方向、すなわち、移動部20の左右方向の長さである。明細書中、「垂直」は、常識的な誤差範囲を含むものとする。図2において、説明をわかりやすくするため、各部位を模式的に記載しており、車輪21をドット柄で記載し、電動機22の記載を省略している。また、図2において、搬送部幅Wtが移動部幅Wmよりも大きい場合を記載している。
搬送物2の前後方向の長さは、移動部長さLm以下に設定されている
移動部幅Wmおよび搬送部幅Wtは、予め設定されてもよい。または、移動部幅Wmおよび搬送部幅Wtは、移動部20が移動し始めるときもしくは移動部20が移動しているときに、測定されてもよい。
通路幅Wpは、搬送部幅Wtに応じて、設定されている。
移動部長さLmは、移動部幅Wm以下となるように、すなわち、以下関係式(1)となるように、設定されている。
Lm≦Wm ・・・(1)
環境認識部30は、積載部23の前後にそれぞれ設けられている。
環境認識部30は、移動部20に対して、前後、左右または天地側の通行物25を検出可能であり、移動部20の周囲の通行物25を検出可能である。通行物25は、通路1を通行しており、例えば、フォークリフト、工場の歩行者、工場の作業者または移動体制御装置11とは別の移動体等である。本明細書中では、通行物25には、歩行者または作業者等の人も含めるものとする。
環境認識部30は、例えば、電波、音波または光を送受信することによって、移動部20から通行物25までの距離、角度および相対速度を検出する。環境認識部30は、移動部20から通行物25までの距離、角度および相対速度ならびに通行物25の位置を環境情報Ieとして取得する。
移動部20から通行物25までの距離は、適当な変調が与えられた送信信号の振幅、周波数または位相と受信信号との相関から抽出される送受間の時間差によって、測定される。
移動部20から通行物25までの角度は、電波、音波または光の送受信を限られた方位に限定し、電波、音波または光を走査することによって、測定される。
移動部20から通行物25までの相対速度は、ドップラ効果により反射された電波、音波または光に生じる周波数偏移を抽出することによって、測定される。
図1に戻って、モニタ40は、移動部20の前側に設けられており、積載部23から天地方向に延びるフレーム42に設けられている。モニタ40とフレーム42とは、ねじ、ボルト、ナットまたは爪等で接続されている。
モニタ40は、画面41を有する。モニタ40は、移動部20の動作状態、積載部23に積載されている搬送物2の状態または移動体制御装置11の状態等を画面41に表示可能である。画面41には、例えば、移動部20の走行ルート、搬送物2の名称、移動部20の位置情報または移動体制御装置11に関する警告が表示される。
操作部50は、例えば、非常停止スイッチまたはティーチングペンダント等である。
操作部50は、移動制御部60による移動部20の制御を変更可能である。操作部50が操作されることにより、移動部20が停止される。または、操作部50が操作されることにより、移動部20の走行ルートが変更される。操作部50は、モニタ40と一体になっており、モニタ40は、タッチパネルである。なお、モニタ40と操作部50とは、別体であってもよい。
移動制御部60は、マイコンを主体として構成されており、CPU、読み出し可能な非一時的有形記録媒体、ROM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。移動制御部60の各処理は、ROM等の実体的なメモリ装置に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
移動制御部60は、バッテリ、ジャイロセンサまたは加速度センサ等を有する。
また、移動制御部60は、車輪21および電動機22を制御可能であり、移動部20の向きを変更可能である。
さらに、移動制御部60は、環境認識部30が通行物25を検出したとき、通路1の幅方向の移動部20の長さが最小となるように、移動部20の向きを変更する。また、このとき、移動制御部60は、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、移動部20の向きを変更する。移動制御部60により、移動部20の向きが変更されたとき、モニタ40および操作部50は、通行物25に対向する。
移動体制御装置11は、工場内の通路1を走行し、所定の位置から目的地まで搬送物2を搬送する。初期状態では、移動部幅Wmまたは搬送部幅Wtは、通路1の幅方向の長さである。また、初期状態では、移動部長さLmは、通路1の幅方向に対して垂直な方向の長さである。さらに、初期状態では、モニタ40および操作部50は、移動部20の前側に設けられている。
図3のフローチャートを参照して、移動制御部60の処理について説明する。フローチャートにおいて、「S」は、ステップを意味する。
ステップ101において、移動制御部60は、環境認識部30が通行物25を検出したか否かを判定する。
環境認識部30が通行物25を検出していないとき、処理は、終了する。
環境認識部30が通行物25を検出したとき、処理は、ステップ102に移行する。
ステップ102において、移動制御部60は、環境認識部30から環境情報Ieを取得する。
ステップ103において、移動制御部60は、移動部幅Wmおよび搬送部幅Wtを取得する。このとき、移動部幅Wmおよび搬送部幅Wtは、予め設定されてもよいし、測定されてもよい。
ステップ104において、移動制御部60は、搬送部幅Wtが移動部幅Wmより大きいか否かを判定する。
搬送部幅Wtが移動部幅Wmより大きいとき、処理は、ステップ105に移行する。
搬送部幅Wtが移動部幅Wm以下であるとき、処理は、ステップ108に移行する。
ステップ105において、移動制御部60は、通行物25が移動部中心Oに対して右側にいるか否かを判定する。
通行物25が移動部中心Oに対して右側にいるとき、処理は、ステップ106に移行する。
通行物25が移動部中心Oに対して左側にいるとき、処理は、ステップ107に移行する。
ステップ106において、移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、移動部中心Oに対して通行物25とは反対側に移動する。同時に、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、右回りに90度変更される。移動部20は、通行物25との距離が短くなるように、進む。
図4に示すように、移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、左側に移動する。同時に、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が右側を向くように、右回りに90度変更される。図において、天地方向に延びる軸に対して、時計回りを右回りとする。また、天地方向に延びる軸に対して、反時計回りを左回りとする。さらに、図において、移動部20が移動したときの移動体制御装置11を2点鎖線で記載する。このとき、通路1の幅方向における移動部20の長さは、搬送部幅Wtから移動部長さLmになる。通路1の幅方向における移動部20の長さが最小となる。
図3に戻り、ステップ107において、移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、移動部中心Oに対して通行物25とは反対側に移動する。同時に、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、左回りに90度変更される。
図5に示すように、移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、右側に移動する。同時に、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が左側を向くように、左回りに90度変更される。このとき、通路1の幅方向における移動部20の長さは、搬送部幅Wtから移動部長さLmになる。通路1の幅方向における移動部20の長さが最小となる。
図3に戻り、ステップ108において、移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、移動部中心Oに対して通行物25とは反対側に移動する。
図6に示すように、通行物25は、移動部中心Oに対して右側にいたとする。移動制御部60により、移動部20は、前進しながら、左側に移動する。このとき、移動制御部60は、移動部20の向きを変更しない。同様に、通行物25は、移動部中心Oに対して左側にいた場合、移動部20は、前進しながら、右側に移動する。このとき、移動制御部60は、移動部20の向きを変更しない。
従来、特許文献1または特開2014-2514に記載されているように、自律して走行し、搬送物を搬送する移動体制御装置が知られている。工場等で部品等の搬送物を移動体が搬送するとき、搬送物によって、縦横比が異なる。このため、移動体の向きを変更するだけでは、歩行者等の移動する通行物は、移動体制御装置との接触を回避できない虞がある。
そこで、本実施形態の移動体制御装置により、通行物と移動体制御装置との接触が回避されやすくなる。
[1]移動制御部60は、通路1の幅方向における移動部20の長さが最小となるように、移動部20の向きを変更する。これにより、通行物25が移動できる通路1の範囲が大きくなる。このため、通行物25と移動体制御装置11との接触が回避されやすくなる。
[2]移動制御部60は、通路1の幅方向において、搬送物2を含めた移動部20の長さが最小となるように、移動部20の向きを変更する。これにより、様々な大きさの搬送物2を搬送する場合においても、通行物25が移動できる通路1の範囲が大きくなる。通行物25と移動体制御装置11との接触がより回避されやすくなる。
[3]移動制御部60は、モニタ40と通行物25とが対向するように、移動部20の向きを変更する。これにより、通行物25と移動体制御装置11との接触が回避されながら、移動体制御装置11の状態を通行物25から確認できる。通行物25が歩行者等である場合、移動部20の行動が回避行動なのか、または、故障なのか等の移動体制御装置11の状態を、歩行者は把握できる。このため、歩行者は、移動体制御装置11が走行する通路1を安心して、通行できる。
[4]移動制御部60は、操作部50と通行物25とが対向するように、移動部20の向きを変更する。通行物25が作業者等である場合、移動体制御装置11が故障した場合、作業者による適切な対応がしやすくなる。移動体制御装置11の操作性および安全性が向上する。
[5]メカナムホイールである車輪21によって、移動部20は、左右方向に移動しやすく、全方向に移動できる。このため、移動部20が通行物25に対して回避移動するとき、移動部20の移動を最短にできる。
[6]通路幅Wpは、搬送部幅Wtに応じて、設定されている。これにより、通行物25が通行または通過可能な通路幅Wpを最適にし、小さくできる。このため、工場等が省スペースにできる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、移動制御部60の制御が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図7のフローチャートを参照して、第2実施形態の移動制御部60の処理について説明する。
ステップ201-204までは、ステップ101-104と同様である。
ステップ205もステップ105と同様である。
通行物25が移動部中心Oに対して右側にいるとき、処理は、ステップ206に移行する。
通行物25が移動部中心Oに対して左側にいるとき、処理は、ステップ210に移行する。
ステップ206において、移動制御部60により、移動部20は、移動部中心Oに対して、通行物25とは反対側に移動する。
ステップ207において、移動制御部60により、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、右回りに90度変更される。
図8に示すように、移動制御部60により、移動部20は、左方向に移動する。その後、移動部20が前進しながら、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が右側に向くように、右回りに90度変更される。このとき、通路1の幅方向における移動部20の長さは、搬送部幅Wtから移動部長さLmになる。通路1の幅方向における移動部20の長さが最小となる。
図7に戻り、ステップ208において、移動制御部60により、移動部20は、移動部中心Oに対して、通行物25とは反対側に移動する。
ステップ209において、移動制御部60により、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、90度変更される。
図9に示すように、移動制御部60により、移動部20は、右方向に移動する。その後、移動部20が前進しながら、移動部20の向きは、モニタ40および操作部50が左側に向くように、左回りに90度変更される。このとき、通路1の幅方向における移動部20の長さは、搬送部幅Wtから移動部長さLmになる。通路1の幅方向における移動部20の長さが最小となる。
図7に戻り、ステップ210において、移動制御部60により、移動部20は、移動部中心Oに対して、通行物25とは反対側に移動する。
ステップ211において、移動制御部60により、移動部20は、前進する。このとき、移動制御部60は、移動部20の向きを変更しない。
図10に示すように、通行物25が移動部中心Oに対して、右側にいるとする。移動部20は、左方向に移動する。移動部20が左方向に移動後、移動部20は、前進する。同様に、通行物25が移動部中心Oに対して左側にいる場合、移動部20は、右方向に移動する。移動部20が右方向に移動後、移動部20は、前進する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、第2実施形態では、移動部20が通路1の端に常に移動する。このため、通行物25が移動できる通路1の範囲を常に最大にでき、通行物25と移動体制御装置11との接触がより回避される。
(他の実施形態)
(i)車輪は、オムニホイールであり、3つ以上の円筒を含んでもよい。
オムニホイールに用いられる円筒は、樽型であり、車輪の円周上に設けられている。この円筒は、車輪に対して自由に回転可能である。この車輪により、移動部は、前後左右に自由に移動可能である。
(ii)モニタおよび操作部は、移動部の前側に設けられることに限定されず、移動部の後側、右側または左側に設けられてもよい。また、アクチュエータ等により、モニタおよび操作部は、回転可能であってもよい。
(iii)環境認識部は、電波、音波または光を用いることに限定されず、カメラによる画像、温度センサによる温度等を用いて、環境情報Ieを取得してもよい。
(iv)移動部長さLmは、移動部幅Wmより大きくてもよい。すなわち、Lm>Wmであってもよい。
図11に示すように、搬送部幅Wtは、移動部幅Wmより小さくなるように、設定されている。
移動部20は、通路1を走行している。このとき、通路1の幅方向における移動部20の長さは、移動部幅Wmに相当する。図11において、通路1を走行中の移動体制御装置11を破線で記載する。
移動部20は、分岐点4で移動部20が向きを変更せず、通路1を曲がる。通路1を曲がった後、移動部20は、通路3を走行することがある。このとき、通路3の幅方向における移動部20の長さは、移動部長さLmに相当する。図11において、通路3を走行中の移動体制御装置11を実線で記載している。
移動部20が通路3を走行するとき、移動制御部60は、環境認識部30が通行物25を検出したとき、通行物25とは反対側に移動しつつ、通路3の幅方向の移動部20の長さが最小となるように、移動部20の向きを変更する。さらに、モニタ40および操作部50が通行物25側を向くように、モニタ40および操作部50を回転可能にするアクチュエータ52が設けられている。図11において、移動部20が向きを変更するときの移動体制御装置11を2点破線で記載している。なお、モニタ40および操作部50の長さ、幅または厚みは、移動部長さLmおよび移動部幅Wmよりも非常に小さく、移動部長さLmおよび移動部幅Wmの大きさに影響を及ぼさないものとする。
移動制御部60は、移動部長さLmと移動部幅Wmとを比較する。移動部長さLmの方が大きいため、移動部20の向きが変更される。通路3の幅方向の移動部20の長さが移動部長さLmから移動部幅Wmに変更され、通路3の幅方向の移動部20の長さが最小となる。このように、移動部長さLmおよび移動部幅Wmは、任意に設定できる。なお、移動部20の前後左右方向は、通路1、3のそれぞれを基準にして設定される。
以上、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1、3 ・・・通路、
2 ・・・搬送物
20 ・・・移動部、 21 ・・・車輪、 24 ・・・円筒、
25 ・・・通行物、
30 ・・・環境認識部、
40 ・・・モニタ、
50 ・・・操作部、
60 ・・・移動制御部。

Claims (4)

  1. 通路(1、3)を移動可能な移動部(20)と、
    前記移動部に対して前後、左右または天地側の通行物(25)を検出可能な環境認識部(30)と、
    前記環境認識部が前記通行物を検出したとき、前記移動部の向きを変更する移動制御部(60)と、
    前記移動部に設けられ、前記移動制御部により前記移動部の向きが変更されたとき前記通行物に対向し、前記移動部の状態を表示可能なモニタ(40)と、
    を備え、
    前記移動制御部は、前記モニタが前記移動部の中心線(O)に対して前記通行物側に向く方向に前記移動部を回転させる過程を経て、前記通路の幅方向における前記移動部の長さが最小となるように、前記移動部の向きを変更する移動体制御装置。
  2. 通路(1、3)を移動可能な移動部(20)と、
    前記移動部に対して前後、左右または天地側の通行物(25)を検出可能な環境認識部(30)と、
    前記環境認識部が前記通行物を検出したとき、前記移動部の向きを変更する移動制御部(60)と、
    前記移動部に設けられ、前記移動制御部により前記移動部の向きが変更されたとき前記通行物に対向し、前記移動制御部による前記移動部の制御を変更可能な操作部(50)と、
    を備え、
    前記移動制御部は、前記操作部が前記移動部の中心線(O)に対して前記通行物側に向く方向に前記移動部を回転させる過程を経て、前記通路の幅方向における前記移動部の長さが最小となるように、前記移動部の向きを変更する移動体制御装置。
  3. 前記移動部は、搬送物(2)を積載しており、
    前記移動制御部は、前記通路の幅方向における前記搬送物を含めた前記移動部の長さが最小となるように、前記移動部の向きを変更する請求項1または2に記載の移動体制御装置。
  4. 前記移動部は、3つ以上の円筒(24)を含む車輪(21)を有し、
    前記円筒は、前記車輪の円周上に設けられる請求項1からのいずれか一項に記載の移動体制御装置。
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