JP7005060B1 - 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 - Google Patents
積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7005060B1 JP7005060B1 JP2021090437A JP2021090437A JP7005060B1 JP 7005060 B1 JP7005060 B1 JP 7005060B1 JP 2021090437 A JP2021090437 A JP 2021090437A JP 2021090437 A JP2021090437 A JP 2021090437A JP 7005060 B1 JP7005060 B1 JP 7005060B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- block
- venturi
- gas
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Abstract
Description
しかし、既存のマイクロバブル液の発生装置は高額であり、農業や水産分野あるいは廃水処理分野への適用が難しい。
そして、マイクロバブル液生成装置で得られたマイクロバブル液の上記した洗浄作用、殺菌作用、生理活性作用はマイクロバブルの気泡径が小さいほど且つマイクロバブル液中のマイクロバブル濃度が大きいほど作用効果も大きくなる傾向にある。また、マイクロバブルの気泡径分布のバラツキが小さいほど作用効果が大きくなる傾向にある。
しかしながら、ベンチュリ管における気泡微細化メカニズムは十分に解明されていない。即ち、気泡径が小さく且つ気泡径分布のバラツキの小さなマイクロバブルを多量に発生するには、ベンチュリ管をどのように設計するのが良いかに関して十分に解明されていないのが実情である。
また、流体供給流路を積層ブロックにベンチュリ流路と一体的に組み込むことができるので、積層ベンチュリノズルを製作する製作工程が少ないと共に構成部材の部品点数が少なく、装置本体のサイズも小さくなる。
このように、液体と気体とを個別に供給してマイクロバブルを発生できるようにすることで、腐食性の気体(例えばオゾン)を使用する場合であっても液体ルートに設けられた機器類等を腐食させることがないと共に、上記した気液混合流体の場合と同様の効果を奏することができる。
溝有りブロックに形成されるベンチュリ流路は1本以上であればよいが、2本にすることでマイクロバブル発生量を増加することができる。このように、1枚の溝有りブロックに2本の平行な溝状のベンチュリ流路とY溝状の2分岐流路が左右対称になるように形成することでマイクロバブルの発生量を増加できるだけでなく、この場合も上記のように高精度加工を行い易い切削加工で形成できるので、ベンチュリ流路の本数をマルチ化しても形状やスロート部の流路断面積等にバラツキが生じ難い。また、2本の平行なベンチュリ流路にY溝状の2分岐流路が左右対称になるように形成されると共に、2分岐流路の分岐位置に流体供給流路が連通されるようにしたので、2本のベンチュリ流路に均等に気液混合流体を供給できる。
本発明の積層ベンチュリノズルの態様によれば、積層ブロックは溝有りブロックと溝無しブロックとがマイクロバブルの発生量に応じて3層以上積層されることにより2本以上のベンチュリ流路が形成された立体構造であることが好ましい。本発明の積層ベンチュリノズルは、積層ブロックの積層枚数が多い方が特徴を生かし易いからである。
これは、気泡径及び気泡径分布が小さなマイクロバブルを大きな気泡発生量で得るためのスロート部の好ましい形状と寸法を示したものである。
本発明の積層ベンチュリノズルの態様によれば、底面層用の溝有りブロックの流体導入部の溝の深さをベンチュリ流路の深さよりも深くすると共に流体導入部の流体が突き当たる底面形状を円錐形状にすることが好ましい。これにより、流体抵抗が小さくなるので、流体供給量を増量することができる。
また、本発明のマイクロバブル液生成装置によれば、気泡径及び気泡径分布が小さなマイクロバブルを液体に多量に吹き込んだマイクロバブル液を生成できる。
本発明の実施の形態の積層ベンチュリノズル10は、マイクロバブルの発生量に応じて溝有りブロック12と溝無しブロック14とを所定合計枚数積層して積層ブロック16を形成するという極めて簡単な方法で、積層ブロック16にベンチュリ流路20とマイクロバブルを発生させる流体を供給する気液混合流体用の流体供給流路15、液体用の流体供給流路33、気体用の流体供給流路35とが形成されるようにすることで、マイクロバブル発生量(ベンチュリ流路20の本数と同義)を自由に可変できるようにしたものである。なお、説明において、気液混合流体用の流体供給流路15、液体用の流体供給流路33、気体用の流体供給流路35のいずれにも適用される場合には、単に流体供給流路15、33、35と言う場合もある。
実施例1…溝有りブロック12に1本のベンチュリ流路20を形成すると共に、ベンチュリ流路20に気液混合態様で流体を供給するケース。
実施例2…溝有りブロック12に1本のベンチュリ流路20を形成すると共に、ベンチュリ流路20に気液個別態様で流体を供給するケース。
実施例3…溝有りブロック12に2本のベンチュリ流路20を形成すると共に、ベンチュリ流路20に気液混合態様で流体を供給するケース。
実施例4…溝有りブロック12に2本のベンチュリ流路20を形成すると共に、ベンチュリ流路20に気液個別態様で流体を供給するケース。
図1の(A)は本発明の積層ベンチュリノズル10の実施例1を上から見た平面図であり、(B)は積層ベンチュリノズル10を前側(流体を噴出する流体噴出口20Dの側)から見た正面図であり、(C)はスロート部20Cの部分拡大図である。また、図2は2種類の溝有りブロック12(12A、12B)と溝無しブロック14の斜視図であり、(A)は中間層用の溝有りブロック12A、(B)は底面層用の溝有りブロック12B、(C)は溝無しブロック14である。なお、図1の符号Mはベンチュリ流路20の軸芯線である。
図2の(A)に示すように、中間層用の溝有りブロック12Aは、両面が平坦で四角形な板状のブロック表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部20Aと流路断面積が拡大する流路拡大部20Bとの間に流路断面積が最も小さいスロート部20Cを有する1本の溝状のベンチュリ流路20が形成される。
図2の(B)に示すように、底面層用の溝有りブロック12Bは、ベンチュリ流路20の基端部に形成された円板溝状の流体導入部20Eに第1気液供給孔13Aが穿設されない点で図2の(A)の中間層用の溝有りブロック12Aと異なるが、他の点は同一である。
図2の(C)に示すように、溝無しブロック14は、両面が平坦で四角形な板状に形成されると共に溝有りブロック12と同じ大きさに形成される。また、中間層用の溝有りブロック12Aの第1気液供給孔13Aに対応する溝無しブロック14の位置には第2気液供給孔13B(貫通孔)が穿設される。また、第2気液供給孔13Bには雌ネジ14Aが刻設される。更に、溝無しブロック14の4角位置には、溝有りブロック12の4角に形成したボルト孔24と対応するボルト孔24が形成される。
図3は積層ベンチュリノズル10の実施例1において、4層構造の積層ブロック16をブロックごとに分解した分解図であり、図4は図3の組立完成図である。また、図5は、図4の積層ベンチュリノズル10の実施例1の側面図であり、積層ブロック16の片面に気液混合流体を積層ブロック16に供給する気液供給配管18Aを連結したものである。
気液混合流体用の流体供給流路15は、積層ブロック16を形成することにより自動的に形成される。即ち、図3の中心線Xで示すように、溝無しブロック14の第2気液供給孔13Bの中心と、中間層用の溝有りブロック12Aの第1気液供給孔13Aの中心と、底面層用の溝有りブロック12Bの円板溝状の流体導入部20Eの中心とは一致する。したがって、1枚の溝無しブロック14と1枚の底面層用の溝有りブロック12Bとの間に2枚の中間層用の溝有りブロック12Aを挟むように積層することにより、2枚の中間層用の溝有りブロック12Aに形成された第1気液供給孔13Aと溝無しブロック14に形成された第2気液供給孔13Bとが連通して気液供給孔13を形成する。この場合、図2の(B)の底面層用の溝有りブロック12Bに形成された円板溝状の流体導入部20Eは気液供給孔13の流路突当りを形成する。これにより、積層ブロック16の内部には、積層ブロック16の片面(溝無しブロック14の面)に流体供給口21を有し、気液供給孔13と3本のベンチュリ流路20とがマニホールド状に連通された気液混合流体用の流体供給流路15が形成される。
次に、マイクロバブルの発生において重要なベンチュリ流路20のスロート部の適切な形状、寸法等について説明する。
説明の前に先ず図9を使用して、ベンチュリ構造でマイクロバブルを発生させるメカニズムを説明する。
図10の(A)は本発明の積層ベンチュリノズル10の実施例2を上から見た平面図であり、(B)は積層ベンチュリノズル10を前側(流体を噴出する流体噴出口20Dの側)から見た正面図である。図10の(C)はスロート部近傍の拡大図であり、気体供給溝43のベンチュリ流路20に対する接続角度θ2及び接続位置を説明するものである。
積層ベンチュリノズル10の実施例3は、溝有りブロック12と溝無しブロック14とを積層して積層ブロック16の立体構造を形成した際に、ベンチュリ流路20を立体構造の縦方向(積層方向)のみならず横方向へも形成するようにしたものである。
図18の(A)は本発明の積層ベンチュリノズル10の実施例4を上から見た平面図であり、(B)は積層ベンチュリノズル10を前側(流体を噴出する流体噴出口20Dの側)から見た正面図である。図18の(C)及び(D)は、スロート部20C近傍の拡大図であり、気体供給溝43のベンチュリ流路20に対する接続角度θ2及び接続位置を説明するものである。
したがって、積層ベンチュリノズル10の実施例4についても実施例2及び3と同じ部材には同じ符号を付して説明する。
図21は、液体にマイクロバブルを吹き込んだマイクロバブル液を生成するマイクロバブル液生成装置を説明する全体構成図である。なお、本実施の形態のマイクロバブル液生成装置では、液体として水を使用し、気体として空気を使用した場合で説明するが、水や空気に限定するものではない。
(気液混合態様の場合)
前準備として、切替手段29を切り替えて空気が加圧溶解装置に供給されるようにする。そして、容器40に水を貯留したら、使用する積層ベンチュリノズル10のベンチュリ流路20の本数は生成するマイクロバブル液の生成量やマイクロバブル濃度等に応じて決定する。
前準備として、切替手段29を切り替えて空気が気体分岐配管27から積層ベンチュリノズル10に直接供給されるようにする。即ち、空気が気体分岐配管27を流れ、ベンチュリ流路20のスロート部20Cの出口直後に直接供給されるようにする。このように切替手段29を切り替えることで、加圧溶解装置46において液体に気体が加圧溶解されることがなくなる。したがって、液体が循環配管を流れて積層ブロック16のベンチュリ流路20に供給される。
次に、本発明の積層ベンチュリノズル10と、比較のためのコントロールとして行った従来のベンチュリノズル100とについて、発生するマイクロバブルの気泡平均径を比較する比較実験を行った。
実験1では、実施例1とコントロールとの対比実験を行った。即ち、図21に示す循環ポンプ44の上流側にある加圧溶解装置46において空気流量を10(sccm)、水流量を3500(mL/分)の条件で気液混合流体を形成した。そして、形成した気液混合流体を実施例1の積層ベンチュリノズル10からマイクロバブルを容器40内に噴出させた場合と、コントロールのベンチュリノズル100からマイクロバブルを容器40内に噴出させた場合との気泡平均径を比較した。即ち、実施例1及びコントロールから噴出したマイクロバブルを含むマイクロバブル液をそれぞれ島津製作所製のレーザー回析式粒子径分布測定装置であるSALD-2300のフローセルに通すことによって、実施例1とコントロールとの気泡平均径を測定した。
実験2では、本発明の実施例1の気液混合態様と本発明の実施例2の気液個別態様とで発生するマイクロバブルの気泡平均径を比較した。なお、実施例1は実験1で行った実験と同じなので実験1のデータを使用した。
Claims (11)
- 液体と気体とを予め混合した気液混合流体を供給してマイクロバブルを発生するためのベンチュリ構造のノズルにおいて、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に第1気液供給孔が穿設された中間層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に前記第1気液供給孔と同径な溝状の流体導入部が形成された底面層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの前記第1気液供給孔に対応する位置に第2気液供給孔が穿設された溝無しブロックと、
前記マイクロバブルの発生量に応じて前記溝無しブロックと前記底面層用の溝有りブロックとの間に前記中間層用の溝有りブロックをゼロ枚以上挟んで所定合計枚数積層されることにより、前記溝状のベンチュリ流路が管状流路になって流体噴出口を有する1本以上のベンチュリ流路が形成されると共に前記第1気液供給孔と前記第2気液供給孔とが連通した気液供給孔が形成される立体構造であって、前記気液供給孔と前記1本以上のベンチュリ流路とがマニホールド状に連通された気液混合流体用の流体供給流路が形成される積層ブロックと、
前記積層ブロックの前記溝有りブロックと前記溝無しブロックとを連結する連結手段と、を備え、
前記底面層用の溝有りブロックの前記流体導入部の溝の深さを前記ベンチュリ流路の深さよりも深くすると共に前記流体導入部の流体が突き当たる底面形状を円錐形状にしたことを特徴とする積層ベンチュリノズル。 - 液体と気体とを個別に供給してマイクロバブルを発生するためのベンチュリ構造のノズルにおいて、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に第1液体供給孔が穿設され、前記スロート部の近傍に第1気体供給孔が穿設されると共に前記ブロックの表面に前記スロート部の出口直後と前記第1気体供給孔とを前記ベンチュリ流路を流れる液体の流れ方向に対して鋭角的な接続角度で接続する溝状の気体供給溝が形成された中間層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に前記第1液体供給孔と同径な溝状の液体導入部が形成され、前記スロート部の近傍に前記第1気体供給孔と同径な溝状の気体導入部が形成されると共に前記ブロックの表面に前記スロート部の出口直後と前記第1気体供給孔とを前記ベンチュリ流路を流れる液体の流れ方向に対して鋭角的な接続角度で接続する溝状の気体供給溝が形成された底面層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの前記第1液体供給孔に対応する位置に第2液体供給孔が形成されると共に前記第1気体供給孔に対応する位置に第2気体供給孔が形成された溝無しブロックと、
前記マイクロバブルの発生量に応じて前記溝無しブロックと前記底面層用の溝有りブロックとの間に前記中間層用の溝有りブロックをゼロ枚以上挟んで所定合計枚数積層されることにより、前記溝状のベンチュリ流路が管状流路になって流体噴出口を有する1本以上のベンチュリ流路が形成され、前記第1液体供給孔と前記第2液体供給孔とが連通した液体供給孔が形成され、前記第1気体供給孔と前記第2気体供給孔とが連通した気体供給孔が形成され、前記溝状の気体供給溝が管状流路になる立体構造であって、前記液体供給孔と前記1本以上のベンチュリ流路とがマニホールド状に連通された液体用の流体供給流路と前記気体供給孔と前記1本以上のベンチュリ流路とが前記気体供給溝を介してマニホールド状に連通された気体用の流体供給流路とが形成された積層ブロックと、
前記積層ブロックの前記溝有りブロックと前記溝無しブロックとを連結する連結手段と、を備えたことを特徴とする積層ベンチュリノズル。 - 前記溝無しブロックと前記底面層用の溝有りブロックとの間に前記中間層用の溝有りブロックをゼロ枚挟む請求項1又は2に記載の積層ベンチュリノズル。
- 前記中間層用の溝有りブロック及び前記底面層用の溝有りブロックの表面には、
前記溝状のベンチュリ流路が2本平行に形成されると共に、前記形成された2本のベンチュリ流路の前記流路縮小部の入口にそれぞれ連通するY溝状の2分岐流路が左右対称になるように形成され、前記2分岐流路の分岐位置に前記気液混合流体用の流体供給流路が連通される請求項1に記載の積層ベンチュリノズル。 - 前記中間層用の溝有りブロック及び前記底面層用の溝有りブロックの表面には、
前記溝状のベンチュリ流路が2本平行に形成されると共に、前記形成された2本のベンチュリ流路の前記流路縮小部の入口にそれぞれ連通するY溝状の2分岐流路が左右対称になるように形成され、前記2分岐流路の分岐位置に前記液体用の流体供給流路が連通される請求項2に記載の積層ベンチュリノズル。 - 前記流体供給流路の途中に角張った部分や段差が形成されない請求項1から5の何れか1項に記載の積層ベンチュリノズル。
- 前記積層ブロックは前記溝有りブロックと前記溝無しブロックとが前記マイクロバブルの発生量に応じて3層以上積層されることにより2本以上のベンチュリ流路が形成された立体構造である請求項1から6の何れか1項に記載の積層ベンチュリノズル。
- 前記ベンチュリ流路は断面形状が矩形に形成されると共に前記スロート部の矩形な縦幅及び横幅は1.0mm以上5.0mm以下であると共に長さは1.0mm以上5.0mm以下である請求項1から7の何れか1項に記載の積層ベンチュリノズル。
- 前記底面層用の溝有りブロックの前記液体導入部の溝の深さを前記ベンチュリ流路の深さよりも深くすると共に前記液体導入部の液体が突き当たる底面形状を円錐形状にする請求項2に記載の積層ベンチュリノズル。
- マイクロバブル液を生成するマイクロバブル液生成装置において、
前記マイクロバブル液を生成する液体を貯留する容器と、
前記容器の前記液体を抜き出して再び前記容器に戻す循環配管と、
前記循環配管の戻し位置に接続されると共に前記マイクロバブル液の流体噴出口が少なくとも前記容器の内部を臨んで設けられた請求項1から9の何れか1項に記載の積層ベンチュリノズルと、
前記循環配管に設けられた循環ポンプと、
前記循環配管の前記循環ポンプの上流側に設けられ、前記循環配管を流れる前記液体に気体を加圧溶解する加圧溶解装置と、
前記加圧溶解装置に気体供給配管を介して前記気体を供給する気体供給装置と、
前記気体供給配管から分岐すると共に前記気体供給装置から前記積層ベンチュリノズルに直接接続された気体分岐配管と、
前記気体供給配管と前記気体分岐配管との分岐位置に設けられ、前記気体供給装置からの気体を前記加圧溶解装置又は前記積層ベンチュリノズルに切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とするマイクロバブル液生成装置。 - マイクロバブル液を生成するマイクロバブル液生成装置において、
前記マイクロバブル液を生成する液体を貯留する容器と、
前記容器の前記液体を抜き出して再び前記容器に戻す循環配管と、
前記循環配管の戻し位置に接続されると共に前記マイクロバブル液の流体噴出口が少なくとも前記容器の内部を臨んで設けられた積層ベンチュリノズルと、
前記循環配管に設けられた循環ポンプと、
前記循環配管の前記循環ポンプの上流側に設けられ、前記循環配管を流れる前記液体に気体を加圧溶解する加圧溶解装置と、
前記加圧溶解装置に気体供給配管を介して前記気体を供給する気体供給装置と、
前記気体供給配管から分岐すると共に前記気体供給装置から前記積層ベンチュリノズルに直接接続された気体分岐配管と、
前記気体供給配管と前記気体分岐配管との分岐位置に設けられ、前記気体供給装置からの気体を前記加圧溶解装置又は前記積層ベンチュリノズルに切り替える切替手段と、を備え、
前記積層ベンチュリノズルは、
液体と気体とを予め混合した気液混合流体を供給してマイクロバブルを発生するためのベンチュリ構造のノズルにおいて、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に第1気液供給孔が穿設された中間層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの表面に、流路断面積が縮小する流路縮小部と拡大する流路拡大部との間に流路断面積が最も小さいスロート部を有する少なくとも1本の溝状のベンチュリ流路が形成されると共に前記ベンチュリ流路の基端部に前記第1気液供給孔と同径な溝状の流体導入部が形成された底面層用の溝有りブロックと、
両面が平坦な板状のブロックの前記第1気液供給孔に対応する位置に第2気液供給孔が穿設された溝無しブロックと、
前記マイクロバブルの発生量に応じて前記溝無しブロックと前記底面層用の溝有りブロックとの間に前記中間層用の溝有りブロックをゼロ枚以上挟んで所定合計枚数積層されることにより、前記溝状のベンチュリ流路が管状流路になって流体噴出口を有する1本以上のベンチュリ流路が形成されると共に前記第1気液供給孔と前記第2気液供給孔とが連通した気液供給孔が形成される立体構造であって、前記気液供給孔と前記1本以上のベンチュリ流路とがマニホールド状に連通された気液混合流体用の流体供給流路が形成される積層ブロックと、
前記積層ブロックの前記溝有りブロックと前記溝無しブロックとを連結する連結手段と、を備えたことを特徴とするマイクロバブル液生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021090437A JP7005060B1 (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021090437A JP7005060B1 (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7005060B1 true JP7005060B1 (ja) | 2022-01-21 |
JP2022182727A JP2022182727A (ja) | 2022-12-08 |
Family
ID=80621053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021090437A Active JP7005060B1 (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7005060B1 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7303156B1 (en) * | 2004-04-08 | 2007-12-04 | Louisiana Tech University Research Foundation As A Division Of The Louisiana Tech University Foundation | Generation and usage of microbubbles as a blood oxygenator |
JP2008161831A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Daikin Ind Ltd | 気泡発生器 |
JP2008183475A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Keio Gijuku | ガス分散器 |
JP2010201400A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Ebara Corp | 散気装置及び気泡発生装置 |
JP2011218343A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-11-04 | Kikuchi Eco Earth:Kk | 気液混合用のノズル、気液混合機構およびその用途 |
JP2016182557A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 株式会社エステム | マイクロバブル発生方法、発生装置、発生ノズル、及びライン洗浄装置 |
CN108745012A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-11-06 | 四川大学 | 一种可模块化组合的微型文丘里式气泡发生装置 |
WO2019168130A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-06 | 国立大学法人東京工業大学 | マイクロ液滴・気泡生成デバイス |
JP6808259B1 (ja) * | 2020-06-12 | 2021-01-06 | 合同会社アプテックス | 積層ベンチュリノズル及びその製作方法並びにマイクロバブル液生成装置 |
-
2021
- 2021-05-28 JP JP2021090437A patent/JP7005060B1/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7303156B1 (en) * | 2004-04-08 | 2007-12-04 | Louisiana Tech University Research Foundation As A Division Of The Louisiana Tech University Foundation | Generation and usage of microbubbles as a blood oxygenator |
JP2008161831A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Daikin Ind Ltd | 気泡発生器 |
JP2008183475A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Keio Gijuku | ガス分散器 |
JP2010201400A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Ebara Corp | 散気装置及び気泡発生装置 |
JP2011218343A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-11-04 | Kikuchi Eco Earth:Kk | 気液混合用のノズル、気液混合機構およびその用途 |
JP2016182557A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 株式会社エステム | マイクロバブル発生方法、発生装置、発生ノズル、及びライン洗浄装置 |
WO2019168130A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-06 | 国立大学法人東京工業大学 | マイクロ液滴・気泡生成デバイス |
CN108745012A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-11-06 | 四川大学 | 一种可模块化组合的微型文丘里式气泡发生装置 |
JP6808259B1 (ja) * | 2020-06-12 | 2021-01-06 | 合同会社アプテックス | 積層ベンチュリノズル及びその製作方法並びにマイクロバブル液生成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022182727A (ja) | 2022-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6808259B1 (ja) | 積層ベンチュリノズル及びその製作方法並びにマイクロバブル液生成装置 | |
JP4869922B2 (ja) | 微細気泡発生器 | |
JP4989677B2 (ja) | 気体溶解装置及び気体溶解液の製造方法 | |
TWI567030B (zh) | 高密度微細氣泡液產生方法及高密度微細氣泡液產生裝置 | |
JP2749495B2 (ja) | 高濃度オゾン水製造方法及び高濃度オゾン水製造装置 | |
US7472893B2 (en) | Swirling type micro-bubble generating system | |
US6382601B1 (en) | Swirling fine-bubble generator | |
US9527046B1 (en) | System and method for stably infusing gas into liquid, and methods of using the gas infused liquid | |
JPWO2007034912A1 (ja) | ナノ流体生成装置及び方法 | |
JP7005060B1 (ja) | 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 | |
US11772057B2 (en) | Fine bubble generating device | |
KR20230005761A (ko) | 내부 구조체, 유체 특성 변화 장치, 및 그 이용 장치 | |
JPWO2015060382A1 (ja) | 微細気泡生成装置および微細気泡生成装置を備える汚染水浄化システム | |
JP2008114214A (ja) | 洗浄装置 | |
KR102329412B1 (ko) | 미세버블 생성 장치 | |
JP6964908B1 (ja) | 積層ベンチュリノズル及びマイクロバブル液生成装置 | |
JP5839771B2 (ja) | 微小気泡発生装置および発生法 | |
JP2013146714A (ja) | 微細気泡生成装置 | |
JP2008114099A (ja) | マイクロバブル生成装置及びバブル微小化器具。 | |
JP6210463B2 (ja) | ナノバブル発生用ノズル、ナノバブル発生システム及びナノバブル発生方法 | |
JP5028596B2 (ja) | ガス分散器 | |
US6892968B1 (en) | Nozzle assembly for use in the treatment of waste water | |
JP5740684B2 (ja) | バブル発生装置 | |
JP4364876B2 (ja) | 気体溶解装置 | |
JP4982744B2 (ja) | 流体混合器および流体混合方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210528 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210728 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211012 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7005060 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |