JP7003218B2 - ガスケット及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体を通す配管の接続部に用いられるガスケットに関し、特にガスケットの位置決め形状及びガスケットを用いた冷凍サイクル装置に関する。
従来技術において、例えば冷凍サイクル装置を構成する圧縮機、油分離器、熱交換器等の構成要素とそれらを繋ぐ配管との継ぎ手部は、形成されたフランジのシート面にガスケットを挟み、フランジをボルト及びナット等により締め付けて、配管内部を流れる冷媒の漏洩を防止していた。ガスケットは、安価で比較的複雑な形状も成形可能であるため、冷凍サイクル装置又はその他の流体を扱う機器において広く用いられている(例えば、特許文献1)。
特許第4799763号公報
地球温暖化の抑制を目的とした低GWP冷媒(HFO系冷媒)は、微燃性であるものが多い。従って、従来のR22、R134a、R404A、R407Cなどの不燃性冷媒よりも、冷媒漏洩に対して注意する必要があり、継ぎ手部のシール性を強化する必要に迫られている場合がある。また、改正フロン法により、冷凍サイクル装置は、冷媒漏洩だけでなく、油にじみも簡易検査項目にあがっていることからも、継ぎ手部のシール性の強化は、冷凍機器及び空気調和装置を製造する上で重要な課題になっている。
このような状況において、特許文献1に開示されているように、ガスケットの材質を変更して継ぎ手部のシール性をアップさせようとした場合、ガスケットの耐冷媒性、耐油性、耐久性の検証及び評価が必要であり、多大な労力を伴っていた。そこで、継ぎ手部のシール性を向上するにあたり、ガスケットの材質を変更せず、シール性をアップさせる方法として次の手段がとられている。
(1)ガスケットを締め付けるボルトのトルクをアップすることで、シール面圧を上げる。
(2)ガスケットと相対するフランジ面に突起を設け、局所的なシール面圧を上げる。
(3)ガスケットの面積を小さくして、シール面圧を上げる。
ここで、シール面圧とは、「シール面圧=ボルトの締付け力総和/ガスケットの面積」で表される。
上記(1)を選択した場合、ボルトサイズおよびボルト材質によってボルトの締付けトルクが概ね決まっており、極端にボルトの締め付け力を上げることができないため、有効なシール面圧の向上は望めなかった。また、締め付けトルクアップにより、ボルトに負荷される応力も大きくなるため、冷凍サイクル装置等の運転時にボルトが疲労破壊しないか否かの検証が必要になるという課題があった。
上記(2)を選択した場合、突起とガスケットとの接触部においては接触面圧が高くなり、シール面圧を上げることはできる。しかし、継ぎ手部のフランジに突起を設けるための加工費用が増加するという課題があった。また、継ぎ手部が小さい場合、フランジに突起を設けるためにフランジ自体を大きくする必要がある。そのため、フランジを大きくすることにより他部品と干渉するなどの課題があった。
上記(3)は、比較的安価で複雑な形状も成形可能なガスケットの形状を変更することによりシール面圧を上げることができる。しかし、ガスケットの面積とシール距離とは一般的に比例関係にあり、ガスケットの面積が小さくなると、シール距離が短くなるため、シール面圧が高くなるものの、フランジのシート面の精度によってはシール性が向上せず、漏洩が発生しやすくなるという課題があった。ここで、シール距離とは、例えばフランジに挟まれたガスケットにおいて、漏れ経路となる最小距離のことを示す。シール距離は、フランジのシート面の面粗度及び平面度、ガスケットの種類、配管内の圧力、シール面圧等を総合的に勘案して設定されるものである。また、シール面圧を上げるためにガスケットの面積を下げた場合は、ガスケットが小さくガスケット自体の位置決めが困難になるため、正常な位置にガスケットが配置されず、シール性が低下するという課題があった。
本発明は、ガスケットの面積を小さくしてシール性を向上させつつ、シール距離を確保することができ、ガスケットの位置決めも容易にできる、ガスケット及びそのガスケットを用いた冷凍サイクル装置を提供することを目的とするものである。
本発明のガスケットは、流体が流通する経路を接続する接続部に配置され、前記流体が流通する前記経路を通す孔が設けられた板により構成されるガスケットにおいて、前記孔の周囲に配置され、ボルトにより位置決めする位置決め部と、前記孔と前記位置決め部との間に設けられ、前記板を貫通する打ち抜き部と、を備え、前記孔と前記打ち抜き部とは、それぞれ独立して形成され、前記位置決め部は、前記打ち抜き部の周縁と連続して形成され、前記ボルトの外周の一部分に沿った円弧形状であり、前記位置決め部と前記孔との間に前記ボルトが位置し、前記打ち抜き部は、前記位置決め部の円弧形状を円周の一部に含む仮想円よりも外側の領域に位置する前記板の一部を打ち抜いて形成されている
本発明のガスケットは、流体が流通する経路を接続する接続部に配置され、前記流体が流通する前記経路を通す孔が設けられた板により構成されるガスケットにおいて、前記孔の周囲に配置され、ボルトにより位置決めする位置決め部と、前記孔と前記位置決め部との間を繋ぐ繋ぎ部と、を備え、前記位置決め部は、前記ボルトの外周に沿った円形状であり、前記板の面積は、当該板が接触する前記接続部の面よりも小さい。
本発明によれば、継ぎ手部の形状及び大きさを変更することなくシール面圧を上げることができ内部に可燃性の流体が流通する経路の継ぎ手部のシール性を高めることができるため、機器の安全性を高めることができる。また、安価なガスケットにより効果的に継ぎ手部のシール性が高められるため、安全性を確保するにあたりコストを抑えることができる。
実施の形態1に係るガスケットを備えた冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 実施の形態1の冷凍サイクル装置の圧縮機に取り付けられる電磁弁と圧縮機との接合部のガスケットの平面図である。 実施の形態1に係るガスケットの比較例としてのガスケットの平面図である。 実施の形態1に係るガスケットの変形例であるガスケットの平面図である。 図4のガスケットが適用される圧縮機の外観図である。 実施の形態1に係るガスケットの変形例であるガスケットの平面図である。 実施の形態2に係るガスケットの平面図である。 実施の形態2に係るガスケットの変形例であるガスケットの平面図である。 実施の形態3の冷凍サイクル装置のスクリュー圧縮機に取り付けられる電磁弁とスクリュー圧縮機との接合部のガスケットの平面図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について、図面を参照しつつ説明する。ここで、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。また、明細書全文に示されている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適宜、適用することができる。そして、圧力の高低については、特に絶対的な値との関係で高低が定まっているものではなく、システム、装置などにおける状態、動作などにおいて相対的に定まるものとする。また、添字で区別などしている複数の同種の機器などについて、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字などを省略して記載する場合がある。
図1は、実施の形態1に係るガスケット10を備えた冷凍サイクル装置100の構成を示す図である。冷凍サイクル装置100は、一例としてスクリュー圧縮機102、凝縮器104、膨張弁105、及び蒸発器106を配管により接続したものである。以下において、スクリュー圧縮機は、冷凍サイクル装置100の冷媒回路を構成する機器であり、吸入、圧縮、及び吐出する流体を冷媒及び油であるものとして説明する。
図1において、スクリュー圧縮機102は、内部に油分離器5を有する構造となっているが、油分離器5は別置きとしてもよい。また、油分離器5は、デミスタ方式、サイクロン方式等の様々な方式をとれる。また、スクリュー圧縮機を構成する圧縮機4の種類は問わず、シングルスクリュー圧縮機、ツインスクリュー圧縮機、スクロール圧縮機、及びレシプロ圧縮機等の形式をとることができる。また、インバータ駆動の圧縮機4を例にあげて説明するが、一定速の圧縮機でもよい。
インバータ装置91は、指示された周波数に基づいてスクリュー圧縮機102への電力供給を制御し、またスクリュー圧縮機102の駆動周波数を制御するものである。スクリュー圧縮機102は、電力供給源(図示せず)から、インバータ装置91を介して供給された電力で駆動する。凝縮器104は、スクリュー圧縮機102が吐出した高温高圧気体状のガス冷媒を冷却し、凝縮させる。また、減圧装置として機能する膨張弁105は、凝縮器104から流出した液冷媒を減圧させ、膨張させる。蒸発器106は、膨張弁105を通過した冷媒を蒸発させる。さらに、冷凍サイクル装置100は、さらに制御装置90を備えている。制御装置90は、インバータ装置91の周波数、膨張弁105の開度などを制御し、各機器に信号を送り制御するものである。
ガスケット10は、冷凍サイクル装置100を構成する配管の継ぎ手部、及びスクリュー圧縮機102の外郭部品の接合部107に用いることができる。特に、継ぎ手部及び接合部107からの冷媒漏れや油にじみといった不具合が発生しやすい部位は、相対的に小さい部品の接合面であることが多い。なお、継ぎ手部及び接合部107を総称して接続部と称する。小さい部品では、接続部のシート面を締め付けるボルトのサイズが小さく、接続部を締付ける力が小さい。さらに、シール面圧を高めるためにガスケット10の面積を小さくしようとするとシール距離が満足に確保できないためである。なお、継ぎ手部は、配管同士を接続したり、配管と冷凍サイクル装置100を構成する各要素とを接続する部分に設けられている。継ぎ手部は、例えば配管の端部にフランジを形成し、フランジ同士を突き合わせてボルト及びナットにより締め付けて構成される。ガスケット10は、フランジのシート面の間に挟まれ、配管内部を流通する冷媒等の流体の漏洩及び油の滲みだしを抑制するものである。
図2は、実施の形態1の冷凍サイクル装置100のスクリュー圧縮機102に取り付けられる電磁弁とスクリュー圧縮機102との接合部107のガスケット10の平面図である。ガスケット10は、一枚の板であり、金属及び樹脂等の材質で構成される。また、ガスケット10は、中央部にガス冷媒を通す2つのガス孔11を備える。ガス孔11は、ガス孔11からガスケット外周12までの距離、即ちガス孔11から外気と通じるまでの最短距離であるシール距離を確保するように形成されている。また、ガスケット10は、電磁弁とスクリュー圧縮機102との接合部107において位置を決めるための、位置決め部13を有する。位置決め部13は、ガスケット10を構成する板の形状の外周部に対称的な位置に配置されている。また、位置決め部13は、円弧形状に形成されており、接合部107を締め付けるボルトの外周面に沿うようになっている。
位置決め部13とガス孔11との間には、打ち抜き部14が形成されている。打ち抜き部14は、ガスケット10を構成する板を貫通して形成されており、ガスケット10の面積を小さくすることにより、シール面圧を上げるためのものである。しかし、従来においては、打ち抜き部14を設けるだけでは所定のシール面圧を確保できない場合も存在していた。そこで、実施の形態1のガスケット10においては、ガスケット10にボルトを通す孔を開けるのではなく、ガスケット10を構成する板の外周にガス孔11側に半円形状の凹部を形成している。
図3は、実施の形態1に係るガスケット10の比較例としてのガスケット110の平面図である。ガスケット110は、実施の形態1に係るガスケット10の位置決め部13に相当する部分の構成が異なる。ガスケット110は、接合部107を締め付けるためのボルトを通すボルト孔113が設けられており、ボルト孔113にボルトを通して位置決めがされる。ボルト孔113は、ボルトを通すように構成されているため、ボルトの外周全部を囲む様に形成されている。つまり、ボルト孔113の外側の部分115が設けられている分だけガスケット110は実施の形態1に係るガスケット10に対し面積が広くなっている。よって、比較例に係るガスケット110は、接合部107がボルトに締め付けられる際の荷重を受ける面積が広く、その分だけ実施の形態1に係るガスケット10よりもシール面圧が低い。
ガスケット110のようにボルト孔113を設ける構成にすることは、広く一般的であった。しかし、実施の形態1に係るガスケット10は、比較例に係るガスケット110と異なり、位置決め部13がボルトの外周全てを囲む形状になっていない。位置決め部13は、ガス孔11が接合部107の流体の流通経路に対し位置が合う程度の最小限の形状になっているため、ガスケット10の面積を最小限にすることができる。また、実施の形態1に係るガスケット10は、比較例に係るガスケット110に対しシール距離も小さくすることがないため、同等のボルト締め付け力であればシール性能を更に向上させることができる。なお、ガスケットからの冷媒漏れ、油にじみの経路は2つ存在する。1つは、フランジとガスケット面の間で、2つ目は、ガスケットの間を浸透するものである。この2つの漏れ経路は、シール面圧を上げることにより漏れ抑制につなげることができる。
次に、実施の形態1に係るガスケット10の変形例について説明する。
図4は、実施の形態1に係るガスケット10の変形例であるガスケット10Aの平面図である。図5は、図4のガスケット10Aが適用されるスクリュー圧縮機102の外観図である。ガスケット10Aは、例えば図5に示されるスクリュー圧縮機102の外郭を構成する部品の接合部107に用いられる。
ガスケット10Aは、スクリュー圧縮機102の内部の冷媒や油を外部に漏洩させないために用いられており、ガスケット10Aの中央部にガス孔11が空けられ、その周囲を取り囲んで位置決め部13が配置されている。ガスケット10Aのガス孔11は実施の形態1のガスケット10のガス孔11よりも大きく形成されている。そのため、接合部107にはシール面圧を確保するために多数のボルトが設置されている。ガスケット10Aは、接合部107に設けられた6箇所のボルトに対して位置決めできる様に位置決め部13が配置されている。
ガスケット10Aの位置決め部13は、ガスケット10と同様にガスケット10Aのガスケット外周12Aに連続して形成されている。位置決め部13は、ボルト108の外周に合わせて円弧形状となっており、ボルト108とガス孔11との間に位置している。なお、位置決め部13は、ガス孔11を中心とした円周上に等間隔に6箇所設けられている。そのため、図4に示されているボルト108aの位置でガスケット10Aを位置決めするだけでなく、ボルト108bの配置でガスケット10Aを位置決めしても良い。
図6は、実施の形態1に係るガスケット10の変形例であるガスケット10Bの平面図である。ガスケット10Bは、ガスケット10と同様に冷凍サイクル装置100のスクリュー圧縮機102に取り付けられる電磁弁とスクリュー圧縮機102との接合部107に用いられる。
ガスケット10Bは、2つのガス孔11及び位置決め部13がガスケット10と同様に設けられている。つまり、位置決め部13は、ガスケット10の形状の外周部に対称的な位置に配置され、円弧形状に形成されており、接合部107を締め付けるボルトの外周面の一部に沿うようになっている。
しかし、ガスケット10Bは、打ち抜き部14がガスケット10Bを構成する板の外周部の内側に形成されていない。ガスケット10は、板の外周が内側に大きく削減されており、2つのガス孔11が設けられている部分と位置決め部13との間の繋ぎ部15を備える。繋ぎ部15は、2つのガス孔11の間の中央と位置決め部13とを結ぶ仮想線上に配置されている。このように構成されることにより、ガスケット10Bは、当該ガスケット10Bと接触する接合部107の面よりも小さく形成されており、更にシール面圧を上げることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るガスケット210は、実施の形態1に係るガスケット10の位置決め部13に相当する部分を変更したものである。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図7は、実施の形態2に係るガスケット210の平面図である。ガスケット210も、実施の形態1に係るガスケット10と同じく冷凍サイクル装置100のスクリュー圧縮機102に取り付けられる電磁弁とスクリュー圧縮機102との接合部107に適用されるものである。
ガスケット210は、実施の形態1に係るガスケット10と同様に一枚の板であり、金属及び樹脂等の材質で構成される。また、ガスケット210は、中央部にガス冷媒を通す2つのガス孔11を備える。また、ガスケット210は、接合部107において位置を決めるための、位置決め部213を有する。位置決め部213は、ガス孔11に対して遠い側のボルト外周部の一部に沿うような円弧形状になっている。つまり、位置決め部213とガス孔11の間にボルトが位置する様な位置関係になっている。
また、位置決め部213は、打ち抜き部214の周縁と連続して形成されている。つまり、位置決め部213は、ガスケット210の打ち抜き部214と一体に形成されており、打ち抜き部214の一部分とボルトとによりガスケット210の位置決めをしている。そのため、ガスケット210は、組み付け時にボルトが通されるために、接合部107のシート面から脱落しにくい構造であり、作業性が向上しているため、作業困難な部位において配管を接続する場合に特に有効である。
ガスケット210は、実施の形態1に係るガスケット10に対し、ボルトの外側の部分215の分だけ外形が大きくなっている。しかし、位置決め部213と打ち抜き部214とを一体にしているため、ガスケット210のシール面積は実施の形態1に係るガスケット10と同等にすることができる。また、ガスケット210の形状によっては、打ち抜き部214を実施の形態1のガスケット10よりも大きくできる可能性があり、更にシール性能を上げることもできる。
次に、実施の形態2に係るガスケット210Aの変形例について説明する。
図8は、実施の形態2に係るガスケット210の変形例であるガスケット210Aの平面図である。ガスケット210Aは、例えば図5に示されるスクリュー圧縮機102の外郭を構成する部品の接合部107に用いられる。
ガスケット210Aは、スクリュー圧縮機102の内部の冷媒や油を外部に漏洩させないために用いられており、ガスケット10Aの中央部にガス孔11が空けられ、その周囲を取り囲んで位置決め部13が配置されている。接合部107にはシール面圧を確保するために多数のボルトが設置されている。ガスケット210Aは、接合部107に設けられた6箇所のボルトに対して位置決めできる様に位置決め部213が配置されている。
ガスケット210Aの位置決め部213は、ガスケット210と同様にガスケット10Aの打ち抜き部214Aの周縁に連続して形成されている。位置決め部213は、ボルト108の外周に合わせて円弧形状となっており、位置決め部213とガス孔11との間にボルト108が配置されるように構成されている。なお、位置決め部213は、ガス孔11を中心とした円周上に等間隔に6箇所設けられている。打ち抜き部214Aは、2箇所設けられており、打ち抜き部214Aの1箇所あたりに位置決め部213が3つ設けられている。このように構成されることにより、ガスケット210Aに対して打ち抜き部214Aの面積が極力大きくなるため、ガスケット210Aによるシール性能を向上させやすい。
ガスケット210、210Aは、実施の形態1に係るガスケット10、10Aと比較してシール距離を長くすることができる。これにより、さらにガスケット210、210Aのシール性能を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るガスケット310は、実施の形態1に係るガスケット10の位置決め部13及び外形形状を変更したものである。実施の形態3においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図9は、実施の形態3の冷凍サイクル装置100のスクリュー圧縮機102に取り付けられる電磁弁とスクリュー圧縮機102との接合部107のガスケット310の平面図である。ガスケット310は、実施の形態1に係るガスケット10Bの位置決め部13を変更したものである。図9に示される様に、ガスケット310の位置決め部313は、ボルト108の外周の全周を囲むように形成されている。これにより、ガスケット310は、接合部107に設置した際に接合部107から脱落しにくくなり、組立性が向上する。なお、図9における点線部は、接合部107の形状を表している。
4 圧縮機、5 油分離器、10 ガスケット、10A ガスケット、10B ガスケット、11 ガス孔、12 ガスケット外周、12A ガスケット外周、13 位置決め部、14 打ち抜き部、15 繋ぎ部、90 制御装置、91 インバータ装置、100 冷凍サイクル装置、102 スクリュー圧縮機、104 凝縮器、105 膨張弁、106 蒸発器、107 接合部、108 ボルト、108a ボルト、108b ボルト、110 ガスケット、113 ボルト孔、115 部分、210 ガスケット、210A ガスケット、213 位置決め部、214 打ち抜き部、214A 打ち抜き部、215 部分、310 ガスケット、313 位置決め部。

Claims (5)

  1. 流体が流通する経路を接続する接続部に配置され、前記流体が流通する前記経路を通す孔が設けられた板により構成されるガスケットにおいて、
    前記孔の周囲に配置され、ボルトにより位置決めする位置決め部と、
    前記孔と前記位置決め部との間に設けられ、前記板を貫通する打ち抜き部と、を備え、
    前記孔と前記打ち抜き部とは、それぞれ独立して形成され、
    前記位置決め部は、
    前記打ち抜き部の周縁と連続して形成され、前記ボルトの外周の一部分に沿った円弧形状であり、前記位置決め部と前記孔との間に前記ボルトが位置
    前記打ち抜き部は、
    前記位置決め部の円弧形状を円周の一部に含む仮想円よりも外側の領域に位置する前記板の一部を打ち抜いて形成されている、ガスケット。
  2. 前記板の面積は、
    当該板が接触する前記接続部の面よりも小さい、請求項1に記載のガスケット。
  3. 流体が流通する経路を接続する接続部に配置され、前記流体が流通する前記経路を通す孔が設けられた板により構成されるガスケットにおいて、
    前記孔の周囲に配置され、ボルトにより位置決めする位置決め部と、
    前記孔と前記位置決め部との間を繋ぐ繋ぎ部と、を備え、
    前記位置決め部は、
    前記ボルトの全外周に沿った円形状であり、
    前記板の面積は、
    当該板が接触する前記接続部の面よりも小さい、ガスケット。
  4. 前記繋ぎ部は、
    前記孔の間の中央と前記位置決め部とを結ぶ仮想線上に配置されている、請求項3に記載のガスケット。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載のガスケットを冷媒が流通する前記経路の前記接続部に備える、冷凍サイクル装置。
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