JP7001333B2 - 食道温表示装置 - Google Patents

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本発明は、アブレーション時の食道温を表示する食道温表示装置に関する。
従来、不整脈等の治療を行うため、経皮的に心臓内に電極カテーテル(アブレーションカテーテル)を挿入し、高周波電流を通電することにより患部を焼灼する心筋アブレーション治療が知られている。心筋アブレーション治療を行う場合、予備的に電気生理学的検査が行われる。電気生理学的検査では、心臓内部に電極カテーテルを入れ、電気刺激装置を用いて心筋に刺激を加えながら心臓内各部の電位を記録して、刺激伝導系の検査や不整脈の誘発・停止等を行う。これにより、焼灼位置の同定を行う。
心筋アブレーション治療では、術者である医師が電極カテーテルを操作し、その電極のある先端部を心臓内で少しずつ移動させていく。このとき、電極カテーテルの先端電極位置は、X線カメラにより撮像される。医師は、X線モニターに映し出された映像を見て、電極位置を確認する。そして、オペレータは、医師の指示に応じて、高周波通電スイッチを操作して焼灼位置への通電をオン・オフする。ポリグラフ(心臓カテーテル検査装置)などに表示される心電図に現われる諸波形から通電の効果がないと判れば、医師の指示に応じて、焼灼位置への通電を断つ。この操作を、電極位置を変えながら、通電の効果が現われるまで繰り返す。そして、通電の効果が現われれば、高周波通電を続け、患部の焼灼を行う。
ところで、従来の心筋アブレーション治療において、焼灼が実際に行われる患部(心房)の背面側には食道が位置しているため、高周波の通電を強い出力で行ったり長時間続けて行ったりした場合には、不整脈等の治療に関係ない食道に不要な損傷を与えるおそれがある。
そこで、心筋アブレーション治療を行う場合には、食道の損傷を避けるために、食道温カテーテルを経食道内に挿入し、アブレーション中の食道温を食道温モニターで計測する方法が採られている(特許文献1参照)。
特開2013-202264号公報
しかしながら、従来の食道温モニターにおいては、食道の温度の状態を包括的かつ瞬時に判断するのは困難である。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、アブレーション時の食道温を包括的かつ瞬時に判断することができるようになり、ひいてはアブレーション治療を良好に進めることに寄与し得る食道温表示装置を提供する。
本発明の食道温表示装置の一つの態様は、
アブレーション時の食道温を表示する食道温表示装置であって、
食道に挿入される食道温カテーテルの異なる位置に配置された複数の温度センサーにより得られた複数位置の食道温を入力する入力部と、
前記入力部から入力された前記複数位置の食道温を表示する表示部と、
を有し、
前記表示部は、
前記複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像と、
前記複数位置間の食道温の相対的差をグラフによって表した相対的表示画像と、
前記複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差をトレンドグラフによって表した経時的表示画像と、
を同一画面に表示し、
前記相対的表示の前記グラフは、バーグラフであり、
記表示部は、
互いに対応する測定ポイントの、食道温の数値とバーグラフを隣接させて表示
かつ、
前記相対的表示画像と前記経時的表示画像の両方に、同一の温度閾値を示す線を表示する
本発明によれば、複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像と、複数位置間の食道温の相対的差をグラフによって表した相対的表示画像と、複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差をトレンドグラフによって表した経時的表示画像と、のうちの少なくとも2つの組み合わせを同一画面に表示するようにしたので、アブレーション時の食道温を包括的かつ瞬時に判断することができるようになり、ひいてはアブレーション治療を良好に進めることに寄与し得る食道温表示装置を実現できる。
実施の形態に係る心臓電気刺激システムの全体構成を示す概略図 刺激装置本体の背面図 コントロールパネル部の構成を平面図 メインメニュー画面を示す図 サブモニターの画面切り換わりの様子を示す図 サブモニターに表示される波形画面を示す図 サブモニターに表示される食道温画面を示す図 サブモニターに表示される波形画面の例を示す図 刺激モード画面を示す図 刺激プログラム選択・設定領域を示す図 「LEGACY」タブの選択により、基本となる刺激パターンが表示された様子を示す図 トリガ設定領域を示す図 計測モード画面を示す図 食道温画面を示す図 食道温画面を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1>心臓電気刺激システムの全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る心臓電気刺激システムの全体構成を示す概略図である。
心臓電気刺激システム100は、心腔内に留置される電極カテーテル10から電気刺激を加えることにより、刺激伝導系の伝導能の評価、洞結節などの自動能の評価や、不整脈の性質や発生機序の検討、カテーテルアブレーション治療の焼灼部位の決定、治療効果の確認を行うことができるようになっている。また、心臓電気刺激システム100は、電極カテーテル10を用いて、心内心電図の計測、ペーシング及びインピーダンスの計測を行うことができるようになっている。さらに、心臓電気刺激システム100は、食道温カテーテル20を用いて、カテーテルアブレーション治療中の食道損傷を防止するために有効である食道温計測を行うことが可能となっている。食道温計測は、食道内に留置される食道温カテーテル20の電極の温度を温度センサーとしての熱電対で計測することにより行う。本実施の形態の例では、食道温カテーテル20の7箇所で食道温を計測するようになっている。
心臓電気刺激システム100は、コントロールパネル部200と、刺激装置本体300と、サブモニター400と、を有する。コントロールパネル部200及びサブモニター400は、刺激装置本体300にケーブルによって接続されている。本実施の形態の場合、コントロールパネル部200は操作室に配置され、刺激装置本体300及びサブモニター400は検査室に配置されている。なお、サブモニター400は必ず検査室に配置されるが、刺激装置本体300は操作室に配置してもよい。また、オペレータが検査室にて操作を行う場合には、コントロールパネル200及び刺激装置本体300も検査室に配置される。
また、図1の例では、コントロールパネル部200と刺激装置本体300とが別体に構成されているが、コントロールパネル部200と刺激装置本体300とが一体に構成されていてもよい。本質的には、コントロールパネル部200と刺激装置本体300とによって心臓電気刺激装置500が構成される。さらに言うと、心臓電気刺激装置500は、本質的には、心臓電気刺激装置500のメイン画面を表示するメインモニターと、操作部と、操作部の操作に応じて電極カテーテルに供給する電気刺激を出力する刺激装置本体と、を有していればよい。
コントロールパネル部200には、モニター部と操作部とが設けられている。本実施の形態の場合、モニター部はタッチパネル構成とされており、刺激装置500のオペレータは、モニター部及び操作部を用いて刺激装置500を操作する。
刺激装置本体300には、コントロールパネル部200及びサブモニター400に加えて、電極カテーテル10が接続される中継ケーブルや、食道温カテーテル20が接続される中継ケーブルなどが接続される。刺激装置本体300は、電極カテーテル10に供給する電気刺激パルスを形成するアンプなどを有する。本実施の形態の刺激装置500は、最大で4個の電極カテーテル10を用いて刺激出力及び計測を行うことができるようになっている。
図2は、刺激装置本体300の背面に設けられたコネクタの様子を示す背面図である。
電源コネクタ301には電源コードが接続される。刺激出力コネクタ302には、電極接続ケーブル(中継ケーブル)が接続される。刺激出力コネクタ302からはアイソレーションされた刺激パルスが出力される。外部トリガ入力コネクタ303には、トリガ検出用の心電図信号が外部装置から入力される。食道温信号入力コネクタ304には、食道温接続ケーブル(中継ケーブル)が接続される。コントロールパネル接続コネクタ305には、コントロールパネル部200が接続される。サブモニター接続コネクタ306には、サブモニター400が接続される。LANコネクタ307は拡張用のコネクタであり、例えばポリグラフなどが接続可能である。プリンタ用USBコネクタ308には、プリンタが接続される。
<2>コントロールパネル部の構成
図3に示すように、コントロールパネル部200は、タッチパネル210と、固定キー220とにより構成されている。固定キー220には、頻繁に操作するキーが割り当てられている。固定キー220としては、サブモニター画面切り換えキー221、ターミネーションキー222、エマージェンシー223、数値設定ダイヤルキー224、+/-キー225、左右キー226、テンキー227、スタートキー228、ストップキー229が設けられている。
サブモニター画面切り換えキー221が押されると、サブモニター400に表示される画面が切り換えられる。具体的には、サブモニター画面切り換えキー221が押される度に、サブモニター400に表示される画面が予め決められた順序で切り換わるようになっている。これにより、オペレータは容易にサブモニター400の画面を切り換えることができる。
ターミネーションキー222が押されると、刺激装置本体300は、頻脈停止用の刺激パターンを呼び出し、この後にスタートキー228が押されると、刺激出力コネクタ302から頻脈停止用の刺激を出力する。エマージェンシーキー223が押されると、刺激装置本体300は、強制的に固定レートの刺激を出力する。
数値設定ダイヤルキー224は、時計回りに回転操作すると数値を増加させ、反時計回りに回転操作すると数値を減少させることができる。数値設定ダイヤルキー224を用いた数値入力を行うことにより、テンキー227を用いた数値入力を行う場合と比較して、徐々に数値を増減させることができるので、テンキー227の誤操作によって急激に刺激出力を増加させてしまうといった危険な操作を防止できる。+/-キー225も同様に数値を増減させるために用いられる。左右キー226は、タッチパネル210に表示された設定対象を移動させるために用いられる。
スタートキー228が押されると、刺激出力コネクタ302から刺激が出力される。刺激中にはスタートキー228が点灯する。ストップキー229が押されると、刺激出力が停止される。刺激停止中にはストップキー229が点灯する。
<3>画面構成
<3-1>メインメニュー及び画面遷移
図4は、タッチパネル210に表示されるメインメニュー画面を示す。メインメニュー画面は、例えば、刺激装置500の電源投入直後に表示される。
メインメニュー画面には、モード選択キーとして、刺激モードキーA1、計測モードキーA2、食道温モードキーA3、ウェーブアンドログ(WAVE&LOG)モードキーA4の4つのモード選択キーA1~A4が表示される。オペレータによってモード選択キーA1~A4のいずれかタッチされると、刺激装置500はタッチされたモード選択キーA1~A4に応じたモードを実行するとともに、選択されたモードに応じた画面をタッチパネル210に表示する。
因みに、本実施の形態の刺激装置500は、ウェーブアンドログ(WAVE&LOG)機能を有する。このウェーブアンドログ機能とは、電気刺激波形及び心電図の波形と、刺激装置500のログ(刺激を出力したときの日時や刺激条件(刺激間隔、パルス幅、定電圧/定電流出力値、刺激するチャネルなど)などを記述したもの)と、を記録及び表示する機能である。
加えて、メインメニュー画面には、各モードの設定を行うための設定キーB1~B7が表示される。設定キーB1~B7として、刺激モード設定キーB1、計測モード設定キーB2、食道温モード設定キーB3、ウェーブアンドログ(WAVE&LOG)モード設定キーB4、エマージェンシー設定キーB5、ターミネーション設定キーB6、システム設定キーB7が表示される。オペレータによって設定キーB1~B7のいずれかがタッチ操作により選択されると、刺激装置500は選択された設定キーに応じた設定画面をタッチパネル210に表示する。
加えて、メインメニュー画面の上部にはタスクバーC10が表示される。このタスクバーC10は、メインメニュー画面に限らず、各画面の上部に共通に表示される。タスクバーC10は、画面遷移キーC11、C12、サブモニター状態表示領域C13を含む。
左側の画面遷移キーC11と右側の画面遷移キーC12をタッチ操作することにより、オペレータはメインメニューに戻らなくても所望の画面を表示させることができる。
刺激装置500は、刺激モード時に画面遷移キーC11がタッチされると食道温モードに移行する。ウェーブアンドログモード時に画面遷移キーC11がタッチされると刺激モードに移行する。食道温モード時に画面遷移キーC11がタッチされると刺激モードの波形画面に移行する。刺激モードの波形画面時に画面遷移キーC11がタッチされるとウェーブアンドログモードに移行する。計測モード時に画面遷移キーC11がタッチされると計測モードの波形画面に移行する。計測モードの波形画面時に画面遷移キーC11がタッチされると計測モードに移行する。
また、刺激装置500は、刺激モード時に画面遷移キーC12がタッチされるとウェーブアンドログモードに移行する。ウェーブアンドログモード時に画面遷移キーC12がタッチされると刺激モードの波形画面に移行する。食道温モード時に画面遷移キーC12がタッチされると刺激モードに移行する。刺激モードの波形画面時に画面遷移キーC12がタッチされると食道温モードに移行する。計測モード時に画面遷移キーC12がタッチされると計測モードの波形画面に移行する。計測モードの波形画面時に画面遷移キーC12がタッチされると計測モードに移行する。
このように、刺激装置500は、メインメニューに戻らなくても、各モード画面の上部に常時配置されている画面遷移キーC11、C12を用いて、迅速なモード切り換えが可能となり、これにより、検査の時間が短縮化されること、及び、検査の質が向上することが期待される。
サブモニター状態表示領域C13には、サブモニター400に現在表示されている画面の種類を示す情報が表示される。サブモニター状態表示領域C13に「SUB:1」と表示されている場合にはサブモニター400に体表面心電図、心内心電図及び電気刺激波形(つまり波形画面)が表示されており、「SUB:2」と表示されている場合にはサブモニター400に食道温画面が表示されており、「SUB:3」と表示されている場合にはサブモニター400にタッチパネル210に表示されている画面と同一画面が表示されている。これにより、オペレータはサブモニター状態表示領域C13を見ることでサブモニター400にどの画面が表示されているかを容易に把握できる。
つまり、サブモニター400の画面は、オペレータがサブモニター画面切り換えキー221を押圧操作することにより、図5に示したように、波形画面D1→食道温画面D2→タッチパネルと同一画面D3→波形画面D1、の順序で切り換えられるが、タッチパネル210のサブモニター状態表示領域C13にはサブモニター400に現在どの画面D1~D3が表示されているのかを識別可能に表示される。
なお、本実施の形態では、サブモニター状態表示領域C13に、1、2、3などの数字を表示することによって、サブモニター400に現在表示されている画面の種類を示すようにしたが、数字に限らず、例えば文字や記号などによって画面の種類を示すようにしてもよい。例えば「SUB:1」に代えて「SUB:W」や「SUB:波形」などと表示してもよく、「SUB:2」に代えて「SUB:T」や「SUB:食道温」などと表示してもよく、「SUB:3」に代えて「SUB:S」や「SUB:同一」などと表示してもよい。
<3-2>サブモニターに表示される画面
図6はサブモニター400に表示される波形画面D1を示し、図7はサブモニター400に表示される食道温画面D2を示す。
波形画面D1の画面中央部には体表面心電図(ECG)、心内心電図及び電気刺激波形などが表示される。また、波形画面D1の画面上部には、心拍数(HR)、基本刺激周期(CL)及び食道温(TEMP)などの数値が表示される。このように、波形画面D1に、心電図及び電気刺激波形に加えて、食道温も含めたことにより、医師は被検者の状態をより包括的に把握できるようになる。
食道温画面D2には、各食道温測定ポイントT1~T7についての、トレンドグラフ、リアルタイムの計測値、リアルタイムのバーグラフが含まれる。トレンドグラフ及びバーグラフは、測定ポイント毎に色分けされており、これにより、どの測定ポイントのグラフかを容易に認識できる。なお、食道温画面D2は、基本的には、図14及び図15を用いて後に詳述する食道温画面と同様である。
ここで、サブモニター400に表示される波形画面D1を模擬した例を、図8に示す。図中の期間aは電気刺激により不整脈を誘発している期間であり、期間bはアブレーション治療が行われている期間であり、期間cはアブレーション治療により正常な心電図が得られている期間を示す。図8の例で示されている食道温はアブレーション治療が終了して正常な心電図が得られている時点(図中の右端の時点)の食道温であるが、アブレーション治療中にはアブレーションによって食道温の温度も変化するので、それが反映された食道温が表示される。
<3-3>刺激モード画面
刺激装置500は、図4のメインメニュー画面で刺激モードキーA1がタッチされたり、あるいはタスクバーC10のタッチ操作により、刺激モードに入る。刺激モードに入ると、タッチパネル210には、図9に示すような刺激モード画面E0が表示される。オペレータは、刺激モード画面E0を用いて、刺激プログラムを選択するとともに、各種刺激条件を設定して、刺激出力を開始させる。
刺激モード画面E0には、刺激プログラム選択・設定領域E1、トリガ設定領域E2、アウトプット設定領域E3が含まれる。刺激プログラム選択・設定領域E1は、オペレータが出力する刺激のプログラムを選択及び設定するために用いられる。トリガ設定領域E2は、オペレータがトリガ関係の設定を行うために用いられる。アウトプット設定領域E3は、オペレータが刺激の出力値や出力するチャネルを設定するために用いられる。
図10は、図9の刺激プログラム選択・設定領域E1を拡大した図である。刺激プログラム選択・設定領域E1には、プログラム選択キー領域E11、プログラムタブE12、プログラム表示変更領域E13が含まれる。
プログラム選択キー領域E11には、複数のプログラム選択キー(図10の例の場合12個)が設けられている。各プログラム選択キーには予め設定された刺激プログラムが対応付けられており、オペレータがいずれかのプログラム選択キーをタッチすると、その選択キーに応じたプログラムが呼び出され、刺激の各時間、出力、トリガ等にプログラムの内容が反映される。
ここで、呼び出されたプログラムの内容は、例えばプログラム表示変更領域E13に表示され、オペレータはタッチパネル210を操作したり固定キー220を操作することにより、プログラムの内容を変更した刺激設定を行うこともできる。プログラム表示変更領域E13では、種々の刺激パラメータの変更が可能である。
プログラム表示変更領域E13には、戻るキーE131、進むキーE132が設けられている。本実施の形態の刺激装置500は、プログラムキー選択後に変更した設定を刺激開始のタイミングで5回分記憶できるようになっている。そして、戻るキーE131及び進むキーE132をタッチすることにより、1つ前及び1つ後の変更プログラム設定を呼び出すことができる。これにより、プログラムキー選択後に変更した設定を容易に呼び出すことができるので、同じ刺激を容易かつ迅速に再度出力することができるようになる。
プログラムタブE12としては、常に5個のプログラムタブが表示され、オペレータは症例に応じたプログラムタブをタッチすることにより、症例に合わせたプログラムを即座に呼び出すことができる。因みに、プログラムタブE12には、「LEGACY」タブが含まれ、オペレータが「LEGACY」タブを選択すると、図11に示すような基本となる刺激パターンが表示され、オペレータはこれらの刺激パターンの中から所望の刺激パターンを選択できる。
図12は、図9のトリガ設定領域E2を拡大した図である。トリガ設定領域E2には、トリガチャネル選択キーE21が設けられ、オペレータはトリガチャネル選択キーE21をタッチすることにより、刺激出力の電極より導出される心内心電図信号Ch.A、Ch.B、Ch.C、Ch.D、体表面の電極より導出される体表面心電図信号INT.及び外部機器より入力されるEXT.信号の5種類の中から、いずれかを選択できる。トリガ波形表示領域E22には、設定されたトリガレベルと、トリガすべき信号とが表示され、オペレータはそれらに基づいてトリガすべき信号が確実にトリガされているかを確認できる。
トリガ設定領域E2には、バックアップチャネル設定キーE23が設けられ、オペレータはバックアップチャネル設定キーE23をタッチすることにより、バックアップするチャネルを選択できる。選択できるバックアップチャネルはCh.A~Ch.Dの中のいずれかである。次にオペレータがスタートキーE24をタッチすると、選択したチャネルでのバックアップペーシングの準備がON状態とされる。
<3-4>計測波形画面(計測モード画面)
刺激装置500は、図4のメインメニュー画面で計測モードキーA2がタッチされたり、あるいはタスクバーC10のタッチ操作により、計測モードに入る。計測モードに入ると、タッチパネル210には、図13に示すような計測モード画面F0が表示される。
刺激装置500は、計測モードにおいて、簡易PSA(Pacemaker System Analyzer)計測ができるようになっている。また、現在使用されているペーシングモードでの検査、それらによる波形計測、頻脈性不整脈停止を目的としたハイレートペーシングを行うこともできるようになっている。
計測値表示領域F1には、各計測値が表示される。計測表示・設定領域F2では、アナライザとしての表示及び設定が行われる。デバイス関連設定領域F3では、デバイスすなわちこれから被検者に適用しようとするペースメーカーなどの設定を行うことができる。
<3-5>食道温画面
刺激装置500は、図4のメインメニュー画面で食道温モードキーA3がタッチされたり、あるいはタスクバーC10のタッチ操作により、食道温モードに入る。食道温モードに入ると、タッチパネル210には、図14に示すような食道温画面G0が表示される。
食道温画面G0には、トレンドグラフ表示領域G1、バーグラフ表示領域G2、温度計測値表示領域G3が含まれる。トレンドグラフ表示領域G1には、各チャネル(つまり温度測定ポイントT1~T7)の計測値がトレンドグラフで表示される。バーグラフ表示領域G2には、各チャネルのリアルタイムの計測値がバーグラフによって表示される。温度計測値表示領域G3には、各チャネルのリアルタイムの計測値が表示される。
ここで、本実施の形態の食道温画面G0は、トレンドグラフにより複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差を表した経時的表示と、バーグラフにより複数位置間の食道温の相対的差を表した相対的表示と、数値によって複数位置の食道温を表した絶対的表示と、を行っている。このような表示を行うことにより、医師及びオペレータは、食道温の経時的傾向、測定ポイント間の相対的傾向、及び、各測定ポイントの温度値から、包括的かつ迅速な状態判断をすることができるようになる。例えば、医師及びオペレータは、トレンドグラフの温度勾配によって注意部位を見つけ、その注意部位のリアルタイム情報を見ることで、危険な状態を的確かつ迅速に認識できる。
さらに、食道温画面G0にはチャネル表示領域G4が設けられており、チャネル表示領域G4には各チャネル(つまり温度測定ポイントT1~T7)が色分けされて表示される。例えばT1は黄色、T2は緑色、T3は青色で表示され、その測定ポイントに対応するトレンドグラフ及びバーグラフもその色と同色で表示される。ここで、チャネル表示領域G4での測定ポイントT1~T7の並びは食道温カテーテル20での測定ポイントの配置に相当しており、さらに測定ポイントの色とトレンドグラフ及びバーグラフの色とが対応付けられているので、食道のどの箇所の温度がどのような傾向にあるのかを感覚的に把握できる。
さらに、食道温画面G0には温度閾値通知設定領域G5が設けられており、オペレータは設定したい閾値の位置をタッチした後、固定キー220を用いて閾値を設定できる。本実施の形態の刺激装置500は、高周波アブレーション(RF)を行う場合の閾値(UPPER LIMIT)と、冷凍アブレーション(CRYO)を行う場合の閾値(LOWER LIMIT)とを設定できるようになっている。また、高周波アブレーションの閾値(UPPER LIMIT)及び冷凍アブレーションの閾値(LOWER LIMIT)としてそれぞれ2段階の閾値(1st閾値と2nd閾値)を設定できるようになっている。刺激装置500は、計測された食道の温度が高周波アブレーションの閾値(UPPER LIMIT)以上まで上昇、又は冷凍アブレーションの閾値(LOWER LIMIT)以下まで下降したときに、このことを音及び表示で通知する。このとき、予備的な閾値である1st閾値を超えた場合には予備的通知を行い、2nd閾値を超えた場合にはさらなる通知を行う。
図14は、高周波アブレーション(RF)時の食道温画面であり、トレンドグラフ表示領域G1及びバーグラフ表示領域G2には、高周波アブレーション(RF)用に設定された1st閾値及び2nd閾値が直線により表示されている。これにより、各測定ポイントT1~T7の食道温と閾値との関係を一目で把握でき、医師はアブレーションをより安全に行うことができるようになる。
図15は、冷凍アブレーション(CRYO)時の食道温画面である。図14の画面から図15の画面への切り換え、又は、図15の画面から図14の画面への切り換えは、デバイス切り換えキーG6をタッチ操作することにより行うことができる。図15の冷凍アブレーション(CRYO)時の食道温画面では、トレンドグラフ表示領域G1及びバーグラフ表示領域G2には、冷凍アブレーション(CRYO)用に設定された1st閾値及び2nd閾値が直線により表示されている。
なお、本実施の形態では、バーグラフによって複数位置間の食道温の相対的差を表した相対的表示を行う場合について述べたが、複数位置間の食道温の相対的差はバーグラフ以外のグラフによって表してもよい。また、本実施の形態では、同一画面に、複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像と、複数位置間の食道温の相対的差をグラフによって表した相対的表示画像と、複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差をトレンドグラフによって表した経時的表示画像と、を表示した場合について述べたが、絶対的表示画像と、相対的表示画像と、経時的表示画像とのうちいずれか2つを同一画面に表示してもよい。つまり、これら3つの画像を同一画面に表示するのが最も有効であるが、モニターのサイズ等を考慮して2つの画像を表示してもよい。この場合、複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像は省略せずに、絶対的表示画像と相対的表示画像、又は、絶対的表示画像と経時的表示画像を同一画面に表示するようにすることが好ましい。
<4>実施の形態の効果
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像G3と、複数位置間の食道温の相対的差をグラフによって表した相対的表示画像G2と、複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差をトレンドグラフによって表した経時的表示画像G1と、のうちの少なくとも2つの組み合わせを同一画面に表示するようにしたので、アブレーション時の食道温を包括的かつ瞬時に判断することができるようになり、ひいてはアブレーション治療を良好に進めることに寄与し得るようになる。
なお、上述の実施の形態では、このような食道温の表示を刺激装置500によって行う場合について述べたが、刺激装置500で表示する場合に限らず、食道温を表示する食道温表示装置に広く適用可能である。
なお、上述の実施の形態では、刺激装置500のメイン画面を表示するメインモニターをタッチパネル210によって構成した場合について述べたが、メインモニターをタッチパネルによって構成せずに単に表示だけを行うモニターによって構成し、コントロールパネル部での入力は例えばマウスを用いて行うように構成してもよい。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本発明は、アブレーション時の食道温を表示する食道温表示装置に適用し得る。
10 電極カテーテル
20 食道温カテーテル
100 心臓電気刺激システム
200 コントロールパネル部
210 タッチパネル
220 固定キー
221 サブモニター画面切り換えキー
300 刺激装置本体
400 サブモニター
500 刺激装置

Claims (4)

  1. アブレーション時の食道温を表示する食道温表示装置であって、
    食道に挿入される食道温カテーテルの異なる位置に配置された複数の温度センサーにより得られた複数位置の食道温を入力する入力部と、
    前記入力部から入力された前記複数位置の食道温を表示する表示部と、
    を有し、
    前記表示部は、
    前記複数位置の食道温を数値によって表した絶対的表示画像と、
    前記複数位置間の食道温の相対的差をグラフによって表した相対的表示画像と、
    前記複数位置間の食道温の相対的差及び時間的差をトレンドグラフによって表した経時的表示画像と、
    を同一画面に表示し、
    前記相対的表示の前記グラフは、バーグラフであり、
    記表示部は、
    互いに対応する測定ポイントの、食道温の数値とバーグラフを隣接させて表示
    かつ、
    前記相対的表示画像と前記経時的表示画像の両方に、同一の温度閾値を示す線を表示する、
    食道温表示装置。
  2. 前記トレンドグラフ及び前記バーグラフは、測定ポイント毎に色分けされている、
    請求項1に記載の食道温表示装置。
  3. 前記絶対的表示の前記数値、及び、前記相対的表示の前記グラフは、リアルタイムの食道温である、
    請求項1又は請求項2に記載の食道温表示装置。
  4. 前記経時的表示画像は、前記複数位置の食道温のトレンドグラフが時間軸を合わせて重ねて表示されたものである、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の食道温表示装置。
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