JP7000259B2 - 生成装置、生成方法、および生成プログラム - Google Patents
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Description
まず、図1及び図2を用いて、実施形態に係るデータ連携システム1による処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係るデータ連携システム1による処理の一例を示す図(1)である。図1では、本願に係る生成装置に対応する管理サーバ100が実行する情報処理のうち、複数の事業者が利用するデータを連携するために、各事業者が有するデータに対応するデータテーブルを生成する処理の一例について説明する。
次に、図3を用いて、実施形態に係るデータ連携システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係るデータ連携システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、データ連携システム1は、管理サーバ100と、ユーザ端末10と、事業者サーバ50と、クラウドデータサーバ80とを含む。データ連携システム1に含まれる各装置は、通信ネットワークであるネットワークN(例えば、インターネット)を介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図3に示すデータ連携システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、データ連携システム1には、複数台のユーザ端末10が含まれてもよい。
次に、図4を用いて、実施形態に係る管理サーバ100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る管理サーバ100の構成例を示す図である。図4に示すように、管理サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、管理サーバ100は、管理サーバ100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や事業者サーバ50やクラウドデータサーバ80等との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、データテーブルとして、メタデータテーブル121と、アクセス制御リスト122と、利用状況テーブル123と、提案情報テーブル124とを有する。以下、各データテーブルについて順に説明する。
メタデータテーブル121は、メタデータに関する情報を記憶するデータテーブルである。ここで、図5に、実施形態に係るメタデータテーブル121の一例を示す。図5は、実施形態に係るメタデータテーブル121の一例を示す図である。図5に示した例では、メタデータテーブル121は、「メタデータID」、「カテゴリ」、「提供者ID」、「登録日」、「実体データ情報」といった項目を有する。
アクセス制御リスト122は、メタデータ(及び、メタデータに対応する実体データ)に対するアクセス権限の設定を記憶するデータテーブルである。ここで、図6に、実施形態に係るアクセス制御リスト122の一例を示す。図6は、実施形態に係るアクセス制御リスト122の一例を示す図である。図6に示した例では、アクセス制御リスト122は、事業者に関するアクセス権限の設定を記憶する事業者アクセス制御リスト122Aと、業界に関するアクセス権限の設定を記憶する業界アクセス制御リスト122Bとを含む。図6の例では、事業者アクセス制御リスト122Aは、「メタデータID」、「事業者アクセス設定」といった項目を有する。なお、「事業者アクセス設定」は、「事業者ID」、「参照権限」、「利用権限」といった小項目を有する。また、業界アクセス制御リスト122Bは、「メタデータID」、「業界アクセス設定」といった項目を有する。なお、「業界アクセス設定」は、「業界」、「参照権限」、「利用権限」といった小項目を有する。
利用状況テーブル123は、メタデータ(及び、メタデータに対応する実体データ)の利用状況を記憶するデータテーブルである。ここで、図7に、実施形態に係る利用状況テーブル123の一例を示す。図7は、実施形態に係る利用状況テーブル123の一例を示す図である。図7に示した例では、利用状況テーブル123は、「メタデータID」、「実体データ利用状況」といった項目を有する。また、「実体データ利用状況」は、「利用要求回数」、「利用データ量」、「貢献度」、「提供者への報酬」といった小項目を有する。
提案情報テーブル124は、事業者に対して行う提案に関する情報を記憶するデータテーブルである。ここで、図8に、実施形態に係る提案情報テーブル124の一例を示す。図8は、実施形態に係る提案情報テーブル124の一例を示す図である。図8に示した例では、提案情報テーブル124は、「メタデータID」、「同一カテゴリデータの利用状況」、「予測報酬」、「提案判定」といった項目を有する。
図4に戻って説明を続ける。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、事業者の各々が所有する実体データに対応したメタデータであって、当該実体データが管理されるプラットフォーム上に当該実体データを所有する事業者から登録されるメタデータを取得する。
生成部132は、取得部131によって取得されたメタデータに基づいて、複数の事業者の各々によって登録されたメタデータを統合したメタデータテーブル121を生成する。
アクセス制御部133は、取得部131によって取得されたメタデータに関する情報と、メタデータに対する各々の事業者のアクセス権限とを対応付けて管理する。
提案部134は、メタデータに対応する実体データの利用状況に基づいて、メタデータを登録した事業者に対して、メタデータに対するアクセス権限の設定に関する提案を行う。
次に、図9及び図10を用いて、実施形態に係る管理サーバ100による処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャート(1)である。図9では、管理サーバ100がメタデータテーブル121を生成する処理の流れについて説明する。
上述したデータ連携システム1による処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、データ連携システム1の他の実施形態(変形例)について説明する。
例えば、管理サーバ100は、既存の事業者に対するアクセス権限の提案を行うのみならず、データの利用状況に基づいて、新たにデータ連携に参加する事業者(以下、「新規事業者」と表記する)に対する提案や、新規事業者が参加する際に提供するデータの条件等を生成してもよい。
上記実施形態では、事業者が、共有領域において提供されるAPIの機能を用いて、他の事業者のメタデータを参照したり、実体データを取得したりする例を示した。ここで、メタデータの参照や、実体データの送受信については、事業者間(例えば、異なるプラットフォーム間)で行うのではなく、一度、管理サーバ100を経由するような方式で行われてもよい。
上記実施形態では、アクセス制御として、メタデータの参照可否や、実体データの参照可否等を事業者が設定可能である例を示した。ここで、データに関するアクセス制御は、より詳細に行われてもよい。
上記実施形態では、プラットフォームとして、クラウドデータサーバ80が提供するクラウドデータサービスを例に挙げた。しかし、プラットフォームの例はこれに限られない。例えば、プラットフォームは、各事業者が個別に管理するオンプレミス(on-premises)な環境であってもよい。上述のように、管理サーバ100は、各事業者が提供する、統一されたフォーマットを有するメタデータの連携によってデータを管理するため、事業者が利用するプラットフォームの種類にかかわらず、実施形態で説明したような共有領域を設定し、データ連携を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、上述してきた実施形態に対応する管理サーバ100や、ユーザ端末10や、事業者サーバ50や、クラウドデータサーバ80は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、管理サーバ100を例に挙げて説明する。図11は、管理サーバ100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
上述してきたように、実施形態に係る管理サーバ100(生成装置の一例)は、取得部131と、生成部132とを有する。取得部131は、事業者の各々が所有する実体データに対応したメタデータであって、実体データが管理されるプラットフォーム上に実体データを所有する事業者から登録されるメタデータを取得する。生成部132は、取得部131によって取得されたメタデータに基づいて、複数の事業者の各々によって登録されたメタデータを統合したメタデータテーブル121を生成する。
10 ユーザ端末
50 事業者サーバ
80 クラウドデータサーバ
100 管理サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 メタデータテーブル
122 アクセス制御リスト
123 利用状況テーブル
124 提案情報テーブル
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 アクセス制御部
134 提案部
Claims (8)
- 事業者の各々が所有する実体データに対応したメタデータであって、当該実体データが管理されるプラットフォーム上に当該実体データを所有する事業者から登録されるメタデータであって、登録済みのメタデータに基づく条件を満たすメタデータを取得する取得部と、
前記取得部によって取得されたメタデータに基づいて、複数の事業者の各々によって登録されたメタデータを統合したメタデータテーブルであって、前記プラットフォームの各々において参照可能なメタデータテーブルを生成する生成部と、
を備えたことを特徴とする生成装置。 - 前記生成部は、
前記メタデータを登録した各事業者が参照可能な態様で前記メタデータテーブルを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の生成装置。 - 前記取得部は、
異なるプラットフォーム上に登録された複数のメタデータを取得し、
前記生成部は、
前記異なるプラットフォーム上に登録された複数のメタデータを統合した前記メタデータテーブルを生成する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の生成装置。 - 前記取得部は、
前記実体データが管理されるプラットフォームにかかわらず、共通したフォーマットを有する前記メタデータを取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の生成装置。 - 前記取得部は、
前記プラットフォームとして、クラウドデータサービス上に登録される前記メタデータを取得する、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の生成装置。 - 前記取得部は、
前記メタデータに関する情報として、当該メタデータに対応する実体データを所有する事業者の識別情報、当該メタデータが登録された日時、又は、当該メタデータに対応する実体データのカテゴリの少なくとも一つを取得し、
前記生成部は、
前記メタデータに対応する実体データを所有する事業者の識別情報、当該メタデータが登録された日時、又は、当該メタデータに対応する実体データのカテゴリの少なくとも一つを参照可能な態様で前記メタデータテーブルを生成する、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の生成装置。 - コンピュータが実行する生成方法であって、
事業者の各々が所有する実体データに対応したメタデータであって、当該実体データが管理されるプラットフォーム上に当該実体データを所有する事業者から登録されるメタデータであって、登録済みのメタデータに基づく条件を満たすメタデータを取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得されたメタデータに基づいて、複数の事業者の各々によって登録されたメタデータを統合したメタデータテーブルであって、前記プラットフォームの各々において参照可能なメタデータテーブルを生成する生成工程と、
を含んだことを特徴とする生成方法。 - 事業者の各々が所有する実体データに対応したメタデータであって、当該実体データが管理されるプラットフォーム上に当該実体データを所有する事業者から登録されるメタデータであって、登録済みのメタデータに基づく条件を満たすメタデータを取得する取得手順と、
前記取得手順によって取得されたメタデータに基づいて、複数の事業者の各々によって登録されたメタデータを統合したメタデータテーブルであって、前記プラットフォームの各々において参照可能なメタデータテーブルを生成する生成手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする生成プログラム。
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