JP7107077B2 - ユーザ分析装置及びプログラム - Google Patents
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しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術のもとで把握されるのは、ユーザの通勤や通学等に対応する日常的な移動経路である。このような移動経路は、あくまでも日常生活における行動圏となるものであって、ユーザの消費行動圏として扱うことは適切でない。また、特許文献1に記載の技術のもとでは、ユーザに移動経路を事前に登録しておいてもらう必要があることから、ユーザが登録を怠った場合には、移動経路を把握することもできなくなる。
例えば、電子チラシの閲覧履歴に加えて、上記のような店舗関連コンテンツについての閲覧履歴も利用することで本実施形態のユーザ解析結果の精度を高めることが可能になる。
なお、以降においては説明を簡単にするため、店舗関連コンテンツが電子チラシである場合を例に挙げる。
ユーザ端末装置200にインストールされた閲覧アプリケーションは、起動に応じて店舗関連コンテンツサーバ100にアクセスする。店舗関連コンテンツサーバ100にアクセスした閲覧アプリケーションは、ユーザの操作によって指定された電子チラシを店舗関連コンテンツサーバ100から取得し、取得された電子チラシを表示する。ユーザが表示された電子チラシを見ることにより、電子チラシの閲覧が行われる。
ユーザ端末装置200が電子チラシサービスウェブサイトにアクセスしている状態のもと、ユーザが電子チラシサービスウェブサイト内の電子チラシのウェブページへのリンクを指定する操作を行うと、指定されたウェブページがウェブブラウザ上で表示される。このように表示される電子チラシをユーザが見ることで、電子チラシの閲覧が行われる。
ユーザIDは、閲覧アプリケーションによるアクセスに対応しては、閲覧アプリケーションごとに一意となるように付与された識別子(アプリケーションID)を利用することができる。
また、ユーザIDは、ウェブブラウザによるアクセスに対応しては、アクセスに際して店舗関連コンテンツサーバ100から付与されるセッションIDを利用することができる。
また、ユーザIDは、ユーザアカウント認証によってログインしたうえで閲覧アプリケーションまたはウェブブラウザにより店舗関連コンテンツサーバ100にアクセスしている場合にはユーザアカウントと対応付けられたユーザの識別情報を利用することができる。
ユーザ分析サーバ300は、ユーザ分析情報利用端末400からの要求に応じて、店舗関連コンテンツを閲覧したユーザのうちから、上記の要求において指定された対象地域範囲に消費行動圏が該当するユーザを抽出することができる。ユーザ分析情報利用端末400は、ユーザ分析サーバ300によりユーザの抽出結果を、例えば表示等によって出力することができる。対象地域範囲は、ユーザ分析情報利用端末400に対するオペレータの操作に応じて設定されてよい。この場合、オペレータは、例えば地図上で、中心位置と半径とを指定する操作を行うようにされてよい。指定された中心位置を中心とする半径による円に含まれる地域が対象地域範囲である。
なお、ユーザ分析情報利用端末400により出力された情報に基づくユーザ端末装置200への情報の提供は、店舗関連コンテンツサーバ100も行うようにされてよい。
通信部101は、ネットワーク経由で通信を実行する。
図3は、店舗関連コンテンツ情報記憶部131が記憶する店舗関連コンテンツ情報の一例を示している。同図における1レコード(1行)が1つの店舗関連コンテンツに対応する店舗関連コンテンツ情報である。1つの店舗関連コンテンツ情報は、コンテンツID、メタデータ、店舗ID、コンテンツデータの領域を含む。
コンテンツIDの領域は、対応の店舗関連コンテンツ(電子チラシ)を示す識別子であるコンテンツIDを格納する。
メタデータの領域は、対応の店舗関連コンテンツのメタデータを格納する。メタデータには、例えば対応の店舗関連コンテンツの有効期間が含まれる。また、店舗関連コンテンツ情報記憶部131において、電子チラシ以外の店舗関連コンテンツの種別の店舗関連コンテンツ情報も記憶される場合には、対応の店舗関連コンテンツの種別を示す情報等が含まれてよい。
店舗IDの領域は、対応の店舗関連コンテンツを投稿した店舗を示す識別子である店舗IDを格納する。
コンテンツデータの領域は、対応の店舗関連コンテンツとしてのデータ(コンテンツデータ)を格納する。店舗関連コンテンツが電子チラシである場合のコンテンツデータは、電子チラシとしての画像データを含む。
図4は、店舗情報記憶部133が記憶する店舗情報の一例を示している。同図における1レコード(1行)が1つの店舗に対応する店舗情報である。1つの店舗に対応する店舗情報には店舗IDが対応付けられている。
1つの店舗情報は、例えば店舗名、住所、店舗位置等の領域を含む。店舗名の領域は、対応の店舗の名称(店舗名)を格納する。住所の領域は、対応の店舗の住所を格納する。店舗位置の領域は、対応の店舗位置を格納する。本実施形態において、店舗位置は、緯度及び経度によって表される。
通信部301は、ネットワーク経由で通信を実行する。
制御部302は、消費行動圏導出部321と、ユーザ抽出部322とを備える。消費行動圏導出部321は、消費行動圏を導出する。ユーザ抽出部322は、消費行動圏が導出されたユーザのうちから、抽出対象エリアとして指定された地域範囲に該当する消費行動圏に対応するユーザを抽出する。
図6は、消費行動圏情報記憶部331が記憶する消費行動圏情報の一例を示している。同図における1レコード(1行)が1のユーザに対応する消費行動圏情報である。1のユーザに対応する消費行動圏情報は、ユーザID、消費行動圏、閲覧履歴情報、ユーザ属性情報の領域を含む。
ユーザIDの領域は、対応のユーザを示すユーザIDを格納する。
消費行動圏の領域は、対応のユーザについて導出された消費行動圏を示す情報が格納される。同図の例では、消費行動圏は、基準位置と圏半径との組み合わせによって表される。つまり、同図の例における消費行動圏は、基準位置を中心として圏半径を有する円の地域範囲として表される。また、同図では、基準位置は、緯度及び経度によって示される例を挙げている。
ユーザ属性情報の領域は、対応のユーザについての属性を示すユーザ属性情報を格納する。ユーザ属性情報の領域に格納されるユーザ属性情報は、店舗関連コンテンツサーバ100のユーザ情報に記憶されるユーザ属性情報から取得される。
図7(A)には、1のユーザの閲覧履歴に対応する店舗が地図MP上に反映されている。つまり、同図においては、地図MP上にて、ユーザが過去の一定期間において閲覧した電子チラシが対応する店舗の位置(店舗位置)が展開されている。同図には、地図MP上において12個の店舗位置PS-1~PS-12が配置された例が示されている。以下の説明において店舗位置PS-1~PS-12について特に区別しない場合には、店舗位置PSと記載する。
除外条件としては特に限定されない。一例として、除外条件は、最も距離が近い他の店舗位置PSとの距離が一定以上であり、かつ対応の電子チラシの閲覧頻度が一定以下である、としてよい。
しかしながら、ユーザとしては、日常生活において、利用店舗位置PS-1~PS-10のそれぞれに対応する店舗を均等に利用しているとは限らず、特定の店舗のロイヤルティ(例えば、利用頻度、依存度、愛着度、信頼度等)が高い場合も多い。このような観点からすると、同図のように設定される消費行動圏RGでは、単にユーザが日常生活において利用する可能性のある店舗を含む地域を示すに留まり、ユーザの店舗に対するロイヤルティは反映されない。消費行動圏RGについてユーザの店舗へのロイヤルティが反映されるものとなれば、消費行動圏RGを用いたユーザの消費活動に対する施策を図るにあたり、消費行動圏RGがより有用なものとなって好ましい。
図7(B)には、図7(A)と同様の店舗位置PS-1~PS-12が地図MP上に展開されている。本実施形態においても、消費行動圏導出部321は、図7(A)にて説明したのと同様の除外処理によって、店舗位置PS-1~PS-12のうち、2つの店舗位置PS-11、PS-12を利用店舗位置PSから除外し、利用店舗位置PS-1~PS-10を得る。
上記のように算出される基準位置PRは、店舗位置PS-1~PS-10ごとに対応する店舗のうちで、ユーザのロイヤルティの高い店舗に近い位置に存在している可能性が高い。
このように導出された消費行動圏RGは、中心である基準位置PRに近いほど、消費行動においてユーザにとっての価値が高くなることを表すものとして捉えることができる。
同図の例では、消費行動圏導出部321は、まず、除外処理によって、店舗位置PS-1~PS-12、PS-21~PS-34のうちから、店舗位置PS-11、PS-12、PS-31~PS-34を利用店舗位置PSから除外する。この結果、利用店舗位置PS-1~PS-10、PS-21~PS-30が得られる。
同図では、利用店舗位置PS-1~PS-10が属する集合と、利用店舗位置PS-21~PS-30が属する集合との2つの集合が得られた例が示される。
この場合、消費行動圏導出部321は、消費行動圏RG-1の導出のために、利用店舗位置PS-1~PS-10ごとに対応する店舗の電子チラシの閲覧回数に基づいて、利用店舗位置PS-1~PS-10ごとに重み付け値を設定する。消費行動圏導出部321は、設定された重み付け値を利用して利用店舗位置PS-1~PS-10に対応する基準位置PR-1を算出する。消費行動圏導出部321は、算出された基準位置PR-1を中心として、利用店舗位置PS-1~PS-10を含む最小の円を、消費行動圏RG-1として導出する。
また、消費行動圏導出部321は、消費行動圏RG-2の導出のために、利用店舗位置PS-21~PS-30ごとに対応する店舗の電子チラシの閲覧回数に基づいて、利用店舗位置PS-21~PS-30ごとに重み付け値を設定する。消費行動圏導出部321は、設定された重み付け値を利用して利用店舗位置PS-21~PS-30に対応する基準位置PR-2を算出する。消費行動圏導出部321は、算出された基準位置PR-2を中心として、利用店舗位置PS-21~PS-30を含む最小の円(基準位置PR-2から最も遠い利用店舗位置PS-29までの距離を半径とする円)を、消費行動圏RG-2として導出する。
この場合、消費行動圏導出部321は、ユーザIDを指定した情報を含む閲覧履歴情報要求を店舗関連コンテンツサーバ100に送信する。店舗関連コンテンツサーバ100の制御部102は、受信された閲覧履歴情報要求において指定されるユーザIDに対応付けられている閲覧履歴情報を閲覧履歴情報記憶部132から読み出し、読み出した閲覧履歴情報をユーザ分析サーバ300に送信する。消費行動圏導出部321は、このように店舗関連コンテンツサーバ100から送信された閲覧履歴情報を取得する。
このため、消費行動圏導出部321は、閲覧履歴情報において閲覧したことが示される電子チラシのコンテンツIDを含む店舗位置要求を店舗関連コンテンツサーバ100に送信する。
店舗関連コンテンツサーバ100の制御部102は、受信された店舗位置要求に含まれるコンテンツIDに対応する店舗IDを、店舗関連コンテンツ情報記憶部131から取得する。制御部102は、取得した店舗IDごとに対応する店舗位置を、店舗情報記憶部133から取得する。制御部102は、取得した店舗位置をユーザ分析サーバ300に送信する。消費行動圏導出部321は、このように店舗関連コンテンツサーバ100から送信された店舗位置を取得する。
ステップS106:消費行動圏導出部321は、ステップS105により得られた店舗位置の集合ごとに基準位置を算出する。
ステップS107:消費行動圏導出部321は、算出された基準位置ごとに対応する消費行動圏を導出する。前述のように、消費行動圏導出部321は、基準位置を中心とし、集合において基準位置から最も遠い距離の店舗位置までを半径とする範囲を消費行動圏とする。
この際、消費行動圏導出部321は、対象のユーザの消費行動圏情報における領域のうち、消費行動圏の基準位置と圏半径の情報を更新する。また、消費行動圏導出部321は、ステップS108での消費行動圏情報の更新にあたり、消費行動圏情報における領域の情報に加えて、閲覧履歴情報の領域の情報についても、ステップS102により取得した閲覧履歴情報の内容が反映されるように更新してよい。
なお、消費行動圏情報におけるユーザ属性情報については、店舗関連コンテンツサーバ100が記憶するユーザ属性情報が更新されたタイミングに同期して更新されればよい。
具体的に、オペレータは、ユーザ分析情報利用端末400を操作して抽出対象エリアとしての地域範囲を指定することができる。抽出対象エリアは、ユーザの抽出範囲として定められる地域範囲であり、例えば、ユーザに向けて提供する広告の対象となる地域範囲に応じて定められてよい。
ユーザ分析サーバ300は、指定された抽出対象エリアに消費行動圏が該当するユーザを抽出する処理(ユーザ抽出処理)を実行する。ユーザ分析サーバ300は、ユーザ抽出処理によるユーザ抽出結果をユーザ分析情報利用端末400に送信する。ユーザ分析情報利用端末400は、受信されたユーザ抽出結果を、表示、印刷等により出力することができる。
ステップS201:ユーザ分析情報利用端末400のオペレータは、ユーザ分析サーバ300が提供するユーザ抽出処理に対応するウェブページ(ユーザ抽出ウェブページ)にアクセスするためのログインの操作を行う。ログインの操作に応じて、ユーザ分析情報利用端末400からはログイン要求が送信される。ユーザ分析サーバ300のユーザ抽出部322は、受信されたログイン要求に応じた認証処理を実行する。
ステップS202:認証処理によって認証が成立すると、ユーザ抽出部322は、ユーザ抽出ウェブページをユーザ分析情報利用端末400に送信する。ユーザ分析情報利用端末400は、送信されたユーザ抽出ウェブページを表示部にて表示させる。表示されたユーザ抽出ウェブページは、オペレータがユーザ抽出に関連する操作を行う操作画面となる。
なお、抽出基準としてはさらに多くの選択肢があってよい。例えば、抽出対象エリアと重複する消費行動圏の面積比率が所定の閾値以上であることが抽出基準の選択肢に含まれてよい。この場合において、異なる閾値ごとに対応する抽出基準が選択肢に含まれてよい。
実行指示操作が行われたことに応じて、ユーザ分析情報利用端末400は、ユーザ抽出要求を、ユーザ分析サーバ300に送信する。ユーザ抽出要求には、指定された抽出対象エリアと抽出基準とを示す情報が含まれる。
ユーザ抽出ウェブページの送信後において、ユーザ抽出部322は、ユーザ抽出要求が受信されるのを待機する。
ステップS205:また、ユーザ抽出部322は、受信されたユーザ抽出要求に含まれる抽出基準が第1抽出基準と第2抽出基準とのいずれを示しているのかについて判定する。
この際、ユーザ抽出部322は、消費行動圏情報記憶部331が記憶する消費行動圏のうちで、設定された抽出対象エリアに含まれる位置(緯度、経度)のいずれかに一致する位置を含む消費行動圏を特定する。ユーザ抽出部322は、消費行動圏情報において、特定された消費行動圏に対応付けられたユーザIDを特定する。このように特定されたユーザIDが、ステップS206におけるユーザの抽出結果として得られる。
この際、ユーザ抽出部322は、消費行動圏情報記憶部331が記憶する基準位置のうちで、設定された抽出対象エリアに含まれる位置(緯度、経度)のいずれかと一致するものを特定する。ユーザ抽出部322は、消費行動圏情報において、特定された基準位置に対応付けられたユーザIDを特定する。このように特定されたユーザIDが、ステップS207におけるユーザの抽出結果として得られる。
なお、個人情報保護等の観点から、抽出されたユーザ数が一定以下であるような場合には、抽出結果情報として、ユーザ数が一定以下であることによりエラーとなったことを示す情報を送信するようにしてよい。
ユーザ抽出結果画面においては、例えば抽出されたユーザの数を示す情報が提示されてよい。また、抽出結果画面において、地図上に抽出対象エリアを配置したうえで、抽出されたユーザの消費行動圏を示す円や基準位置を示すマーク等を配置するようにしてもよい。ユーザ抽出結果画面においては、抽出されたユーザがいずれのユーザ属性に属しているのかを示す情報が提示されてもよい。例えば、ユーザ属性ごとに属するユーザの人数が提示されるようにしてよい、この際、例えば抽出されたユーザ全員に対して各ユーザ属性に属するユーザの人数の比率が提示されるようにしてよい。このようなユーザの人数の比率を提示するにあたっては、円グラフ、棒グラフ等のグラフを用いることができる。
ユーザ分析情報利用端末400がログアウトしていないと判定された場合にはステップS203に処理が戻される。一方、ユーザ分析情報利用端末400がログアウトしたことが判定された場合には同図の処理を終了する。
また、本実施形態の消費行動圏の導出にあたっては、ユーザが閲覧した電子チラシに対応する店舗の位置が利用される。即ち、本実施形態においては、ユーザが事前に消費行動に関する地理的な情報を提供していなくとも、ユーザの消費行動圏を適切に導出することができる。
重み付け値の設定にあたっては、さらに電子チラシの閲覧回数(閲覧履歴)以外の要素が利用されてよい。例えば、消費行動圏導出部321は、閲覧履歴に加えて、さらに店舗に関する属性(店舗属性)のうちの所定の店舗属性を利用してよい。具体例として、消費行動圏導出部321は、店舗規模を示す店舗属性をさらに利用して店舗位置の重み付け値を設定することで、店舗単位の電子チラシの閲覧回数に加えて店舗規模も加味された消費行動圏を導出することができる。
このように店舗属性を利用して店舗位置の重み付け値を設定する場合、例えば店舗関連コンテンツサーバ100の店舗情報記憶部133に、店舗ごとに対応させて、重み付け値の設定に利用される店舗属性の情報を記憶させておいてよい。そのうえで、消費行動圏導出部321は、店舗位置の重み付け値を設定するにあたり、閲覧履歴情報により閲覧されたことが示される電子チラシに対応する店舗ごとに、店舗位置とともに店舗属性の情報も店舗情報記憶133から取得してよい。
また、消費行動圏導出部321は、店舗属性を利用して店舗位置の重み付け値を設定するにあたり、店舗属性に基づいて、一定の条件に該当する(あるいは該当しない)店舗位置の重み付け値をゼロとしてもよい。これにより、電子チラシが閲覧された店舗であっても、一定の条件に該当する(あるいは該当しない)特定の店舗が消費行動圏の導出に影響を及ぼさないようにしたり、所定の属性に該当する店舗に限定した店舗位置による消費行動圏を導出することができる。
なお、消費行動圏算出部321は、例えば所定の店舗属性と所定のユーザ属性との組み合わせに応じた優先度を重み付け値に反映させてもよい。一例として、性別のユーザ属性が女性であるユーザについては、店舗の属性として店舗種別や販売商品種別が女性向きとされる店舗(例えば、化粧品販売店、女性会員限定のフィットネスクラブ等)の店舗位置に高い優先度を設定し、設定される重み付け値が高くなるようにしてよい。
なお、消費行動圏導出部321は、電子チラシの閲覧回数を利用せずに、店舗属性を利用して消費行動圏の基準位置を算出してもよい。
また、例えば川幅の広い河川などがあって、地元の住民に関してその河川を渡って消費行動をとることがないような知見が得られているような場合がある。そこで、ユーザ分析サーバ300の消費行動圏導出部321は、このような知見に基づくデータを利用して消費行動圏を導出してもよい。つまり、消費行動圏導出部321は、基準位置と基準位置を中心とする半径による円の消費行動圏を導出したうえで、地図と照合させる。照合の結果、消費行動圏が上記の河川のような消費行動の分断要素によって分断される場合には、河川により分断される消費行動圏部分のうちの一方を削除するようにして消費行動圏を補正してもよい。削除にあたっては、例えば分断される消費行動圏部分ごとに、店舗位置の数や、店舗ごとの電子チラシの閲覧履歴等に基づいて重要度を求め、重要度の低い消費行動圏部分を削除してよい。
しかしながら、店舗位置の除外と消費行動圏の導出の手順は、同時的に行われてもよい。例えば、消費行動圏に含めることのできる店舗位置を所定の条件に従って特定していった結果、条件に該当せずに残った店舗位置が消費行動圏に含めるべきでないものとして特定されるようにしてよい。
また、消費行動圏導出部321としての処理は、学習処理やAI(Artificial Intelligence)処理が用いられてよい。
Claims (9)
- 店舗に関連する内容を有する店舗関連コンテンツをユーザが閲覧した履歴を示す閲覧履歴情報に基づいて、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置について重み付けを行い、重み付けされた店舗位置に基づいて、ユーザの消費行動に対応する地域範囲である消費行動圏の基準位置を算出し、算出された基準位置を基準とする前記消費行動圏を、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置の分布に基づいて導出する消費行動圏導出部
を備えるユーザ分析装置。 - 前記消費行動圏導出部は、
前記閲覧履歴情報に基づいて取得される、店舗ごとの前記店舗関連コンテンツが閲覧された回数に基づいて、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置について重み付けを行う
請求項1に記載のユーザ分析装置。 - 前記消費行動圏導出部は、
前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとについての所定の属性をさらに利用して、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置について重み付けを行う
請求項1または2に記載のユーザ分析装置。 - 前記消費行動圏導出部は、
1のユーザにより前記店舗関連コンテンツが閲覧された複数の店舗の店舗位置の分布の状態に応じて前記複数の店舗の店舗位置を複数の集合に分割し、分割された集合ごとに前記基準位置を算出し、
前記1のユーザに対応して、前記分割された集合ごとに対応して算出された複数の基準位置をそれぞれ基準とする複数の消費行動圏を導出する
請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザ分析装置。 - 前記消費行動圏導出部は、
前記店舗関連コンテンツが閲覧された複数の店舗の店舗位置のうちで、所定の除外条件を満たす店舗位置を除外した店舗位置の分布に基づいて消費行動圏を導出する
請求項1から4のいずれか一項に記載のユーザ分析装置。 - 前記消費行動圏導出部は、
予め定められた期間ごとに、ユーザごとの消費行動圏の基準位置を算出し、算出された基準位置を基準とする消費行動圏を導出する
請求項1から5のいずれか一項に記載のユーザ分析装置。 - 消費行動圏が導出されたユーザのうちから、指定された地域範囲に該当する消費行動圏に対応するユーザを抽出するユーザ抽出部をさらに備える
請求項1から6のいずれか一項に記載のユーザ分析装置。 - 前記ユーザ抽出部は、
指定された地域範囲に該当する消費行動圏に対応するユーザを抽出するにあたり、指定された地域範囲と重複する消費行動圏に対応するユーザの抽出と、指定された地域範囲に基準位置が含まれるユーザの抽出とのいずれかを実行する
請求項7に記載のユーザ分析装置。 - コンピュータを、
ユーザがユーザ端末装置を利用して店舗に関連する内容を有する店舗関連コンテンツを閲覧した履歴を示す閲覧履歴情報に基づいて、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置について重み付けを行い、重み付けされた店舗位置に基づいて、ユーザの消費行動に対応する地域範囲である消費行動圏の基準位置を算出し、算出された基準位置を基準とする前記消費行動圏を、前記店舗関連コンテンツが閲覧された店舗ごとの店舗位置の分布に基づいて導出する消費行動圏導出部
として機能させるためのプログラム。
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