JP7000120B2 - アルミニウム箔及びそれを用いた電子部品配線基板、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

アルミニウム箔及びそれを用いた電子部品配線基板、並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、アルミニウム箔及びそれを用いた電子部品配線基板、並びにそれらの製造方法に関し、特にケミカルエッチング(ウェットエッチング)による配線パターン形成用のアルミニウム箔及び当該アルミニウム箔からなる配線パターンを備えた電子部品配線基板、並びにそれらの製造方法に関する。
従来、アルミニウム箔を加工した配線パターンを電子部品配線として備えた配線基板が用いられている。このような配線パターンの形成方法としては、例えば、アルミニウム箔の表面に所望の配線形状となるようにレジストをパターン状に印刷し、次にエッチング液に浸漬してレジストが印刷されていない部分の導体を溶解させることにより、アルミニウム箔を配線パターンに形成することが一般的である。かかるエッチング手法は、ウェットエッチングとも呼ばれる。
なお、配線パターン形成用のアルミニウム箔においても他の金属箔と同様に半田濡れ性に優れることが望まれているが、一般にアルミニウム箔は表面に酸化被膜を有することにより半田濡れ性が悪い。よって、半田濡れ性を向上させるためにSnなどを含有するアルミニウム箔が開発されている(特許文献1など)。
特許文献1には、具体的には、「SnおよびBiの少なくとも一方を含有するアルミニウム箔であって、前記アルミニウム箔の全質量に対するSnおよびBiの合計質量の割合は、0.0075質量%以上15質量%以下である、アルミニウム箔。」が開示されている。
WO2015/182589号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1のアルミニウム箔(特にSnを含有するもの)を配線パターン状に形成する場合、従来のウェットエッチングでは本来除去を意図しないレジストの直下のアルミニウム部分にもエッチングが進行してしまう「サイドエッチング」と呼ばれる現象が発生してしまい、微細な配線パターンを形成することができない。
よって、本発明は、半田濡れ性に優れるとともに、ウェットエッチングにより配線パターンを形成する際にサイドエッチングの発生が抑制されており、エッチングによる微細な配線パターンの形成が可能なアルミニウム箔及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、当該アルミニウム箔を用いた電子部品配線基板及びその製造方法を提供することも目的とする。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定組成のアルミニウム箔が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記のアルミニウム箔及びそれを用いた電子部品配線基板、並びにそれらの製造方法に関する。
1.必須成分としてSnを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、
1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
残部がアルミニウム及び不可避不純物である、
ことを特徴とするアルミニウム箔。
2.前記アルミニウム箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率が0.01%以上65.00%以下であり、且つ、前記Snの表面積の百分率は、Alの体積に対するSnの体積の百分率の5倍以上である、上記項1に記載のアルミニウム箔。
3.前記アルミニウム箔は、JIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質されている、上記項1又は2に記載のアルミニウム箔。
4.前記アルミニウム箔は、半田付け用のアルミニウム箔である、上記項1~3のいずれかに記載のアルミニウム箔。
5.上記項1~4のいずれかに記載のアルミニウム箔からなる配線パターンを備えた電子部品配線基板。
6.アルミニウム溶湯を準備する工程1と、
前記アルミニウム溶湯にSnと、Cu、Zn及びSiからなる群から選択される少なくとも一種とを添加することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有する混合溶湯を調製する工程2と、
前記混合溶湯を用いて鋳塊又は鋳造板を形成する工程3と、
前記鋳塊又は鋳造板を圧延し、次に230℃以上の温度で熱処理することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、JIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質されたアルミニウム箔を得る工程4と、
を有することを特徴とするアルミニウム箔の製造方法。
7.上記項6に記載の製造方法により得られたアルミニウム箔の表面に所定パターンのレジストを積層した後にエッチングすることにより配線パターンを形成する工程を有する電子部品配線基板の製造方法。
本発明のアルミニウム箔は、必須成分としてSnを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有し、残部がアルミニウム及び不可避不純物であることにより、半田濡れ性に優れるとともに、ウェットエッチングにより配線パターンを形成する際にサイドエッチングの発生が抑制されており、エッチングによる微細な配線パターンの形成が可能である。このような本発明のアルミニウム箔は、電子部品配線基板の製造において、配線基板形成用のアルミニウム箔として有用である。
試験例1で行ったエッチング性評価の模式図である。図中、Lはサイドエッチング距離を示す。 試験例1で行った半田付け評価の模式図である。図中、Lは半田ペースト塗付中心間距離を示す。
1.アルミニウム箔
本発明のアルミニウム箔は、必須成分としてSnを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、
1.1質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有し、
残部がアルミニウム及び不可避不純物である、
ことを特徴とする。
上記特徴を有する本発明のアルミニウム箔は、半田濡れ性に優れるとともに、ウェットエッチングにより配線パターンを形成する際にサイドエッチングの発生が抑制されており、エッチングによる微細な配線パターンの形成が可能である。このような本発明のアルミニウム箔は、電子部品配線基板の製造において、配線基板形成用のアルミニウム箔として有用である。
以下、本発明のアルミニウム箔の各構成について詳細に説明する。
本発明のアルミニウム箔は、必須成分としてSnを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、任意成分として1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有し、残部がアルミニウム(Al)及び不可避不純物である。つまり、本発明アルミニウム箔は、Alの含有量が99.0質量%以上であるいわゆる「純アルミニウム箔」の範疇であるものと、Alの含有量が99.0質量%未満であるいわゆる「アルミニウム合金箔」の範疇であるものとの両方が含まれる。なお、以下では「アルミニウム箔」と総称する。
本明細書におけるアルミニウム箔中の必須成分としてのSnと、任意成分であるCu、Zn及びSiの少なくとも一種、並びに不可避不純物の含有量(質量)は、ICP発光分光分析(ICP)法により測定することができる。
本発明のアルミニウム箔は、必須成分としてSnを0.0075質量%以上15質量%以下含有することにより、特許文献1に開示される通り、半田濡れ性(密着性)が一般的なアルミニウム箔と比べて優れている。よって、半田付けする場合に、一般的なアルミニウム箔用に開発された活性が高い特殊なフラックスを使用したり、アルミニウム箔にめっき処理を施したりする必要がなく、半田付けの精度が高い。Snの含有量は0.0075質量%以上15.00質量%以下であればよいが、その中でも0.01質量%以上10.00質量%以下が好ましい。
なお、半田付けに用いる「半田」は特に制限されず、一般的に銅用として用いられている公知の半田を用いることができる。例えば、鉛(Pb)とSnを主成分とした有鉛半田、鉛フリーの半田等が例示される。環境保全の観点からは、本発明のアルミニウム箔(又はそれから形成された配線パターン)に半田付けをする場合は鉛フリーの無鉛半田を用いて半田付けが実施されることが好ましい。
本発明のアルミニウム箔は、必須成分のSnに加えて、任意成分として1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiの少なくとも一種を含有する。
本発明では、任意成分として前記Cu、Zn及びSiの少なくとも一種を含有すればよいが、いずれか一種のみを含有する場合に、含有量が規定の下限値未満であるとサイドエッチングの発生が大きくなり配線パターンの微細化が困難となる。また、いずれか一種のみを含有する場合に、含有量が規定の上限値を超えると半田濡れ性が低下し、上記同様に配線パターンの細線化が困難となる。従って、本発明のアルミニウム箔は、半田濡れ性に優れるとともに、ウェットエッチング時のサイドエッチングの発生が抑制されていることにより微細な配線パターンを形成することができる。なお、Cu、Zn及びSiのいずれか一種または二種以上が規定範囲内で含まれている限り、残りの成分が規定範囲未満の含有量で含まれることは許容される。
本発明では、前記Cu、Zn及びSiの中では、半田濡れ性への影響が小さい点でCuを含有することが好ましい。なお、Cuの好ましい含有量は1.10質量%以上6.00質量%以下であり、Znの好ましい含有量は0.02質量%以上3.00質量%以下であり、Siの好ましい含有量は0.01質量%以上1.30質量%以下である。
本発明のアルミニウム箔は、上記以外の成分としてBiを含有する場合には、その含有量は0.10質量%未満であることが好ましい。特許文献1に開示される通り、アルミニウム箔にBiが0.0075質量%以上15質量%以下含有されていると半田濡れ性が向上する。しかしながら、ウェットエッチング時にサイドエッチングが発生し易くなるため、微細な配線パターンを形成し易くするためにはBiの含有量は0.10質量%未満が好ましく、0質量%がより好ましい。
本発明のアルミニウム箔は、当該箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率が0.01%以上65.00%以下であり、且つ、当該Snの表面積の百分率は、Alの体積に対するSnの体積の百分率の5倍以上であることが好ましい。上記Snの表面積の百分率が0.01%未満の場合には、アルミニウム箔の半田濡れ性が低下するおそれがある。また、上記Snの表面積の百分率が65.00%を超える場合には、半田付けされたアルミニウム箔からSnが脱落し易くなる傾向がある。
また、上記Snの表面積の百分率は、Alの体積に対するSnの体積の百分率の5倍以上であることが好ましい。5倍未満の場合には、アルミニウム箔に対する半田濡れ性が低下するおそれがある。
ここで、「アルミニウム箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率」とは、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いてアルミニウム箔を観察した場合に、観察された画像の単位面積中に占めるSnの面積の百分率(%)を意味する。
つまり、アルミニウム箔の片面について、光学顕微鏡により観察される程度の深さまでをSEMを用いて観察し、観察視野の画像(100%)に縦横に拡がる二次元の面積をアルミニウム箔の全表面積とし、この全表面積に占めるSnの表面積の百分率がアルミニウム箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率となる。なお、Snの表面積は、SEMの撮像により得られた画像の二値化処理により特定できる。
また、アルミニウム箔における「Alの体積に対するSnの体積の百分率」とは、次のように規定される。
{(Snの質量÷Snの比重(7.3))/(Alの質量÷Alの比重(2.7))}×100
また、「アルミニウム箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率(百分率A)が、Alの体積に対するSnの体積の百分率(百分率B)の5倍以上」とは、「百分率A÷百分率B≧5倍」を意味する。
本発明のアルミニウム箔は、百分率A(表面積)は0.01%以上65.00%以下であることが好ましく、0.01%以上63.50%以下であることがより好ましい。また、「百分率A÷百分率B」の値は5倍以上が好ましく、10倍以上がより好ましく、現実的な上限倍率は30倍程度である。この中でも、10倍以上20倍以下が特に好ましい。
本発明のアルミニウム箔は、JIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質されていることが好ましい。本発明者らは、このように調質された場合に半田に対する密着性が十分に高いことを確認している。
ここで、JIS-H0001で規定される「O」、「HX1」等の記号(アルファベット、又はアルファベットと数字を併記したもの)は、アルミニウム箔の調質の程度を示すものであり、これにより、アルミニウム箔の硬度を知ることができる。本発明のアルミニウム箔は、後述する通り、アルミニウム箔の原料となる鋳塊又は鋳造板を圧延後に熱処理することによって製造されるが、この熱処理の温度条件によって、調質の程度を変更することができ、それにより硬度を調整することができる。なお、HX1はH11、HX2はH12とも表現される場合がある。
本発明のアルミニウム箔は、半田濡れ性に優れており、且つ、ウェットエッチングによって微細な配線パターンが形成可能であるため、半田付けを要する電子部品配線基板の電子部品配線として好適に利用することができる。つまり、本発明のアルミニウム箔は、半田付け用のアルミニウム箔として有用である。特にアルミニウム箔の厚さが3μm以上200μm以下の場合、精密な電子部品などとの半田付けに好適に利用できる。
具体的な利用方法としては、例えば、アルミニウム箔をウェットエッチングにより配線パターンに加工し、電子デバイス又は半導体デバイス(例えばチップ抵抗)の配線として利用する方法が挙げられる。本発明のアルミニウム箔の厚さは限定的ではないが、良好な半田濡れ性を確保する点では30μm以上200μm以下がより好ましく、30μm以上100μm以下が更に好ましい。
2.電子部品配線基板
本発明は、上記アルミニウム箔を用いた電子部品配線基板の発明も包含する。
本発明の電子部品配線基板は、例えば、シート状又は板状の絶縁樹脂基材の表面に接着剤層を介して又は介さずに、上記アルミニウム箔からなる配線パターン(電子部品配線)を備えたものが好適なものとして挙げられる。
上記絶縁樹脂基材としては特に限定されず、公知の絶縁樹脂からなる基材が挙げられる。具体的には、リジット基板としては、紙フェノール樹脂、ガラスクロスエポキシ樹脂、ポリアマイド樹脂等の樹脂を用いた基材が挙げられる。フレキシブル基板としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、PEN(ポリエチレンナフタレート)フィルム、PI(ポリイミド)フィルム等のフィルムを用いた基材が挙げられる。
これらの基材の中でも、リフローによる耐熱性の観点から、耐熱性基材が好ましい。
また、上記絶縁樹脂基材と導体である上記アルミニウム箔からなる配線パターンの接着には公知の接着剤を用いることができる。例えば、ウレタン接着剤、アクリル接着剤、シリコーン接着剤、エポキシ接着剤等が挙げられる。これらの接着剤の中でも、リフローによる耐熱性の観点から、エポキシ接着剤が選択できる。
上記配線パターンには、例えば、半田付けにより各種電子デバイス又は半導体デバイス(例えばチップ抵抗)を実装することができる。
3.アルミニウム箔及びそれを用いた電子部品配線基板の製造方法
本発明のアルミニウム箔の製造方法としては、上記構成を有するアルミニウム箔が得られる限り特に限定されないが、例えば、下記製造方法(以下、「本発明の製造方法」)が好ましい態様として挙げられる。
本発明の製造方法は、アルミニウム溶湯を準備する工程1と、
前記アルミニウム溶湯にSnと、Cu、Zn及びSiからなる群から選択される少なくとも一種とを添加することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有する混合溶湯を調製する工程2と、
前記混合溶湯を用いて鋳塊又は鋳造板を形成する工程3と、
前記鋳塊又は鋳造板を圧延し、次に230℃以上の温度で熱処理することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、JIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質されたアルミニウム箔を得る工程4と、
を有することを特徴とする。
(工程1)
工程1は、アルミニウム溶湯を準備する。
アルミニウム溶湯としては、後述する工程2において所定の任意成分を含む混合溶湯の組成を精度よく調整するためにはAlの含有量が99.0質量%以上である純アルミニウムの溶湯を準備することが好ましい。なお、不可避不純物を含みAlの含有量が99.0質量%未満であるアルミニウム合金の溶湯であってもよい。
(工程2)
工程2は、前記アルミニウム溶湯にSnと、Cu、Zn及びSiからなる群から選択される少なくとも一種とを添加することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、1.10質量%以上6.00質量%以下のCu、0.01質量%以上3.00質量%以下のZn及び0.01質量%以上1.30質量%以下のSiからなる群から選択される少なくとも一種を含有する混合溶湯を調製する。
工程1で得られたアルミニウム溶湯にSnと、Cu、Zn及びSiの少なくとも一種を添加する際は、これらの成分の粉末、塊又は母合金を投入することが好ましい。この時、これらの成分を溶解させるためにアルミニウム溶湯は撹拌することが好ましい。
なお、混合溶湯を調製する工程2は、必要に応じて、アルミニウム溶湯を準備する工程1と同時に行うこともできる。この場合は、必須成分であるAl及びSnの原料と、任意成分であるCu、Zn及びSiの少なくとも一種の原料とを混合し、これらの成分を溶解させることにより同時に混合溶液を調製することができる。
(工程3)
工程3は、前記混合溶湯を用いて鋳塊又は鋳造板を形成する。
具体的には、工程2で得られた混合溶湯を鋳型に流し込んだ後に冷却することによって直方体の塊としての鋳塊を製造するか、又は混合溶湯を2本の冷却ロール間を通す方法などで急速冷却することにより鋳造板を形成する。これらは常法に従って行えばよい。
なお、鋳塊又は鋳造板を形成する前に、混合溶湯の脱ガス処理、フィルタ処理等を実施することにより、均質な鋳塊又は鋳造板を形成することができる。
(工程4)
工程4は、前記鋳塊又は鋳造板を圧延し、次に230℃以上の温度で熱処理することにより、Snを0.0075質量%以上15質量%以下含有し、且つ、JIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質されたアルミニウム箔を得る。
前記鋳塊又は鋳造板を圧延する際は、鋳塊の表面を切削除去した後にこれを圧延するか、又は鋳造板を圧延することにより箔を形成する。これらは常法に従って行うことができる。圧延後の箔の厚さは、3μm以上200μm以下が好ましく、30μm以上200μm以下がより好ましく、30μm以上100μm以下が更に好ましい。
次いで、圧延後の箔を230℃以上の温度で熱処理する。この熱処理を経ることによりアルミニウム箔をJIS-H0001で規定されるO、HX1又はHX2に調質(硬度調整)することができる。
具体的な熱処理としては、先ず圧延後の箔を炉の中に配置し炉内の温度を室温(25℃)から230℃以上の目的の温度にまで昇温させる。この昇温速度は特に制限されないが、1時間~24時間程度の時間をかけて徐々に目的の温度にまで昇温させることが好ましい。昇温後、目的の温度を10分~168時間維持し、その後、自然冷却により炉内温度を室温(25℃)にまで低下させる。ただし、熱処理後の自然冷却の際は、必ずしも炉内温度を室温まで下げる必要はなく、目的の温度を所定時間保持した直後又は適当な冷却時間の経過後に炉内からアルミニウム箔を取り出してもよい。
上記熱処理において、熱処理の温度が230℃未満の場合、得られるアルミニウム箔の半田に対する密着性は、熱処理の温度が230℃以上のアルミニウム箔よりも低くなる。この理由は明確ではないが、本発明者らは、以下のように推測する。
本発明者らは、種々の検討により、熱処理の温度が230℃未満の場合は、熱処理後のアルミニウム箔表面へのSnの偏析が少なく、熱処理後のアルミニウム箔の全表面積に対するSnの表面積の百分率が0.01%以上65.00%以下となり難く、且つ、前記Snの表面積の百分率は、Alの体積に対するSnの体積の百分率の5倍以上となり難いことと確認している。そして、これらの要件がアルミニウム箔の半田濡れ性に影響しており、熱処理の温度によって変化すると推察される。なお、熱処理の温度が500℃を超える場合は、設備投資及びエネルギーコストが高くなるため推奨されない。
(電子部品配線基板の製造方法)
本発明の電子部品配線基板の製造方法は限定的ではないが、例えば、上記本発明の製造方法により得られたアルミニウム箔の表面に所定パターンのレジストを積層した後にエッチングする工程とを備える製造方法が好適なものとして挙げられる。
なお、詳細については省略するが、アルミニウム箔の表面に所定パターンのレジストを積層する前又は後に、前述の絶縁樹脂基材の表面に対して接着剤層を介して又は介さずにアルミニウム箔を積層することができる。
レジストを積層する際の所定パターンとは、所望の配線のパターンをいい、設計される配線基板によって適宜変更することができる。次いで、レジストが積層されたアルミニウム箔をエッチングすることにより、アルミニウム箔の表面のレジストが積層されていない領域が除去される。
レジストは、公知のレジストを用いることができる。半田付けの観点から剥離タイプのエッチングレジストであることが好ましい。また、エッチングレジストの厚みは、グラビア印刷による液体レジスト塗布の場合、硬化後の厚みが3μm以上10μm以下であることが好ましい。レジスト厚みが3μm未満の場合、レジスト樹脂中にエッチング液が浸透しやすく、サイドエッチングが大きくなってしまうおそれがある。レジスト厚みが10μmを超える場合、エッチングレジスト印刷の細線印刷加工が困難になり、配線パターンの微細化が困難になる。スクリーン印刷による液体レジスト塗布の場合やドライフィルムの場合は、レジストの厚みにこだわらず適宜選択できる。
エッチング方法は、特に限定されないが、エッチング液をシャワーによりアルミニウムに吹き付ける方法(以下「シャワーエッチング」)と、エッチング液にアルミニウムを浸漬させる方法(以下「浸漬エッチング」)が一般的であり、シャワーエッチングが好ましい。シャワーエッチングが好ましい理由は、浸漬エッチングと比較してアルミニウム界面でのエッチング液交換が優れるためで、液交換に寄与するシャワー圧力は、溶解させるアルミニウム面積、エッチング液量、及びポンプ容量等、使用装置や目的とする配線パターンにより適宜選択できる。
上記エッチング液の種類は特に限定されず、公知のケミカルエッチング液を用いることができる。例えば塩酸を用いた場合、塩酸濃度1質量%以上40質量%で水素イオン濃度が5質量%以上10質量%であるエッチング液であることが好ましい。またエッチング液中に0.1質量%以上40質量%以下の塩化アルミニウムを含んでもよい。
加えて、エッチング液中に影響を及ぼさない程度に少量であれば、塩化鉄、塩化銅、フッ酸、リン酸、硝酸、硫酸、水酸化ナトリウム等を含んでもよい。
また、必要に応じて、エッチングする工程の後に、アルミニウム箔の表面に残ったレジストを除去する工程を備えてもよい。
以上の工程を経て、半田濡れ性に優れるとともに、アルミニウム箔から形成された微細な配線パターンを備えた電子部品配線基板が得られる。
上記配線パターンには、例えば、半田付けにより各種電子デバイス又は半導体デバイス(例えばチップ抵抗)を実装することができる。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
Sn含有量が0.0250質量%、Cu含有量が1.10質量%、残部Alに調整された厚さ30μmのアルミニウム箔を準備した。厚さ50μmのポリイミドフィルム(「カプトン200H」、東レ・デュポン株式会社製)の片面に接着剤(「EPOX-AH357」、株式会社プリンテック製)を溶剤揮発後の厚みが10μmになるように片面に塗工した後、そこに前記アルミニウム箔を貼り合わせて接着剤を加温加圧下で硬化させた。
次いで、アルミニウム箔の表面に耐酸性/アルカリ剥離タイプエッチングレジスト(「KSENoII」、株式会社T&K TOKA製)を乾燥後厚み4μmとなるようパターン塗布して乾燥により硬化させた。これにより、パターン状のレジスト層、アルミニウム箔、接着剤層、及びポリイミドフィルムが順に積層されたサンプルを得た。このときのレジスト層の配線パターン幅は1.0mmとした。
次いで、シャワーエッチング槽に、塩酸(東京化成工業株式会社製純度99質量%)を8質量%、塩化アルミニウム6水和物(和光純薬工業株式会社製98質量%)を5質量%となるように加えてエッチング液を調製した。また、エッチング液を、ポンプ撹拌しながら40℃に加温した。
次いで、前記サンプルをシャワーエッチング槽に投入した。エッチング時間は150秒となるようライン速度を調整し、シャワー圧力は0.2MPaとした。投入後、水洗及び乾燥してエッチング評価用サンプルを得た。
試験例1
得られた評価用サンプルについて、微細な配線パターンが形成されたか否かを判断するエッチング性評価と、半田濡れ性が良好か否かを判断する半田付け評価を行った。
(エッチング性評価)
得られた評価用サンプルを、1質量%水酸化ナトリウムに調整されたレジスト剥離槽に投入し、エッチングレジストをシャワー剥離した。
レジスト剥離槽へサンプル投入から5分以内にレジストパターン以外の部分でアルミニウムが完全に溶解したサンプル、つまりレジスト印刷通りにエッチングされて配線パターンとなっているサンプルで、且つ、エッチング後に実体顕微鏡(「SMZ1000」、株式会社ニコンインステック社製)で倍率26倍にて配線パターンを観察した際にサイドエッチング距離(図1のLに相当)が200μm未満の場合は「○」とした。
他方、エッチングレジスト以外の部分でアルミニウムが残っているサンプル、つまりエッチングしたい部分のアルミニウムが完全に溶解していないサンプル、もしくは、エッチング後の配線パターン観察でサイドエッチング距離が200μm以上発生しているサンプルは「×」とした。また、サンプル投入から5分後の時点でエッチングレジスト以外の部分でアルミニウムが残っているサンプル、もしくは、レジスト剥離があるサンプル、もしくは、配線が欠けているサンプルは「×」とした。
サイドエッチングとは、図1に示すように、アルミニウム配線パターンの断面方向から見た際に、エッチング液による腐食がない最上部の点から、アルミニウムが完全に溶解除去された最下部までの点を、配線パターン表面から観察した距離Lを示す。
(半田付け評価)
上記エッチング性評価の後に、アルミニウム箔による配線パターンが形成された評価用サンプルの表面上に、半田ペースト(商品名「SN97C LRA-5 SFMQ」、株式会社日本スペリア社製、Sn、Ag及びCuを含有する組成)を、図2に示すように中心間距離2.2mm、面積2mm、それぞれの重量が1.5mgとなるように塗布し、2点に均一にまたがるよう3216型チップ抵抗を配置した。
これを卓上型真空半田リフロー装置(「RSS-210」、ユニテンプジャパン株式会社製)を用いて加熱し半田付けを実施した。加熱条件は窒素流量1.5L/minで、240℃とした。
次いで、リフロー半田付けされたチップ抵抗に対し、ボンドテスター(「Nordson Dageシリーズ4000」、デイジジャパン株式会社製)を用いて、シェア強度測定を実施し、半田付け性を評価した。
ダイシェア強度が10N/1チップ以上の場合を「○」、ダイシェア強度が10N/1チップ未満5N/1チップ未満の場合を「△」、5N/1チップ未満の場合を「×」とした。
実施例2
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Cu含有量を5.00質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
実施例3
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Zn含有量を0.02質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
実施例4
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Zn含有量を1.50質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
実施例5
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Si含有量を0.02質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
実施例6
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Si含有量を1.20質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
比較例1
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
比較例2
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Cu含有量を0.80質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
比較例3
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Cu含有量を7.00質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
比較例4
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Zn含有量を5.00質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
比較例5
アルミニウム箔組成を、Sn含有量を0.0250質量%、Si含有量を1.50質量%、残部Alとした以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
以上の結果を、表1に示す。
Figure 0007000120000001
〔表1中の単位は質量%を示す。〕
表1の結果から明らかな通り、本発明のアルミニウム箔は、半田濡れ性に優れるとともにウェットエッチングにより配線パターンを形成する際にサイドエッチングの発生が抑制されており、エッチングによる微細な配線パターンの形成が可能であることが分かる。
(A)断面図
(B)俯瞰図
1.絶縁樹脂基材
2.接着剤層
3.アルミニウム箔
4.半田ペースト
5.チップ抵抗
.サイドエッチング距離
.半田ペースト塗付中心間距離

Claims (1)

  1. Snを0.0075質量%以上0.0250質量%以下含有し、更に、Cuを1.10~5.00質量%含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるか、
    Snを0.0075質量%以上0.0250質量%以下含有し、更に、Znを0.02~1.50質量%含有し、残部がAl及び不可避不純物からなるか、
    Snを0.0075質量%以上0.0250質量%以下含有し、更に、Siを0.02~1.20質量%含有し、残部がAl及び不可避不純物からなることを特徴とするアルミニウム箔。
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