JP6998855B2 - 光学接続部品 - Google Patents

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Description

本発明は、光学接続部品に関する。
従来、平面光波回路(Planar Lightwave Circuit:PLC)やシリコン導波路チップ等の光学素子を構成する光導波路においては、当該光導波路と光学的に接続する被接続光ファイバとの接続損失の低減が課題の一つとして挙げられる。この接続損失の低減には、被接続光ファイバに比べてモードフィールド径(MFD:Mode Field Diameter)が極めて小さい光導波路と当該被接続光ファイバとのMFDのミスマッチを低減する必要がある。なお、被接続光ファイバのMFDは、波長1550nmにおいてたとえば10μm程度であり、光導波路のMFDは、波長1550nmにおいてたとえば0.5μm以下である。
このための技術として、コアのクラッドに対する比屈折率差が被接続光ファイバよりも大きい高比屈折率差光ファイバを被接続光ファイバに融着接続し、この高比屈折率差光ファイバを介して光学素子の光導波路と被接続光ファイバとを接続する光学接続部品が開示されている(例えば特許文献1参照)。通常、高比屈折率差光ファイバのMFDは、被接続光ファイバのMFDよりも光導波路のMFDに近く、たとえば3μm~5μmとできるので、被接続光ファイバと光導波路との間に高比屈折率差光ファイバを介在させることで、接続損失を低減できる。
特許第6089147号公報
上述したモードフィールド径が小さい光導波路を有する光学素子は、通常は小型に形成されているため、これとともに用いる光学接続部品にも小型化が求められている。しかしながら、小型化と同時に高い信頼性を維持することも重要である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、小型化と信頼性の高さとを同時に実現できる光学接続部品を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る光学接続部品は、光ファイバと、前記光ファイバと融着接続された、コアのクラッドに対する比屈折率差が前記光ファイバよりも大きい高比屈折率差光ファイバと、前記光ファイバおよび前記高比屈折率差光ファイバの全長を収容し、前記光ファイバの前記融着接続された側と反対側の端面が略面一となるように露出している第1端面と、前記高比屈折率差光ファイバの前記融着接続された側と反対側の端面が略面一となるように露出している第2端面とを有する収容部材と、を備え、前記光ファイバおよび前記比屈折率差光ファイバは、長手方向にわたって前記収容部材に固定されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記収容部材は、前記光ファイバまたは前記高比屈折率差光ファイバが収容される収容孔を有するフェルールを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記フェルールはMTフェルールであることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記収容部材は、前記光ファイバまたは前記高比屈折率差光ファイバが載置されるV溝を有する第1部材と、前記第1部材との間に前記光ファイバまたは前記高比屈折率差光ファイバを挟持する第2部材と、を有する固定部材を備え、前記第1部材の端面および前記第2部材の端面が前記第1端面または前記第2端面を構成していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記フェルールと前記固定部材とが嵌合していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記収容部材は、前記光ファイバおよび前記高比屈折率差光ファイバが収容される収容孔を有するブロック体からなることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記光ファイバおよび前記高比屈折率差光ファイバは樹脂被覆のないガラス光ファイバであることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、複数の前記光ファイバおよび複数の前記高比屈折率差光ファイバを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記収容部材は、前記第1端面または前記第2端面と対向する対向端面を有し、前記第1端面または前記第2端面と前記対向端面との距離が20mm以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記高比屈折率差光ファイバは前記収容部材の内部で屈曲していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光学接続部品は、前記第1端面と前記第2端面とが非平行であることを特徴とする。
本発明によれば、小型化と信頼性の高さとを同時に実現できる光学接続部品が提供されるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る光学接続部品の模式的な上面図である。 図2は、図1に示す光学接続部品のA-A線断面図である。 図3は、図1に示す光学接続部品のB矢視端面図である。 図4は、図1に示す光学接続部品の使用形態を示す模式図である。 図5は、図1に示す光学接続部品の製造方法の一例の説明図である。 図6は、実施形態2に係る光学接続部品の模式的な断面図である。 図7は、実施形態3に係る光学接続部品の模式的な断面図である。 図8は、実施形態4に係る光学接続部品の模式的な断面図である。 図9は、実施形態5に係る光学接続部品の模式的な断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付し、重複説明を適宜省略する。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。また、図中で適宜XYZ座標軸を示し、これにより方向を説明する。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、本明細書において特に定義しない用語については、ITU-T(国際電気通信連合)G.650.1およびG.650.2における定義、測定方法に適宜従うものとする。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光学接続部品の模式的な上面図である。図2は、図1に示す光学接続部品のA-A線断面図である。図3は、図1に示す光学接続部品のB矢視端面図である。光学接続部品100は、光ファイバ群10と、光ファイバ群20と、収容部材30と、を備えている。
光ファイバ群10は、複数の標準光ファイバ1を備えている。本実施形態では標準光ファイバ1の数は8本であるが、特に限定はされない。標準光ファイバ1は、ITU-T G.652で定義される標準的なシングルモード光ファイバの規格に準拠する。すなわち、標準光ファイバ1は、1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバである。標準光ファイバ1において、コアのクラッドに対する比屈折率差(以下、単に比屈折率差と記載する場合がある)は約0.3%であり、波長1550nmにおけるモードフィールド径は10μm~11μmである。
なお、コアのクラッドに対する比屈折率差(Δ)は、以下の式によって定まる数値である。

Δ={(nc-ncl)/nc}×100
この式において、ncはコアの最大屈折率であり、nclはクラッドの屈折率である。
光ファイバ群20は、複数の高比屈折率差光ファイバ2を備えている。本実施形態では高比屈折率差光ファイバ2の数は8本であるが特に限定はされない。高比屈折率差光ファイバ2は、比屈折率差が標準光ファイバ1よりも大きい。たとえば、高比屈折率差光ファイバ2は、比屈折率差が2.0%以上3.0%以下であり、波長1550nmにおけるモードフィールド径はたとえば3.0μm以上5.0μm以下である。各高比屈折率差光ファイバ2の一方の端面は、各標準光ファイバ1の一方の端面と融着接続点Cにて融着接続されている。
本実施形態1では、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は樹脂被覆のないガラス光ファイバである。たとえば、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は石英系ガラスで構成されている。
各高比屈折率差光ファイバ2と各標準光ファイバ1とは、たとえばTEC(Thermally-diffused Expanded Core)融着を適用する等して融着接続時の加熱条件を工夫することにより、融着接続点Cにおけるモードフィールド径の変化を滑らかにし、接続損失を低く抑えるように融着接続されている。これにより、融着接続点Cにおける接続損失を0.1dB以下に低減することが好ましい。
収容部材30は、フェルール31と、固定部材32とを備える。フェルール31は、直方体状形状を有しており、たとえば樹脂、ガラス、セラミック等からなる。フェルール31はたとえばMTフェルールである。フェルール31は、直方体状形状の一面を成す第1端面31aを有している。また、フェルール31は、第1端面31aに対向する面に形成された凹部31bを有する。第1端面31aには凹部31bに連通する収容孔31cが、X方向に延伸し、Y方向において並列に8個形成されている。隣接する2つの収容孔31cの間隔はたとえば250μmである。
各標準光ファイバ1の長手方向における一部は、各収容孔31cに収容され、収容孔31cの内壁と各標準光ファイバ1の外周面との間のわずかな隙間に充填された接着剤等で固定されている。第1端面31aには、各標準光ファイバ1の、融着接続点Cで融着接続された側と反対側の端面1aが略面一となるように露出している。
固定部材32は、第1部材32aと第2部材32bとを備えている。第1部材32aは、平板状の部材である。第1部材32aのZ方向における主表面には、X方向の両端面にわたって延伸するV溝32aaが、Y方向において並列に8本形成されている。隣接する2つのV溝32aaの間隔はたとえば250μmである。
各高比屈折率差光ファイバ2の全長、各標準光ファイバ1の長手方向における一部、および各融着接続点Cは、V溝32aaに載置されている。
第2部材32bは、Y方向における長さが第1部材32aと略同じであり、X方向における長さが第1部材32aよりやや短い平板状の部材である。第2部材32bは、第1部材32aとの間に、各高比屈折率差光ファイバ2の全長、各標準光ファイバ1の長手方向における一部、および各融着接続点Cを挟持している。また、第1部材32aと第2部材32bとの間の隙間には接着剤41が充填されている。これにより、第1部材32aと第2部材32bとに挟持される各高比屈折率差光ファイバ2の全長および各標準光ファイバ1の長手方向における一部は固定部材32に固定される。
また、第1部材32aのX方向の正側に位置する端面32abと、第2部材32bのX方向の正側に位置する端面32baとは、略面一となっており、固定部材32における第2端面32cを構成している。第2端面32cには、各高比屈折率差光ファイバ2の、融着接続点Cで融着接続された側と反対側の端面2aが略面一となるように露出している。
第1部材32aおよび第2部材32bは、石英系のガラスからなる。ただし、第1部材32aおよび第2部材32bの構成材料は、ガラスに限定されず、各標準光ファイバ1や各高比屈折率差光ファイバ2に対して不要な応力を加えないように、これらと物性的な特性(線膨張係数等)が近い材料でもよい。
また、固定部材32の第2端面32cとは反対側の端部は、フェルール31の凹部31b内に配置されており、フェルール31と固定部材32とが嵌合している。このとき、第1部材32aの端面32abと対向する端面32acは、フェルール31の凹部31bの底面31dに当接する。また、フェルール31、固定部材32および各標準光ファイバ1の長手方向における一部の相互の間に存在する隙間には、接着剤42が充填され、当該隙間を埋めるとともに、部品の相互を固定している。
これにより、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、長手方向にわたって収容部材30に固定され、全長が直線状に収容される。
この光学接続部品100は、たとえば以下のように使用される。まず、フェルール31側は、8心の標準的なシングルモード光ファイバの端部にフェルール31と同種のフェルール(たとえばMTフェルール)が設けられたコネクタ付き8心光ファイバ心線に接続される。また、固定部材32側は、図4に示すように、第2端面32cがシリコン導波路チップSDの端面と対向配置され、接着剤等で相互に接続される。シリコン導波路チップSDは、シリコン導波路群SW10を備えている。シリコン導波路群SW10は、8本のリッジ型のシリコン導波路SWを備えている。各シリコン導波路SWの先端部にはスポットサイズ変換構造が形成されている。各シリコン導波路SWのMFDはたとえば波長1550nmにおいてたとえば0.5μm以下であるが、スポットサイズ変換構造によって、先端部ではたとえば3μm程度まで拡大される。光ファイバ群20の各高比屈折率差光ファイバ2は、シリコン導波路群SW10の各シリコン導波路SWと光学的に接続される。
この光学接続部品100を用いれば、コネクタ付き8心光ファイバ心線の各光ファイバと、各標準光ファイバ1とを低接続損失にて接続できる。また、各標準光ファイバ1は各高比屈折率差光ファイバ2を介して各シリコン導波路SWと低接続損失にて接続できる。したがって、コネクタ付き8心光ファイバ心線の各光ファイバと各シリコン導波路SWを低接続損失にて接続でき、たとえば接続損失を1dB以下とすることができる。
また、光学接続部品100は、収容部材30に各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長が収容されるので、小型化ができる。また、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2が長手方向にわたって収容部材30に固定されるので、外部から衝撃などを受けても各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2および融着接続点Cが収容部材30に対して相対的に動かない。その結果、光学接続部品100は機械的強度が高く、信頼性が高いものとなる。
特に、光学接続部品100では、固定部材32の端部が、フェルール31の凹部31bに配置されており、フェルール31と固定部材32とが嵌合している。その結果、Y方向およびZ方向における光学接続部品100の長さはフェルール31の程度とできる。たとえば、通常の8心のMTフェルールは、Y方向における長さが6.4mmであり、Z方向における長さが2.5mmであるから、光学接続部品100のY方向およびZ方向における長さも同程度とできる。
また、光学接続部品100では、第1端面31aと第2端面32cとが互いに対向しており、一方に対して他方が対向端面に相当する。光学接続部品100では、収容部材30に各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長が収容される構成としているので、第1端面31aと第2端面32cとの間の距離、すなわち光学接続部品100のX方向における長さは20mm以下と小型にできる。
また、光学接続部品100を図4のようにシリコン導波路チップSDと接続した場合、シリコン導波路チップSDはその後たとえば250℃以上、300℃以下の高温環境下でリフロー工程を行う場合があり、その際には光学接続部品100も高温環境下に曝される。しかしながら、光学接続部品100では、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2が樹脂被覆のないガラス光ファイバであるため、そのような高温環境下でも樹脂被覆の劣化は発生しない。また、そもそも、光学接続部品100では、収容部材30に各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長が収容されるので、外部からの保護のための樹脂被覆は特に必要ではない。また、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2に樹脂被覆が形成されている状態で高温環境下に曝され、樹脂被覆が劣化した場合、樹脂被覆の体積が減少する等して、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の収容部材30内での位置ずれが生じる場合がある。しかし各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2が樹脂被覆のないガラス光ファイバであればそのような位置ずれの問題は発生しない。
なお、上記のように高温環境下に曝される可能性がある場合、各標準光ファイバ1をフェルール31に固定する接着剤や、接着剤41、42は、耐熱性が高いものが好ましく、たとえばいずれも熱硬化型エポキシ樹脂系の接着剤である。また、本実施形態では第1部材32a、第2部材32bが石英系のガラスからなるので、接着剤41については紫外線硬化樹脂型の接着剤でもよい。
(製造方法)
つぎに、光学接続部品100の製造方法の一例について、図5を参照して説明する。まず、図5(a)に示すように、ガラス光ファイバである標準光ファイバ1の外周に樹脂被覆11aが形成された光ファイバ素線11と、ガラス光ファイバである高比屈折率差光ファイバ2の外周に樹脂被覆12aが形成された光ファイバ素線12を各8本ずつ準備する。つづいて、光ファイバ素線11、12のそれぞれにおいて樹脂被覆11a、12aを除去して所定の長さの標準光ファイバ1、高比屈折率差光ファイバ2を露出される。つづいて、標準光ファイバ1、高比屈折率差光ファイバ2の端面同士を融着接続して融着接続点Cを形成する。この工程を各8本ずつに対して行う。なお、8本のファイバ素線11と、高比屈折率差光ファイバ1を含む8本の光ファイバ素線12とが、それぞれ8心テープ心線となっているものを準備し、これらの8心を一括で融着接続してもよい。
つづいて、図5(b)に示すように、各高比屈折率差光ファイバ2を融着接続点Cから所定の長さの樹脂被覆12aが無い位置で切断し、各高比屈折率差光ファイバ2の全長、融着接続点C、および各標準光ファイバ1の長手方向における一部を第1部材32a、第2部材32bで挟持し、接着剤41で接着する。このとき、各高比屈折率差光ファイバ2の端面は固定部材32の第2端面32cからわずかに突出させておいてもよい。
つづいて、図5(c)に示すように、各標準光ファイバ1を融着接続点Cから所定の長さの樹脂被覆11aが無い位置で切断する。
つづいて、図5(d)に示すように、各標準光ファイバ1をフェルール31の各収容孔31cに挿入し、端面32acが底面31dに当接するまで、固定部材32をフェルール31の凹部31bに挿入する。このため、凹部31bのYZ断面におけるサイズは固定部材32のYZ断面におけるサイズよりもわずかに大きくされている。このとき、各標準光ファイバ1の端面はフェルール31の第1端面31aからわずかに突出させておいてもよい。つづいて、フェルール31、固定部材32および各標準光ファイバ1の長手方向における一部の相互の間に存在する隙間に接着剤42を充填し、部品の相互を固定する。その後、第1端面31aおよび第2端面32cを研磨する。その後所定の処理を施すことによって光学接続部品100が完成する。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係る光学接続部品の模式的な断面図である。光学接続部品100Aは、複数の標準光ファイバ1と、複数の高比屈折率差光ファイバ2と、収容部材30Aと、を備えている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は樹脂被覆のないガラス光ファイバであり、各標準光ファイバ1の一方の端面と各高比屈折率差光ファイバ2の一方の端面とは融着接続点Cにて融着接続されている。
収容部材30Aは、直方体状形状を有するブロック体であり、たとえば樹脂、ガラス、セラミック等からなる。収容部材30Aは、YZ平面に略平行であり、互いに対向する第1端面30Aaと第2端面30Abとを有している。また、収容部材30Aは、第1端面30Aaと第2端面30Abとに開口し、X方向に延伸し、Y方向において並列に配置された複数の収容孔30Acを有している。
融着接続された各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Acに挿入等によって収容され、その全長が収容部材30Aに収容されている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Acの内壁と各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の外周面との間のわずかな隙間に充填された接着剤等で固定されている。すなわち、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、長手方向にわたって収容部材30Aに固定されている。
第1端面30Aaには、各標準光ファイバ1の端面1aが略面一となるように露出している。第2端面30Abには、各高比屈折率差光ファイバ2の端面2aが略面一となるように露出している。
実施形態1の場合と同様に、この光学接続部品100Aを用いれば、コネクタ付き多心光ファイバ心線の各光ファイバとシリコン導波路チップSDの各シリコン導波路SWを低接続損失にて接続でき、たとえば接続損失を1dB以下とすることができる。
また、光学接続部品100Aは、収容部材30Aに各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長が収容されるので、小型化ができる。また、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2が長手方向にわたって収容部材30Aに固定されることで、機械的強度が高く、信頼性が高いものとなる。
また、光学接続部品100Aでは、収容部材30Aが一つのブロック体からなるため、たとえばMTフェルールと同程度以下の大きさにできる。特に、第1端面30Aaと第2端面30Abとの間の距離、すなわち光学接続部品100AのX方向における長さを20mm以下と小型にできる。
また、光学接続部品100Aは高温環境下でも樹脂被覆の劣化は発生しないものとなる。なお、高温環境下に曝される可能性がある場合、使用する接着剤は、上述したような耐熱性が高いものが好ましい。
また、このように複数の収容孔30Acを有する収容部材30Aは、射出成型などの成型によって作製してもよいし、ブロック体に機械的または化学的な方法にて収容孔を形成することで作製してもよい。また、収容部材30Aは、組み合わせた際に収容孔の形状になるような溝が表面に形成された複数のブロック体を組み合わせて形成してもよい。なお、複数のブロック体を組み合わせて収容部材30Aを形成する場合、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は各収容孔30Acの形状が完成してから各収容孔30Acに挿入してもよいし、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2に各ブロック体を組み付けるようにしてもよい。
(実施形態3)
図7は、実施形態3に係る光学接続部品の模式的な断面図である。光学接続部品100Bは、複数の標準光ファイバ1と、標準光ファイバ1と同数の複数の高比屈折率差光ファイバ2と、収容部材30Bと、を備えている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は樹脂被覆のないガラス光ファイバであり、各標準光ファイバ1の一方の端面と各高比屈折率差光ファイバ2の一方の端面とは融着接続点Cにて融着接続されている。
収容部材30Bは、直方体状形状を有するブロック体であり、たとえば樹脂、ガラス、セラミック等からなる。収容部材30Bは、YZ平面に略平行であり、互いに対向する第1端面30Baと第2端面30Bbとを有している。また、収容部材30Bは、第1端面30Baと第2端面30Bbとに開口し、X方向に延伸し、Y方向において並列に配置され、かつZ方向に2段に配置された複数の収容孔30Bcを有している。収容孔30Bcの数は標準光ファイバ1の数および高比屈折率差光ファイバ2の数と同一以上である。
融着接続された各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Bcに挿入等によって収容され、その全長が収容部材30Bに収容されている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Bcの内壁と各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の外周面との間のわずかな隙間に充填された接着剤等で固定されている。すなわち、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、長手方向にわたって収容部材30Bに固定されている。
第1端面30Baには、各標準光ファイバ1の端面1aが略面一となるように露出している。第2端面30Bbには、各高比屈折率差光ファイバ2の端面2aが略面一となるように露出している。
この光学接続部品100Bを用いれば、コネクタ付きの2段の多心光ファイバ心線の各光ファイバとシリコン導波路チップの2段の各シリコン導波路を低接続損失にて接続でき、たとえば接続損失を1dB以下とすることができる。
また、光学接続部品100Bは、上記実施形態と同様に、小型化と高い信頼性とを実現できる。また、標準光ファイバ1および高比屈折率差光ファイバ2をZ方向に2段に配置できるので、YZ断面における心線の密度を高くできる。このように、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長を収容部材30Bに収容する際に、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は収容部材30B内で自由度高くレイアウトできる。
また、光学接続部品100BのX方向における長さを20mm以下と小型にできる。また、光学接続部品100Bは高温環境下でも樹脂被覆の劣化は発生しないものとなる。なお、高温環境下に曝される可能性がある場合、使用する接着剤は、上述したような耐熱性が高いものが好ましい。また、このような収容部材30Bは、実施形態2における収容部材30Aと同様の方法で作製できる。
(実施形態4)
図8は、実施形態4に係る光学接続部品の模式的な断面図である。光学接続部品100Cは、複数の標準光ファイバ1と、標準光ファイバ1と同数の複数の高比屈折率差光ファイバ2と、収容部材30Cと、を備えている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は樹脂被覆のないガラス光ファイバであり、各標準光ファイバ1の一方の端面と各高比屈折率差光ファイバ2の一方の端面とは融着接続点Cにて融着接続されている。
収容部材30Cは、直方体状形状を有するブロック体であり、たとえば樹脂、ガラス、セラミック等からなる。収容部材30Cは、YZ平面に略平行であり、互いに対向する第1端面30Caと第2端面30Cbとを有している。また、収容部材30Cは、第1端面30Caと第2端面30Cbとに開口し、Y方向において並列に配置された複数の収容孔30Ccを有している。ここで、各収容孔30Ccは、まず第1端面30CaからX方向に延伸し、途中でZ方向の負側にS字状に屈曲し、その後X方向に延伸して第2端面30Cbに到達している。したがって、収容孔30Ccの第1端面30Caにおける開口に対して、第2端面30Cbにおける開口はZ方向の負側に位置している。収容孔30Ccの数は標準光ファイバ1の数および高比屈折率差光ファイバ2の数と同一以上である。
融着接続された各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Ccに挿入等によって収容され、その全長が収容部材30Cに収容されている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Ccの内壁と各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の外周面との間のわずかな隙間に充填された接着剤等で固定されている。すなわち、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、長手方向にわたって収容部材30Cに固定されている。ここで、収容部材30Cの内部で各収容孔30Ccは屈曲しているので、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の少なくとも一方もそれに合わせて屈曲する。本実施形態では、曲げ損失が発生する曲げ半径がより小さい各高比屈折率差光ファイバ2が屈曲するように構成されている。これにより、屈曲の曲率半径を小さくでき、光学接続部品100Cの小型化に適する。
第1端面30Caには、各標準光ファイバ1の端面1aが略面一となるように露出している。第2端面30Cbには、各高比屈折率差光ファイバ2の端面2aが略面一となるように露出している。上述したように、各端面1aと各端面2aとではZ方向における位置が互いに異なる。
この光学接続部品100Cを用いれば、コネクタ付き多心光ファイバ心線の各光ファイバとシリコン導波路チップの各シリコン導波路を低接続損失にて接続でき、たとえば接続損失を1dB以下とすることができる。また、光学接続部品100Cは、各端面1aと各端面2aとではZ方向における位置が互いに異なるので、Z方向における接続位置を変換する高さ方向変換の機能も有する。このように、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長を収容部材30Cに収容する際に、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は収容部材30C内で自由度高くレイアウトできる。
また、光学接続部品100Cは、上記実施形態と同様に、小型化と高い信頼性とを実現できる。
また、光学接続部品100CのX方向における長さを20mm以下と小型にできる。また、光学接続部品100Cは高温環境下でも樹脂被覆の劣化は発生しないものとなる。なお、高温環境下に曝される可能性がある場合、使用する接着剤は、上述したような耐熱性が高いものが好ましい。また、このような収容部材30Cは、実施形態2における収容部材30Aと同様の方法で作製できる。
(実施形態5)
図9は、実施形態5に係る光学接続部品の模式的な断面図である。光学接続部品100Dは、複数の標準光ファイバ1と、標準光ファイバ1と同数の複数の高比屈折率差光ファイバ2と、収容部材30Dと、を備えている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は樹脂被覆のないガラス光ファイバであり、各標準光ファイバ1の一方の端面と各高比屈折率差光ファイバ2の一方の端面とは融着接続点Cにて融着接続されている。
収容部材30Dは、直方体状形状を有するブロック体であり、たとえば樹脂、ガラス、セラミック等からなる。収容部材30Dは、YZ平面に略平行であり、互いに対向する第1端面30Caと対向端面30Ddとを有している。また、収容部材30Dは、XY平面に略平行であり、互いに対向する第2端面30Dbと対向端面30Deとを有している。また、収容部材30Dは、第1端面30Daと第2端面30Dbとに開口し、Y方向において並列に配置された複数の収容孔30Dcを有している。ここで、各収容孔30Dcは、まず第1端面30DaからX方向に延伸し、途中でZ方向の負側に屈曲して、第1端面30Daと非平行であり略直交する第2端面30Dbに到達している。収容孔30Dcの数は標準光ファイバ1の数および高比屈折率差光ファイバ2の数と同一以上である。
融着接続された各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Dcに挿入等によって収容され、その全長が収容部材30Dに収容されている。各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、各収容孔30Dcの内壁と各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の外周面との間のわずかな隙間に充填された接着剤等で固定されている。すなわち、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は、長手方向にわたって収容部材30Dに固定されている。ここで、各収容孔30Dcは屈曲しているので、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の少なくとも一方もそれに合わせて屈曲する。本実施形態では、曲げ損失が発生する曲げ半径がより小さい各高比屈折率差光ファイバ2が屈曲するように構成されている。これにより、屈曲の曲率半径を小さくでき、光学接続部品100Dの小型化に適する。
第1端面30Daには、各標準光ファイバ1の端面1aが略面一となるように露出している。第2端面30Dbには、各高比屈折率差光ファイバ2の端面2aが略面一となるように露出している。上述したように、各端面1aと各端面2aとは略直交する。
この光学接続部品100Dを用いれば、コネクタ付き多心光ファイバ心線の各光ファイバとシリコン導波路チップの各シリコン導波路を低接続損失にて接続でき、たとえば接続損失を1dB以下とすることができる。また、光学接続部品100Cは、各端面1aと各端面2aとが略直交するので、接続方向変換の機能も有する。たとえば、シリコン導波路には、端部に回折格子が形成されおり、導波する光を導波方向とは直交する上方向に出力する形態のものがある。光学接続部品100Dは、このようなシリコン導波路の光が出力する部分の上方に第2端面30Dbの各端面2aが位置するように配置して、シリコン導波路が出力する光を受けてコネクタ付き多心光ファイバ心線側に伝送することができる。
なお、本実施形態では各高比屈折率差光ファイバ2の長手方向が略90度変わるように屈曲しているが、屈曲の角度は90度に限られない。このように、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2の全長を収容部材30Dに収容する際に、各標準光ファイバ1および各高比屈折率差光ファイバ2は収容部材30D内で自由度高くレイアウトできる。
また、光学接続部品100Dは、上記実施形態と同様に、小型化と高い信頼性とを実現できる。
また、光学接続部品100Dは、第1端面30Caと対向端面30Ddとの距離を20mm以下とできるし、第2端面30Dbと対向端面30Deとの距離を20mm以下とできる。すなわち、光学接続部品100Dは、X方向およびZ方向における長さを20mm以下と小型にできる。また、光学接続部品100Dは高温環境下でも樹脂被覆の劣化は発生しないものとなる。なお、高温環境下に曝される可能性がある場合、使用する接着剤は、上述したような耐熱性が高いものが好ましい。また、このような収容部材30Dは、実施形態2における収容部材30Aと同様の方法で作製できる。
なお、上記実施形態では、各収容部材に収容されている全ての標準光ファイバ1がX方向の負側に位置し、全ての高比屈折率差光ファイバ2はX方向の正側に位置している。以下これを第1配列の光ファイバ対とする。しかし、本発明はこれに限られず、収容部材内に、第1配列の光ファイバ対に加えて、標準光ファイバ1がX方向の正側に位置し、高比屈折率差光ファイバ2がX方向の負側に位置する、第2配列の光ファイバ対が1つ以上含まれていてもよい。また、たとえば、収容部材内で、第1配列の光ファイバ対と第2配列の光ファイバ対とがY方向において交互に配列されていてもよい。また、収容部材内で、Y方向の正側に1つ以上の第1配列の光ファイバ対が配置され、Y方向の負側に1つ以上の第2配列の光ファイバ対が配置されていてもよい。
また、標準光ファイバ1および高比屈折率差光ファイバ2は、U字形状を成すように収容部材に収容されていてもよい。この場合、端面1aが露出する第1端面と端面2aが露出する第2端面とは同一の端面である。
また、収容部材内に、第1配列の光ファイバ対または第2配列の光ファイバ対の他に、たとえば全長が標準光ファイバ1または高比屈折率差光ファイバ2である光ファイバが収容され、収容された光ファイバの各端面が収容部材の第1端面および第2端面のそれぞれと略面一になるように露出し、長手方向にわたって収容部材に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、各収容部材に複数の標準光ファイバ1および複数の高比屈折率差光ファイバ2が収容されているが、本発明はこれに限られず、1本の標準光ファイバ1および1本の高比屈折率差光ファイバ2からなる光ファイバ対が収容されていてもよい。また、上記実施形態では、光ファイバおよび高比屈折率差光ファイバは樹脂被覆のないガラス光ファイバであるが、本発明はこれに限られず、光ファイバまたは高比屈折率差光ファイバの長手方向の少なくとも一部に樹脂被覆が形成されていてもよい。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各実施形態の構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 標準光ファイバ
1a、2a、32ab、32ac、32ba 端面
2 高比屈折率差光ファイバ
10、20 光ファイバ群
11、12 光ファイバ素線
11a、12a 樹脂被覆
30、30A、30B、30C、30D 収容部材
30Aa、30Ba、30Ca、30Da、31a 第1端面
30Ab、30Bb、30Cb、30Db、32、 第2端面
30Ac、30Bc、30Cc、30Dc、31c 収容孔
30Dd、30De 対向端面
31 フェルール
31b 凹部
31d 底面
32 固定部材
32a 第1部材
32aa V溝
32b 第2部材
41、42 接着剤
100、100A、100B、100C、100D 光学接続部品
C 融着接続点
SD シリコン導波路チップ
SW シリコン導波路
SW10 シリコン導波路群

Claims (9)

  1. 全長において樹脂被覆の無い複数の光ファイバと、
    前記光ファイバのそれぞれと融着接続され、コアのクラッドに対する比屈折率差が前記複数の光ファイバよりも大きく、かつ全長において樹脂被覆の無い、複数の高比屈折率差光ファイバと、
    前記複数の光ファイバおよび前記複数の高比屈折率差光ファイバの全長を収容し、前記複数の光ファイバの融着接続された側と反対側の端面が略面一となるように露出している第1端面と、前記複数の高比屈折率差光ファイバの前記融着接続された側と反対側の端面が略面一となるように露出している第2端面とを有する収容部材と、
    を備え、前記複数の光ファイバおよび前記複数の高比屈折率差光ファイバは、長手方向にわたって前記収容部材に固定され
    前記収容部材は石英系ガラスであり、
    前記第1端面と前記第2端面との前記長手方向の距離が20mm以下であることを特徴とする光学接続部品。
  2. 前記収容部材は、前記光ファイバまたは前記高比屈折率差光ファイバが収容される収容孔を有するフェルールを備えることを特徴とする請求項1に記載の光学接続部品。
  3. 前記収容部材は、前記複数の光ファイバまたは前記複数の高比屈折率差光ファイバが載置されるV溝を有する第1部材と、前記第1部材との間に前記複数の光ファイバまたは前記複数の高比屈折率差光ファイバを挟持する第2部材と、を有する固定部材を備え、
    前記第1部材の端面および前記第2部材の端面が、前記第1端面および前記第2端面のうちの一方の端面を構成するとともに、
    前記フェルールの端面であって、前記一方の端面に対して前記長手方向の反対側に位置する端面が、前記第1端面および前記第2端面のうちの他方の端面を構成し、
    前記フェルールには、前記他方の端面に対して前記長手方向の反対側の端面に開口し前記他方の端面に向けて凹んだ凹部が設けられ、
    前記固定部材は、前記凹部に挿入された状態で前記フェルールと固定されていることを特徴とする請求項2に記載の光学接続部品。
  4. 前記フェルールと前記固定部材とが嵌合していることを特徴とする請求項に記載の光学接続部品。
  5. 前記固定部材の前記一方の端面とは反対側の端面は、前記凹部の底面に当接していることを特徴とする請求項またはに記載の光学接続部品。
  6. 前記第1部材が前記底面に当接するとともに、前記第2部材が前記底面から離間し、
    前記第2部材と前記底面との間に接着剤が収容された、請求項に記載の光学接続部品。
  7. 前記収容部材は、前記複数の光ファイバおよび前記複数の高比屈折率差光ファイバが収容される収容孔を有するブロック体からなることを特徴とする請求項1に記載の光学接続部品。
  8. 前記複数の高比屈折率差光ファイバは前記収容部材の内部で屈曲していることを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の光学接続部品。
  9. 前記第1端面と前記第2端面とが非平行であることを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の光学接続部品。
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