JP6997807B2 - 物体からの距離を判定する距離測定配置 - Google Patents

物体からの距離を判定する距離測定配置 Download PDF

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Description

本発明は、物体からの距離を判定する距離測定配置、付随する測定ヘッド、および物体からの距離を判定する方法、ならびに物体からの距離を判定するコンピュータプログラムに関する。
特許文献1は、長い作業距離にある表面の距離およびトポロジの測定のための光ファイバ多波長干渉計を開示している。前記干渉計は、波長が光電気通信の範囲内にある2つまたはそれ以上のレーザを含む光ファイバの概念に基づいた多波長光センサを含む。ここでは、センサヘッドが、測定ビームの方向に周期的に空間変調可能である。利用されるレーザの光信号は、マルチプレクサによって共通のファイバ内で組み合わせられ、センサヘッドへ案内される。
ここで、測定ビームの空間変調が、圧電アクチュエータを用いて実施され、したがって圧電アクチュエータは、センサの可動構成要素である。測定ビームの周期的な空間変調のために、センサ内で適切な機械的運動を加えなければならない。これらの機械的運動は、機械的な理由のため、振幅および頻度に関して限定される。さらに、センサの構成要素部材または構成要素を機械的に動かすと、常に振動をもたらし、この振動は特定の状況下で、技術的な測定上の問題および/または可聴ノイズの発生を招くことがあり、場合によりうるさいと知覚されることがある。
DE102008033942B3
これに関連して、目的は、構成要素を可能な限り機械的に動かすことなく実施可能であり、あまりノイズを発生させず、装置の技術的な観点から比較的容易に実施および作動させることができる、距離の判定ならびに/または表面からの距離および/もしくは表面のトポロジを定量的に取り込むための改善された距離測定配置を提供することである。さらなる目的は、距離測定配置を用いて測定予定の物体までの距離、または探知予定の物体の表面トポロジの精度および正確さを改善することである。
この目的は、請求項1に記載の距離測定配置、請求項17に記載の物体からの距離を判定する方法、および請求項18に記載のコンピュータプログラムによって実現される。ここで、有利な実施形態は、各々の場合の従属請求項の主題である。
この点に関して、物体からの距離を判定する距離測定配置が提供される。距離測定配置は、第1の波長を有する少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビームを生成する少なくとも1つの第1の光源を含む。さらに、光源は、第2の波長を有する少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビームを生成するように構成される。第1および第2の波長は異なる。さらに、光源は、各々の場合に干渉可能なさらなる単色光ビーム、たとえば第3および/または第4の単色光ビームを生成するように構成することができる。好ましくは、光源は、1520nm~1630nmの光電気通信範囲内で干渉可能な単色光ビームを生成するように、またはいわゆるS、C、もしくはLバンド内に位置することができる波長を生成するように構成される。
さらに、距離測定配置は、少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビームを共通の測定ビーム内で接続または組合せまたは重畳するマルチプレクサを含む。マルチプレクサを用いて、少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビームを互いに組合せまたは互いに重畳し、共通の測定ビームを形成することができる。したがって、測定ビームは、第1の波長および第2の波長のスペクトル成分を含む。第1の光ビームおよび第2の光ビームは、共通の測定ビーム内で重畳される。共通の測定ビーム内では、少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビームが、事実上完全な横断方向の範囲内を平行に伝播する。
光源が異なる波長を有する複数の光ビーム、すなわち最大3つ、4つ、またはさらにそれ以上のさらなる光ビームを生成するように構成される場合、これらの光ビームは同様に、同じマルチプレクサを使用して共通の測定ビーム内へ結合され、または共通の測定ビーム上で重畳される。すなわち、測定ビームは、異なる波長の少なくとも2つの光ビームを含むことができるが、異なる波長の3つもしくは4つもしくはさらにそれ以上の光ビームを含むこともでき、または前記測定ビームは、異なる波長を有するそのような光ビームの重ね合わせによって形成することができる。
さらに、距離測定配置は、マルチプレクサによって生成された測定ビームを基準ビームおよび信号ビームに分割する出力結合素子(output coupling element)を含む。ここで、基準ビームは、基準経路に沿って伝播する。ここで、信号ビームは、信号経路に沿って伝播する。基準経路および信号経路は、出力結合素子を用いて互いから分離される。典型的には、信号経路は、出力結合素子から物体へ延びる。典型的には、信号ビームは、物体で反射される。典型的には、反射信号ビームは、信号経路に沿って後方伝播する。典型的には、信号経路および基準経路は、入力結合素子を用いて再び統合され、したがって基準ビームと物体によって反射された信号ビームとを互いに干渉させることができる。検出器配置は、これらの干渉しているビーム、具体的には基準ビームおよび物体によって反射された信号ビームを、干渉計および/または波長選択によって取込み可能にする。
さらに、距離測定配置は、信号経路内に配置され、信号ビームの位相を周期的に時間変調するように構成された位相変調器を含む。周期的時間変調は、不変の変調、または所定の時間関数、すなわち経時的な信号ビームの位相の変化に相応に従う時間変調を容易にする。
したがって、信号ビームの位相の周期的時間変調に応じて、反射信号ビームおよび基準ビームの干渉も変化する。これにより、基準ビームおよび物体によって反射された信号ビームの重ね合わせから生じる干渉信号の干渉計および/または波長選択による取込みおよび評価が簡略化および改良される。信号ビームの位相の周期的時間変調は、典型的には、距離測定配置のコントローラによって実施される。
評価ビーム、すなわち基準ビームおよび物体によって反射された信号ビームの重ね合わせを干渉計および/または波長選択により取り込むための検出器配置が、信号ビームの位相の周期的時間変調によって、干渉パターンの時間平均強度を探知することができる。時間平均強度の検出は、検出器配置の場所における基準ビームの位相に対する反射信号ビームの相対位相に関する正確かつ精密な結論を引き出すことを可能にする。これにより、起こりうる外部の邪魔な影響および測定技術によって引き起こされる位相測定の公差を計算によって補償することが可能になる。
反射信号ビームと基準ビームとの間の相対位相は、周期的に変調されている、すなわち所定の連続反復機能に応じて時間変化させられている信号ビームの位相によって、位相変調器を用いて、ますます正確に探知することができる。これにより、物体からの距離の判定の正確さが改善される。測定予定の物体からの距離は、基準ビームと物体によって反射された信号ビームとの間の相対位相から明らかになる。
位相変調器は、機械的に動く構成要素を有していないため、信号ビームの位相を比較的高周波で変調することができる。位相変調器は、1kHzを上回る周波数、2kHzを上回る周波数、3kHzを上回る周波数、5kHzを上回る周波数、または10kHz、50kHz、もしくは100kHzより大きい周波数を有する信号ビームの位相を変調するように実施されることを提供することができる。そのような高速位相変調は、距離測定の精度および測定速度のさらなる改善に寄与することができる。
さらに、位相変調器を用いた位相変調の振幅を、所定の量だけ増大させることができる。2π、4π、6π、8π、およびそれ以上より大幅に大きい位相変調を得ることができる。
例として、周期的時間変調は、正弦波変調を含むことができる。さらに、位相の鋸波または方形変調も考えられる。特に、位相変調器は、信号ビームの位相を途切れなく連続して変調、すなわち変化させるように構成される。
特に、位相変調器は、測定ビームから分岐した信号ビームと、物体によって反射された信号ビームとを周期的に時間変調するように構成することができる。物体へ誘導された信号ビームおよび物体によって反射された信号ビームが、反対の方向に位相変調器を通過した場合、信号ビームまたは反射信号ビームの位相変調を、基準ビームに関連してさらに増大させることができる。
距離測定配置のさらなる構成によれば、位相変調器は、電気光変調器EOMを含む。特に、電気光変調器は、電気的に作動可能である。信号ビームの位相または反射信号ビームの位相は、距離測定配置の作動の電気制御信号の支援によって、電気光変調器を用いて標的を定めて時間変調または変化させることができる。電気光変調器は、ポッケルス効果またはカー効果を利用することによって、信号ビームの位相または反射信号ビームの位相を変調するように構成することができる。電気光変調器は、DC電気光変調器またはRF電気光変調器として構成することができる。
それに対する代替として、位相変調器はまた、音響光学位相変調器を含むことができ、または音響光学位相変調器として構成することができる。加えて、位相変調器は、位相を変調する構成要素部材として、液晶セルを含むことができる。
さらなる構成によれば、位相変調器は、電流注入位相変調器または熱光学位相変調器として構成することができる。電流注入位相変調器は同様に、電気光学効果に基づいている。しかし、電流注入位相変調器は、電流注入によって誘起される。電流注入位相変調器は、効率が増大するが変調速度を損ねることによって区別される。
熱光学位相変調器は、温度に応じた屈折率の変化に基づいている。温度は、位相変調器の導波路上、導波路付近、および/または導波路沿いに配置された加熱素子への電流供給によって実施することができる。熱光学位相変調器は、たとえばフォトニック集積回路として実施することができる。例として、そのような位相変調器は、リン化インジウム(InP)、ヒ化ガリウム(GaAs)、窒化ケイ素(SiN)、またはシリコンオンインシュレータ(SOI)ベースの実施することができる。
180°の位相シフトを得るためには、SiNベースの熱光学位相変調器内へ0.5Wを誘起することが必要である。InPベースまたはSOIベースの熱光学位相変調器は、位相シフトおよび/または屈折率変化に関してはるかに高い効率を有する。これらは、InPベースおよびSOIベースの位相変調器に対してほぼ同等である。
さらなる構成によれば、電気光変調器は、結晶体と、結晶体への電気接続を有する少なくとも2つの電気的に作動可能な電極とを含む。典型的には、電極は、距離測定配置のコントローラに電気的に接続される。コントローラは、電極で実行予定の位相変調に対応する電圧または電流を提供するように構成され、したがって結晶体は、電極によって印加されたそれぞれの優勢な電界に応じて、その屈折率を変化させる。
結晶体を通って伝播する信号ビームの位相および/または物体で反射された信号ビームの位相は、結晶体の電気的に誘起された屈折率変化によって、要件に応じて変調可能である。結晶体の屈折率変化は、電極によって結晶に電界が印加されると、事実上遅延なく変動することができる。この点に関して、少なくとも1kHzだけでなく10kHzを上回る範囲内の比較的高い変調周波数を問題なく実現することができる。
さらなる構成によれば、結晶体は、異方性結晶構造を有する。特に、結晶体は、複屈折構成を有することができる。結晶体は、異なる結晶軸に沿って異なる屈折率を有することができる。1つの屈折率または様々な屈折率は、相変化または位相変調を得るために、物体に電界を印加することによって変動させることができる。
さらなる構成によれば、結晶体は反転対称ではない。特に、結晶体は、ポッケルス効果とも呼ばれる線形の電気光学効果を示す結晶クラスに属する。屈折率の変化または複屈折の変化は、結晶体に印加される電界の変化とともに線形に変化する。さらなる構成によれば、結晶体は、光屈折結晶を含むことができる。光屈折結晶は、結晶に作用する光強度に応じて、その屈折率を局所的に変化させる。
さらなる構成によれば、結晶体は、ニオブ酸リチウム結晶、リン酸二水素カリウム結晶、またはヒ化ガリウム結晶を含む。ニオブ酸リチウム結晶は、特に電気光変調器、より具体的には位相変調器の実装に適している。
さらなる構成によれば、結晶体は導波路を含む。導波路は、結晶体の結晶構造内へ拡散させることができる。拡散によって導入された導波路は、チタン拡散または陽子交換によって、結晶体、たとえばニオブ酸リチウム結晶内へ導入することができる。導波路は、拡散された導波路として構成する必要はない。例として、導波路はまた、第III-V族半導体をドープすることによって生成することができる。
導波路は、信号ビームおよび/または物体によって反射された信号ビームが結晶体を通って伝達されることを制御するための働きをする。導波路によって、信号ビームが結晶体を通って伝播する間に制御されずに発散することを回避することができる。信号ビームの横断方向範囲は、導波路を通って伝播する間もほぼ一定のままである。
信号ビーム、物体へ誘導される信号ビーム、および/または物体によって反射された信号ビームの強度損失を可能な限り最小まで低減させることも可能である。
さらなる構成によれば、電気光変調器は、特に横断方向の幾何形状で動作する。すなわち、電気的に作動可能な電極は、結晶体を通るビーム伝播に対して横断方向に、結晶体の一方の外面上または両方の外面上に位置する。原則的に、2つの電極が結晶体の両方の外面に位置することが考えられ、したがって電極間の電界線は、結晶体を通って横断方向に、すなわち信号ビームの伝播方向に直交して延びる。
さらなる構成によれば、これらの電極は、結晶体の共通の表面上に位置する。例として、これらの電極は、結晶体の共通の頂面上に位置することができる。2つの電極は、典型的には、結晶体の同じ表面上に位置する。そのような配置は、特に結晶体を通って延びる導波路と組み合わせると有利である。これにより、電界線が横断方向に導波路を横切って電極間に延びることを確実にすることができる。
さらなる構成によれば、導波路は、電極が位置する結晶体の表面に隣接する。さらに、導波路は、結晶体の表面に沿って延びる。導波路の表面付近の配置は、製造の観点から比較的容易に実施することができる。これは特に、導波路が拡散、たとえばチタンの拡散、または陽子交換によって生成される場合に当てはまる。特に、電極は結晶体のうち導波路も延びる側と同じ側に位置することが提供される。実現することができることは、たとえば電極間に弧状に延びる電界線が、導波路を通って横断方向に延びることである。したがって、必要とされる屈折率変調は、電極に印加される電圧に比例して変えることが可能であり、導波路内で生成することができる。
さらなる構成によれば、電極は、互いに平行に延びる。さらに、電極は、導波路の長手方向に平行に延びる。したがって、電極は、導波路の長手方向に結晶体の表面に沿って延びる。電極が互いに対しても導波路に対しても平行に延びることで、導波路に沿って一定の電界の形成を容易にする。これにより、印加電圧によって屈折率変化または位相変調を特にうまく修正および制御することが可能になる。
さらなる構成によれば、導波路は、第1の電極と第2の電極との間に配置される。したがって、たとえば電極間の導波路の対称の配置が提供される。導波路は、2つの電極間のほぼ中心に位置することができる。同様に、導波路が第2の電極より第1の電極の近くに配置される非対称の構成、またはその逆に導波路が第1の電極より第2の電極の近くに配置される非対称の構成も考えられる。
さらなる構成によれば、距離測定配置は、その中または上に位相変調器が配置される測定ヘッドをさらに含む。特に、位相変調器は、可能な限り物体に近接して配置されることが提供される。信号ビームまたは物体によって反射された信号ビームは、位相変調器と物体との間を自由に伝播することができる。信号ビームおよび/または物体によって反射された信号ビームの自由な伝播経路は、測定予定の物体の方へ位置合わせされた測定ヘッド内に位相変調器を配置することによって、最小まで低減させることができる。これにより、起こりうる外部の邪魔な影響を最小にすることができる。
さらなる構成によれば、測定ヘッドは、光ファイバによってマルチプレクサに結合される。さらに、測定ヘッドから光源への連結は同様に、光ファイバによって実施することができる。光源は、光ファイバによってマルチプレクサに結合することができる。さらに、マルチプレクサは、光ファイバによって測定ヘッドに結合することができる。出力結合素子もまた、光ファイバの実装を有することができ、したがって少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビーム、これらの光ビームから形成された測定ビーム、ならびに基準ビームは、完全に1つまたはそれ以上の光ファイバ内を案内される。
測定ビームから出力結合された信号ビームおよび物体によって反射された信号ビームのみが、自由に伝播することができる。出力結合素子は同様に、測定ヘッド内へ一体化することができ、したがって測定ビームから基準ビームおよび信号ビームへの分割は、測定ヘッド自体でのみ実施される。これにより、測定ヘッドの比較的簡単で無制限の取扱いが容易になる。測定ヘッドからマルチプレクサ、光源、および検出器配置への光ファイバ結合のため、前記測定ヘッドを空間内で自由に動かすことができ、これにより、干渉計および/または波長選択による評価ビームの取込みに不都合な影響は生じない。
さらなる構成によれば、位相変調器は、光ファイバによってマルチプレクサに結合される。それに加えて、またはその代替として、位相変調器は、信号経路および/または基準ビームを案内するファイバに直接結合することができ、前記ファイバに機械的に接続することができる。したがって、たとえば、位相変調器に面しているファイバ端は、位相変調器に直接機械的に接続することができる。該当するファイバ端および位相変調器は、たとえば接着剤を用いて互いに接続することができる。接着剤は、ファイバと位相変調器との間、特にファイバと位相変調器の導波路との間で屈折率整合を行ういわゆる屈折率整合接着剤とすることができる。
ファイバ端と位相変調器との間の自由なビーム伝播は、ファイバ端および位相変調器の直接結合によって回避される。これは、組立ての観点からも保守の目的でも有利である。加えて、ファイバと位相変調器との間の遷移部では、起こりうる入力結合および出力結合の損失を低減させることができる。これにより、信号品質および/または信号評価の改善をもたらすことができる。
ファイバ端と位相変調器との間の直接光結合は、特に、ファイバ端および位相変調器の両方が配置される距離測定配置、特に測定ヘッドを小型化するのに適している。ファイバから位相変調器への直接結合は、測定ヘッド内の位相変調器の一体化された光学構成要素の使用および/または光学的に一体化された構成をさらに容易にする。
距離測定配置のさらなる構成によれば、測定ヘッドは、光学ユニットを含み、この光学ユニットにより、信号ビームは物体へ誘導可能であり、かつ/または物体によって反射された信号ビームは測定ヘッド内へ結合可能である。有利には、光学ユニットは、信号ビームを物体に印加し、かつ物体によって反射された信号ビームを測定ヘッド内へ結合するように構成される。したがって、測定ヘッドおよびその光学ユニットは、反射の幾何形状を使用して、測定ヘッドと物体との間の距離を測定するように構成される。単一の光学ユニット、たとえば視準レンズのみの使用および実装は、物体に対する測定ヘッドの位置決めを容易にし、これは実際的な観点から取扱いが容易である。光学ユニットを使用して、測定ヘッドを物体から実際的な距離をあけて、たとえば数センチメートルの距離をあけて配置することができ、したがって、距離を測定する目的、または物体の表面および/もしくは物体面のトポロジを測定するために物体の表面を走査する目的で、測定ヘッドと物体との間の接触を確実に防ぐことができる。
さらなる構成によれば、位相変調器は、光学ユニットに面している端面を含み、この端面は、光学ユニットの光軸に対して傾斜して位置合わせされた面法線を有する。位相変調器の該当する端面と光学ユニットとの間には、空間が位置することができる。位相変調器の放出面または端面を光学ユニットの光軸に対して傾斜させて位置合わせした結果、端面から光学ユニットの方向に生じる信号ビームの後方反射を、光軸に対して所定の傾斜角で位相変調器内へ後方反射することができ、前記後方反射は常に端面で生じる。したがって、この後方反射は、物体から後方反射されて位相変調器内へ結合された信号ビームから離れて位置する。したがって、位相変調器の出力における後方反射による測定信号または信号ビームの減損を事実上回避または低減させることができる。
面法線と光軸との間の傾斜角は、典型的には、3°~10°である。この傾斜角は、4°~8°、別法として4°~6°とすることができる。好ましくは、この角度は約5°である。
したがって、位相変調器は、立方形または方形の幾何形状を有し、同様に、光学ユニットの方へ傾斜した端面の面法線と光学ユニットの光軸との間の傾斜角に応じて、センサヘッドのハウジングの長手方向範囲に対して傾斜して位置合わせされることを提供することができる。異なる表現をすると、位相変調器は、長手方向範囲を備えた幾何形状を有することができ、指定の傾斜角に応じて、光学ユニットの光軸に対して傾斜させて位置合わせすることができる。位相変調器の放出面が傾斜しているため、測定ヘッド内の光軸は、位相変調器の放出面の領域内に幾何学的なねじれを有する。
光学ユニットに面している位相変調器の放出面または端面の面法線は、位相変調器、たとえばその結晶体またはその層構造の長手方向軸に対して傾斜させて位置合わせすることができる。位相変調器の長手方向軸と放出面の面法線との間の傾斜角は、面法線と下流の光学ユニットの光軸との間の傾斜角と実質上同一とすることができる。
さらなる構成によれば、位相変調器は、信号経路内で出力結合素子と光学ユニットとの間に配置される。たとえば、出力結合素子によって測定ビームから出力結合された信号ビームを位相変調器内へ可能な限り損失なく直接結合するために、出力結合素子は位相変調器の入力に直接配置されることを提供することができる。しかし、出力結合素子によって測定ビームから出力結合された信号ビームは、特定の経路を介して自由に伝播し、たとえば、出力結合素子に面している結晶体の導波路の端部内へ結合されることも考えられる。
距離測定配置のさらなる構成によれば、距離測定配置は、入力結合素子を含み、入力結合素子により、基準ビームおよび物体によって反射された信号ビームは、評価ビームを形成するように互いに組合せ可能である。基準ビームおよび反射信号ビームは空間内で重畳可能であり、したがって特に、これらの2つのビームは、ともに伝播して検出器配置によって取込み可能または検出可能である。基準ビームおよび反射信号ビームによって形成された評価ビームは、出力結合素子と物体との間の距離とともに変化する干渉パターンを形成する。基準ビームと物体によって反射された信号ビームとの間の干渉を測定すること、または干渉のデータを取り込むことで、出力結合素子と信号ビームを反射した物体の表面との間の距離を判定することが可能になる。
さらなる構成によれば、距離測定配置は、干渉計および/または波長選択により評価ビームを取り込むための検出器配置をさらに含む。特に、検出器配置は、デマルチプレクサを含むことができ、デマルチプレクサにより、異なる波長を有する少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビームを互いから分離可能である。基準ビームは、それぞれ第1の波長および第2の波長を有する少なくとも第1および第2の部分基準ビームを含む。同じことが、信号ビームおよび物体によって反射された信号ビームにも当てはまる。第1の波長を有する部分信号ビームは、第1の波長を有する部分基準ビームと干渉する。第2の波長を有する部分信号ビームは、第2の波長を有する部分基準ビームと干渉し、以下同様である。第1および第2の波長とは異なる第3および第4の波長を有する第3および第4の部分信号ビームはまた、第3および第4の波長を有する第3および第4の部分基準ビームとそれぞれ干渉することができる。
デマルチプレクサおよび下流の検出器配置は、対応する評価ビーム、したがって評価ビームの異なるスペクトル成分を別個に、したがって波長選択的に取り込むことを可能にする。この点に関して、検出器配置は、複数の光検出器、たとえばフォトダイオードまたは類似の感光センサを含むことができ、各光検出器は、所定の波長に対する評価ビームの干渉を検出するように実施される。
距離測定配置は、評価ビームの多数の異なる波長またはスペクトル成分を干渉計および/または波長選択によって同時に取り込む結果、比較的大きい測定範囲を有することができる。異なる波長に基づく複数の干渉パターンの組合せは、距離測定配置の測定範囲を数センチメートルまで増大させる。この点に関して、距離測定配置は、ヘテロダイン干渉計として構成することができる。
物体からの距離を探知する異なる波長を有する複数の光ビームが提供される。しかし、個々の光ビームの干渉は別個に測定および検出される。物体からの距離を判定する目的で、異なる波長に基づいて測定された個々の干渉が互いに組み合わせられる。
さらなる構成によれば、測定ヘッドは、温度センサを含む。特に、温度センサは、検出器配置または距離測定配置のコントローラに信号接続することができる。起こりうる温度の影響は、温度センサを用いて測定することができる。温度を測定することで、感温性または温度依存性の距離測定を容易にする。例として、温度測定を用いて、起こりうる温度作用の演算による補償を実施することができる。
例として、温度センサは、たとえば動作中に位相変調器内の温度変化を測定することを可能にするために、ブラッグ格子、より具体的にはファイバブラッグ格子を含むことができる。温度センサは、位相変調器および/または測定ヘッドのハウジングに熱結合することができる。
測定された温度変化を計算によって補償することができ、またはセンサヘッドは、測定された温度に応じて距離測定配置のコントローラによって作動可能な冷却および/もしくは加熱素子、たとえばペルティエ素子を備えることができる。この点に関して、コントローラは、位相変調器で測定された温度に応じて、測定ヘッドの温度を調整するように、特に前記温度を一定に保つように構成することができる。
さらなる構成によれば、位相変調器は、nドープおよび/またはpドープされた半導体材料、より具体的にはInP、InGaAs、SiN、またはシリコンオンインシュレータの複数の層を含む。そのような半導体材料は、位相変調器のさらなる小型化を容易にする。個々の半導体層は、位相変調器を形成する目的で、特に従来の被覆方法、たとえば化学気相成長(CVD)、プラズマ促進化学気相成長(PECVD)、および/またはスパッタリングなどを用いて、キャリア基板上に配置することができる。
特に、位相変調器は、様々な第III-V族材料、すなわち主族3および5からなる材料の組合せ、たとえばInPおよびInGaAsの複数の層の組合せを有することができ、各材料は、異なるドーピング(nおよびp)ならびに異なるドーピング密度を有する。例として、位相変調器は、電気光学効果を提供する第III-V族半導体の接合を有することができ、次いで印加電圧によって、たとえば上下または横からの接触によって、該当する層の屈折率の変調を引き起こす。
半導体材料に基づく位相変調器の使用は、位相変調器の一体化された製造および位相変調器からファイバへの連結を容易にする。したがって、位相変調器は、フォトニック集積回路によって提供することができ、またはフォトニック集積回路内へ一体化することができる。半導体材料は、チップ、たとえば一体化された光および/またはフォトニックチップの形態の位相変調器の提供をさらに容易にし、このチップは、位相変調器または測定ヘッドの一体化された光学構成に対する構成要素として作用することができる。フォトニック集積回路および/または位相変調器は、フォトニックチップの形態で存在することができる。
指定の半導体材料は、比較的低い電圧を印加しながらも、比較的大きい屈折率の変調を提供することができる。長さ約2~3mmの半導体材料ベースの位相変調器の場合、180°の位相シフトには5~8Vの電圧で十分である。ニオブ酸リチウムによる同等の作用は、約3~4倍長い結晶を必要とする。
特に、位相変調器は、フォトニック一体構造として構成することができる。半導体ベースで提供される位相変調器は、位相変調器の長手方向に沿って延びる導波路または導波構造をさらに含むことができる。
さらなる構成によれば、特に半導体技術に基づく位相変調器に対して、スポットサイズ変換器を提供することができ、前記スポットサイズ変換器は、変調器に面しているファイバ端とファイバ端に面している位相変調器の入力側との間に配置される。例として、位相変調器またはその導波路は、3μm~10μmのビーム幅(FWHM)を有するビームに対して設計することができる。スポットサイズ変換器は、可能な限り損失なく、ファイバと位相変調器との間の結合を提供することができる。スポットサイズ変換器はまた、位相変調器の出力側、すなわち測定ヘッドの光学ユニットに面している側に、さらに配置することができる。位相変調器およびスポットサイズ変換器はどちらも、フォトニックチップ内に一体化することができる。
さらなる態様では、本発明はさらに、上述した距離測定配置のための測定ヘッドに関する。測定ヘッドは、ハウジング、光ファイバ結合、位相変調器、および光学ユニットを含む。特に、距離測定配置の位相変調器は、前記測定ヘッド内にのみ配置され、前記測定ヘッド内に一体化される。測定ヘッドの光ファイバ結合は、残りの距離測定配置に対する光ファイバの接続および分離を容易にする。これにより、1つの同じ距離測定配置が異なる測定ヘッドを備えることが可能になる。特に、距離測定配置は、複数の測定ヘッドを有するように構成することができ、各測定ヘッドは異なる構成を有する。これらは、特有の光学構成、特にそれぞれの位相変調器のタイプに関して、互いに異なることができる。
位相変調器ならびに/または測定ヘッドおよび/もしくは測定ヘッドの光学ユニットに関する距離測定配置の上述した機能はすべて、別個に考慮されることが意図される測定ヘッドにも等しく当てはまる。
さらなる態様によれば、物体からの距離を判定する方法がさらに提供される。ここで、この方法は、第1の波長を有する少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビームを生成する工程と、第2の波長を有する少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビームを生成する工程とを含む。ここで、第1および第2の波長は異なる。さらなる工程では、少なくとも第1の光ビームおよび少なくとも第2の光ビームは、共通の測定ビーム内で互いに結合されまたは組み合わされる。したがって、共通の測定ビームは、複数のスペクトル成分を含み、各スペクトル成分は、単独で考慮されたときに干渉することが可能である。
次に、測定ビームは、基準ビームおよび信号ビームに空間分割される。基準ビームは基準経路に沿って伝播し、信号ビームは信号経路に沿って伝播する。さらに、この方法は、位相変調器を用いて信号ビームの位相を周期的に時間変調する工程を含む。位相変調器は、信号経路内に配置される。
典型的には、この方法は、上述した距離測定配置を使用するときに必ず実施されるさらなる工程をさらに含む。特に、この方法は、上述した距離測定配置を使用して実施されること、および上述した距離測定配置は、上述した方法を実施するように実施されることが提供される。この点に関して、距離測定配置の上述した構成、利点、および説明した機能はすべて、ここに提供した方法にも等しく当てはまり、逆も同様である。
この方法は、物体によって反射された信号ビームおよび基準ビームを組み合わせて評価ビームを形成する工程をさらに含むことができる。反射信号ビームは同様に、位相変調器を通って伝播し、したがってさらなる位相変調を受けることができる。このように形成された評価ビームは、最終的にその個々のスペクトル成分に分割することができ、これらのスペクトル成分は、単独で考慮されたときに干渉可能である。次に、別個の検出器を用いて、評価ビームの個々のスペクトル成分を検出することができる。
検出器は、典型的には、評価ビームまたはそのスペクトル成分の強度を測定するように実施される。評価ビームは、基準ビームと反射信号ビームとの間の干渉パターンまたは位相情報をさらに保持する。この変化はまた、検出器配置の検出器において、信号ビームの位相が位相変調器を用いて変調、したがって周期的に時間変調、すなわち変化させられることによって認識可能である。
さらなる構成によれば、評価ビームまたはそのスペクトル成分は、信号ビームの位相が変調されている間、時間平均でまたは所定の期間にわたって検出されることが特に提供される。したがって、検出器を用いて取り込まれる評価ビームのこの時間平均強度は、反射信号ビームと基準ビームとの間の相対位相角の特に精密な測定を容易にする。これにより、位相測定の精度、したがって距離測定の精度を増大させることができる。
位相変調器を用いて行われる特有の位相変調は、必然的に距離測定配置のコントローラにも知られる。これは、干渉計および/または波長選択による評価ビームの取込みおよび評価中に考慮される。
さらなる態様によれば、本発明はさらに、物体からの距離を判定するコンピュータプログラムに関する。ここで、コンピュータプログラムは、データ伝達のために上述した距離測定配置に結合された評価ユニットまたはコントローラによって実行可能である。コンピュータプログラムは、距離測定デバイスの信号経路内に配置された位相変調器を作動させるプログラム手段を含む。
位相変調器を作動させるプログラム手段は、信号ビームの位相を周期的に時間変調するように構成される。特に、プログラム手段は、信号ビームの位相を絶えず連続して変調するように実施される。例として、プログラム手段は、信号ビームの位相を正弦波的および/または時間周期的に変調するように構成される。コンピュータプログラムは、検出器配置を用いて取り込まれた評価ビームの干渉計および/または波長選択による評価のためのプログラム手段をさらに含む。特に、取り込まれた評価ビームの評価のためのプログラム手段は、検出器デバイスの検出器に存在する強度信号を時間積分し、最終的に前記信号を時間平均するように構成される。これは、時間積分された検出信号が、反射信号ビームおよび基準ビームのそれぞれのスペクトル成分間の相対位相角に関して特徴的であるからである。
特に、コンピュータプログラムは、上述した距離測定配置の評価ユニットまたはコントローラによって実行可能である。この点に関して、距離測定配置の上述した構成、利点、および機能はすべて、コンピュータプログラムにも等しく当てはまり、逆も同様である。
距離測定配置、物体からの距離を判定する方法、およびコンピュータプログラムのさらなる目的、機能、および有利な構成について、例示的な実施形態の以下の説明において説明する。
距離測定配置のブロック図である。 電気光変調器として構成されている結晶体を含む位相変調器の概略図である。 距離測定配置の測定ヘッドの概略斜視図である。 図3による測定ヘッドの側面図である。 図3および図4による測定ヘッドの上からの平面図である。 図5による結晶体を通ってA-Aに沿って切り取った横断面図である。 物体からの距離を判定する方法の流れ図である。 測定ヘッドの構成の切開斜視図である。 図8による測定ヘッドの上からの平面図である。 位相変調器と光学ユニットとの間のインターフェースの領域における測定ヘッドの拡大図である。 光ファイバと位相変調器との間のインターフェースの領域における測定ヘッドの拡大図である。 フォトニックチップを有する測定ヘッドのさらなる概略図である。
図1のブロック図は、距離測定配置10を概略的に示す。距離測定配置10は、多波長干渉計として構成される。距離測定配置10は、少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビーム12.1および少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビーム12.2を生成する光源12を含む。第1の光ビーム12.1および第2の光ビーム12.2は各々、異なる第1および第2の波長を有する。
光源12は、特に、さらなる干渉可能な単色光ビーム、たとえば第3の光ビーム12.3および第4の光ビーム12.4を生成するように実施することができる。このために、光源12自体が複数のレーザ光源を含むことができ、レーザ光源は、少なくとも第1、第2の光ビームだけでなく、異なる波長を有する少なくとも1つの第3および/または第4の光ビームを生成するようにそれぞれ実施される。光源12によって生成可能である干渉可能な光ビームの波長は、典型的には、赤外範囲内に位置する。これらの波長は、1520nm~1630nmの範囲内に位置することができる。
距離測定配置10は、マルチプレクサ14をさらに含み、マルチプレクサ14により、異なる光ビーム12.1、12.2、12.3、12.4が、共通の測定ビームMに結合され、または共通の測定ビームMを形成するように組合せ可能になる。共通の測定ビームMは、単独で考慮されたときに干渉可能な少なくとも2つの単色スペクトル成分を含むことができる。光源12は同様に、光ファイバによってマルチプレクサ14に結合することができる。
特に、共通の測定ビームMは、最大4つの異なるスペクトル成分を含むことができ、各スペクトル成分は干渉可能である。マルチプレクサ14は、光ファイバによって光源12に結合することができる。特に、マルチプレクサ14は、光ファイバの実装を有することができる。マルチプレクサ14の出力は、単一の光ファイバ41を含むことができ、光ファイバ41は結合器16内へ開いている。結合器16もまた、光ファイバの概念に基づくことができる。例として、結合器16は、光ファイバサーキュレータを含むことができる。結合器16の出力は、ファイバ40によって測定ヘッド18に光結合される。距離測定配置の他の構成の場合、結合器16はまた、部分的に反射するミラーまたはビームスプリッタとして構成することができる。
結合器16のさらなる入力は、光ファイバ42によって検出器配置28に光結合される。測定ヘッド18は、図3~図5により詳細に描写する。測定ヘッド18は、ハウジング19を含む。結合器16の端部に接続された光ファイバ40は、測定ヘッド18のハウジング19の内部へ開いている。ファイバ40は、画成された接続のためにファイバスリーブ48を含むことができる。
光ファイバ40は、測定ヘッド18のハウジング19内で終端する。光ファイバ40は、ファイバ端44を有することができ、ファイバ端44は、ファイバスリーブ48内に締結される。さらに、ファイバスリーブ48は、測定ヘッド18のハウジング19にしっかりと接続することができる。ファイバ端44は、ファイバ端面46を有する。この場合、ファイバ端面46は、出力結合素子45および入力結合素子80の両方として作用する。言ってみれば、ファイバ端44またはファイバ端面46は、結合器16から到達する測定ビームMを信号ビームSおよび基準ビームRに分離する。基準ビームは、ファイバ端面46によって後方反射される。したがって、基準ビームは、光ファイバ40を介して基準経路RPに沿って結合器16内へ後方伝播する。
ファイバ端44、したがってファイバ端面46から出る信号ビームSは、信号経路SPに沿って位相変調器60を通って伝播する。位相変調器の出力で、センサヘッド18は、たとえばレンズまたはレンズシステムの形態の光学ユニット78を含み、光学ユニット78により、信号ビームSは、物体20の反射面上に集束可能である。ここから、信号ビームSは少なくとも部分的に反射される。物体20によって反射された信号ビームS’は、元の信号ビームSとは反対方向に光学ユニット78によって位相変調器60内へ後方結合することができ、元の信号ビームSとは反対の方向に位相変調器60を通って伝播することができる。
その際、反射信号ビームS’は、入力結合素子80によって光ファイバ40内へ後方結合することができる。基準ビームRおよび反射信号ビームS’は、光ファイバ内で互いに干渉することができる。このプロセス内で生じる干渉パターンまたは反射信号ビームS’と基準ビームRとの間の相対位相角は、出力結合素子45と物体20の反射面との間の距離に関する情報を提供する。
入力結合素子80は同様に、ファイバ端面46によって実施することができる。この構成では、ファイバ端面46は、出力結合素子45および入力結合素子の両方として作用し、ファイバ端面46を用いて、測定ビームMから生じる基準ビームRおよび信号ビームSは互いから分離され、ファイバ端面46を用いて、反射信号ビームS’を基準ビームに再び組み合わせることができる。この構成は単純に例示的である。たとえばマッハツェンダーまたはマイケルソンの原理に応じて、距離測定配置10に対する様々な他の構成または他の干渉計実装も考えられる。
基準経路RPに沿って出力結合素子45またはファイバ端面46から光ファイバ40を通って結合器16の方向に伝播する基準ビームと、物体20の表面によって反射され、信号経路SPに沿って伝播する信号ビームSと’の重ね合わせが存在する。以下、基準ビームRおよび物体20によって反射された信号ビームS’の重ね合わせを評価ビームAと呼ぶ。
評価ビームAは、測定ヘッド18から光ファイバ40内を結合器16へ伝播する。結合器16内で、評価ビームAは、さらなる光ファイバ42によって検出器配置28へ案内される。検出器配置28は、デマルチプレクサ26を含み、デマルチプレクサ26は、評価ビームAの干渉可能なスペクトル成分を空間分離し、これらを個々に下流の検出器28.1、28.2、28.3、28.4へ供給する。したがって、検出器28.1は、第1の光ビーム12.1の第1の波長に整合させることができる。さらなる検出器28.2は、少なくとも第2の光ビーム12.2の第2の波長に整合させることができる。同じことが、第3の検出器28.3および第4の検出器28.4にも当てはまる。評価ビームの波長またはスペクトル成分は、個々の検出器28.1、28.2、28.3、および28.4によって各々別個に検出可能および測定可能であり、光源12によって生成される光ビームの波長に対応する。
検出器配置28は、データ取込みユニット30をさらに含み、データ取込みユニット30は、測定技術的な観点から個々の検出器28.1、28.2、28.3、28.4の信号を準備する。例として、データ取込みユニット30は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)として構成することができる。典型的には、データ取込みユニットは、1つまたはそれ以上のアナログデジタル変換器を含み、このアナログデジタル変換器により、個々の検出器28.1、28.2、28.3、または28.4によって生成可能なアナログ信号がデジタル信号に変換可能である。
例として、異なる波長を有する合計4つの干渉可能な光ビーム12.1、12.2、12.3、12.4が提供される場合、各々の場合に測定ビームの4つのスペクトル成分または4つの部分ビームが存在する。したがって、基準ビームはまた、4つの個々の部分ビームを有し、各部分ビームは異なる波長を有する。同じことが、信号ビームおよび物体によって反射された信号ビームにも当てはまる。その際、評価ビームは同様に、基準ビームおよび反射信号ビームの4対の相互に干渉する部分ビームを含むことができる。
データ取込みユニット30は、距離測定配置10のコントローラ24にさらに結合される。コントローラ24は、増幅器22に結合され、増幅器22は、位相変調器60に対する制御信号を増幅する。コントローラ24は、位相変調器60に対する制御信号を生成するように構成される。さらに、コントローラ24は、データ伝達のために外部評価ユニット50に結合可能である。例として、外部評価ユニット50は、コンピュータ、たとえばタブレットPCとして実施することができる。さらに、外部評価ユニット50はまた、データ取込みユニット30によって記録されるデータ信号を処理するために、データ取込みユニット30に直接結合することができる。
特に、コントローラ24は、周期的に時間変動する制御信号を生成するように構成され、この制御信号は、その信号振幅に関して増幅器22を用いて増幅される。増幅された制御信号は、制御信号Sまたは反射信号ビームS’の位相をそれぞれ周期的に時間変調または変動させるために、位相変調器60へ供給される。時間変調中に測定ヘッド18と物体20との間に相対運動はなく、または無視できるほどの相対運動しかない。位相変調は、検出器28.1、28.2、28.3、28.4において周期的に変化する強度分布をもたらす。該当する波長または異なる波長の該当する光ビームに対する正確な位相角は、検出器における強度変調を時間平均することによって判定することができる。
図2は、位相変調器60の機能を概略的に描写する。位相変調器60は、電気光変調器61として構成される。位相変調器60は、結晶体62を含み、結晶体62を通って長手方向に導波路64が延びる。左から結晶体62に当たる信号ビームは、結晶体62を通って長手方向に伝播する。横断方向に、すなわち信号ビームSの伝播方向に直交して、結晶体62に電界が印加される。電気光学変調は、以下の規則に応じて、導波路64に沿って屈折率変化をもたらす。
φ(t)=(2π/λ)LΔn(t)=(π/λ)nrV(t)(L/d)
上式で、λは光ビームの波長であり、V(t)はコントローラ24によって生成される時間変動電圧であり、dは電極間の距離であり、Lは結晶体を通る光ビームの伝播経路の長さであり、Δn(t)は電圧によって誘起される屈折率の変化である。Δn(t)は、それぞれ選択された幾何形状における材料の修正されていない屈折率であるnから判定され、rは、それぞれの結晶方位に依存する結晶体の有効電気光学テンソルを表す。
図3~図6による図は、導波路64が外面上、したがって結晶体62の上側66に実施または配置されることをさらに示す。伝播方向に見た導波路64の左右には、互いに平行にも導波路64に平行にも延びる2つの電極72、74が存在する。電極72、74は、導波路の長手方向範囲のほぼ全体にわたって延びる。特に、導波路64は、結晶体62全体を通って延びる。導波路64は、ファイバ端44に面している端部63を有し、端部63は、ファイバ端44に面している結晶体62の端面内へ開いている。反対側では、導波路64は、光学ユニット78に面している端部65を有し、前記端部は、光学ユニット78に面している結晶体62の端面内へ開いている。
導波路64および2つの電極72、74は、結晶体62の1つの同じ表面66に位置する。図6による横断面図に示すように、特に、電極72、74間にほぼ弧状の形成で延びる電界線75は、導波路64を通ってほぼ横断方向に延びることができる。すなわち、電界線75の方向は、導波路64の長手方向にほぼ直交して延びる。
電極72、74にAC電圧を印加することによって、信号ビームSまたは反射信号ビームS’への対応する位相変調を事実上時間遅延なく変調させることができる。電気光学位相変調器60を用いて、1kHz、2kHz、5kHz、またはさらに10もしくは100kHzを上回る領域内の変調周波数を実現することができる。これにより、特に物体20の表面を走査する目的で、測定の正確さおよび測定の速度を増大させることが可能になる。1Hzまたは数キロヘルツより大きい変調周波数は、物体20の表面の迅速な走査を容易にする。物体の表面上の個々の測定点からの距離は、変調周波数を増大させることによってより迅速に探知することができる。この点に関して、位相変調の変調周波数を増大させることで、たとえば物体20の表面を測定するために、物体20に対する測定ヘッド18の走査運動の速度の増大を可能にする。
最後に、図7は、物体20からの距離を判定する方法の流れ図を概略的に示す。第1の工程100で、第1の波長を有する少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビーム12.1が、たとえば光源12を用いて生成される。次の工程102で、第2の波長を有する少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビームが、第1の光ビームの生成と同時に生成され、第2の波長は第1の波長とは異なる。
次の工程104で、第1の光ビームおよび第2の光ビームは、結合または組合せまたは重畳されて、共通の測定ビームを形成する。そのように形成された測定ビームは、次の工程106で、基準ビームRおよび信号ビームに分割される。基準ビームは基準経路RPに沿って伝播し、信号ビームSは信号経路SPに沿って伝播する。次の工程108で、信号ビームは、位相変調器を用いてその位相角に関して周期的に時間変調される。
意図される上述した距離測定配置10の使用に応じて、さらなる任意選択の方法工程が、物体20によって反射された信号ビームS’および基準ビームRを重ね合わせること、ならびにこれにより干渉パターンを含む評価ビームAを生成することを提供する。
評価ビームAは、そのスペクトル成分に関して、少なくとも第1および第2の異なる波長に対応するように再び空間分割される。その際、個々のスペクトル成分は、検出器配置28を用いて別個に検出される。ここで、それぞれの強度が検出器で測定され、信号ビームは引き続き周期的に時間変調される。これは、光強度の対応する変調をもたらし、この光強度は個々の検出器で測定可能である。最後に、時間平均によって、反射信号ビームおよび基準ビームのそれぞれのスペクトル成分の相対位相角に関する精密な提示を行うことができ、前記提示は、出力結合素子45と物体20の表面との間の絶対距離に関する結論を引き出すことを可能にする。
図8~図11は、測定ヘッド18の実装を示し、測定ヘッド18はハウジング19を含み、ハウジング19内に位相変調器60および光学ユニット78が配置される。光ファイバ、より具体的にはガラスベースの光ファイバ40を、ファイバ結合86を用いて測定ヘッド18上に取外し可能に配置することができる。しかし、前記ファイバはまた、測定ヘッド18に取外し不能にしっかりと接続することもできる。ハウジング19は、突起19aを含み、突起19aの自由端には、たとえば球面または非球面レンズ78の形態の光学ユニット78が配置される。例として、ファイバ結合86は、ファイバによって実施されたプラグイン接続として構成することができる。
この場合、位相変調器60は、長手方向に延びる方形の幾何形状を有する。例として、位相変調器60は、図3~図6に上述したように、ニオブ酸リチウム結晶として構成することができる。別法として、位相変調器60は、nドープおよび/またはpドープされた半導体材料の複数の層を含むことができる。位相変調器は、一体化されたフォトニック位相変調器として、たとえば図12に示すフォトニックチップ161内に実施することができる。
位相変調器60に面しているファイバ端44は、位相変調器60の入口または端面83に機械的に、特に直接接続することができる。特に、図12に示すように、露出されたファイバ端44が、接着剤を用いて、たとえば結晶体62の位相変調器60の端面83、または半導体層構造162の端面183に接続されることが考えられる。可能な限り直接の位相変調器60とファイバ端44との間の結合は、損失のない信号伝送にとって有利である。特に、ファイバ40の屈折率および/または導波路64の屈折率に整合されるいわゆる屈折率整合接着剤は、位相変調器60のファイバ端44と入口面83との間の接着接続のために提供される。
測定ヘッド18は、場合により、温度センサ90を有するように構成することができる。温度センサ90は、距離測定配置10のコントローラ24に信号接続することができる。測定ヘッド18および/または位相変調器60の温度は、温度センサ90を用いて精密に探知することができる。これにより、たとえば任意選択のさらなる冷却および/もしくは加熱素子(図示せず)、またはさらに温度が測定信号に与える起こりうる影響の純粋な演算による補償を使用することで、能動的な温度調整が容易になる。
さらに、測定ヘッド18は、電気プラグインコネクタ82を含み、電気プラグインコネクタ82は、電極72、74と増幅器22との電気接触を容易にする。プラグインコネクタ82と導波路64に沿って延びる電極72、74との間の電気接続は、例示を可能な限り明らかにするために明示されていない。
図9に基づいて識別することができるように、特に、位相変調器60の長手方向軸は、光学ユニット78の光軸Oに関してわずかに傾斜している。図10による例示では、前記傾斜角Wは約5°である。前記傾斜角Wは、3°~10°で変動することができる。この傾斜角Wに対応するように、位相変調器60はまた、突起19aの長手方向範囲に関して傾斜した位置合わせを有する。同様に、端面85の面法線は、位相変調器60、たとえば結晶体62の長手方向軸に対する角度Wを通して傾斜と位置合わせすることができる。
光学ユニット78に面している位相変調器60の端面85の面法線は同様に、傾斜角Wで延びる。位相変調器60の放出側端面85の任意の傾斜構成は、物体上へ誘導された信号ビームSの後方反射RFをもたらし、前記後方反射は常に放出面85で生じ、物体20によって反射された信号ビームS’から離れる方へ延び、したがって前記後方反射は、信号ビームS’に重畳しない。したがって、物体20によって反射され、光学ユニット78によって位相変調器60内へ後方結合された信号ビームS’の後方反射RFによる減損を最小まで回避または低減させることができる。
図11は、ファイバ端44から結晶体62の端面83への機械的連結を示す。そのファイバクラッド40aから露出されたファイバコア40bは、位相変調器60の端面83と機械的に直接接触し、より具体的には位相変調器60の導波路64と機械的に直接接触する。この機械的連結のために、屈折率整合接着剤を提供することができる。
図12によるさらなる例示は、いわゆるフォトニックチップ161内に一体化された位相変調器160のさらなる実装を純粋に概略的に示す。フォトニックチップ161は、測定ヘッド18内または測定ヘッド18上に配置することができる。フォトニックチップ161は、層構造162を有する基板100を含み、層構造162は、複数の異なる形でドープされた半導体層から作られる。導波路164は同様に、層構造162内に位置する。ファイバ端44は同様に、層構造162に直接接着接合することができる。しかし、ファイバ端44はまた、空気間隙を維持しながら、フォトニックチップ161および位相変調器160に光結合することができる。
さらに、フォトニックチップは、ファイバ端44と位相変調器160の入口側端面183との間に配置された少なくとも1つのいわゆるスポットサイズ変換器110を含むことができる。同様に、放出側端面185と光学ユニット78との間には、さらなるスポットサイズ変換器110を提供することもできる。同様に、位相変調器160内への後方反射を回避するために、図10の構成に関連して上述したように、光学ユニット78に面しているスポットサイズ変換器110の放出面の面法線は同様に、光学ユニット78の光軸に対する所定の角度Wの傾斜と位置合わせすることができる。
スポットサイズ変換器を使用して、ファイバ40によって与えられるビーム幾何形状、特にビーム寸法またはビーム断面を、導波路164の要件に整合させることができる。典型的には、同様にチップ161上に配置されたスポットサイズ変換器110を用いて、ファイバ40から出るビームサイズまたはビーム幾何形状を導波路164に対して低減させることができる。
屈折率変調を電気的に誘起するための1つまたはそれ以上の電極172、174を、層構造162に提供することができる。フォトニックチップとして構成された位相変調器160は、特に、電気光学位相変調器または熱光学位相変調器として構成することができる。
フォトニックチップとしての実装は、大量生産に適した、特に費用効果の高い製造を容易にする。したがって、1つまたはそれ以上の処理工程の範囲内で、1つまたは複数のそのような位相変調器160を単一のウェーハ上に同時に生成および構成することができる。
場合により位相変調器60、160の前側端面83、183に直接接続されているファイバ端44は、それぞれ基準ビームおよび反射信号ビームに対する出力結合素子45および入力結合素子80の両方として作用することができる。位相変調器60、160の端面83、183は、ミラー層を備えることができ、またはミラー層で被覆することができる。フォトニックチップ161の実装の場合、チップ161の対応する縁部、すなわちファイバ40に面しているチップの縁部は、基準ビームを形成するため、または測定ビームを基準ビームおよび信号ビームに分割するために、ミラー面として作用することができる。ミラー面は、30%より大きい、50%より大きい、最大で99%の反射率を有することができる。
場合により、図12に示す位相変調器160はまた、温度センサ190に熱結合することができる。たとえばファイバブラッグ格子を含む温度センサ190は、フォトニック集積回路として実施することができ、位相変調器160と同じ基板100上に配置することができる。したがって、温度センサ190および位相変調器160または半導体層構造162は、フォトニックチップ161内にともに一体化することができる。上述した温度センサ90と同様に、温度センサ190は、コントローラ24に信号結合することができ、またはデータ伝達のために結合することができる。
10 距離測定配置
12 光源
14 マルチプレクサ
16 結合器
18 ヘッド
19 ハウジング
19a 突起
20 物体
22 増幅器
24 コントローラ
26 デマルチプレクサ
28 検出器配置
28.1 検出器
28.2 検出器
28.3 検出器
28.4 検出器
30 取込みユニット
40 光ファイバ
44a ファイバクラッド
44b ファイバコア
41 光ファイバ
42 光ファイバ
44 ファイバ端
45 出力結合素子
46 ファイバ端面
48 ファイバスリーブ
50 評価ユニット
60 位相変調器
61 電気光変調器
62 結晶体
63 端部
64 導波路
65 端部
66 表面
72 電極
74 電極
75 電界線
78 光学ユニット
80 入力結合素子
82 電気プラグインコネクタ
83 端面
85 端面
86 光ファイバ結合
90 温度センサ
100 基板
110 スポットサイズ変換器
160 位相変調器
161 フォトニックチップ
162 層構造
164 導波路
172 電極
174 電極
183 端面
185 端面
190 温度センサ

Claims (19)

  1. 物体(20)からの距離を判定する距離測定システムであって:
    第1の波長を有する少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビーム(12.1)、および第2の波長を有する少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビーム(12.2)を生成する少なくとも1つの光源(12)と、
    少なくとも第1の光ビーム(12.1)および少なくとも第2の光ビーム(12.2)を共通の測定ビーム(M)内へ結合しまたは組み合わせるマルチプレクサ(14)と、
    測定ビーム(M)を基準ビーム(R)および信号ビーム(S)に分割する出力結合素子(45)であって、基準ビーム(R)が基準経路(RP)に沿って伝播し、信号ビーム(S)が信号経路(SP)に沿って伝播する出力結合素子(45)と、
    信号経路(SP)内に配置され、信号ビーム(S)の位相を周期的に時間変調するように構成された位相変調器(60;160)と、
    その中または上に位相変調器(60;160)が配置される測定プローブヘッド(18)とを含み、
    ここで、測定プローブヘッド(18)は、光学ユニット(78)を含み、該光学ユニットにより、信号ビーム(S)は物体(20)へ誘導可能であり、かつ/または物体(20)によって反射された信号ビーム(S’)は測定プローブヘッド(18)内へ結合可能であり、そして、
    光学ユニット(78)に面している位相変調器(60;160)の端面(85)は、光学ユニット(78)の光軸に対して傾斜して位置合わせされた面法線(N)を有する、
    前記距離測定システム
  2. 位相変調器(60;160)は、電気光変調器(61)を含む、請求項1に記載の距離測定システム
  3. 電気光変調器(61)は、結晶体(62)と、該結晶体(62)に電気的に接続された少なくとも2つの電気的に作動可能な電極(72、74)とを含む、請求項2に記載の距離測定システム
  4. 結晶体(62)は、ニオブ酸リチウム結晶、リン酸二水素カリウム結晶、またはヒ化ガ
    リウム結晶を含む、請求項3に記載の距離測定システム
  5. 結晶体(62)は、導波路(64)を含む、請求項3または4に記載の距離測定システム
  6. 電極(72、74)は、結晶体(62)の共通の表面(66)上に位置する、請求項3~5のいずれか1項に記載の距離測定システム
  7. 電極(72、74)は、導波路(64)の長手方向に沿って互いに平行に延びる、請求項5または6に記載の距離測定システム
  8. 測定プローブヘッド(18)は、少なくとも1つの光ファイバ(40、41)を介してマルチプレクサ(14)に結合される、請求項1~7のいずれか1項に記載の距離測定システム
  9. 位相変調器(60;160)は、少なくとも1つの光ファイバ(40、41)を介してマルチプレクサ(14)に結合される、請求項1~8のいずれか1項に記載の距離測定システム
  10. 測定プローブヘッド(18)は、光ファイバ(40)によって結合器(16)に結合され、該光ファイバ(40)は、測定プローブヘッド内に位置するファイバ端面(46)を有するファイバ端(44)を有していて、そして、ファイバ端(44)あるいはファイバ端面(46)は、結合器(16)から到達する測定ビーム(M)を信号ビーム(S)および基準ビーム(R)に分離する、請求項1~9のいずれか1項に記載の距離測定システム
  11. 基準ビームは、ファイバ端面(46)によって後方反射され、光ファイバ(40)を介して基準経路(RP)に沿って結合器(16)内へ後方伝播する、請求項10に記載の距離測定システム
  12. 位相変調器(60;160)は、信号経路(SP)内で出力結合素子(45)と光学ユニット(78)との間に配置される、請求項1~11のいずれか1項に記載の距離測定システム
  13. 入力結合素子(80)をさらに含み、該入力結合素子により、基準ビーム(R)および物体(20)によって反射された信号ビーム(S’)は、評価ビーム(A)を形成するように互いに組合せ可能である、請求項1~12のいずれか1項に記載の距離測定システム
  14. 波長選択により評価ビーム(A)を取り込むための検出器(28)をさらに含む、請求項13に記載の距離測定システム
  15. 測定プローブヘッド(18)は、温度センサ(90;190)を含む、請求項1~14のいずれか1項に記載の距離測定システム
  16. 位相変調器(160)は、nドープおよび/またはpドープされた半導体材料、より具体的にはInP、GaAs、InGaAs、SiN、および/またはシリコンオンインシュレータの複数の層を含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の距離測定システム
  17. 請求項1~16のいずれか1項に記載の距離測定システムのための測定プローブヘッド
    (18)であって、ハウジング(19)、光ファイバ結合、位相変調器(60;160)、および光学ユニット(78)を含む前記測定プローブヘッド。
  18. 物体(20)からの距離を判定する方法であって:
    第1の波長を有する少なくとも1つの第1の干渉可能な単色光ビーム(12.1)を生成する工程と、
    第2の波長を有する少なくとも1つの第2の干渉可能な単色光ビーム(12.2)を生成する工程と、
    少なくとも第1の光ビーム(12.1)および少なくとも第2の光ビーム(12.2)を共通の測定ビーム(M)内に結合しまたは組み合わせる工程と、
    測定ビーム(M)を基準ビーム(R)および信号ビーム(S)に分割する工程、ここで、基準ビーム(R)が基準経路(RP)に沿って伝播し、信号ビーム(S)が信号経路(SP)に沿って伝播する、と
    信号経路(SP)内に配置された位相変調器(60;160)を用いて信号ビーム(S)の位相を周期的に時間変調する工程とを含み、
    ここで、位相変調器(60;160)は、光学ユニット(78)を含む測定プローブヘッド(18)上に配置され、該光学ユニットにより、信号ビーム(S)は物体(20)へ誘導可能であり、かつ/または物体(20)によって反射された信号ビーム(S’)は測定プローブヘッド(18)内へ結合可能であり、そして、
    光学ユニット(78)に面している位相変調器(60;160)の端面(85)は、光学ユニット(78)の光軸に対して傾斜して位置合わせされた面法線(N)を有する、
    前記方法。
  19. 請求項1~16のいずれか1項に記載の距離測定システム(10)にデータ結合された評価ユニット(50)またはコントローラ(24)によって実行可能な物体(20)からの距離を判定するコンピュータプログラムであって:
    距離測定システム(10)の信号経路(SP)内に配置された位相変調器(60)を作動させるプログラム手段であって、信号ビーム(S)の位相を周期的に時間変調するように構成されたプログラム手段と、
    検出器(28)を用いて取り込まれた評価ビーム(A)の波長選択による評価のためのプログラム手段とを含む前記コンピュータプログラム。
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