JP6997700B2 - ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを乾燥するためのプロセス - Google Patents

ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを乾燥するためのプロセス Download PDF

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Description

本発明は、例えば、中間体及び生成物流の洗浄及び/または精製に関連して、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの生成において有用なプロセスに関する。特に、本発明は、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234ze)、及び、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)などのフルオロプロペンを含む生成物流を洗浄、及び/または、精製するための方法を提供する。
(ハイドロ)ハロカーボンは、典型的に、冷媒または噴射剤材料として、及び、発泡剤として使用される。最近の20年間で、これらの物質(例えば、ジフルオロジクロロメタン、R12など)の幾つかは、地球のオゾン層を侵食することが分かってきたので、これらの用途で使用される(ハイドロ)ハロカーボンの種類は変更されてきてはいるが、他のもの(例えば、1,1,1,2-テトラフルオロエタン、R134a)は、温室効果ガスとして許容できないほど高い作用を有している。
ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンは、冷媒、噴射剤材料として、ならびに、発泡剤としても良好な性能を提供することで、これらの問題に対処し得る一方で、オゾン層の侵食が小さく、かつ、地球温暖化の作用も小さな、一線を画した化合物として脚光を浴びるようになった。
ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの生成のための様々な方法が提案されている。そのような方法では、結果として得られた生成物を販売条件に適合させる以前に、未使用の試薬及び反応副生成物の除去が必要となる。以前からハイドロフルオロカーボン化合物の生成に使用されていた洗浄技術は、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィン生成物を分解して、副生成物の種類と量を増加し、かつ、全体的な生成物の収率の低下を招く、ことが知られている。
したがって、生成物の収率を低下させ、かつ、有害物質を含有する廃棄物流を形成し得るものであり、及び/または、その処分が困難または高価である、関連生物の最小限の分解を提供し、そして、その双方に対して効果的である、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィン生成物流を洗浄、及び/または、精製するプロセスが必要とされている。本発明は、かようなプロセスを提供する。
生成物流を洗浄、及び/または、精製する方法は、例えば、生成物流に対して水を導入し得るので、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィン生成物流から不要な水を除去するための効率的な方法も必要とされている。本発明は、かようなプロセスを提供する。
第1の態様において、本発明は、1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと水とを含む第1の流体流を、硫酸の供給源と接触させて、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第1の廃硫酸流とを含む第1の処理した流体流を生成することを含む第1の乾燥段階を含み、第1の処理した流体流が、第1の流体流よりも低濃度の水を含む、方法を提供する。
好ましくは、第1の処理した流体流は、1重量%未満の水、例えば、約500ppm未満の水を含む。より好ましくは、第1の処理した流体流は、約250ppm未満の水、約100ppm未満の水、または、約10ppm未満の水を含有している。
好ましくは、第1の流体流は、約20重量%未満のHF、例えば、10重量%未満のHF、5重量%未満のHF、または、1重量%未満のHFを含む。幾つかの実施形態において、第1の流体流は、せいぜい微量のHFしか含まない。
好ましくは、第1の流体流は、約20重量%未満のHCl、例えば、10重量%未満のHCl、5重量%未満のHCl、または、1重量%未満のHClを含む。幾つかの実施形態において、第1の流体流は、せいぜい微量のHClしか含まない。
好ましくは、第1の乾燥段階は、第1の硫黄洗浄容器内で行われる。好ましくは、第1の硫黄洗浄容器内での第1の流体流の残存時間は、約1秒~約60秒である。好ましくは、第1の硫黄洗浄容器内での第1の硫酸の供給源の残存時間は、約5秒~10000秒である。
好ましくは、第1の流体流の少なくとも50重量%は、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。より好ましくは、第1の流体流の少なくとも60重量%、70重量%、または、80重量%は、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。特定の好ましい実施形態において、第1の流体流の少なくとも50重量%は、1つのハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。より好ましくは、第1の流体流の少なくとも60重量%、70重量%、または、80重量%は、1つのハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。
幾つかの好ましい実施形態において、第1の流体流の少なくとも50重量%は、ハイドロフルオロプロペン、ハイドロクロロフルオロプロペン、ハイドロフルオロエチレン、ハイドロフルオロブテン、及び、ハイドロクロロフルオロブテンからなる群から選択されるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。より好ましくは、第1の流体流の少なくとも60重量%、70重量%、または、80重量%は、ハイドロフルオロプロペン、ハイドロクロロフルオロプロペン、ハイドロフルオロエチレン、ハイドロフルオロブテン、及び、ハイドロクロロフルオロブテンからなる群から選択されるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。好ましいハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンは、HFO-1234yf、HFO-1234ze、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd)、2-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233xf)、1,1,1-4,4,4-ヘキサフルオロ-ブタ-2-エン(HFO-1336mzz)、及び、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)を含む。
好ましい実施形態において、第1の硫酸の供給源は、おおよそ60重量%~おおよそ98重量%の濃度の水性硫酸を含む。より好ましくは、第1の硫酸の供給源は、おおよそ75重量%~おおよそ95重量%、例えば、おおよそ78重量%~約94重量%の濃度の水性硫酸を含む。特定の実施形態において、第1の硫酸の供給源は、約78重量%~約90重量%の濃度の水性硫酸を含む。本発明者らは、濃硫酸と比較して硫酸の濃度が僅かに減少しても、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの分解を顕著に抑え、その結果、最終生成物の収率が大きくなり、かつ、廃硫酸流での潜在的有害有機物質の濃度が減少することを知見した。
硫酸の供給源と接触しているときは、第1の流体流が気相にあることが好ましい。好ましくは、第1の流体流は、約10℃~約70℃、例えば、約20℃~約60℃の温度で、硫酸の供給源と接触する。最も好ましくは、第1の流体流は、約20℃~約40℃、例えば、約25℃~約35℃、例えば、おおよそ30℃の温度で、硫酸の供給源と接触する。第1の流体流は、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの縮合を最小化または予防するのに十分な高さの温度で、硫酸の供給源と接触させることが好ましい。
好ましくは、第1の廃硫黄流は、約20000ppm未満のフッ化物、例えば、約15000ppm未満のフッ化物、例えば、約10000ppm未満のフッ化物、約8000ppm未満のフッ化物、約5000ppm未満のフッ化物、約4000ppm未満のフッ化物、約3000ppm未満のフッ化物、または、約2000ppm未満のフッ化物を含む。幾つかの実施形態において、第1の廃硫黄流は、約1000ppm未満のフッ化物、例えば、約500ppm未満のフッ化物を含む。最も好ましい実施形態において、第1の廃硫黄流は、約100ppm未満のフッ化物、例えば、約80ppm未満のフッ化物、約50ppm未満のフッ化物、約40ppm未満のフッ化物、または、約25ppm未満のフッ化物を含む。
好ましい実施形態において、第1の廃硫黄流は、約10000ppm未満の全有機体炭素を含む。例えば、幾つかの実施形態において、第1の廃硫黄流は、約8000ppm未満の全有機体炭素、約5000ppm未満の全有機体炭素、約4000ppm未満の全有機体炭素、約3000ppm未満の全有機体炭素、または、約2000ppm未満の全有機体炭素を含む。幾つかの実施形態において、第1の廃硫黄流は、約1000ppm未満の全有機体炭素を含む。最も好ましい実施形態において、第1の廃硫黄流は、約500ppm未満の全有機体炭素、例えば、約250ppm未満の全有機体炭素、約100ppm未満の全有機体炭素、約50ppm未満の全有機体炭素、または、約25ppm未満の全有機体炭素を含む。
幾つかの実施形態において、方法は、第1の処理した流体流を、第2の硫酸の供給源と接触させて、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第2の廃硫酸流とを含む第2の処理した流体流を生成することを含む第2の乾燥段階を含み、第2の処理した流体流が、第1の処理した流体流よりも低濃度の水を含む。そのような実施形態において、必須ではないが、第1の硫酸の供給源は、約78重量%~約90重量%の濃度の水性硫酸を含むことが好ましい。
第2の乾燥ステップを提供することで、第1の乾燥ステップを、さらに温和な条件下で行うことが可能となり、第1の流体流から大量の水が除去できる一方で、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンとの反応を最小限にできることを、本発明者らは知見した。
好ましくは、第2の乾燥段階は、第2の硫黄洗浄容器内で行われる。好ましくは、第2の洗浄容器内での第1の処理した流体流の残存時間は、約1秒~約60秒である。好ましくは、第2の硫黄洗浄容器内での第2の硫酸の供給源の残存時間は、約5秒~10000秒である。第2の乾燥ステップを含める場合、第1の硫黄洗浄容器内での第1の硫酸の供給源の残存時間を、約5秒~500秒とすることが好ましい。
好ましくは、第2の処理した流体流は、約500ppm未満の水を含む。より好ましくは、第2の処理した流体流は、約250ppm未満の水、約100ppm未満の水、または、約10ppm未満の水を含む。
好ましい実施形態において、第2の硫酸の供給源は、おおよそ60重量%~おおよそ98重量%の濃度で水性硫酸を含む。より好ましくは、第2の硫酸の供給源は、おおよそ75重量%~おおよそ95重量%、例えば、おおよそ78重量%~約94重量%の濃度で水性硫酸を含む。特定の実施形態において、第2の硫酸の供給源は、約90重量%~約94重量%の濃度で水性硫酸を含む。
第1の処理した流体流は、第2の硫酸の供給源と接触している場合、気相にあるのが好ましい。好ましくは、第1の流体流は、約10℃~約70℃、例えば、約20℃~約60℃の温度で、硫酸の供給源と接触する。最も好ましくは、第1の処理した流体流は、約20℃~約40℃、例えば、約25℃~約35℃、例えば、約30℃の温度で、第2の硫酸の供給源と接触する。第1の流体流は、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの縮合を最小化または予防するのに十分な高さの温度で、硫酸の供給源と接触させることが好ましい。
好ましくは、第2の廃硫黄流は、約20000ppm未満のフッ化物、例えば、約15000ppm未満のフッ化物、例えば、約10000ppm未満のフッ化物、約8000ppm未満のフッ化物、約5000ppm未満のフッ化物、約4000ppm未満のフッ化物、約3000ppm未満のフッ化物、または、約2000ppm未満のフッ化物を含む。幾つかの実施形態において、第2の廃硫黄流は、約1000ppm未満のフッ化物、例えば、約500ppm未満のフッ化物を含む。最も好ましい実施形態において、第2の廃硫黄流は、約100ppm未満のフッ化物、例えば、約80ppm未満のフッ化物、約50ppm未満のフッ化物、約40ppm未満のフッ化物、または、約25ppm未満のフッ化物を含む。
好ましい実施形態において、第2の廃硫黄流は、約10000ppm未満の全有機体炭素を含む。例えば、幾つかの実施形態において、第2の廃硫黄流は、約8000ppm未満の全有機体炭素、約5000ppm未満の全有機体炭素、約4000ppm未満の全有機体炭素、約3000ppm未満の全有機体炭素、または、約2000ppm未満の全有機体炭素を含む。幾つかの実施形態において、第2の廃硫黄流は、約1000ppm未満の全有機体炭素を含む。最も好ましい実施形態において、第2の廃硫黄流は、約500ppm未満の全有機体炭素、例えば、約250ppm未満の全有機体炭素、約100ppm未満の全有機体炭素、約50ppm未満の全有機体炭素、または、約25ppm未満の全有機体炭素を含む。
好ましくは、第1の、及び/または、生成されたのであれば、第2の処理した流体流は、実質的に純粋な状態で、または、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィン、及び/または、他のハロゲン化された有機化合物の混合物の一部として、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む。
好ましい実施形態において、第1の、及び/または、生成されたのであれば、第2の処理した流体流は、吸着剤と接触する。吸着剤は、残留酸(例えば、残留HF、及び/または、残留HCl)、残留水、及び/または、残留有機不純物などの残留不純物から選択される1つ以上の成分の濃度を解消または減少する。
幾つかの実施形態において、吸着剤は、ソーダ石灰を含む。他の実施形態において、吸着剤は、1つ以上の分子篩、例えば、2Å~10Å、例えば、約3Å~約6Åの範囲の1つ以上のゼオライトを含む。
幾つかの実施形態において、任意で、吸着剤と接触をした、第2の処理した流体流を、蒸留に供して、残留成分の一部または全部を分離して、例えば、実質的に純粋な生成物流を提供する。
特定の好ましい実施形態において、方法は、先行する酸除去ステップを含む酸除去ステップは、好ましくは、粗生成物流の処理を含み、粗生成物流のあらゆるHF及び/またはHClの少なくとも一部を除去して、第1の流体流を提供する。好ましくは、粗生成物流は、脱ハロゲン化水素反応(例えば、脱フッ化水素、及び/または、脱塩化水素反応)の生成物流である。より好ましくは、脱ハロゲン化水素反応は、1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを提供する。そのようなものとして、粗生成物流は、粗生成物流のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンのモル濃度のおおよそ0.5~1.5倍(例えば、0.8~1.2倍)のモル濃度でHF及び/またはHClを含み得る。粗生成物流は、脱ハロゲン化水素反応の副生成物、及び/または、1つ以上の未反応出発物質であることを意味し得る、1つ以上の(ハイドロ)ハロアルカンも含み得る。
ある好ましい実施形態において、酸除去ステップは、粗生成物流を水と接触させることを含んでおり、水性酸(例えば、HF及び/またはHCl)と処理した生成物流との廃液流を生成し、この処理した生成物流は、粗生成物流よりも低濃度の酸(例えば、低濃度のHF及び/またはHCl)を有する。
代わりの実施形態において、酸除去ステップは、粗生成物流を水性酸の供給源、例えば、水性HF及び/またはHClの供給源と接触させることを含んでおり、水性酸(例えば、HF及び/またはHCl)と処理した生成物流との廃液流を生成し、この処理した生成物流は、粗生成物流よりも低濃度の酸(例えば、低濃度のHF及び/またはHCl)を有する。好ましくは、水性酸の供給源は、水性HFを、少なくとも約40重量%、または、少なくとも約50重量%の濃度で含む。最も好ましくは、水性酸の供給源は、水性HFを、約40重量%~約60重量%の濃度で含む。代わりの実施形態において、水性酸の供給源は、水性硫酸を、例えば、約98重量%未満、例えば、約95重量%未満、または、約90重量%未満の濃度で含む。
特定の実施形態において、HF及び/またはHClは、例えば、フラッシュ分離、及び/または、蒸留によって、水性酸の廃液流から回収される。
幾つかの実施形態において、処理した生成物流は、第1の乾燥段階に対して、例えば、第1の流体流の形態で直接的に提供される。他の実施形態において、処理した生成物流は、第1の乾燥段階に提供される以前に、1つ以上のさらなる処理ステップに供される。
好ましくは、処理した生成物流は、第2の酸除去ステップに供される。第2の酸除去ステップは、好ましくは、処理した生成物流を水性アルカリと接触させることを含んでおり、第2の処理した生成物流と廃水性アルカリ流を生成し、この第2の処理した生成物流は、処理した生成物流よりも低濃度の酸を有する。好ましい実施形態において、水性アルカリの供給源は、水性腐食剤、例えば、水性NaOHまたはKOHを含む。好ましくは、水性NaOHまたはKOHは、約20重量%未満、例えば、約15重量%未満、約10重量%未満、または、約5重量%未満の濃度で提供される。
幾つかの実施形態において、第2の処理した生成物流は、第1の乾燥段階に対して、例えば、第1の流体流の形態で直接的に提供される。他の実施形態において、第2の処理した生成物流は、第1の乾燥段階に提供される以前に、1つ以上のさらなる処理ステップに供される。
本発明のさらなる態様において、1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを生成するための統合プロセスであって、
(i)1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロアルカンを脱ハロゲン化水素して、粗生成物流を形成すること、
(ii)粗生成物流を水または水性酸の供給源と接触させて、処理した生成物流と廃水性酸流とを生成することを含む第1の酸除去ステップに対して、粗生成物流を供すること、
(iii)任意で、処理した生成物流を水性アルカリの供給源と接触させて、第2の処理した生成物流と廃水性アルカリ流とを生成することを含む第2の酸除去ステップに対して、処理した生成物流を供すること、
(iv)第1の流体流を、硫酸の供給源と接触させて、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第1の廃硫酸流とを含む第1の処理した流体流を生成することを含む第1の乾燥段階に対して、処理した生成物流、または、生成されているのであれば、第2の処理した生成物流を、第1の流体流の形態で供すること、を含むプロセスが提供される。
さらなる態様において、本発明は、脱ハロゲン化水素反応の粗生成物流から酸を除去する方法であって、粗生成物流が、1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含有し、
(i)粗生成物流を水または水性酸の供給源と接触させて、処理した生成物流と廃水性酸流とを生成することを含む第1の酸除去ステップに対して、粗生成物流を供すること、
(ii)任意で、処理した生成物流を水性アルカリの供給源と接触させて、第2の処理した生成物流と廃水性アルカリ流とを生成することを含む第2の酸除去ステップに対して、処理した生成物流を供すること、を含む方法を提供する。
幾つかの実施形態において、方法は、第1の流体流を、硫酸の供給源と接触させて、ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第1の廃硫酸流とを含む第1の処理した流体流を生成することを含む第1の乾燥段階に対して、処理した生成物流、または、生成されているのであれば、第2の処理した生成物流を、第1の流体流の形態で供すること、を含む。
別の態様において、本発明は、おおよそ98重量%未満(例えば、おおよそ95重量%、90重量%、85重量%、80重量%、75重量%、70重量%、65重量%、60重量%、55重量%、または、50重量%未満)の濃度の水性硫酸と、フルオロアクリル酸、ポリフルオロアクリル酸、ギ酸、及び、フルオロホルムアルデヒド、及び/または、オリゴマーを含有している1つ以上の不飽和フッ素から選択される1つ以上の化合物とを含む、洗浄廃液を提供する。好ましくは、洗浄廃液は、50重量%~98重量%、例えば、75重量%~95重量%の濃度、例えば、75重量%から前記あるいは、廃液を出す洗浄ステップでの硫酸の濃度の硫酸を含む。
好ましくは、廃液は、約20000ppm未満のフッ化物、約15000ppm未満のフッ化物、約10000ppm未満のフッ化物、約8000ppm未満のフッ化物、約5000ppm未満のフッ化物、約4000ppm未満のフッ化物、約3000ppm未満のフッ化物、約2000ppm未満のフッ化物、約1000ppm未満のフッ化物、約500ppm未満のフッ化物、約100ppm未満のフッ化物、約80ppm未満のフッ化物、約50ppm未満のフッ化物、約40ppm未満のフッ化物、または、約25ppm未満のフッ化物を含む。
好ましくは、廃液は、約10000ppm未満の全有機体炭素、約8000ppm未満の全有機体炭素、約5000ppm未満の全有機体炭素、約4000ppm未満の全有機体炭素、約3000ppm未満の全有機体炭素、約2000ppm未満の全有機体炭素、約1000ppm未満の全有機体炭素、約500ppm未満の全有機体炭素、約250ppm未満の全有機体炭素、約100ppm未満の全有機体炭素、約50ppm未満の全有機体炭素、または、約25ppm未満の全有機体炭素を含む。
本発明の別の態様において、おおよそ60重量%~おおよそ98重量%(例えば、75重量%~おおよそ95重量%、例えば、おおよそ78重量%~おおよそ94重量%、あるいは、おおよそ78重量%~約90重量%)の濃度を有する硫酸を含む再生洗浄液の生成での、上記した洗浄方法での使用のための、上記した洗浄廃液の使用が提供される。
別の態様において、本発明は、本明細書に記載した洗浄方法での、本明細書に記載した再生洗浄液の使用を提供する。
他の実施形態において、廃液を処理して、中和を行い、及び、あらゆるフッ化物、及び/または、有機化合物の少なくとも一部を除去して、安全な廃棄を許容し得る。
上記した好適かつ代わりとなるあらゆる実施形態が、説明を行った本発明の態様のいずれに対しても適用し得ることは、当業者であれば理解できる。
本発明の実施形態を、以下の例と図面を参照して説明する。
本発明の方法を実施するための洗浄工程の概略図を示す。 HFO-1234zeと硫酸とを接触させて生成したフッ化物及び全有機体炭素の応答曲面プロットを示す。 同上 同上 同上 同上 同上
本発明の実施形態を図1に示しており、そこでは、脱ハロゲン化水素反応の粗生成物を処理するための洗浄工程10を示している。粗生成物は、HFO-1234zeを含有するが、洗浄工程は、HFO-1234yf、HCFO-1233zd、HFO-1233xf、HFO-1132a、及び、HFO-1336mzzなどの他のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンの生成においても利用し得る。HFO-1234zeに加えて、粗生成物流は、脱ハロゲン化水素で生成したようなHF及び/またはHCl、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa)、及び/または、1-クロロ-1,3,3,3-テトラフルオロプロパン(HCFC-244fa)などの未反応出発物質も、脱ハロゲン化水素反応の副生成物として生成したものなどの他の有機物質と一緒に、含有している。
要するに、粗生成物流は、供給ライン22を介して、第1の洗浄カラム20へと送られ、その一方で、水は、洗浄ライン24を介して、洗浄カラム20へと供給される。洗浄ライン24は、おおよそ5重量%の濃度のHFを有する流出流を生成するに十分な大量の水流を提供する。粗生成物流に存在するHF及び/またはHClのバルクを、洗浄カラム20内の水に溶解、あるいは、吸着させて、水性HF及び/またはHClの第1の廃液流を生成させて、そのものを、第1の流出ライン26を介して洗浄カラム20から出させる。HF及び/またはHClの含有量が実質的に減少している第1の処理した生成物流を、第2の洗浄カラム30へと続く第2の供給ライン28を介して、第1の洗浄カラム20から排出する。
第2の洗浄カラム30において、第1の処理した生成物流は、第2の洗浄ライン34を介して洗浄カラム30に供給される水性腐食性物質の供給、例えば、水性KOHと接触する。好ましい水性KOHの濃度は、おおよそ20重量%とし得る。水性腐食性物質は、処理した生成物流に残存している微量のHF及び/またはHClと反応して、第2の排出ライン36を介して洗浄カラム30から出る廃腐食剤流を生成する。第2の処理した生成物流は、第2の洗浄カラム30から、第3の供給ライン38を介して、第3の洗浄カラム40へと送られる。
第3の洗浄カラム40は、第1及び第2の洗浄カラム20、30での処理の間、第2の処理した生成物流に入り込んだ水の除去に適応している。第3の洗浄カラムにおいて、第2の処理した生成物流は、第3の洗浄ライン44を介して洗浄カラム40に供給される、おおよそ78重量%~おおよそ90重量%の濃度の水性硫酸の供給と接触する。水性硫酸が、第2の処理した生成物流に存在する水の除去に向けて作用する一方で、硫酸の濃度は、所望の最終生成物であるHFO-1234zeが顕著に分解するリスクを抑えるに十分な低さである。廃水性硫酸は、第3の流出ライン46を介して、第3の洗浄カラム40から除去される一方で、第3の処理した生成物流は、第3の洗浄ライン48を介して、第3の洗浄カラム40から第4の洗浄カラム50へと送られる。
第4の洗浄カラム50は、第3の処理した生成物流からの、さらなる水の除去を提供する。第4の洗浄カラム50において、第3の処理した生成物流は、第3の洗浄ライン54を介して、洗浄カラム50へと供給される、おおよそ90重量%~おおよそ98重量%、最も好ましくは、おおよそ90重量%の濃度の水性硫酸の供給と接触する。水性硫酸は、第3の処理した生成物流に残存している水の高度な除去を提供する。比較的高濃度の硫酸は、水の除去速度を、確かに、第3の洗浄カラム30における速度よりも早くするが、第2の生成物流と比較して、第3の処理した生成物での水の出発濃度が小さいと、酸の接触時間、及び/または、体積の縮小を許し、それにより、所望の最終生成物であるHFO-1234zeの顕著な分解のリスクが抑えられる。廃水性硫酸は、第4の流出ライン56を介して、第4の洗浄カラム50から除去される一方で、第4の処理した生成物流は、第4の供給ライン48を介して、第4の洗浄カラム50から研磨ベッド60へと送られる。
研磨ベッド60は、Sofnolime(登録商標)ソーダ石灰などの吸着剤、または、2Å~6Åの範囲の孔径を有するゼオライトなどの分子篩を含む。研磨ベッドは、第4の処理した生成物流から、あらゆる残留水、酸、及び、不純物を除去する。得られた生成物流は、さらなる蒸留に供し得る。
すべての流出流26、36、46、56は、廃棄し得るし、あるいは、そこに含まれ得るHF及び/またはHCl及び/またはあらゆる有機成分などのあらゆる商業的に価値がある成分を回収にまわして、さらなる使用を確実なものにし得る。しかしながら、幾つかの実施形態において、第4の洗浄カラム50の流出流56は、第3の洗浄カラム40での使用のために、それを第3の洗浄ライン30に供給して再利用し得る。
幾つかの実施形態において、第1の洗浄カラム20を、1つ以上のカラムと交換し得るものであって、洗浄流体は、水性HFを、例えば、おおよそ50重量%の濃度で含む。そのような実施形態において、流出流体でのHFの濃度は、洗浄流体での濃度よりも大きいものと考えられ、また、そこからのHFの効果的な回収、例えば、洗浄液にHFを吸着させて、約70重量%にまでHF濃度を高め、次いで、約70重量%のHFを、他のプロセスでの使用のために回収することができる本質的に無水のHFの流へと蒸留し、及び、約50重量%のHFを含む流は、カラム交換を行うカラム20に戻すことを許容する。
参考例
バッチ式実験を、様々な濃度の30mlの硫酸を用いた100mlのHastelloyオートクレーブにおいて行った。ヘッドスペースを空にした後に、次いで、反応容器に、1.0バールの圧力に達するまで、HFO-1234zeE(約1.2g HFO-1234zeE)を仕込んだ。オートクレーブを、表1に示した、様々な温度の水浴に沈め、そして、様々な時間にわたって500rpmで撹拌をした。
フッ化物測定
各オートクレーブから得た廃液について、イオン選択電極の使用によって、それらのフッ化物含量について試験を行った。測定に先駆けて、緩衝溶液を用いて、それら溶液をpH5.5に調整した。当初の硫酸溶液は、フッ化物を全く含有していなかった。それらの結果を、表1に示している。
全有機体炭素測定
オートクレーブから得た廃液について、圧縮空気を用いて、30分間にわたって散布を行う前後での、それらの全有機体炭素(TOC)含量についても試験を行った。当初の硫酸溶液は、有機炭素を全く含有していなかった。それらの結果を、表1に示している。
Figure 0006997700000001
図2~5に示したように、結果を、一連の応答曲面プロットへと記した。
図2は、98重量%の一定硫酸濃度でHFO-1234zeEを用いた反応後の温度及び接触時間に対するフッ化物レベルを示している。時間と温度が大きくなるにしたがい、それぞれが個別に、廃液中のフッ化物含量を増大しているように見えるが、それら双方の組み合わせが最大の影響力を持ち合わせていることは、プロットの角部にある最高温度と最長接触時間に向かっている曲面の上向き勾配によって示されている。
図3は、98重量%の濃度のHSOとHFO-1234zeEとを、異なる温度及び接触時間で測定したTOCレベルを示している。改めて、時間と温度が大きくなるにしたがい、それぞれが個別に、TOC含量を増大しているように見えるが、それら双方の組み合わせが最大の影響力を持ち合わせている。全般的なTOC濃度は高いように見受けられ、このことは、有機とHSOとの比較的に激しい反応であることを示している。
空気を用いた各溶液の試料の散布は、分解の結果として生成するあらゆる中沸点から低沸点の溶剤を除去し、そして、廃棄前に溶液の処理のためのオプションを強調するようにデザインした。しかしながら、結果は、散布前後の試料の間で、95%の信頼限界内で統計的な差異を示さない。
図4の応答曲面プロットは、溶液に残存するフッ化物含量が、30℃の一定温度で、接触時間及び78重量%~98重量%の硫酸の濃度によって、どのように変化するのかを示している。低濃度の硫酸と短い接触時間では、非常に低レベルのフッ化物しか存在しておらず、接触時間と硫酸濃度とを増大しても、非常に緩慢にしか増えない。硫酸濃度が98重量%に近づくにつれて、接触時間が特に長くなると、フッ化物レベルが不意に急激に増大する。
30℃の一定温度にて、78重量%~98重量%で変化する硫酸濃度について得られたTOC結果(図5を参照されたい)は、フッ化物の結果と同様の傾向を示しており、低濃度の硫酸で、短い接触時間では、存在するTOCはごく僅かであるが、濃度が98重量%に達するまでなると、接触時間に関係なく、TOCレベルは急激に上昇するものと認められる。
さらなる実験を行って、90重量%を超える硫酸濃度の効果を、HFO-1234zeEの安定性に関して研究して、その結果を、図2に示している。これらの実験では、TOCの研究は行っていない。


Figure 0006997700000002
図6は、30℃の一定温度で、90重量%~98重量%の硫酸濃度に対するフッ化物濃度の応答曲面プロットを示している。図から分かるように、接触時間及び硫酸濃度を増加させると、フッ化物が徐々に増える。低濃度での低レベルのフッ化物は、許容可能であると考えられる。図7は、94重量%~98重量%の硫酸濃度に重点を置いた同様のプロットを示している。
HFO-1234zeEでの水の濃度は、接触する硫酸の濃度と洗浄の効率との関数である。様々な濃度の硫酸溶液を超える水の分圧を実証するデータは、平衡濃度を決定するために使用することができる。このデータは、最後(または、唯一)の硫酸スクラバーに供給される硫酸の濃度が、HFO-1234zeEでの水の濃度を100ppm未満になるためには、80重量%を超えるべきである、と示唆している。本結果は、94重量%の硫酸では、フッ化物レベルは、異なる接触時間において、37~76ppmの範囲にある、ことを示している。硫酸濃度が94重量%から増加すると、廃硫酸でのフッ素濃度は急速に上昇し始める。したがって、HFO-1234zeなどのハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを乾燥させるための最適な硫酸濃度は、約90重量%~約94重量%にあると考えられる。上記した結果からも明らかなように、90重量%よりも低い濃度、例えば、78重量%~90重量%の濃度の硫酸は、管理可能なレベルのフッ化物及びTOC(そして、したがって、生成物の分解)をもたらし、及び、そのような範囲内にある濃度は、2つの硫酸乾燥段階の最初の段階に好適であると考えられる。上記した結果からも明らかなように、90重量%よりも低い濃度、例えば、78重量%~90重量%の濃度の硫酸は、管理可能なレベルのフッ化物及びTOC(そして、したがって、生成物の分解)をもたらし、及び、そのような範囲内にある濃度は、2つの硫酸乾燥段階の最初の段階に好適であるものと認められた。
参考例56
30℃にまで温めた30mlの94重量%HSOを用いて、かつ、500rpmで撹拌をして、さらなる実験を行った。ヘッドスペースを空にした後に、オートクレーブに、2.0バールの圧力に達するまでHFO-1234yf(1.2g)を仕込み、そして、HSO廃液のフッ化物濃度を分析する前に、60分間、反応させた。廃硫酸溶液は、検出可能なフッ化物を含んでいなかった。
例57
高濃度と低濃度の硫酸を用いたハイドロフルオロオレフィンの乾燥。
300gのHFO-1234ze(E)またはHFO-1234yfのいずれかを、500mlのWhiteyボンベに入れ、そして、300ppm未満の水を使用した。組成物の水分含量を、水を加える前後に分析した。30gの湿ったハイドロフルオロオレフィンを、50mlの(98重量%(水溶液)または80重量%(水溶液)のいずれかの濃度の)硫酸が入ったWhiteyボンベに加え、そして、10分間、振盪した。乾燥したハイドロフルオロオレフィンは、続いて、10℃で、Whiteyボンベから単離され、そして、水分含量について分析を行った。98重量%のHSO(水溶液)での乾燥の結果を、表3に示し、そして、80重量%のHSO(水溶液)での乾燥の結果を、表4に示す。
Figure 0006997700000003
Figure 0006997700000004
低濃度の範囲にあるハイドロフルオロオレフィンでは、硫酸の乾燥作用が依然として十分に優れたままであることは、この直接比較から明らかである。低濃度での優れた性質は、結果として、所望のハイドロフルオロオレフィンの分解を減少させ、及び、故に、最終生成物の収率がさらに大きくなる。低濃度の硫酸は、廃硫酸流において潜在的な有害有機物質の濃度も低下させる。
例58
(E)-1234zeの試料を含有する水を、60℃で[撹拌することによって]、98重量%硫酸を含む洗浄媒体において[に接触させて]、乾燥させた。次いで、混合物を中和し、そして、溶媒を用いて抽出した。溶媒抽出物を乾燥させ、濾過し、そして、濃縮した。濃縮抽出物の試料を採取し、及び、1-D NMR(H、13C及び19F)、2-D NMR(H-H COSY、及び、H-13C HSQC)、ガスクロマトグラフィー、及び、ISEによって分析して、分解生成物と経路を同定した。
幾つかの分解生成物は、廃洗浄溶液において、幾つかの不飽和フッ素含有オリゴマーと共に、フルオロアクリル酸、ポリフルオロアクリル酸、ギ酸、及び、フルオロホルムアルデヒドを含んでいるものと同定された。
本発明の所与の態様、特徴またはパラメータについての選択及び選択肢は、文脈において特に示されない限り、本発明のすべての他の態様、特徴及びパラメータについてのあらゆる及びすべての選択及び選択肢と組み合わせて開示されているものとして見なされるべきである。
分子、例えば、HFO-1234zeが、E及びZ異性体の形態をとり得る場合、その分子の一般的な開示は、E及びZ異性体の双方を同等に指す、ことを意図している。

Claims (52)

  1. 流体を精製する方法であって、1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと水とを含む第1の流体流を、75重量%~95重量%の濃度の硫酸の供給源と接触させて、前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第1の廃硫酸流とを含む第1の処理した流体流を生成することを含む第1の乾燥段階を含み、前記第1の処理した流体流が、前記第1の流体流よりも低濃度の水を含む、方法。
  2. 1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを生成するための統合プロセスを含む方法であって、
    1つ以上のハイドロ(クロロ)フルオロアルカンを脱ハロゲン化水素して、粗生成物流を形成すること、
    (i)前記粗生成物流を水または水性酸の供給源と接触させて、処理した生成物流と廃水性酸流とを生成することを含む第1の酸除去ステップに対して、前記粗生成物流を供すること、
    (ii)任意で、前記処理した生成物流を水性アルカリの供給源と接触させて、第2の処理した生成物流と廃水性アルカリ流とを生成することを含む第2の酸除去ステップに対して、前記処理した生成物流を供すること、
    (iii)第1の流体流を、75重量%~95重量%の濃度の硫酸の供給源と接触させて、前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第1の廃硫酸流とを含む第1の処理した流体流を生成することを含む第1の乾燥段階に対して、前記処理した生成物流、または、生成されているのであれば、前記第2の処理した生成物流を、第1の流体流の形態で供すること、を含む、方法。
  3. 前記第1の処理した流体流が、1重量%未満の水を含む、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の処理した流体流が、500ppm未満の水を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の流体流が、20重量%未満のHF、10重量%未満のHF、5重量%未満のHF、もしくは、1重量%未満のHFを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の流体流が、20重量%未満のHCl、10重量%未満のHCl、5重量%未満のHCl、もしくは、1重量%未満のHClを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 少なくとも50重量%の前記第1の流体流が、前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の流体流の少なくとも50重量%が、ハイドロフルオロプロペン、ハイドロクロロフルオロプロペン、ハイドロフルオロエチレン、ハイドロフルオロブテン、及び、ハイドロクロロフルオロブテンからなる群から選択されるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の流体流の少なくとも60重量%、70重量%、または、80重量%が、ハイドロフルオロプロペン、ハイドロクロロフルオロプロペン、ハイドロフルオロエチレン、ハイドロフルオロブテン、及び、ハイドロクロロフルオロブテンからなる群から選択されるハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンが、HFO-1234yf、HFO-1234ze、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd)、2-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233xf)、1,1,1-4,4,4-ヘキサフルオロ-ブタ-2-エン(HFO-1336mzz)、及び、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1の硫酸の供給源が、78重量%~94重量%、または、78重量%~90重量%の濃度の水性硫酸を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1の流体流が、10℃~70℃の温度で、硫酸の供給源と接触する、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記第1の流体流が、20℃~60℃、20℃~40℃、25℃~35℃、または、30℃の温度で、硫酸の供給源と接触する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の廃硫酸流が、20000ppm未満のフッ化物、15000ppm未満のフッ化物、10000ppm未満のフッ化物、8000ppm未満のフッ化物、5000ppm未満のフッ化物、4000ppm未満のフッ化物、3000ppm未満のフッ化物、2000ppm未満のフッ化物、1000ppm未満のフッ化物、500ppm未満のフッ化物、100ppm未満のフッ化物、80ppm未満のフッ化物、50ppm未満のフッ化物、40ppm未満のフッ化物、または、25ppm未満のフッ化物を含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第1の廃硫酸流が、10000ppm未満の全有機体炭素、8000ppm未満の全有機体炭素、5000ppm未満の全有機体炭素、4000ppm未満の全有機体炭素、3000ppm未満の全有機体炭素、2000ppm未満の全有機体炭素、1000ppm未満の全有機体炭素、500ppm未満の全有機体炭素、250ppm未満の全有機体炭素、100ppm未満の全有機体炭素、50ppm未満の全有機体炭素、または、25ppm未満の全有機体炭素を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記第1の廃硫酸流が、フルオロアクリル酸、ポリフルオロアクリル酸、ギ酸、及び、フルオロホルムアルデヒド、及び/または、オリゴマーを含有している1つ以上の不飽和フッ素から選択される1つ以上の化合物を含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記方法が、前記第1の処理した流体流を、第2の硫酸の供給源と接触させて、前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンと第2の廃硫酸流とを含む第2の処理した流体流を生成することを含む第2の乾燥段階を含み、前記第2の処理した流体流が、前記流体流よりも低濃度の水を含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1の硫酸の供給源が、78重量%~90重量%の濃度の水性硫酸を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2の処理した流体流が、500ppm未満の水、250ppm未満の水、100ppm未満の水、または、10ppm未満の水を含む、請求項17または請求項18に記載の方法。
  20. 前記第2の硫酸の供給源が、60重量%~98重量%、75重量%~95重量%、78重量%~94重量%、または、90重量%~94重量%の濃度の水性硫酸を含む、請求項17~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記第1の処理した流体流が、10℃~70℃の温度で、第2の硫酸の供給源と接触する、請求項17~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記第1の処理した流体流が、20℃~60℃、20℃~40℃、25℃~35℃、または、30℃の温度で、第2の硫酸の供給源と接触する、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の廃硫酸流が、20000ppm未満のフッ化物、15000ppm未満のフッ化物、10000ppm未満のフッ化物、8000ppm未満のフッ化物、5000ppm未満のフッ化物、4000ppm未満のフッ化物、3000ppm未満のフッ化物、2000ppm未満のフッ化物、1000ppm未満のフッ化物、500ppm未満のフッ化物、100ppm未満のフッ化物、80ppm未満のフッ化物、50ppm未満のフッ化物、40ppm未満のフッ化物、または、25ppm未満のフッ化物を含む、請求項17~22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記第2の廃硫酸流が、10000ppm未満の全有機体炭素、8000ppm未満の全有機体炭素、5000ppm未満の全有機体炭素、4000ppm未満の全有機体炭素、3000ppm未満の全有機体炭素、2000ppm未満の全有機体炭素、1000ppm未満の全有機体炭素、500ppm未満の全有機体炭素、250ppm未満の全有機体炭素、100ppm未満の全有機体炭素、50ppm未満の全有機体炭素、または、25ppm未満の全有機体炭素を含む、請求項17~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記第2の廃硫酸流が、フルオロアクリル酸、ポリフルオロアクリル酸、ギ酸、及び、フルオロホルムアルデヒド、及び/または、オリゴマーを含有している1つ以上の不飽和フッ素から選択される1つ以上の化合物を含む、請求項17~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記第1の、及び/または、生成されているのであれば、前記第2の処理した流体流が、少なくとも99重量%の純度で前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記第1の、及び/または、生成されているのであれば、前記第2の処理した流体流が、少なくとも99.5重量%、または、少なくとも99.9重量%の純度で前記ハイドロ(クロロ)フルオロオレフィンを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1の、及び/または、生成されているのであれば、前記第2の処理した流体流が、吸着剤と接触する、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記吸着剤が、ソーダ石灰、及び/または、1つ以上の分子篩を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記吸着剤が、2Å~10Åの範囲の孔径を有する1つ以上のゼオライトを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記吸着剤が、3Å~6Åの範囲の孔径を有する1つ以上のゼオライトを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 任意で、前記の、または、ある吸着剤と接触している、前記第1の処理した流体流、及び/または、生成されているのであれば、前記第2の処理した流体流が、蒸留に供されて、残存している成分の一部または全部を分離する、請求項1~31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 先行酸除去ステップをさらに含む、請求項1または請求項3~31のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記先行酸除去ステップが、粗生成物流でのあらゆるHF及び/またはHClの少なくとも一部を除去して、第1の流体流を提供する、粗生成物流の処理を含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記粗生成物流が、脱ハロゲン化水素反応(例えば、脱フッ化水素、及び/または、脱塩化水素反応)の生成物流である、請求項2又は34に記載の方法。
  36. 前記酸除去ステップが、前記粗生成物流を水に接触させて、水性酸(例えば、HF、及び/または、HCl)の廃流と処理した生成物流とを生成することを含み、前記処理した生成物流は、粗生成物流よりも低濃度の酸(例えば、低濃度のHF、及び/または、HCl)を有する、請求項2、34又は35に記載の方法。
  37. 前記酸除去ステップが、前記粗生成物流を水性酸の供給源(例えば、水性HF、及び/または、HCl)の供給源に接触させて、水性酸(例えば、HF、及び/または、HCl)の廃流と処理した生成物流とを生成することを含み、前記処理した生成物流は、粗生成物流よりも低濃度の酸(例えば、低濃度のHF、及び/または、HCl)を有する、請求項2、34又は35に記載の方法。
  38. 前記水性酸の供給源が、30重量%~60重量%の濃度で水性HFを含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記水性酸の供給源が、40重量%~60重量%の濃度で水性HFを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記処理した生成物流が、第1の乾燥段階に対して、直接的に提供される、請求項2~39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記処理した生成物流が、第1の乾燥段階に対して、第1の流体流の形態で直接的に提供される、請求項40に記載の方法。
  42. 前記処理した生成物流が、第1の乾燥段階に提供される以前に、1つ以上のさらなる処理ステップに供される、請求項2~39のいずれか一項に記載の方法。
  43. 第2の酸除去ステップに対して前記処理した生成物流を供する、請求項38、39または請求項42に記載の方法。
  44. 前記第2の酸除去ステップが、前記処理した生成物流を、水性アルカリと接触させて、第2の処理した生成物流と廃水性アルカリ流とを生成することを含み、前記第2の処理した生成物流が、前記処理した生成物流よりも低濃度の酸を有する、請求項43に記載の方法。
  45. 前記水性アルカリの供給源が、水性苛性溶液を含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記水性アルカリの供給源が、前記水性苛性溶液が、NaOHまたはKOHである、請求項45に記載の方法。
  47. 前記水性アルカリの供給源の濃度が、10重量%未満または5重量%未満である、請求項45に記載の方法。
  48. 前記第2の処理した生成物流が、第1の乾燥段階に対して、直接的に提供される、請求項43~47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記第2の処理した生成物流が、第1の乾燥段階に対して、第1の流体流の形態で直接的に提供される、請求項48に記載の方法。
  50. 95重量%未満の濃度の水性硫酸と、フルオロアクリル酸、ポリフルオロアクリル酸、ギ酸、及び、フルオロホルムアルデヒド、及び/または、オリゴマーを含有している1つ以上の不飽和フッ素から選択される少なくとも1つの化合物とを含む、洗浄廃液であって、前記洗浄廃液が20000ppm未満のフッ化物を含む、洗浄廃液
  51. 5000ppm未満のフッ化物、10000ppm未満のフッ化物、8000ppm未満のフッ化物、5000ppm未満のフッ化物、4000ppm未満のフッ化物、3000ppm未満のフッ化物、2000ppm未満のフッ化物、1000ppm未満のフッ化物、500ppm未満のフッ化物、100ppm未満のフッ化物、80ppm未満のフッ化物、50ppm未満のフッ化物、40ppm未満のフッ化物、または、25ppm未満のフッ化物を含む、請求項50に記載の液。
  52. 10000ppm未満の全有機体炭素、8000ppm未満の全有機体炭素、5000ppm未満の全有機体炭素、4000ppm未満の全有機体炭素、3000ppm未満の全有機体炭素、2000ppm未満の全有機体炭素、1000ppm未満の全有機体炭素、500ppm未満の全有機体炭素、250ppm未満の全有機体炭素、100ppm未満の全有機体炭素、50ppm未満の全有機体炭素、または、25ppm未満の全有機体炭素を含む、請求項50または51に記載の液。
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