JP6996383B2 - ポリオレフィン微多孔膜の製造方法 - Google Patents
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Description
前記押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のメルトインデックス測定法に基づく粘度(MI)に対する、前記口金から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの比が100~140%の範囲内であることを特徴とするポリオレフィン微多孔膜の製造方法である。
〔1〕 前記押出機において、ポリオレフィン樹脂及び可塑剤により調製されたポリオレフィン溶液からガスを吸引し排気する。
〔2〕 前記ガスを吸引する時の吸引圧が-10~-100kPaの範囲である。
〔3〕 前記押出機と前記口金との間に配管が設置されている。
〔4〕 前記配管の温度が150~300℃の範囲である。
〔5〕 ポリオレフィン溶液が、前記押出機より押出されてから前記配管を経由して前記口金よりシート状に吐出されるまでの滞留時間が10~120分の範囲である。
〔6〕 前記口金から吐出されたポリオレフィン溶液を測定サンプルとして取り出し、この測定サンプルにおける粘度を時間の経過と共に複数回測定して、これら測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットすると共に近似直線を作成した時、この近似直線における相関係数R2は、0.8以上である。
〔7〕 前記口金からシート状に吐出されポリオレフィン溶液の、前記口金の中央部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIに対する、前記口金の端部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの比が100~130%の範囲内である。
〔8〕 前記ポリオレフィン樹脂は、ポリエチレン及びポリプロピレンの少なくとも一方を含有する。
1)押出機と口金とが一定以上の長さの配管で連結されている場合
配管の長さが一定以上の長さであると、ポリオレフィン溶液の滞留時間が長くなり、それに伴いポリオレフィン溶液を溶融状態に維持するために加熱する時間が長くなる。このような場合、配管中に酸素が存在すると、配管の加熱により、ポリオレフィン溶液の酸化による劣化が促進される。
2)押出機と口金が配管を経由せず直結されているか、押出機と口金とが長さの短い配管で連結されている場合
2)-1.使用する樹脂が酸素との反応性が高く、劣化し易い場合、押出機と口金との間の滞留時間が短い場合であっても熱酸化による劣化が起こり得る。
2)-2.使用する樹脂の粘度が高い場合、樹脂溶液を流れやすくするために押出機後段から口金までを高温にする必要があり、押出機と口金との間の滞留時間が短い場合であっても高温での熱酸化による劣化が起こり得る。
2)-3.樹脂と可塑剤との混合割合における樹脂濃度が高く、ポリオレフィン溶液の濃度が高い場合、前記2)-2と同様に、押出機後段から口金までを高温にする必要があり、押出機と口金との間の滞留時間が短い場合であっても高温での熱酸化による劣化が起こり得る。
下記式で表される、前記押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のMIに対すると、前記口金から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの比、すなわち
(口金から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMI)÷(押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のMI)×100
を100~140%の範囲内とする。当該比率を、140%以下、好ましくは130%以下、更に好ましくは110%以下とすることで、ポリオレフィン溶液の熱酸化を抑制し、歩留まり、品質及び収率の改善の効果を得ることができる。また、当該比を100%以上、好ましくは101%以上、更に好ましくは104%以上とすることで、良好な口金吐出性を維持することができる。
a)前記ポリオレフィン樹脂を押出機内に供給する。
b)供給された前記ポリオレフィン樹脂を加熱する。
c)加熱された前記ポリオレフィン樹脂に可塑剤を添加し混合・混練してポリオレフィン溶液を調整する。
d)前記ポリオレフィン溶液を調製後、前記押出機内のガス(空気)を吸引し排気する。
e)混練後の前記ポリオレフィン溶液を押出機から押し出し、前記口金からシート状に吐出する。
f)シート状に押出された前記ポリオレフィン溶液を冷却してゲルシートを形成する。
g)前記ゲルシートを延伸する。
h)延伸後のゲルシートから可塑剤を除去して微多孔膜(フィルム)を形成する。
i)前記フィルムを乾燥させる。
以下、各工程順に説明する。
本工程ではポリオレフィン樹脂を、押出機の原料投入部より押出機内に供給する。この樹脂投入の際に、ポリオレフィン溶液の酸化の原因となる空気が混入する。なお、この空気の混入を防ぐことは作業工程上困難であるため、本発明では、後述する工程にて、空気を排気する工程を設けている。
本工程では、供給されたポリオレフィンが押出機内部で加熱される。具体的な加熱温度は、使用するポリオレフィンの種類によって異なるが、例えば、ポリエチレンの場合は140~250℃、特に150~250℃であるのが好ましく、ポリプロピレンの場合は160~250℃、特に180~250℃であることが好ましい。
ポリオレフィン樹脂と可塑剤の混練完了時、調製されたポリオレフィン溶液は、高温状態になっているため、押出機への原料投入の際に混入した空気の存在により、酸化反応が起こり得る状態にある。本工程では、この酸化反応の原因となる空気を吸引し排気することが好ましい。押出機内の空気は、原料の混練開始とともに、原料である樹脂と混在する状態になるが、混練が進むにつれて、押出機内の圧力により気泡同士が徐々に凝集し、混練完了時(押出機の最終段)には、一か所に集まる。このため、空気の排気は、押出機内にて気泡が集まる場所、即ち、混練が完了する最終段に、ベント孔を形成し、排気筒を介して真空ポンプで押出機内を排気する。このようにして、ポリオレフィン溶液に含まれていた空気が排気される。
前記ポリオレフィン溶液は、前記押出機から押出された後、前記口金からシート状に吐出されるまでの間、配管を経由する。このときの配管の温度は150~300℃、特に180~250℃の範囲であることが好ましい。配管の温度を150℃以上に設定することにより、ポリオレフィン溶液の溶融状態を維持できる。また配管の温度を300℃以下に設定することにより、ポリオレフィン溶液の劣化が最小限に抑制できる。
ゲル状シートの形成方法として、例えば日本国特許第2132327号公報及び日本国特許第3347835号公報に開示の方法を利用することができる。冷却は少なくともゲル化温度までは50℃/分以上の速度で行うのが好ましい。冷却は25℃以下まで行うのが好ましい。冷却により、成膜用溶剤によって分離されたポリオレフィンのミクロ相を固定化することができる。冷却速度が前記範囲内であると結晶化度が適度な範囲に保たれ、延伸に適したゲル状シートとなる。冷却方法としては冷風、冷却水等の冷媒に接触させる方法、冷却ロールに接触させる方法等を用いることができるが、冷媒で冷却したロールに接触させて冷却させることが好ましい。
ゲル状シートの延伸は、湿式延伸ともいう。湿式延伸は、少なくとも一軸方向に行う。ゲル状シートは成膜用溶剤を含むので、均一に延伸できる。ゲル状シートは、加熱後、テンター法、ロール法、インフレーション法、又はこれらの組合せにより所定の倍率で延伸するのが好ましい。延伸は一軸延伸でも二軸延伸でもよいが、二軸延伸が好ましい。二軸延伸の場合、同時二軸延伸、逐次延伸及び多段延伸(例えば同時二軸延伸及び逐次延伸の組合せ)のいずれでもよい。
乾燥温度はポリオレフィン樹脂の結晶分散温度(Tcd)以下であるのが好ましく、特にTcdより5℃以上低いのが好ましい。乾燥は、微多孔膜フィルムを100質量%(乾燥重量)として、残存洗浄溶媒が5質量%以下になるまで行うのが好ましく、3質量%以下になるまで行うのがより好ましい。残存洗浄溶媒が前記範囲内であると、後段の微多孔膜フィルムの延伸工程及び熱処理工程を行ったときにポリオレフィン微多孔膜の空孔率が維持され、透過性の悪化が抑制される。
[メルトフローレイト(MI)]
JIS K 7210-1(2014)に準じて試験温度及び荷重をそれぞれ230℃、2.16kgf(21.18N)に設定してA法にて測定した(単位:g/10分)。
押出機により溶融・混連した後に吐出されるポリオレフィン溶液を測定サンプルとして採取すると共に、この測定サンプルのMIを1分毎に測定して、吐出後10分までのMIについて平均値(A)を求めた。
押出機により溶融・混連した後に吐出されるポリオレフィン溶液を測定サンプルとして採取し、この測定サンプルにおけるMIを時間の経過と共に複数回測定し、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットし、傾きを求めた。
近似直線の算出方法
最小二乗法により偏差平方の和が最小となるよう、下記式を用いて直線の傾きbと切片aを決定した。
y=bx+a
b=S(xy)/S(xx)
a=(y平均値)-b(x平均値)
S(xy)=Σ(x-(x平均値))(y-(y平均値))
S(xx)=Σ(x-(x平均値))2
S(yy)=Σ(y-(y平均値))2
(xi, yi):測定値
b:傾き
a:切片
・押出機吐出 MIのR2
押出機より吐出されるポリオレフィン溶液のMIを時間の経過と共に複数回測定して、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットすると共に近似直線を作成し、この近似直線におけるプロットの相関係数R2を求めた。
相関係数の算出方法
下記式を用いて相関係数R2を求めた。
R2=(S(xy)/√(S(xx)・S(yy)))2
S(xy)=Σ(x-(x平均値))(y-(y平均値))
S(xx)=Σ(x-(x平均値))2
S(yy)=Σ(y-(y平均値))2
・口金吐出 中央部のMIの平均値(g/10min)
押出機を経由し、口金から吐出されるポリオレフィン溶液を口金中央部より20mm幅でサンプルとして切り取り、このサンプルのMIを1分毎に測定して、吐出後10分までの平均値(B)を求めた。
押出機を経由し、口金から吐出されるポリオレフィン溶液を口金中央部より20mm幅でサンプルとして切り取り、このサンプルにおけるMIを時間の経過と共に複数回測定し、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットし、傾きを求めた。
口金中央部より吐出されるポリオレフィン溶液を20mm幅でサンプルとして切り取り、このサンプルにおけるMI測定を時間の経過と共に複数回測定して、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットすると共に近似直線を作成し、この近似直線におけるプロットの相関係数R2を求めた。
押出機を経由し、口金から吐出されるポリオレフィン溶液について、TD方向におけるエッジを含む両端部から20mm幅でサンプルとして切り取り、このサンプルのMIを1分毎に測定して、吐出後10分までの平均値(C)を求めた。
押出機を経由し、口金から吐出されるポリオレフィン溶液について、TD方向におけるエッジを含む両端部から20mm幅でサンプルとして切り取り、MIを時間の経過と共に複数回測定し、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットし、傾きを求めた。
口金端部より吐出されるポリオレフィン溶液を20mm幅でサンプルとして切り取り、このサンプルにおけるMIを時間の経過と共に複数回測定して、これらの測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットすると共に近似直線を作成し、この近似直線におけるプロットの相関係数R2を求めた。
押出機吐出 MIの平均値(A)に対する、口金吐出 中央部MIの平均値(B)の比をとり押出機-口金(中央)間のMIの比を求めた。式で表すと以下のとおりである。
(MIの比)=(口金中央部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(B))÷(押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(A))×100
・押出機-口金(端部) MIの比(%)
押出機吐出 MIの平均値(A)に対する、口金吐出 端部MIの平均値(C)の比をとり押出機-口金(端部)間のMIの変化率を求めた。式で表すと以下のとおりである。
(MIの比)=(口金端部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(C))÷(押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(A))×100
・シート中央部-端部 MIの比(%)
口金吐出 中央部MIの平均値(B)に対する、口金吐出 端部MIの平均値(C)の比をとり口金(中央部)-口金(端部)間のMIの比を求めた。式で表すと以下のとおりである。
(MIの比)=(口金端部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(C))÷(口金中央部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの平均値(B))×100 。
微多孔膜を95mm×95mmに切り出し、照明付き拡大鏡ルーペ(PEAK社製、ILLUMINATING LUPE)の上に皺なく広げ、透過光で微多孔膜を観察した。長径0.3cm以上の透明な斑点を数え、斑点の数が3個以内の物を◎(優)、3個を超え5以内のものを○(良)、5個を超え10個以内のものを△(可)、10個を超えたものを×(不可)と評価した。
200時間口金よりポリオレフィン樹脂組成物を吐出させた後に、口金に付着したコゲを観察した。口金下面に付着するコゲつきに関して、コゲ付きが軽微なもの(口金下面の面積に対してコゲの付着面積が30%以下)を○、コゲ付きがみられるもの(口金下面の面積に対してコゲの付着面積が30~50%)を△、コゲ付きが強いもの(口金下面の面積に対してコゲの付着面積が50%以上)を×と評価した。
表1に示す組成及び条件にて、ポリオレフィン樹脂と可塑剤である流動パラフィンと酸化防止剤としてテトラキス[メチレン-3-(3,5-ジターシャリーブチル-4-ヒドロキシフェニル)-プロピオネート]メタン(ポリオレフィン樹脂100質量部当たり0.3質量部)を二軸押出機にて、溶融混練し、ポリオレフィン樹脂組成物を調製し、二軸押出機からT形状の口金に供給し、押し出した。押出し成形体を、冷却ロールで引き取りながら冷却し、ゲル状シートを形成した。ゲル状シートを、テンター延伸機により110℃でMD方向及びTD方向ともに5倍で同時二軸延伸(湿式延伸)した。延伸ゲル状シートを20cm×20cmのアルミニウム枠板に固定し、25℃に温調した塩化メチレン浴中に浸漬し、100rpmで3分間揺動しながら流動パラフィンを除去し、室温で風乾し、乾燥膜を得た。乾燥膜を、バッチ式延伸機を用いて、126℃で表1に記載の乾式延伸倍率にてMD方向、TD方向に乾式延伸した。次に、この膜をテンター法により、126℃で8%収縮させながら熱緩和処理を行った。得られたポリオレフィン微多孔質膜の評価結果を表1に併せて記載した。なお、表1中、UHMwPEは、Mwが2.0×106の超高分子量ポリエチレンを示し、HDPEは、Mwが6.0×105の高密度ポリエチレンを示す。溶融混練物(樹脂組成物)中の樹脂濃度(wt%)とは、ポリオレフィン樹脂と可塑剤の合計に対するポリオレフィン樹脂の含有量を示す。PE滞留時間(分)は、押出機より押出されてから口金に到達するまでの時間とし、「ポリマーラインの総体積/吐出量」にて算出する。総面倍率は、湿式延伸前のゲル状シートを基準として、乾式延伸後(熱固定処理前)のポリオレフィン微多孔膜の面積延伸倍率を示す。
実施例1~5の製造方法は、樹脂組成物のMIの変化率が所定の範囲を満たしているため、前記押出機から押出されてから、前記口金からシート状に吐出される迄の工程において、ポリオレフィン溶液の酸化が抑制されており、得られた微多孔膜の表面の外観は良好である。また口金端部の汚れ等がなく、製造工程における歩留まり、品質及び収率が向上している。
Claims (5)
- ポリオレフィン樹脂及び可塑剤を押出機により混練してポリオレフィン溶液を調製し、次いでこのポリオレフィン溶液を口金からシート状に吐出した後、延伸及び前記可塑剤の除去を行う工程を含むポリオレフィン微多孔膜の製造方法であって、
前記押出機から押出された直後のポリオレフィン溶液のメルトインデックス測定法に基づく粘度(MI)に対する、前記口金から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの比が100~140%の範囲内であり、
前記押出機において、ポリオレフィン樹脂及び可塑剤により調製されたポリオレフィン溶液からガスを吸引し排気し、前記ガスを吸引する時の吸引圧が-10~-100kPaの範囲であり、
前記押出機と前記口金との間に配管が設置されており、前記ポリオレフィン溶液が、前記押出機より押出されてから前記配管を経由して前記口金よりシート状に吐出されるまでの滞留時間が10~120分の範囲であることを特徴とするポリオレフィン微多孔膜の製造方法。 - 前記配管の温度が150~300℃の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のポリオレフィン微多孔膜の製造方法。
- 前記口金から吐出されたポリオレフィン溶液を測定サンプルとして取り出し、この測定サンプルにおける粘度を時間の経過と共に複数回測定して、これら測定結果を時間と粘度との相関関係を表すグラフにプロットすると共に近似直線を作成した時、この近似直線における相関係数R2は、0.8以上となることを特徴とする請求項1または2に記載のポリオレフィン微多孔膜の製造方法。
- 前記口金からシート状に吐出されポリオレフィン溶液の、前記口金の中央部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIに対する、前記口金の端部から吐出された直後のポリオレフィン溶液のMIの比が100~130%の範囲内であることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のポリオレフィン微多孔膜の製造方法。
- 前記ポリオレフィン樹脂はポリエチレン及びポリプロピレンの少なくとも一方を含有することを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のポリオレフィン微多孔膜の製造方法。
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