JP6995696B2 - 燃料噴射装置及びガスタービン - Google Patents

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Description

この発明は、燃料噴射装置及びガスタービンに関する。
ガスタービンやボイラー等の燃料噴射装置は、圧縮空気と燃料ガスとを予め混合させた混合気を燃焼器に供給している場合が多い。
特許文献1には、圧縮空気と燃料ガスとを混合した混合気を、円形の基板に規則的に形成された複数の噴出孔から噴出する燃料噴射装置が開示されている。
特開2016-080214号公報
特許文献1に記載されているような燃料噴射装置においては、低NOx(窒素酸化物)化する為に、圧縮空気と燃料ガスとを均一に混合することが望まれている。具体的には、圧縮空気と燃料ガスとは、燃料噴射装置の複数の噴出孔に到達するまでに、均一に混合された状態になることが好ましい。
しかしながら、予混合チューブを用いて空気に燃料ガスを噴射して空気と燃料ガスとを混合している場合、空気と燃料ガスとを十分に混合させるためには、予混合チューブの長さを長くする必要がある。予混合チューブが長くなると、部品コストが上昇したり、燃焼安定性が低下して燃焼振動が生じたりする可能性がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、予混合チューブの長さが長くなることを抑制しつつ、空気と燃料ガスとを十分に混合させることが可能な燃料噴射装置及びガスタービンを提供するものである。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明の第一態様によれば、燃料噴射装置は、予混合チューブと、燃料導入部と、下流側プレートと、を備える。予混合チューブは、導入口から内部空間に空気を導入する。予混合チューブは、前記空気と燃料とを混合した混合気を吐出口から吐出する。燃料導入部は、前記内部空間に燃料を導入する。下流側プレートは、前記予混合チューブの前記吐出口側の端部が貫通し、前記予混合チューブの下流側の端部を支持する。前記予混合チューブは、チューブ本体と、案内部と、を備える。チューブ本体には、前記導入口に近い側の上流側端部に内部空間と外部空間とを連通する貫通孔が形成されている。案内部は、前記予混合チューブの軸線を中心とした周方向における前記貫通孔の端部から前記周方向と前記軸線の延びる軸線方向との両方と交差するように延びる。前記案内部は、前記周方向における前記貫通孔の第一端部から、前記導入口の内側で、且つ前記貫通孔の第二端部に近づく側に向かって延びる内側案内部を備え、前記周方向における前記内側案内部の長さは、前記周方向における前記貫通孔の長さよりも短い。
このように構成することで、予混合チューブの内部空間に導入される空気の一部が上流側端部に形成された貫通孔を介して予混合チューブの内部空間に導入される。このとき、空気は、周方向における貫通孔の端部から、周方向および軸線の延びる軸線方向の両方と交差するように延びる案内部によって案内される。この案内部によって案内された空気の流れは、周方向に向かう流れを含む。そのため、予混合チューブの内部空間に導入された空気の流れは、予混合チューブの軸線を中心とした旋回流を含むようになる。そのため、旋回流によって空気と燃料との混合が促進される。
したがって、予混合チューブの長さが長くなることを抑制しつつ、空気と燃料ガスとを十分に混合させることが可能となる。
さらに、内側案内部によって空気を案内させることで、貫通孔を介して内部空間に導入される空気を、周方向における貫通孔の第一端部から第二端部に向かう方向へ旋回させることができる。
この発明の第態様によれば、燃料噴射装置は、導入口から内部空間に空気を導入し、前記空気と燃料とを混合した混合気を吐出口から吐出する予混合チューブと、前記内部空間に燃料を導入する燃料導入部と、前記予混合チューブの前記吐出口側の端部が貫通、前記予混合チューブの下流側の端部を支持する下流側プレートと、を備え、前記予混合チューブは、前記導入口に近い側の上流側端部に前記内部空間と外部空間とを連通する貫通孔が形成されたチューブ本体と、前記予混合チューブの軸線を中心とした周方向における前記貫通孔の端部から前記周方向と前記軸線の延びる軸線方向との両方と交差するように延びる案内部と、を備え、前記案内部は、前記周方向における前記貫通孔の第二端部から、前記導入口の外側で、且つ前記貫通孔の第一端部に近づく側に向かって延びる外側案内部を備え、前記周方向における前記外側案内部の長さは、前記周方向における前記貫通孔の長さよりも短い
このように構成された外側案内部によって空気を案内させることで、貫通孔を介して内部空間に導入される空気を、周方向における貫通孔の第一端部から第二端部に向かう方向へ旋回させることができる。
この発明の第態様によれば、第一又は第二態様に係る案内部及び貫通孔は、前記導入口の周方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。
このように構成することで、空気を複数の貫通孔から内部空間に同時に導入することができる。複数の貫通孔から内部空間に導入される空気は、複数の貫通孔から延びる案内部によって案内されるため、内部空間に導入される空気の旋回流をより一層強めることができる。
この発明の第態様によれば、第一から第態様の何れか一つの態様に係る燃料導入部は、ノズルを備えていても良い。ノズルは、前記導入口から前記内部空間に挿入されて、先端部から燃料を噴射する。
このように構成することで、導入口から挿入されたノズルによって予混合チューブの内部空間に燃料を噴射する場合に、ノズルの周囲を流れて下流側に向かって流れる空気の流れに旋回流を生じさせることができる。そのため、ノズルの下流側で旋回流によって空気と燃料とを十分に混合させて吐出口から吐出させることができる。
この発明の第態様によれば、第一から第態様の何れか一つの態様に係る燃料導入部は、前記下流側プレートと、上流側プレートと、燃料供給管と、燃料貫通孔形成部と、を備えていても良い。上流側プレートは、予混合チューブの外壁と、前記下流側プレートとの間にプレナムを形成する。上流側プレートは、前記下流側プレートよりも前記導入口に近い側に配置され、前記予混合チューブを貫通させる上流側貫通孔を有する。燃料供給管は、前記プレナムに燃料を供給する。前記燃料貫通孔形成部は、前記予混合チューブの外壁の一部を形成し、前記予混合チューブの前記外壁を貫通する燃料貫通孔を形成する。 このように構成することで、燃料供給管からプレナムに燃料が供給され、プレナムから内部空間に燃料が供給される場合に、予混合チューブの内部空間に旋回流を形成することができる。したがって、予混合チューブの内部空間でプレナムから供給された燃料と空気とを十分に混合させて吐出口から吐出させることができる。
この発明の第態様によれば、ガスタービンは、第一から第態様の何れか一つの態様に係る燃料噴射装置を備える。
このように構成することで、空気と燃料とを十分に混合できるため窒素酸化物を低減できる。さらに、予混合チューブの全長を短くできるため燃焼振動を抑制できる。
上記燃料噴射装置およびガスタービンによれば、予混合チューブの長さが長くなることを抑制しつつ、圧縮空気と燃料ガスとを十分に混合させることが可能となる。
この発明の第一実施形態におけるガスタービンの概略構成を示す構成図である。 この発明の第一実施形態における燃料噴射装置の概略構成を示す断面図である。 この発明の第一実施形態における予混合チューブのチューブ本体の上流側の端部を拡大した斜視図である。 この発明の第一実施形態における予混合チューブのチューブ本体を軸線方向から見た図である。 この発明の第二実施形態における図4に相当する図である。 この発明の第二実施形態における予混合チューブの配置例を示す図である。 この発明の第三実施形態における図4に相当する図である。 この発明の実施形態の他の変形例における図2に相当する図である。
(第一実施形態)
次に、この発明の第一実施形態における燃料噴射装置及びガスタービンを図面に基づき説明する。
図1は、この発明の実施形態におけるガスタービンの概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、この実施形態のガスタービン100は、圧縮機51と、複数の燃焼器52と、タービン53と、を備えている。
圧縮機51は、外気Aoを圧縮して圧縮空気Aを生成する。圧縮機51は、圧縮機ロータ56と、圧縮機車室57と、複数の圧縮機静翼列58と、を有している。
圧縮機ロータ56は、ガスタービン軸線Arを中心として回転する。圧縮機ロータ56は、圧縮機ロータ軸59と、複数の圧縮機動翼列60と、を有している。圧縮機ロータ軸59は、ガスタービン軸線Arに沿って延びている。複数の圧縮機動翼列60は、圧縮機ロータ軸59に取り付けられている。
圧縮機車室57は、圧縮機ロータ56を回転可能に覆っている。
複数の圧縮機動翼列60は、ガスタービン軸線Arの軸線方向に並んでいる。各々の圧縮機動翼列60は、いずれも、ガスタービン軸線Arの周方向に並んでいる複数の動翼(図示せず)で構成される。複数の圧縮機動翼列60の下流側には、それぞれ圧縮機静翼列58が配置されている。
複数の圧縮機静翼列58は、いずれも、圧縮機車室57の内側に固定されている。複数の圧縮機静翼列58は、いずれも、ガスタービン軸線Arの周方向に並んでいる複数の静翼(図示せず)で構成される。
複数の燃焼器52は、高温・高圧の燃焼ガスGを生成する。複数の燃焼器52は、中間車室67に固定されている。複数の燃焼器52は、それぞれガスタービン軸線Arの周方向に間隔をあけて配置されている。
複数の燃焼器52は、それぞれ燃料噴射装置1と燃焼筒69とを備えている。
燃料噴射装置1は、圧縮機51で圧縮された圧縮空気Aと、燃料ガスFとの混合気を生成して燃焼筒69に供給する。燃料噴射装置1は、燃焼器52の外筒(図示せず)の内部に配置されている。
燃焼筒69は、燃料噴射装置1から供給される混合気を燃焼させて、燃焼した燃焼ガスGをタービン53に導く。
タービン53は、燃焼ガスGの持つ熱エネルギーを回転エネルギーに変換する。タービン53は、タービンロータ61と、タービン車室62と、複数のタービン静翼列63と、を備えている。タービンロータ61は、ガスタービン軸線Arを中心として回転する。タービンロータ61は、タービンロータ軸64と、複数のタービン動翼列65と、を有している。タービンロータ軸64は、ガスタービン軸線Arに沿って延びている。タービンロータ61は、上述した圧縮機ロータ56と接続され、圧縮機ロータ56と共にガスタービンロータ68を構成している。この実施形態におけるガスタービンロータ68には、負荷として発電機Gが接続されている場合を例示している。
複数のタービン動翼列65は、タービンロータ軸64に取り付けられている。これら複数のタービン動翼列65は、ガスタービン軸線Arの軸線方向に並んでいる。複数のタービン動翼列65は、いずれも、ガスタービン軸線Arの周方向に並んでいる複数の動翼(図示せず)で構成される。
複数のタービン静翼列63は、複数のタービン動翼列65の各上流側に配置されている。複数のタービン静翼列63は、それぞれタービン車室62の内側に固定されている。複数のタービン静翼列63は、いずれも、ガスタービン軸線Arの周方向に並んでいる複数の静翼(図示せず)で構成されている。
タービン車室62は、タービンロータ61を回転可能に覆っている。このタービン車室62と、上述した圧縮機車室57との間に、中間車室67が配置されている。中間車室67は、ガスタービン軸線Arを中心とした筒状に形成されている。
上記ガスタービン100によれば、まず、圧縮機51に取り込まれた外気Aoは、複数の圧縮機静翼列58と圧縮機動翼列60とを通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気Aとなる。この圧縮空気Aは、燃焼器52において燃料ガスFと混合される。この混合された混合気は、燃焼されて高温・高圧の燃焼ガスGとなる。この燃焼ガスGは、タービン53のタービン静翼列63とタービン動翼列65とを通過する。その際、タービンロータ軸64が回転駆動され、ガスタービンロータ68に連結された発電機Gに回転エネルギーが伝達される。この回転エネルギーは、発電機Gによって電気エネルギーに変換され出力される。
図2は、この発明の第一実施形態における燃料噴射装置の概略構成を示す断面図である。
図2に示すように、燃料噴射装置1は、燃料供給管8と、複数の予混合チューブ2と、上流側プレート3と、下流側プレート4と、外側壁5と、を備えている。
なお、以下の説明において、燃料供給管8の軸線Atが延びている方向を軸線方向Daとする。また、軸線Atに直交する方向を径方向Drとし、この径方向Drで軸線Atから遠ざかる側を径方向外側Dr1とし、この径方向Drで軸線Atに近づく側を径方向内側Dr2とする。また、軸線方向Daの燃料ガスFが導入されてくる側(図2紙面左側)を上流側Da1、軸線方向Daの燃料ガスFが噴射される側(図2紙面右側)を下流側Da2とする。また、軸線Atを中心とした周方向を、単に周方向Dcとする。
燃料供給管8は、外部から供給される燃料ガスFを、プレナムPF(詳細を後述する)まで導く流路を形成する。燃料供給管8は、軸線方向Daに延びる管状をなしている。燃料供給管8内の燃料ガスFは、上流側Da1から下流側Da2に向かって流れる。燃料供給管8の下流側Da2の端部8aは、上流側プレート3によって支持され、プレナムPF内で開口している。
上流側プレート3は、複数の予混合チューブ2の上流側Da1の端部(上流側端部)2aと、燃料供給管8の下流側Da2の端部8aと、をそれぞれ支持している。上流側プレート3は、更に、外側壁5の上流側Da1の開口を閉塞している。上流側プレート3は、軸線Atを中心とする円板状をなしている。上流側プレート3は、その円板状の中心に形成された第一貫通孔3aと、第一貫通孔3aの周囲に形成された複数の第二貫通孔(上流側貫通孔)3bと、を備えている。
上述した燃料供給管8の下流側Da2の端部8aは、第一貫通孔3aに挿通されている。より具体的には、燃料供給管8の下流側Da2の端部8aは、第一貫通孔3aを通じて、それぞれ上流側プレート3の下流側Da2に突出するように配置されている。予混合チューブ2の上流側Da1の端部2aは、第二貫通孔3bに挿通されている。より具体的には、予混合チューブ2の上流側Da1の端部2aは、第二貫通孔3bを通じて、それぞれ上流側プレート3の上流側Da1に突出するように配置されている。
下流側プレート4は、複数の予混合チューブ2の下流側Da2の端部2bを支持する。下流側プレート4は、更に、外側壁5の下流側Da2の開口を閉塞している。下流側プレート4は、軸線Atを中心とした円板状に形成され、上流側プレート3と実質的に同一な外径を有している。
外側壁5は、内部にプレナムPFを形成する筒状に形成されている。より具体的には、外側壁5は、軸線Atを中心として軸線方向Daに延びる円筒状をなしている。外側壁5は、上流側Da1の開口が上流側プレート3により閉塞され、下流側Da2の開口が下流側プレート4によって閉塞されている。つまり、下流側プレート4と、上流側プレート3とは、外側壁5を介して連結されている。これにより、これら下流側プレート4の下流側Da2の面4aと、上流側プレート3の上流側Da1の面3cと、外側壁5の内周面5aと、予混合チューブ2の外壁2dの外周面2fと、の間に、燃料ガスGを収容するプレナムPFが画成される。
予混合チューブ2は、軸線方向Daに延びる円筒状に形成されている。予混合チューブ2は、上流側Da1の導入口2Aから圧縮空気Aが導入され、下流側Da2の吐出口2Bから圧縮空気Aと燃料ガスFとを混合した混合気MGが吐出される。上述したように、この実施形態における予混合チューブ2の上流側Da1の端部2aは、上流側プレート3によって支持され、下流側Da2の端部2bは、下流側プレート4によって支持されている。
この第一実施形態で例示する予混合チューブ2の下流側Da2の端部2bは、下流側プレート4から下流側Da2に突出せずに、軸線方向Daで下流側プレート4の下流側Da2の面4bと同じ位置に配置されている。言い換えれば、予混合チューブ2の下流側Da2の端面2btと、下流側プレート4の下流側Da2の面4bとは、面一となっている。予混合チューブ2の上流側Da1の端部2aは、上流側プレート3から上流側Da1に突出するように形成されている。
予混合チューブ2の外壁2dは、径方向に向かって貫通する燃料貫通孔12hを形成する燃料貫通孔形成部12を備えている。この第一実施形態においては、上述した下流側プレート4と、上流側プレート3と、燃料供給管8と、燃料貫通孔形成部12と、によって、この発明の燃料供給部が構成されている。
燃料貫通孔12hは、予混合チューブ2の内部空間S1とプレナムPFとを連通させている。これら燃料貫通孔12hを介して、プレナムPFに収容されている燃料ガスFは、予混合チューブ2の内部空間S1に流入する。燃料貫通孔12hは、例えば、円形状の断面形状をなし、予混合チューブ2の径方向に延びている。この実施形態における燃料貫通孔12hは、予混合チューブ2の周方向に間隔をあけて複数設けられている。複数の予混合チューブ2の燃料貫通孔12hのそれぞれの位置は、軸線方向Daで同一位置となっている。この実施形態で例示する燃料貫通孔12hは、軸線方向Daにおける予混合チューブ2の中央よりも導入口2Aに近い側に位置している。なお、燃料貫通孔12hの延びる方向は、径方向に限られるものではない。また、複数の予混合チューブ2における燃料貫通孔12hの位置は、軸線方向Daでそれぞれ異なるようにしても良い。
図3は、この発明の第一実施形態における予混合チューブのチューブ本体の上流側の端部を拡大した斜視図である。図4は、この発明の第一実施形態における予混合チューブのチューブ本体を軸線方向から見た図である。
図3、図4に示すように、予混合チューブ2は、チューブ本体21と、案内部22と、を備えている。
チューブ本体21は、導入口2Aに近い側の上流側Da1の端部2aに内部空間S1と外部空間S2とを連通する貫通孔23を備えている。貫通孔23は、上流側Da1の端部2aのうち、上流側プレート3よりも上流側Da1に形成されている。この実施形態における貫通孔23は、チューブ本体21の上流側Da1の端面2atから下流側Da2に向かって凹むようにして形成されている。より具体的には、貫通孔23は、上流側Da1の端面2atから軸線方向Daに延びる第一辺部(第一端部)23a及び第二辺部(第二端部)23bと、これら第一辺部23a及び第二辺部23bの下流側Da2の端部同士を繋ぐようにチューブ本体21の軸線A2を中心とした周方向(以下、単に周方向Dc2と称する)に延びる底辺部23cと、を備えている。
貫通孔23は、チューブ本体21の周方向Dc2に間隔をあけて複数形成されている。この実施形態における貫通孔23は、チューブ本体21の周方向Dc2に等間隔で四つ形成されている。これら貫通孔23の周方向Dc2の長さLc1は、周方向Dc2で隣り合う貫通孔23同士の間の距離Lc2よりも長い場合を例示している。この実施形態において、チューブ本体21の周方向Dc2の第一側に第一辺部23aが配置され、チューブ本体21の周方向Dc2の第二側に第二辺部23bが配置されている。この実施形態における貫通孔23は、第一辺部23a及び第二辺部23bよりも底辺部23cが長く形成されている。そのため、貫通孔23は、チューブ本体21の径方向から見て、周方向Dc2に長い長方形をなしている。
案内部22は、貫通孔23を介してチューブ本体21の内部空間S1に導入される空気Aを、チューブ本体21の軸線A2を中心とした旋回方向に案内する。この実施形態における案内部22は、内側案内部22Iを備えている。内側案内部22Iは、チューブ本体21の軸線A2を中心とした周方向Dc2における貫通孔23の端部である第一辺部(第一端部)23aから、周方向Dc2および軸線方向Da(又は、軸線A2の延びる方向)の両方と交差するように延びている。内側案内部22Iは、周方向Dc2で貫通孔23が形成されている範囲内に配置されている。
図4に示すように、内側案内部22Iは、チューブ本体21の軸線A2を中心とした放射方向に延びる仮想直線VLに対して傾斜するように延びている。内側案内部22Iは、第一辺部23aから第二辺部23bに向かうにしたがって、チューブ本体21の中心(言い換えれば、軸線A2)に近づくように傾斜している。図4における内側案内部22Iは、第一辺部23aから直線状に延びているが、僅かに湾曲して形成されていても良い。
第一辺部23aの径方向内側の端縁における接線TL1と、内側案内部22Iとのなす角度θ1は90度から45度の間にしても良い。また、角度θ1は60度程度にしても良い。角度θ1を60度程度とすることで、軸線方向Daにおける燃料貫通孔12hの位置を一定の位置とした場合に、軸線方向Daにおいて空気Aと燃料ガスGとが十分に混合される位置を、より導入口2Aに近い側にすることが可能となる。
内側案内部22Iの長さL1は、周方向Dc2における貫通孔23の長さLc1よりも短い。なお、内側案内部22Iの長さL1は、貫通孔23の長さLc1の半分程度の長さとしても良い。内側案内部22Iは、例えば、切削加工等により導入口2Aのチューブ本体21に切り込みを入れて、チューブ本体21の一部を曲げ加工することで形成するようにしても良い。このようにすることで、容易に内側案内部22Iを形成することができる。
上述した第一実施形態では、予混合チューブ2の内部空間S1に導入される空気Aの一部が上流側Da1の端部2aに形成された貫通孔23を介して予混合チューブ2の内部空間S1に導入される。このとき、空気Aは、貫通孔23の周方向Dc2の端部である第一辺部23aから、周方向Dc2および軸線方向Daの両方と交差する方向に延びる内側案内部22Iによって案内される。この内側案内部22Iによって案内された空気Aの流れは、周方向Dc2に向かう流れを含む。そのため、予混合チューブ2の内部空間S1に導入された空気Aの流れは、予混合チューブ2の軸線A2を中心とした旋回流を含むようになる。そのため、この旋回流によって空気Aと燃料Fとの混合が促進される。
その結果、予混合チューブ2の長さが長くなることを抑制しつつ、空気Aと燃料Fとを十分に混合させることが可能となる。
上述した第一実施形態での内側案内部22Iは、周方向Dc2における貫通孔23の第一辺部23aから、導入口2Aの内側で、且つ貫通孔23の第二辺部23bに近づく側に向かって延びている。そのため、このように構成された内側案内部22Iによって空気Aを案内させることで、貫通孔23を介して内部空間S1に導入される空気Aを、周方向Dc2における貫通孔23の第一辺部23aから第二辺部23bに向かう方向へ旋回させることができる。
上述した第一実施形態の内側案内部22I及び貫通孔23は、導入口2Aの周方向Dc2に間隔をあけて複数設けられている。そのため、空気Aを複数の貫通孔23から内部空間S1に同時に導入することができる。複数の貫通孔23から内部空間S1に導入される空気Aは、複数の貫通孔23から延びる内側案内部22Iによって案内されるため、内部空間S1に導入される空気Aの旋回流をより一層強めることができる。
上述した第一実施形態の上流側プレート3は、予混合チューブ2の外壁2dと、下流側プレート4との間にプレナムPFを形成している。上流側プレート3は、下流側プレート4よりも導入口2Aに近い側に配置され、予混合チューブ2を貫通させる第二貫通孔3bを有している。燃料供給管8は、プレナムPFに燃料Fを供給している。燃料貫通孔形成部12は、予混合チューブの外壁2dの一部を形成し、予混合チューブ2の外壁2dを貫通する燃料貫通孔12hを形成している。そのため、燃料供給管8からプレナムPFに燃料Fが供給され、プレナムPFから内部空間S1に燃料Fが供給される。
このようにプレナムPFから燃料貫通孔12hを介して燃料Fが供給される場合に、燃料貫通孔12hよりも上流側Da1に配置された内側案内部22Iによって予混合チューブ2の内部空間S1に旋回流を形成することができる。したがって、予混合チューブ2の内部空間S1でプレナムPFから供給された燃料Fと空気Aとを十分に混合させて吐出口2Bから吐出させることができる。
第一実施形態のガスタービン100は、上述した構成を備えた燃料噴射装置1を備えることで、空気Aと燃料Fとを十分に混合できるため、窒素酸化物を低減できる。さらに、予混合チューブ2の全長を長く形成しなくても空気Aと燃料Fとを十分に混合させることができる。そのため、窒素酸化物を低減しつつ予混合チューブ2の全長を短くして燃焼振動を抑制できる。
さらに、予混合チューブ2の外側に案内部22(内側案内部22I)が配置されないため、案内部22同士が干渉して隣り合う予混合チューブ2同士の間隔が増大することを抑制できる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態の燃料噴射装置は、上述した第一実施形態の燃料噴射装置1に対して、案内部の構成のみが異なる。そのため、図2を援用し、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
この第二実施形態における燃料噴射装置は、第一実施形態と同様に、燃料供給管8と、複数の予混合チューブ202と、上流側プレート3と、下流側プレート4と、外側壁5と、を備えている。
図5は、この発明の第二実施形態における図4に相当する図である。
図5に示すように、予混合チューブ202は、軸線方向Da(図2参照)に延びる円筒状に形成されている。予混合チューブ202は、チューブ本体21と、案内部22と、を備えている。チューブ本体21は、第一実施形態のチューブ本体21と同様に、導入口2Aに近い側である上流側Da1(図2参照)の端部2aに内部空間S1と外部空間S2とを連通する貫通孔23を備えている。この第二実施形態における貫通孔23は、チューブ本体21の上流側Da1の端面2atから下流側Da2(図2参照)に向かって凹むようにして形成されている。貫通孔23は、第一実施形態と同様に、上流側Da1の端面2atから軸線方向Daに延びる第一辺部23a及び第二辺部23bと、これら第一辺部23a及び第二辺部23bの下流側Da2の端部同士を繋ぐ周方向Dc2に延びる底辺部23cと、を備えている。
貫通孔23は、チューブ本体21の周方向Dc2に間隔をあけて複数形成されている。この第二実施形態で例示する貫通孔23も、第一実施形態の貫通孔23と同様に、チューブ本体21の周方向Dc2に等間隔で四つ形成されている。なお、第二実施形態において、貫通孔23の周方向Dc2の長さLc1と、周方向Dc2で隣り合う貫通孔23同士の間の距離Lc2とが、第一実施形態と同様の関係になっている場合を例示している。
案内部22は、上述した第一実施形態と同様に、貫通孔23を介してチューブ本体21の内部空間S1に導入される空気Aを、チューブ本体21の軸線A2を中心とした旋回方向に案内する。この第二実施形態における案内部22は、外側案内部22Oを備えている。外側案内部22Oは、第二辺部23bから、周方向Dc2および軸線方向Daの両方と交差するように延びている。言い換えれば、外側案内部22Oは、チューブ本体21の軸線A2を中心とした径方向DrAに延びる仮想直線VLに対して傾斜するように延びている。
外側案内部22Oは、第二辺部23bから、径方向DrAにおける外側DrA1で、且つ、チューブ本体21の周方向Dc2で第一辺部23aに近づく側に向かって延びている。これにより、外側案内部22Oの第一辺部23aに近い側の端部22Otは、チューブ本体21の径方向Dr2で、第一辺部23aや第二辺部23bよりも外側に配置されている。この第二実施形態における外側案内部22Oの第一辺部23aに近い側の端部22Otは、第二辺部23bの径方向外側DrA1の端縁を通る接線TL2よりも径方向外側DrA1に配置されている。なお、外側案内部22Oは、第二辺部23bから接線TL2方向に延びるようにしても良い。
外側案内部22Oは、軸線方向Daから見て、第二辺部23bから直線状に延びる場合を例示したが、外側案内部22Oは、軸線方向Daから見た場合に、僅かに湾曲する曲線状に形成されていても良い。この第二実施形態における外側案内部22Oも第一実施形態の内側案内部22Iと同様に、切削加工等により導入口2Aのチューブ本体21に切り込みを入れて、チューブ本体21の一部を曲げ加工することで形成するようにしても良い。このようにすることで、容易に外側案内部22Oを形成することができる。
外側案内部22Oの長さL2は、周方向Dr2における貫通孔23の長さLc1よりも短い。外側案内部22Oの長さL2は、貫通孔23の長さLc1の半分程度の長さとしてもよい。
図6は、この発明の第二実施形態における予混合チューブの配置例を示す図である。
この第二実施形態の複数の予混合チューブ202は、図6のように配置することができる。これら予混合チューブ202の四つの外側案内部22Oのうち、予混合チューブ202の軸線A2を挟んで対向配置された所定の二つの外側案内部22Oは、軸線A2に直交する第一の方向D1に延びるように配置されている。また、図6に示す外側案内部22Oのうちの残りの二つは、軸線A2及び第一の方向D1に直交する方向に延びている。この図6のように配置することで、複数の予混合チューブ202の間隔を低減しつつ、隣り合う予混合チューブ202の外側案内部22O同士が干渉することを抑制できる。
上述した第二実施形態の外側案内部22Oは、周方向Dc2における貫通孔23の第二辺部23bから、径方向外側DrA1で、且つ貫通孔23の第一辺部23aに近づく側に向かって延びている。そのため、外側案内部22Oによって空気Aを案内させることで、第一実施形態と同様に、貫通孔23を介して内部空間S1に導入される空気Aを、周方向Dc2における貫通孔23の第一辺部23aから第二辺部23bに向かう方向へ旋回させることができる。
上述した第二実施形態の外側案内部22O及び貫通孔23は、周方向Dc2に間隔をあけて複数設けられている。そのため、空気Aを複数の貫通孔23から内部空間S1に同時に導入することができる。複数の貫通孔23から内部空間S1に導入される空気Aは、複数の貫通孔23から延びる外側案内部22Oによって案内されるため、内部空間S1に導入される空気Aの旋回流をより一層強めることができる。
第二実施形態の予混合チューブ202の内部空間S1には、案内部22(外側案内部22O)が配置されない。そのため、例えば、予混合チューブ202の内部空間S1に流入した空気Aの圧力損失が増大することを抑制できる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態の燃料噴射装置は、第一、第二実施形態に対して案内部の構成のみが相違する。そのため、図2を援用し、第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明し、重複する説明を省略する。
図7は、この発明の第三実施形態における図4に相当する図である。
図7に示すように、この第三実施形態の燃料噴射装置の予混合チューブ302は、チューブ本体21と、案内部22と、を備えている。
チューブ本体21は、上流側Da1の端部2a(図2参照)に内部空間S1と外部空間S2とを連通する貫通孔23を備えている。
案内部22は、貫通孔23を介してチューブ本体21の内部空間S1に導入される空気Aを、チューブ本体21の軸線A2を中心とした旋回方向に案内する。この第三実施形態における案内部22は、内側案内部22Iと外側案内部22Oと、を備えている。
内側案内部22Iは、上述した第一実施形態の内側案内部22Iと同様の構成であり、貫通孔23の端部である第一辺部23aから、周方向Dc2および軸線方向Daの両方と交差する方向に延びている。つまり、内側案内部22Iは、チューブ本体21の軸線A2を中心とした放射方向に延びる仮想直線VLに対して傾斜するように延びている。なお、第一実施形態と同様に、内側案内部22Iは、第一辺部23aから直線状に延びているが、僅かに湾曲して形成されていても良い。
外側案内部22Oは、上述した第二実施形態の外側案内部22Oと同様の構成であり、貫通孔23の端部である第二辺部23bから、周方向Dc2および軸線方向Daの両方と交差する方向に延びている。つまり、外側案内部22Oは、チューブ本体21の軸線A2を中心とした放射方向に延びる仮想直線に対して傾斜するように延びている。第二辺部23bの外側の端縁を通る接線TL2に対する外側案内部22Oの傾斜角度θ2は、第一辺部23aの内側の端縁を通る接線TLに対する内側案内部22Iの傾斜角度θ1よりも小さくなっている。
内側案内部22I及び外側案内部22Oは、第一、第二実施形態と同様に、例えば、切削加工等により導入口2Aのチューブ本体21に切り込みを入れて、チューブ本体21の一部を曲げ加工することで形成するようにしても良い。この際、第三実施形態においては、周方向Dc2における貫通孔23の中央付近に軸線方向Daに切り込みを形成し、この切込よりも第一辺部23aに近い部分を内側案内部22I、第二辺部23bに近い部分を外側案内部22Oとすればよい。このようにすることで、容易に内側案内部22I及び外側案内部22Oを形成することができる。
上述した第三実施形態では、案内部22が内側案内部22Iと外側案内部22Oとを備えている。そのため、貫通孔23を通る空気Aを、内側案内部22Iと外側案内部22Oとの両方によって案内することができる。したがって、内側案内部22Iと外側案内部22Oとの何れか一方のみによって空気Aを案内する場合と比較して、より安定して旋回流を生じさせることができる。
上述した第三実施形態では、接線TL2に対する外側案内部22Oの傾斜角度θ2よりも接線TLに対する内側案内部22Iの傾斜角度θ1の方が大きい。このように構成されることで、外側案内部22Oによって貫通孔23の内部に案内された空気Aは、チューブ本体21の内部空間S1で内側案内部22Iに衝突して内側案内部22Iによって案内される。その結果、貫通孔23を通過する空気Aの流れる向きを、外側案内部22Oと内側案内部22Iとによって段階的に径方向内側DrA2に向かわせるようにできる。その結果、より円滑に予混合チューブ2の内部空間S1に旋回流を生じさせることができる。
(他の変形例)
図8は、この発明の実施形態の他の変形例における図2に相当する図である。
上述した各実施形態において、燃料導入部が、燃料供給管8からプレナムPFに燃料Fを供給し、その後、プレナムPFから内部空間S1に燃料Fを供給する場合を一例にして説明した。しかし、燃料導入部の構成は、上述した各実施形態の構成に限られない。
例えば、図8に示す他の変形例の燃料噴射装置101のように、燃料導入部FIが、先端部31から燃料Fを噴射する燃料ノズル30を備えている場合にも、上記第一から第三実施形態の案内部22(図8において図示せず)を適用できる。燃料ノズル30は、複数設けられ、それぞれ予混合チューブ2と同様に軸線方向Daに延びている。燃料ノズル30は、予混合チューブ2の内径よりも小さい外径を有し、燃料ノズル30は、それぞれ予混合チューブ2に挿入されている。燃料ノズル30と予混合チューブ2の内周面2iとの間には、空気Aの流れる内部空間S1が形成されている。なお、図8に示す変形例において、燃料ノズル30の先端部31は、軸線方向Daにおける予混合チューブ2の中央よりも導入口2Aに近い位置に配置されている。
この変形例の燃料噴射装置101のように構成することで、上述した第一から第三実施形態と同様に、上流側の端部2aに形成された貫通孔23から内部空間S1に流入する空気Aを案内部22によって案内して旋回流を生成することができる。この旋回流を含む流れは、内周面2iと燃料ノズル30の外周面30fとの間に形成される内部空間S1を吐出口2Bに向かって流れる。そして、旋回流を含む空気Aに、燃料ノズル30の先端部31から噴射される燃料Fが混合される。その後、空気Aと燃料Fとの混合は、旋回流によって吐出口2Bに近づくにつれて進み、十分に混合された混合気MGが吐出口2Bから吐出される。
この発明は上述した各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した各実施形態では、燃料噴射装置1,101をガスタービン100に用いる場合について説明した。しかし、ガスタービン100に限られない。例えば、上記燃料噴射装置1,101は、ガスタービン100以外のボイラーやバーナー等に適用してもよい。
上述した各実施形態では案内部22として軸線方向Daから見て直線状の内側案内部22Iや外側案内部22Oを備える場合について説明した。しかし、案内部22は、周方向Dc2および軸線方向Daの両方と交差するように延びていればよく、上述した各実施形態の形状に限られない。内側案内部22Iや外側案内部22Oは、例えば、直線と曲線とを組み合わせた形状等、他の形状であっても良い。
上述した各実施形態では、貫通孔23が径方向外側DrA2から見て、周方向Dc2に長い長方形状に形成される場合について説明した。しかし、貫通孔23の形状は、上記形状に限られず、空気Aを径方向外側DrA2から導入可能な形状であれば如何なる形状であっても良い。
1,101 燃料噴射装置
2,202,302 予混合チューブ
2a 端部(上流側端部)
2A 導入口
2at 端面
2b 端部
2B 吐出口
2bt 端面
2d 外壁
2f 外周面
2i 内周面
3 上流側プレート
3a 第一貫通孔
3b 第二貫通孔(上流側貫通孔)
3c 面
4 下流側プレート
4a 面
4b 面
5 外側壁
5a 内周面
8 燃料供給管
8a 端部
12 燃料貫通孔形成部
12h 燃料貫通孔
21 チューブ本体
22 案内部
22I 内側案内部
22O 外側案内部
22Ot 端部
23 貫通孔
23a 第一辺部(第一端部)
23b 第二辺部(第二端部)
23c 底辺部
30 燃料ノズル
30f 外周面
31 先端部
51 圧縮機
52 燃焼器
53 タービン
56 圧縮機ロータ
57 圧縮機車室
58 圧縮機静翼列
59 圧縮機ロータ軸
60 圧縮機動翼列
61 タービンロータ
62 タービン車室
63 タービン静翼列
64 タービンロータ軸
65 タービン動翼列
67 中間車室
68 ガスタービンロータ
69 燃焼筒
100 ガスタービン

Claims (6)

  1. 導入口から内部空間に空気を導入し、前記空気と燃料とを混合した混合気を吐出口から吐出する予混合チューブと、
    前記内部空間に燃料を導入する燃料導入部と、
    前記予混合チューブの前記吐出口側の端部が貫通、前記予混合チューブの下流側の端部を支持する下流側プレートと、
    を備え、
    前記予混合チューブは、
    前記導入口に近い側の上流側端部に前記内部空間と外部空間とを連通する貫通孔が形成されたチューブ本体と、
    前記予混合チューブの軸線を中心とした周方向における前記貫通孔の端部から前記周方向と前記軸線の延びる軸線方向との両方と交差するように延びる案内部と、を備え
    前記案内部は、前記周方向における前記貫通孔の第一端部から、前記導入口の内側で、且つ前記貫通孔の第二端部に近づく側に向かって延びる内側案内部を備え、
    前記周方向における前記内側案内部の長さは、前記周方向における前記貫通孔の長さよりも短い燃料噴射装置。
  2. 導入口から内部空間に空気を導入し、前記空気と燃料とを混合した混合気を吐出口から吐出する予混合チューブと、
    前記内部空間に燃料を導入する燃料導入部と、
    前記予混合チューブの前記吐出口側の端部が貫通、前記予混合チューブの下流側の端部を支持する下流側プレートと、
    を備え、
    前記予混合チューブは、
    前記導入口に近い側の上流側端部に前記内部空間と外部空間とを連通する貫通孔が形成されたチューブ本体と、
    前記予混合チューブの軸線を中心とした周方向における前記貫通孔の端部から前記周方向と前記軸線の延びる軸線方向との両方と交差するように延びる案内部と、を備え、
    前記案内部は、前記周方向における前記貫通孔の第二端部から、前記導入口の外側で、且つ前記貫通孔の第一端部に近づく側に向かって延びる外側案内部を備え
    前記周方向における前記外側案内部の長さは、前記周方向における前記貫通孔の長さよりも短い燃料噴射装置。
  3. 前記案内部及び前記貫通孔は、前記導入口の周方向に間隔をあけて複数設けられている請求項1又は2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記燃料導入部は、前記導入口から前記内部空間に挿入されて、先端部から燃料を噴射するノズルを備える請求項1からの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記燃料導入部は、
    前記下流側プレートと、
    前記下流側プレートよりも前記導入口に近い側に配置され、前記予混合チューブを貫通させる上流側貫通孔を有し、前記予混合チューブの外壁と、前記下流側プレートとの間にプレナムを形成する上流側プレートと、
    前記プレナムに燃料を供給する燃料供給管と、
    前記予混合チューブの外壁の一部を形成し、前記予混合チューブの前記外壁を貫通する燃料貫通孔を形成する燃料貫通孔形成部と、を備える請求項1からの何れか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 請求項1から請求項の何れか一項に記載の燃料噴射装置を備えるガスタービン。
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