JP6995633B2 - 成形品取出システム - Google Patents

成形品取出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6995633B2
JP6995633B2 JP2018003989A JP2018003989A JP6995633B2 JP 6995633 B2 JP6995633 B2 JP 6995633B2 JP 2018003989 A JP2018003989 A JP 2018003989A JP 2018003989 A JP2018003989 A JP 2018003989A JP 6995633 B2 JP6995633 B2 JP 6995633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
molded product
product take
image pickup
out machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018003989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018114752A (ja
Inventor
光晴 浜畑
真俊 高島
Original Assignee
株式会社ユーシン精機
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユーシン精機 filed Critical 株式会社ユーシン精機
Publication of JP2018114752A publication Critical patent/JP2018114752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6995633B2 publication Critical patent/JP6995633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

本発明は、動作シーケンスの教示(ティーチング)を画像を見ながら行う、または動作シーケンスの教示結果の確認を画像を見ながら行う、または成形品取出機の動作状態を画像を見ながら行うことを可能にする成形品取出システム、該システムを用いた動作シーケンス教示方法並びに及び該システムを用いた成形品取出機の管理方法及び管理装置に関するものである。
特許第4627919号公報(特許文献1)には、樹脂成形機及び成形品取出機の前方に1台の撮像装置を設置し、撮像装置が撮像した撮像データを通信手段により外部端末装置に送信して、樹脂成形機または成形品取出機の異常を確認可能にした成形不良比管理システムが開示されている。
また特許第4589074号公報(特許文献2)には、複数台の射出成形機に対してそれぞれ1台ずつ設けたカメラで撮像した稼働状況を示す画像のデータを携帯用端末に送信する射出成形機の遠隔管理システムが開示されている。
特許第4627919号公報 特許第4589074号公報
従来のシステムでは、成形不良や移動状況を確認するために撮像装置で撮像しデータを端末装置に送信して遠隔管理を可能にしている。従来のシステムの目的では、特定の画像だけを撮像できれば、その目的を達成できる。成形品取出機では、成形機で型を交換するたびに、進入フレームの動き(動作シーケンス)を動作制御部に教示(ティーチング)することを行う必要がある。動作シーケンスの教示(ティーチング)は、成形品取出機の設置現場で行うものであり、その確認も設置現場で実施されているのが現状である。しかしながら成形機が大きくなって、成形品取出機も大きくなると、作業者が移動フレームを移動させて教示(ティーチング)を行うダイレクト・ティーチングを行うことは難しくなる。また動作シーケンスの教示(ティーチング)の誤りによって、取出不良が多く発生しているという現状もあり、常時、現場にいない管理者には教示(ティーチング)の誤りの確認をどこにいても行いたいという要望がある。さらに管理者には、成形品取出システムの動作状態の確認をどこにいても行いたいという要望がある。
また従来、成形品取出機の周囲に設定した危険範囲に人が進入したときや、予知保全が必要なときに、画像に基づいてアラームを出す成形品取出システムまたは成形品取出機の管理装置の提案も望まれている。
本発明の目的は、動作シーケンスの教示(ティーチング)を、画像を見ながら行うことができる成形品取出システム及び該成形品取出システムの動作シーケンス教示方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、動作シーケンスの教示(ティーチング)の誤りまたは成形品取出機の動作状態を、画像を見ながら行うことができる成形品取出システムの管理方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、成形品取出機の周囲に設定した危険範囲に人が進入したときや、予知保全が必要なときに、画像に基づいてアラームを出す成形品取出システムまたは成形品取出機の管理装置を提供することにある。
本発明が対象とする成形品取出ユニットは、固定フレームと、固定フレームに沿って移動する移動フレームと、取出ヘッド等のアタッチメントを備えて移動フレームに移動可能に保持されて成形機の型内に進入する進入フレームと、予め設定した動作シーケンスに従って移動フレーム及び進入フレームを移動させることにより、成形機から成形品を取り出し、取り出した成形品を所定の位置まで搬送して開放する動作制御部とを備えた成形品取出機と、固定フレームの周囲及び前記移動フレームの周囲の画像を撮像する撮像装置と、撮像画像を表示する画像表示装置を備えている。撮像装置は、動作シーケンスを教示する際に確認が必要な画像を撮像する複数の撮像デバイスを備えている。
本発明によれば、複数の撮像デバイスにより動作シーケンスを教示する際に確認が必要な画像を画像表示装置により見ることができるので、成形品取出機が大きくなった場合でも、教示を行う作業者が確認のために移動することなく、移動フレームの移動状況を確認して教示を行うことができる。また作業者及び管理者は、複数の撮像デバイスの画像をコントローラの画像表示装置の画像を見ることにより、教示の誤りや、成形品取出機の動作状態を確認することができる。その結果、現場にいない管理者が、いつでも動作シーケンスの教示(ティーチング)の状況を確認することができるので、成形品取出不良の発生原因が動作シーケンスの教示(ティーチング)にあるのか否かを直ぐに確認して、現場の作業者に対策を指示することが可能になる。
複数の撮像デバイスは、固定フレームに設けられていても、固定フレーム、移動フレーム及び進入フレームに設けられていても、また成形品取出機の周囲に配置された複数の撮像デバイス取付部に取り付けられていてもよい。
複数の撮像デバイスが、撮影範囲が一部重なるように設けられている場合には、複数の撮像デバイスの数及び取付位置は、複数の撮像デバイスに含まれる2以上の撮像デバイスから得られる2以上の画像を画像統合システムにより統合して得た統合撮像画像に移動フレームの移動範囲の少なくとも一部が含まれるように定められているのが好ましい。このようにすると画像表示装置で動作シーケンスの教示(ティーチング)に誤りがあること、成形品取出機の動作状態を確実に確認することができる。
画像統合システムは、視点角度を変更したまたは視点をスイープした統合撮像画像を生成することができるのが好ましい。画像統合システムがこのような機能を有していれば、少ない数の撮像デバイスで目的を実現できる。
また本発明は、固定フレームと、固定フレームに沿って移動する移動フレームと、取出ヘッド等のアタッチメントを備えて移動フレームに移動可能に保持されて成形機の型内に進入する進入フレームと、予め設定した動作シーケンスに従って移動フレーム及び進入フレームを移動させることにより、成形機から成形品を取り出し、取り出した前記成形品を所定の位置まで搬送して開放する動作制御部を備えた成形品取出機と、固定フレームに設けられた撮像装置と、撮像装置により得た撮像画像を記憶する画像記録装置と、撮像画像に基づいて人を検知し、人が予め定めた危険範囲内にいると判定したときにはアラーム信号を出力する人検知部とを備え、人検知部がアラーム信号を出力すると、動作制御部が、移動フレーム及び進入フレームの動作を安全動作に切り換える機能を有する成形品取出システムも対象とする。本発明では、撮像装置は、撮影範囲が一部重なるように固定フレームに設けられた複数の撮像デバイスを備えている。そして複数の撮像デバイスの数及び取付位置は、複数の撮像デバイスのそれぞれの撮影範囲を統合した統合撮像範囲に危険範囲が含まれるように定められている。ここで危険範囲の設定は任意である。本発明によれば、複数の撮像デバイスのそれぞれの撮影範囲を統合した統合撮像範囲に危険範囲が含まれるため、画像を用いて人の検知を確実に行える。
複数の撮像デバイスには、撮影範囲に設置面の異なる領域が含まれるように固定フレームに設けられた複数の撮像デバイスが含まれていてもよい。この場合、設置面には、危険範囲を識別するためのマーキング(ラインでの範囲指定や、着色)が施されているのが好ましい。この場合、人検知部はマーキングを基準にして、人が危険範囲にいるか否かを判定する。このようにする画像に基づく人検知精度を高めることができる。
画像記録装置には、複数の撮像デバイスで撮影した複数の画像の合成画像が記憶されており、人検知部は、動作シーケンスに基づいて移動フレームまたは進入フレームの動作方向を判定し、合成画像から動作方向の画像を取り出し、該画像に基づいて人が危険範囲内にいるか否かを判定するのが好ましい。
本発明を成形品取出機の管理装置として把握すれば、以下のようになる。本発明の成形品取出機管理装置は、予め設定した動作シーケンスに従って成形機から成形品を取り出す成形品取出機を撮像する撮像装置と、前記撮像装置によって得た撮像画像を記憶する画像メモリを備えた画像記録装置と、前記撮像画像に基づいて前記成形品取出機を管理する管理部とを備えた成形品取出機の管理装置である。本発明の管理装置では、撮像装置は、成形品取出機またはその外側に配置された複数台の撮像デバイスを備えており、複数台の撮像デバイスは、成形品取出機が動作シーケンスに従って動作しているときに移動部材の動作状態を撮像できるように配置されている。管理部は、動作シーケンスによって定められた現在の動作ステップの管理に必要な必要撮像画像を複数台の撮像デバイスを選択して取得し、必要撮像画像に基づいて管理動作を行うように構成されている。そして画像記録装置は必要撮像画像を画像メモリに所定の期間保持するように構成されている。複数台の撮像装置から得た画像データのうち、管理に必要になる画像データだけで管理を行うので、必要以上の管理演算が不要になり、しかも管理に必要になる画像のみをメモリに記憶するので、メモリの容量を少なくできる。
撮像デバイスは、全方位カメラであるのが好ましい。全方位カメラであれば、撮像デバイスの数を少なくして、広い範囲の画像を取得できる。
管理部は、必要撮像画像から、予知保全のために予め定めた状況が発生していることを判定するとアラーム信号を発生するように構成されており、画像記録装置は、アラーム信号が発生すると、アラーム信号が発生する前の所定期間内の必要撮像画像とアラーム信号が発生した以降に複数台の撮像デバイスが撮像する全ての撮像画像を画像メモリに記録するように構成されているのが好ましい。このようにするとアラームの発生前後の画像が記録されているので、後からアラームの原因を確実に知ることができる。
また管理装置は、必要撮像画像及び予知保全のために予め設けた1以上のセンサの出力の少なくとも一方から、予知保全のために予め定めた状況が発生していることを判定するとアラーム信号を発生するように構成されており、画像記録装置は、アラーム信号が発生すると、アラーム信号が発生する前の所定期間内の必要撮像画像とアラーム信号が発生した以降に複数台の撮像デバイスが撮像する全ての撮像画像を画像メモリに記録するように構成されているのが好ましい。このようにするとアラームの発生前後の画像が記録されているので、後から予知保全のためのアラームの原因を確実に知ることができる。
本発明の成形品取出システムの第1の実施の形態の構成を示すブロックである。 (A)乃至(C)は、本実施の形態を適用するために設置面に設置された成形機1に対して用いられる成形品取出機に実装する撮像装置に含まれる4台の撮像デバイスの取付位置の一例を示す成形品取出機の平面図、正面図及び左側面図である。 複数の撮影デバイスの撮影範囲の重なりを示す図である。 (A)乃至(C)は、異なる撮像デバイスの画像を統合して得た統合撮像画像の例を示す。 (A)乃至(C)は、視点角度を変更しながら視点をスイープした統合撮像画像の例を示す。 全方位カメラを用いた場合の画像の撮像範囲のイメージを示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロックである。 本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロックである。 本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロックである。 本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロックである。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の成形品取出システムの第1の実施の形態の構成を示すブロックであり、図2(A)乃至(C)は、本実施の形態を適用するために設置面に設置された成形機1に対して用いられる成形品取出機3に実装する撮像装置5に含まれる4台の撮像デバイス51乃至54の取付位置の一例を示す成形品取出機の平面図、正面図及び左側面図である。
図2(A)乃至(C)に示すように、本実施の形態の成形品取出ユニットの成形品取出機3は、設置面に設置された図示しない成形機(図1の符号1参照)の上方に固定フレーム31が配置されるように台座32と補助脚33に固定フレーム31が支持された構造を有する。なお本発明は、成形機のプラテンの上に固定フレームが直接固定されるタイプの成形品取出機にも適用できるのは勿論である。本実施の形態で用いる成形品取出機3では、固定フレーム31に沿って移動する移動フレーム34及び35と、取出ヘッド36及びチャック37等のアタッチメントを備えて移動フレーム34及び35に移動可能に保持されて成形機の型内に進入する昇降フレームと呼ばれる進入フレーム38及び39を備えている。これらのフレーム(31,34,35,38及び39)と、移動フレーム34及び35並びに進入フレーム38及び39を移動させるモータ、ベルト等の駆動機構とにより、図1の取出機構3Aが構成されている。そして図3には図示していないが、図1に示すように、成形品取出機3は、予め設定した動作シーケンスに従って移動フレーム34及び35及び進入フレーム38及び39を移動させることにより、成形機1から成形品を取り出し、取り出した成形品を所定の位置まで搬送して開放する動作制御部3Bを備えている。本実施の形態では、固定フレーム31の周囲及び移動フレーム34及び35の周囲の画像を撮像する撮像装置5と、撮像装置5が撮像した画像(動画及び静止画の両方を含む)を記憶する画像記録装置7と、画像を表示する画像表示装置9を備えている。
撮像装置5は、動作シーケンスを教示する際に確認が必要な画像を撮像する4台の撮像デバイス51乃至54と、撮像デバイス51乃至54で撮像した画像を統合する画像処理部55を備えている。図2(A)乃至(C)に示すように、本実施の形態では、画像デバイス51は固定フレーム31の一端に設置面に向かって設置されており、画像デバイス52及び53は固定フレーム31の中央領域においてその両側に設置面に向かって設置されており、画像デバイス54は固定フレーム31の一端に設置面に向かって設置されている。なお画像デバイスの設定台数及び設置角度は、画像デバイスからの画像の用途に応じて適宜に決定して設定すればよいのは勿論である。本実施の形態では、4台の撮像デバイス51乃至54が、図3に示すように撮影範囲IM1乃至IM4が一部重なるように設けられている。4台の撮像デバイス51及び54の数及び取付位置は、複数の撮像デバイスに含まれる2以上の撮像デバイスから得られる2以上の画像を画像処理部55内に設けた画像統合システムにより統合して得た統合撮像画像に移動フレーム34及び35の移動範囲の少なくとも一部が含まれるように定められている。図4(A)乃至(C)は、異なる撮像デバイスの画像を統合して得た統合撮像画像の例を示すものである。このようにすると画像表示装置9に表示する統合撮像画像により、動作シーケンスの教示(ティーチング)に誤りがあること、成形品取出機の動作状態を確実に確認することができる。
画像処理部55に設ける画像統合システムは、視点角度を変更したまたは視点をスイープした統合撮像画像を生成することができるのが好ましい。画像統合システムがこのような機能を有していれば、少ない数の撮像デバイスで目的を実現できる。図5(A)乃至(C)は、視点角度を変更しながら視点をスイープした統合撮像画像の例を示している。
撮像装置5の複数の撮像デバイスとして、いわゆる全方位カメラと同様に全方位を撮像できる撮像デバイスを用いてもよい。全方位カメラを用いた場合の画像の撮像範囲のイメージは、図6に示す通りである。全方位カメラを用いると、撮像デバイスの数を少なくして、広い範囲の画像を取得できる。しかし全方位カメラを用いる場合でも、成形品取出機の上方空間の画像は、ティーチング及び管理には不要であるため、図6に示すように、成形品取出機の周囲でしかも撮像デバイスの数を少なくして、広い範囲の画像を取得できる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロックである。図1に示した第1の実施の形態の構成と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なるのは、第2の実施の形態では、通信装置11と携帯端末13を備えている点である。通信装置11は、撮像デバイス51乃至54が撮像した複数の画像の画像データを、画像表示装置9を備えた端末装置13に送信する。本実施の形態によれば、管理者が、端末装置の画像表示装置に表示された画像を見ながら動作シーケンスの確認または前記成形品取出機の動作状態確認を行うことができる。
なお本実施の形態のように携帯端末13を用いる場合には、端末装置13に画像統合システムが内蔵されていてもよいのは勿論である。このようにすると端末装置13側で任意の統合画像を作ることができるので、管理者のみが管理に必要とする統合画像を任意に見ることができる。その結果、管理機能を大幅に向上させることができる。なお本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様にコントローラ側にも画像表示装置を設置しておいてもよいのは勿論である。
[第3の実施の形態]
図8は、本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロックである。図1に示した第1の実施の形態の構成と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。第3の実施の形態が、第1の実施の形態と異なるのは、第3の実施の形態では、撮像画像に基づいて人を検知し、人が予め定めた危険範囲内にいると判定したときにはアラーム信号を出力する人検知部15を備えている点である。人検知部15がアラーム信号を出力すると、動作制御部3Bは、移動フレーム及び進入フレームの動作を安全動作に切り換える機能を有する。安全動作の代表例は、移動フレーム及び進入フレームの停止であるが、移動フレーム及び進入フレームの速度を遅くするようにしてもよい。本実施の形態では、撮像装置5は、撮影範囲が一部重なり且つ撮影範囲に設置面の異なる領域が含まれるように固定フレームに設けられた複数の撮像デバイス51乃至54を備えている。そして複数の撮像デバイス51乃至54の数及び取付位置は、複数の撮像デバイス51乃至54のそれぞれの撮影範囲を統合した統合撮像範囲に危険範囲が含まれるように定められている。危険範囲とは、人が入り込むと状況によって、移動フレームまたは進入フレームが人と当たる可能性がある範囲である。その結果、本実施の形態によれば、統合撮像範囲に危険範囲が含まれるため、画像を用いて人の検知を確実に行える。なお設置面には、危険範囲を識別するためのマーキング(ラインでの範囲指定や、着色)が施されているのが好ましい。この場合、人検知部15はマーキングを基準にして、人が危険範囲にいるか否かを判定する。このようにすると画像に基づく人の検知精度を高めることができる。
なお本実施の形態では、撮像装置5は、撮影範囲が一部重なり且つ撮影範囲に設置面の異なる領域が含まれるように固定フレームに設けられた複数の撮像デバイス51乃至54を備えているが、成形機及び成形品取出機の設置状況及び周囲に設置される機器の動作に応じて危険範囲が変わる場合には、設置面を除く周囲の異なる領域が含まれるように複数の撮像デバイス51乃至54の取付位置及び取付角度を設定してもよいのは勿論である。
なお人検知部15を、動作シーケンスに基づいて移動フレームまたは進入フレームの動作方向を判定し、合成画像から動作方向の画像を取り出し、該画像に基づいて人が危険範囲内にいるか否かを判定するようにしてもよい。このように動作シーケンスに基づいて動作方向の画像を取り出せば、人検知のために無用な判定動作を行う必要がなくなるので、判定速度を速めることができる。また人検知部15に、人以外の周囲の設置機器の一部が危険範囲に入り込んだ場合も検知できる機能を持たせてもよいのは勿論である。
[第4の実施の形態]
図9は、本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロックである。図1に示した第1の実施の形態の構成と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。第4の実施の形態が、第1の実施の形態と異なるのは、第4の実施の形態では、撮像画像に基づいて成形品取出機を管理する管理部17とを備えて管理装置を構成している点である。本実施の形態の管理装置では、撮像装置5は、成形品取出機またはその外側に配置された複数台の撮像デバイス51乃至54を備えており、複数台の撮像デバイス51乃至54は、成形品取出機が動作シーケンスに従って動作しているときに移動部材(移動フレーム、進入フレーム)の動作状態を撮像できるように配置されている。管理部17は、動作シーケンスによって定められた現在の動作ステップの管理に必要な必要撮像画像を複数台の撮像デバイス51乃至54を選択して取得し、必要撮像画像に基づいて管理動作を行うように構成されている。そして画像記録装置7は必要撮像画像を画像メモリに所定の期間保持するように構成されている。本実施の形態では、複数台の撮像装置5から得た画像データのうち、管理に必要になる画像データだけで管理を行うので、必要以上の管理演算が不要になり、しかも管理に必要になる画像のみをメモリに記憶するので、メモリの容量を少なくできる。
[第5の実施の形態]
図10は、本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロックである。図10に示した第4の実施の形態の構成と同じ部分には、図10に付した符号と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。第5の実施の形態が、第4の実施の形態と異なるのは、第5の実施の形態では予知保全のために1以上のセンサ19を更に備えている点である。センサ19としては、移動フレームや進入フレームの振動を検知する加速度センサや、移動フレームや進入フレームを駆動するモータの温度を測定する温度センサ等のように、成形機取出機の状況を検知できるものであれば、いかなるものでもよい。
本実施の形態では、管理装置の主要部を構成する管理部17は、必要撮像画像及び予知保全のために予め設けた1以上のセンサ19の出力の少なくとも一方から、予知保全のために予め定めた状況が発生していることを判定するとアラーム信号を発生する。画像記録装置7は、アラーム信号が発生すると、アラーム信号が発生する前の所定期間内の必要撮像画像とアラーム信号が発生した以降に複数台の撮像デバイスが撮像する全ての撮像画像を画像メモリに記録するように構成されている。このようにするとアラームの発生前後の画像が記録されているので、後から予知保全のためのアラームの原因を確実に知ることができる。
本発明によれば、複数の撮像デバイスにより動作シーケンスを教示する際に確認が必要な画像を画像表示装置により見ることができるので、成形品取出機が大きくなった場合でも、教示を行う作業者が確認のために移動することなく、移動フレームの移動状況を確認して教示を行うことができる。また作業者及び管理者は、複数の撮像デバイスの画像をコントローラの画像表示装置の画像を見ることにより、教示の誤りや、成形品取出機の動作状態を確認することができる。その結果、現場にいない管理者が、いつでも動作シーケンスの教示(ティーチング)の状況を確認することができるので、成形品取出不良の発生原因が動作シーケンスの教示(ティーチング)にあるのか否かを直ぐに確認して、現場の作業者に対策を指示することが可能になる。
1 成形機
3 成形品取出機
31 固定フレーム
34,35 移動フレーム
38,39 進入フレーム
5 撮像装置
51~54 撮像デバイス
7 画像記録装置
9 画像表示装置
11 通信装置
13 携帯端末
15 人検知部
17 管理部
19 センサ

Claims (3)

  1. 予め設定した動作シーケンスに従って成形機から成形品を取り出す成形品取出機を撮像する撮像装置と、前記撮像装置によって得た撮像画像を記憶する画像メモリを備えた画像記録装置と、前記撮像画像に基づいて前記成形品取出機を管理する管理部とを備えた成形品取出機の管理装置であって、
    前記撮像装置は、前記成形品取出機またはその外側に配置された複数台の撮像デバイスを備えており、前記複数台の撮像デバイスは、前記成形品取出機が前記動作シーケンスに従って動作しているときに移動部材の動作状態を撮像できるように配置されており、
    前記管理部は前記動作シーケンスによって定められた現在の動作ステップの管理に必要な必要撮像画像を前記複数台の撮像デバイスを選択して取得し、前記必要撮像画像に基づいて管理動作を行うように構成されており、
    前記画像記録装置は前記必要撮像画像を前記画像メモリに所定の期間保持するように構成されており、
    前記撮像デバイスは、全方位カメラであることを特徴とする成形品取出機の管理装置。
  2. 予め設定した動作シーケンスに従って成形機から成形品を取り出す成形品取出機を撮像する撮像装置と、前記撮像装置によって得た撮像画像を記憶する画像メモリを備えた画像記録装置と、前記撮像画像に基づいて前記成形品取出機を管理する管理部とを備えた成形品取出機の管理装置であって、
    前記撮像装置は、前記成形品取出機またはその外側に配置された複数台の撮像デバイスを備えており、前記複数台の撮像デバイスは、前記成形品取出機が前記動作シーケンスに従って動作しているときに移動部材の動作状態を撮像できるように配置されており、
    前記管理部は前記動作シーケンスによって定められた現在の動作ステップの管理に必要な必要撮像画像を前記複数台の撮像デバイスを選択して取得し、前記必要撮像画像に基づいて管理動作を行うように構成されており、
    前記画像記録装置は前記必要撮像画像を前記画像メモリに所定の期間保持するように構成されており、
    前記管理部は、前記必要撮像画像から、予知保全のために予め定めた状況が発生していることを判定するとアラーム信号を発生するように構成されており、
    前記画像記録装置は、前記アラーム信号が発生すると、前記アラーム信号が発生する前の所定期間内の前記必要撮像画像と前記アラーム信号が発生した以降に前記複数台の撮像デバイスが撮像する全ての撮像画像を前記画像メモリに記録するように構成されていることを特徴とする成形品取出機の管理装置。
  3. 予め設定した動作シーケンスに従って成形機から成形品を取り出す成形品取出機を撮像する撮像装置と、前記撮像装置によって得た撮像画像を記憶する画像メモリを備えた画像記録装置と、前記撮像画像に基づいて前記成形品取出機を管理する管理部とを備えた成形品取出機の管理装置であって、
    前記撮像装置は、前記成形品取出機またはその外側に配置された複数台の撮像デバイスを備えており、前記複数台の撮像デバイスは、前記成形品取出機が前記動作シーケンスに従って動作しているときに移動部材の動作状態を撮像できるように配置されており、
    前記管理部は前記動作シーケンスによって定められた現在の動作ステップの管理に必要な必要撮像画像を前記複数台の撮像デバイスを選択して取得し、前記必要撮像画像に基づいて管理動作を行うように構成されており、
    前記画像記録装置は前記必要撮像画像を前記画像メモリに所定の期間保持するように構成されており、
    前記管理装置は、前記必要撮像画像及び予知保全のために予め設けた1以上のセンサの出力の少なくとも一方から、予知保全のために予め定めた状況が発生していることを判定するとアラーム信号を発生するように構成されており、
    前記画像記録装置は、前記アラーム信号が発生すると、前記アラーム信号が発生する前の所定期間内の前記必要撮像画像と前記アラーム信号が発生した以降に前記複数台の撮像デバイスが撮像する全ての撮像画像を前記画像メモリに記録するように構成されていることを特徴とする成形品取出機の管理装置。
JP2018003989A 2017-01-16 2018-01-15 成形品取出システム Active JP6995633B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005129 2017-01-16
JP2017005129 2017-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018114752A JP2018114752A (ja) 2018-07-26
JP6995633B2 true JP6995633B2 (ja) 2022-01-14

Family

ID=62984966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003989A Active JP6995633B2 (ja) 2017-01-16 2018-01-15 成形品取出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6995633B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7341005B2 (ja) 2019-09-12 2023-09-08 株式会社ユーシン精機 成形品取出システムのティーチング方法及び成形品取出機
JP7534907B2 (ja) * 2020-09-30 2024-08-15 株式会社ユーシン精機 成形品取出システムのティーチング方法及び成形品取出機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001230963A (ja) 2000-02-17 2001-08-24 Ribaaberu:Kk 撮像装置
JP2002120175A (ja) 2000-10-17 2002-04-23 Yushin Precision Equipment Co Ltd 取出ロボットのティーチングプログラム製造装置
JP2003136566A (ja) 2001-11-05 2003-05-14 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機
JP2006110765A (ja) 2004-10-12 2006-04-27 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機の遠隔監視システム
JP2007290154A (ja) 2006-04-21 2007-11-08 Tietech Co Ltd 成形品取り出し機
WO2012039277A1 (ja) 2010-09-22 2012-03-29 新日本製鐵株式会社 立ち入り制限領域侵入者検出システム、侵入者検出装置、立ち入り制限領域侵入者検出方法、及びそのプログラム
JP2014072598A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 侵入者監視システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001230963A (ja) 2000-02-17 2001-08-24 Ribaaberu:Kk 撮像装置
JP2002120175A (ja) 2000-10-17 2002-04-23 Yushin Precision Equipment Co Ltd 取出ロボットのティーチングプログラム製造装置
JP2003136566A (ja) 2001-11-05 2003-05-14 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機
JP2006110765A (ja) 2004-10-12 2006-04-27 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機の遠隔監視システム
JP2007290154A (ja) 2006-04-21 2007-11-08 Tietech Co Ltd 成形品取り出し機
WO2012039277A1 (ja) 2010-09-22 2012-03-29 新日本製鐵株式会社 立ち入り制限領域侵入者検出システム、侵入者検出装置、立ち入り制限領域侵入者検出方法、及びそのプログラム
JP2014072598A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 侵入者監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018114752A (ja) 2018-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6845307B2 (ja) 監視システム及び監視方法
US10379513B2 (en) Monitoring system, monitoring device, and monitoring method
JP6736307B2 (ja) 安全スキャナ、光学安全システム及び安全スキャナ用の設定支援装置
US20200047302A1 (en) Machine system and control method
JP6391540B2 (ja) エレベーター点検支援システム
JP6995633B2 (ja) 成形品取出システム
JP6851137B2 (ja) 安全スキャナ
JP7051619B2 (ja) 撮像装置を備えた成形品取出機
JP2014211763A5 (ja)
KR102346448B1 (ko) 엘리베이터의 승강로 내부의 상태를 제시하는 기능을 구비한 점검 장치
CN109416315B (zh) 机器视觉方法和系统
JP2019014251A5 (ja)
CN110732601A (zh) 基于视觉检测的机械手辅助上下料和避障检测系统及方法
JPWO2021199230A5 (ja) 遠隔監視制御装置、システム、方法、及びプログラム
JP2018128729A (ja) 工程監視装置、工程監視装置の制御方法およびプログラム
KR101989461B1 (ko) 비전 시스템을 이용한 로봇 작업장 안전강화 시스템 및 방법
JP2019069459A5 (ja)
KR102356042B1 (ko) 영상 기반 3d 프린터의 제조품 품질 평가 장치 및 그 방법
US10695968B2 (en) Controller for injection molding machine
KR100913908B1 (ko) 인서트 사출금형의 감시장치
JP6952929B2 (ja) 列車監視システム
JP2006228029A (ja) 監視制御装置及び監視制御方法
KR20180098801A (ko) 사출설비의 이상감지시스템
JP6887345B2 (ja) 射出成形システムの監視装置
KR101802388B1 (ko) 승강기 블랙박스 및 승강기 영상녹화 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6995633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150