JP6994933B2 - 再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の前壁部を覆うカバー部材を有する再生装置に関する。
特許文献1には、筐体に開閉自在なフロントドアが設けられた再生装置が開示されている。
特開2011-134378号公報
本開示は、筐体の美観を向上させることができる再生装置を提供する。
本開示における再生装置は、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する再生処理を実行する回路と、前記回路を内部に収容し、前側の前壁部および下側の下壁部を有する筐体と、前記筐体の前記前壁部の前側に配置されるカバー部材と、を備える再生装置であって、前記筐体は、前記前壁部の後方に配置され、前記前壁部と前後方向で重なる位置に配置される複数の被接続部と、前記筐体の下壁部の前記複数の被接続部と上下方向に重なる位置にそれぞれ配置されている複数の開口と、を有し、前記カバー部材は、板状のカバー本体と、前記カバー本体の下端に設けられ、それぞれが前記複数の開口を貫通して前記複数の被接続部に対して左右方向に沿った回転軸で回動自在に接続される複数の接続部と、を有する。
本開示における再生装置は、筐体の美観を向上させることができる。
図1は、実施の形態に係る再生装置の外観を示す図である。 図2は、筐体と、カバー部材との接続部分の構成について説明するための図である。 図3は、筐体と、カバー部材との接続部分の構成について説明するための図である。 図4Aは、筐体に対してカバー部材を取り付けるときの取り付け方法について説明するための図である。 図4Bは、筐体に対してカバー部材を取り付けるときの取り付け方法について説明するための図である。 図5は、カバー部材が閉じている状態から第1の角度開いた場合にカバー部材に作用するバネの力がカバー部材に作用する方向について説明するための図である。 図6は、カバー部材が所定の角度以上の位置にある場合にカバー部材に作用するバネの力がカバー部材に作用する方向について説明するための図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した従来の再生装置に関し、以下の問題が生じることを見出した。
従来の再生装置では、筐体の前面に開口が形成されているため、筐体とフロントドアとの嵌合部が前面に露出している。このため、フロントドアが開いている状態では、筐体とフロントドアとの嵌合部における軸受け構造、隙間などが露出してしまい、外観上の見栄えが悪いという課題がある。
また、筐体の前面に開口が形成されているため、当該開口から筐体の内部に異物が侵入するおそれがある。よって、侵入した異物により筐体の内部の回路に不具合が発生するおそれがある。異物の侵入を防ぐために開口とせずに凹部内で勘合させることも考えられるが、この場合、筐体の形状が複雑になるという問題がある。また、凹部が筐体の内部を占有する割合が大きくなるため、筐体が大型化するという問題もある。
本発明者は、以下で説明する構成の再生装置により、上記の課題を解決した。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
以下、図1~図6を用いて、実施の形態を説明する。
[1.構成]
図1は、実施の形態に係る再生装置の外観を示す図である。
なお、以降の図では、前後方向をY軸方向とし、前側をY軸方向マイナス側、後側をY軸方向プラス側とする。また、上下方向をZ軸方向とし、上側をZ軸方向プラス側、下側をZ軸方向マイナス側とする。また、左右方向をX軸方向とし、右側をX軸方向プラス側、左側をX軸方向マイナス側とする。また、図中における各方向を示す矢印において、矢印の先端側を当該方向のプラス側とし、先端側とは反対側を当該方向のマイナス側とする。
図1の(a)は、カバー部材30が閉じている状態を示す図である。図1の(b)は、トレイ60がスライドして露出状態となることで、カバー部材30が開いている状態を示す図である。
再生装置1は、記録媒体70に記録されているコンテンツを再生し、再生することにより得られた映像信号を、例えばTV、モニタなどの表示装置に出力する装置である。再生装置1は、例えば、記録媒体70としてDVD、Blu-ray(登録商標) Disc(BD)などの光ディスクに記録されているコンテンツを再生する、DVDプレーヤ、BDプレーヤなどである。
図1に示すように、再生装置1は、筐体10と、カバー部材30とを備える。再生装置1は、さらに、トレイ60を備えていてもよい。
筐体10は、略直方体形状の箱状の部材である。筐体10は、例えば、Z軸方向に扁平な略直方体形状を有する。筐体10は、内部に、記録媒体70に記録されているコンテンツを再生する再生処理を実行する回路40を収容している。また、筐体10は、トレイ60上に配置されている記録媒体70からコンテンツを読み出す光ピックアップ、商用電源からの電力を再生装置1で利用する電力に変換する電源ユニットなどの各種電子機器(図示せず)を収容していてもよい。筐体10は、例えば、金属、樹脂などにより構成されている。また、筐体10の下面には、当該下面と再生装置1が載置される面との間に空間を形成するための脚部が配置されていてもよい。
カバー部材30は、筐体10の前側に配置される部材である。カバー部材30は、例えば、筐体10の前壁部11の全体を覆う部材である。このため、カバー部材30は、筐体10に収容された状態のトレイ60の前方を覆う。カバー部材30は、例えば、金属、樹脂などにより構成されている。
トレイ60は、記録媒体70が配置される部材であり、図1の(b)に示すように、筐体10に対して前方にスライドすることで筐体10から露出する。
次に、筐体10と、カバー部材30との接続部分について説明する。
図2および図3は、筐体と、カバー部材との接続部分の構成について説明するための図である。図2は、筐体10の前壁部11を含む前側の一部と、カバー部材30とが分解されている状態を、後側から見た図である。図3は、筐体10の前壁部11を含む前側の一部と、カバー部材30とが接続されている状態を、後側から見た図である。
筐体10は、複数の被接続部19~22と、複数の開口15~18とを有する。筐体10は、前壁部11に、トレイ60が前方にスライドしたときに貫通する開口12を有する。
複数の被接続部19~22は、筐体10の前壁部11の後方に配置され、前壁部11とY軸方向で重なる位置に配置される。複数の被接続部19~22は、筐体10のY軸方向マイナス側の端部かつZ軸方向マイナス側の端部に、X軸方向に並んで配置される。複数の被接続部19~22のそれぞれは、X軸方向に延びる軸体であり、例えば、X軸方向に沿った軸を有する円柱形状である。
なお、被接続部は、角柱形状であってもよい。この場合、軸受けは内面が角柱形状に外接する円柱形状の曲面を有する丸孔を有する。
複数の被接続部19~22のうちの3つの被接続部19~21は、それぞれ、筐体10のX軸方向に交差する面23~25からX軸方向プラス側に突出している。複数の被接続部19~22のうちの1つの被接続部22は、筐体10のX軸方向に交差する面26からX軸方向マイナス側に突出している。つまり、複数の被接続部19~22のうちのX軸方向の両側に配置される被接続部19、22は、筐体10のX軸方向に略直交する2つの面23、26から互いに近づく方向に突出している。なお、4つの面23~26は、筐体10の前壁部11と筐体の前側の一部の下壁部13とに亘って形成されるYZ平面に平行な板状の部位である。
また、筐体10の下壁部13よりもY軸方向プラス側には、下壁部13よりもZ軸方向マイナス側の位置に配置される下壁部14が配置されている。つまり、筐体10の下壁部は、互いに高さが異なる下壁部13および下壁部14により構成されており、下壁部13および下壁部14の間には段差が形成されている。なお、下壁部は、段差が形成されておらず、同一の高さに配置される平面によって形成されていてもよい。
複数の開口15~18は、筐体10の下壁部13の複数の被接続部19~22とZ軸方向に重なる位置にそれぞれ配置されている。複数の開口15~18は、筐体10の下壁部13を貫通して形成されている開口である。
カバー部材30は、カバー本体31と、複数の接続部32~35とを有する。
カバー本体31は、板状の部位である。カバー本体31は、筐体10の前壁部11の全体を覆う、X軸方向に長い長尺板状の部位である。
複数の接続部32~35は、カバー本体31のZ軸方向マイナス側の端部に設けられている部位である。複数の接続部32~35は、それぞれが複数の開口15~18を貫通して複数の被接続部19~22に対してX軸方向に沿った回転軸で回転自在に接続される部位である。複数の接続部32~35は、カバー本体31からY軸方向プラス側に突出しており、突出している部位の先端において、複数の被接続部19~22に対して接続される。つまり、複数の接続部32~35のそれぞれは、当該接続部が対応する被接続部19~22としての軸体の軸周りを囲う環状の軸受けである。複数の接続部32~35における環状の軸受けは、被接続部19~22の外周面と嵌合する形状を有する。つまり、複数の接続部32~35における環状の軸受けは、円柱形状の空間を有する丸孔で構成される。具体的には、接続部32は、被接続部19と嵌合する丸孔32aを有する。接続部33は、被接続部20と嵌合する丸孔33aを有する。接続部34は、被接続部21と嵌合する丸孔34aを有する。接続部35は、被接続部22と嵌合する丸孔35aを有する。
なお、環状の軸受けは、角孔で構成されていてもよい。この場合、軸体は角孔の内面に内接する曲面で構成される円柱形状を有する。
また、複数の接続部32~35は、2つの接続部32、35と、接続部34とを有する。2つの接続部32、35は、カバー本体31のX軸方向の両端に配置され、それぞれが対応する被接続部19、22の軸周りの全周を囲う形状を有する。接続部34は、2つの接続部32、35の間に配置され、対応する被接続部21の径方向側の一部が切り欠かれている切り欠き形状34bを有する。
また、図3、および、後述する図4Bの(e)、(f)に示すように、筐体10とカバー部材30とは、互いに接続されている状態において、バネ50によって接続されている。バネ50の一端51は、筐体10の前壁部11に形成された突出部27に形成されている第1貫通孔27aを貫通することで、突出部27に接続されている。つまり、筐体10は、バネ50の一端51に貫通される第1貫通孔27aでバネ50と接続されている。なお、突出部27は、前壁部11の内面側において、X軸方向における位置が開口16近傍の位置に配置されており、当該位置からY軸方向プラス側に突出しているYZ平面に略平行な板状の部位である。
また、バネ50の他端52は、カバー部材30の接続部33に形成されている第2貫通孔33bを貫通することで、接続部33と接続されている。つまり、カバー部材30は、バネ50の他端52に貫通される第2貫通孔33bでバネ50と接続されている。
つまり、バネ50の、筐体10またはカバー部材30との接続部分である両端51、52は、貫通孔27a、33bに貫通することにより接続されているため、カバー部材30が筐体10に対して回転することで、バネ50の両端51、52が筐体10またはカバー部材30の被接続部分に対して回転しても、バネ50は振動しにくい。よって、カバー部材30を筐体10に対して回転させたときにバネ50が振動することにより異音が発生することを低減することができる。
また、バネ50の一端51側は、第1貫通孔27aを貫通している貫通部分51bよりも先端側の先端部分51aが貫通部分51bから屈曲している。このため、カバー部材30が破損して筐体10から外れたとしても、筐体10からバネ50が外れることを低減することができる。よって、バネ50が外れることで筐体10内部の回路40などの回路に与える、例えば、短絡するなどの悪影響を低減することができる。
[2.取り付け方法]
次に、筐体10に対してカバー部材30を取り付けるときの取り付け方法について説明する。
図4Aおよび図4Bは、筐体に対してカバー部材を取り付けるときの取り付け方法について説明するための図である。図4Aおよび図4Bは、Z軸方向から見た場合の平面図である。また、図4Aおよび図4Bでは、筐体10の前側の一部のみを図示しており、上面を省略している。
まず、図4Aの(a)および(b)に示すように、カバー部材30のX軸方向プラス側に配置されている2つの接続部32、33を筐体10の2つの開口15、16に挿入する。このとき、カバー部材30のカバー本体31を前側に撓ませながら2つの接続部32、33を2つの開口15、16に挿入する。このとき、2つの接続部32、33は、2つの被接続部19、20にX軸方向の位置が重ならない状態で、2つの開口15、16に挿入される。つまり、複数の開口15~18のうちの2つの接続部32、33が貫通する2つの開口15、16のそれぞれのX軸方向の幅は、各接続部32、33のX軸方向の幅と、各被接続部19、20のX軸方向の幅とを合わせた幅よりも大きい。
このため、2つの接続部32、33は、開口15、16を貫通した状態で、2つの接続部32、33が対応する2つの被接続部19、20の軸方向に対してスライドすることができる。よって、2つの接続部32、33を被接続部19、20に接続させることが容易にできる。
次に、2つの開口15、16に2つの接続部32、33を挿入した状態で、カバー部材30をX軸方向プラス側にスライドさせる。これにより、図4Aの(c)に示すように、2つの接続部32、33は、2つの被接続部19、20に貫通される。
そして、図4Bの(d)に示すように、カバー部材30のカバー本体31の接続部34の部分を前側に撓ませながら接続部35を開口18に挿入し、接続部35を被接続部22に貫通させることで、接続部35を被接続部22に接続する。このとき、接続部35が貫通する開口18のX軸方向の幅は、接続部35のX軸方向の幅と、被接続部22のX軸方向の幅とを合わせた幅よりも大きい。このため、接続部35を、被接続部22にX軸方向の位置が重ならない状態で、開口18に挿入することが容易にできる。
次に、接続部34を開口17に貫通させた状態で、切り欠き形状34bを被接続部21に押し当てることで、被接続部21を接続部34の丸孔34aに貫通させる。これにより、接続部34を被接続部21に接続する。なお、複数の開口15~18のうち、接続部34が貫通する開口17は、X軸方向の幅が接続部34よりも所定の隙間分大きい。なお、所定の隙間とは、カバー部材30が筐体10に接続されている状態における、接続部32と面23との間の隙間、または、接続部35と面26との間の隙間と同等の隙間である。
このため、開口17は、接続部35とX軸方向で当接することでカバー部材30のX軸方向への移動を規制することができる。また、開口17のX軸方向における幅を接続部35のX軸方向における幅と同等することができるのは、接続部34を対応する被接続部21に対して軸方向に垂直な方向(つまり、Y軸方向プラス側)に移動させることで、被接続部21に接続させることができる切り欠き形状34bを接続部34が有するからである。
最後に、図4Bの(e)、(f)に示すように、バネ50の一端51を突出部27の第1貫通孔27aに挿入し、バネ50の他端52を接続部33の第2貫通孔33bに挿入することで、バネ50を筐体10およびカバー部材30に接続する。
[3.開閉動作]
次に、カバー部材30の開閉動作について説明する。
図5は、カバー部材が閉じている状態から第1の角度開いた場合にカバー部材に作用するバネの力がカバー部材に作用する方向について説明するための図である。図5は、図4Bの(e)のV-V断面図である。
図5の(a)に示すように、カバー部材30が閉じている状態では、バネ50の両端51、52が開いた状態となっており、この状態でバネ50の両端51、52は互いに遠ざかる方向に付勢されている。このとき、カバー部材30の接続部33の回転中心(つまり、被接続部20の中心)と、突出部27の第1貫通孔27aとを結ぶ直線Lよりも、バネ50の他端52が接続されている接続部33の第2貫通孔33bがY軸方向プラス側に位置する。上述したようにバネ50は、両端51、52を互いに遠ざかる方向に付勢しているため、突出部27の第1貫通孔27aと接続部33の第2貫通孔33bとを遠ざかる方向に付勢する。よって、カバー部材30は、接続部33の回転中心において、図示における右回転方向に向けてバネ50により付勢されることとなり、閉状態が維持される。
図5の(b)に示すように、カバー部材30を第1の角度α1開いた場合においても、カバー部材30の接続部33の回転中心(つまり、被接続部20の中心)と、突出部27の第1貫通孔27aとを結ぶ直線Lよりも、バネ50の他端52が接続されている接続部33の第2貫通孔33bがY軸方向プラス側に位置する。よって、上記と同様に、カバー部材30は、接続部33の回転中心において、図示における右回転方向に向けてバネ50により付勢されることとなり、閉じる方向に回転される。これにより、カバー部材30は、図5の(a)に示す閉状態となる。
ここで、例えば、トレイ60がスライドして露出することでカバー部材30が開状態となった場合に、図5の(b)の状態となってもよい。この場合、トレイ60が露出している状態においては、カバー部材30はバネ50により閉じる方向に付勢されていることとなる。よって、トレイ60が筐体10に収納されると、カバー部材30は、バネ50の付勢力により図5の(a)に示す閉状態となる。
図6は、カバー部材が所定の角度以上の位置にある場合にカバー部材に作用するバネの力がカバー部材に作用する方向について説明するための図である。図6は、図5と同様に、図4Bの(e)のV-V断面図に対応している。
図6の(a)に示すように、カバー部材30が所定の角度としての第2の角度α2以上の位置にある状態では、カバー部材30の接続部33の回転中心(つまり、被接続部20の中心)と、突出部27の第1貫通孔27aとを結ぶ直線Lよりも、バネ50の他端52が接続されている接続部33の第2貫通孔33bがY軸方向マイナス側に位置する。上述したようにバネ50は、両端51、52を互いに遠ざかる方向に付勢しているため、図5の場合と同様に、突出部27の第1貫通孔27aと接続部33の第2貫通孔33bとを遠ざかる方向に付勢する。しかしながら、図5の場合とは異なり、直線Lよりもバネ50の他端52が接続されている第2貫通孔33bがY軸方向マイナス側に位置するため、カバー部材30は、接続部33の回転中心において、図示における左回転方向に向けてバネ50により付勢されることとなる。このため、図6の(b)に示すように、カバー部材30は、開状態となる。
このように、バネ50は、カバー部材30が前壁部11に対して所定の角度としての第2の角度α2以上の位置にある場合には、開く回転方向にカバー部材30を付勢する。また、バネ50は、カバー部材30が前壁部11に対して第2の角度α2未満の位置にある場合には、閉じる回転方向にカバー部材30を付勢する。
[4.効果など]
本実施の形態に係る再生装置1によれば、記録媒体70に記録されているコンテンツを再生する再生処理を実行する回路40と、回路40を内部に収容する筐体10と、筐体10の前側に配置されるカバー部材30と、を備える。筐体10は、筐体10の前壁部の後方に配置され、前壁部と前後方向で重なる位置に配置される複数の被接続部19~22と、筐体10の下壁部13の複数の被接続部19~22とZ軸方向に重なる位置にそれぞれ配置されている複数の開口15~18と、を有する。カバー部材30は、板状のカバー本体31と、カバー本体31の下端に設けられ、それぞれが複数の開口15~18を貫通して複数の被接続部19~22に対してX軸方向に沿った回転軸で回動自在に接続される複数の接続部32~35と、を有する。
このように、筐体10の前壁部11が被接続部19~22の前方に重なって配置されているため、カバー部材30を開状態としても、カバー部材30と筐体10との接続部分は前壁部11によって隠れて見えない。このため、カバー部材30が開状態であっても、筐体10の美観を向上させることができる。また、前壁部11に開口が形成されておらず、下壁部13に開口15~18が形成されているため、開口15~18から筐体10の内部に異物が侵入することを低減することができる。よって、異物による筐体10内部の回路40に不具合が発生することを抑制することができる。
また、再生装置1によれば、接続部は、切り欠かれているため、対応する被接続部に対して軸方向に垂直な方向に移動させることで、被接続部に接続させることができる。このため、2つの第1接続部を被接続部に接続させた後に、接続部34を被接続部21に接続させることが容易にできる。
また、再生装置1によれば、2つの接続部32、35に対応する2つの被接続部19、22は、筐体10のX軸方向に略直交する2つの面23、26」から互いに近づく方向に突出している。このため、2つの接続部32、35は、被接続部19、22に接続されている状態では、カバー本体31が撓まない限り、被接続部19、22から抜けにくい。よって、カバー部材30が筐体10から外れることを抑制することができる。
[5.その他]
なお、上記実施の形態では、筐体10において、2つの被接続部19、22の間に、被接続部20が配置されているとしたが、被接続部20は必ずしも配置されていなくてもよい。同様に、開口16は配置されていなくてもよい。同様に、カバー部材30において、2つの接続部32、35の間に、接続部33が配置されているとしたが、接続部33は必ずしも配置されていなくてもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る再生装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、筐体の美観を向上させることができる再生装置などとして有用である。
1 再生装置
10 筐体
11 前壁部
12 開口
13、14 下壁部
15~18 開口
19~22 被接続部
23~26 面
27 突出部
27a 貫通孔
30 カバー部材
31 カバー本体
32~35 接続部
32a~35a 丸孔
33b 貫通孔
34b 切り欠き形状
40 回路
50 バネ
51 一端
51a 先端部分
51b 貫通部分
52 他端
60 トレイ
70 記録媒体

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録されているコンテンツを再生する再生処理を実行する回路と、前記回路を内部に収容し、前側の前壁部および下側の下壁部を有する筐体と、前記筐体の前記前壁部の前側に配置されるカバー部材と、を備える再生装置であって、
    前記筐体は、
    前記前壁部の後方に配置され、前記前壁部と前後方向で重なる位置に配置される複数の被接続部と、
    前記筐体の下壁部の前記複数の被接続部と上下方向に重なる位置にそれぞれ配置されており、かつ、前記複数の被接続部と前後方向に重ならない位置にそれぞれ配置されている複数の開口と、を有し、
    前記カバー部材は、
    板状のカバー本体と、
    前記カバー本体の下端に設けられ、それぞれが前記複数の開口を貫通して前記複数の被接続部に対して左右方向に沿った回転軸で回動自在に接続される複数の接続部と、を有する
    再生装置。
  2. 前記複数の被接続部のそれぞれは、左右方向に延びる軸体であり、
    前記複数の接続部のそれぞれは、当該接続部が対応する前記被接続部としての軸体の軸周りを囲う環状の軸受けであり、
    前記複数の接続部は、
    前記カバー本体の左右方向の両端に配置され、それぞれが対応する前記被接続部の軸周りの全周を囲う形状を有する2つの第1接続部と、
    前記2つの第1接続部の間に配置され、対応する前記被接続部の径方向側の一部が切り欠かれている切り欠き形状を有する第2接続部と、を有する
    請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記複数の開口のうちの前記第2接続部が貫通する第2開口は、左右方向の幅が前記第2接続部よりも所定の隙間分大きい
    請求項2に記載の再生装置。
  4. 前記複数の開口のうちの前記2つの第1接続部が貫通する2つの第1開口のそれぞれの左右方向の幅は、前記第1接続部の左右方向の幅と、前記軸体の左右方向の幅とを合わせた幅よりも大きい
    請求項3に記載の再生装置。
  5. 前記2つの第1接続部に対応する2つの前記被接続部は、前記筐体の左右方向に略直交する2つの面から互いに近づく方向に突出している
    請求項から4のいずれか1項に記載の再生装置。
  6. さらに、
    前記カバー部材が前記前壁部に対して所定の角度以上の位置にある場合には、開く回転方向に前記カバー部材を付勢し、前記カバー部材が前記前壁部に対して前記所定の角度未満の位置にある場合には、閉じる回転方向に前記カバー部材を付勢するように、前記筐体と、前記カバー部材とに接続されているバネを備え、
    前記筐体は、前記バネの一端に貫通される第1貫通孔で前記バネと接続されており、
    前記カバー部材は、前記バネの他端に貫通される第2貫通孔で前記バネと接続されている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の再生装置。
  7. 前記バネの一端側は、前記第1貫通孔を貫通している貫通部分よりも先端側の先端部分が前記貫通部分から屈曲している
    請求項6に記載の再生装置。
  8. 前記記録媒体は、光ディスクであり、
    前記再生装置は、さらに、前記記録媒体が配置されるトレイであって、前方にスライドすることで前記筐体から露出するトレイを備え、
    前記カバー部材は、前記筐体に収容された状態の前記トレイの前方を覆う
    請求項1から7のいずれか1項に記載の再生装置。
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