JP6994626B2 - 基板保持装置および部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品が装着される基板を保持する基板保持装置および部品装着装置に関する。
電子部品が実装された実装基板を製造する部品実装ラインには、基板を搬送するための搬送装置や部品装着装置などの作業設備において基板を作業位置に保持する基板保持装置が用いられる。作業対象の基板が、剛性の弱い基板やいびつな形状をした基板等、搬送装置のベルトコンベアに直接載せて搬送できない基板である場合には、専用の搬送キャリアに載せて搬送する方式が用いられる(例えば特許文献1,2,3参照)。
これらの特許文献例では、基板はキャリアからずれないように粘着テープや粘着性のあるシリコーン樹脂で一時的に固定されるようになっている。例えば特許文献1では、第1基材に配置された粘着性を有するシリコーンゴムを介してフレキシブル基板を第1基材に接着固定する。特許文献2では、基板搬送用キャリアの支持体に、基板の下面と剥離可能に密着する粘着層が設けられた樹脂フィルムを固定した構成が記載されている。また特許文献3では、可撓性基板を搬送する搬送用治具において、治具板に可撓性基板の大きさで凹部を形成し、この凹部の外周部に粘着層を設けた構成が記載されている。
特開2004-128260号公報 特開2012-178551号公報 特開2009-135156号公報
しかしながら、上述の特許文献例に示す先行技術には、基板の固定方式に起因して以下のような課題があった。すなわち先行技術では、基板を粘着層を介して搬送キャリアに固定する方式であるため、基板を十分な強度で確実に固定することが難しかった。このため、部品装着装置で部品を基板に搭載するとその際の衝撃で基板がキャリアに対してずれてしまい、正確な位置に部品を搭載できない問題が生じていた。
上記問題は、搬送キャリアと基板の形状にカスタマイズされた専用の基板保持装置を使用すれば解決できる。しかしながら、専用の基板保持装置は汎用性に欠けることから、使い勝手と設備コスト面での難点が避けられない。すなわち使用する部品装着の対象となる基板の種類を頻繁に変更するような場合は、基板保持装置を基板に応じてその都度取り替えなければならず、作業負荷が増大するとともに基板保持装置を基板ごとに準備するための設備費用の増大を招くこととなっていた。
そこで本発明は、搬送キャリア上の基板を確実に固定するとともに、汎用性に優れた基板保持装置および部品装着装置を提供することを目的とする。
本発明の基板保持装置は、少なくとも1つの基板を載せた搬送キャリアを搬送する搬送機構の搬送方向に沿って延びる一対のガイド部と、前記ガイド部の上部に形成され、前記搬送機構によって搬送される搬送キャリアの上方に突出したエッジ部と、前記搬送方向と直交する方向である幅方向に変位可能に前記ガイド部に装着されるとともに前記搬送方向に沿って延びた座部を有するスライドベースと、前記座部の所定位置に着脱自在に装着される基部と搬送キャリア上の基板の上面に当接可能な先端部とを有する少なくとも一つの基板押さえ部材と、前記ガイド部に対して相対的に上昇することにより、前記搬送機構で搬送されてきた搬送キャリアの上面を前記エッジ部の下面に押付けるとともに基板の上面を前記基板押さえ部材の先端部に押付けるバックアップ部と、を備えた。
本発明の部品装着装置は、基板を単独で、もしくは少なくとも1つの基板を載せた搬送キャリアを搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって単独で搬送された基板もしくは搬送キャリア上の基板を保持する基板保持装置と、前記基板保持装置によって保持された基板に部品を搭載する部品搭載機構とを備えた部品装着装置であって、前記基板保持装置は、前記搬送機構の搬送方向に沿って延びる一対のガイド部と、前記ガイド部の上部に形成され、前記搬送機構によって搬送される搬送キャリアの上方に突出したエッジ部と、前記搬送方向と直交する方向である幅方向に変位可能に前記ガイド部に装着されるとともに前記搬送方向に沿って延びた座部を有するスライドベースと、前記座部の所定位置に着脱自在に装着される基部と搬送キャリア上の基板の上面に当接可能な先端部とを有する少なくとも一つの基板押さえ部材と、前記ガイド部に対して相対的に上昇することにより、前記搬送機構で搬送されてきた搬送キャリアの上面を前記エッジ部の下面に押付けるとともに基板の上面を前記基板押さえ部材の先端部に押付けるバックアップ部と、を備えた。
本発明によれば、搬送キャリア上の基板を確実に固定するとともに、汎用性に優れた基板保持装置および部品装着装置を実現することができる。
本発明の一実施の形態の部品装着装置の平面図 本発明の一実施の形態の基板保持装置の平面図 本発明の一実施の形態の基板保持装置の断面図 本発明の一実施の形態の基板保持装置の機能説明図 本発明の一実施の形態の基板保持装置の分解斜視図 本発明の一実施の形態の基板保持装置における基板押さえ部材の装着方法の説明図 本発明の一実施の形態の基板保持装置のスライドベースの構成説明図 本発明の一実施の形態の基板保持装置の機能説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品装着装置1の全体構成を説明する。部品装着装置1は基板に部品を搭載する機能を有している。本実施の形態では、搭載作業の対象となる基板として、単独ではハンドリングが困難な低剛性の基板3と、単独でハンドリング可能な剛性を有する基板3A(図8参照)との双方を搭載作業の対象とする。
このため部品装着装置1は、単独の基板3Aもしくは少なくとも1つの基板3を載せた搬送キャリア20を搬送する搬送機構2と、この搬送機構2によって単独で搬送された基板3Aもしくは搬送キャリア20上の基板3を保持する基板保持装置とを備え、この基板保持装置によって保持された基板に、部品搭載機構によって部品を搭載する構成となっている。なお図1~図7では、搬送キャリア20に載せられた基板3を対象とする場合について説明している。
図1において、基台1aの中央部には、X方向(基板搬送方向)に搬送機構2が配設されている。搬送機構2は基板3が載せられて上流側から搬入された搬送キャリア20を搬送し、以下に説明する部品搭載機構による搭載作業位置に位置決めする機能を有する。搬送機構2は平行に配置された2条の搬送レール部21を有している。搬送レール部21の上部の内側には、搬送キャリア20を搬送コンベア27a(図4(a))によって搬送するコンベアユニット27(図3,図4参照)が設けられている。搬送レール部21の中央部には、搬入された基板3の相対向する2辺の側端部をガイドするガイド部22が設けられている。ガイド部22によってガイドされた搬送キャリア20は、下受け機構30によって下受けされる。
搬送機構2の両側には、搭載対象の電子部品を供給する部品供給部4が配置されている。部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に配置されており、テープフィーダ5はキャリアテープに保持された部品を以下に説明する部品搭載機構による取出位置までピッチ送りする機能を有している。基台1a上面のX方向の1端部上にはY軸移動テーブル6が配設されており、Y軸移動テーブル6には2台のX軸移動テーブル7がY方向にスライド自在に結合されている。X軸移動テーブル7には、それぞれ搭載ヘッド8がX方向にスライド自在に装着されている。
搭載ヘッド8は複数の単位保持ヘッド9より成る多連型ヘッドであり、単位保持ヘッド9の下端部に装着された部品保持用の部品吸着ノズル(図示省略)によってテープフィーダ5から搭載対象の部品を真空吸着によって保持する。Y軸移動テーブル6およびX軸移動テーブル7を駆動することにより、搭載ヘッド8は部品供給部4と搬送機構2に位置決めされた基板3との間で移動し、保持した部品を基板3に搭載する。搭載ヘッド8およびY軸移動テーブル6、X軸移動テーブル7は、部品供給部4から部品を取り出して基板3に搭載する部品搭載機構10を構成する。
X軸移動テーブル7の下面には、それぞれ搭載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。搭載ヘッド8を搬送機構2に保持された基板3の上方へ移動させることにより、基板認識カメラ11は基板3に形成された認識マークを撮像する。部品供給部4と搬送機構2との間の搭載ヘッド8の移動経路には、部品認識カメラ12が配置されている。部品供給部4から部品を取り出した搭載ヘッド8を部品認識カメラ12の上方に位置させることにより、部品認識カメラ12は搭載ヘッド8に保持された状態の部品を撮像する。
次に図2および各図を適宜参照して、部品装着装置1が備えた基板保持装置の構成および機能を説明する。図2に示すように、搬送機構2を構成する2条の搬送レール部21の上部には、搬送機構2の搬送方向(X方向)に沿って延びる1対のガイド部22が配置されている。
図3、図4に示すように、ガイド部22は細長い略矩形断面の棒状部材であるガイドベース24の上面に、上面プレート23を重ねた構成となっている。上面プレート23の側端に形成されたエッジ部23a(図4参照)は、ガイド部22によって搬送キャリア20を保持した状態において、搬送キャリア20の上方に突出する。すなわち、ガイド部22の上部には、搬送機構2によって搬送される搬送キャリア20の上方に突出するエッジ部23aが形成されている。
ここで搭載対象となる基板3および基板3を載せる搬送キャリア20について説明する。基板3は矩形における対角位置の隅部を除去した外形形状の異形基板である。搬送キャリア20には、このような形状の基板3が平面的に嵌入する凹部20aが形成されている。凹部20aの周縁には、基板3の外縁部の下面を支持する外縁支持部20bが形成されている。さらに凹部20aの内部には、基板3の下受け面における下受け可能部位に対応した位置に、複数の冊状の内部支持部20cが配置されている。これらの内部支持部20cを除いた範囲は、基板3の下受け面における既実装部品などとの干渉を避けるために凹部20aの底面部が除去された底面除去部20dとなっている。
それぞれのガイド部22には、搬送方向(X方向)と直交する方向である幅方向(Y方向)の内側に向かって、すなわち搬送キャリア20の上方に向かって変位可能に、スライドベース25が装着されている。スライドベース25の内側の縁部からは、搬送キャリア20の上方に向かって基板押さえ部材26が延出している(図3も参照)。
次に上述構成において、基板3を載せた搬送キャリア20を下受けして昇降させる下受け機構30の構成および機能について説明する。図3に示すように、1対の搬送レール部21の中間には、下受け機構30が配置されている。下受け機構30は、両端部にバックアップ部32が立設された水平なベース部31を昇降駆動部33によって昇降させる構成となっている。バックアップ部32はコンベアユニット27の内側であって搬送キャリア20の両端部を押し上げることが可能な位置に配置されている。昇降駆動部33を昇降駆動する(矢印a)ことにより、バックアップ部32はガイド部22に対して相対的に昇降する(矢印b)。
図4(b)、図5に示すように、スライドベース25は搬送方向と直交する幅方向(Y方向)に突出した少なくとも1つの、搬送方向に細長いウイング形状の突出部25bを有している。ガイド部22には、ガイドベース24と上面プレート23の合わせ面に位置して、幅方向(Y方向)に突出部25bが挿入される少なくとも一つの、搬送方向に細長いスリット形状の取り付け穴22aが形成されている(図5参照)。スライドベース25をガイド部22に装着する際には、突出部25bを取り付け穴22aに位置合わせして挿入する。突出部25bおよび取り付け穴22aをいずれも搬送方向に細長い形状に設定することにより、装着位置精度を良好な作業性で確保することが可能となっている。
このスライドベース25のガイド部22への装着において、スライドベース25のY方向の位置を固定するために、突出部25bは、図4(b)に示すように、Y方向に等間隔で配置された複数の第1の係合部25dを有している。そしてガイド部22は、図4(a)に示すように、取り付け穴22aに挿入された突出部25b(図5に図示する突出部25b*参照)の第1の係合部25dに係合して、スライドベース25のY方向における位置を固定するボールプランジャ22bを有している。このような構成により、ガイド部22にスライドベース25をY方向の所望の位置に、作業性よく位置合わせして固定することができる。
この位置合わせ作業においては、特定の突出部25b(ここでは一方の端部に位置する突出部25b)に形成された第1の目印M1を目視により確認しながらスライドベース25のY方向の位置合わせを行う(図6参照)。すなわち、突出部25bは、スライドベース25の幅方向における位置を目視確認するための第1の目印M1を有している。
このようにしてガイド部22に対するY方向の位置が固定されたスライドベース25には、基板押さえ部材26が装着される。基板押さえ部材26は、スライドベース25の所定位置に着脱自在に装着される基部26aと、搬送キャリア20上の基板3の上面に当接可能な先端部26bとを有する構成となっている。そして一つの基板3を保持するのに、少なくとも一つの基板押さえ部材26が用いられる。
ここでは、スライドベース25に対する基板押さえ部材26の搬送方向であるX方向の位置を、所望の位置に調整しながら装着作業を行う。本実施の形態では、スライドベース25には、基板押さえ部材26を着脱自在であって且つ搬送方向の位置を変更可能に装着するための装着座として機能する座部25aが、搬送方向に沿って延びた形態で設けられている。図4(b)に示すように、座部25aは、突出部25bとは反対方向に開くとともにX方向へ延びた溝25eを有している。スライドベース25に基板押さえ部材26を装着する際には、この溝25eに基板押さえ部材26の基部26aが挿入される。
さらに座部25aは、X方向に等間隔で配置された複数の第2の係合部25cを有している。そして基板押さえ部材26の基部26aは、溝25eに装着された際に第2の係合部25cに係合して基板押さえ部材26のX方向における位置を固定する被係合部26cを有している。これにより、基板押さえ部材26のスライドベース25に対するX方向の位置を、所望の位置に調整することができる。
この位置合わせ作業においては、図7に示す参照位置表示25fおよび座部25aに沿って等間隔で形成された第2の目印M2を目視により確認しながら位置合わせを行う。すなわち座部25aは、基板押さえ部材26のX方向(搬送方向)における位置を目視確認するための第2の目印M2を有している。
部品装着装置1における部品搭載作業は、このようにして基板押さえ部材26の先端部26bを所望の位置に設定した状態で行われる。すなわち、図4(c)に示すように、コンベアユニット27によって搬送キャリア20が搬入されると、昇降駆動部33(図3)を駆動することにより、バックアップ部32をガイド部22に対して相対的に上昇させる(矢印c)。これにより、バックアップ部32は搬送キャリア20の上面をエッジ部23aの下面に押し付けるとともに、基板3の上面を基板押さえ部材26の先端部26bに押し付ける。
この押しつけ力により、基板押さえ部材26が上方に撓み変形し(矢印d)、この撓みによる弾性反力によって先端部26bは基板3の上面に押圧される。したがって基板押さえ部材26の撓みによる弾性特性を適切に設定することにより、基板3の位置固定に必要とされる十分な押圧力を確保することができる。そしてこの押圧力により、搬送キャリア20上の基板3を確実に固定することができるという効果を得る。
上記構成において、ガイドベース24に上面プレート23を重ねたガイド部22、ガイド部22の上部に形成されたエッジ部23a、上面プレート23に装着されて座部25aを有するスライドベース25、基部26aと先端部26bとを有する基板押さえ部材26および上述のバックアップ部32は、搬送キャリア20上の基板3を保持する基板保持装置を構成する。
次に、図5、図6、図7を参照して、搬送キャリア20に載せられた基板3を基板押さえ部材26によって押圧して位置固定する押さえ位置の調整について説明する。上述のように、本実施の形態に示す基板保持装置は、搬送レール部21に固定されたガイド部22に、スライドベース25および基板押さえ部材26を位置調整可能に装着する構成になっている。
新たな基板品種を対象とする部品搭載作業の開始に際しては、当該基板品種について予め設定された押さえ位置を基板押さえ部材26が正しく押さえ込むことができるよう、スライドベース25および基板押さえ部材26を、位置を調整しながらガイド部22に装着する作業が行われる。この装着作業では、図5に示すように、スライドベース25のガイド部22に対するY方向の位置を調整することにより幅方向の位置が調整される。基板押さえ部材26のスライドベース25に対するX方向の位置を調整することにより、搬送方向の位置が調整される。
なお、本実施の形態においては先端部26bの延出長さL1、L2が長短2種類の基板押さえ部材26A、26Bが準備されている。これらを使い分けることによって、幅方向の位置を2通りに設定できるようになっている。基板押さえ部材26A、26Bのいずれにおいても、基部26aには搬送方向に等間隔で座部25aに配置された第2の係合部25cに係合する被係合部26cが設けられている。これにより、基板押さえ部材26A、基板押さえ部材26Bを、座部25aにおけるX方向の所望の位置に装着することができる。
スライドベース25のガイド部22への装着に際しては、図6(a)に示すように、ガイド部22に形成された取り付け穴22aに対してスライドベース25の突出部25bを位置合わせして取り付け穴22aに挿入する(矢印e)。このとき、図6(b)に示すように、スライドベース25の端部に位置する位置確認用の突出部25bに形成された第1の目印M1の複数の位置合わせ線のうち、予め指定された位置合わせ線M1Lの端部が上面プレート23の端面と一致するように、スライドベース25のY方向の位置を調整する。この位置調整を行うことにより、特定の突出部25b*に形成された第1の係合部25dにはボールプランジャ22bが係合し、スライドベース25はガイド部22に対して位置固定される。
そしてこのようにしてガイド部22に位置固定されたスライドベース25に対して基板押さえ部材26を装着する。ここでは、装着される基板押さえ部材26として基板押さえ部材26Bが選択された例を示している。基板押さえ部材26Bの装着に際しては、参照位置表示25fおよび第2の目印M2を参照して、スライドベース25に対する位置合わせが行われる。そして、位置合わせにより特定された座部25aの第2の係合部25cに、基部26aに形成された被係合部26cを係合させる。すなわち座部25aの溝25e(図4(b)参照)に基部26aを挿入することにより、基板押さえ部材26Bを装着する(矢印f)。
これにより、図6(c)に示すように、特定された座部25aの第2の係合部25cに基部26aの被係合部26cが係合し、基板押さえ部材26はスライドベース25において予め指定されたX方向の位置に装着される。そして上述のガイド部22へのスライドベース25の装着、スライドベース25への基板押さえ部材26の装着により、基板押さえ部材26の先端部26bは予め指定された基板3の押さえ込み位置に対応した位置に位置合わせされる。
このように搭載作業対象とする基板3の種類や形状が異なる場合には、上述のようにスライドベース25、基板押さえ部材26の装着位置を調整する。これにより、必要とされる基板押さえ位置の数や位置が異なる種々の基板に対応することが可能となり、汎用性に優れた基板保持装置が実現されている。
なお、図1~図7に示す例では、搬送キャリア20に載せられた基板3を搭載作業の対象とする例を示したが、部品装着装置1では、図8に示すように、単独の基板3Aをそのまま作業対象とすることができる。すなわち、コンベアによる搬送や搭載作業時の姿勢保持などに必要とされる剛性を有するものであれば、搬送キャリア20に載せることなく、単独の基板3Aをコンベアユニット27によって搬送する。そして搭載作業位置に位置決めされた基板3Aに対してバックアップ部32を上昇させ(矢印g)、基板3Aを持ち上げてエッジ部23aの下面に押し付ける。これにより、基板3Aは搭載作業位置において位置固定される。
上記説明したように、本実施の形態に示す基板保持装置は、少なくとも1つの基板3を載せた搬送キャリア20を搬送する搬送機構2の搬送方向に沿って延びる一対のガイド部22と、ガイド部22の上部に形成され、搬送機構2によって搬送される搬送キャリア20の上方に突出したエッジ部23aと、搬送方向と直交する方向である幅方向に変位可能にガイド部22に装着されるとともに搬送方向に沿って延びた座部を有するスライドベース25と、座部25aの所定位置に着脱自在装着される基部26aと搬送キャリア20上の基板3の上面に当接可能な先端部26bとを有する少なくとも一つの基板押さえ部材26と、ガイド部22に対して相対的に上昇することにより、搬送機構2で搬送されてきた搬送キャリア20の上面をエッジ部23aの下面に押付けるとともに基板3の上面を基板押さえ部材26の先端部26bに押付けるバックアップ部32とを備えた構成となっている。
この構成により、基板押さえ部材26による十分な弾性反力によって基板3を搬送キャリア20に押し付けて搬送キャリア20上の基板3を確実に固定することができる。またこれとともに、先端部26bのガイド部22への相対位置を、搬送方向、幅方向のいずれについても調整可能となっており、基板押さえ位置が異なる複数種類の基板に対応可能な汎用性に優れた基板保持装置が実現されている。
本発明の基板保持装置および部品装着装置は、搬送キャリア上の基板を確実に固定するとともに汎用性に優れるという効果を有し、基板に部品を装着して搭載基板を製造する分野において有用である。
1 部品装着装置
2 搬送機構
3 基板
10 部品搭載機構
20 搬送キャリア
22 ガイド部
22a 取り付け穴
22b ボールプランジャ
23 上面プレート
23a エッジ部
24 ガイドベース
25 スライドベース
25a 座部
25b 突出部
25c 第2の係合部
25d 第1の係合部
26 基板押さえ部材
26a 基部
26b 先端部
26c 被係合部
30 下受け機構
32 バックアップ部
M1 第1の目印
M2 第2の目印

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの基板を載せた搬送キャリアを搬送する搬送機構の搬送方向に沿って延びる一対のガイド部と、
    前記ガイド部の上部に形成され、前記搬送機構によって搬送される搬送キャリアの上方に突出したエッジ部と、
    前記搬送方向と直交する方向である幅方向に変位可能に前記ガイド部に装着されるとともに前記搬送方向に沿って延びた座部を有するスライドベースと、
    前記座部の所定位置に着脱自在に装着される基部と搬送キャリア上の基板の上面に当接可能な先端部とを有する少なくとも一つの基板押さえ部材と、
    前記ガイド部に対して相対的に上昇することにより、前記搬送機構で搬送されてきた搬送キャリアの上面を前記エッジ部の下面に押付けるとともに基板の上面を前記基板押さえ部材の先端部に押付けるバックアップ部と、を備えた、基板保持装置。
  2. 前記スライドベースは、前記幅方向に突出した少なくとも一つの突出部を有し、
    前記ガイド部は、前記幅方向に前記突出部が挿入される少なくとも一つの取り付け穴を有する、請求項1に記載の基板保持装置。
  3. 前記突出部は、前記幅方向に等間隔で配置された複数の第1の係合部を有し、
    前記ガイド部は、前記取り付け穴に挿入された前記突出部の前記第1の係合部に係合して前記スライドベースの前記幅方向における位置を固定するプランジャを有する、請求項2に記載の基板保持装置。
  4. 前記突出部は、前記スライドベースの前記幅方向における位置を目視確認するための第1の目印を有する、請求項2もしくは3に記載の基板保持装置。
  5. 前記取り付け穴は、前記搬送方向に細長いスリット形状であり、
    前記突出部は、前記搬送方向に細長いウイング形状である、請求項2から4のいずれかに記載の基板保持装置。
  6. 前記座部は、前記突出部とは反対方向に開くとともに前記搬送方向へ延びた溝を有し、この溝に前記基板押さえ部の基部が挿入されて装着される、請求項2から5のいずれかに記載の基板保持装置。
  7. 前記座部は、前記搬送方向に等間隔で配置された複数の第2の係合部を有し、
    前記基板押さえ部の基部は、前記溝に装着された際に前記第2の係合部に係合して前記基板押さえ部の前記搬送方向における位置を固定する被係合部を有する、請求項6に記載の基板保持装置。
  8. 前記座部は、前記基板押さえ部の前記搬送方向における位置を目視確認するための第2の目印を有する、請求項6もしくは7に記載の基板保持装置。
  9. 基板を単独で、もしくは少なくとも1つの基板を載せた搬送キャリアを搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって単独で搬送された基板もしくは搬送キャリア上の基板を保持する基板保持装置と、
    前記基板保持装置によって保持された基板に部品を搭載する部品搭載機構とを備えた部品装着装置であって、
    前記基板保持装置は、
    前記搬送機構の搬送方向に沿って延びる一対のガイド部と、
    前記ガイド部の上部に形成され、前記搬送機構によって搬送される搬送キャリアの上方に突出したエッジ部と、
    前記搬送方向と直交する方向である幅方向に変位可能に前記ガイド部に装着されるとともに前記搬送方向に沿って延びた座部を有するスライドベースと、
    前記座部の所定位置に着脱自在に装着される基部と搬送キャリア上の基板の上面に当接可能な先端部とを有する少なくとも一つの基板押さえ部材と、
    前記ガイド部に対して相対的に上昇することにより、前記搬送機構で搬送されてきた搬送キャリアの上面を前記エッジ部の下面に押付けるとともに基板の上面を前記基板押さえ部材の先端部に押付けるバックアップ部とを備えた、部品装着装置。
  10. 前記基板保持装置は、前記単独で搬送された基板に部品を搭載する場合、前記搬送機構で搬送されてきた基板の上面を前記バックアップ部によって前記エッジ部の下面に押付ける、請求項9に記載の部品装着装置。
  11. 前記スライドベースは、前記幅方向に突出した少なくとも一つの突出部を有し、
    前記ガイド部は、前記幅方向に前記突出部が挿入される少なくとも一つの取り付け穴を有する、請求項10に記載の部品装着装置。
  12. 前記突出部は、前記幅方向に等間隔で配置された複数の第1の係合部を有し、
    前記ガイド部は、前記取り付け穴に挿入された前記突出部の前記第1の係合部に係合して前記スライドベースの前記幅方向における位置を固定するプランジャを有する、請求項11に記載の部品装着装置。
  13. 前記突出部は、前記スライドベースの前記幅方向における位置を目視確認するための第1の目印を有する、請求項11もしくは12に記載の部品装着装置。
  14. 前記取り付け穴は、前記搬送方向に細長いスリット形状であり、
    前記突出部は、前記搬送方向に細長いウイング形状である、請求項11から13のいずれかに記載の部品装着装置。
  15. 前記座部は、前記突出部とは反対方向に開くとともに前記搬送方向へ延びた溝を有し、この溝に前記基板押さえ部の基部が挿入されて装着される、請求項11から14のいずれかに記載の部品装着装置。
  16. 前記座部は、前記搬送方向に等間隔で配置された複数の第2の係合部を有し、
    前記基板押さえ部の基部は、前記溝に装着された際に前記第2の係合部に係合して前記基板押さえ部の前記搬送方向における位置を固定する被係合部を有する、請求項15に記載の部品装着装置。
  17. 前記座部は、前記基板押さえ部の前記搬送方向における位置を目視確認するための第2の目印を有する、請求項15もしくは16に記載の部品装着装置。
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