JP6993661B2 - 有害生物回収管理システム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

有害生物回収管理システム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、捕獲した有害生物の回収作業を管理する有害生物回収管理システムに関する。
ネズミやゴキブリなどの有害生物を捕獲するために、種々の捕獲装置が開発されている。例えば、特許文献1には、ネズミの存在する空間内に揮散成分を揮散させ、前記空間内に設置したネズミ捕獲装置によりネズミを捕獲することを特徴とするネズミの捕獲方法が開示されている。
特開2009-23921号公報
捕獲装置により捕獲された有害生物は、出来る限り早く回収することが望ましい。放置すると、有害生物の死骸が腐敗して死骸臭が発生し、悪臭被害の原因となり得るからである。しかしながら、屋根裏や天井裏などの人目に付きにくい場所に捕獲装置が設置されている場合、有害生物が捕獲されたことを直ぐに検知することは困難である。このため、死骸臭による悪臭被害が発生して初めて有害生物が捕獲されたことに気付く場合が少なくない。
また、有害生物を捕獲・回収する業者は、一般に、「悪臭がするから有害生物の死骸を回収してほしい」という旨の連絡を受けてから、現場へ赴いて回収作業を行う。複数の場所から回収の依頼を受けると、場当たり的に回収作業を行うことが多く、作業効率が悪かった。
そこで、本発明は、捕獲した有害生物を、悪臭被害が発生する前に、効率的に回収することを主目的とする。
有害生物の中でも例えばネズミは、周囲の温度及び湿度にもよるが、死亡してから3日程度経過すると死骸臭を発するようになる。本発明者は、有害生物が死亡してから死骸臭が発生するまでにある程度時間を要することに着目し、有害生物が捕獲されたことを直ぐに検知することができれば、死骸臭が発生する前に捕獲された有害生物を回収し、悪臭被害を未然に防ぐことが可能であると考えた。更に本発明者は、複数の場所で有害生物が捕獲された場合に、死骸臭が発生するまでの時間を利用して回収先をどのような順序で回ることが効率的であるかを検討し回収作業の優先順位を設定することで、効率的に回収作業を行うことができると考えた。このような着想の下、本発明者は、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、複数の有害生物捕獲装置と、優先順位設定装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された有害生物回収管理システムであり、前記有害生物捕獲装置が、有害生物を捕獲する捕獲部と、前記有害生物が捕獲されたことを検知する捕獲検知部と、捕獲検知情報を送信する送信部と、を備え、前記優先順位設定装置が、前記捕獲検知情報を受信する受信部と、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断する回収可否判断部と、前記有害生物を捕獲した後の経過時間及び前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度に基づいて、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとにポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定する優先順位設定部と、を備える有害生物回収管理システムを提供する。
また、本発明は、複数の有害生物捕獲装置と、優先順位設定装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された有害生物回収管理システムにおける有害生物回収管理方法であり、前記有害生物捕獲装置が、有害生物を捕獲するステップと、前記有害生物が捕獲されたことを検知するステップと、捕獲検知情報を送信するステップと、を実行し、前記優先順位設定装置が、前記捕獲検知情報を受信するステップと、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、前記有害生物を捕獲した後の経過時間及び前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度に基づいて、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとにポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、を実行する有害生物回収管理方法を提供する。
また、本発明は、複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される優先順位設定装置であり、有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から捕獲検知情報を受信する受信部と、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断する回収可否判断部と、前記有害生物を捕獲した後の経過時間及び前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度に基づいて、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとにポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定する優先順位設定部と、を備える優先順位設定装置を提供する。
また、本発明は、複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される優先順位設定装置に、有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から捕獲検知情報を受信するステップと、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、前記有害生物を捕獲した後の経過時間及び前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度に基づいて、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとにポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、を実行させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される優先順位設定装置に、有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から捕獲検知情報を受信するステップと、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、前記有害生物を捕獲した後の経過時間及び前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度に基づいて、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとにポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、を実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供する。
なお、本明細書において「有害生物」とは、衛生的、経済的又は産業的に人に害を与える生物であり、捕獲装置を用いて駆除することを目的とする生物のことをいう。例えば、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなどのネズミや、イタチ、ハクビシン、アライグマなどが挙げられる。
本発明によれば、捕獲した有害生物を、悪臭被害が発生する前に、効率的に回収することができる。
第1実施形態に係る有害生物回収管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る有害生物回収管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る有害生物捕獲装置の機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る優先順位設定装置の機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブルのデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る経過時間テーブルのデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る業務別緊急度テーブルのデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る優先順位設定テーブルのデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る有害生物捕獲装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る優先順位設定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る有害生物回収管理システムの機能構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブルのデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係る環境別緊急度テーブルのデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係る優先順位設定テーブルのデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係る優先順位設定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る有害生物回収管理システムの機能構成の一例を示す図である。 第3実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブルのデータの一例を示す図である。 第3実施形態に係る距離別優先度テーブルのデータの一例を示す図である。 第3実施形態に係る優先順位設定テーブルのデータの一例を示す図である。 第3実施形態に係る優先順位設定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る有害生物回収管理システムの機能構成の一例を示す図である。 第4実施形態に係る用具テーブルのデータの一例を示す図である。 第4実施形態に係る優先順位設定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<1.第1実施形態>
(1)システム構成
まず、図1を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1について説明する。図1は、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す有害生物回収管理システム1は、複数の有害生物捕獲装置10と、優先順位設定装置20と、を有する。有害生物捕獲装置10と優先順位設定装置20は、無線又は有線により、インターネットなどのネットワーク30を介して通信可能に接続されている。
有害生物捕獲装置10は、有害生物を捕獲する機能を備えた装置である。優先順位設定装置20は、サーバなどのコンピュータである。図1に示す優先順位設置装置20は、1台のコンピュータにより構成されているが、2台以上のコンピュータによって構成されていてもよい。
(2)ハードウェア構成
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1のハードウェア構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。
(2-1)有害生物捕獲装置
図2に示すように、有害生物捕獲装置10は、捕獲装置11、捕獲検知装置12及び通信装置13を備える。
捕獲装置11は、有害生物を捕獲することができればその構成は特に限定されず、公知の構成を採用することができる。例えば、有害生物が捕獲装置11の内部に進入すると入り口のシャッターが落下して自動的に閉まる構成が挙げられる。
捕獲検知装置12は、有害生物が捕獲されたことを検知することができれば、その構成は特に限定されず、公知の構成を採用することができる。例えば、捕獲装置11の内部に有害生物の重量に応じて作動する機構を設けて、重量の変化に基づいて捕獲を検知してもよい。捕獲装置11の入口に設けられたシャッターが閉まったことを示す信号に基づいて捕獲を検知してもよい。有害生物に赤外線を照射してその放射熱を検出するセンサーを捕獲装置11に設けて、放射熱の有無に基づいて捕獲を検知してもよい。有害生物の進入路を挟んで対向する位置に赤外線発光ダイオードと赤外線センサーを設けて、間に餌を置き、有害生物が当該餌に接近して赤外線センサー側の赤外線が遮断されることにより、有害生物の捕獲を検知してもよい。
通信装置13は、ネットワーク30を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、優先順位設定装置20にデータを送信する。
(2-2)優先順位設定装置
図2に示すように、優先順位設定装置20は、演算装置21、記憶装置22、入力装置23、出力装置24及び通信装置25を備える。これらの各ハードウェアは、制御信号やデータ信号などの授受を媒介する経路、例えばバスなどで接続されている。
演算装置21は、CPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶装置22、ROMなどからプログラムやデータをRAM上に呼び出して処理を実行することで、優先順位設定装置20全体の制御や機能を実現する。ROMは不揮発性メモリであり、BIOS、OS設定及び各種設定等のプログラムやデータが格納されている。RAMは揮発性メモリであり、プログラムやデータを一時的に保持する。
記憶装置22は、例えばハードディスクドライブであり、演算装置21が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータが格納されている。入力装置23は、例えばキーボードやマウス、テンキーなどであり、ユーザが各種操作信号を入力するために用いられる。出力装置24は、例えば画面表示装置、印字装置、音声出力装置などであり、優先順位設定装置20による処理結果をユーザに提供するために用いられる。通信装置25は、ネットワーク30を介した通信を媒介する通信インタフェースである。
本実施形態に係る有害生物捕獲装置10及び優先順位設定装置20は、上記ハードウェア構成を備えることにより、後述する各種処理を実現する。
(3)機能構成
次に、図3及び図4を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1の機能構成について説明する。
(3-1)有害生物捕獲装置
図3は、第1実施形態に係る有害生物捕獲装置10の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、有害生物捕獲装置10は、捕獲部101、捕獲検知部102及び送信部103を備える。
捕獲部101は、捕獲装置11により実現され、有害生物を捕獲する。捕獲検知部102は、捕獲検知装置12により実現され、有害生物捕獲装置10において有害生物が捕獲されたことを検知する。送信部103は、通信装置13などにより実現され、優先順位設定装置20に対して、有害生物が捕獲された旨の捕獲検知情報を送信する。捕獲検知情報には、有害生物捕獲装置10を一意に特定するための捕獲装置識別情報(捕獲装置ID)、捕獲日時などが含まれ得る。
(3-2)優先順位設定装置
図4は、第1実施形態に係る優先順設定装置20の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、優先順位設定装置20は、受信部201、回収可否判断部202、優先順位設定部203を備える。
受信部201は、通信装置25などにより実現され、有害生物捕獲装置10から捕獲検知情報を受信する。
回収可否判断部202は、演算装置21などにより実現され、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10が設置されている場所において、所定の日に有害生物を回収する作業を行うことが可能か否かを判断する。
優先順位設定部203は、演算装置21などにより実現され、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10のそれぞれに対して、所定の基準に基づいてポイントを算出し、ポイントの数が多い有害生物捕獲装置10ほど、回収作業の優先順位を高く設定する。
更に、優先順位設定装置20は、有害生物捕獲装置テーブル204、経過時間テーブル205、業務別緊急度テーブル206、優先順位設定テーブル207を保持し、これらは記憶装置22などに記憶される。
(4)データ等
次に、図5~8を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1が保持するデータについて説明する。
図5は、第1実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブル204のデータの一例を示す図である。有害生物捕獲装置テーブル204は、有害生物捕獲装置10に関するデータを保持する。有害生物捕獲装置テーブル204が保持するデータとしては、例えば、捕獲装置ID、有害生物捕獲装置10が設置されている建屋名及びフロア、設置場所、捕獲された有害生物の回収作業を行うことが出来ない日(回収不可日)、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度などが挙げられる。
図6は、第1実施形態に係る経過時間テーブル205のデータの一例を示す図である。経過時間テーブル205は、有害生物捕獲装置10が有害生物を捕獲してからの経過時間と、該経過時間に応じたポイントのデータを保持する。
経過時間は、例えば、捕獲検知情報に含まれる捕獲日時から、回収が予定される特定の日時までの時間とすることができる。また、例えば、捕獲検知情報に含まれる捕獲日時から、本実施形態に係る有害生物回収管理システム1に係るプログラムの実行を開始した日時までの時間とすることができる。
上記ポイントは、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10が複数存在する場合に、捕獲された有害生物を回収する順番の優先順位を設定するために用いられ、ポイント数が多いほど優先順位が高く設定される。有害生物が捕獲されてから時間が経つほど、有害生物が死亡して死骸臭が発生する可能性が高まることから、上記経過時間が長いほど対応するポイント数を多くして回収の優先順位を高めることが好ましい。経過時間及びポイント数は、任意で設定されればよく、特に限定されない。図6に示す例では、経過時間が24時間未満の場合は0ポイント、24時間以上48時間未満の場合は80ポイント、48時間以上72時間未満の場合は120ポイント、72時間以上の場合は200ポイントとしている。
有害生物がネズミである場合、周囲の温度及び湿度にもよるが、死亡してから72時間程度経過すると死骸臭を発するようになるため、経過時間が72時間以上の場合にはポイント数を多く設定して、回収の優先順位を高めることが好ましい。
図7は、第1実施形態に係る業務別緊急度テーブル206のデータの一例を示す図である。業務別緊急度テーブル206は、業務別緊急度の度合いと、該度合いに応じたポイントのデータを保持する。
業務別緊急度は、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺で行われている業務に応じた有害生物回収作業の緊急性を表す度合いである。例えば、公共性が高い業務や衛生面が重視される業務は、そうではない業務と比較して有害生物回収作業の緊急性は高い。図7に示す例では、業務別緊急度の度合いを「レベル」で表しており、レベルの数が大きい方が有害生物回収作業の緊急性が高い。このため、レベル1は30ポイント、レベル2は80ポイント、レベル3は100ポイント、レベル4は150ポイント、というように、レベルの数が多いほどポイント数を多く設定して、有害生物回収作業の優先順位を高めている。
例えば、物流センターや倉庫などの緊急性の極めて低い場合はレベル1、有害生物による営業的な被害が問題化しやすい業務の場合はレベル2、食品工場や給食センターなどの衛生面が重視される業務の場合はレベル3、鉄道会社や高速道路会社などの極めて公共性が高い業務の場合はレベル4と設定することができる。
図5に戻って業務別緊急度について説明すると、捕獲装置IDが0001の有害生物捕獲装置10は、A鉄道会社に設置されており、当該有害生物捕獲装置10の周辺では極めて公共性の高い業務が行われているため、業務別緊急度のレベルは4に設定されている。一方、捕獲装置IDが0004の有害生物捕獲装置10は、D倉庫に設置されており、緊急性は極めて低いことから、業務別緊急度はレベル1に設定されている。
図8は、第1実施形態に係る優先順位設定テーブル207のデータの一例を示す図である。優先順位設定テーブル207は、上記経過時間及び業務別緊急度に基づいて、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10ごとにポイントを算出するために用いられる。図8に示す例では、優先順位設定テーブル207のデータは、2016年12月6日(火)10時00分に作成されている。また、回収予定日は2016年12月6日(火)である。優先順位設定テーブル207は、捕獲装置ID、有害生物を捕獲した日時、回収予定日において回収作業が可能であるか否か、有害生物捕獲後の経過時間に基づいたポイント数、業務別緊急度に応じたポイント数、ポイントの合計数、優先順位の情報を保持している。
(5)動作
次に、図9、10を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1における有害生物回収管理方法について説明する。
(5-1)有害生物捕獲装置
図9は、第1実施形態に係る有害生物捕獲装置10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。有害生物捕獲装置10の捕獲部101が有害生物を捕獲したことを、捕獲検知部102が検知する(ステップS10)。送信部103は、有害生物の捕獲検知情報を優先順位設定装置20へ送信する(ステップS20)。捕獲検知情報には、有害生物捕獲装置10を一意に特定するための捕獲装置IDと、捕獲日時が含まれる。
(5-2)優先順位設定装置
図10は、第1実施形態に係る優先順位設定装置20が実行する処理の一例を示すフローチャートである。優先順位設定装置20の受信部201は、有害生物捕獲装置10の送信部103が送信した捕獲検知情報を受信する(ステップS110)。優先順位設定装置20の回収可否判断部202は、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10の設置場所において所定の日に有害生物の回収作業を行うことが可能か否かを判断する(ステップS120)。所定の日に回収作業を行うことができないと判断した場合(ステップS120:No)、処理を終了する。
所定の日に回収作業を行うことが可能と判断した場合(ステップS120:Yes)、優先順位設定部203は、有害生物捕獲後の経過時間を確認し(ステップS130)、経過時間に基づいてポイントを付与する(ステップS140)。例えば、経過時間が24時間未満の場合は0ポイント、24時間以上48時間未満の場合は80ポイント、48時間以上72時間未満の場合は120ポイント、72時間以上の場合は200ポイントとする(ステップS141~S144)。
次に、優先順位設定部203は、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺で行われている業務に応じた業務別緊急度を確認し(ステップS150)、業務別緊急度に基づいてポイントを付与する(ステップS160)。例えば、業務別緊急度がレベル1の場合は30ポイント、レベル2の場合は80ポイント、レベル3の場合は100ポイント、レベル4の場合は150ポイントとする(ステップS161~S164)。
優先順位設定部203は、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10ごとに、ポイントを算出し、合計する(ステップS170)。優先順位設定部203は、ポイントの合計数が多い順に優先順位を設定し(ステップS180)、処理を終了する。
次に、図5~8を参照して、第1実施形態に係る有害生物回収管理システム1における有害生物回収管理方法について、更に説明する。
図8に示す優先順位設定テーブル207の例では、有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10の捕獲装置IDと、捕獲日時が記憶されている。当該捕獲装置ID及び捕獲日時の情報は、優先順位設定装置20の受信部201が、有害生物捕獲装置10の送信部103から受信した捕獲検知情報の内容に基づいている。
まず、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10を例に挙げて説明する。
回収可否判断部202は、回収予定日である2016年12月6日(火)に、回収作業が可能であるかを判断する。図5を参照すると、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10は、回収不可日が土曜日、日曜日及び祝日である。よって、回収可否判断部202は、捕獲装置ID0003については、2016年12月6日(火)の回収作業が可能であると判断する(図8)。
優先順位設定部203は、有害生物捕獲後からの経過時間に基づいてポイントを算出する。図8に示す例では、捕獲装置ID0003における有害生物捕獲日時は2016年12月3日6時32分であり、図8のテーブルデータ作成日時である2016年12月6日10時00分の時点において、経過時間は72時間以上である。ここで、図6を参照すると、経過時間が72時間以上の場合、ポイントは200である。よって、優先順位設定部203は、経過時間に基づいて捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10に200ポイントを付与する(図8)。
優先順位設定部203は、次に、業務別緊急度に基づいてポイントを算出する。図5を参照すると、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10は業務別緊急度がレベル2である。また、図7を参照すると、業務別緊急度のレベルが2の場合、ポイントは80である。よって、優先順位設定部203は、業務別緊急度に基づいて捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10に80ポイントを付与する(図8)。
優先順位設定部203は、経過時間に基づく200ポイントと、業務別緊急度に基づく80ポイントを合算して、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10のポイント合計数は280ポイントであると算出する(図8)。
次に、捕獲装置ID0008の有害生物捕獲装置10を例に挙げて説明する。
回収可否判断部202は、回収予定日である2016年12月6日(火)に、回収作業が可能であるかを判断する。図5を参照すると、捕獲装置ID0008の有害生物捕獲装置10は、回収不可日が火曜日である。よって、回収可否判断部202は、捕獲装置ID0008については、2016年12月6日(火)の回収作業が不可であると判断する(図8)。
図8に示すように、他の有害生物捕獲装置10についても同様にポイントの合計数を算出し、ポイントの合計数が多い順に優先順位を設定する。図8の例では、ポイント数が最も多い捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も高く、ポイント数が最も低い捕獲装置ID0004の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も低く設定されている。
以上のように、本実施形態に係る有害生物回収管理システム1は、有害生物捕獲後の経過時間が長い場合に回収作業の優先順位を高く設定することができる。このため、経過時間が長く、死骸臭が発生する可能性が高い場所の回収作業を優先的に行って死骸臭による悪臭被害の発生を未然に防ぐことが可能である。また、業務別緊急度に基づいて優先順位を設定することができるため、緊急度の高い場所を先に回収して緊急度の低い場所を後で回収するなど、回収作業の効率化を図ることができる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る有害生物回収管理システム1Aについて説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と同様の点は第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)機能構成
図11は、第2実施形態に係る有害生物回収管理システム1Aの機能構成の一例を示す図である。図11に示すように、優先順位設定装置20Aは、優先順位設定部203Aを備える。また、優先順位設定装置20Aは、有害生物捕獲装置テーブル204A、優先順位設定テーブル207A、環境別緊急度テーブル208を保持し、これらは記憶装置22などに記憶される。
(2)データ等
図12は、第2実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブル204Aのデータの一例を示す図である。有害生物捕獲装置テーブル204Aは、第1実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブル204と比較して、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺の環境に応じた環境別緊急度のデータを更に保持する。
図13は、第2実施形態に係る環境別緊急度テーブル208のデータの一例を示す図である。環境別緊急度テーブル208は、環境別緊急度の度合いと、該度合いに応じたポイントのデータを保持する。
環境別緊急度は、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺の環境に応じた有害生物回収作業の緊急性を表す度合いである。例えば、厨房の天井裏といった高温且つ高湿度となりやすい環境の場合、そうではない環境と比較して有害生物の死骸の腐敗速度が速いため、有害生物回収作業の緊急性は高い。図13に示す例では、環境別緊急度の度合いを「レベル」で表しており、レベルの数が大きい方が有害生物回収作業の緊急性が高い。このため、レベル1は20ポイント、レベル2は50ポイント、レベル3は120ポイント、というように、レベルの数が多いほどポイント数を多く設定して、有害生物回収作業の優先順位を高めている。
例えば、物流センターや倉庫などの緊急性が低い環境の場合はレベル1、住宅の天井裏などの一般的な環境の場合はレベル2、厨房の天井裏など高温且つ高湿度の環境の場合はレベル3と設定することができる。
図12に戻って環境別緊急度について説明すると、捕獲装置ID0005の有害生物捕獲装置10は、E飲食店の厨房に設置されており、高温且つ高湿度となる環境であるため、環境別緊急度はレベル3に設定されている。一方、装置IDが0004の有害生物捕獲装置10は、D倉庫に設置されており、環境に起因する緊急性は低いことから、環境別緊急度はレベル1に設定されている。
図14は、第2実施形態に係る優先順位設定テーブル207Aのデータの一例を示す図である。優先順位設定テーブル207Aは、第1実施形態に係る優先順位設定テーブル207と比較して、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺の環境に応じた環境別緊急度のデータを更に保持する。
(3)動作
次に、図15を参照して、第2実施形態に係る有害生物回収管理システム1Aにおける有害生物回収管理方法について説明する。図15は、第2実施形態に係る優先順位設定装置20Aが実行する処理の一例を示すフローチャートである。第2実施形態における処理では、環境別緊急度に基づいてポイントを算出する。
ステップS110~S160、S170及びS180の処理は上記第1実施形態と同様である。優先順位設定部203Aは、有害生物捕獲装置10の設置場所周辺の環境に応じた環境別緊急度を確認し(ステップS210)、環境別緊急度に基づいてポイントを付与する(ステップS220)。例えば、環境別緊急度がレベル1の場合は20ポイント、レベル2の場合は50ポイント、レベル3の場合は120ポイントとする(ステップS221~S223)。
次に、図12~14を参照して、第2実施形態に係る有害生物回収管理システム1Aにおける有害生物回収管理方法について、更に説明する。
図14に示す優先順位設定テーブル207Aは、環境別緊急度に基づくポイントのデータを保持することができる。優先順位設定部203Aは、環境別緊急度に基づいてポイントを算出する。図12を参照すると、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10は環境別緊急度のレベルが2である。また、図13を参照すると、環境別緊急度のレベルが2の場合、ポイントは50である。よって、優先順位設定部203Aは、環境別緊急度に基づいて捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10に50ポイントを付与する(図14)。
優先順位設定部203Aは、経過時間に基づく200ポイントと、業務別緊急度に基づく80ポイントと、環境別緊急度に基づくポイント50ポイントを合算して、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10のポイント合計数は330ポイントであると算出する(図14)。
図14に示すように、他の有害生物捕獲装置10についても同様にポイントの合計数を算出し、ポイントの合計数が多い順に優先順位を設定する。図14の例では、ポイント数が最も多い捕獲装置ID0002の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も高く、ポイント数が最も低い捕獲装置ID0004の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も低く設定されている。
以上のように、本実施形態に係る有害生物回収管理システム1Aは、環境別緊急度に基づいて回収作業の優先順位を設定することができるため、有害生物の死骸臭に起因する悪臭被害が発生する前に、効率的に有害生物を回収することができる。
<3.第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る有害生物回収管理システム1Bについて説明する。第3実施形態の説明では、第1及び第2実施形態と異なる点について説明し、第1及び第2実施形態と同様の点は第1及び第2実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)機能構成
図16は、第3実施形態に係る有害生物回収管理システム1Bの機能構成の一例を示す図である。図16に示すように、優先順位設定装置20Bは、優先順位設定部203Bを備える。また、優先順位設定装置20Bは、有害生物捕獲装置テーブル204B、優先順位設定テーブル207B、距離別優先度テーブル209を保持し、これらは記憶装置22などに記憶される。
(2)データ等
図17は、第3実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブル204Bのデータの一例を示す図である。有害生物捕獲装置テーブル204Bは、第2実施形態に係る有害生物捕獲装置テーブル204Aと比較して、出発地点から有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置10の設置場所までの距離に応じた距離別優先度のデータを更に保持する。
図18は、第3実施形態に係る距離別優先度テーブル209のデータの一例を示す図である。距離別優先度テーブル209は、距離別優先度の度合いと、該度合いに応じたポイントのデータを保持する。
距離別優先度は、任意の出発地点から有害生物捕獲装置10が設置されている場所までの距離に応じて、有害生物回収作業の優先度を定めるための指標である。図18に示す例では、距離別優先度の度合いを「レベル」で表しており、レベルの数が大きい方が出発地点から有害生物捕獲装置10までの距離が遠い。例えば、任意の出発地点からの距離が10km未満以内の場合はレベル1、10km以上20km未満の場合はレベル2、20km以上30km未満の場合はレベル3、30km以上40km未満の場合はレベル4、40km以上の場合はレベル5というように任意で設定することができる。図18に示す例では、レベル1は0ポイント、レベル2は20ポイント、レベル3は50ポイント、レベル4は80ポイント、レベル5は120ポイント、というように、レベルの数が多いほどポイント数を多く設定して、より遠方に設置されている有害生物捕獲装置10ほど有害生物回収作業の優先順位が高くなるようにしている。
出発地点からの距離が遠い場所に設置されている有害生物捕獲装置10まで、車で移動して回収作業を行う場合を例に挙げて説明する。例えば、昼間の時間帯に車で移動すると、交通渋滞に巻き込まれて到着時間が遅くなる場合があり、その場合、回収作業を満足に行うことができなかったり、その後に予定していた回収作業を断念せざるを得ないことがある。このような事態を避けるためには、例えば、交通渋滞を避けるべく朝一番に出発して、最も遠方に設置されている有害生物捕獲装置10にて回収作業を行い、その後に出発地点まで戻りながら更に他の場所で回収作業を行うことが効率的で好ましい。
図17に戻って距離別優先度について説明すると、捕獲装置ID0001の有害生物捕獲装置10は出発地点から40km以上離れた場所に設置されており、距離別優先度はレベル5に設定されている。一方、捕獲装置ID0005の有害生物捕獲装置10は出発地点からの距離が5kmと比較的近いため、距離別優先度がレベル1に設定されている
図19は、第3実施形態に係る優先順位設定テーブル207Bのデータの一例を示す図である。優先順位設定テーブル207Bは、第2実施形態に係る優先順位設定テーブル207Aと比較して、任意の出発地点から有害生物捕獲装置10の設置場所までの距離に応じた距離別優先度のデータを更に保持する。
(3)動作
次に、図20を参照して、第3実施形態に係る有害生物回収管理システム1Bにおける有害生物回収管理方法について説明する。図20は、第3実施形態に係る優先順位設定装置20Bが実行する処理の一例を示すフローチャートである。第3実施形態における処理では、距離別優先度に基づいてポイントを算出する。
ステップS110~S160、S170及びS180は上記第1実施形態と同様であり、ステップS210~S220は上記第2実施形態と同様である。優先順位設定部203Bは、有害生物捕獲装置10の設置場所までの距離に応じた距離別優先度を確認し(ステップS310)、距離別優先度に基づいてポイントを付与する(ステップS320)。例えば、距離別優先度がレベル1の場合は0ポイント、レベル2の場合は20ポイント、レベル3の場合は50ポイント、レベル4の場合は80ポイント、レベル5の場合は120ポイントとする(ステップS321~S325)。
次に、図17~19を参照して、第3実施形態に係る有害生物回収管理システム1Bにおける有害生物回収管理方法について、更に説明する。
図19に示す優先順位設定テーブル207Bは、距離別優先度に基づくポイントのデータを保持している。優先順位設定部203Bは、距離別優先度に基づいてポイントを算出する。図17を参照すると、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10は距離別優先度のレベルが2である。また、図18を参照すると、距離別優先度がレベル2の場合、ポイントは20である。よって、優先順位設定部203Bは、距離別優先度に基づいて捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10に20ポイントを付与する(図19)。
優先順位設定部203Bは、経過時間に基づく200ポイントと、業務別緊急度に基づく80ポイントと、環境別緊急度に基づく50ポイントと、距離別優先度に基づく20ポイントを合計して、捕獲装置ID0003の有害生物捕獲装置10のポイント合計数は350ポイントであると算出する(図19)。
図19に示すように、他の有害生物捕獲装置10についても同様にポイントの合計数を算出し、ポイントの合計数が多い順に優先順位を設定する。図19の例では、ポイント数が最も多い捕獲装置ID0002の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も高く、ポイント数が最も低い捕獲装置ID0004の有害生物捕獲装置10の優先順位が最も低く設定されている。
以上のように、本実施形態に係る有害生物回収管理システム1Bは、距離別優先度に基づいて回収作業の優先順位を設定することができる。このため、例えば、遠隔地へ出向いて回収作業を行い、その後徐々に戻りながら他の場所での回収作業を行うといったように、効率的に有害生物を回収することができる。
<4.第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る有害生物回収管理システム1Cについて説明する。第4実施形態の説明では、第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と同様の点は第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)機能構成
図21は、第4実施形態に係る有害生物回収管理システム1Cの機能構成の一例を示す図である。図21に示すように、優先順位設定装置20Cは、用具表示部210を備える。用具表示部210は、出力装置24などにより実現され、有害生物の回収作業を行うために必要な用具を表示する。また、優先順位設定装置20Cは、用具テーブル211を保持し、該用具テーブル211は記憶装置22などに記憶される。
(2)データ等
図22は、第4実施形態に係る用具テーブル211のデータの一例を示す図である。有害生物捕獲装置テーブル211は、捕獲された有害生物の回収作業を行うために必要な用具に関するデータを保持する。図22に示す例では、有害生物捕獲装置10が設置されている建屋ごとに、有害生物回収作業を行うために必要な用具が記憶されている。
例えば、A鉄道会社で回収作業を行う場合、ヘルメット、長袖上着、安全反射ベスト、安全靴を着用する必要がある。B食品工場で回収作業を行う場合、帽子、マスク、白衣、白長靴を着用する必要がある。Cビルで回収作業を行う場合、ビル内に入室するためのセキュリティキーを持参する必要がある。
(3)動作
次に、図23を参照して、第4実施形態に係る有害生物回収管理システム1Cにおける有害生物回収管理方法について説明する。図23は、第4実施形態に係る優先順位設定装置20Cが実行する処理の一例を示すフローチャートである。第4実施形態における処理では、回収作業を行うために必要な用具を表示する。
ステップS110~S180の処理は上記第1実施形態と同様である。ステップS180の後、用具表示部210は、有害生物の回収作業を行うために必要な用具を表示し(ステップS410)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る有害生物回収管理システム1Cは、回収作業に必要な用具を表示することで、回収作業を行う者に用具の持参を促すことが可能である。これにより、現地での回収作業をスムーズに行って、効率的に有害生物を回収することが可能である。
<5.その他の実施形態>
上述した実施形態の機能を実現するプログラムを作成し、コンピュータが備えるCPUなどの演算装置によって実行させることも可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリなどの不揮発性メモリ、HDD、CDといった記憶媒体に格納されてもよく、ネットワークを介して配信されてもよい。
すなわち、上記プログラム及び上記プログラムを記憶した記憶媒体は、本発明に含まれる。
1 有害生物回収管理システム
10 有害生物捕獲装置
11 捕獲装置
12 捕獲検知装置
13 通信装置
20 優先順位設定装置
21 演算装置
22 記憶装置
23 入力装置
24 出力装置
25 通信装置
30 ネットワーク
101 捕獲部
102 捕獲検知部
103 送信部
201 受信部
202 回収可否判断部
203 優先順位設定部
204 有害生物捕獲装置テーブル
205 経過時間テーブル
206 業務別緊急度テーブル
207 優先順位設定テーブル
208 環境別緊急度テーブル
209 距離別優先度テーブル
210 用具表示部
211 用具テーブル

Claims (8)

  1. 複数の有害生物捕獲装置と、計算機を含んで構成される優先順位設定装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された有害生物回収管理システムであり、
    前記有害生物捕獲装置が、有害生物を捕獲する捕獲部と、前記有害生物が捕獲されたことを検知する捕獲検知部と、前記捕獲検知部で検知された情報及び該有害生物捕獲装置を一意に特定するための識別情報を含む捕獲検知情報を送信する送信部と、を備え、
    前記優先順位設定装置は、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置による前記有害生物を捕獲してからの経過時間と該経過時間に相関するポイントを示す経過時間テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われる業務に応じた業務別緊急度と、該業務別緊急度に相関するポイントを示す業務別緊急度テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記業務別緊急度、前記有害生物の回収作業ができない日に関する回収不可日情報を保持する有害生物捕獲装置テーブルと、を備えており、
    前記優先順位設定装置が、
    前記捕獲検知情報を受信する受信部と、
    前記捕獲検知情報及び前記有害生物捕獲装置テーブルの前記回収不可日情報を参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断する回収可否判断部と、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル、前記経過時間テーブル及び前記業務別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記有害生物を捕獲した後の経過時間に基づくポイント及び前記業務別緊急度に基づくポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定する優先順位設定部と、
    を備える有害生物回収管理システム。
  2. 前記優先順位設定装置は、前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺の環境に応じた環境別緊急度と該環境別緊急度に相関するポイントを示す環境別緊急度テーブルを備え、
    前記有害生物捕獲装置テーブルは、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記環境別緊急度を保持しており、
    更に、前記優先順位設定装置の前記優先順位設定部が、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル及び前記環境別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記環境別緊急度に基づいて前記ポイントを算出する、請求項1に記載の有害生物回収管理システム。
  3. 前記優先順位設定装置は、前記計算機に予め記憶され、回収出発地点から前記有害生物捕獲装置の設置場所までの距離に応じた距離レベルと該距離レベルに相関するポイントを示す距離別優先度テーブルを備え、
    前記有害生物捕獲装置テーブルは、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記距離レベルを保持しており、
    更に、前記優先順位設定装置の前記優先順位設定部が、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル及び前記距離別優先度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記距離レベルに基づいて前記ポイントを算出する、請求項1又は2に記載の有害生物回収管理システム。
  4. 前記優先順位設定装置は、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所に応じて前記有害生物の回収作業を行うために必要な用具を示す用具テーブルと、
    前記捕獲検知情報及び前記用具テーブルを参照して、前記有害生物の回収作業を行うために必要な用具を表示する用具表示部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の有害生物回収管理システム。
  5. 複数の有害生物捕獲装置と、計算機を含んで構成される優先順位設定装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された有害生物回収管理システムにおける有害生物回収管理方法であり、
    前記有害生物捕獲装置が、有害生物を捕獲するステップと、前記有害生物が捕獲されたことを検知するステップと、前記有害生物の捕獲が検知された情報及び該有害生物捕獲装置を一意に特定するための識別情報を含む捕獲検知情報を送信するステップと、を実行し、
    前記優先順位設定装置は、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置による前記有害生物を捕獲してからの経過時間と該経過時間に相関するポイントを示す経過時間テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われる業務に応じた業務別緊急度と、該業務別緊急度に相関するポイントを示す業務別緊急度テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記業務別緊急度、前記有害生物の回収作業ができない日に関する回収不可日情報を保持する有害生物捕獲装置テーブルと、を備えており、
    前記優先順位設定装置が、
    前記捕獲検知情報を受信するステップと、
    前記捕獲検知情報及び前記有害生物捕獲装置テーブルの前記回収不可日情報を参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル、前記経過時間テーブル及び前記業務別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記有害生物を捕獲した後の経過時間に基づくポイント及び前記業務別緊急度に基づくポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、
    を実行する有害生物回収管理方法。
  6. 複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される、計算機を含む優先順位設定装置であり、
    前記優先順位設定装置は、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置による有害生物を捕獲してからの経過時間と該経過時間に相関するポイントを示す経過時間テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われる業務に応じた業務別緊急度と、該業務別緊急度に相関するポイントを示す業務別緊急度テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記業務別緊急度、前記有害生物の回収作業ができない日に関する回収不可日情報を保持する有害生物捕獲装置テーブルと、
    有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から、該有害生物を捕獲した旨の情報及び該有害生物捕獲装置を一意に特定するための識別情報を含む捕獲検知情報を受信する受信部と、
    前記捕獲検知情報及び前記有害生物捕獲装置テーブルの前記回収不可日情報を参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断する回収可否判断部と、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル、前記経過時間テーブル及び前記業務別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記有害生物を捕獲した後の経過時間に基づくポイント及び前記業務別緊急度に基づくポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定する優先順位設定部と、を備える優先順位設定装置。
  7. 複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される優先順位設定装置に含まれる計算機に実行されるプログラムであって、
    前記優先順位設定装置は、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置による有害生物を捕獲してからの経過時間と該経過時間に相関するポイントを示す経過時間テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われる業務に応じた業務別緊急度と、該業務別緊急度に相関するポイントを示す業務別緊急度テーブルと、
    前記計算機に予め記憶され、前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記業務別緊急度、前記有害生物の回収作業ができない日に関する回収不可日情報を保持する有害生物捕獲装置テーブルと、を備えており、
    前記計算機に対して、
    有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から、該有害生物を捕獲した旨の情報及び該有害生物捕獲装置を一意に特定するための識別情報を含む捕獲検知情報を受信するステップと、
    前記捕獲検知情報及び前記有害生物捕獲装置テーブルの前記回収不可日情報を参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル、前記経過時間テーブル及び前記業務別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記有害生物を捕獲した後の経過時間に基づくポイント及び前記業務別緊急度に基づくポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  8. 複数の有害生物捕獲装置とネットワークを介して通信可能に接続される優先順位設定装置に含まれる計算機に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記有害生物捕獲装置による有害生物を捕獲してからの経過時間と該経過時間に相関するポイントを示す経過時間テーブルと、
    前記有害生物捕獲装置の設置場所周辺で行われる業務に応じた業務別緊急度と、該業務別緊急度に相関するポイントを示す業務別緊急度テーブルと、
    前記有害生物捕獲装置の設置場所ごとに、前記業務別緊急度、前記有害生物の回収作業ができない日に関する回収不可日情報を保持する有害生物捕獲装置テーブルと、を含み、
    前記計算機に対して、
    有害生物を捕獲した前記有害生物捕獲装置から、該有害生物を捕獲した旨の情報及び該有害生物捕獲装置を一意に特定するための識別情報を含む捕獲検知情報を受信するステップと、
    前記捕獲検知情報及び前記有害生物捕獲装置テーブルの前記回収不可日情報を参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置の設置場所において所定の日に回収作業が可能か否かを判断するステップと、
    前記捕獲検知情報、前記有害生物捕獲装置テーブル、前記経過時間テーブル及び前記業務別緊急度テーブルを参照して、前記有害生物を捕獲した有害生物捕獲装置ごとに、前記有害生物を捕獲した後の経過時間に基づくポイント及び前記業務別緊急度に基づくポイントを算出し、前記ポイントの合計数が多い前記有害生物捕獲装置から順に回収の優先順位を設定するステップと、
    を実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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