JP6993129B2 - パネル用の固定具、パネル構造体及びパネルの設置方法 - Google Patents

パネル用の固定具、パネル構造体及びパネルの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュールのような少なくとも1つのパネルを設置面に設置するための固定具と、当該固定具を含むパネル構造体と、パネルの設置方法と、に関する。
近年、太陽電池モジュールのようなパネルが建造物の屋根のような設置面に設置されることがある。パネルを建造物の屋根に設置するための架台は、設置面の構造に応じて適宜設計される(以下の特許文献1)。
特許文献1は、太陽電池又は温水発生器からなる機能パネルを傾斜状のスレート屋根の構造材と平行に固定する構造を開示する。具体的には、機能パネルは、一対の横ラックの間に挟まれている。各々の横ラックは、屋根の傾斜方向に延びる複数の固定金具によってスレート屋根に固定されている。
特開2013-177736号公報
太陽電池モジュールのようなパネルを施工するための以下の2つの手順が考えられる。第1の手順では、まず、複数の横ラックを固定金具によって設置面上に固定する。次に、互いに隣接する横ラックどうしの間にパネルを支持させる。
第2の手順では、まず、設置面上に1つの第1横ラックを固定金具によって固定し、設置面上に固定したパネルの第1側部のみを第1横ラックに支持させる。次に、パネルの第1側部と対向する第2側部に第2横ラックを取り付ける。ここで、第2横ラックは未だ設置面に固定されていない。次に、パネルの第2側部に取り付けられた第2横ラックを固定金具によって設置面に固定する。
一般に、パネルを施工する手順の違いに応じて適切な固定金具の構造は異なっている。したがって、互いに異なる手順によってパネルを設置面に設置することを可能にする固定具が望まれる。
一態様に係る少なくとも1つのパネルを設置面に設置するための固定具は、前記少なくとも1つのパネルを支持可能な支持部材と、前記支持部材を支える基部と、前記基部に形成され、前記支持部材をスライド移動可能に保持するレールと、前記固定具を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔と、前記支持部材を前記基部に締結するための第2締結部材と、を有する。前記第2締結部材及び前記第1挿通孔は、前記支持部材が1つのパネルを支持した状態において、前記設置面に交差する方向からアクセス可能に構成され、前記支持部材は、前記第2締結部材が挿通される第2挿通孔を有する下部を有し、前記支持部材のスライド方向から見て前記第1挿通孔に挿通された前記第1締結部材の延長線上に位置する前記下部の第1部分は、前記第2挿通孔が形成された前記下部の第2部分よりも、前記第1締結部材から遠い方へ凹んでいる。また、一態様に係る少なくとも1つのパネルを設置面に設置するための固定具は、前記少なくとも1つのパネルを支持可能な支持部材と、前記支持部材を支える基部と、前記基部に形成され、前記支持部材をスライド移動可能に保持するレールと、前記固定具を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔と、前記支持部材を前記基部に締結するための第2締結部材と、を有する。前記第2締結部材及び前記第1挿通孔は、前記支持部材が1つのパネルを支持した状態において、前記設置面に交差する方向からアクセス可能に構成され、記支持部材は、パネルを積載可能に構成され、前記第1締結部材の方に向かって突出する積載面を有し、前記積載面は、前記レールに交差する方向における前記第1締結部材及び前記第2締結部材が設けられる領域よりも外側に設けられている。
一態様に係るパネル構造体は、上記の固定具と、当該固定具によって設置された少なくとも1つのパネルと、を有する。
一態様に係るパネルの設置方法は、上記の固定具を用いて前記パネルを設置面に設置する方法に関する。当該方法は、前記設置面に締結されていない前記固定具を前記パネルの側部に取り付けるステップと、前記パネルの側部に取り付けられた前記固定具を、第1締結部材によって前記設置面に締結するステップと、を有する。
一態様に係るパネルの設置方法は、上記の固定具を用いて前記パネルを設置面に設置する方法に関する。当該方法は、前記固定具を第1締結部材によって前記設置面に締結するステップと、前記設置面に締結された前記固定具の前記支持部材を前記基部に関してスライド移動させることによって、前記パネルの側部に前記固定具を取り付けるステップと、前記パネルの側部に取り付けられた前記固定具の前記第2締結部材を締結することによって、前記支持部材と前記基部とを互いに締結するステップと、を有する。
上記態様によれば、同じ固定金具を用いて互いに異なるパネルの設置方法を実施することができる。
一実施形態に係るパネル構造体の模式図である。 図1の2A-2A線に沿ったパネル構造体の断面図である。 一実施形態に係る固定具の側面図である。 一実施形態に係る固定具の部分的側面図である。 一実施形態に係る固定具の部分的斜視図である。 一実施形態に係る固定具の上面図である。 パネルの設置方法の一例を説明するための図である。 パネルの設置方法の別の例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。
図1は、一実施形態に係るパネル構造体の模式図である。図2は、図1の2A-2A線に沿ったパネル構造体の断面図である。パネル構造体は、少なくとも1つのパネル20と、少なくとも1つのパネル20を設置面10に設置するための固定具200と、を有していてよい。パネル20は、例えば太陽電池モジュールであってよい。
本実施形態では、設置面10は、傾斜した屋根であってよい。本明細書において、傾斜した屋根において最大傾斜線に沿って高い方から低い方へ向かう方向を「流れ方向F1」と称する。流れ方向F1の上流側を「水上側」と称する。流れ方向F1の下流側を「水下側」と称する。また、流れ方向F1と直交し、かつ屋根面に沿った方向を「横方向F2」と称する。
本実施形態では、建造物の屋根は、屋根材として複数のスレート12が敷き詰められたスレート屋根である。屋根に設けられた複数のスレート12は流れ方向F1と横方向F2とに並んでいてよい。なお、流れ方向F1に互いに隣接するスレート12は、部分的に重ねられており、これによりスレート屋根の表面に段差が形成されている。
図3は、一実施形態に係る固定具200の側面図である。図4は、一実施形態に係る固定具200の部分的側面図である。図5は、一実施形態に係る固定具200の部分的斜視図である。図6は、一実施形態に係る固定具200の上面図である。
固定具200は、少なくとも1つのパネル20を支持可能な支持部材110と、支持部材110を支える基部210と、を有していてよい。支持部材は、少なくとも1つのパネル20の側面に当接する柱状部材120と、柱状部材120を着脱可能に保持する保持部材202と、を含んでいてよい。柱状部材120は、一方向、本実施形態では横方向F2に沿って保持部材202よりも長く延びている。柱状部材120は、少なくとも2つの保持部材202によって支持されていてよい。柱状部材120は、保持部材202上に保持される。
本実施形態では、パネル20は複数設けられており、流れ方向F1と横方向F2とに並んでいてよい。この代わりに、複数のパネル20は、流れ方向F1と横方向F2の少なくとも一方に並んでいてもよい。さらには、パネル20は、1枚であってもよい。各々のパネル20は、流れ方向F1において互いに隣接する一対の柱状部材120の間に配置されていてよい。
複数の柱状部材120は、流れ方向F1における両端(最も水下側と最も水上側)に配置された2つを除き、同一の構造を有していてよい。また、両端に配置された2つの柱状部材120は、両端以外に配置された柱状部材120と同一の構造を有していてもよい。
柱状部材120は、保持部材202に保持される被保持部124を有する。柱状部材120は、流れ方向F1に互いに隣接する2つのパネル20のうち少なくとも水下側のパネル20を積載する第1積載面126aを有していてよい。本実施形態では、流れ方向F1に互いに隣接する2つのパネル20のうちの水上側のパネル20を積載する第2積載面126bは、保持部材202に形成されている。この代わりに、第2積載面126bは、柱状部材120に形成されていてもよい。すなわち、柱状部材120は、互いに隣接するパネル20のうちの少なくとも一方を積載可能に構成されていればよい。
柱状部材120は、第1積載面126aと第2の積載面126bとを仕切る位置に配置された側面当接部128を有していてよい。側面当接部128は、第1積載面126a及び第2積載面126bに積載された一対のパネル20どうしの間に配置され、一対のパネル20の側面に当接するよう構成されていてよい。
柱状部材120はフランジ129を有していてよい。フランジ129は、第1積載面126a及び第2積載面126bに積載された一対のパネル20の上面の端部を覆うように、側面当接部128の上部から流れ方向F1に突出している。
本実施形態では、保持部材202は、互いに隣接するパネル20の一方を直接支持し、互いに隣接するパネル20の他方を柱状部材120を介して支持する。この代わりに、保持部材202は、互いに隣接するパネル20の両方を直接支持するよう構成されていてもよく、互いに隣接するパネル20の両方を柱状部材120を介して支持するよう構成されていてもよい。なお、支持部材110と基部210は、第2締結部材130によって互いに締結されていてよい。
基部210は、パネル20や柱状部材120のような被設置物を支えるように構成されている。本実施形態では、基部210は、被設置物を支持可能な支持部材110を介して被設置物を支えるよう構成されている。この代わりに、基部210は、被設置物を直接支えるよう構成されていてもよい。
固定具200は、固定具200を設置面10に締結するための第1締結部材140を挿通する第1挿通孔230を有していてよい。第1挿通孔230は、基部210に設けられていてよい。第1締結部材140によって基部210を設置面10に締結することによって、固定具200を設置面10に固定することができる。なお、本実施形態では、第1締結部材140は、基部210の第1挿通孔230及び野地板14を通って垂木16に達していることが好ましい。
第1締結部材140は、第1挿通孔230を通る本体部141と、本体部141に連結され本体部141の径よりも大きい径を有する頭部142と、を有していてよい。具体的一例では、第1締結部材140は螺旋であってよい。この場合、本体部141はねじ切り部分であり、頭部142はねじ切り部分に一体に形成された頭部によって構成される。
基部210は、支持部材110とは反対側に向けられる面の、少なくとも第1挿通孔230が形成された領域に、防水部材228を有することが好ましい。防水部材228は、例えば弾性部材から構成されたシートであってよい。なお、図では、防水部材228の厚みが厚く描かれているが、防水部材228はより薄くてよい。
基部210は、支持部材110を支持可能な支持部を有する。当該支持部は、支持部材110をスライド移動可能に保持するレール212であってよい。レール212は、例えば流れ方向F1に支持部材110をスライド可能に保持するよう、流れ方向F1に延びていてよい。支持部材110のスライド方向におけるレール212の長さは特に限定されないが、レール212は、基部210の一端から他端まで延びていてよい。
基部210は、横方向F2おける両側部において、上方に立設した一対の側壁部214を有していてよい。側壁部214は、レール212と同様に、流れ方向F1に延びていてよい。側壁部214の高さは、レール212の高さと実質的に同じであることが好ましい。この場合、支持部材110は、レール212の上面と一対の側壁部214の上面により支えられる。
第2締結部材130は、基部210と支持部材110との間を延びる本体部131と、本体部131に連結され本体部131の径よりも大きい径を有する頭部132と、を有していてよい。具体的一例では、第2締結部材130は、ボルト及びナットを含んでいてよい。この場合、本体部131は、ボルトのねじ切り部分によって構成される。頭部132は、ボルトのねじ切り部分と一体に形成された頭部、及び/又はねじ切り部分に着脱可能に構成されたナットにより構成される。本実施形態では、第2締結部材130の頭部132は、レール212内に配置されていてよい。レール212は、本体部131の径よりも大きく、かつレール212内に配置された頭部132の径よりも小さい開口部213を有する。
開口部213は、支持部材110のスライド方向に沿って延びている。第2締結部材130の頭部132は、開口部213内、すなわちレール212内に配置されており、第2締結部材130の本体部131は、開口部213を通って上方に延び、支持部材110に形成された第2挿通孔を通っている。このような構成により、第2締結部材130を緩めることによって、支持部材110は、基部210に関してスライド移動可能になっている。なお、第2締結部材130を強く締結すると、支持部材110は、基部210に関してスライド移動できないよう基部210に固定される。
第1挿通孔230は、レール212を挟んで両側に設けられていることが好ましい。さらに、第1挿通孔230は、基部210の端部付近、好ましくは当該端部から5cm以内、より好ましくは当該端部から3cm以内の範囲に設けられている。これにより、施工中にレール212が傾かないよう基部210をしっかりと締結することができる。第1挿通孔230は、基部210の、流れ方向F1における水上側の端部近傍のみに形成されていることが好ましいが、これに限定されるものではない。
好ましくは、レール212内には、基部210を設置面10に締結するための締結部材を挿通させる挿通孔は設けられていない。これにより、レール212内の第2締結部材130の頭部132が、別の締結部材に当接することがないため、高さ方向及び横方向F2におけるレール212のサイズを小さくすることができる。レール212のサイズを小さくすることで、固定具200全体のサイズを小さくすることが可能となる。
第2締結部材130及び第1挿通孔230は、支持部材110が1つのパネル20、本実施形態では水下側のパネル20を支持した状態において、設置面10に交差する方向からアクセス可能に構成されている。具体的一例として、第2締結部材130及び第1挿通孔230の両方が、支持部材110が柱状部材120を保持した状態において、側面当接部128に関して一方側、本実施形態では水上側に設けられている。そして、水上側のパネル20が第1積載面126aに積載されているが、水上側のパネル20が第2積載面126bに積載されていない状態において、第2締結部材130及び第1挿通孔230の両方は、設置面10に交差する方向からアクセス可能になっている。これにより、図7及び図8を用いて以下で説明するように、同一の固定具200によって互いに異なる方法によりパネル20を設置できるようになる。
次に、保持部材202の具体的な構成の一例についてより詳細に説明する。保持部材202は、第2締結部材130が挿通される第2挿通孔116を有する下部112と、下部112よりも上方に位置する上部111と、を有する。上部111は、柱状部材120と当接するよう構成されている。
上部111は、柱状部材120の被保持部124を保持する保持部114を有していてよい。本実施形態では、保持部114は、柱状部材120の被保持部124を受け入れ可能な凹みによって構成されている。保持部114を構成する凹みは、横方向F2に端から端まで延びていてよい。これにより、柱状部材120の被保持部124を、横方向F2から、保持部114を構成する凹みにスライドしてはめ込むことができる。
レール212に沿った支持部材110のスライド方向から見て、第1挿通孔230に挿通された第1締結部材140の延長線上に位置する下部112の第1部分112aは、第2挿通孔116が形成された下部112の第2部分112bよりも、第1締結部材140から遠い方へ凹んでいることが好ましい。より好ましくは、下部112の第2部分112bの水上側の先端は、横方向F2から見て第2締結部材130と重なる位置か、第2締結部材130よりも水下側に位置する。これにより、支持部材110が第1締結部材140及び第1挿通孔230を覆うことなくスライド移動できる範囲をできるだけ広くすることができる。この場合、支持部材110が、第1挿通孔230が形成された基部210の端部付近に位置していても、第1締結部材140によって基部210を設置面10に締結できる。また、仮に第1挿通孔230に挿通された第1締結部材140の頭部142が側壁部214の頂部よりも高い位置にあったとしても、支持部材110のスライド移動の範囲を大きく確保することができる。言い換えると、固定具200が設置面10に締結された状態において第1締結部材140の頭部142が支持部材110の下部112の高さに達していたとしても、支持部材110のスライド移動の範囲を大きく確保することができる。
保持部材202は、前述したようにパネル20を支持可能に構成された第2積載面126bを有していてよい。第2積載面126bは、上部111から第1締結部材140の方へ向かって連続的に突出した部分によって構成されていてよい。具体的には、第2積載面126bは、レール212に交差する方向において第1締結部材140及び第2締結部材130が設けられる領域よりも外側に設けられている。これにより、第2積載面126bが水上側に向かって延びていたとしても、第2積載面126bが第1締結部材140及び第2締結部材130を覆ってしまうことを防止することができる。
次に、図7を参照し、パネルの設置方法の一例を説明する。まず、パネル20を支持可能な支持部材110と、支持部材110を支える基部210と、基部210に形成され、支持部材110をスライド移動可能に保持するレール212と、を有する固定具200を準備する。具体的には、固定具200は、前述した構成を有するものであってよい。
次に、1つの柱状部材120を固定具200によって設置面10に固定し、設置面10に固定された固定具200にパネル20の第1側部を支持させる(図7参照)。
次に、パネル20の第1側部とは反対側の第2側部に、前述の固定具200を取り付ける。具体的には、保持部材202に柱状部材120を固定した状態で、柱状部材120の第1積載面126aにパネル20の第2側部を支持させる。ここで、固定具200は、第2締結部材130及び第1挿通孔230が取り付けられたパネル20とは反対側に位置する向きに取り付けられる。これにより、第2締結部材130及び第1挿通孔230は、設置面10に交差する方向からアクセス可能な状態になっている。なお、この段階では、パネル20の第2側部に取り付けた固定具200は、未だ設置面10に締結されていない。
次に、パネル20の第2側部に取り付けた固定具200を、第1締結部材140によって設置面10に締結する。これにより、パネル20を設置面10上に設置することができる。また、パネル20に隣接した別のパネル20を設置する場合には、上記工程を繰り返し行えばよい。上記工程は、水下側から水上側に向かって順番に行ってもよいし、水上側から水下側に向かって順番に行ってもよい。水下側から水上側に向かって順番に上記工程を行う場合には、固定具200は、第2締結部材130及び第1挿通孔230が水上側に向くように配置される。一方、水上側から水下側に向かって順番に上記工程を行う場合には、固定具200は、第2締結部材130及び第1挿通孔230が水下側に向くように配置される。
図7に示す方法では、以下で説明する方法とは異なり、柱状部材120の位置調整の必要がないため、短時間でパネル20を設置することができる。
次に、図8を参照し、パネルを設置する方法の別の例を説明する。まず、パネル20を支持可能な支持部材110と、支持部材110を支える基部210と、基部210に形成され、支持部材110をスライド移動可能に保持するレール212と、支持部材110を基部210に締結するための第2締結部材130と、を有する固定具200を準備する。具体的には、固定具200は、前述した構成を有するものであってよい。
次に、固定具200を第1締結部材140によって設置面10に締結する。より具体的には、設置面10上に設置するパネル20に応じて複数の柱状部材120を複数の保持部材202を介して設置面10上に固定する。ここで、すべての固定具200は、第2締結部材130及び第1挿通孔230が柱状部材120よりも一方側、例えば水上側に位置するように向けられている。これにより、柱状部材120よりも他方側、例えば水下側にのみパネル20が配置されたとしても、第2締結部材130及び第1挿通孔230は、設置面10に交差する方向からアクセス可能となる。
次に、設置面10に締結された固定具200の支持部材110を基部210に関してスライド移動させることによって、パネル20の側部に柱状部材120を介して固定具200を取り付ける。
具体的には、互いに隣接する柱状部材120どうしの間にパネル20を挟み込む。この際に、パネル20を挟むことができるように、柱状部材120どうしの間の距離をパネル20の長さよりも大きくしておくことが好ましい。そして、一方の固定具200の支持部材110を基部210に関してスライド移動させ、柱状部材120どうしの間の距離を縮めることによって、パネル20の両側部を保持することができる。
次に、パネル20の側部に取り付けられた固定具200の第2締結部材130を締結することによって、支持部材110と基部210とを互いに締結する。これにより、基部210に対する支持部材110のスライド移動を規制する。
図8に示す方法では、固定具200を設置面10に固定する工程と、パネル20を取り付ける工程とを区分けすることができる。したがって、多数のパネル20を設置面10に取り付ける場合、一作業員が固定具200を設置面10に固定している間に、別の作業員が既に設置された固定具200を利用してパネル20の設置をすすめることもできる。
上述した固定具200では、図7及び図8に示す両方法によってパネル20を設置することができるため、施工業者が適宜いずれの設置方法を実行するかを選択することができる。パネルを設置する施工業者は自身の得意な施工方法を有していることも多いため、そのような施工業者にとって高いメリットが得られる。
上述したように、複数の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
例えば、上述した実施形態では、設置面10としての屋根は、複数のスレート12を有するスレート屋根であった。しかしながら、設置面10は、スレート屋根に限定されず、様々な種類の屋根であってもよいし、屋根以外のものであってもよい。
また、上記実施形態では、設置面10は、段差を有する傾斜面である。この代わりに、設置面10は、傾斜面でなくてもよく、段差を有していなくてもよい。
また、上記実施形態では、固定具200及び支持部材110は、互いに隣接する2つのパネル20を保持可能に構成されている。この代わりに、固定具200及び支持部材110は、1つのパネル20のみを保持可能に構成されていてもよい。この場合、支持部材110の側面当接部128は、1つのパネル20の側面に当接していればよい。このような固定具200及び支持部材110は、パネル構造体の流れ方向F1における両端に配置されることに適している。
さらに、上記実施形態では、支持部材110を構成する柱状部材120と保持部材202とは、互いに着脱可能に構成されている。この代わりに、柱状部材120と保持部材202とは一体不可分に構成されていてもよい。
10 設置面
20 パネル
110 支持部材
116 第2挿通孔
120 柱状部材
126a 第1積載面
126b 第2積載面
130 第2締結部材
140 第1締結部材
200 固定具
202 保持部材
210 基部
212 レール
213 開口部
228 防水部材
230 第1挿通孔
F1 流れ方向
F2 横方向

Claims (11)

  1. 少なくとも1つのパネルを設置面に設置するための固定具であって、
    前記少なくとも1つのパネルを支持可能な支持部材と、
    前記支持部材を支える基部と、
    前記基部に形成され、前記支持部材をスライド移動可能に保持するレールと、
    前記固定具を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔と、
    前記支持部材を前記基部に締結するための第2締結部材と、を有し、
    前記第2締結部材及び前記第1挿通孔は、前記支持部材が1つのパネルを支持した状態において、前記設置面に交差する方向からアクセス可能に構成され
    前記支持部材は、前記第2締結部材が挿通される第2挿通孔を有する下部を有し、
    前記支持部材のスライド方向から見て前記第1挿通孔に挿通された前記第1締結部材の延長線上に位置する前記下部の第1部分は、前記第2挿通孔が形成された前記下部の第2部分よりも、前記第1締結部材から遠い方へ凹んでいる、固定具。
  2. 前記第1締結部材は、前記第1挿通孔を通る本体部と、前記本体部に連結され前記本体部の径よりも大きい径を有する頭部と、を有し、
    前記第1締結部材の前記頭部は、前記固定具が前記設置面に締結された状態において、前記支持部材の前記下部の高さに達している、請求項1に記載の固定具。
  3. 少なくとも1つのパネルを設置面に設置するための固定具であって、
    前記少なくとも1つのパネルを支持可能な支持部材と、
    前記支持部材を支える基部と、
    前記基部に形成され、前記支持部材をスライド移動可能に保持するレールと、
    前記固定具を前記設置面に締結するための第1締結部材を挿通する第1挿通孔と、
    前記支持部材を前記基部に締結するための第2締結部材と、を有し、
    前記第2締結部材及び前記第1挿通孔は、前記支持部材が1つのパネルを支持した状態において、前記設置面に交差する方向からアクセス可能に構成され、
    前記支持部材は、パネルを積載可能に構成され、前記第1締結部材の方に向かって突出する積載面を有し、
    前記積載面は、前記レールに交差する方向における前記第1締結部材及び前記第2締結部材が設けられる領域よりも外側に設けられている、固定具。
  4. 前記支持部材は、前記少なくとも1つのパネルの側面に当接する側面当接部を有し、
    前記第2締結部材及び前記第1挿通孔の両方は、前記側面当接部に関して一方側に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の固定具。
  5. 前記支持部材は、前記側面当接部を有する柱状部材と、前記柱状部材を着脱可能に保持する保持部材と、を含む、請求項4に記載の固定具。
  6. 前記第2締結部材は、前記基部と前記支持部材との間を延びる本体部と、前記本体部に連結され前記本体部の径よりも大きい径を有する頭部と、を有し、
    前記レールは、前記本体部の径よりも大きく、かつ前記頭部の径よりも小さい開口部を有し、
    前記開口部は、前記支持部材のスライド方向に沿って延びている、請求項1から5のいずれか1項に記載の固定具。
  7. 前記第1挿通孔は、前記レールを挟んで両側に設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の固定具。
  8. 前記基部は、前記支持部材とは反対側に向けられる面の、少なくとも前記第1挿通孔が形成された領域に、防水部材を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の固定具。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の固定具と、
    前記固定具によって設置された少なくとも1つのパネルと、を有するパネル構造体。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の固定具を用いて前記パネルを設置面に設置するパネルの設置方法であって、
    前記設置面に締結されていない前記固定具を前記パネルの側部に取り付けるステップと、
    前記パネルの側部に取り付けられた前記固定具を、第1締結部材によって前記設置面に締結するステップと、を有するパネルの設置方法。
  11. 請求項1から8のいずれか1項に記載の固定具を用いて前記パネルを設置面に設置するパネルの設置方法であって、
    前記固定具を第1締結部材によって前記設置面に締結するステップと、
    前記設置面に締結された前記固定具の前記支持部材を前記基部に関してスライド移動させることによって、前記パネルの側部に前記固定具を取り付けるステップと、
    前記パネルの側部に取り付けられた前記固定具の前記第2締結部材を締結することによって、前記支持部材と前記基部とを互いに締結するステップと、を有するパネルの設置方法。
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