JP6992302B2 - 遮断装置及び遮断装置の動作方法 - Google Patents
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Description
図1は、窓開口部W1からの光を遮断する遮断装置としてのシャッター10を、室内側から見た図(正面視の図)である。図1は、シャッター10の全閉状態を示している。この場合、シャッター10は、複数の羽根部材によって、円形形状の窓開口部を覆う。本実施形態では、8枚の羽根部材によって窓開口部W1が覆われる。ここで、窓開口部W1には、ガラス等の透明部材61が配置されている。この透明部材61は、四角形状のサッシ枠62に嵌め込まれている。また、窓開口部W1の周縁部には、円弧形状の複数の化粧パネル65が、円を形成するように配置されている。本実施形態では、化粧パネル65の内側で、窓開口部W1が形成されている。
図3に示すように、ベース部材20は、略正方形状のベース板を有し、駆動リング30は薄いリング形状を有している。そして、本実施形態のシャッター10は、複数(ここでは8枚)の羽根ユニット40を備える。これらは、建物の外側から、モータ15、ベース部材20、駆動リング30、羽根ユニット40の順番で配置されている。
ベース板21の左側下端部には、貫通孔23が形成されている。この貫通孔23には、モータ15の回転軸が挿入される。
更に、ベース板21の表面には、同一円C1上に離隔して複数のガイドローラ27が形成されている。
図3に示すように、駆動リング30には、各羽根ユニット40が、支点ピン42を介して、回動可能に取り付けられている。
図5に示すように、羽根ユニット40は、羽根支持板41、支点ピン42、ローラ43及び羽根部材45を備えている。更に、本実施形態では、8枚の羽根ユニット40の内、7枚には、階層調整部材44が設けられている。
次に、図7及び図8を用いて、上述した構成のシャッター10の動作について説明する。図7は、モータ15に近い羽根ユニット40を示した図である。図7(a)はシャッター10を全開した状態、図7(b)は開閉途中の状態、図7(c)はシャッター10を閉じた状態を示している。
モータ15の回転軸の回転に応じて、ピニオンギア16が回転する。そして、このピニオンギア16に噛合したセグメントギア31が、室内側から見て反時計回りの回転方向R1に回転する。この場合、セグメントギア31が取り付けられている駆動リング30と、この駆動リング30に取り付けられている羽根ユニット40の支点ピン42とが、回転方向R1に回転する。
その後、最終的に、図7(c)に示すように、羽根部材45が、円形状の窓開口部W1から、更に突出する。ただし、羽根ユニット40の階層調整部材44及び羽根支持板41は、窓開口部W1よりも外側に位置している。更に、この場合、ピニオンギア16は、セグメントギア31の上端部に噛合し、羽根ユニット40のローラ43は、ガイド溝25gの内側の端部に位置する。
(1)本実施形態のシャッター10は、窓開口部W1の周縁部に対応する円周上に配置された8枚の羽根ユニット40と、羽根ユニット40を窓開口部W1の中心へと押し出すモータ15を備える。羽根ユニット40は、隣接する羽根部材45が重ならないように厚さ方向に羽根部材45をずらす階層調整部材44を備えている。これにより、薄板で構成されたカメラの絞り羽根と異なり、頑丈で撓み難い羽根部材45を窓開口部W1内で重ねることができる。また、窓開口部W1の中心を残しながら開口領域を徐々に小さくして、中心を最後に遮断することができる。従って、窓開口部W1の形状を活かしながら、開閉時における意匠性を向上させることができる。
・上記実施形態において、羽根ユニット40の羽根支持板41、階層調整部材44、羽根部材45等の形状は、上述した形状に限定されない。例えば、羽根部材45は、窓開口部W1の正面視において、厚さ方向に重ならないのであれば、隣接する羽根部材45と、更に隣接する羽根部材の両方に重なる形状であってもよい。また、上記実施形態では、羽根ユニット40の先端(頂点)の外側が隠れるように重ねた配置にして、羽根ユニット40の枚数に応じた多角形で構成された隙間を徐々に小さくした。これに代えて、羽根ユニット40の枚数とは異なる多角形状の隙間を形成し、この隙間を徐々に小さくする羽根部材45の形状としてもよい。すなわち、開口部の正面視において、隣接する羽根部材と隙間が生じない状態で、羽根部材が、開口部の中心へと押し出されればよい。この場合、隣接する羽根部材と隙間が生じない状態には、開口部の周縁部側において隙間が生じていなければよく、羽根部材の先端(頂点)において一部隙間が生じている状態を含むものとする。
Claims (5)
- 建物の開口部を覆って遮蔽する遮断装置であって、
前記開口部の周縁部に対応する円周上に配置され、先端から徐々に広がった形状の3枚以上の羽根部材と、
前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出す駆動源と、
隣接する前記羽根部材が、前記羽根部材を厚さ方向で重ならないようにずらす階層調整部材とを備え、
前記羽根部材は、前記駆動源によって前記開口部の中心へと押し出された際に、前記開口部の正面視において、隣接する前記羽根部材と隙間が生じない位置で配置され、
前記羽根部材よりも厚い支持部材により、前記羽根部材を支持するように設けたことを特徴とする遮断装置。 - 前記羽根部材は、前記階層調整部材を介して前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮断装置。
- 建物の開口部を覆って遮蔽する遮断装置であって、
前記開口部の周縁部に対応する円周上に配置され、先端から徐々に広がった形状の3枚以上の羽根部材と、
前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出す駆動源と、
隣接する前記羽根部材が、前記羽根部材を厚さ方向で重ならないようにずらす階層調整部材と、
前記駆動源により回動される駆動リングと、
前記駆動リングの回動に応じて移動する前記羽根部材に応じて、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出すように前記羽根部材の動きをガイドするガイド部材とを備え、
前記羽根部材は、前記駆動源によって前記開口部の中心へと押し出された際に、前記開口部の正面視において、隣接する前記羽根部材と隙間が生じない位置で配置されていることを特徴とする遮断装置。 - 建物の円形の開口部の周縁部に配置された3枚以上の羽根部材によって前記開口部を覆って遮断する遮断装置の動作方法であって、
前記遮断装置は、前記開口部の周縁部に対応する円周上に配置され、先端から徐々に広がった形状の前記羽根部材と、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出す駆動源と、隣接する前記羽根部材が、前記羽根部材を厚さ方向で重ならないようにずらす階層調整部材とを備え、前記羽根部材よりも厚い支持部材により、前記羽根部材を支持するように設け、
前記駆動源が、前記開口部の正面視において、隣接する前記羽根部材と隙間が生じない状態で、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出すことを特徴とする遮断装置の動作方法。 - 建物の円形の開口部の周縁部に配置された3枚以上の羽根部材によって前記開口部を覆って遮断する遮断装置の動作方法であって、
前記遮断装置は、前記開口部の周縁部に対応する円周上に配置され、先端から徐々に広がった形状の前記羽根部材と、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出す駆動源と、隣接する前記羽根部材が、前記羽根部材を厚さ方向で重ならないようにずらす階層調整部材と、前記駆動源により回動される駆動リングと、前記駆動リングの回動に応じて移動する前記羽根部材に応じて、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出すように前記羽根部材の動きをガイドするガイド部材とを備え、
前記駆動源が、前記開口部の正面視において、隣接する前記羽根部材と隙間が生じない状態で、前記羽根部材を前記開口部の中心へと押し出すことを特徴とする遮断装置の動作方法。
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DE202010003878U1 (de) | 2010-03-19 | 2010-07-22 | Rüggeberg, Sonja Gesine | Irisblendenartige Verschlussvorrichtung bzw. Mobiliar mit einer darin eingesetzten Verschlussvorrichtung |
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CN104832022A (zh) | 2014-02-07 | 2015-08-12 | 杜怀茹 | 随温度调整遮蔽程度的遮蔽装置 |
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