JP6991807B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、1つの撮像光学系に対して複数の撮像部を有する撮像装置に関する。
一般に、光学像を複数の撮像部に結像させて撮影を行う撮像装置が知られている。例えば、ビームスプリッタを用いて光学像を、画素数が異なる2つの撮像素子に結像するようにした撮像装置がある(特許文献1参照)。ここでは、撮像素子毎に露光条件を変更して撮影を行って得られた画像を合成し、ダイナミックレンジが広い画像が得られるようにしている。
特開2002-290822号公報
上述の特許文献1に記載の撮像装置では、撮像光学系から入射した光学像をビームスプリッタで分割して得られた一方の光学像の結像位置に第1の撮像素子を配している。そして、他方の光学像の結像位置に第2の撮像素子を配置している。
ところで、第1および第2の撮像素子の取付に用いる部品には不可避的に寸法のバラつきが生じる。このため。第1および第2の撮像素子は所定の結像位置から若干ずれた位置に固定されることがある。
このため、第1の撮像素子に完全に合焦するように撮像光学系を制御した際、第2の撮像素子においてはピントの合っていない画像が撮影される懸念がある。さらには、取付位置が異なる第1および第2の撮像素子2では、撮像素子で生じる熱に起因する変形が異なる。よって、撮像装置の使用中において、第1および第2の撮像素子における相対的な光軸方向のずれ量が大きくなって、第1および第2の撮像素子ともにピントが合った画像を得ることが困難となってしまう。
そこで、本発明の目的は、単一の撮像光学系と複数の撮像部を有する際に、複数の撮像部において合焦した画像を得ることが可能な撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置であって、前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定手段と、前記設定手段で設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定手段と、前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部のうち少なくとも2つの焦点深度内に、前記撮像光学系におけるフォーカス位置が位置するように、前記撮像光学系における絞り値を制御することを特徴とする。
本発明によれば、単一の撮像光学系と複数の撮像部を有する際に、複数の撮像部において合焦した画像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の1つである撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像装置において撮像光軸に沿った断面を示す図である。 図1に示すカメラによる撮影を説明するための図である。 図3に示す合焦動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第1の例を説明するための図である。 図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第2の例を説明するための図である。 図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第3の例を説明するための図である。 図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第4の例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラにおける撮影を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の1つである撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。また、図2は、図1に示す撮像装置において撮像光軸に沿った断面を示す図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、カメラ本体(撮像装置本体)1およびレンズユニット(撮像光学系)2を有している。そして、レンズユニット2は、カメラマウント1aにレンズマウント2aを係合させることによって、カメラ本体1に対して着脱可能に取り付けられる。図示のように、レンズユニット2はフォーカスレンズ30、レンズ駆動回路31、およびレンズ制御回路19を有しており、レンズ駆動回路31は、レンズ制御回路19の制御下でフォーカスレンズ20を駆動する。
カメラ本体1には、半透過ミラー(以下単にミラーと呼ぶ)3が備えられている。ミラー駆動回路17はカメラ回路制御マイコン15の制御下でミラー駆動機構(図示せず)によってミラー3を駆動する。なお、ミラー3はアップ状態およびダウン状態のいずれかに位置づけられる。
ダウン状態では、ミラー3を透過した光が第1撮像部4に分配され、ミラー3を反射した光が第2撮像部5に分配される。一方、アップ状態では、ミラー3は図中上方に退避し、第1撮像部のみに光が導かれる。
第1撮像部4および第2撮像部5の各々は、例えば、CCD又はCMOSセンサを備えており、可視光域の光を電気信号に変換する。第1撮像部4および第2撮像部5はそれぞれ第1焦点検出センサ22および第2焦点検出センサ24を備えている。なお、第1焦点検出センサ22および第2焦点検出センサ24の各々は所謂像面位相差検出方式で用いられるセンサであり、光学像に応じた第1焦点検出信号および第2焦点検出信号を出力する。
第1焦点検出信号および第2焦点検出信号は、それぞれ第1焦点駆動回路23および第2焦点駆動回路25に送られる。そして、第1焦点駆動回路23および第2焦点駆動回路25はそれぞれ第1焦点検出信号および第2焦点検出信号に応じた第1被写体像信号および第2被写体像信号を出力する。これら第1被写体像信号および第2被写体像信号はカメラ回路制御マイコン15に送られる。
カメラ回路制御マイコン15は、第1被写体像信号および第2被写体像信号に基づいて像面位相差検出方式によって焦点検出を行う。例えば、カメラ回路制御マイコン15は、第1被写体像信号および第2被写体像信号に基づいてデフォーカス量およびデフォーカス方向を求める。カメラ回路制御マイコン15はこれらデフォーカス量およびデフォーカス方向をレンズ制御回路19に送る。レンズ制御回路19はデフォーカス量およびデフォーカス方向に基づいてレンズ駆動回路31によってフォーカスレンズ30を撮像光軸に沿って駆動して合焦位置とする。なお、焦点検出方式は像面位相差検出方式に限定されない。
第1撮像部4は、第1撮像駆動/制御回路6によって駆動/制御される。第1撮像部4の出力である電気信号(アナログ信号)は第1A/D変換回路7によってデジタル信号(第1デジタル信号)に変換される。また、第2撮像部5は第2撮像駆動/制御回路8によって駆動/制御される。第2撮像部5の出力であるアナログ信号は第2A/D変換回路9によってデジタル信号(第2デジタル信号)に変換される。
第1デジタル信号および第2デジタル信号は画像処理回路10に送られる。画像処理回路10は第1デジタル信号および第2デジタル信号に対して所定の画像処理を行って、それぞれ第1画像データおよび第2画像データを生成する。
画像処理回路10は第1画像データおよび第2画像データをバッファメモリ11に保存する。さらには、デジタル回路制御マイコン14は表示部材駆動回路12によって、液晶表示装置などの表示装置13およびファインダー内表示装置50に選択的に第1画像データおよび第2画像データに応じた画像を表示する。
なお、第1撮像部4および第2撮像部5は同時に静止画又は動画を撮影することが可能である。また、表示装置13およびファインダー内表示装置50には、撮影モード、絞り値、シャッタスピード値、およびISO感度などの各種撮影情報が表示される。また、ユーザーは接眼レンズ51によってファインダー内表示装置50に表示される画像および各種撮影情報を拡大して観察することができる。
図示のように、カメラ本体1には、デジタル回路制御マイコン14およびカメラ回路制御マイコン15が備えられている。デジタル回路制御マイコン14はCPUバスを介して画像処理回路10および表示部材駆動回路12を統括的に制御しデータの授受を行う。カメラ回路制御マイコン15は、スイッチおよび釦などの状態を検知するとともに、前述のようにミラー駆動回路17を制御する。さらに、カメラ回路制御マイコン15にはEEPROM18が備えられており、EEPROM18にはカメラに設定された各種設定値が記録される。
図示のように、カメラ回路制御マイコン15は、マウント接点20を介してレンズ制御回路19と通信を行う。レンズユニット2がカメラ本体1に接続されると、マウント接点20はカメラ回路制御マイコン15に接続を示す接続信号を送信する。
レンズユニット2にはレンズ内メモリ21が備えられており、レンズ内メモリ21にはレンズユニット2に係る固有情報が記録されている。この固有情報には、例えば、レンズユニット2の焦点距離、画角、および絞り量に関する情報が含まれる。
なお、デジタル回路制御マイコン14およびカメラ回路制御マイコン15は相互に通信を行って、協調してカメラ全体を制御する。
スイッチセンス回路16には、撮影モード設定ボタン70、第1撮影ボタン71、および第2撮影ボタン72が接続されている。そして、スイッチセンス回路16は、これにボタンの操作状態に応じた入力信号をカメラ回路制御マイコン15に送る。
撮影モード設定ボタン70は、第1撮像部4および第2撮像部5で撮影を行う際の撮影モードを設定する際に用いられる。撮影モード設定ボタン70における設定(撮影モード)に基づいて、カメラ回路制御マイコン15は第1撮影部4および第2撮影部5における撮影モードを制御する。第1撮影ボタン71は第1撮像部4による撮影を指示する際に用いられる。第2撮影ボタン72は第2撮像部5による撮影を指示する際に用いられる。
続いて、図2を参照して、第1撮像部4および第2撮像部5の位置関係について説明する。
前述のように、ミラー3がダウン状態の場合には、ミラー3を透過した光が第1撮像部4に入射し、ミラー3で反射した光が第2撮像部5に入射する。第1撮像部4は、カメラマウント1aと平行な状態に取り付けられている。一方、第2撮像部5はカメラマウント1aと直交する状態に取り付けられている。つまり、第2撮像部5はレンズユニット2の撮像光軸に対して直交する状態に取り付けられている。
ここで、カメラマウント1から第1撮像部4および第2撮像部5に至るフランジバックの長さについて説明する。
撮影光軸Aとカメラマウント1aの表面との交点Mからミラー3上の点Rを通って第1撮像部4上の点FB1に至る長さが第1撮像部4のフランジバック(第1フランジバック)である。また、交点Mから点Rを通って点FB2に至る長さが第2撮像部5のフランジバック(第2フランジバック)である。そして、第1フランジバックおよび第2フランジバックの光路長は互いに等しくなるように設計される。
第1フランジバックおよび第2フランジバックの光路長を等しくすれば、フォーカスレンズ30を駆動して、第1撮像部4および第2撮像部5の双方においてピントが合った画像を撮影するが理論的には可能となる。
ところが、前述のように、第1撮像部4と第2撮像部5とは互いに直交する状態であり、異なる部材に固定されている。このため、部材の部品寸法のバラつきおよび組立の際のバラつきなどに起因して、第1撮像部4のフランジバックと第2撮像部5のフランジバックとには必ず誤差が生じる。
さらには、カメラを使用する際には、第1撮像部4および第2撮像部5の発熱によって、固定部材などの部品が熱膨張してその寸法が変化する。前述のように、第1撮像部4および第2撮像部5はその固定部材が異なっているので、熱膨張によるフランジバックの変化量が異なる。よって、カメラを使用する際には、第1撮像部4と第2撮像手段5のフランジバックの差はますます大きくなる。
このため、例えば、第1焦点検出センサ22の出力である第1の焦点検出信号に基づいて焦点調節動作を行った際には、第1撮像部4にてピントの合った画像が得られるが、第2撮像部5ではピントの合った画像が得られない状況となる恐れがある。
つまり、第1撮像部4の焦点深度(被写体深度)の範囲、第2撮像部5の焦点深度の深度がずれている場合に起こりやすい。その場合、どちらか一方の撮像部にのみピントの合った画像が得られるように、フォーカスレンズ30にて焦点調節が行われる必要が起こる。
図3は、図1に示すカメラによる撮影を説明するための図である。そして、図3(a)は第1撮像部および第2撮像部において同時に撮影を行う場合の撮影を説明するためフローチャートである。また、図3(b)は第1撮像部および第2撮像部の各々における設定および合焦度合の一例を示す図である。
ユーザーは、撮影モード設定ボタン70を用いて、第1撮像部4の撮影条件(例えば、撮影モード)を設定する(ステップS10)。さらに、ユーザーは、撮影モード設定ボタン70を用いて、第2撮像部5の撮影モードを設定する(ステップS20)。ステップS20の次にステップS10を行うようにしてもよい。また、ユーザーは撮影モード設定ボタン70の操作によって、動画撮影モード、静止画撮影モード、およびAE/LVの3つ撮影モードからその一つを選択する。
なお、AE/LVモードにおいては、撮影によって得られた画像の記録は行われない。この撮影モードは、被写体の明るさを測定して撮影の際の設定を変更し、さらには、撮像素子に入射した光学像に応じた画像を表示装置13などに表示するライブビューを行うモードである。また、第1撮像部4および第2撮像部5における撮影モードは同一であっても異なっていてもよい。さらには、ユーザーが撮影モードを選択することなく、カメラの使用状態に応じてカメラ回路制御マイコン15が撮影モードを設定するようにしてもよい。
続いて、カメラ回路制御マイコン15は、設定された撮影モードに応じて、第1撮像部4および第2撮像部における合焦度合をそれぞれK1およびK2として設定する(ステップS11)。
合焦度合K1およびK2は合焦動作を行う際の第1撮像部4および第2撮像部5の合焦の優先度(度合)を示す。図示の例では、合焦度合K1およびK2の各々は0から1の間の数値で表される。例えば、高精細な静止画を撮影する場合には、合焦度合が高い方が望ましい。一方、一般的に静止画よりも解像度が低い動画を撮影する場合には、ピントに対する精度の要求が厳しくないので合焦度合を低く設定しても問題ないことが多い。さらに、AE/LV表示にのみ撮像部を用いる場合には、合焦度合を低く設定することが望ましい。
図3(b)には撮像部における撮影モードの設定と合焦度合の設定との関係が示されている(図3(b)において、合焦度合Knのnは1又は2を示す)。図示の例では、撮影モードが静止画である場合には、合焦度合K1およびK2が最も高くなり、AE/LVモードの際には合焦度合K1およびK2が最も低くなる。なお、合焦度合K1およびK2はユーザーが設定するようにしもよく、カメラ製造の際に予め設定するようにしてもよい。
次に、カメラ回路制御マイコン15は第1の撮像部4について合焦指示があったか否かを判定する(ステップS12)。合焦指示がないと(ステップS12において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は待機する。同様に、カメラ回路制御マイコン15は第2の撮像部5について合焦指示があったか否かを判定する(ステップS22)。合焦指示がないと(ステップS22において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は待機する。
なお、第1撮像部4に係る合焦指示は第1撮影ボタン71の半押し操作によって行われる。また、第2撮像部5に係る合焦指示は第2撮影ボタン72の半押し操作によって行われる。さらには、第1撮影ボタン71又は第2撮影ボタン72の半押し操作によって第1撮像部4および第2撮像部5について合焦指示を行うようにしてもよい。
第1の撮像部4について合焦指示があると(ステップS12において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は、後述するようにして合焦度合K1に基づいて合焦動作を行う(ステップS13)。同様に、第2の撮像部4について合焦指示があると(ステップS22において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は、後述するようにして合焦度合K2に基づいて合焦動作を行う(ステップS13)。
合焦動作が終了すると、カメラ回路制御マイコン15は第1の撮像部4について撮影指示があったか否かを判定する(ステップS14)。撮影指示がないと(ステップS14において、NO)、カメラ回路制御マイコン15はステップS12の処理に戻る。同様に、カメラ回路制御マイコン15は第2の撮像部5について撮影指示があったか否かを判定する(ステップS24)。撮影指示がないと(ステップS24において、NO)、カメラ回路制御マイコン15はステップS22の処理に戻る。
なお、第1撮像部4に係る撮影指示は第1撮影ボタン71の全押し操作によって行われる。また、第2撮像部5に係る撮影指示は第2撮影ボタン72の全押し操作によって行われる。さらには、第1撮影ボタン71又は第2撮影ボタン72の全押し操作によって第1撮像部4および第2撮像部5について撮影指示を行うようにしてもよい。
第1撮像部4について撮影指示があると(ステップS14において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は第1撮像部4によって撮影を行う(ステップS15)。同様に、第2撮像部5について撮影指示があると(ステップS24において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は第2撮像部4によって撮影を行う(ステップS25)。
上述のようにして、第1撮像部4および第2撮像部5によって撮影を行えば、例えば、第1撮像部4を静止画モードとし、第2撮像部5を動画モードとすることができる。そして、撮影モードに応じた合焦度合を決定した後、被写体に合焦させる。その後、第2撮像部5で動画撮影を開始して、所定のタイミングで第1撮像部4で静止画を撮影する撮影手法をとることができる。
図4は、図3に示す合焦動作を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、第1撮像部4および第2撮像部5について合焦指示があったものとする。
カメラ回路制御マイコン15は、焦点検出センサ22および24を用いてそれぞれデフォーカス量d1およびd2を検出する(ステップS101)。そして、カメラ回路制御マイコン15はデフォーカス量d1およびd2に基づいて、第1撮像部4および第2撮像部5についてその焦点深度ε1およびε2を求める(ステップS102)。
続いて、カメラ回路制御マイコン15は、前述の合焦度合K1およびK2に基づいてフォーカス位置を決定する。当該フォーカス位置は、後述するように第1撮像部4におけるフォーカス位置から距離C1、第2撮像部5におけるフォーカス位置から距離C2の位置に位置する。
図5は、図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第1の例を説明するための図である。そして、図5(a)は距離C1およびC2の決定を説明するための図であり、図5(b)は焦点深度ε1およびε2を求める式を示す図である。また、図5(c)は距離C1およびC2を求める式を示す図である。
図5(a)を参照して、FB1は第1撮像部4のフランジバック位置を示し、FB2は第2撮像部5のフランジバック位置を示す。フランジバック位置FB1およびFB2は第1撮像部4および第2撮像部5の取付部品の寸法バラつきおよび部品周辺の温度の影響などを受ける。これによって、フランジバック位置FB1およびFB2には、後述するデフォーカス量相互差Δdが生じる。
F0は現在のフォーカス位置を示し、当該フォーカス位置F0においては、被写体像が第1撮像部4および第2撮像部5ともに合焦位置と違う位置に結像している。フォーカス位置F0から第1撮像部4および第2撮像部5までの距離、つまり、デフォーカス量はそれぞれ第1撮像部デフォーカス量d1および第2撮像部デフォーカス量d2とされる。そして、第1撮像部デフォーカス量d1および第2撮像部デフォーカス量d2の差が前述のデフォーカス量相互差Δdとなる。
フォーカス位置F0からフォーカスレンズ30を第1撮像部デフォーカス量d1だけ動かせば、被写体像は第1撮像部4に合焦する。一方、第2撮像部デフォーカス量d2だけ動かせば、被写体像は第2撮像部5に合焦する。
また、焦点深度ε1およびε2の範囲に被写体像が結像していれば、第1撮像部4および第2撮像部5で得られた画像はピントが合っているとみなすことができる。フランジバック位置FB1又はFB2の位置に合焦位置があるとした場合には、図示のように当該合焦位置は前後方向に焦点深度ε1又はε2の幅を有する。
レンズユニット2の絞り値をFとすると、図5(b)に示すように、焦点深度ε1およびε2は絞り値Fと第1撮像部許容錯乱円径δ1および第2撮像部許容錯乱円径δ2との積で表される。許容錯乱円径δ1およびδ2はそれぞれ第1撮像部4および第2撮像部5の画素の大きさなどに基づいて決定される。よって、画素数が多い撮像部においては許容錯乱円径が小さくなり、画素数が少ない撮像部においては許容錯乱円径が大きくなる。
図5(b)に示す式から明らかなように、焦点深度ε1およびε2は許容錯乱円径δ1およびδ2に比例するとともに絞り値Fに比例する。このため、画素数が少ない撮像部については、絞り値Fを大きく設定すれば(絞り径を小さくすれば)、焦点深度を大きくすることができる。
ここで、合焦度合K1およびK2に基づいて、デフォーカス量df(図5(a)に示す位置Fdまでのデフォーカス量)を求める手法について説明する。
第1撮像部デフォーカス量d1および第2撮像部デフォーカス量d2と、合焦度合K1およびK2によって決定されるデフォーカス量dfとの差分の絶対値をそれぞれC1およびC2とする。この際、合焦度合K1およびK2、焦点深度ε1およびε2、および絶対値C1およびC2の間に、図5(c)に示す式が成り立つように絶対値C1およびC2を決定する。
図5(c)に示す式によって、フォーカス位置Fdは相対的に合焦度合Kn(nは1又は2)が大きく設定された撮像部の合焦位置付近に設定されることになる。
再び図4を参照して、カメラ回路制御マイコン15は、絶対値C1<焦点深度ε1でかつ絶対値C2<焦点深度ε2であるか否かを判定する(ステップS104)。絶対値C1およびC2がそれぞれ焦点深度ε1およびε2よりも小さい場合には、図5(a)に示すように、フォーカス位置Fdが第1撮像部4および第2撮像部5の焦点深度内に位置することを意味する。よって、第1撮像部4および第2撮像部5のいずれにおいても合焦した画像を得ることができる。
絶対値C1<焦点深度ε1でかつ絶対値C2<焦点深度ε2である場合(ステップS104において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は第1撮像部デフォーカス量d1<第2撮像部デフォーカス量d2であるか否かを判定する(ステップS105)。第1撮像部デフォーカス量d1<第2撮像部デフォーカス量d2であると(ステップS105において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は第1撮像部デフォーカス量d1と絶対値C1とを加算してデフォーカス量dfとする(ステップS106)。
一方、第1撮像部デフォーカス量d1≧第2撮像部デフォーカス量d2であると(ステップS105において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は第2撮像部デフォーカス量d1と絶対値C2とを加算してデフォーカス量dfとする(ステップS107)。
ステップS106又はS107の処理の後、カメラ回路制御マイコン15はレンズ制御回路19によってデフォーカス量dfで示す位置までフォーカスレンズ30を駆動する(ステップS108)。そして、カメラ回路制御マイコン15は合焦動作を終了する。
絶対値C1<焦点深度ε1でかつ絶対値C2<焦点深度ε2でない場合(ステップS104において、NO)、カメラ回路制御マイコン15はε1+ε2>デフォーカス量相互差Δdであるか否かを判定する(ステップS201)。
図6は、図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第2の例を説明するための図である。そして、図6(a)は焦点深度の重なりを説明するための図であり、図6(b)は絞り値固定の場合の状態を説明するための図である。また、図6(c)は絞り値を大きくした場合の状態を説明するための図である。
ε1+ε2>Δdである場合には、図6(a)に示すように、焦点深度ε1およびε2が所定の範囲で重なることになる。図6(a)に示す例では、距離(絶対値)C1<焦点深度ε1は成り立つものの、距離C2<焦点深度ε2が成り立たない状態が示されている。図示のように、フォーカス位置Fdが第2撮像部5の焦点深度ε2の範囲内にないので、第2撮像部5で得られた画像はピンボケとなる。
ε1+ε2>Δdである場合には(ステップS201において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は絶対値C1<焦点深度ε1であるか否かを判定する(ステップS202)。絶対値C1<焦点深度ε1であると(ステップS202において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は絞り値Fが固定されているか否かを判定する(ステップS203)。ここでは、絞り値Fを優先する撮影モードになっていると、カメラ回路制御マイコン15は絞り値Fが固定されていると判定する。
絞り値Fが固定されている場合(ステップS203において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は、図5(c)に示す式に基づいて、絶対値C2に代わって、絶対値C2’<焦点深度ε2を満たす最小の絶対値C2’を求める(ステップS204)。そして、カメラ回路制御マイコン15は、図5(c)に示す式を用いて絶対値C2’に基づいて絶対値C1’を求める(ステップS205)。その後、カメラ回路制御マイコン15は、絶対値C1に絶対値C1’を設定するとともに、絶対値C2に絶対値C2’を設定して(ステップS206)、ステップS105の処理に進む。
上述のようにして求めた絶対値C1’およびC2’を図示すると、図6(b)に示す位置関係となる。つまり、フォーカス位置Fdは第2撮像部5の焦点深度ε2の範囲内においてその端部付近に位置することになる。よって、第1撮像部4および第2撮像部5の双方で合焦した画像を得ることができる。
さらに、合焦度合K1およびK2に極力近い位置において、第1撮像部4および第2撮像部5の双方の焦点深度内にフォーカス位置Fdが位置するので、合焦度合K1およびK2を反映した状態で撮影を行うことができる。
絞り値Fが固定されていない場合(ステップS203において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は、絶対値C2<焦点深度ε2となるまで絞り値Fを大きくする(つまり、絞りの径を小さくする:ステップS210)。そして、カメラ回路制御マイコン15はステップS105の処理に進む。
なお、絞り値Fが固定されていない場合として、例えば、シャッター速度の設定を優先するモードなどがある。
図6(c)には絞り値Fを大きくした状態が示されており、図示のように、合焦度合K1およびK2によって決定されたフォーカス位置Fdが変わることなく、焦点深度ε1およびε2の範囲が広がる。これによって、フォーカス位置Fdが焦点深度ε2の範囲に含まれることになる。
このようにして、絞り値Fを大きくすると、合焦度合K1およびK2を満足した状態で、第1撮像部4および第2撮像部5の双方において合焦した画像を得ることができる。
絶対値C1≧焦点深度ε1である場合(ステップS202において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は絞り値Fが固定されているか否かを判定する(ステップS301)。
ここでは、ε1+ε2>Δdが成り立っているので、絶対値C2<焦点深度ε2が成立している。つまり、図5(c)に示す式において、C1+C2=Δdであるので、絶対値C2<焦点深度ε2は必ず成立する。
図7は、図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第3の例を説明するための図である。そして、図7(a)は絶対値C1≧焦点深度ε1の状態を説明するための図であり、図7(b)は絞り値固定の場合の状態を説明するための図である。また、図7(c)は絞り値を大きくした場合の状態を説明するための図である。
図7(a)には、絶対値C1≧焦点深度ε1である場合の状態が示されており、第2撮像部5においては合焦した画像が得られるが、第1撮像部4において得られる画像はピントが合っていない。
ステップS301の処理は、ステップS203の処理と同様の処理であり、絞り値Fが固定されている場合(ステップS301において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は絶対値C1に代わって、絶対値C1’<焦点深度ε1を満たす最小の絶対値C1’を求める(ステップS302)。そして、カメラ回路制御マイコン15は、図5(c)に示す式を用いて絶対値C1’から絶対値C2’を求める(ステップS303)。その後、カメラ回路制御マイコン15はステップS206の処理に進む。
ステップS302およびS303で得られた絶対値C1’およびC2’を図示すると、図7(b)に示す位置関係となる。図示のように、フォーカス位置Fdは第1撮像部4の焦点深度ε1範囲内においてその端部付近に位置することになる。よって、第1撮像部4および第2撮像部5の双方において合焦した画像を得ることができる。
また、合焦度合K1およびK2に極力近い位置で第1撮像部4および第2撮像部5の双方の焦点深度内にフォーカス位置Fdが位置する。よって、合焦度合K1およびK2反映した状態で撮影を行うことができる。
絞り値Fが固定されていない場合(ステップS301において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は、ステップS210と同様にして絶対値C1<焦点深度ε1となるまで絞り値Fを大きくする(ステップS310)。そして、カメラ回路制御マイコン15はステップS105の処理に進む。
図7(c)には絞り値Fを大きくした状態が示されており、図示のように、合焦度合K1およびK2によって決定されたフォーカス位置Fdが変わることなく、焦点深度ε1およびε2の範囲が広がる。これによって、フォーカス位置Fdが焦点深度ε1の範囲に含まれることになる。
このようにして、絞り値Fを大きくすると、合焦度合K1およびK2を満足した状態で、第1撮像部4および第2撮像部5の双方において合焦した画像を得ることができる。
図8は、図1に示すカメラ回路制御マイコンで行われるフォーカス位置の決定の第4の例を説明するための図である。そして、図8(a)は焦点深度が重ならない状態を説明するための図であり、図8(b)は警告表示の一例を示す図である。
ε1+ε2≦Δdである場合には、図8(a)に示すように、焦点深度ε1およびε2が重なっていない状態となる。第1撮像部4および第2撮像部5を有するカメラにおいては、最小の絞り値Fにおいても焦点深度ε1およびε2が重なった領域を有することが必要である。
図示のように、焦点深度ε1およびε2が重ならない場合には、強い外力などによって第1撮像部4および第2撮像部5のフランジバックが大きくずれていると考えられる。よって、この場合には、合焦度合の高い撮像部にのみ合焦させて、故障の可能性があること撮影者に告知する。
図4を参照すると、ε1+ε2≦Δdである場合には(ステップS201において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は合焦度合K1≧合焦度合K2であるか否かを判定する(ステップS401)。合焦度合K1≧合焦度合K2であると(ステップS401において、YES)、カメラ回路制御マイコン15は第1撮像部4の方が合焦度合が高いか又は等しいとする。そして、カメラ回路制御マイコン15はデフォーカス量dfにデフォーカス量d1を代入する。つまり、カメラ回路制御マイコン15はdf=d1とする(ステップS402)。
合焦度合K1<合焦度合K2であると(ステップS401において、NO)、カメラ回路制御マイコン15は第2撮像部5の方が合焦度合が高いとする。そして、カメラ回路制御マイコン15はデフォーカス量dfにデフォーカス量d2を代入する。つまり、カメラ回路制御マイコン15はdf=d2とする(ステップS403)。
ステップS402又はS403の処理の後、カメラ回路制御マイコン15は警告表示を表示してユーザーに故障の可能性を告知する(ステップS404)。例えば、カメラ回路制御マイコン15はデジタル回路制御マイコン14によって表示装置13(又はファインダー内表示装置50)に、図8(b)に示す警告文を表示する。
ステップS404の処理の後、カメラ回路制御マイコン15はステップS108の処理に進む。
このようにすれば、故障によって第1撮像部4および第2撮像部5の双方にピントを合わせることが困難な状態においても、合焦度合の高い撮像部で撮影を行うとともに、ユーザーに故障の可能性を認識させることができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、撮影モードに応じて設定された合焦度合を維持しつつ、各撮像部において合焦した画像を得ることができる。さらには、外力などによって故障が生じた場合でも、優先してピント合わせを行う撮像部にピントを合わせつつ、ユーザーに故障の可能性を告知することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。
なお、第2の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるが、第2の実施形態においては、第2撮像部5は赤外域の波長のみを電気信号に変える撮像素子を有している。つまり、第2の実施形態によるカメラは、第1撮像部4で可視光の画像を撮影し、第2撮像部5で赤外光の画像を撮影することができる。また、ミラー3は赤外成分のみを第2撮像部5に反射する反射特性を有する。
ここでは、交点Mから点Rを通って第1撮像部4上の点FB1に至るフランジバックと、交点Mから点Rを通って第2の撮像部5上の点FB2に至るフランジバックの光路長が等しくない。このような状況は赤外線の結像位置が可視光と異なるために生じる。
なお、第2撮像部5で撮影可能な赤外波長が光軸上に結像する位置と、可視光が光軸上に結像する位置との差分だけ、第1撮像部4および第2撮像部5のフランジバックの光路長はずらされている。
図9は、本発明の第2の実施形態によるカメラにおける撮影を説明するための図である。そして、図9(a)は第1撮像部および第2撮像部において同時に撮影を行う場合の撮影を説明するためフローチャートである。また、図9(b)は第1撮像部および第2撮像部の各々における設定および合焦度合の一例を示す図である。
撮影が開始されると、カメラ回路制御マイコン15の制御下で第1撮像部4は被写体の明るさE1を測定する(ステップS910)。この際、明るさE1は第1撮像部4で測定可能な明るさの範囲に応じて正規化された0~1の数値で表される。
同様にして、カメラ回路制御マイコン15の制御下で第2撮像部5は被写体の明るさE2を測定する(ステップS920)。この際、明るさE2は第2撮像部5で測定可能な明るさの範囲に応じて正規化された0~1の数値で表される。
続いて、カメラ回路制御マイコン15は明るさE1およびE2に基づいて合焦度合K1およびK2を決定する(ステップS911)。
図9(b)には撮像部で測定された明るさと合焦度合の設定との関係が示されている。図示の例では、E1≧E2の場合には、合焦度合K1>合焦度合K2とされ、E1<E2の場合には、合焦度合K1<合焦度合K2とされる。
なお、図示のステップS912、S913、S914、S915、S922、S924、およびS925の処理は、図3に示すステップS12、S13、S14、S15、S22、S24、およびS25の処理と同様であるので、説明を省略する。
このように、本発明の第2の実施形態では、暗い環境下で被写体に赤外光を投光して撮影を行うような場合でも、赤外光の方が明るく映る場合には赤外光で得られた画像の合焦度合を優先させる。一方、可視光の方が明るく映る場合は可視光で得られた画像の合焦度合を優先させる。これによって、明るさに応じて赤外光および可視光のいずれかに合焦度合を優先させた画像を得ることができる。
このようにして、本発明の実施の形態では、複数の撮像部で同時に撮影を行う際において、いずれの撮像部においても合焦した画像を得ることができる。
なお、上述の実施の形態では2つの撮像部を備えるカメラを例に挙げたが、撮像部の数は2つに限定されない。例えば、3つ以上の撮像部を有するカメラにおいても、各撮像部の合焦度合を考慮して、全ての撮像部における焦点深度内にフォーカス位置を位置づける制御を行えばよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、半透過ミラー3を固定したミラーに変更するようにしてもよく、レンズユニット2が着脱可能ではなくカメラ本体1に固定されていてもよい。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 カメラ本体
2 レンズユニット
3 半透過ミラー
4 第1撮像部
5 第2撮像部
10 画像処理回路
13 表示装置
14 デジタル回路制御マイコン
15 カメラ回路制御マイコン
19 レンズ制御回路

Claims (13)

  1. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置であって、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定手段と、
    前記設定手段で設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定手段と、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部のうち少なくとも2つの焦点深度内に、前記撮像光学系におけるフォーカス位置が位置するように、前記撮像光学系における絞り値を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影条件には、静止画撮影モード、動画撮影モードの少なくとも2つの撮影モードが含まれており、
    前記決定手段は、前記合焦度合を前記静止画撮影モード、前記動画撮影モードの順で高くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置であって、
    前記複数の撮像部の各々において得られる被写体の明るさを測定する測定手段と、
    前記測定手段で得られた明るさに応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定手段と、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御手段と、
    を有し、
    前記複数の撮像部のうち少なくとも1つには他の撮像部と異なる波長が光を入射されることを特徴とする撮像装置。
  4. 前記決定手段は、前記被写体の明るさが明るい撮像部に係る合焦度合を高くすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記撮像光学系におけるフォーカス位置を、前記複数の撮像部の各々の焦点深度に収まる範囲で、かつ前記合焦度合に応じて決定されるフォーカス位置に最も近い位置に制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置であって、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定手段と、
    前記設定手段で設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定手段と、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部における焦点深度に重なる領域がないと、前記合焦度合が最も高い撮像部における焦点深度内に撮像光学系のフォーカス位置を制御することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記合焦度合が最も高い撮像部を除く撮像部について合焦できない旨を告知することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップでは、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部のうち少なくとも2つの焦点深度内に、前記撮像光学系におけるフォーカス位置が位置するように、前記撮像光学系における絞り値を制御することを特徴とする制御方法。
  9. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像部の各々において得られる被写体の明るさを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで得られた明るさに応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を有し、
    前記複数の撮像部のうち少なくとも1つには他の撮像部と異なる波長が光を入射されることを特徴とする制御方法。
  10. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を実行させ
    前記制御ステップでは、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部のうち少なくとも2つの焦点深度内に、前記撮像光学系におけるフォーカス位置が位置するように、前記撮像光学系における絞り値を制御することを特徴とする制御プログラム。
  11. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記複数の撮像部の各々において得られる被写体の明るさを測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで得られた明るさに応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を実行させ
    前記複数の撮像部のうち少なくとも1つには他の撮像部と異なる波長が光を入射されることを特徴とする制御プログラム。
  12. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を有し、
    前記制御ステップでは、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部における焦点深度に重なる領域がないと、前記合焦度合が最も高い撮像部における焦点深度内に撮像光学系のフォーカス位置を制御することを特徴とする制御方法。
  13. 1つの撮像光学系を介して光学像が入射する複数の撮像部を有する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記複数の撮像部の各々に対してその撮影条件を設定するための設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された撮影条件に応じて、前記撮像光学系の焦点調節動作を行う際の前記複数の撮像部の各々における優先度を合焦度合として決定する決定ステップと、
    前記合焦度合に基づいて前記撮像光学系を制御して焦点調節動作を行う制御ステップと、
    を実行させ、
    前記制御ステップでは、前記合焦度合に応じて前記焦点調節動作を行う際、前記複数の撮像部における焦点深度に重なる領域がないと、前記合焦度合が最も高い撮像部における焦点深度内に撮像光学系のフォーカス位置を制御することを特徴とする制御プログラム。
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