JP6991052B2 - 移動間仕切り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、天井に設けられたハンガーレールに沿って間仕切りパネルを移動させることにより、室内空間の間仕切りを行う移動間仕切り装置に関する。
オフィスやホテル、結婚式場、店舗、学校、公共施設、体育館などの大きな空間は、使用人数や使用目的など、様々な状況に応じて、その大きさのまま使用されたり、仕切っていくつかの小さい空間として使用されたりする。このように、状況に応じて部屋の大きさや形状を変更することができるものとして移動間仕切り装置が用いられている。移動間仕切り装置は、固定部材を介して天井に支持されたハンガーレール内を移動するランナに間仕切りパネルが吊下げ支持されることによって構成されている。間仕切りパネルの移動は、人が間仕切りパネルを持ってこれを押し引きし、間仕切りパネルに移動方向の推進力を加えることによって行う。間仕切りパネルに推進力を加えることにより、ランナがハンガーレールに沿って移動するため、間仕切りパネルをハンガーレールに沿った所望の位置に移動させて配置することができる。
このような移動間仕切り装置としては、下記特許文献1に示されるものがある。これに示される移動間仕切り装置は、天井側に設けられた互いに平行な一対の直線状レールと、該レールに対して平面視直交状に配設される間仕切り壁と、該間仕切り壁を吊下支持する吊下構造体と、を有し、該吊下構造体が上記レールに沿って走行し上記間仕切り壁を厚み方向に移動するように構成されている。これによれば、間仕切り壁を厚み方向に平行移動するのみで配置が完了するため、簡単かつ迅速に間仕切りを行え、また、直線的にのみ走行可能な吊下構造体で間仕切り壁を吊り下げることができ、簡素な構造となって故障の低減が実現できる。
特開2011-140747号公報
しかしながら、上述した移動間仕切り装置は、間仕切り壁が1枚の大型のパネルで構成されたものであるため、室内空間を2つに分けるという1つの形態の間仕切りパターンしか実現することができないという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、様々な形態の間仕切りパターンを実現可能な移動間仕切り装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、互いに離間する少なくとも一対の第1レールと、前記一対の第1レールにそれぞれ設けられ、該第1レールに沿って移動可能な第1ランナと、延在方向における両端部が、前記第1ランナにより吊り下げ支持された第2レールと、前記第2レールに設けられ、該第2レールに沿って移動可能であり、且つ複数のパネルを吊り下げ支持する複数の第2ランナとを備える。
本発明によれば、様々な形態の間仕切りパターンを実現可能な移動間仕切り装置を提供することができる。本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
第1の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。 図1に示されるA-A線断面図である。 図1に示されるB-B線断面図である。 第1の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第1ハンガーレールと第2ハンガーレールとの取付構造の他の形態を示す部分縦断面図である。 第2の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。 第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える格納ハンガーレールを説明するための部分縦断面図である。 第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとを連結した状態を示す部分縦断面図である。 第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとを連結して間仕切りパネルを格納ハンガーレールに移動させている状態を示す概略平面図である。 第3の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。 第3の実施形態に係る移動間仕切り装置が備えるストッパ装置を説明するための部分縦断面図である。 (a)は第3の実施形態に係るストッパ装置が有するストッパピンを、(b)はストッパ装置が有する解除体をそれぞれ示す平面図である。 第3の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結するに際し、ストッパ装置が有するストッパピンが上方に移動する状態を示す部分縦断面図である。 第3の実施形態に係る第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結し、ストッパピンが上方に移動し終えた状態を示す部分縦断面図である。 第4の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。 第4の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結するに際し、ストッパ装置が有するストッパピンが上方に移動する状態を示す部分縦断面図である。 第4の実施形態に係る第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結し、ストッパピンが上方に移動し終えた状態を示す部分縦断面図である。 第5の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。 第5の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える延長ハンガーレールにのみ、間仕切りパネルが吊り下げられた状態を示す概略平面図である。 第6の実施形態に係る移動間仕切り装置を示す概略平面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(装置構成)
先ず、本実施形態に係る移動間仕切り装置の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図であり、図2は図1に示されるA-A線断面図、図3は図1に示されるB-B線断面図である。なお、図2及び図3においては、後述する第1ランナ120及び第2ランナ220が断面で示されておらず、その側方からみた状態が示されている。
図1に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置10は、室内空間1における図示しない天井面で支持される直線状に延在した一対の第1ハンガーレール100と、一対の第1ハンガーレール100により吊下げ支持される直線状に延在した第2ハンガーレール200と、第2ハンガーレール200により吊り下げ支持される間仕切りパネル300と、第1ハンガーレール100と第2ハンガーレール200とを連結する連結部材400(図2参照)と、と、を備えて構成される。以下、これらの移動間仕切り装置10の各構成要素について詳細に説明する。
(第1ハンガーレール100)
第1ハンガーレール100は、図2及び図3に示されるように、その内壁に沿って移動する第1ランナ120が走行可能な走行経路を形成するものであり、第1ランナ120を内部に収容可能な内部空間102を画成するように下方の一部が開放された断面略C字状に形成されている。第1ハンガーレール100の下部には、その上面が第1ランナ120の走行面となる一対のリブ104が形成されており、このリブ104には、下方へ垂下すると共にその先端が互いに離間する方向に折れ曲がった断面略L字状のパネル載置部106が設けられている。このパネル載置部106に図示しない天井パネルの縁部が載置される。本実施形態においては、この一対の第1ハンガーレール100が、室内空間1の側壁沿いに互いに平行して設けられている。
第1ランナ120は、図2及び図3に示されるように、1つの第1ハンガーレール100における各リブ104上にそれぞれ2個ずつ当接する、計4つのローラ122を有する。4つのローラ122はそれぞれ、図示しない水平方向に延在する支軸周りで回転、即ち縦回転することによりリブ104上を走行する。これら4つのローラ122の略中央には、下方へ延在する吊ボルト124が設けられており、連結部材400を介して第2ハンガーレール200を吊り下げ支持している。具体的には、第1ランナ120は一対の第1ハンガーレール100にそれぞれ設けられて対をなし、第2ハンガーレール200の両端部を吊り下げ支持している。なお、第1ランナ120は、第2ハンガーレール200を支持するものであるため、第2ハンガーレール200が有する後述する第2ランナ220と比較して高い耐荷重性を有するものを用いることが好ましい。
(第2ハンガーレール200)
第2ハンガーレール200は、図2及び図3に示されるように、その内壁に沿って移動する第2ランナ220が走行可能な走行経路を形成するものであり、第2ランナ220を内部に収容可能な内部空間202を画成するように下方の一部が開放された断面略C字状に形成される。第2ハンガーレール200の下部には、その上面が第2ランナ220の走行面となる一対の下方リブ204が形成されており、一対の下方リブ204上方には、その上面が第2ランナ220の走行面となる一対の上方リブ206が内部空間202内へ突出するように設けられている。本実施形態における第2ハンガーレール200は、図1に示されるように、その延在方向が第1ハンガーレール100の延在方向に直交するように位置付けられ、一対の第1ランナ120により両端部が吊り下げ支持される。
第2ランナ220は、図2に示されるように、第2ハンガーレール200の内部空間202内に配設された支軸222の上端部に、所定の間隔を空けて上下方向に連なる一対のローラ224が水平方向へ回転自在に設けられて構成されている。一対のローラ224は、一方が上方リブ206の一方側(図2によれば右側)のみと当接し、他方が下方リブ204の他方側(図2によれば左側)のみと当接している。これにより、一対のローラ224は各リブ上を走行して、第2ハンガーレール200に沿って移動可能となっている。支軸222は、その下端部が間仕切りパネル300と連結されてこれを支持している。
第2ランナ220は、図3に示されるように2つが所定の距離離間して対をなし、間仕切りパネル300を協働して吊り下げ支持している。本実施形態においては、複数の対をなした第2ランナ220が第2ハンガーレール200に設けられており、したがって複数の間仕切りパネル300が移動可能に吊り下げ支持される。
(間仕切りパネル300)
間仕切りパネル300は、2つの第2ランナ220により吊り下げ支持されており、図1に示されるように、長手方向における一端部の幅が狭く、即ち平面視において凸状に形成されている。一方、長手方向における他端部は当該一端部と嵌合可能に平面視で凹状に形成されており、隣接する他の間仕切りパネル300と連結することができる。なお、図1における符号300a,300bは、接手300cにより連結されて一体となった間仕切りパネルを示しており、間仕切りパネル300aが一対の第2ランナ220で支持され、間仕切りパネル300bが1つの第2ランナ220で支持されて接手300cを軸に回動可能となっている。
(連結部材400)
連結部材400は、図2に示されるように、内部空間402を画成する上方の一部が開放された断面略C字状に形成されたレール状の鋼材である。この連結部材400は、第2ハンガーレール200の上方に位置して第2ハンガーレール200と同一方向に延在しており、その底面は第2ハンガーレール200と相対移動不能に固定されている。連結部材400上方の開放部分における一対のリブ部404は、2枚の支持板406により上下で挟み込まれており、当該支持板406を上下で挟持するよう2つのナット408が吊ボルト124に螺合することにより吊ボルト124に対して相対移動不能に固定されている。この連結部材400を介して第1ランナ120と第2ハンガーレール200とが連結されることにより、第1ランナ120と第2ハンガーレール200との連結を強固なものとすることができ、第2ハンガーレール200のレベルを保つことができる。
(装置動作)
次に、本実施形態に係る移動間仕切り装置10の動作について説明する。上述したとおり、第2ハンガーレール200は第1ハンガーレール100にそれぞれ設けられた第1ランナ120により吊り下げ支持されている。これにより第2ハンガーレール200は、第1ランナ120と共に、第1ハンガーレール100の延在方向、即ち図1にて大矢印で示される図1中左右方向に沿って移動することができる。また、第2ハンガーレール200は複数の間仕切りパネル300を吊り下げ支持している。そのため、第2ハンガーレール200の移動に応じて、複数の間仕切りパネル300を一枚パネルのように移動させることが可能となる。さらに、複数の間仕切りパネル300のそれぞれは、第2ハンガーレール200に設けられた2つの第2ランナ220により吊り下げ支持されている。これにより間仕切りパネル300は、第2ランナ220と共に、第2ハンガーレール200の延在方向、即ち図1にて小矢印で示される図1中上下方向(図1中縦方向)に沿って移動することができるため、間仕切りパネル300を図1中上下左右の4方向の自由度を持って移動させることができる。
以上に説明した本実施形態によれば、複数の間仕切りパネル300を一枚パネルのように第1ハンガーレール100の延在方向に沿って移動させることができると共に、第2ハンガーレールの延在方向に沿っても移動させることができ、したがって計4方向の自由度を持って移動させることができるため、間仕切りパネル300により間仕切り(区分け)される室内空間1の図1中左右方向広さを任意の割合で変更することができる。また、複数の間仕切りパネル300を第2ハンガーレール200が個別に移動可能に支持することができるため、例えば2つの間仕切りパネル300を離間させて位置付けることもでき、多様な間仕切りパターンを実現することが可能となる。
また、第2ハンガーレール200は、第1ハンガーレール100の第1ランナ120により吊り下げ支持されているため、天井パネル下方に位置している。したがって第2ハンガーレール200や第2ランナ220、間仕切りパネル300のメンテナンスや取り換え、取り付け、取り外し等の作業を極めて容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては、第1ハンガーレール100及び第2ハンガーレール200が直線状に形成されると説明したが、これに限定されるものではなく、曲線状、L字状等様々な形態のものを用いるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、第2ハンガーレール200を吊り下げ支持する第1ランナ120として、第2ランナ220より耐荷重性が高いものを用いると説明したが、これに限定されるものではない。第2ハンガーレール200及び間仕切りパネル300の移動に際して、これらの落下や走行性が低下する等の問題が無ければ、図4に示されるように、第1ランナ120の代わりに第2ランナ220を用いるようにしてもよい。この場合、第1ハンガーレール100に代えて第2ハンガーレール200を用いることとなる。また、第2ランナ220の代わりに第1ランナ120を用いるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態においては、第1ランナ120と第2ハンガーレール200との間に連結部材400を介在させると説明した。しかしながら、使用するハンガーレールの強度や間仕切りパネル300の重量等を考慮して間仕切りパネル300及び第2ハンガーレール200の移動に支障をきたさないのであれば、図4に示されるように連結部材400を省略するようにしてもよい。ここでは、第1ランナ120の代わりに第2ランナ220が設けられているため、当該第2ランナ220の支軸222下端部が第2ハンガーレール200の内部空間202内に挿通されると共に、当該内部空間202内においてナット408が螺合されることにより、下方の第2ハンガーレール200が吊り下げ支持されている。この形態によれば、上下2つのランナ220及び/またはレール200を共通化し、連結部材400を必要としない分、低コスト化及び施工時間の短縮を実現することができる。
また、本実施形態においては、第1ハンガーレール100を一対設けたが、これに限定されるものではなく、第1ハンガーレール100を3つ以上設け、第2ハンガーレール200を2つ以上設けるようにしてもよい。例えば一対の第1ハンガーレール100間中央に、当該レールと平行に延在する第1ハンガーレール100として中央ハンガーレールを更に設けてもよい。このようにレールを配設することにより、一対の第1ハンガーレール100の一方と中央ハンガーレールとで1つの第2ハンガーレール200を支持させ、一対の第1ハンガーレール100の他方と、中央ハンガーレールとで別の第2ハンガーレール200を支持させることができる。これによれば、2つの第2ハンガーレール200を個別に、又は連結して用いることができ、間仕切りパターンを更に多様なものとすることができる。
例えば、円形の第1ハンガーレール100を一対の第1ハンガーレール100間に連結させ、第2ハンガーレール200を回転可能とすることもでき、複数の第1ハンガーレール100を直交及び/または多方向に延在するよう連結させることで第2ハンガーレール200の多方向への移動を実現させてもよい。なお、第2ハンガーレール200の多方向への移動を行う場合には、間仕切りパネル300が第2ハンガーレール200の一端部において固定されるようにし、当該間仕切りパネル300を操作体として第2ハンガーレール200を移動させることが好ましい。この間仕切りパネル300の固定方法としては、第2ハンガーレール200の延在方向一端部において第2ランナ220が乗り上げ可能な突起を下方または上方リブ204,206に設け、突起を乗り上げた後に第2ランナ220の移動が突起により阻害される手法や、第2ハンガーレール200と第2ランナ220とに磁石を設けて接着固定する手法等、第2ランナ220の移動を適度に阻害可能な方法であればよい。
<第2の実施形態>
前述した第1の実施形態では、第2ハンガーレール200が複数の間仕切りパネル300を吊り下げ支持すると説明したが、間仕切りパターンの変更に伴い、一部の間仕切りパネル300が不要となった場合には、間仕切りパネル300を取り外す作業を行うこととなる。しかしながら、第2ハンガーレール200に連結可能なハンガーレールを別途設け、当該ハンガーレールに不要となった間仕切りパネル300を一時的に格納するようにしてもよい。以下、図5~図8を用いて本実施形態に係る移動間仕切り装置について説明する。
図5は第2の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図であり、図6は第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える格納ハンガーレールを説明するための部分縦断面図である。図7は第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとを連結した状態を示す部分縦断面図であり、図8は第2の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとを連結して間仕切りパネルを格納ハンガーレールに移動させている状態を示す概略平面図である。なお、図5及び図8に示される符号Cは、室内空間1に設けられた柱を示す。
図5に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置20は、柱Cの近傍に格納ハンガーレール500が設けられており、且つ格納ハンガーレール500と連結可能な第2ハンガーレール200’が第2ハンガーレール200に代わり設けられている点で、第1の実施形態に係る移動間仕切り装置10と異なる。以下、第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500の構成について詳細に説明する。
(第2ハンガーレール200’)
第2ハンガーレール200’は、図6に示されるように、格納ハンガーレール500と連結するために、当該連結箇所に内部空間202と連通する連通孔208が形成されており、これ以外は第2ハンガーレール200と同一の構成を有する。
(格納ハンガーレール500)
格納ハンガーレール500は、第2ハンガーレール200’と同じ高さとなるように天井面で固定されて第2ハンガーレール200’と連結可能にされたものであり、第2ハンガーレール200’と同一の構成を有する。したがって、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500とが連結された際には、当該レール間での第2ランナ220の移動が可能となる。格納ハンガーレール500は、図5に示されるように、2つのレールが互いに平行に離間して対をなすよう配置された格納部520と、2つのレールがL字状に連結された連絡部540とを形成するよう配設されている。
格納部520は、一対の格納ハンガーレール500が、間仕切りパネル300を支持する一対の第2ランナ220の離間距離に対応した距離を空けて互いに離間しており、したがって複数の間仕切りパネル300をその厚み方向に重ねて吊り下げ支持することができる(図8参照)。
連絡部540は、格納部520-第2ハンガーレール200’間を連絡するものであり、一方の直線状のレールが格納部520における一端に連結されて他方の直線状のレールが第1ハンガーレール100の下方に位置付けられている。なお、この第1ハンガーレール100下方に位置する格納ハンガーレール500を格納ハンガーレール500aと称して以後説明を行う。格納ハンガーレール500aは、第1ハンガーレール100に吊り下げるか、あるいは天井面に支持されており、第2ハンガーレール200’と連結可能にされている。具体的には、図6に示されるように、この格納ハンガーレール500aには、格納ハンガーレール500の内部空間に連通する連通孔508が形成されており、図7に示されるように第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとが連結することにより、連通孔508と第2ハンガーレール200’の連通孔208とが連通し、第2ランナ220が格納ハンガーレール500-第2ハンガーレール200’間を移動可能となる。
なお、ここでのレール間の連結は、第2ランナ220がレール間を移動可能な状態を指し、連通孔208,508の縁同士が当接または近接等することにより実現される。当該連結は、例えば双方の連通孔208,508縁に凹凸部を設けて互いに嵌合することにより実現するようにしてもよく、既存の連結部材により双方のレールを連結するようにしてもよい。
以上に説明した本実施形態によれば、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500とを連結させることにより、図8に示されるように間仕切りパネル300を連絡部540を介して格納部520へ移動させることができる。これにより、間仕切りパターンの変更等により不要となった間仕切りパネル300を格納部520に格納しておくことができ、間仕切りパターンをさらに多様なものとすることができる。さらに、間仕切りパネル300をその厚み方向に重ねてコンパクトに格納することができるため、室内空間1を無駄なく有効に活用することができる。これは、図8に示されるように柱Cによって第2ハンガーレール200’の移動が規制される場合、当該規制により生じるデッドスペースに格納ハンガーレール500、特に格納部520を位置付けることでデッドスペースを有効に活用できるため、顕著な効果を奏することができる。
なお、本実施形態においては格納部520が連絡部540を介して第2ハンガーレール200’と連結されて第2ランナ220が移動可能となっているが、連絡部540を除いて直接格納部520と第2ハンガーレール200’とが連結されるようにしてもよい。この場合、第2ハンガーレール200’には格納部520を形成する一対の格納ハンガーレール500それぞれの連通孔と連結するための連通孔が当然2つ形成されることとなる。
<第3の実施形態>
前述した第2の実施形態では、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとに連通孔208,508を設け、これらの連通孔208,508を第2ランナ220が通過することで両レール間の間仕切りパネル300の移動がなされると説明したが、この連通孔208,508を閉塞または開放するストッパ装置を設けるようにしてもよい。以下、図9~図13を用いて本実施形態に係る移動間仕切り装置について説明する。
図9は第3の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図であり、図10は第3の実施形態に係る移動間仕切り装置が備えるストッパ装置を説明するための部分縦断面図である。図11(a)は第3の実施形態に係るストッパ装置が有するストッパピンを、(b)はストッパ装置が有する解除体をそれぞれ示す平面図である。
図9及び図10に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置30は、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとにかけてストッパ装置600が設けられている点で、第2の実施形態に係る移動間仕切り装置20と異なる。以下、ストッパ装置600の構成について詳細に説明する。
ストッパ装置600は、第2ランナ220の脱落を防止する脱落防止機能と、この機能を解除する解除機能とを実現するものであり、図9及び図10に示されるように、ストッパピン620と解除体640とを有する。ストッパ装置600は、これらが個別に第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500aに設けられた状態でレールの連結/連結解除がなされることで上記機能を果たすことができる。
ストッパピン620は、図10及び図11(a)に示されるように、上下方向に延在する円柱形状に形成された円柱部622と、その上端部に設けられ、円柱部622と比較して拡径した拡径部624とからなる、縦断面略T字状に形成されている。本実施形態においてストッパピン620は、図9に示されるように格納ハンガーレール500aの先端における幅方向略中央の位置において、上方から差し込まれる形で挿脱可能に設けられている。これにより、ストッパピン620の円柱部622下端部が格納ハンガーレール500aの内部空間内に進入し、連通孔508が一部閉塞されて当該連通孔508からの第2ランナ220の脱落を防止している。
解除体640は、図10及び図11(b)に示されるように、その先端が格納ハンガーレール500a方向に突出すると共に、下方に向かうにつれて漸次先細りとなった傾斜部642を有する平面視矩形に形成されており、当該傾斜部642の中央には円柱部622が嵌合可能な切欠部644が形成されている。本実施形態においては、解除体640は第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとの連結部分における連結部材400の側方且つ、格納ハンガーレール500aのストッパピン620と対向する位置に設けられている。
次に、ストッパ装置600による第2ランナ220の脱落防止機能について詳細に説明する。図12は第3の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結するに際し、ストッパ装置が有するストッパピンが上方に移動する状態を示す部分縦断面図であり、図13は第3の実施形態に係る第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結し、ストッパピンが上方に移動し終えた状態を示す部分縦断面図である。
図10に示されるように第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとが連結されていない状態においては、脱落防止機能が働いており、したがってストッパピン620により連通孔508が閉塞された状態となっている。ここで、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとを連結するために、格納ハンガーレール500aの連通孔508と、第2ハンガーレール200’の連通孔208とを対向させて接近させると、格納ハンガーレール500aに設けられたストッパピン620と、第2ハンガーレール200’に設けられた解除体640の傾斜部642先端とが接触することとなる。接触後、更に各レールを接近させることにより、図12に示されるように解除体640の傾斜部642先端がストッパピン620の拡径部624下に進入すると共に、ストッパピン620の円柱部622が解除体640の切欠部644に進入し、傾斜部642の斜面に沿って拡径部624が上昇、即ちストッパピン620が上方へ引き抜かれる。
第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとが連結、即ち連通孔208と連通孔508とが連通すると、図13に示されるように、解除体640上方に拡径部624が乗り上げる形となる。これにより、ストッパピン620を最も上方に位置付けることができ、第2ランナ220が連通孔208,508を通過可能な状態、換言すれば連通孔508の閉塞が解除(脱落防止機能が解除)された状態とすることができる。この状態において、第2ランナ220が連通孔208,508を通過することができるため、格納ハンガーレール500から第2ハンガーレール200’に間仕切りパネル300を移動させること(またはその逆の移動)が可能となる。
一方、レールの連結を解除、即ち各レールを離間させると、ストッパピン620が解除体640の傾斜部642を下るように漸次下降し、再び格納ハンガーレール500aの連通孔508がストッパピン620により閉塞された状態となる。
以上に説明した実施形態によれば、ストッパピン620を格納ハンガーレール500aに、解除体640を第2ハンガーレール200’にそれぞれ設けることにより、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500との連結または連結解除に応じて、格納ハンガーレール500aに形成された連通孔508を開閉可能にすることができる。したがって、格納ハンガーレール500aにおける第2ランナ220の走行時において、当該ランナの脱落を防止することが可能となる。
なお、本実施形態に係るストッパ装置600を第1の実施形態において説明したような連結部材400を用いずに、第1ハンガーレール100と第2ハンガーレール200’とを直接連結する場合には、第1ハンガーレール100と第2ハンガーレール200’との間に、解除体640及び拡径部624の高さ方向長さを足し合わせた隙間を設ければよい。
<第4の実施形態>
前述した第3の実施形態では、ストッパ装置600として、第2ハンガーレール200’に解除体640を、格納ハンガーレール500aにストッパピン620をそれぞれ設け、格納ハンガーレール500aからの第2ランナ220の脱落を防止するようにした。しかしながら、各レールにそれぞれストッパピン620及び解除体640を設け、第2ハンガーレール200’側においても、その連通孔208からの第2ランナ220の脱落を防止するようにしてもよい。以下、図14~図16を用いて本実施形態に係る移動間仕切り装置について説明する。
図14は第4の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図であり、図15は第4の実施形態に係る移動間仕切り装置が備える第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結するに際し、ストッパ装置が有するストッパピンが上方に移動する状態を示す部分縦断面図であり、図16は第4の実施形態に係る第2ハンガーレールと格納ハンガーレールとが連結し、ストッパピンが上方に移動し終えた状態を示す部分縦断面図である。
図14及び図15に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置40は、第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500aにそれぞれストッパピン620及び解除体640が設けられる点で、第3の実施形態に係る移動間仕切り装置30と異なる。格納ハンガーレール500aに設けられたストッパピン620は、図14に示されるように、レール幅方向中央から側方にオフセットして設けられており、解除体640が隣接して設けられる。一方、第2ハンガーレール200’においては、ストッパピン620がレール幅方向中央に、且つ格納ハンガーレール500aに設けられた解除体640に対向するよう設けられ、したがってその拡径部624が連結部材400内に位置している(図15参照)。また、当該ストッパピン620に隣接して解除体640が、格納ハンガーレール500aのストッパピン620に対向するよう設けられる。
本実施形態に係る第2ハンガーレール200’を格納ハンガーレール500aに連結する場合、図15に示されるように、第2ハンガーレール200’の連通孔208と格納ハンガーレール500aの連通孔508とを対向させて一方のレールを他方のレールに接近させ、格納ハンガーレール500aに設けられたストッパピン620と、第2ハンガーレール200に設けられた解除体640の傾斜部642先端とを接触させる。この時、格納ハンガーレール500aに設けられた解除体640の傾斜部642先端と、第2ハンガーレール200’に設けられたストッパピン620とにおいても接触がなされる。これらの接触後、更に各レールを接近させ、第2ハンガーレール200’と格納ハンガーレール500aとが連結されると、図16に示されるように、第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500aの解除体640上に、第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500aの拡径部624がそれぞれ乗り上げる形となる。これにより、それぞれのストッパピン620を最も上方に位置付けることができ、第2ランナ220が連通孔208,508を通過可能な状態、即ち連通孔208,508の閉塞が解除された状態とすることができる。
以上に説明した実施形態によれば、ストッパピン620及び解除体640を第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500aにそれぞれ設けることにより、各レールに形成された連通孔208,508をそれぞれ開閉可能にすることができ、第2ハンガーレール200における第2ランナ220の走行時においても、当該ランナの脱落を防止することが可能となる。
<第5の実施形態>
上述した第1~第4の実施形態では、室内空間1を間仕切るために第2ハンガーレール200または200’を設けたが、これを延長、即ち更なる空間の間仕切りを行うために第2ハンガーレール200または200’に異なるハンガーレールを連結するようにしてもよい。以下、図17及び図18を用いて本実施形態に係る移動間仕切り装置について説明する。
図17は第5の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図であり、図18は第5の実施形態に係る延長ハンガーレールにのみ間仕切りパネルが吊り下げられた状態を示す概略平面図である。
図17に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置50は、延長ハンガーレール700をさらに備える点で、第3の実施形態に係る移動間仕切り装置30と異なる。延長ハンガーレール700は、格納ハンガーレール500と同じ高さとなるように天井面で固定され、第2ハンガーレール200’及び格納ハンガーレール500と同様の構成を有しており、したがって、その先端には第2ランナ220が通行可能な連通孔が形成されている。延長ハンガーレール700は、第2ハンガーレール200’に対し垂直に交わるよう配設されており、その先端と、第2ハンガーレール200’において延長ハンガーレール700と連結する部分には、図示しないストッパ装置600が設けられている。
以上に説明した本実施形態によれば、第2ハンガーレール200’と延長ハンガーレール700とを連結することにより、格納ハンガーレール500から第2ハンガーレール200を介して延長ハンガーレール700に間仕切りパネル300を移動させることができる。そのため、図17に示されるように、第2ハンガーレール200’と延長ハンガーレール700とに間仕切りパネル300を移動させて室内空間1の間仕切りを細分化させることができる。また、図18に示されるように延長ハンガーレール700にのみ間仕切りパネル300を配置して移動間仕切り装置30とは異なる間仕切りパターンを実現することもできる。したがって、延長ハンガーレール700を設けることにより、室内空間1の間仕切りパターンをより多様なものとすることができる。
なお、本実施形態においては1つの延長ハンガーレール700を設けたが、これを複数設けるようにしてもよく、レールの形状を曲線や階段状等に配設するようにしてもよい。これは第1ハンガーレール100、第2ハンガーレール200、格納ハンガーレール500においても同様である。
<第6の実施形態>
前述した第5の実施形態では、延長ハンガーレール700を天井面で固定したが、これに限定されるものではなく、第2ハンガーレール200’と同様に移動可能に設けるようにしてもよい。以下、図19を用いて本実施形態に係る移動間仕切り装置について説明する。
図19は、第6の実施形態に係る移動間仕切り装置を室内空間に設けた状態を示す概略平面図である。図19においては、説明上間仕切りパネル300、格納ハンガーレール500、及び当該レールに対応するストッパ装置600を図示していない。
図19に示されるように、本実施形態に係る移動間仕切り装置60は、一対の第1ハンガーレール100’をさらに備えると共に、第2ハンガーレール200’に代わり第2ハンガーレール200’’を備える点で第5の実施形態に係る移動間仕切り装置50と異なる。
一対の第1ハンガーレール100’は、第1ハンガーレール100と同一構成のものであり、所定の距離互いに離間して第1ハンガーレール100に対して直交するよう当該レールの一方側に連結されており、各第1ハンガーレール100,100’の内部空間102が連通している。この一対の第1ハンガーレール100’のそれぞれには、内部に第1ランナ120が走行可能に設けられており、この第1ランナ120が連結部材400を介して第4のハンガーレール700を吊り下げ支持している。この第1ランナ120と、連結部材400と、延長ハンガーレール700との連結方法は、第1ランナ120と、連結部材400と、第2ハンガーレール200との連結方法と同様であるため、ここでの説明は省略する。第1ランナ120により吊り下げ支持されることにより、延長ハンガーレール700は第1ハンガーレール100’の延在方向に移動可能となっている。
第2ハンガーレール200’’は、延長ハンガーレール700と連結する箇所に、延長ハンガーレール700側に突き出て当該レールと連結可能な連結突部210が設けられている。この連結突部210は、その内部構造が第2ハンガーレール200’と同一であり、その先端に連通孔208が形成されている。また、連結突部210は上述した第4の実施形態と同様に、ストッパピン620と解除体640(不図示)がそれぞれ設けられており、第2ランナ220の脱落が防止されている。
以上に説明した本実施形態によれば、一対の第1ハンガーレール100’により延長ハンガーレール700が移動可能に吊り下げ支持されているため、間仕切りパネル300を吊り下げ支持した状態で移動することができ、間仕切りパターンをより多様なものとすることができる。また、第2ハンガーレール200’’に連結突部210が設けられ、これにストッパピン620設けられているため、ストッパピン620が連結突部210の連通孔208を閉塞した状態であっても、第2ハンガーレール200’’内における第2ランナ220の走行が阻害されることはない。
また、一対の第1ハンガーレール100’は、一対の第1ハンガーレール100と連結されているため、第2ハンガーレール200’’も進入可能となっている。したがって、第1ハンガーレール100’は、第2ハンガーレール200’’を吊り下げ支持することもでき、そのような場合には室内空間1を斜めに間仕切るようにすることも可能である。
なお、ここでの連結突部210は、第2~第5の実施形態に係る移動間仕切り装置20~50の第2ハンガーレール200’に設けるようにしてもよい。また、格納ハンガーレール500を一対の第1ハンガーレール100’により移動可能に吊り下げ支持するようにしてもよい。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の第1~第6の実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
10,20,30,40,50,60 移動間仕切り装置
100,100’ 第1ハンガーレール(第1レール,第4レール)
120 第1ランナ
200,200’,200’’ 第2ハンガーレール(第2レール)
208 連通孔
220 第2ランナ
300 間仕切りパネル(パネル)
400 連結部材
500,500a 格納ハンガーレール(第3レール)
508 連通孔
600 ストッパ装置(開閉体、開放体)
620 ストッパピン(開閉体)
624 拡径部(突出部)
640 解除体(開放体)
642 傾斜部
700 延長ハンガーレール(第3レール)

Claims (6)

  1. 互いに離間する少なくとも一対の第1レールと、
    前記一対の第1レールにそれぞれ設けられ、該第1レールに沿って移動可能な第1ランナと、
    延在方向における両端部が、前記第1ランナにより吊り下げ支持された第2レールと、
    前記第2レールに設けられ、該第2レールに沿って移動可能であり、且つパネルを吊り下げ支持する第2ランナと
    前記第2レールと着脱自在に連結する第3レールと
    を備え
    前記第2ランナは、前記第2及び第3レールが連結された場合、該第2及び第3レール間を移動する
    ことを特徴とする移動間仕切り装置。
  2. 前記第2及び第3レールにおけるそれぞれの連結部分には、前記第2ランナが通過可能な連通孔が設けられており、少なくとも一方のレールの連結部分には、該連通孔の少なくとも一部を閉塞または開放可能な開閉体が設けられる
    ことを特徴とする請求項記載の移動間仕切り装置。
  3. 前記第2及び第3レールにおける一方のレールの連結部分に前記開閉体が設けられた場合、他方のレールの連結部分には、閉状態にある該開閉体をレールの連結時に開状態にする開放体が設けられる
    ことを特徴とする請求項記載の移動間仕切り装置。
  4. 前記開閉体は、上下方向に移動可能な柱状をなし、その上端部がその下方より略水平方向に突出する突出部が形成されており、
    前記開放体は、前記第2及び第3レールを連結するために接近させる際、前記突出部の側面と下面とからなる隅部に当接し、該当接を維持した状態での更なるレール間の接近に伴い前記開閉体を上方へ移動させる傾斜部を有する
    ことを特徴とする請求項記載の移動間仕切り装置。
  5. つの前記第2ランナが所定の距離離間して対をなし、該一対の第2ランナにより1つの前記パネルが吊り下げ支持され、
    前記第3レールは、複数の前記一対の第2ランナと共に複数のパネルをその厚み方向に重ねて格納可能に、前記所定の距離離間して少なくとも一対設けられる
    ことを特徴とする請求項~請求項のいずれか一項に記載の移動間仕切り装置。
  6. 互いに離間する一対の第4レールを更に備え、
    前記第1ランナは、前記第1レール及び前記第4レールにそれぞれ移動可能に設けられており、
    前記第3レールは、その延在方向における両端部が、前記一対の第4レールそれぞれの第1ランナにより吊り下げ支持される
    ことを特徴とする請求項~請求項のいずれか一項に記載の移動間仕切り装置。
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