JP6990256B2 - フィルター掃除モジュール及び空気処理装置 - Google Patents

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Description

本出願は、出願番号が201822009139.9、出願日が2018年11月30日の中国特許出願「フィルター掃除モジュール及び空気処理装置」に基づいて提供され、上記中国特許出願の優先権を主張し、それらの全内容が引用により本出願に組み込まれる。
本出願は、家電製品の技術分野に関し、具体的には、フィルター掃除モジュール及び空気処理装置である。
空気調和機では、吸込口又は吹出口にフィルターを設置して濾過を行うことが多い。長期間使用すると、フィルターに塵埃がたまりやすくなり、フィルターを手動で取り外して手動で掃除すれば、時間と労力がかかり、フィルターアセンブリを傷つけやすい。
そのため、フィルター自動掃除アセンブリが設置された空気調和器が増えてきている。ブラシを転動させてフィルターの表面を掃除するものもあれば、溶液をシャワーしてフィルターの表面を掃除するものもある。しかしながら、ブラシで掃除する場合、ブラシ除塵機構は往々にして動作中前後に揺動し、動作の安定性が低く、且つブラシで長期間掃除した後にブラシの表面に毛屑が残りやすくなり、ブラシの掃除効率が低下する。溶液をシャワーして掃除する場合、溶液がフィルターの周りの部材に掛かりやすく、且つフィルターを掃除した後の汚水は再利用できず、水の消費量が多く、フィルターを掃除する際に死角が発生しやすい。
本出願の目的は、少なくとも関連技術における技術的課題の1つをある程度まで解決することである。
そのため、本出願の1つの目的は、安定した動作性能を持ち、揺動しにくく、フィルター掃除効果が高いフィルター掃除モジュールを提供することである。
本出願の別の目的は、上記フィルター掃除モジュールを備える空気処理装置を提供することである。
本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュールは、掃除キャビティを有し、側壁に軸穴が設けられる掃除ボックスと、前記掃除ボックスの対向する両側の壁の間に転動可能に接続され、フィルター上のごみを除去するために用いられ、少なくとも一端の端面に端部穴が設けられるフィルター掃除体アセンブリと、前記掃除ボックスの外部に配置されて動力源に接続されるフィルター掃除体駆動ギアと、を備え、前記フィルター掃除体駆動ギアにはフィルター掃除体連結軸が同軸に設置され、前記フィルター掃除体連結軸は前記軸穴を貫通して前記端部穴内に挿入され、且つ前記フィルター掃除体アセンブリと同期して回転する。
本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュールにおいて、フィルター掃除体アセンブリは、掃除ボックスに対して転動可能であり、フィルター掃除体アセンブリは、フィルターの異なる部分と接触して、フィルターを掃除する機能を実現することができ、転動時に掃除されたごみや塵埃は、掃除ボックスで収集でき、ほこりが少なくなる。掃除ボックスは、フィルター掃除体アセンブリのための全体的な接続位置を提供し、フィルター掃除体アセンブリは掃除ボックス内で転動する時に、固定された回転軸に沿って回転し、位置ずれ量が小さく、揺動しにくく、その掃除作用を発揮することに役立つ。フィルター掃除体駆動ギアは、掃除ボックスの外部に設置され、且つフィルター掃除体駆動ギアはフィルター掃除体アセンブリと別体に設置されるため,取り付けやすく、フィルター掃除体駆動ギアが掃除ボックスの内部に設置される場合、掃除作業時にフィルターを傷つけることを防止でき、また、掃除作業時にフィルター掃除体駆動ギアに塵埃がたまることを防止でき、フィルター掃除体駆動ギアの耐用年数を延ばす。
好ましくは、前記フィルター掃除体連結軸には、前記端部穴に係止される弾性クリップが設けられる。
好ましくは、前記フィルター掃除体連結軸には、扁平部分が設けられ、前記端部穴は前記フィルター掃除体連結軸に合わせた形状に形成される。
好ましくは、前記フィルター掃除体アセンブリは、両端が前記掃除ボックスの対向する両側の壁の間に接続され、端面に前記端部穴が設けられるフィルター掃除体内軸と、前記フィルター掃除体内軸の周壁に設けられ、前記フィルターと接触するためのフィルター掃除体とを備える。
好ましくは、前記フィルター掃除体は、円筒状に形成され、且つ前記フィルター掃除体内軸に外嵌されるか、又は前記フィルター掃除体は、シート状から曲げられて前記フィルター掃除体内軸の周壁に巻き付けられる。
好ましくは、前記フィルター掃除体内軸は、長尺状に形成され、内軸切欠部が設けられ、一端に結合軸が形成される内軸下部カバーと、長尺状に形成され、前記内軸切欠部に被せられ、前記内軸下部カバーの他端と嵌合して前記端部穴を形成する内軸上部カバーとを備え、前記フィルター掃除体連結軸は前記内軸下部カバー内に挿設されて前記内軸上部カバーに接続され、前記掃除ボックスの対向する両側の壁にはいずれも軸穴が設けられ、そのうち1つの前記軸穴には前記結合軸が挿入される。
好ましくは、前記内軸上部カバーの長手方向の両端には、それぞれ回り止めブロックが設けられ、前記内軸切欠部の内壁には、対応する回り止め溝が設けられる。
好ましくは、前記掃除ボックスには入水口が設けられ、前記掃除ボックスの底部には、前記掃除キャビティと連通する出水口が設けられ、前記入水口は、前記フィルター掃除体アセンブリに向かって設置され、及び/又は、前記フィルター掃除体アセンブリの少なくとも一部は、前記掃除キャビティ内に浸されている。
本出願の実施例に係る空気処理装置は、上記フィルター掃除モジュールを備える。
本出願の実施例に係る空気処理装置は、上記フィルター掃除モジュールが設けられることで、フィルター部材を掃除することができ、且つフィルター掃除モジュールは、掃除時に安定して動作し、位置ずれしにくく、外れにくく、フィルターに対して高い掃除効果を達成することができる。
好ましくは、前記空気処理装置は空気調和機の室内機であり、前記フィルター掃除モジュールは前記空気調和機の室内機のベースに接続され、且つ前記フィルター掃除モジュールは前記空気調和機の室内機の水受け皿の上方に位置する。
以下は、本出願の追加の態様や利点を説明するが、その一部は下記説明に明らかに説明されるか、或いは本出願の実施を通じて、解明される。
本出願の上記及び/又は追加の態様及び利点は、以下の図面を参照しながら実施例を説明することによって明らかで容易に理解できるようになる。
本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュールの全体構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュールが取り付けられた空気処理装置の部分構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュールの分解構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除体アセンブリとフィルターの組み合わせ構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除体アセンブリとフィルター掃除体駆動ギアの全体構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除体アセンブリとフィルター掃除体駆動ギアの分解構造を示す概略図である。 図5の概略縦断面図である。 本出願の実施例に係るフィルター掃除体アセンブリ、ローラーギア及び動力アセンブリの組み合わせ構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係る掃除ボックスとフィルター掃除体アセンブリの組み合わせ構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るローラーアセンブリの分解構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係るごみ濾過部材の全体構造を示す概略図である。 本出願の実施例に係る除塵部材、ごみ濾過部材の全体構造を示す概略図である。
以下、本出願の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例は、図面に示され、図面を通じて同じ又は類似した符号は、同じ又は類似した素子又は同じ又は類似した機能を有する素子を示す。以下、図面を参照しながら説明する実施例は、例示的なものであり、本発明を解釈するためのものにすぎず、本発明を制限するものとして理解すべきではない。
以下、図面を参照して本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュール100を詳細に説明する。
本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュール100は、掃除ボックス1、フィルター掃除体アセンブリ3及びフィルター掃除体駆動ギア4を備える。
ここで、図3、図12に示すように、掃除ボックス1は、掃除キャビティ101を有し、掃除ボックス1の壁には軸穴104が設けられる。掃除キャビティ101は、一定の収容空間を有し、掃除用のアセンブリを収容し、且つ塵埃の飛散を遮断することができる。
図3~図9に示すように、フィルター掃除体アセンブリ3は、掃除ボックス1の対向する両側の壁の間に転動可能に接続され、フィルター掃除体アセンブリ3は、フィルター400上のごみを除去するために用いられ、フィルター掃除体アセンブリ3は、掃除キャビティ101内に配置されてもよく、掃除キャビティ101の上方に位置しても良い。転動運動するフィルター掃除体アセンブリ3が掃除する時に、それに付着した塵埃が遠心作用により外へ振り飛ばされることで、フィルター掃除体アセンブリ3は一定の自動掃除機能を有する。また、フィルター掃除体アセンブリ3の少なくとも一端の端面には、端部穴301が設けられる。すなわち、フィルター掃除体アセンブリ3の一端に端部穴301が設けられるか、又はフィルター掃除体アセンブリ3の軸方向両端に端部穴301が設けられる。
なお、明確に指定又は限定しない限り、「接続」及び以下に言及される「取付」、「連結」などの用語は、広義で理解すべきであり、たとえば、固定して接続してもよく、取り外し可能に接続してもよく、又は一体に接続してもよく、機械的に接続してもよく、或いは、電気的に接続してもよく、直接接続してもよく、中間媒体を介して間接的に接続してもよく、2つの要素の内部が連通してもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本出願における具体的な意味を理解し得る。
図3、図5~図9に示すように、フィルター掃除体駆動ギア4は動力源に接続するように掃除ボックス1の外部に配置され、フィルター掃除体駆動ギア4には、フィルター掃除体連結軸410が同軸に設置され、フィルター掃除体連結軸410は、軸穴104を貫通して端部穴301内に挿入され、且つフィルター掃除体アセンブリ3と同期して回転する。動力源により駆動されると、フィルター掃除体駆動ギア4が回転し、且つ動力を順にフィルター掃除体連結軸410とフィルター掃除体アセンブリ3に伝達し、フィルター掃除体アセンブリ3の転動のための持続的な動力を提供する。
本出願の実施例に係るフィルター掃除モジュール100において、掃除ボックス1は、フィルター掃除体アセンブリ3のための全体的な接続位置を提供し、フィルター掃除体アセンブリ3を効果的に位置決めし、且つフィルター掃除体アセンブリ3の運動を一定の空間内に制限し、フィルター掃除体アセンブリ3が掃除ボックス1内で転動する時に、固定された回転軸に沿って回転し、位置ずれ量が小さく、揺動しにくく、安定して動作でき、その掃除作用を安定して発揮することに役立つ。
フィルター掃除体アセンブリ3は、掃除ボックス1に対して転動可能であり、転動中に、その異なる部位がフィルター400と接触することで、フィルター400に対する全体的な掃除効果が向上する。
転動しているフィルター掃除体アセンブリ3が連続して回転する過程で、それに付着した塵埃に一定の遠心力を発生させ、フィルター400から掃除された塵埃を掃除キャビティ101内に振り落とすことに役立つ。転動時に掃除されたごみや塵埃は、掃除ボックス1で収集でき、ほこりが立ちにくい。
フィルター掃除体駆動ギア4は、掃除ボックス1の外部に設置され、且つフィルター掃除体駆動ギア4はフィルター掃除体センブリ3と別体に設置されることで、取付時の利便性が向上する。また、フィルター掃除体駆動ギア4が外部に設置されるため、フィルター掃除体駆動ギア4が掃除ボックス1の内部に設置される場合、掃除作業時にフィルター400を傷つけることを防止でき、また、掃除作業時にフィルター掃除体駆動ギア4に塵埃がたまることを防止でき、フィルター掃除体駆動ギアの耐用年数を延ばす。
なお、本出願の説明において、「縦方向」、「長さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「軸方向」、「周方向」などのような用語により示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の説明及び説明の簡単化のためのものに過ぎず、示される装置又は要素が特定の方位を有したり、特定の方位で構成又は操作されたりすることを指示又は示唆するものではなく、よって、本発明を限定するものとして理解すべきではない。
本出願のいくつかの実施例では、図6、図7に示すように、フィルター掃除体連結軸410には、端部穴301に係止される弾性クリップ411が設けられる。この弾性クリップ411は、一定の弾性変形力を有し、弾性クリップ411は端部穴301に差し込むことも、端部穴301から抜き出すことも容易で、着脱しやすい。
本出願のいくつかの実施例では、図6、図7に示すように、フィルター掃除体連結軸410には、扁平部分412が設けられ、端部穴301はフィルター掃除体連結軸410に合わせた形状に形成される。扁平部分412の設置により、フィルター掃除体連結軸410と端部穴301との嵌合性を高め、且つフィルター掃除体連結軸410の位置決めをより良く達成し、フィルター掃除体連結軸410が端部穴301内で自ら回転するだけでフィルター掃除体アセンブリ3を連動させて回転させることができない状況を防止することができる。動力の伝達及びフィルター掃除体アセンブリ3の安定した回転に役立つ。
本出願のいくつかの例では、フィルター掃除体連結軸410には、上記弾性クリップ411と扁平部分412が同時に設けられ、扁平部分412を有するフィルター掃除体駆動ギア4が軸穴104と端部穴301から押し込まれると、弾性クリップ411がフィルター掃除体アセンブリ3の内部端面に挟み付けられることで、フィルター掃除体アセンブリ3の転動中の軸方向のずれが制限される。
本出願のいくつかの実施例では、図3~図9に示すように、フィルター掃除体アセンブリ3は、フィルター掃除体内軸310とフィルター掃除体320を備える。
ここで、フィルター掃除体内軸310の両端は、掃除ボックス1の対向する両側の壁の間に接続され、端部穴301は、フィルター掃除体内軸310の端面に設けられる。
フィルター掃除体320は、フィルター掃除体内軸310の周壁に設けられ、フィルター掃除体320は、フィルター400と接触するために用いられる。フィルター掃除体320は、フィルター400と直接接触し、フィルター400に対する良い掃除作用を果たすことができる。
有利には、フィルター掃除体320は、円筒状に形成され、且つフィルター掃除体320は、フィルター掃除体内軸310に外嵌される。円筒状のフィルター掃除体320は、フィルター掃除体内軸310と着脱しやすく、且つ交換しやすい。
有利には、フィルター掃除体320は、シート状に形成され、曲げられてフィルター掃除体内軸310の周壁に巻き付けられる。加工製造しやすく、組み立てられたフィルター掃除体320とフィルター掃除体内軸310の接続をより密にし、フィルター掃除体アセンブリ3の転動中にフィルター掃除体320がフィルター掃除体内軸310からずれることを防止することができる。
具体的には、好ましくは、フィルター掃除体320は、フィラメント繊維を有する織物であり、フィルター掃除体320とフィルター掃除体内軸310は、接着剤により一体に接続される。
好ましくは、フィルター掃除体320は、ファイバーを有する可撓性シリンダであってもよく、可撓性シリンダは、フィルター掃除体内軸310に外嵌される。
好ましくは、フィルター掃除体320は、表面に細かくて平らなブラシ毛を有する掃除部材であってもよい。
本出願のいくつかの実施例では、図6、図7に示すように、フィルター掃除体内軸310は、内軸下部カバー311と内軸上部カバー312を備える。ここで、内軸下部カバー311は長尺状に形成され、内軸下部カバー311には内軸切欠部302が設けられ、内軸下部カバー311の一端には結合軸304が形成される。それに対応して、内軸上部カバー312は長尺状に形成され、内軸上部カバー312は内軸切欠部302の箇所に設けられ、内軸上部カバー312と内軸下部カバー311の他端とが嵌合して端部穴301を形成する。フィルター掃除体連結軸410は、内軸下部カバー311内に挿設され、且つ内軸上部カバー312に接続される。長尺状の内軸下部カバー311と内軸上部カバー312は嵌合により一体となり、フィルター掃除体320を共同で支持する。
フィルター掃除体内軸310がフィルター掃除体320を支持してフィルター400を掃除するには、大きな接線力と曲げモーメントを受ける必要があるため、フィルター掃除体内軸310の構造強度及び剛性を向上させる必要がある。フィルター掃除体内軸310が内軸下部カバー311と内軸上部カバー312に分割したため、両者を接続するだけでフィルター掃除体内軸310の構造強度及び剛性を向上させることができ、且つ内軸下部カバー311と内軸上部カバー312に補強リブなどの補強構造をさらに加工することは比較的容易である。また、別体に設計された内軸下部カバー311と内軸上部カバー312により、フィルター掃除体連結軸410を所望の位置に容易に係止でき、全体的な組立の信頼性に役立つ。
好ましくは、内軸下部カバー311と内軸上部カバー312は、係止穴又はねじなどの取り外し可能な接続方式により一体構造となる。
好ましくは、内軸下部カバー311と内軸上部カバー312は、溶接(超音波溶接など)、接着により一体となる。
好ましくは、図3に示すように、掃除ボックス1の対向する両側の壁には軸穴104が設けられ、そのうち一方の軸穴104には結合軸304が挿入され、他方の軸穴104にはフィルター掃除体連結軸410が嵌合して接続されることで、フィルター掃除体アセンブリ3を掃除ボックス1に安定して接続し、掃除作業時の揺動を防止することができる。
本出願のいくつかの有利な設計では、図6、図7に示すように、内軸上部カバー312の長手方向の両端には、それぞれ回り止めブロック305が設けられ、内軸切欠部302の内壁には、対応する回り止め溝303が設けられる。回り止めブロック305と回り止め溝303の嵌合により、内軸下部カバー311と内軸上部カバー312との位置決めをさらに向上させることができ、それにより、両者は組立後に回転しにくくなる。
本出願のいくつかの実施例では、図9、図12に示すように、掃除ボックス1には、入水口105が設けられ、掃除ボックス1の底部には、掃除キャビティ101と連通する出水口106が設けられる。ここで、掃除液は、入水口105から注入され、出水口106から排出される。
好ましくは、入水口105は、フィルター掃除体アセンブリ3に向かって設置され、フィルター掃除体アセンブリ3は、掃除キャビティ101の上部に設けられる。この時、入水口105は、フィルター掃除体アセンブリ3の側面に位置合わせされ噴射することができ、それにより、フィルター掃除体アセンブリ3を濡らし、フィルター掃除体アセンブリ3上の塵埃を洗浄し、フィルター400に対するフィルター掃除体アセンブリ3の掃除能力を向上させることができる。
好ましくは、入水口105は、掃除キャビティ101の上部に設けられ、フィルター掃除体アセンブリ3に向かってシャワーする。この時、入水口105中の水は上部からフィルター掃除体アセンブリ3にシャワーされ、清浄水が最初からフィルター掃除体アセンブリ3とフィルター400との接触部位に送られることで、フィルター400(フィルター400を図4に示す)の掃除能力が大幅に向上する。
好ましくは、フィルター掃除体アセンブリ3の少なくとも一部は、掃除キャビティ101内に浸されている。フィルター掃除体アセンブリ3の一部が掃除キャビティ101内に浸漬された時、フィルター掃除体アセンブリ3上の汚水は、掃除キャビティ101内に良好に収まり、こぼれにくい。また、掃除キャビティ101内の水位がフィルター掃除体アセンブリ3まで上昇した時、水に浸漬されたフィルター掃除体アセンブリ3を再洗浄することができる。
好ましくは、入水口105は、フィルター掃除体アセンブリ3に向かって設置され、且つフィルター掃除体アセンブリ3は、掃除キャビティ101内に沈んでいる。フィルター掃除体アセンブリ3の頂部が水没するほど、掃除キャビティ101内の水位が高く上昇した時、フィルター掃除体アセンブリ3をあらゆる方向に洗浄することができる。
本出願のいくつかの実施例では、図3、図4、図12に示すように、フィルター掃除体アセンブリ3の下部には、除塵部材5が設けられ、除塵部材5には、フィルター掃除体アセンブリ3と接触する歯板が設けられ、歯板には櫛歯51が設けられ、除塵部材5の両端は掃除ボックス1に係止される。除塵部材5は、掃除ボックス1内の毛髪などのごみを梳き取って掃除キャビティ101に入れることができ、フィルター掃除体アセンブリ3の掃除効果を向上させる。
本出願のいくつかの実施例では、図1~図4、図8、図10に示すように、掃除ボックス1の上部の対向する両側の壁の間にローラーアセンブリ6が転動可能に接続され、ローラーアセンブリ6は、フィルター駆動ギア61と可撓性接触駆動部62を備え、フィルター駆動ギア61は、フィルター400と噛み合ってフィルター400を連動させるために用いられ、可撓性接触駆動部62は、フィルター400と柔軟に接触してフィルター400を連動させるために用いられる。可撓性接触駆動部62は、フィルター400に対して一定の支持、案内及び緩衝作用を果たし、フィルター400が運動中に傷つけられることを防止し、フィルター400が運動中にずれることを防止する。
図1、図2、図3、図8、図10に示すように、ローラー駆動ギア203は掃除ボックス1に設けられ、ローラー駆動ギア203はローラーアセンブリ6に接続される。ローラー駆動ギア203は、ローラーアセンブリ6が転動できるように、フィルター駆動ギア61及びローラーアセンブリ6全体に外部からの動力を伝達することができる。
有利には、可撓性接触駆動部62は30~70のショア硬度を有し、フィルター400の安定した運動を保証し、運動中の異音を低減する。
好ましくは、図10に示すように、ローラーアセンブリ6は、ローラー内軸63を備え、ローラー内軸63の端部には、フィルター駆動ギア61が接続され、可撓性接触駆動部62は、ローラー内軸63に外嵌され、ローラー内軸63の外周壁には回転制限溝641が設けられ、円筒状の可撓性接触駆動部62の内周壁には回転制限突起642が設けられ、回転制限突起642は、回転制限溝641に挿嵌される。回転制限溝641と回転制限突起642は、回転制限構造64を構成する。回転制限構造64は、ローラー内軸63と可撓性接触駆動部62の組立位置の固定性を高め、ローラー内軸63と可撓性接触駆動部62の周方向のずれを防止する。
好ましくは、図10に示すように、ローラー内軸63は、中空円筒状に形成され、ローラー内軸63の周壁の一部が内側に凹んで回転制限溝641を形成し、ローラー内軸63の内周壁において回転制限溝641が形成された部分は内側突起631であり、フィルター駆動ギア61には、ローラー内軸63に挿入される挿着部611が設けられ、挿着部611は内側突起631に係止される。挿着部611と内側突起631の嵌合により、フィルター駆動ギア61とローラー内軸63との接続安定性を高め、両者を同期して回転させることができ,フィルター駆動ギア61とローラー内軸63の周方向のずれとフィルター駆動ギア61の空転を防止する。
具体的には、図10に示すように、挿着部611には挿入口612が軸方向に沿って設けられ、挿入口612は内側突起631に係止される。
好ましくは、図4に示すように、フィルター400の底部には、フィルター駆動ギア61と嵌合する筋状凸部401が設けられる。
それに対応して、図10に示すように、可撓性接触駆動部62には、複数の可撓性ローラーエッジ621が設けられ、可撓性ローラーエッジ621は、ローラーアセンブリ6の軸方向に延びて設置され、可撓性ローラーエッジ621はフィルター駆動ギア61の歯と一対一に対応して設置される。これにより、フィルター400がフィルター駆動ギア61と可撓性接触駆動部62により駆動されると、フィルター400の筋状凸部401が可撓性ローラーエッジ621の間の溝に係止されることで、フィルター400は、回転中に左右にずれず、且つフィルター400は、ローラーアセンブリ6と同期して回転する。
図3に示すように、ローラーアセンブリ6の下部には、フィルター軌道65が設けられ、フィルター軌道65は、ローラーアセンブリ6の下部を半分包囲し、フィルター軌道65は、弧状に形成され、フィルター軌道65の中間部には、空隙と接触するくり抜き部があり、フィルター軌道65は、フィルター400が掃除後にすみやかに濾過位置に戻るように、フィルター400の運動を案内することができる。くり抜き部の設計は、ローラーアセンブリ6の下部及び下部に回転したフィルター400がフィルター掃除体アセンブリ3と良好な接触を形成することに役立ち、それにより、除塵を行うことに役立つ。
本出願のいくつかの実施例では、図3、図11、図12に示すように、掃除ボックス1内の掃除キャビティ101の内壁には固定位置が設けられ、ごみ濾過部材8は、除塵部材5の下部に配置され、ごみ濾過部材8には、出水口106に向かう水中のごみの流れを遮断するための格子板81が設けられ、ごみ濾過部材8には係止部83が設けられ、固定位置に係止されたる。ごみ濾過部材8は、フィルター掃除体アセンブリ3から洗い落とされた汚水中の毛髪などのごみを濾過して、ごみが出水口106を詰まらせることを防止することができる。
好ましくは、図11に示すように、係止部83は弾性係止具であり、ごみ濾過部材8の対向する両側には弾性係止具が設けられる。それに対応して、掃除キャビティ101の内壁には、係止部83と嵌合する2つの固定位置が設けられる。弾性係止具は取り付けやすく、且つ一定の弾性復元力を有する。ごみ濾過部材8が掃除キャビティ101に取り付けられた後、弾性係止具の弾性力で掃除ボックス1の内壁に押し当たり、ごみ濾過部材8の揺動を効果的に防止する。
好ましくは、図11に示すように、ごみ濾過部材8は、頂部案内板82をさらに備え、頂部案内板82は斜めに設置され、頂部案内板82は格子板81の上方に接続され、頂部案内板82の周方向の4辺はいずれも掃除キャビティ101の内壁と接触して嵌合する。斜めに設置された頂部案内板82は、フィルター掃除体アセンブリ3の洗浄後の汚水を導き、汚水を頂部案内板82に沿って流下させ、汚水が掃除キャビティ101内に飛散することを防止することができる。
また、図11に示すように、頂部案内板82には、上下に貫通する通水穴84が設けられる。通水穴84は、汚水を頂部案内板82から格子板81に導入することができる。
好ましくは、図11及び図12に示すように、格子板81は、屈曲して接続された3つの部分を含み、そのうち2つの部分は、頂部案内板82の真下に配置され、且つごみ濾過部材8の底壁を構成し、格子板81の3つの部分のうち、第3部分は、ごみ濾過部材8の底壁から上に屈曲して頂部案内板82に接続される。ここで、底壁を構成する格子板81の2つの部分は、互いの方向に向かって下向きにに延びており、出水口106は、底壁を構成する格子板81の2つの部分の接続部位の下方に配置される。格子板81により濾過された水は、出水口106に合流して排出される。
好ましくは、図11に示すように、頂部案内板82と格子板81との間には複数の接続板86が接続され、接続板86には切欠部が設けられ、係止部83は切欠部の内壁に接続される。接続板86は、ごみ濾過部材8全体の構造強度を向上させ、過剰な汚水がごみ濾過部材8の側壁を直接通過することを防止する。
好ましくは、図11及び図12に示すように、ごみ濾過部材8の頂部と底部には、当接位置決めブロック85がそれぞれ設けられ、頂部の当接位置決めブロック85は、除塵部材5に当接し、底部の当接位置決めブロック85は、掃除ボックス1の内壁に当接する。
それに対応して、掃除ボックス1には、底部の2つの部分の格子板81に適合する支持壁107が設けられ、底部の当接位置決めブロック85は支持壁107に当接する。
本出願のいくつかの実施例では、図1、図2、図3及び図8に示すように、動力源は掃除モーター201を使用し、掃除モーター201は第1伝動ギア71を連動させて回転させ、第1伝動ギア71は、第2伝動ギア72を連動させて回転させ、第2伝動ギア72は、フィルター掃除体駆動ギア4、ローラー駆動ギア203を同時にを連動させて回転させ、同時に、フィルター掃除体駆動ギア4は、フィルター掃除体連結軸410を介してフィルター掃除体アセンブリ3に動力を伝達し、フィルター掃除体アセンブリ3を回転させ、ローラー駆動ギア203は、フィルター駆動ギア61を連動させて同軸回転させることで、可撓性接触駆動部62などの部材を連動させて回転させ、且つフィルター400もフィルター駆動ギア61と可撓性接触駆動部62を連動させて回転する。そのため、フィルター400とフィルター掃除体アセンブリ3の接触面では、両者の接線速度は逆であり、フィルター掃除体アセンブリ3がフィルター400をよりよく掃除することに役立つ。なお、「第1」、「第2」により限定される特徴は、1つ又は複数の該特徴を明示的に、あるいは黙示的に有してもよく、1つの特徴を別の特徴から区別するために用いられ、順序又は重要性を示すものではない。
当然のことながら、本出願では、他の中間伝動ギアを必要とすることなく、ローラー駆動ギア203とフィルター掃除体駆動ギア4をそれぞれ駆動するために、掃除モーター201が2つ別個に設けられてもよいが、ここで特に限定されない。
本出願の上記実施例では、動力アセンブリ2は、上記掃除モーター201とローラー駆動ギア203を備える。
好ましくは、図1、図2、図3に示すように、ギア保護カバー7は、掃除ボックス1の側部に設置され、動力アセンブリ2を密閉して、各ギアを閉じられた動作空間に配置することで、異物がギアに巻き込まれてギアの動作を妨害することが防止される。
本出願のいくつかの実施例では、図9に示すように、フィルター掃除モジュール100は、給水管91、水ポンプアセンブリ92、出水制御弁93及び排水管94をさらに備え、ここで給水管91の一端は、入水口105に接続され、給水管91の他端は、水ポンプアセンブリ92に接続され、水ポンプアセンブリ92は、貯水容器から水を吸込んで、水を給水管91から入水口105にポンピングするために用いられ、出水制御弁93は、出水口106の開閉を制御するために用いられ、出水口106には排水管94が接続され、排水管94を介して貯水容器の排水口に排水する。
好ましくは、出水制御弁93は排水管94に接続され、出水制御弁93の出水制御ポートは貯水容器の排水口に対向して設置される。
本出願の実施例に係る空気処理装置1000は、上記フィルター掃除モジュール100を備え、フィルター掃除モジュール100の構造については説明を省略する。
フィルター掃除モジュール100を備える空気処理装置1000は、フィルターを洗浄でき、且つ洗浄作業時に安定して動作し、揺動せず、高い掃除効果を有する。
ここで、空気処理装置1000は、空気調和機の室内機であってもよく、空気清浄器、又は濾過及び除塵機能を備えるフィルターが設けられた他の装置であってもよい。
図2に示すように、具体例では、空気処理装置1000は空気調和機の室内機であり、フィルター掃除モジュール100は空気調和機の室内機のベース220に接続され、且つフィルター掃除モジュール100は空気調和機の室内機の水受け皿300の上に位置する。
具体的には、図2に示すように、空気調和機の室内機のケーシング200の頂部には吸込口210があり、フィルター400は、吸込口210に移動可能に設置され、ケーシング200は、熱交換器やファンを固定するためのベース220を備える。
図2に示すように、ベース220は、背板221及び底板222を備え、背板221は、上下方向に設置され、底板222は、背板221の底部の前側に接続され、水受け皿300の後端は背板221に接続され、且つ側辺は底板222に接続され、フィルター掃除モジュール100は、背板221と水受け皿300にそれぞれ接続される。
フィルター掃除モジュール100の底部は水ポンプアセンブリ92であり、水ポンプアセンブリ92は、水ポンプベース、水ポンプ吐出口及び水ポンプ吸込口を備え、ここでポンプ吸込口は、水ポンプベースの底部に設置され、水ポンプベースは、水受け皿300の底部の内面と面一になり、水ポンプアセンブリ92が水受け皿300内の低い水位の水を吸込むことができることを保証する。水ポンプ吐出口は、給水管91に接続される。排水管94の底部は、水受け皿300の排水口と位置合わせされ排水する。
本出願の2つの運動部材の運動の「同期」とは、2つの運動部材が単位時間当たりに一定の相対的な関係を有することを指し、変位の相対的な変化が一致してもよく、速度の相対的な変化が一貫してもよく、又は周波数の変化が一致してもよい。より具体的には、同軸の回転部材の「同期回転」とは、2つの移動部材の回転方向が同じで、回転の角速度が同じで、且つ両者の回転開始時間、回転停止時間が同じであることを指す。
本出願の実施例の解決手段をよりよく理解するために、以下、図1~図12を参照して本出願の具体的な実施例におけるフィルター掃除モジュール100の構造を説明する。
図3に示すように、フィルター掃除モジュール100は、掃除ボックス1、動力アセンブリ2、フィルター掃除体アセンブリ3、フィルター掃除体駆動ギア4、除塵部材5、ローラーアセンブリ6、ギア保護カバー7、ごみ濾過部材8、給水管91、水ポンプアセンブリ92、出水制御弁93及び排水管94を備える。
具体的には、図3、図9、図12に示すように、掃除ボックス1は、上端が開口された掃除キャビティ101を有し、掃除ボックス1の壁には軸穴104が設けられ、掃除ボックス1の上部において軸穴104よりも高い位置には入水口105が設けられ、掃除ボックス1の下端には支持壁107が設けられ、支持壁107には下向きの出水口106が形成される。
図1~図4、図8、図10に示すように、掃除ボックス1の上部の対向する両側の壁には、ローラーアセンブリ6が転動可能に接続され、ローラーアセンブリ6は、フィルター駆動ギア61、可撓性接触駆動部62及びローラー内軸63を備える。ここで、ローラー内軸63の端部には、フィルター駆動ギア61がそれぞれ接続され、可撓性接触駆動部62は、ローラー内軸63に外嵌され、ローラー内軸63の外周壁には回転制限溝641が設けられ、円筒状の可撓性接触駆動部62の内周壁には回転制限突起642が設けられ、回転制限突起642は、回転制限溝641に挿嵌される。フィルター駆動ギア61は、フィルター400と噛み合ってフィルター400を連動させるために用いられ、可撓性接触駆動部62は、フィルター400と柔軟に接触してフィルター400を連動させるために用いられる。フィルター400の底部には、フィルター駆動ギア61及び可撓性接触駆動部62と嵌合する筋状凸部401が設けられる。図3に示すように、ローラーアセンブリ6の下部にはフィルター軌道65が設けられ、フィルター軌道65はローラーアセンブリ6の下部を半分包囲する。
図3~図9に示すように、フィルター掃除体アセンブリ3は、掃除ボックス1の対向する両側の壁の間に転動可能に接続され、フィルター掃除体アセンブリ3は、フィルター400上のごみを除去するために用いられ、フィルター掃除体アセンブリ3は、フィルター掃除体内軸310とフィルター掃除体320を備える。フィルター掃除体320は、フィルター掃除体内軸310の周壁に設けられ、フィルター掃除体320は、フィルター400と接触してフィルター400を掃除するために用いられる。フィルター掃除体内軸310は、一体に係止され、且つボルトで接続された内軸下部カバー311と内軸上部カバー312を備える。内軸下部カバー311の一端には結合軸304が形成され、内軸下部カバー311の他端は内軸上部カバー312と嵌合して端部穴301を形成し、結合軸304は1つの軸穴104に挿入される。
図3、図5~図9に示すように、フィルター掃除体駆動ギア4は動力源に接続するように掃除ボックス1の外部に配置され、フィルター掃除体駆動ギア4には、フィルター掃除体連結軸410が同軸に設置され、フィルター掃除体連結軸410は、別の軸穴104を貫通して端部穴301内に挿入され、且つフィルター掃除体アセンブリ3と同期して回転する。
図3、図4、図12に示すように、フィルター掃除体アセンブリ3の下部には、除塵部材5が設けられ、除塵部材5には、フィルター掃除体アセンブリ3と接触する歯板が設けられ、歯板には櫛歯51が設けられ、除塵部材5の両端は掃除ボックス1内に係止される。
図3、図11、図12に示すように、掃除ボックス1内の掃除キャビティ101の内壁には固定位置が設けられ、ごみ濾過部材8は、除塵部材5の下部に配置され、ごみ濾過部材8には、出水口106に向かう水中のごみの流れを遮断するための格子板81が設けられ、ごみ濾過部材8には係止部83が設けられ、固定位置に係止され、ごみ濾過部材8の最低部位は、出水口106に位置合わせされている。ごみ濾過部材8の上部には、除塵部材5に当接する当接位置決めブロック85が設けられ、ごみ濾過部材8の下部には、支持壁107に当接する当接位置決めブロック85が設けられる。
図8に示すように、動力アセンブリ2は、掃除モーター201、ローラー駆動ギア203、及び伝動駆動するための第1伝動ギア71と第2伝動ギア72を備え、掃除モーター201は、第1伝動ギア71の回転を駆動し、第1伝動ギア71は、第2伝動ギア72を連動させて回転させ、第2伝動ギア72は、フィルター掃除体駆動ギア4とローラー駆動ギア203を同時を連動させて回転させる。
図1、図2、図3に示すように、ギア保護カバー7は、掃除ボックス1の側部に設置され、動力アセンブリ2を特定の空間内に密閉する。
図9に示すように、給水管91の一端は、入水口105に接続され、給水管91の他端は、水ポンプアセンブリ92に接続され、水ポンプアセンブリ92は、貯水容器から水を吸込んで、水を給水管91から入水口105にポンピングするために用いられ、出水制御弁93は、出水口106の開閉を制御するために用いられ、出水口106には排水管94が接続され、排水管94を介して貯水容器の排水口に排水する。
図2に示すように、空気処理装置1000は、空気調和機の室内機を例とすると、空気調和機の室内機は、ケーシング200を備え、ケーシング200の頂部には吸込口210が設けられ、吸込口210には運動可能なフィルター400が設けられる。ケーシング200は、背板221及び底板222で構成されたベース220をさらに備え、背板221は、上下方向に設置され、底板222は、背板221の底部の前側に接続され、水受け皿300の後端は背板221に接続され、且つ側辺は底板222に接続され、フィルター掃除モジュール100は、背板221と水受け皿300にそれぞれ接続され、フィルター掃除モジュール100の頂部のローラーアセンブリ6は、フィルター400と位置合わせされている。
掃除作業時、動力アセンブリ2は、ローラー駆動ギア203とフィルター掃除体駆動ギア4を伝動駆動して回転させ、ローラー駆動ギア203は、ローラーアセンブリ6を連動させて回転させ、フィルター掃除体駆動ギア4は、フィルター掃除体アセンブリ3を連動させて回転させ、フィルター400は、ローラーアセンブリ6とともに回転し、且つ回転しているフィルター掃除体アセンブリ3と回転接触面を形成し、フィルター400は、ローラーアセンブリ6の表面上で回転し、且つフィルター軌道65内で伝送される。フィルター掃除体アセンブリ3は、フィルター400上の塵埃をその表面にこすりつけ、回転中に、除塵部材5が表面のごみや毛髪を掻き落す。
同時に、水ポンプアセンブリ92は、水受け皿300から水を吸込んで、水を給水管91から入水口105にポンピングし、フィルター掃除体アセンブリ3の表面が濡らされて掃除され、掃除後の汚水は、除塵部材5中のごみ及び毛髪をごみ濾過部材8に運び、毛髪は、ごみ濾過部材8に残されるが、汚水は、出水口106から排水管94に向かって排出され、さらに水受け皿300の排水口に位置合わせされた排水管94を介して、空気調和機の外部に排出される。
フィルター400をリセットする必要がある場合、動力アセンブリ2における掃除モーター201は逆回転を行い、フィルター400を掃除と逆の方向に動かせばよい。
本明細書の説明において、「実施例」、「例」などの用語を参照した説明は該実施例又は例と組み合わせて説明されている具体的な特徴、構造、材料又は特性が本出願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を意味するわけではない。さらに、説明された特定の特徴、構造、材料又は特性が、任意の1つ又は複数の実施例又は例においては適切な組み合わせで一体化されていてもよい。
なお、以上では本出願の実施例を例示して説明したが、当業者であれば、本出願の原理及び趣旨から逸脱することなく、これらの実施例に対して変更、修正、置換や変形を行うことができ、本出願の範囲が特許請求の範囲及びその均等物により定義されることを理解できる。
1000 空気処理装置、100 フィルター掃除モジュール、1 掃除ボックス、101 掃除キャビティ、104 軸穴、105 入水口、106 出水口、107 支持壁、2 動力アセンブリ、201 掃除モーター、203 ローラー駆動ギア、3 フィルター掃除体アセンブリ、301 端部穴、302 内軸切欠部、303 回り止め溝、304 結合軸、305 回り止めブロック、310 フィルター掃除体内軸、311 内軸下部カバー、312 内軸上部カバー、320 フィルター掃除体、4 フィルター掃除体駆動ギア、410 フィルター掃除体連結軸、411 弾性クリップ、412 扁平部分、5 除塵部材、51 櫛歯、6 ローラーアセンブリ、61 フィルター駆動ギア、611 挿着部、612 挿入口、62 可撓性接触駆動部、621 可撓性ローラーエッジ、63 ローラー内軸、631 内側突起、64 回転制限構造、641 回転制限溝、642 回転制限突起、65 フィルター軌道、7 ギア保護カバー、71 第1伝動ギア、72 第2伝動ギア、8 ごみ濾過部材、81 格子板、82 頂部案内板、83 係止部、84 通水穴、85 当接位置決めブロック、86 接続板、91 給水管、92 水ポンプアセンブリ、93 出水制御弁、94 排水管、200 ケーシング、210 吸込口、220 ベース、221 背板、222 底板、300 水受け皿、400 フィルター、401 筋状凸部。

Claims (8)

  1. 掃除キャビティを有し、壁に軸穴が設けられる掃除ボックスと、
    前記掃除ボックスの対向する両側の壁の間に転動可能に接続され、フィルター上のごみを除去するために用いられ、少なくとも一端の端面に端部穴が設けられるフィルター掃除体アセンブリと、
    前記掃除ボックスの外部に配置されて動力源に接続されるフィルター掃除体駆動ギアと、を備え、
    前記フィルター掃除体駆動ギアにはフィルター掃除体連結軸が同軸に設けられ、前記フィルター掃除体連結軸は前記軸穴を貫通して前記端部穴内に挿入され、且つ前記フィルター掃除体アセンブリと同期して回転
    前記フィルター掃除体アセンブリは、
    両端が前記掃除ボックスの対向する両側の壁の間に接続され、端面に前記端部穴が設けられるフィルター掃除体内軸と、
    前記フィルター掃除体内軸の周壁に設けられ、前記フィルターと接触するフィルター掃除体と、を備え、
    前記フィルター掃除体内軸は、
    長尺状に形成され、内軸切欠部が設けられ、一端に結合軸が形成される内軸下部カバーと、
    長尺状に形成され、前記内軸切欠部に被せられ、前記内軸下部カバーの他端と結合して前記端部穴を形成する内軸上部カバーとを備え、
    前記フィルター掃除体連結軸が前記内軸下部カバー内に挿設されて前記内軸上部カバーに接続され、
    前記掃除ボックスの対向する両側の壁にはいずれも軸穴が設けられ、そのうちの1つの前記軸穴には前記結合軸が挿入される、
    ことを特徴とするフィルター掃除モジュール。
  2. 前記フィルター掃除体連結軸には、前記端部穴に係止される弾性クリップが設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルター掃除モジュール。
  3. 前記フィルター掃除体連結軸には、扁平部分が設けられ、前記端部穴は前記フィルター掃除体連結軸に合わせた形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター掃除モジュール。
  4. 前記フィルター掃除体は、円筒状に形成され、且つ前記フィルター掃除体内軸に外嵌されるか、又は前記フィルター掃除体は、シート状から曲げられて前記フィルター掃除体内軸の周壁に巻き付けられる、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のフィルター掃除モジュール。
  5. 前記内軸上部カバーの長手方向の両端には、それぞれ回り止めブロックが設けられ、前記内軸切欠部の内壁には、対応する回り止め溝が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のフィルター掃除モジュール。
  6. 前記掃除ボックスには入水口が設けられ、前記掃除ボックスの底部には、前記掃除キャビティと連通する出水口が設けられ、前記入水口は、前記フィルター掃除体アセンブリに向かって設けられ、及び/又は、前記フィルター掃除体アセンブリの少なくとも一部は、前記掃除キャビティ内に浸されている、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のフィルター掃除モジュール。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載のフィルター掃除モジュールを備える、
    ことを特徴とする空気処理装置。
  8. 前記空気処理装置は空気調和機の室内機であり、前記フィルター掃除モジュールは前記空気調和機の室内機のベースに接続され、且つ前記フィルター掃除モジュールは前記空気調和機の室内機の水受け皿の上方に位置する、
    ことを特徴とする請求項に記載の空気処理装置。
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