JP6989440B2 - プリキュア乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明はプリキュア乾燥装置に係る。特に、本発明は、種々のワークに対する汎用性を得るための対策に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、ワークに塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるプリキュア乾燥装置が知られている。このプリキュア乾燥装置は、例えば自動車の生産工場にあっては、ドアやフード等におけるアウタパネルとインナパネルとの重ね合わせ部分(例えばヘミング加工部分)に塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるものとして使用される。
また、特許文献1に開示されているプリキュア乾燥装置は、ワークであるドアアウタパネルとドアインナパネルとのヘミング加工部分に塗布された熱硬化性の接着剤に対して熱風を吹き付けることによって該接着剤を加熱硬化させるようにしている。
具体的には、図12に示すように、ドアインナパネルaとドアアウタパネルbとのヘミング加工部分hにおいて各パネルa,bに亘って熱硬化性の接着剤cを塗布しておき、この接着剤cに対向する位置に熱風吹き出し用のノズルdの吹き出し口eを配置させる。このノズルdは、ヘミング加工部分hの長手方向(図12において紙面に直交する方向)に沿った長尺のものとなっている。これにより、ヘミング加工部分hの長手方向の全体に亘って接着剤cに向けて吹き出し口eから熱風(特許文献1では帯状の熱風と称している)を吹き付け、該接着剤cを加熱硬化させるようにしている。
特開2013−208515号公報
ところが、ワーク(前述の場合はドアインナパネルaおよびドアアウタパネルb)に塗布された熱硬化性の接着剤に対して熱風を吹き付けるようにしたプリキュア乾燥装置は、ワークの種類毎(自動車の生産工場にあっては車種毎)に製作される専用機となっていた。
その理由は、図13(a)(b)に示すように自動車のサイドドアfとしては種々のタイプがあり、それぞれ前記ヘミング加工部分hの長手方向に沿う形状も異なっている(サイドドアfの幅方向に屈曲する形状が異なっている)。そして、接着剤cの過加熱に起因する焦げの発生や加熱不足に起因する硬化不良を招かないようにするためには、前記ヘミング加工部分hの全体に亘って接着剤cとノズルdの吹き出し口eとの間隔を適正な間隔(図12における間隔g)にしておく必要がある。このため、前記ヘミング加工部分hの長手方向に沿う形状に応じて前記ノズルdを製作しておく必要がある(ヘミング加工部分hの全体に亘って前記間隔gが確保されるようにサイドドアfのタイプに応じてノズルdを製作しておく必要がある)。従って、プリキュア乾燥装置(少なくとも前記ノズルd)は、ワークの種類毎に製作される専用機となっており、汎用性に乏しいものであった。その結果、ワークの種類が多い場合にはプリキュア乾燥装置の製作コストの高騰を招いてしまうことになっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種々のワークに対する汎用性を得ることができるプリキュア乾燥装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、ワークに塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるプリキュア乾燥装置を前提とする。そして、このプリキュア乾燥装置は、ハロゲン光照射部が互いに対向された少なくとも2台のハロゲン乾燥機を備え、前記各ハロゲン乾燥機の前記ハロゲン光照射部から照射された各ハロゲン光における焦点同士が所定距離を存するように当該各焦点の位置が固定されて、これら焦点同士の間において前記各ハロゲン光同士が重ね合わされた領域が、前記接着剤の硬化可能温度となる柱状の硬化可能温度領域として設定されており、前記ワーク上における接着対象部分の長手方向の全体に亘って前記接着剤を塗布した後、前記接着対象部分の長手方向の全体に亘って前記接着剤を順次加熱硬化させていくべく、前記接着剤の塗布部分と前記硬化可能温度領域とが重なり合いながらこれら接着剤の塗布部分と硬化可能温度領域とが前記長手方向に沿って相対的に移動していくように前記ワークまたは前記各ハロゲン乾燥機を移動させていく移動手段を備えており、前記各ハロゲン光の焦点同士の間の前記所定距離は、前記硬化可能温度領域の全体が前記接着剤の硬化可能温度となり、且つ前記移動手段によって前記ワークまたは前記各ハロゲン乾燥機を移動させていく際に、前記硬化可能温度領域の中心を前記接着剤の塗布部分が通過する前記移動の軌跡から所定のズレが生じた場合であっても、当該接着剤の塗布部分が前記硬化可能温度領域内を通過するように、前記硬化可能温度領域における前記ハロゲン光の照射方向に沿う方向の寸法および該ハロゲン光の照射方向に沿う方向に対して直交し且つ前記移動の方向に対して直交する方向の寸法が得られる距離に設定されていることを特徴とする。
この特定事項により、ワークに塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させる際には、各ハロゲン乾燥機のハロゲン光照射部から照射されたハロゲン光同士が重ね合わされることにより接着剤の硬化可能温度となる硬化可能温度領域に、ワークに塗布された接着剤を通過させるよう、移動手段によってワークまたは各ハロゲン乾燥機を移動させる。これにより、ワークまたは各ハロゲン乾燥機の移動軌跡を、接着剤が前記硬化可能温度領域を通過するように設定すれば該接着剤はその全体に亘って良好に加熱硬化することになる。つまり、接着剤の過加熱に起因する焦げの発生や加熱不足に起因する硬化不良を抑制して良好に加熱硬化させるためには移動手段による前記移動軌跡を調整するのみでよい。このため、ワークの種類に応じて前記移動軌跡を変更するのみで、種々のワークにおいて接着剤を良好に加熱硬化させることが可能であり、プリキュア乾燥装置を、ワークの種類毎の専用機とする必要がない。その結果、汎用性の高いプリキュア乾燥装置を提供することができ、ワークの種類が多い場合であってもプリキュア乾燥装置の製作コストの高騰を招くことがない。
本発明では、ハロゲン光照射部が互いに対向された少なくとも2台のハロゲン乾燥機を備えさせ、各ハロゲン乾燥機のハロゲン光照射部から照射されたハロゲン光同士が重ね合わされることにより接着剤の硬化可能温度となる硬化可能温度領域に、ワークに塗布された接着剤を通過させる構成としている。これにより、プリキュア乾燥装置を、ワークの種類毎の専用機とする必要がなく、汎用性の高いプリキュア乾燥装置を提供することができる。
プリキュア乾燥装置による接着剤乾燥工程が行われている状態を示す図である。 サイドドアのヘミング加工部分に対する接着剤塗布工程を示す図である。 ハロゲン乾燥機を示す正面図である。 ハロゲン乾燥機を示す平面図である。 ハロゲン乾燥機から照射されるハロゲン光を説明するための図である。 ハロゲン光同士が重ね合わされて成る硬化可能温度領域を説明するための図である。 プリキュア乾燥装置による接着剤乾燥工程を説明するための図である。 変形例1における遮光板の設置位置を説明するための図である。 変形例2および変形例3における減光板の設置位置を説明するための図1相当図である。 変形例4におけるプリキュア乾燥装置による接着剤乾燥工程を説明するための図である。 変形例5におけるプリキュア乾燥装置による接着剤塗布工程および接着剤乾燥工程を説明するための図である。 接着剤に熱風を吹き付けて加熱硬化させる従来技術を説明するためのヘミング加工部分周辺を示す断面図である。 形状の異なる2種類のサイドドアを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車両のフロントサイドドア(以下、単にサイドドアという場合もある)を構成するドアインナパネルとドアアウタパネルとのヘミング加工部分に塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるプリキュア乾燥装置として本発明を適用した場合について説明する。
−プリキュア乾燥装置の概略−
図1は、プリキュア乾燥装置1が設置されたドアパネル接着エリアAにおいて接着剤乾燥工程が行われている状態を示す図である。このドアパネル接着エリアAでの作業の概要について説明すると、先ず、このドアパネル接着エリアAには、サイドドア2を構成するワークとしてのドアインナパネル21とドアアウタパネル22とをヘミング加工によって一体化するヘミング加工エリア(図示省略)、および、前記ヘミング加工によって一体化されたドアインナパネル21とドアアウタパネル22とを溶接するASPエリア(同じく図示省略)を経たサイドドア2が搬入される。そして、このドアパネル接着エリアAでは、サイドドア2のドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23に熱硬化性の接着剤6(ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とに亘って接着剤6が塗布された状態を示す図2を参照)を塗布した後、この接着剤6を加熱硬化させることによってドアインナパネル21とドアアウタパネル22とを接着する。
このドアパネル接着エリアAには、搬送ロボット(移動手段)3、接着剤塗布ノズル4、および、2台のハロゲン乾燥機5,5が設置されている。
前記搬送ロボット3は多関節ロボットで構成されており、ロボットアーム31の先端部に図示しないドア把持機構が備えられている。そして、このドア把持機構によってサイドドア2のドアインナパネル21を把持し、該サイドドア2を搬送(移動)するようになっている。例えばドアインナパネル21に形成された複数の開口それぞれに対して、ドア把持機構に備えられた把持爪が挿入されることによりサイドドア2が把持されて搬送される。
この搬送ロボット3の構成は周知であるため、ここでの詳細な説明は省略するが、該搬送ロボット3は、予めオフラインティーチングによって、サイドドア2の移動形態の情報(各関節の回動角度量等の情報)が記憶されており、前記ASPエリアを経てサイドドア2がドアパネル接着エリアAに搬入された際、この情報に従って作動することによりサイドドア2を所定の移動形態で搬送するようになっている。
この搬送ロボット3によるサイドドア2の移動形態としては、該サイドドア2に接着剤6を塗布するための第1の移動形態と、この塗布された接着剤6を加熱硬化させるための第2の移動形態とがある。
第1の移動形態では、前記接着剤塗布ノズル4から供給される熱硬化性の接着剤6を、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23において、これらパネル21,22に亘って塗布するようにサイドドア2を移動させる。具体的に、この第1の移動形態では、図2に示すように、サイドドア2のヘミング加工部分(ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分)23を接着剤塗布ノズル4の供給口41に対向させるようにサイドドア2を搬送し、接着剤塗布ノズル4の供給口41から接着剤6を供給しながら、このヘミング加工部分23の長手方向(図2において紙面に直交する方向)に沿ってサイドドア2を移動させていくことで、このヘミング加工部分23の長手方向の全体に亘って接着剤6を塗布していくことになる。なお、接着剤塗布ノズル4は、接着剤6を貯留した図示しないタンクから接着剤6を汲み上げて、ノズル下流端である供給口41から単位時間当たりに所定量の接着剤6を供給するようになっている。また、熱硬化性の接着剤6としては、エポキシ樹脂系のものやアクリル樹脂系のものが挙げられる。
第2の移動形態では、ヘミング加工部分23に塗布された接着剤6を加熱硬化させるべく、サイドドア2を前記2台のハロゲン乾燥機5,5同士の間に通過させる。この第2の移動形態の具体的な動作については後述する。
−ハロゲン乾燥機−
次に、ハロゲン乾燥機5,5について説明する。これら2台のハロゲン乾燥機5,5は、互いに対称構造となっている。図3はハロゲン乾燥機5,5を示す正面図である。図4はハロゲン乾燥機5,5を示す平面図である。図5はハロゲン乾燥機5から照射されるハロゲン光を説明するための図である。
これらの図に示すように、ハロゲン乾燥機5は、ハロゲン発光部51と制御部52とが一体化されて構成されている。具体的には、ハロゲン発光部51の下部に制御部52が一体的に取り付けられて構成されている。
ハロゲン発光部51は、一方側(相手側のハロゲン乾燥機5に向かう側)が開放されたケーシング51a内にハロゲン発光体(ハロゲンランプ)51bおよびリフレクタ51cが収容されている。これにより、ハロゲン発光体51bからの発光をリフレクタ51cによって相手側のハロゲン乾燥機5に向かう方向に照射するようになっている。つまり、前記ケーシング51aの開放側からハロゲン光が照射されるようになっており、このケーシング51aの開放部分がハロゲン光照射部51fとなっている。
また、制御部52は、ケーシング52a内に、前記ハロゲン発光体51bのON/OFF制御、光量の制御等を行う図示しない電子回路が収容された構成となっている。
図4に示すように、各ハロゲン乾燥機5,5は、前記ドアパネル接着エリアAに設置された支持架台53に支持されていると共に、ハロゲン発光部51,51のハロゲン光照射部51f,51f同士が互いに対向された状態で、所定間隔を存して配設されている。
具体的に、ハロゲン発光部51のケーシング51aの背面にはステー51dが取り付けられており、このステー51dに一体化され且つ水平方向に沿って延在する上下一対の取付プレート51e(図4では上側の取付プレート51eのみを示している)が支持架台53の上面にボルト止めされて各ハロゲン乾燥機5,5は支持されている。また、支持架台53に対する取付プレート51eの支持は2本のボルトB1,B2によってなされており、取付プレート51eに形成されているボルト挿通孔のうちの一方(図4において内側に位置するボルト挿通孔)は他方(図4において外側に位置するボルト挿通孔)を中心とする円弧形状となっている。このため、ハロゲン乾燥機5は、前記他方のボルトB1の締結位置を中心として回動可能となっており、所定の回動位置において前記一方のボルトB2が締め付けられることで、ハロゲン乾燥機5は相手側のハロゲン乾燥機5との対向方向(図4における左右方向)に対して所定の傾斜角度をもって取り付けられている。一例として、各ハロゲン乾燥機5,5におけるハロゲン光照射部51f,51f同士の間隔寸法(図4における寸法T)は150〜160mmの範囲で適宜設定されている。また、前記傾斜角度(図4における角度θ)は、ハロゲン乾燥機5,5の対向方向(図4における左右方向)に対して4〜8°の範囲で適宜設定されている。
各ハロゲン乾燥機5,5において、ハロゲン発光体51bから発光されたハロゲン光はリフレクタ51cによって反射されることで前記ケーシング51aの開放側(ハロゲン光照射部51f)から照射される。この際、図4および図5に示すようにハロゲン乾燥機5から照射されたハロゲン光は、ハロゲン乾燥機5から所定距離を存した位置が焦点Fとなる。各ハロゲン乾燥機5,5それぞれから照射されたハロゲン光の焦点F,Fの位置は互いに近接した位置となっている。つまり、これら焦点F,Fの位置が互いに近接した位置となるように、リフレクタ51cによるハロゲン光の反射方向、各ハロゲン乾燥機5,5同士の間の間隔寸法、および、前記傾斜角度が予め設定されている。
そして、これら焦点F,F同士の間には、各ハロゲン乾燥機5,5から照射されたハロゲン光同士が重ね合わされて成る重ね領域7が形成されている。そして、各ハロゲン乾燥機5,5は所定の高さ寸法を有しているため、この重ね領域7も所定高さ寸法を有している。つまり、この重ね領域7は、所定面積および所定高さを有する光柱として構成されている。
図6は、この重ね領域7を立体的に表した図である。この図6に示すように、この重ね領域7は、平面視の形状が六角形とされた六角柱形状となっている。この六角形の寸法としては、ハロゲン光の照射方向に沿う方向の全体寸法がt1(例えば30〜50mmの範囲に設定される)、この照射方向に対して直交する方向の全体寸法がt2(例えば12〜20mmの範囲に設定される)、ハロゲン光の照射方向に沿う方向の辺を成す平坦部分の寸法がt3(例えば8〜12mmの範囲に設定される)、ハロゲン光の照射方向に対して直交する方向の辺を成す平坦部分の寸法がt4(例えば6〜10mmの範囲に設定される)となっている。これら寸法はこれに限定されるものではなく、重ね領域7の温度を、接着剤6を加熱硬化させるのに必要な温度の範囲内(例えば300℃〜900℃の範囲内)にするように、各ハロゲン乾燥機5,5から照射されたハロゲン光の光量に応じて適宜設定される。また、重ね領域7の高さ寸法t5(例えば250〜300mmの範囲に設定される)は各ハロゲン乾燥機5,5の高さ寸法に略一致している。以下、このハロゲン光同士が重ね合わされて成る重ね領域7を硬化可能温度領域7(接着剤6を加熱硬化させるのに必要な温度となっている領域の意味)と呼ぶこととする。
−接着剤乾燥工程−
次に、接着剤乾燥工程について説明する。この接着剤乾燥工程は搬送ロボット3による前記第2の移動形態(サイドドア2を2台のハロゲン乾燥機5,5同士の間に通過させる移動形態)によって行われるものである。
以下、この接着剤乾燥工程について具体的に説明する。
前述した第1の移動形態によってヘミング加工部分23の長手方向の全体に亘って接着剤6が塗布されたサイドドア2は、搬送ロボット3のドア把持機構によって把持された状態のまま、2台のハロゲン乾燥機5,5同士の間を通過するように移動される。この際、ヘミング加工部分23の長手方向の全体に亘って塗布されている接着剤6が前記硬化可能温度領域7を通過するように、搬送ロボット3によってサイドドア2が移動されることになる。
図7は、この際のサイドドア2の移動状態を示している。先ず、図7(a)に示すように、サイドドア2のヘミング加工部分23の長手方向の下端部(接着剤塗布部分の下端部)が硬化可能温度領域(図7(a)において仮想線で囲んだ領域)7を通過するように搬送ロボット3(図7では図示省略)によってサイドドア2が移動される。その後、図7(b)〜図7(e)に示すように、搬送ロボット3によってサイドドア2を下方に移動させていくことになるが、この際、接着剤塗布部分の下端部から上端部に亘って、その全体が硬化可能温度領域7を順次通過するように搬送ロボット3によってサイドドア2が移動されていく。このハロゲン乾燥機5,5同士の間にサイドドア2を通過させる際の移動速度としては、30〜50mm/secの範囲で適宜設定されている。この速度は、接着剤6に与える熱量が適切に設定されて接着剤6に適切な硬度が得られる値として、実験またはシミュレーションによって決定されている。
これにより、前記塗布されている接着剤6は順次硬化温度まで加熱されて硬化していくことで、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23が接着されることになる。
このようにして接着剤乾燥工程が行われるため、搬送ロボット3によるサイドドア2の移動軌跡を、接着剤6が硬化可能温度領域7を通過するように設定すれば該接着剤6はその全体に亘って良好に加熱硬化することになる。つまり、接着剤6の過加熱に起因する焦げの発生や加熱不足に起因する硬化不良を抑制して良好に接着剤6を加熱硬化させるためには搬送ロボット3によるサイドドア2の移動軌跡を調整するのみでよい。このサイドドア2の移動軌跡は、前記オフラインティーチングによって予め規定されている。一般に、サイドドア2の形状は、車種毎に異なっており、それに伴ってヘミング加工部分23の長手方向に沿う形状も異なっている(サイドドア2の幅方向に屈曲する形状が異なっている)。前述したように、接着剤に対して熱風を吹き付けるようにしている従来のプリキュア乾燥装置は、サイドドアの種類毎に製作される専用機となっており、汎用性に乏しいものであった。これに対し、本実施形態に係るプリキュア乾燥装置1は、サイドドア2の種類に応じてサイドドア2の移動軌跡を変更するのみで、種々のサイドドア2において接着剤6を良好に加熱硬化させることが可能であり、プリキュア乾燥装置1を、サイドドア2の種類毎の専用機とする必要がない。例えば、1台のプリキュア乾燥装置1を、生産工場で生産される全種類の車種のサイドドア2に対応させることが可能である。その結果、汎用性の高いプリキュア乾燥装置1を実現することができ、サイドドア2の種類が多い場合であってもプリキュア乾燥装置1の製作コストの高騰を招くことがない。
また、本実施形態では、2台のハロゲン乾燥機5,5それぞれから照射されたハロゲン光同士を重ね合わせることによって前記硬化可能温度領域7を形成している。このため、接着剤6を加熱硬化させるのに必要な温度となっている領域を比較的大きく確保することができ、接着剤6を適切に硬化させるための信頼性を十分に確保することができる。例えば、サイドドア2の移動軌跡が最適な軌跡(硬化可能温度領域7の中心を接着剤6が通過する軌跡)から僅かにずれたとしても接着剤6を硬化可能温度領域7内に位置させて適切に硬化させることが可能である。また、硬化可能温度領域7の温度を十分に高くすることができるため、ハロゲン乾燥機5,5同士の間にサイドドア2を通過させる際の移動速度を高く設定しても接着剤6を適切に硬化させることが可能である。これにより、接着剤乾燥工程の高効率化を図ることができる。また、ヘミング加工部分23の表裏両側からハロゲン光を照射しているため、一方側のみからハロゲン光を照射する場合に比べて入熱の偏倚による面ひずみを抑制することができ、サイドドア2の品質の悪化を防止できる。
また、本実施形態では、各ハロゲン乾燥機5,5が相手側のハロゲン乾燥機5との対向方向(図4における左右方向)に対して所定の傾斜角度(前記角度θ)をもって配設されている。これにより、ハロゲン乾燥機5から照射されたハロゲン光が相手側のハロゲン乾燥機5に直接的に照射されてしまうといったことを抑制することができる。ハロゲン光がハロゲン乾燥機5に直接的に照射されてしまう場合、ハロゲン乾燥機5が加熱されることによる劣化が懸念されるが、本実施形態では、ハロゲン光がハロゲン乾燥機5に直接的に照射されてしまうことを抑制することにより、ハロゲン乾燥機5の劣化を抑制して長寿命化を図ることができる。
また、接着剤に対して熱風を吹き付けるようにしている従来のプリキュア乾燥装置では、その熱風の風圧によって接着剤の塗布位置にズレが生じる虞があるが、本実施形態のものでは接着剤6の塗布位置にズレが生じることはない。
−品質評価−
次に、前記実施形態によって得られたサイドドア2の品質評価について説明する。
先ず、第1の品質評価として面品質検評価を行った。この面品質検評価は、公知の油面検により行った。この油面検は、サイドドア2の表面にオイルを塗布し、その表面における光の反射状態を目視する等してサイドドア2の表面のひずみの有無を評価するものである。その結果、サイドドア2の表面にはひずみは発生しておらず、ハロゲン光の照射による悪影響は無く良好な品質が得られていることが確認された。
次に、第2の品質評価として接着剤硬度評価を行った。この接着剤硬度評価は、前記接着剤乾燥工程の終了後、所定時間(例えば10min)を経過した後に、接着剤6の各所における硬度を測定した。その結果、全ての範囲において60deg以上の良好な硬度が得られており、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とが良好に接着されていることが確認できた。また、接着剤乾燥工程の終了後に行われる塗装工程においても接着剤6の剥がれは生じなかった。
次に、第3の品質評価として工程間精度評価を行った。この工程間精度評価は、ヘミング加工エリアでのヘミング加工終了時点でのサイドドア2の形状と、ドアパネル接着エリアAでの接着剤乾燥工程終了時点でのサイドドア2の形状とを比較することにより行った。その結果、サイドドア2の形状には殆ど変化が無く、ハロゲン光の照射に伴う入熱に起因する形状変化は生じておらず、高い精度でサイドドア2が製作されていることが確認できた。
−変形例1−
次に、変形例1について説明する。本変形例は、ドアパネル接着エリアAでの接着剤乾燥工程が終了したサイドドア2を取り出すための取り出し作業を行う作業者に向けて、ハロゲン乾燥機5,5からハロゲン光が漏れる(作業者からハロゲン光照射部51fが見えてしまう)ことを防止するためのものである。
具体的には、ハロゲン乾燥機5,5のハロゲン光照射部51f,51fと作業者の作業位置(サイドドア2を取り出すための作業位置)との間に遮光板を設置したものである。
図8は、この遮光板81の設置状態を示している。この図8に示すように、遮光板81は、ハロゲン乾燥機5,5(遮光板81の奥側に配設されており図8では破線で示している)と作業者の作業位置(遮光板81の手前側の位置)との間に立設された2本の支持脚82,82によって所定の高さ位置(作業者の目線の高さ位置)で支持された金属製または樹脂製の板材で成っている。なお、図8に示すサイドドア2は、ドアパネル接着エリアAでの接着剤乾燥工程が終了して該ドアパネル接着エリアAから取り出されたサイドドア2である。
これにより、前記取り出し作業を行う作業者からハロゲン乾燥機5,5のハロゲン光照射部51f,51fが見えてしまうことを防止でき、作業者の作業性に悪影響を与えてしまうことがない。
−変形例2−
次に、変形例2について説明する。本変形例は、ドアパネル接着エリアA周辺の通路を通る作業者からハロゲン光照射部51fが直接的に見えてしまうことを防止するためのものである。
具体的には、ドアパネル接着エリアAと通路との間に半透明の減光板を設置したものである。
図9は、このドアパネル接着エリアAと通路Bとの間に半透明の減光板83を設置した状態を示している。この図9に示すように、減光板83は、ドアパネル接着エリアAと通路Bとの間に立設された架台84によって所定の高さ位置(作業者の目線の高さ位置)で支持された半透明の樹脂製の板材で成っている。より具体的には、オレンジ色の半透明の板材で成っている。この減光板83の色としてはこれに限定されるものではないが、ハロゲン光と同系色のものであることが好ましい。
−変形例3−
次に、変形例3について説明する。本変形例は、ハロゲン乾燥機5,5同士の間を通過するサイドドア2の目視による接着剤乾燥工程の可視化を可能にするためのものである。つまり、作業者が接着剤乾燥工程を見る場合(ハロゲン光の照射位置を見る場合)、ハロゲン光が眩しいために直接的な可視化が不能である点に鑑み、この可視化を可能にするためのものである。
具体的には、接着剤乾燥工程を見ることができる位置とドアパネル接着エリアAとの間に半透明の樹脂製の減光板を設置したものである。
図9は、このドアパネル接着エリアAの外側に半透明の減光板85を設置した状態を示している。この図9に示すように、減光板85は、ドアパネル接着エリアAの外側に立設された架台86によって所定の高さ位置(作業者の目線の高さ位置)で支持された半透明の板材で成っている。より具体的には、オレンジ色の半透明の板材と緑色の半透明の板材とが積層されたもので成っている。この減光板85の色はこれに限定されるものではない。
−変形例4−
次に、変形例4について説明する。前述した実施形態では、各ハロゲン乾燥機5,5を固定しておき、サイドドア2を搬送ロボット3によって移動させながら接着剤乾燥工程を行うものとなっていた。本変形例は、これに代えて、サイドドア2を固定しておき、各ハロゲン乾燥機5,5を搬送ロボット3によって移動させながら接着剤乾燥工程を行うものである。
図10は、本変形例におけるプリキュア乾燥装置1による接着剤乾燥工程を説明するための図である。この図10に示すように、本変形例にあっては、ドアパネル接着エリアAにサイドドア載置台9が設置されており、サイドドア2に接着剤6を塗布する工程(接着剤塗布工程)を行った後のサイドドア2が、図示しない搬送ロボットによってサイドドア載置台9に載置される。
一方、搬送ロボット3のロボットアーム31の先端部には、互いに対向する2台のハロゲン乾燥機5,5が取り付けられている。これらハロゲン乾燥機5,5の取り付け位置は、前記実施形態における各ハロゲン乾燥機5,5と同様の位置、つまり、各ハロゲン乾燥機5,5同士の間隔(図4における寸法T)および各ハロゲン乾燥機5,5の前記傾斜角度(図4における傾斜角度θ)が得られるように設定されている。
そして、本変形例における接着剤乾燥工程では、搬送ロボット3によって各ハロゲン乾燥機5,5が、その両者間にサイドドア2のヘミング加工部分23が位置するように移動される。この際、ヘミング加工部分23の長手方向の全体に亘って塗布されている接着剤6が前記硬化可能温度領域7を通過するように、搬送ロボット3によって各ハロゲン乾燥機5,5を移動させることになる(図10(a)〜図10(c)を参照)。この場合のハロゲン乾燥機5,5の移動速度としても、30〜50mm/secの範囲で適宜設定されている。この速度は、接着剤6に与える熱量が適切に設定されて接着剤6に適切な硬度が得られる値として、実験またはシミュレーションによって決定されている。
これにより、前記塗布されている接着剤6は順次硬化温度まで加熱されて硬化していくことで、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23が接着されることになる。
このようにして接着剤乾燥工程が行われるため、搬送ロボット3によるハロゲン乾燥機5,5の移動軌跡を、接着剤6が硬化可能温度領域7を通過するように設定すれば該接着剤6はその全体に亘って良好に加熱硬化することになる。つまり、接着剤6の過加熱に起因する焦げの発生や加熱不足に起因する硬化不良を抑制して良好に接着剤6を加熱硬化させるためには搬送ロボット3によるハロゲン乾燥機5,5の移動軌跡を調整するのみでよい。このハロゲン乾燥機5,5の移動軌跡は、オフラインティーチングによって規定されている。
本変形例においては、サイドドア2の種類に応じてハロゲン乾燥機5,5の移動軌跡を変更するのみで、種々のサイドドア2において接着剤6を良好に加熱硬化させることが可能であり、プリキュア乾燥装置1を、サイドドア2の種類毎の専用機とする必要がない。その結果、汎用性の高いプリキュア乾燥装置1を実現することができ、サイドドア2の種類が多い場合であってもプリキュア乾燥装置1の製作コストの高騰を招くことがない。
−変形例5−
次に、変形例5について説明する。本変形例も、サイドドア2を固定しておき、各ハロゲン乾燥機5,5を搬送ロボット3によって移動させながら接着剤乾燥工程を行うものである。それに加えて、本変形例では、搬送ロボット3に接着剤塗布ノズルを備えさせておき、各ハロゲン乾燥機5,5および接着剤塗布ノズルを共に移動させながら、接着剤塗布工程および接着剤乾燥工程を連続して行うものである。
図11は、本変形例におけるプリキュア乾燥装置1による接着剤塗布工程および接着剤乾燥工程を説明するための図である。この図11に示すように、本変形例にあっては、搬送ロボット3によって接着剤塗布ノズル4および各ハロゲン乾燥機5,5が共に支持されている。これらの支持位置としては、接着剤塗布工程および接着剤乾燥工程における移動方向の上流側に各ハロゲン乾燥機5,5が、その下流側に接着剤塗布ノズル4がそれぞれ支持されている。そして、サイドドア載置台9に載置されたサイドドア2のヘミング加工部分23に対し、接着剤塗布ノズル4および各ハロゲン乾燥機5,5を対向させて、搬送ロボット3によって接着剤塗布ノズル4および各ハロゲン乾燥機5,5が、サイドドア2のヘミング加工部分23に沿うように移動される。この際、接着剤塗布ノズル4からは接着剤6が塗布(供給)されていく。また、このヘミング加工部分23の長手方向に亘って塗布されている接着剤6が前記硬化可能温度領域7を通過するように、搬送ロボット3によって各ハロゲン乾燥機5,5を移動させることになる(図11(a)〜図11(c)を参照)。この場合の接着剤塗布ノズル4およびハロゲン乾燥機5,5の移動速度としても、30〜50mm/secの範囲で適宜設定されている。
このようにして接着剤塗布工程と接着剤乾燥工程とが連続して行われ、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23を接着することになる。
本変形例では、前記実施形態の場合と同様の効果に加えて以下の効果を奏することができる。つまり、搬送ロボット3によって接着剤塗布ノズル4およびハロゲン乾燥機5,5が共に移動されて接着剤塗布工程と接着剤乾燥工程とが連続して行われるようになっているため、これら工程を個別に行う場合に比べて作業効率の向上を図ることができる。
−他の実施形態−
なお、本発明は、前記実施形態および前記各変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態および前記各変形例では、車両のフロントサイドドア2のドアインナパネル21とドアアウタパネル22とのヘミング加工部分23に塗布された熱硬化性の接着剤6を加熱硬化させる場合について説明した。本発明はこれに限らず、車両のその他のドアに対しても適用が可能である。また、ワークとしてはドアに限定されるものではなく、種々のワークに対して本発明は適用が可能である。
また、前記実施形態および前記各変形例では、ドアパネル接着エリアAに設置されるハロゲン乾燥機5,5としては2台のみであった。本発明はこれに限らず、3台以上のハロゲン乾燥機5を設置するようにしてもよい。例えば、3台以上のハロゲン乾燥機5それぞれから照射されたハロゲン光同士を重ね合わせることで前記硬化可能温度領域7を形成するようにしてもよいし、接着剤乾燥工程での移動方向に沿って複数台のハロゲン乾燥機5を設置するようにしてもよい。
本発明は、車両のドアアウタパネルとドアインナパネルとのヘミング加工部分に塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるプリキュア乾燥装置に適用可能である。
1 プリキュア乾燥装置
2 サイドドア
21 ドアインナパネル(ワーク)
22 ドアアウタパネル(ワーク)
3 搬送ロボット(移動手段)
5 ハロゲン乾燥機
51f ハロゲン光照射部
6 接着剤
7 硬化可能温度領域

Claims (1)

  1. ワークに塗布された熱硬化性の接着剤を加熱硬化させるプリキュア乾燥装置であって、
    ハロゲン光照射部が互いに対向された少なくとも2台のハロゲン乾燥機を備え、
    前記各ハロゲン乾燥機の前記ハロゲン光照射部から照射された各ハロゲン光における焦点同士が所定距離を存するように当該各焦点の位置が固定されて、これら焦点同士の間において前記各ハロゲン光同士が重ね合わされた領域が、前記接着剤の硬化可能温度となる柱状の硬化可能温度領域として設定されており、
    前記ワーク上における接着対象部分の長手方向の全体に亘って前記接着剤を塗布した後、前記接着対象部分の長手方向の全体に亘って前記接着剤を順次加熱硬化させていくべく、前記接着剤の塗布部分と前記硬化可能温度領域とが重なり合いながらこれら接着剤の塗布部分と硬化可能温度領域とが前記長手方向に沿って相対的に移動していくように前記ワークまたは前記各ハロゲン乾燥機を移動させていく移動手段を備えており、
    前記各ハロゲン光の焦点同士の間の前記所定距離は、前記硬化可能温度領域の全体が前記接着剤の硬化可能温度となり、且つ前記移動手段によって前記ワークまたは前記各ハロゲン乾燥機を移動させていく際に、前記硬化可能温度領域の中心を前記接着剤の塗布部分が通過する前記移動の軌跡から所定のズレが生じた場合であっても、当該接着剤の塗布部分が前記硬化可能温度領域内を通過するように、前記硬化可能温度領域における前記ハロゲン光の照射方向に沿う方向の寸法および該ハロゲン光の照射方向に沿う方向に対して直交し且つ前記移動の方向に対して直交する方向の寸法が得られる距離に設定されていることを特徴とするプリキュア乾燥装置。
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