JP6988289B2 - 氷の撹拌機構および氷吐出装置 - Google Patents

氷の撹拌機構および氷吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6988289B2
JP6988289B2 JP2017175849A JP2017175849A JP6988289B2 JP 6988289 B2 JP6988289 B2 JP 6988289B2 JP 2017175849 A JP2017175849 A JP 2017175849A JP 2017175849 A JP2017175849 A JP 2017175849A JP 6988289 B2 JP6988289 B2 JP 6988289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
unit
ice
driving force
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017175849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019052786A (ja
Inventor
洋平 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2017175849A priority Critical patent/JP6988289B2/ja
Priority to CN201810862102.2A priority patent/CN109482079B/zh
Publication of JP2019052786A publication Critical patent/JP2019052786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6988289B2 publication Critical patent/JP6988289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/90Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with paddles or arms 
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/808Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with stirrers driven from the bottom of the receptacle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C5/00Working or handling ice
    • F25C5/20Distributing ice

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Description

この発明は、氷の撹拌機構および氷吐出装置に関し、特に、氷を撹拌する撹拌部を備える氷の撹拌機構および氷吐出装置に関する。
従来、氷を撹拌する撹拌部を備える氷の撹拌機構および氷吐出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、貯氷庫内に貯蔵された氷を撹拌する複数の丸棒状のアジテータを有するアジテータ本体(撹拌部)を備える製氷機が開示されている。製氷機は、駆動源と、駆動源の駆動力により回転する回転軸(駆動力伝達部)と、回転軸により回転駆動され、所定の大きさの氷を作るオーガとをさらに備えている。ここで、製氷機において、アジテータ本体は、オーガとともに回転軸を共有し、回転軸により回転駆動する。
上記特許文献1に記載の製氷機は、アジテータ本体を回転させることにより、アジテータが氷を回転方向に押すことによって、氷を撹拌するように構成されている。
特開2002−235973号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の製氷機では、氷が貯氷庫とアジテータとの間に挟まるなどしてアジテータ本体の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部および駆動源に負荷がかかることに起因して駆動力伝達部および駆動源が破損したり、損傷するおそれがあるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、撹拌部の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部および駆動源に負荷がかかることに起因して駆動力伝達部および駆動源の破損または損傷が発生するのを抑制することが可能な氷の撹拌機構および氷吐出装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による氷の撹拌機構は、駆動源と、駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、駆動力伝達部から駆動力が伝達されて第1の方向に回転されることによって氷を撹拌する撹拌部とを備え、撹拌部の第1の方向への回転が抑制される力が働くことにより駆動源に対して所定以上の負荷がかかる高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成されており、駆動力伝達部が空回りする際、撹拌部が、駆動力伝達部の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている。
この発明の第1の局面による氷の撹拌機構を、上記のように、高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成する。これにより、高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、撹拌部の第1の方向への回転を抑制する力が駆動力伝達部および駆動源へ伝達されることを抑制することができる。その結果、撹拌部の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部および駆動源に負荷がかかることに起因して駆動源の破損または損傷が発生するのを抑制することができる。
上記第1の局面による氷の撹拌機構では、駆動力伝達部が空回りする際、撹拌部が、駆動力伝達部の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている。これにより、駆動力伝達部の回転駆動に伴い撹拌部を上下方向に移動させるだけで駆動力伝達部を空回りさせることができる。これにより、駆動力伝達部を空回りさせる構造を簡易にすることができる。
上記第1の局面による氷の撹拌機構において、好ましくは、駆動力伝達部は、係合部を含み、撹拌部は、係合部に係合する被係合部を含み、高負荷状態になった場合に、係合部と被係合部との係合が外れることにより、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りするように構成されている。このように構成すれば、高負荷状態になった場合に、係合部と被係合部との係合が外れることにより駆動力伝達部が空回りするので、撹拌部の第1の方向への回転が抑制される力が駆動力伝達部および駆動源へ伝達することを確実に抑制することができる。
上記係合部および被係合部を備える氷の撹拌機構において、好ましくは、係合部は、第1凹部と第1凸部とを有する第1凹凸形状部を含み、被係合部は、第2凹部と第2凸部とを有する第2凹凸形状部を含み、撹拌部が高負荷状態ではない場合には、第1凹凸形状部と第2凹凸形状部とが互いに係合することにより撹拌部は第1の方向に回転するように構成され、撹拌部が高負荷状態の場合には、第1凹凸形状部と第2凹凸形状部との係合が外れることにより撹拌部は上下方向に移動するように構成されている。このように構成すれば、係合部に第1凹凸形状部を形成し、被係合部に、第1凹凸形状部に対して係合および係合の解除(係合が外れること)が可能な第2凹凸形状部を形成することにより、高負荷状態の場合に係合部と被係合部との係合が外れる機構が形成されるので、係合部および被係合部のそれぞれの構成が複雑になることを抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1凹凸形状部の第1凸部の側面は、第1傾斜面により形成されており、第2凹凸形状部の第2凸部の側面は、第1傾斜面に対して摺動可能な第2傾斜面により形成されており、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りする際に、第1傾斜面に対して第2傾斜面が摺動することにより、撹拌部が上下方向に移動するように構成されている。このように構成すれば、第1凹凸形状部の第1傾斜面に対して第2凹凸形状部の第2傾斜面を摺動させるだけで、撹拌部が円滑に上下方向に移動されて撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りさせることができるので、駆動力伝達部を空回りさせる構造をより簡易にすることができる。
上記第1の局面による氷の撹拌機構において、好ましくは、撹拌部が回転しているか停止しているかを検出する回転検出部と、駆動源の回転駆動を制御する制御部とをさらに備え、制御部は、駆動力伝達部が空回りすることにより撹拌部の回転の停止が回転検出部により検出されたことに基づいて、第1の方向とは逆方向の第2の方向に撹拌部を回転させるように駆動源を制御するように構成されている。このように構成すれば、第1の方向とは逆方向の第2の方向に撹拌部を回転させることにより、撹拌部の第1の方向への回転が抑制された原因を取り除くことができるので、撹拌部を高負荷状態から迅速に復帰させることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、回転検出部により撹拌部の回転の停止が検出された後、所定の時間経過したことに基づいて、第1の方向とは逆方向の第2の方向に撹拌部が回転駆動するように駆動源を制御するように構成されている。このように構成すれば、制御部により、所定の時間経過後に第2の方向に撹拌部が回転駆動するように制御されるので、撹拌部が高負荷状態から即座に復帰した場合には第2の方向への撹拌部の回転駆動を行なわないようにすることができる。これにより、駆動源の無駄な駆動を抑制することができる。
上記回転検出部を備える氷の撹拌機構において、好ましくは、回転検出部は、駆動力伝達部の空回りに伴い撹拌部が上下方向に移動する場合でも、上下方向の高さ位置を保持するように構成されている。このように構成すれば、回転検出部を配置するために必要なスペースの上下方向の増大を抑制することができる。
また、この発明の第2の局面による氷吐出装置は、供給される氷を貯める貯氷室と、貯氷室内の氷を吐出する氷吐出部と、貯氷室内の氷を撹拌する氷の撹拌機構とを備え、氷の撹拌機構は、駆動源と、駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、駆動力伝達部から駆動力が伝達されて第1の方向に回転されることによって氷を撹拌する撹拌部とを備え、撹拌部の第1の方向への回転が抑制される力が働くことにより駆動源に対して所定以上の負荷がかかる高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成されており、駆動力伝達部が空回りする際、撹拌部が、駆動力伝達部の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている。
この発明の第2の局面による氷吐出装置を、上記のように、高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成する。これにより、高負荷状態になった場合に、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りすることにより、撹拌部の第1の方向への回転が抑制される力が駆動力伝達部および駆動源へ伝達されることを抑制することができる。その結果、撹拌部の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部および駆動源に負荷がかかることに起因して駆動力伝達部および駆動源の破損または損傷が発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、撹拌部の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部および駆動源に負荷がかかることに起因して駆動力伝達部および駆動源の破損または損傷が発生するのを抑制することができる。
一実施形態による氷吐出装置の斜視図である。 一実施形態による氷吐出装置の断面図である。 一実施形態による氷吐出装置の吐出機構を露出させた状態の正面図である。 図4(A)は吐出機構の一方向の側面図である。図4(B)は吐出機構の他方向の側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌機構を露出させた状態の側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌体およびカバー体を外し撹拌機構を露出させた状態の側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌体を外し撹拌機構を露出させた状態の側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌体の平面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌体およびカバー体を外した撹拌機構を露出させた状態の斜視図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌機構による氷の撹拌の通常状態を示した側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌機構による氷の撹拌の高負荷状態において、上方向に撹拌部が移動した状態を示した側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌機構による氷の撹拌の高負荷状態において、下方向に撹拌部が移動した状態を示した側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌機構による氷の撹拌の逆回転状態を示した側面図である。 一実施形態による氷吐出装置の撹拌処理フローのフローチャートである。 一実施形態の変形例による氷吐出装置の撹拌棒を有する撹拌体の平面図である。 一実施形態の変形例による氷吐出装置の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図14を参照して、本発明の一実施形態による氷吐出装置1の構成について説明する。
(氷吐出装置の構成)
図1に示すように、氷吐出装置1は、製氷機6から供給され貯められた氷Kを吐出する装置である。この氷吐出装置1は、カップ内に飲料を注ぐ機能を有する自動販売機などにおいて、カップ内に氷Kを供給するために用いられている。
具体的には、氷吐出装置1は、貯氷部2と、吐出機構3と、撹拌機構4と、制御部5とを備えている。ここで、氷吐出装置1において、貯氷部2と吐出機構3とが並ぶ方向をX方向(前後方向)とし、水平面内においてX方向に直交する方向をY方向(左右方向)とし、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。なお、撹拌機構4は、特許請求の範囲の「氷の撹拌機構」の一例であり、吐出機構3は、特許請求の範囲の「氷吐出部」の一例であり、貯氷部2は、特許請求の範囲の「貯氷室」の一例である。
貯氷部2は、図2に示すように、供給された氷Kを貯めるストッカー21と、ストッカー21に貯められた氷Kを吐出機構3に排出する排出口21aと、ストッカー21内に貯められた氷Kに当接する当接部材22とを有している。ストッカー21は、有底円筒状に形成され、氷Kを貯めるための内部空間21bを有している。ストッカー21は、底部23と、底部23の周縁部から上方に突出された側壁部24とを有している。底部23の水平方向の略中心には、撹拌機構4を取り付けるための取付部25が設けられている。取付部25は、上方に突出している。また、底部23には、Z方向(上下方向)に貫通する貫通孔25aが形成されている。
排出口21aは、ストッカー21のX1側(前側)の部分におけるZ2側(下側)に形成されている。当接部材22は、ストッカー21内の氷Kを崩す機能、および、排出口21aから排出される氷Kの量を制限する機能を有している。なお、氷Kを崩す機能とは、互いに付着した複数の氷Kの付着状態を解除することを示している。
具体的には、当接部材22は、ストッカー21に取り付けられる取付部22aと、取付部22aからストッカー21内に突出する突出部22bとを有している。取付部22aは、ストッカー21の上縁部における排出口21aの上方の部分に取り付けられている。突出部22bは、X2側に行くにしたがいZ2側に傾斜するようにストッカー21内に突出している。
吐出機構3は、複数(2個)のフラッパ7を用いて、氷吐出装置1から所定のタイミングで氷Kを吐出するように構成されている。具体的には、図3に示すように、吐出機構3は、上フラッパ用駆動機構31と、上フラッパ用駆動機構31に接続された上フラッパ32と、下フラッパ用駆動機構33と、下フラッパ用駆動機構33に接続された下フラッパ34とを含んでいる。
上フラッパ用駆動機構31は、図3および図4(A)に示すように、ストッカー21の排出口21aを開閉させるため、上フラッパ32を回動させるように構成されている。具体的には、上フラッパ用駆動機構31は、モータ31a(図3参照)と、ギアボックス31b(図3参照)と、エンコーダ35と、リンク31cとを有している。ここで、エンコーダ35は、モータ31aの回転方向、回転量および回転角度を検出するように構成されている。具体的には、エンコーダ35は、発光素子および受光素子を有するフォトセンサ35aと、発光素子から出射される光が通過する複数のスリットSL1が形成された遮光板35bとを有している。
モータ31aは、図3に示すように、Y方向に延びる回転軸線回りを回転する。ギアボックス31bは、モータ31aおよびエンコーダ35の遮光板35bのそれぞれに接続され、モータ31aからの駆動力を遮光板35bに伝達する。遮光板35bは、モータ31aから伝達される駆動力によりY方向に延びる回転軸線回りに回転する。エンコーダ35は、回転する遮光板35bにより発光素子から出射される光がスリットSL1を通過し受光素子に受光されるように構成されている。
リンク31cの一端部は、図4(A)に示すように、遮光板35bに接続されていることにより、Y方向に延びる回転軸線回りに回転する。リンク31cの他端部は、X方向(前後方向)に延びるガイド孔(図示せず)に接続されていることにより、X方向(前後方向)に往復移動する。これにより、上フラッパ32は、リンク31cの他端部に接続されているので、Y方向に延びる回動軸線回りに回動可能となっている。ここで、上フラッパ32を排出口21aを閉じる方向に付勢するための上フラッパ用付勢部材36が、上フラッパ32に取り付けられている。
下フラッパ用駆動機構33は、図3および図4(B)に示すように、氷Kを吐出する吐出路DW(図2参照)を開閉させるため、下フラッパ34を回動させるように構成されている。具体的には、下フラッパ用駆動機構33は、モータ33a(図3参照)と、ギアボックス33b(図3参照)と、リンク33cとを有している。
モータ33aは、図3に示すように、Y方向に延びる回転軸線回りを回転する。ギアボックス33bは、モータ33aおよびリンク33cのそれぞれに接続され、モータ33aからの駆動力をリンク33cに伝達する。
リンク33cの一端部は、図4(B)に示すように、ギアボックス33bに接続されていることにより、Y方向に延びる回転軸線回りに回転する。リンク33cの他端部は、Z方向(上下方向)に延びるガイド孔(図示せず)に接続されていることにより、Z方向(上下方向)に往復移動する。これにより、下フラッパ34は、リンク33cの他端部に接続されているので、Y方向に延びる回動軸線回りに回動可能となっている。ここで、下フラッパ34を吐出口を閉じる方向に付勢するための下フラッパ用付勢部材37が、下フラッパ34に取り付けられている。
氷吐出装置1では、図2に示すように、吐出機構3により下フラッパ34を閉じるとともに上フラッパ32を開くと、吐出路DWに氷Kが供給される。そして、氷吐出装置1では、吐出路DWに氷Kが供給された後、下フラッパ34を開くことにより吐出路DWから氷Kが吐出されカップに投入される。
〈撹拌機構〉
氷吐出装置1は、撹拌機構4によりストッカー21内の氷Kの撹拌、および、撹拌機構4と吐出機構3とによりストッカー21内の氷Kの吐出を行なうように構成されている。ここで、氷Kの撹拌および氷Kの吐出のそれぞれの場合において氷Kを移動させている際に、氷K同士の干渉による撹拌部43の回転の阻害により撹拌機構4が意図せず止められてしまう場合がある。この場合、撹拌機構4の駆動源41に対して通常状態(たとえば、氷Kの撹拌および氷Kの吐出)時よりも大きな負荷がかかってしまう。
そこで、本実施形態の撹拌機構4は、撹拌機構4が意図せず停止してしまった場合に、撹拌機構4の駆動源41に対して大きな負荷がかからないように、撹拌機構4内において空回りをさせるように構成されている。以下、氷吐出装置1内の撹拌機構4の構成に関しての説明を行なう。
撹拌機構4は、図5に示すように、駆動源41と、駆動力伝達部42と、撹拌部43と、エンコーダ44とを含んでいる。駆動源41は、Z方向に延びる回動軸線回りに回転するモータ41aと、モータ41aに接続されるギアボックス41bとを有している。
駆動力伝達部42は、駆動源41からの駆動力を撹拌部43に伝達するように構成されている。具体的には、駆動力伝達部42は、ギアボックス41bに接続される第1歯車42aと、第1歯車42aに接続される第2歯車42bとを有している。第1歯車42aは、ギアボックス41bを介して伝達されるモータ41aの駆動力により、Z方向に延びる回動軸線回りに回転する。第2歯車42bは、第1歯車42aの駆動力により、Z方向に延びる回動軸線回りに回転する。また、第2歯車42bは、図6に示すように、Z1側の端面に係合部8を有している。係合部8は、複数の第1凹部81と複数の第1凸部82とが周方向に交互に配置された第1凹凸形状部80を含んでいる。第1凸部82は、Z1方向(上方向)に突出している。第1凸部82は、上面82aと、上面82aの周方向における両端部のそれぞれに設けられた側面82bとを有している。第1凸部82の側面82bは、Z2方向(下方向)に行くにしたがい周方向のうち第1凸部82の上面82aから離れる方向に傾斜している第1傾斜面SP1により形成されている。第1凹部81は、Z2方向(下方向)に窪んでいる。第1凹部81は、第1凸部82のそれぞれの側面82bのZ2側(下側)の端部同士の間に設けられた底面81aを有している。
撹拌部43は、図2および図6に示すように、駆動力伝達部42の駆動力が伝達されて第1の方向D1(図5参照)に回転されることにより氷Kを撹拌するように構成されている。具体的には、撹拌部43は、第2歯車42bに接続される回転軸部43aと、回転軸部43aが回転可能に挿入される挿入孔51aを有するカバー体43cと、回転軸部43aに接続される撹拌体43dとを有している。
回転軸部43aは、係合部8に係合する被係合部9と、被係合部9をZ2側(下側)に付勢する付勢部材43e(たとえば、ばね)と、被係合部9に一体的に設けられた軸部43fとを有している。被係合部9および軸部43fのそれぞれは、平面視において環状に形成され、被係合部9よりも軸部43fの方が平面視において小さく形成されている。
回転軸部43aには、図2および図6に示すように、上方向に開口している挿入孔43bが形成されている。挿入孔43bには、後述する撹拌体43dの軸部43fが挿入されている。被係合部9は、複数の第2凹部91と複数の第2凸部92とが周方向に交互に配置された第2凹凸形状部90と、周面部から径方向外側に突出する複数の突条部93とを含んでいる。第2凸部92は、Z2方向(下方向)に突出している。第2凸部92は、下面92aと、下面92aの周方向における両端部のそれぞれに設けられた側面92bとを有している。第2凸部92の側面92bは、Z1方向(上方向)に行くにしたがい周方向のうち第2凸部92の下面92aから離れる方向に傾斜している第2傾斜面SP2により形成されている。ここで、第2傾斜面SP2は、第1傾斜面SP1に対して摺動可能に形成されている。第2凹部91は、Z1方向(上方向)に窪んでいる。第2凹部91は、第2凸部92のそれぞれの側面92bのZ1側(上側)の端部同士の間に設けられた上面91aを有している。付勢部材43eは、下端部が被係合部9の上面部に当接し、上端部がストッカー21の下面部に当接するように軸部43fに取り付けられている。
カバー体43cは、図2および図7に示すように、Z方向(上下方向)に貫通する挿入孔51aが形成された円筒部51と、円筒部51から径方向外側に行くにしたがいZ2方向(下方向)に傾斜する傾斜面部52とを有している。挿入孔51aには、撹拌体43dの軸部43fが挿入されている。
撹拌体43dは、図2および図5に示すように、回転軸部43aに回転可能に取り付けられる軸部61と、軸部61の中間部から径方向外側に行くにしたがいZ2方向(下方向)に傾斜する撹拌面部62とを有している。撹拌面部62は、傾斜面部52に重ねられている。また、撹拌面部62の径方向の外側端部は、ストッカー21の排出口21aの下端部近傍に位置する。
撹拌面部62には、面方向に直交する方向に突出する三角形状のリブ部62aが形成されている。リブ部62aは、軸部61から撹拌面部62の外周縁部まで直線状に設けられている。リブ部62aは、軸部61から撹拌面部62の外周縁部に行くにしたがいZ2方向(下方向)に傾斜している。リブ部62aは、図8に示すように、撹拌面部62に周方向に複数(12個)等間隔に並んで配置されている。すなわち、複数のリブ部62aは、平面視において放射状に配置されている。
複数のリブ部62aは、Z方向(上下方向)に積まれた複数の氷Kの内、下端部に位置する氷Kを第1の方向D1に回転させるとともに、下端部に位置する氷KをZ1の方向に移動させる。このようにして、複数のリブ部62aは、Z方向(上下方向)に積まれた複数の氷Kを撹拌する。これにより、中央部分に位置する氷Kを第1の方向D1に回転させるアジテータ(撹拌棒)を用いて複数の氷Kを撹拌する場合よりも、複数のリブ部62aにかかる負荷が軽減されるので、撹拌部43の損傷を抑制することが可能である。
エンコーダ44は、図9に示すように、撹拌部43の回転軸部43aの被係合部9の回転方向、回転量および回転角度を検出するように構成されている。具体的には、発光素子および受光素子が設けられたフォトセンサ44aと、発光素子から出射される光が透過するスリットSL2が複数形成された遮光板44bとを有している。エンコーダ44では、発光素子から出射されスリットSL2を透過し受光素子に受光された光の強さの変化に基づいて、撹拌部43の回転軸部43aの被係合部9の回転方向、回転量および回転角度が検出されている。
遮光板44bは、回転軸部43aが挿通する挿通孔44cと、回転軸部43aにおける被係合部9の複数の突条部93に対応する位置に形成されたガイド孔44dとを有している。ここで、回転軸部43aは、遮光板44bのガイド孔44dに回転軸部43aの突条部93が挿入されることにより、上下方向に移動可能に遮光板44bに挿入されている。遮光板44bは、図2に示すように、駆動力伝達部42を覆うカバー42cに回転可能に支持されている。また、遮光板44bは、駆動力伝達部42を覆うカバー42cに取り付けられたフォトセンサ44aの発光素子と受光素子との間を通過可能な高さ位置に配置されている。
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)およびメモリ(図示せず)などを含み、氷吐出装置1の動作を制御する制御回路である。メモリには、ストッカー21内の氷Kを撹拌する作業を含む撹拌処理フローに基づく撹拌処理プログラムが記憶されている。制御部5は、図3に示すように、上フラッパ用駆動機構31のモータ31aと、上フラッパ用駆動機構31のエンコーダ35と、下フラッパ用駆動機構33のモータ33aとに電気的に接続されている。制御部5は、図5に示すように、撹拌機構4のモータ41aと、撹拌機構4のエンコーダ44とに電気的に接続されている。
(撹拌部の回転駆動)
次に、図10〜図13を参照して、氷吐出装置1内における撹拌機構4の撹拌部43の回転駆動に関しての説明を行なう。
〈通常状態〉
まず、図10に示すように、モータ41aが第1の方向D1への回転(正回転)駆動する通常状態の場合について説明する。撹拌部43は、通常状態の場合には、第1凹凸形状部80と第2凹凸形状部90とが互いに係合する(噛み合う)ことにより第1の方向D1へと回転するように構成されている。
具体的には、通常状態の場合には、駆動源41から伝達された駆動力により第1歯車42aが第2の方向D2へ回転する。第1歯車42aが第2の方向D2へ回転することにより、第2歯車42bが第1の方向D1へ回転する。係合部8は第2歯車42bと一体に設けられているので、係合部8も第1の方向D1へ回転する。係合部8が第1の方向D1へ回転することにより、係合部8に係合している被係合部9が第1の方向D1へ回転する。回転軸部43aの軸部43fは被係合部9と一体に設けられているので、被係合部9が第1の方向D1へ回転することにより軸部43fも第1の方向D1へ回転する。撹拌体43dは、回転軸部43aの軸部43fが第1の方向D1へ回転し、回転軸部43aに取り付けられた撹拌体43dの軸部61が第1の方向D1へ回転することにより第1の方向D1へ回転する。このようにして、撹拌機構4では、撹拌体43dを回転させ、撹拌面部62上の氷Kを撹拌する。
また、エンコーダ44において、遮光板44bは、被係合部9の第1の方向D1への回転に伴い、被係合部9の突条部93と遮光板44bのガイド孔44dとが当接することにより、高さ位置HPを保持したまま第1の方向D1へ回転する。
〈高負荷状態〉
次に、図11および図12に示すように、モータ41aが第1の方向D1への回転(正回転)駆動中において、撹拌体43dの第1の方向D1への回転が抑制される力が働くことによりモータ41aに対して所定以上の負荷がかかる高負荷状態になった場合について説明する。この場合、撹拌機構4は、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りすることにより、モータ41aに対して所定以上の負荷がかからないように構成されている。
図6および図11に示すように、高負荷状態の場合には、駆動源41から伝達された駆動力により第1歯車42aが第2の方向D2へ回転することにより、第2歯車42bの係合部8は第1の方向D1へ回転する。しかし、高負荷状態の場合には、第1凹凸形状部80と第2凹凸形状部90との係合が外れることにより、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りする。
具体的には、被係合部9は、撹拌体43dの第1の方向D1への回転が抑制されているので、通常状態のように第1の方向D1へは回転せず停止している。このとき、係合部8における第1凸部82の第1傾斜面SP1と被係合部9における第2凸部92の第2傾斜面SP2とが当接しているため、第1傾斜面SP1に沿って第2傾斜面SP2が斜め上方向に摺動することになり、被係合部9が上方向に移動する。被係合部9は、第2歯車42bの係合部8とともに第1の方向D1へ回転せずに上方向に移動することにより空回りする。すなわち、撹拌部43は、駆動力伝達部42が空回りする際、駆動力伝達部42の回転駆動に伴い上方向に移動する。このように、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りする際に、第1傾斜面SP1に対して第2傾斜面SP2が摺動することにより、撹拌部43が上方向に移動する。
さらに、第1歯車42aが第2の方向D2へ回転し第2歯車42bが第1の方向D1へと回転すると、係合部8における第1凸部82の上面82aと被係合部9における第2凸部92の下面92aとが当接しているため、第1凸部82の上面82aに沿って第2凸部92の下面92aが摺動することになる。そして、図6および図12に示すように、係合部8における第1凸部82の第1傾斜面SP1と被係合部9における第2凸部92の第2傾斜面SP2とが当接するため、第1傾斜面SP1に沿って第2傾斜面SP2が斜め下方向に摺動することになり、被係合部9が下方向に移動する。被係合部9は、第2歯車42bの係合部8とともに第1の方向D1へ回転せずに下方向に移動することにより空回りする。すなわち、撹拌部43は、駆動力伝達部42が空回りする際、駆動力伝達部42の回転駆動に伴い下方向に移動している。このように、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りする際に、第1傾斜面SP1に対して第2傾斜面SP2が摺動することにより、撹拌部43が下方向に移動する。
また、エンコーダ44は、図12および図13に示すように、撹拌部43が駆動力伝達部42の空回りに伴い上下方向に移動する場合でも、上下方向の高さ位置HPを保持する。具体的には、被係合部9が上方向へ移動したとしても、被係合部9の突条部93が遮光板44bのガイド孔44dに沿って上方向へ移動するだけなので、回転検出部の遮光板44bは、高さ位置HPを保持したまま停止している。
〈逆回転状態〉
次に、図13に示すように、制御部5がモータ41aを第1の方向D1への回転から第2の方向D2への回転に所定時間逆回転させ、撹拌部43とストッカー21との隙間に挟まった氷Kを除去する逆回転状態の場合について説明する。この場合、制御部5は、駆動力伝達部42が空回りして、撹拌部43の第1の方向D1への回転の停止がエンコーダ44により検出されたことに基づいて、第1の方向D1とは逆方向の第2の方向D2に撹拌部43が回転するようにモータ41aを制御するように構成されている。
具体的には、制御部5は、エンコーダ44により撹拌部43の回転の停止が検出された後、所定の時間経過したことに基づいて、第1の方向D1とは逆方向の第2の方向D2へ撹拌部43が回転するようにモータ41aを制御するように構成されている。高負荷状態の場合には、撹拌部43は、撹拌部43が第1の方向D1へ回転する場合、第1凹凸形状部80と第2凹凸形状部90との係合が外れることにより、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りするので第1の方向D1へは回転せず停止(図11参照)している。そのため、高負荷状態が継続している間、撹拌部43は停止することになる。高負荷状態の継続時間が所定の時間経過した場合に、制御部5によりモータ41aは第1の方向D1の回転から第2の方向D2への回転へと切り替わる。ここで、高負荷状態では、撹拌部43の第1の方向D1への回転は抑制されるが、撹拌部43の第2の方向D2への回転は抑制されていない。
逆回転状態の場合には、駆動源41から伝達された駆動力により第1歯車42aが第1の方向D1へ回転する。第1歯車42aが第1の方向D1へ回転することにより、第2歯車42bが第2の方向D2へ回転するとともに係合部8も第2の方向D2へ回転する。係合部8が第2の方向D2へ回転することにより、係合部8に係合している被係合部9が第2の方向D2へ回転するとともに軸部43fも第1の方向D1へ回転する。撹拌体43dは、回転軸部43aの軸部43fが第2の方向D2へ回転し、回転軸部43aに取り付けられた撹拌体43dの軸部61が第2の方向D2へ回転することにより第2の方向D2へ回転する。このようにして、撹拌体43dを逆回転させている。これにより、撹拌部43とストッカー21との隙間に挟まった氷Kを除去することが可能である。
また、エンコーダ44において、遮光板44bは、被係合部9の第2の方向D2への回転に伴い、被係合部9の突条部93と遮光板44bのガイド孔44dとが当接することにより、高さ位置HPを保持したまま第2の方向D2へ回転する。
(撹拌処理のフローチャート)
図14を参照して、氷吐出装置1における撹拌処理フローを説明する。
ステップS1において、制御部5は、撹拌部43の回転開始の指示があったか否かを判断する。制御部5は、撹拌部43の回転開始の指示があった場合にはステップS2に進む。制御部5は、撹拌部43の回転開始の指示がない場合にはステップS1に戻る。ステップS2において、制御部5は、モータ41aにより撹拌部43を第1の方向D1へ回転させる。すなわち、制御部5は、モータ41aを第2の方向D2に回転させる指示を出す。ステップS3において、制御部5は、撹拌部43の回転停止の指示があったか否かを判断する。制御部5は、撹拌部43の回転停止の指示があった場合には撹拌処理フローを終了する。制御部5は、撹拌部43の回転停止の指示がない場合にはステップS4に進む。
ステップS4において、制御部5は、撹拌部43の回転が停止しているか否かを判断する。制御部5は、撹拌部43の回転が停止していない場合にはステップS2に戻る。制御部5は、撹拌部43の回転が停止している場合にはステップS5に進む。ステップS5において、制御部5は、撹拌部43の回転が停止してから所定の時間経過したか否かを判断する。制御部5は、所定の時間経過した場合にはステップS6に進む。制御部5は、所定の時間経過していない場合にはステップS4に戻る。ステップS6において、制御部5は、モータ41aにより撹拌部43を第2の方向D2へ逆回転させ、ステップS4に戻る。これにより、モータ41aの逆回転が行なわれる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、撹拌機構4を、高負荷状態になった場合に、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りすることにより、駆動源41に対して所定以上の負荷がかからないように構成する。これにより、高負荷状態になった場合に、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りすることにより、撹拌部43のX1方向への回転を抑制する力が駆動源41へ伝達されることを抑制することができる。この結果、撹拌部43の回転が意図せず止められた場合に、駆動力伝達部42および駆動源41に負荷がかかることに起因して駆動力伝達部42および駆動源41の破損または損傷が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、駆動力伝達部42が空回りする際、撹拌部43が、駆動力伝達部42の回転駆動に伴い上方向に移動するように構成されている。これにより、駆動力伝達部42の回転駆動に伴い撹拌部43を上方向に移動させるだけで駆動力伝達部42を空回りさせることができる。この結果、駆動力伝達部42を空回りさせる構造を簡易にすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、駆動力伝達部42は、係合部8を含み、撹拌部43は、係合部8に係合する被係合部9を含み、高負荷状態になった場合に、係合部8と被係合部9との係合が外れることにより、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りするように構成されている。これにより、高負荷状態になった場合に、係合部8と被係合部9との係合が外れることにより駆動力伝達部42が空回りするので、撹拌部43の第1の方向D1への回転が抑制される力が駆動力伝達部42および駆動源41へ伝達することを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、撹拌部43は、高負荷状態ではない場合には、第1凹凸形状部80と第2凹凸形状部90とが互いに係合することにより第1の方向D1に回転するように構成されている。また、撹拌部43は、高負荷状態の場合には、第1凹凸形状部80と第2凹凸形状部90との係合が外れることにより上下方向に移動するように構成されている。これにより、係合部8に第1凹凸形状部80を形成し、被係合部9に、第1凹凸形状部80に対して係合および係合の解除(係合が外れること)が可能な第2凹凸形状部90を形成することにより、高負荷状態の場合に係合部8と被係合部9との係合が外れる機構を形成するので、係合部8および被係合部9のそれぞれの構成が複雑になることを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、撹拌機構4は、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りする際に、第1傾斜面SP1に対して第2傾斜面SP2が摺動することにより、撹拌部43が上下方向に移動するように構成されている。これにより、第1凹凸形状部80の第1傾斜面SP1に対して第2凹凸形状部90の第2傾斜面SP2を摺動させるだけで、撹拌部43が円滑に上下方向に移動されて撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りさせることができるので、駆動力伝達部42を空回りさせる構造をより簡易にすることができる。また、駆動力伝達部42のをコンパクトに形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、撹拌機構4は、撹拌部43が回転しているか停止しているかを検出するエンコーダ44と、駆動源41の回転駆動を制御する制御部5とをさらに備えている。制御部5は、駆動力伝達部42が空回りすることにより撹拌部43の回転の停止がエンコーダ44により検出されたことに基づいて、第1の方向D1とは逆方向の第2の方向D2に撹拌部43を回転させるように駆動源41を制御するように構成されている。これにより、第1の方向D1とは逆方向の第2の方向D2に撹拌部43を回転させることにより、撹拌部43の第1の方向D1への回転が抑制された原因を取り除くことができるので、撹拌部43を高負荷状態から迅速に復帰させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部5は、エンコーダ44により撹拌部43の回転の停止が検出された後、所定の時間経過したことに基づいて、第1の方向D1とは逆方向の第2の方向D2に撹拌部43が回転駆動するように駆動源41を制御するように構成されている。これにより、制御部5により、所定の時間経過後に第2の方向D2に撹拌部43が回転駆動するように制御されるので、撹拌部43が高負荷状態から即座に復帰した場合には第2の方向D2への撹拌部43の回転駆動を行なわないようにすることができる。これにより、駆動源41の無駄な駆動を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、エンコーダ44は、駆動力伝達部42の空回りに伴い撹拌部43が上下方向に移動する場合でも、上下方向の高さ位置HPを保持するように構成されている。これにより、エンコーダ44を配置するために必要なスペースの上下方向の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、駆動源41および駆動力伝達機構がストッカー21の下側に配置されているため、氷吐出装置1内のスペースを有効に活用することが可能であるので、氷吐出装置1をコンパクトにすることが可能である。
また、本実施形態では、上記のように、駆動力伝達部42が空回りする際、撹拌部43が、駆動力伝達部42の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている。これにより、駆動力伝達部42を空回りさせる際、撹拌部43が上下方向に移動することにより、撹拌面部62上の氷Kに振動を加えられるので、撹拌面部62上の氷K同士の付着を解消することが可能である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、撹拌部43は、複数のリブが形成された撹拌体43dを有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図15および図16に示す変形例のように、撹拌部243が、軸部61と、軸部61から延びる複数(4本)の撹拌本体部263とを有していてもよい。撹拌本体部263は、ストッカー内の氷を移動させる押出部263aと、排出口21aを閉塞するための閉塞部263bとを有している。押出部263aは、軸部61から径方向外側に延びている。閉塞部263bは、押出部263aの先端部から周方向一方側に延びている。これにより、図16に示すように、上フラッパが開いている状態でも、排出口21aを閉塞部263bにより閉じることが可能となる。
また、上記実施形態では、高負荷状態は、モータ41aが第1の方向D1への回転(正回転)駆動中において、撹拌体43dの第1の方向D1への回転が抑制される力が働くことによりモータ41aに対して所定以上の負荷がかかる状態の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、高負荷状態は、モータが第2の方向への回転(逆回転)駆動中において、撹拌体の第2の方向への回転が抑制される力が働くことによりモータに対して所定以上の負荷がかかる状態であってもよい。
また、上記実施形態では、撹拌部43に対して駆動力伝達部42が空回りする機構が、第2歯車42bの係合部8と回転軸部43aの被係合部9とにより構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、撹拌部に対して駆動力伝達部が空回りする機構は、一般的なトルクリミッタを用いた機構であってもよい。
また、上記実施形態では、制御部5が、高負荷状態の場合には、モータ41aを第1の方向D1への回転から第2の方向D2への回転に逆回転させている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部が、高負荷状態の場合には、モータを第1の方向への回転から第2の方向への回転に逆回転させないように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、遮光板44bは、撹拌部43が駆動力伝達部42の空回りに伴い上下方向に移動する場合でも、上下方向の高さ位置HPを保持するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、遮光板は、撹拌部が駆動力伝達部の空回りに伴い上下方向に移動するのにしたがい上下方向に移動してもよい。
また、上記実施形態では、リブ部62aが、撹拌面部62に周方向に12個配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リブ部は、1〜11個および13個以上であってもよい。
また、上記実施形態では、複数のリブ部62aが、等間隔に並んで配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、複数のリブ部同士の間隔が異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、氷Kが六面体形状である例を図示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、氷が長細い六面体形状であったり、または、フレーク状の小さな氷であってもよい。
また、上記実施形態では、駆動力伝達部42は、第1歯車42aと、第2歯車42bとを有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動力伝達部は、第2歯車に直接ギアボックスが接続される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、氷吐出装置1は、カップ内に飲料を注ぐ機能を有する自動販売機などにおいて、カップ内に氷を供給するために用いられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、氷を用いる他の自動販売機に用いられてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御部5の制御処理を、処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の制御処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 氷吐出装置
2 貯氷部(貯氷室)
3 吐出機構(氷吐出部)
4 撹拌機構(氷の撹拌機構)
5 制御部
8 係合部
9 被係合部
41 駆動源
42 駆動力伝達部
43 撹拌部
44 エンコーダ(回転検出部)
80 第1凹凸形状部
81 第1凹部
82 第1凸部
90 第2凹凸形状部
91 第2凹部
92 第2凸部
D1 第1の方向
D2 第2の方向
K 氷
SP1 第1傾斜面
SP2 第2傾斜面

Claims (8)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、
    前記駆動力伝達部から駆動力が伝達されて第1の方向に回転されることによって氷を撹拌する撹拌部とを備え、
    前記撹拌部の前記第1の方向への回転が抑制される力が働くことにより前記駆動源に対して所定以上の負荷がかかる高負荷状態になった場合に、前記撹拌部に対して前記駆動力伝達部が空回りすることにより、前記駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成されており、
    前記駆動力伝達部が空回りする際、前記撹拌部が、前記駆動力伝達部の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている、氷の撹拌機構。
  2. 前記駆動力伝達部は、係合部を含み、
    前記撹拌部は、前記係合部に係合する被係合部を含み、
    前記高負荷状態になった場合に、前記係合部と前記被係合部との係合が外れることにより、前記撹拌部に対して前記駆動力伝達部が空回りするように構成されている、請求項1に記載の氷の撹拌機構。
  3. 前記係合部は、第1凹部と第1凸部とを有する第1凹凸形状部を含み、
    前記被係合部は、第2凹部と第2凸部とを有する第2凹凸形状部を含み、
    前記撹拌部が前記高負荷状態ではない場合には、前記第1凹凸形状部と第2凹凸形状部とが互いに係合することにより前記撹拌部は前記第1の方向に回転するように構成され、前記撹拌部が前記高負荷状態の場合には、前記第1凹凸形状部と第2凹凸形状部との係合が外れることにより前記撹拌部は上下方向に移動するように構成されている、請求項に記載の氷の撹拌機構。
  4. 前記第1凹凸形状部の前記第1凸部の側面は、第1傾斜面により形成されており、
    前記第2凹凸形状部の前記第2凸部の側面は、前記第1傾斜面に対して摺動可能な第2傾斜面により形成されており、
    前記撹拌部に対して前記駆動力伝達部が空回りする際に、前記第1傾斜面に対して前記第2傾斜面が摺動することにより、前記撹拌部が上下方向に移動するように構成されている、請求項に記載の氷の撹拌機構。
  5. 前記撹拌部が回転しているか停止しているかを検出する回転検出部と、
    前記駆動源の回転駆動を制御する制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記駆動力伝達部が空回りすることにより前記撹拌部の回転の停止が回転検出部により検出されたことに基づいて、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に前記撹拌部を回転させるように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の氷の撹拌機構。
  6. 前記制御部は、前記回転検出部により前記撹拌部の回転の停止が検出された後、所定の時間経過したことに基づいて、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に前記撹拌部が回転駆動するように前記駆動源を制御するように構成されている、請求項に記載の氷の撹拌機構。
  7. 前記回転検出部は、前記駆動力伝達部の空回りに伴い前記撹拌部が上下方向に移動する場合でも、上下方向の高さ位置を保持するように構成されている、請求項またはに記載の氷の撹拌機構。
  8. 供給される氷を貯める貯氷室と、
    前記貯氷室内の氷を吐出する氷吐出部と、
    前記貯氷室内の氷を撹拌する氷の撹拌機構とを備え、
    前記氷の撹拌機構は、
    駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動力伝達部と、
    前記駆動力伝達部から駆動力が伝達されて第1の方向に回転されることによって氷を撹拌する撹拌部とを含み
    前記撹拌部の前記第1の方向への回転が抑制される力が働くことにより前記駆動源に対して所定以上の負荷がかかる高負荷状態になった場合に、前記撹拌部に対して前記駆動力伝達部が空回りすることにより、前記駆動源に対して所定以上の負荷がかからないように構成されており、
    前記駆動力伝達部が空回りする際、前記撹拌部が、前記駆動力伝達部の回転駆動に伴い上下方向に移動するように構成されている、氷吐出装置。
JP2017175849A 2017-09-13 2017-09-13 氷の撹拌機構および氷吐出装置 Active JP6988289B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175849A JP6988289B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 氷の撹拌機構および氷吐出装置
CN201810862102.2A CN109482079B (zh) 2017-09-13 2018-08-01 冰的搅拌机构和冰喷出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175849A JP6988289B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 氷の撹拌機構および氷吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019052786A JP2019052786A (ja) 2019-04-04
JP6988289B2 true JP6988289B2 (ja) 2022-01-05

Family

ID=65689291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017175849A Active JP6988289B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 氷の撹拌機構および氷吐出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6988289B2 (ja)
CN (1) CN109482079B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114345198A (zh) * 2022-01-21 2022-04-15 赣州美利斯环保科技有限公司 一种玻璃水加工用搅拌装置
CN117213134B (zh) * 2023-05-22 2024-04-02 新奥(舟山)液化天然气有限公司 一种lng冷能循环回收储存系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3837587A (en) * 1972-02-14 1974-09-24 Sunbeam Corp Combination ice crusher and drink mixer
JPS5345802U (ja) * 1976-09-22 1978-04-19
US4787539A (en) * 1986-06-19 1988-11-29 Hoshizaki Electric Co., Ltd. Ice dispenser
JPH04302971A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Hitachi Ltd 自動製氷機の結線構造
JP2003062553A (ja) * 2001-08-29 2003-03-04 Toyotomi Co Ltd 生ゴミ処理機の撹拌機構
JP4250428B2 (ja) * 2003-01-21 2009-04-08 ホシザキ電機株式会社 オーガ式製氷機およびその運転方法
CN201096170Y (zh) * 2007-09-17 2008-08-06 第一化成株式会社 驱动力传递装置
CN101745335B (zh) * 2009-12-18 2011-10-05 浙江大之医药胶囊有限公司 一种旋转配胶机
JP5456555B2 (ja) * 2010-04-23 2014-04-02 株式会社マキタ 電動工具
CN202457996U (zh) * 2011-10-31 2012-10-03 江兴其 一种厨房用食物搅拌机
CN204799165U (zh) * 2015-07-15 2015-11-25 周彬 一种搅拌装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN109482079A (zh) 2019-03-19
CN109482079B (zh) 2021-08-17
JP2019052786A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6988289B2 (ja) 氷の撹拌機構および氷吐出装置
US8322158B2 (en) Refrigerator
US8438868B2 (en) Refrigerator
US9784491B2 (en) Driving device for automatic ice-making machine
KR101778328B1 (ko) 정제 카세트
WO2019106923A1 (ja) 製氷機
AU2011248798B2 (en) Ice maker with rotating ice mold and counter-rotating ejection assembly
JP7141287B2 (ja) 製氷機
CN109489314B (zh) 冰的喷出机构和冰喷出装置
EP3222945B1 (en) Refrigerator with ice container
KR20160090517A (ko) 냉장고
WO2019163854A1 (ja) 錠剤カセット
KR20170116873A (ko) 얼음 분리 성능이 개선된 아이스 빈 및 그 아이스 빈이 구비된 냉장고
EP1499774B1 (en) Automatic dosing device with a dosing screw and the use of such an automatic dosing device
US11466917B2 (en) Ice making device
KR101565416B1 (ko) 냉장고
WO2006068177A1 (ja) 自動販売機
KR101678310B1 (ko) 제빙기 구동 장치 및 방법
WO2021174505A1 (zh) 控制方法、投放装置、门体组件、家用电器和存储介质
CN111033156B (zh) 冰箱
KR101714443B1 (ko) 냉장고 및 얼음보관함
JP3879068B2 (ja) パチンコ遊技機用球受皿
JP2004283178A (ja) 給餌装置
JP2693571B2 (ja) 洗濯機等の洗剤供給装置
KR101448405B1 (ko) 식품공급기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6988289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150