JP6987563B2 - データ生成装置、データ生成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、本実施形態に係るデータ生成装置2の概要について説明する。図2はデータ生成装置2および電力情報表示システム10の概要を示す図である。
次に、電力情報表示システム10について説明する。図2に示すように、電力情報表示システム10は、発電システム100、ルータ4および携帯端末5を含む。電力情報表示システム10はユーザの要求に応じて発電システム100における電力情報に関する表示画像を生成し、当該表示画像を表示するシステムである。
図2に示す発電システム100は、例えば、戸建て住宅(家庭内)に設置されている。発電システム100の設置場所は特に限定されない。発電システム100は、自然エネルギーを利用した発電システムであり、より詳細には太陽光エネルギー等を利用した発電システムである。例えば、発電システム100には、発電に関する構成の他、発電状況等をユーザに提示したり、発電システム100の動作に必要な情報を外部から取得したりするための構成が含まれてもよい。発電システム100は、太陽電池モジュール(図示せず)、蓄電池(図示せず)、パワーコンディショナ(図示せず)、分電盤(図示せず)、制御装置31、および外部連携装置32、系統電力網等を含む。この系統電力網を介し電力会社等によって電力が供給(買電)される。また、発電システム100で発電した電力を系統電力網に供給(逆潮流)し、その電力を電力会社等に買い取ってもらうこと(売電)もできる。
ルータ4は、ネットワーク間を接続する装置であり、宅内のローカルエリアネットワークを構成すると共に、そのローカルエリアネットワークと宅外のネットワーク(例えばインターネット)とを接続してもよい。
携帯端末5は、ルータ4を介し、発電システム100における電力情報に関する表示画像の送信を外部連携装置32に要求し、該表示画像を受信する。携帯端末5は、該表示画像を表示画面51に表示する。携帯端末5は、特に限定されないが、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯型の携帯端末を適用することができる。
次に、データ生成装置2の構成について、図1を参照して説明する。図1はデータ生成装置2の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、データ生成装置2は、外部機器接続端子21、制御部22および操作部23を備えている。
外部機器接続端子21は、データ生成装置2が外部機器と通信するための通信IFである。外部機器接続端子21はデータ生成装置2が外部機器と通信できる構成であればよく特に限定されないが、LAN端子、USB端子等を適用することができる。また、データ生成装置2は無線通信IFを介し外部機器と通信してもよい。本実施形態においては、特に、データ生成装置2は電力モニタ1および外部連携装置32と通信する。
制御部22はデータ生成装置2の各部を統括して制御する。制御部22は、履歴データ取得部221、加工履歴データ生成部222およびデータ出力部223を備えている。
履歴データ取得部221は、発電システム100において取得されたデータであって電力量の履歴を示す履歴データを、電力モニタ1から取得する。履歴データ取得部221は取得した履歴データを加工履歴データ生成部222の積算値生成部2221に送信する。
加工履歴データ生成部222は外部連携装置32にて処理が可能となるように電力モニタ1から取得した履歴データを加工する。加工履歴データ生成部222は積算値生成部2221およびオフセット補正部2222を備えている。
積算値生成部2221は、電力モニタ1から取得した履歴データが或る期間における所定の期間毎の電力量のみを示しているか否かを判断する。電力モニタ1から取得した履歴データが或る期間における所定の期間毎の電力量(本明細書では差分値とよぶ)のみを示している場合、以下の処理を行う。積算値生成部2221は履歴データが示す所定の期間毎の電力量を積算し、所定の時点における上記電力量の積算値を算出する。積算値生成部2221は、積算値を示す履歴データを生成する。なお、本実施形態にかかる外部連携装置32は差分値を示す履歴データを取り扱うことがない構成とする。積算値生成部2221は算出した積算値をオフセット補正部2222に送信する。また、積算値生成部2221は電力モニタ1から差分値を示す上記履歴データとは別に積算値を示す履歴データを取得してもよい。この場合には、積算値生成部2221は積算値を示す履歴データをオフセット補正部2222に送信する。
オフセット補正部2222は積算値生成部2221から所定の時点における電力量の積算値を示す履歴データを複数受信すると以下の処理を行う。オフセット補正部2222は積算値を示す2つの履歴データにおいて履歴期間が重複しているか否かを判断する。積算値を示す2つの履歴データにおいて履歴期間が重複している場合、上記重複している期間内の同一あるいは異なる時点の電力量の積算値の差分をオフセットとして算出する。上記期間内の異なる時点について、上記重複している期間内の所定の時点から所定の範囲内の時点としてもよい。オフセット補正部2222はオフセットの算出に用いた積算値が小さい方の履歴データが示す各積算値にオフセットを加算する。その後、オフセット補正部2222はオフセットを加算した履歴データとオフセットの算出に用いた積算値が大きい方の履歴データを示す履歴データとを連結する。
データ出力部223はオフセット補正部2222から受信した連結した履歴データを、外部機器接続端子21を介して外部連携装置32に出力する。
操作部23はユーザの操作を受け付ける。例えば、図2に示すように、表示部24に制御部22が行う処理(「移行元からデータ読み込み」、「移行先へデータ書き込み」)の指示を表示させてもよい。例えば、ユーザがこれらの表示領域を選択することによって、表示領域に対応する処理が実行される構成としてもよい。
次に図4を参照して、データ生成装置2の処理の流れについて説明する。図4は、データ生成装置2が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。例えばユーザによる開始の操作を受け付けてデータ生成装置2は処理を開始する。履歴データ取得部221は電力モニタ1から履歴データを取得する(S1)。積算値生成部2221は取得した履歴データの履歴期間のうち、差分値のみ示されている期間があるか否かを判断する(S2)。図5を参照して、S2の処理の詳細について説明する。図5は履歴データおよび加工履歴データのデータ構造の一例を示す図である。なお、図5に示す各履歴データには、日時を示す日時情報として「年」についての記載を省略しているが、日時情報は「年」についての情報を含んでいてもよい。図5に示す履歴データD1およびD3はS1にて取得した履歴データの一例である。図5に示す履歴データD1は発電システム100における1ヶ月間毎の発電量(差分値、Dif)を示す履歴データのデータ構造の一例である。図5に示すように履歴データD1は1月から3月までの差分値が示されている。また、図5に示す履歴データD3は3月15日の0時から翌年の1月1日の0時までの期間の1時間毎の積算値(Int)が示されている。すなわち、取得した履歴データの履歴期間のうち、3月15日の0時までは差分値のみが示されている。なお、上記の時刻は協定世界時(UTC)を適用してもよいし、各地域の時刻、例えば日本標準時(JST)を適用してもよい。上記以外の箇所で記載する時刻についても同様とする。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るデータ生成装置2aは、発電システム100において取得された電力量の履歴を示す履歴データを外部連携装置32から取得する。
本実施形態に係るデータ生成装置2aの構成について、図7を参照して説明する。図7は、データ生成装置2aの要部構成を示すブロック図である。図7に示すように、データ生成装置2aは、外部機器接続端子21、制御部22aおよび操作部23を備えている。外部機器接続端子21および操作部23の構成については、実施形態1にて説明した構成と同様であるためここでの説明を省略する。
制御部22aは、履歴データ取得部221、加工履歴データ生成部222aおよびデータ出力部223を備えている。また、本実施形態に係る履歴データ取得部221は、実施形態1にて説明した履歴データ取得部221の機能に加え、外部連携装置32から発電システム100において取得された電力量の履歴を示す履歴データを取得する。履歴データ取得部221は取得した履歴データを加工履歴データ生成部222aの識別子付与部2223に送信する。
加工履歴データ生成部222aは、識別子付与部2223および開始日時データ生成部2224を備えている。
識別子付与部2223は電力モニタ1から取得した履歴データと外部連携装置32から取得した履歴データとのそれぞれに識別子を付与した加工履歴データを生成する。また、識別子付与部2223は生成した加工履歴データを開始日時データ生成部2224およびデータ出力部223に送信する。
開始日時データ生成部2224は、加工履歴データの識別子と加工履歴データの履歴期間の開始日時とを対応付けた開始日時データを生成し、データ出力部223に送信する。
データ出力部223は加工履歴データおよび開始日時データを外部機器接続端子21を介して外部連携装置32に出力する。
次に図8を参照して、データ生成装置2aの処理の流れについて説明する。図8は、データ生成装置2aが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。例えばユーザによる開始の操作を受け付けてデータ生成装置2aは処理を開始する。履歴データ取得部221は電力モニタ1および外部連携装置32から履歴データを取得する(S1)。識別子付与部2223は履歴データが複数あるか否かを判断する(S21)。
また、外部連携装置32が図9に示す開始日時データD7を参照した場合、3月15日の日毎の発電量を以下のように算出する可能性がある。
図11の(a)は、外部連携装置32が図9に示す開始日時データD7を参照した場合に生成する3月における日毎の発電量を示すグラフの一例を示す図である。図11の(a)に示すように3月15日の日毎の発電量が適切にグラフに反映されている。
すなわち、外部連携装置32は3月15日の日毎の発電量を負の値として算出する。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るデータ生成装置2bは、取得した履歴データまたは加工履歴データに所定の日時における電力量の積算値が含まれていない場合、以下の処理を行う。データ生成装置2bは、履歴データにおいて所定の日時の直前に示されている電力量の積算値を上記所定の日時の電力量の積算値とする。あるいは、データ生成装置2bは所定の日時の直前に示されている電力量の積算値と上記所定の日時の直前に示されている所定の期間毎の電力量とを加算した値を上記所定の日時の電力量の積算値とする。データ生成装置2bは、履歴データまたは加工履歴データに所定の日時の電力量の積算値を含ませた履歴データを生成する。
本実施形態に係るデータ生成装置2bの構成について、図15を参照して説明する。図15は、データ生成装置2bの要部構成を示すブロック図である。図15に示すように、データ生成装置2bは、外部機器接続端子21、制御部22bおよび操作部23を備えている。外部機器接続端子21および操作部23の構成については、実施形態1にて説明した構成と同様であるためここでの説明を省略する。
制御部22bは、履歴データ取得部221、加工履歴データ生成部222bおよびデータ出力部223を備えている。本実施形態に係る履歴データ取得部221は、実施形態1または実施形態2にて説明した履歴データ取得部221と同様であるためここでの詳細な説明は省略する。
加工履歴データ生成部222bは所定時積算値生成部2226を備えている。所定時積算値生成部2226は、発電システム100において取得された電力量の履歴を示す履歴データに所定の日時における上記電力量の積算値が含まれていない場合、以下の処理を行う。所定時積算値生成部2226は、履歴データにおいて所定の日時の直前に示されている電力量の積算値を上記所定の日時の電力量の積算値とする。あるいは、所定時積算値生成部2226は履歴データにおいて所定の日時の直前に示されている電力量の積算値と所定の日時の直前に示されている所定の期間毎の電力量とを加算し、所定の日時の電力量の積算値とする。所定時積算値生成部2226は当該積算値を履歴データに含ませた履歴データ(加工履歴データ)を生成し、データ出力部223に送信する。なお、本実施形態においては、履歴データ取得部221が取得した履歴データに対して加工を行う例について説明する。一方で、加工を行う対象の履歴データを、実施形態1および実施形態2にて説明した処理のうち少なくとも1つの処理が実施された履歴データとしてもよい。
データ出力部223は加工履歴データを、外部機器接続端子21を介して外部連携装置32に出力する。
次に図16を参照して、データ生成装置2bの処理の流れについて説明する。図16は、データ生成装置2bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。例えばユーザによる開始の操作を受け付けてデータ生成装置2bは処理を開始する。履歴データ取得部221は電力モニタ1から履歴データを取得する(S1)。所定時積算値生成部2226は取得された履歴データに所定の日時における電力量の積算値が含まれているか否かを判断する(S31)。例えば、発電システム100が発電時にだけ動作するタイプのパワーコンディショナを備えている場合、履歴データには所定の日時における電力量の積算値が含まれていない可能性がある。あるいは、所定の日時において、発電システム100のメンテナンスが行われた場合、何らかの障害によって発電システム100が停止している場合、履歴データには所定の日時における電力量の積算値が含まれない。
データ生成装置2、2a、2bの制御ブロック(特に加工履歴データ生成部222、222a、222b)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
本発明の態様1に係るデータ生成装置(2、2a、2b)は、自然エネルギーを利用した発電システム(100)において取得される電力に関するデータであって履歴を示す履歴データ(D1、D3)を、第1の電力管理装置(電力モニタ1)から取得し、上記第1の電力管理装置とは異なる第2の電力管理装置(外部連携装置32)にて処理が可能となるように上記履歴データを加工することによって加工履歴データ(D2、D4、D5、D8)を生成し、上記加工履歴データ(D4、D5、D8)を上記第2の電力管理装置に出力する。
2、2a、2b データ生成装置
32 外部連携装置(第2の電力管理装置)
100 発電システム
D1、D3 履歴データ
D2、D4、D5、D8 履歴データ(加工履歴データ)
D7 開始日時データ(上記識別子と上記加工履歴データの履歴期間の開始日時とを対応付けたデータ)
Claims (8)
- 自然エネルギーを利用した発電システムにおいて取得される電力に関するデータであって履歴を示す履歴データを、第1の電力管理装置から取得し、
上記第1の電力管理装置とは異なる第2の電力管理装置にて処理が可能となるように上記履歴データを加工することによって加工履歴データを生成し、
上記加工履歴データを上記第2の電力管理装置に出力し、
上記履歴データは、或る期間における所定の期間毎の電力量を示し、
上記第2の電力管理装置は、上記電力量の積算値を処理することが可能であり、
上記履歴データが示す所定の期間毎の電力量を積算し、所定の時点における上記電力量の積算値を算出することによって上記加工履歴データを生成する、
ことを特徴とするデータ生成装置。 - 上記発電システムにおいて取得されるデータであって電力量の履歴を示す履歴データを、上記第2の電力管理装置から取得し、
上記第1の電力管理装置から取得した上記履歴データと上記第2の電力管理装置から取得した上記履歴データとのそれぞれに識別子を付与することによって上記加工履歴データを生成し、
さらに、上記識別子と上記加工履歴データの履歴期間の開始日時とを対応付けたデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ生成装置。 - 上記履歴データが複数あり、電力量の積算値を示す2つの上記履歴データにおいて履歴期間が重複している場合、
上記重複している期間内の同一あるいは異なる時点の電力量の積算値の差分をオフセットとして算出し、上記オフセットの算出に用いた積算値が小さい方の履歴データが示す各積算値に上記オフセットを加算することを特徴とする請求項1に記載のデータ生成装置。 - 上記履歴データが複数あり、電力量の積算値を示す2つの上記履歴データにおいて履歴期間が重複していない場合、
上記2つの履歴データのうち早い時期の履歴を示す上記履歴データにおける最終の時点に示されている上記積算値と上記2つの履歴データのうち遅い時期の履歴を示す上記履歴データにおける最初の時点に示されている上記積算値との差分をオフセットとして算出し、上記オフセットの算出に用いた積算値が小さい方の履歴データが示す各積算値に上記オフセットを加算することを特徴とする請求項1または3に記載のデータ生成装置。 - 上記履歴データまたは上記加工履歴データに所定の日時における電力量の積算値が含まれていない場合、
上記履歴データまたは上記加工履歴データにおいて上記所定の日時の直前に示されている電力量の積算値を上記所定の日時の電力量の積算値とする、あるいは、上記履歴データまたは上記加工履歴データにおいて上記所定の日時の直前に示されている電力量の積算値と上記所定の日時の直前に示されている所定の期間毎の電力量とを加算した値を上記所定の日時の電力量の積算値とし、
上記履歴データまたは上記加工履歴データに上記所定の日時の電力量の積算値を含ませた履歴データを生成する
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のデータ生成装置。 - 上記履歴データは、上記発電システムにおける発電量の履歴を示すデータ、上記発電システムにおける売買電量の履歴を示すデータ、上記自然エネルギーを利用した発電とは異なる外部発電の発電量の履歴を示すデータ、上記発電システムに備わる蓄電池の充放電量の履歴を示すデータおよび上記発電システムに接続していて電力を消費する各種負荷機器の消費電力量の履歴の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のデータ生成装置。
- 自然エネルギーを利用した発電システムにおいて取得される電力に関するデータであって履歴を示す履歴データを、第1の電力管理装置から取得し、
上記第1の電力管理装置とは異なる第2の電力管理装置にて処理が可能となるように上記履歴データを加工することによって加工履歴データを生成し、
上記加工履歴データを上記第2の電力管理装置に出力し、
上記履歴データは、或る期間における所定の期間毎の電力量を示し、
上記第2の電力管理装置は、上記電力量の積算値を処理することが可能であり、
上記履歴データが示す所定の期間毎の電力量を積算し、所定の時点における上記電力量の積算値を算出することによって上記加工履歴データを生成する、
ことを特徴とするデータ生成装置の制御方法。 - 請求項1に記載のデータ生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、上記データ生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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