JP6987059B2 - 高温食品加工ラインを定置洗浄する方法および食品滅菌ライン - Google Patents
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Description
最新の食品加工プラントは、加工される食品が運ばれる加工ライン内部の汚染を低減させるように設計されている。本設計における重要な要素は、例えば、ステンレス鋼などの低汚染の、および/または洗浄し保守するのが容易な材料を使用することだけでなく、定置洗浄(CIP)、すなわち、装置および加工ラインを分解することなく、加工ライン、プロセス要素、および加工装置の洗浄を可能にする加工ライン、プロセス要素、および加工装置を設計することである。
本発明は、定置洗浄のための方法の改良、および改良された方法で使用するのに最適化された加工ラインに関する。本開示全体にわたって、定置洗浄(cleaning−in−place)、CIP、および/または定置洗浄(cleaning in place)は、選好なしに交換可能に使用される。一般に、当業者は、特定のタイプの食品に応じた適切な定置洗浄方法を知っており、そのような方法は、一般に本開示の範囲外である。それにもかかわらず、食品滅菌ラインに関し以下で詳述するような本発明によるCIP手順を行う場合、CIP手順は、当技術分野で知られているような定置滅菌手順であることが必要である(および法律上必須である)。
本開示の全体にわたって、プロセス要素(process element)と加工装置(processing equipment)とは区別され、すべての加工装置は、加工要素と見なされるが、すべてのプロセス要素が加工装置と見なされるわけではない。加工装置でもある加工要素の一例は、熱交換器である場合がある。熱交換器は、プロセスの別の要素に作用することによってプロセスにおいて作用し、したがって、加工要素かつ加工装置であるが、例えば、弁は、プロセスにおいて作用するが、プロセスの他の要素には作用しないため、弁は、プロセス要素ではあるが加工装置ではない。
これは、最長の洗浄時間を有する加工装置が最終的に洗浄されている間、より短い洗浄時間を有する加工装置が、使える状態にあるもののアイドル状態にあるため、非常に不利である。特に、最も汚染された加工装置が洗浄を必要としているときに、一部の加工装置が最小限しか汚染されていない場合、加工装置の不必要な休止時間、および加工ラインがそのように構築されている場合、加工装置の不必要な洗浄も問題となる。
ところで、本発明者らは驚くことに、本明細書に開示された方法に従うことによって、この問題を克服し、または少なくとも著しく低減させることができることを発見した。
さらに、前記複数のプロセス要素(13、23)の前記第1および前記実質的に同様の第2のプロセス要素が、第1の最終ヒータ(13)および第2の最終ヒータ(23)である、第1の態様の第3の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記第1の最終ヒータ(13)および前記第2の最終ヒータ(23)が、両方とも直接水蒸気ヒータである、第1の態様の第4の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記最終ヒータ(13a、23a)が独立して保持セル(13b、23b)で増強されている、第1の態様の第5の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記クーラ(14)がフラッシュクーラ(14)、あるいは1つまたは複数の間接クーラ(441、541、542)で増強されたフラッシュクーラ(14)である、第1の態様の第8の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、充填ステーション(45、55)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された最終プロセス要素である、第1の態様の第9の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、供給タンク(41、51)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された第1のプロセス要素である、第1の態様の第10の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記弁(133、233)および/または前記弁(135、235)が対として単一の三方弁(58)に一体化されている、第1の態様の第11の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、液状食品(11)を低温殺菌または滅菌するための熱処理食品加工ラインである、第1の態様の第12の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、前記食品(11)がそれぞれの前記第1または並列のシーケンス(I、III)において、最初にプレヒータ(12、32)で低温殺菌温度にさらされ、続いて120℃を上回る滅菌高温処理にさらされる、第1の態様の第14の実施形態による方法が本明細書で開示される。
さらに、第1または第2の態様によると、前記ポンプ輸送可能な食品(11)がミルク、ミルク派生品、ジュース、野菜液状食品、豆乳、スープ、および/またはデザートである、方法が本明細書で開示される。
さらに、第3の態様の第2の実施形態によると、前記プレヒータ(42、52)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置された供給タンク(41、51)をさらに備える食品滅菌ライン(40、50)が本明細書で開示される。
さらに、第3の態様の第3の実施形態によると、前記食品滅菌ライン(40、50)の下流端に配置された充填ステーション(45、55)をさらに備える食品滅菌ライン(40、50)が本明細書で開示される。
さらに、第3の態様の第5の実施形態によると、第1および第2の態様ならびにこれらの実施形態のいずれかによる方法を実行するためのコントローラをさらに備える食品滅菌ライン(40、50)が本明細書で開示される。
したがって、本図に詳述された加工ライン(10)は、連続して配置された、例えば、パイプによって流体接続された、流体接続されたプロセス要素(12、13、14)のシーケンス(I)を備え、特定の食品に対して意図されたこの特定の食品の熱処理および/または滅菌プロセスの要求に従って、食品(11)をポンプ輸送することによって加工ライン(10)を通過させることができる。
それゆえ、食品ポンプが前記流体接続されたプロセス要素のシーケンス(I)に含まれてもよいと理解されるであろうが、そのような食品ポンプの詳細は、特定の食品、ならびにプロセス要素のシーケンス(I)において実行される熱処理および/または滅菌プロセスの方法に特有のものとして、本発明の範囲外と考えられる。
(ジュース処理のために国際公開第2004/077968号に例示されている)図のプロセスは、水蒸気(16)を使用したインフュージョンまたはインジェクション加熱(13)のための並列に配置された第1および第2の最終ヒータ、ならびに蒸気(17)を同時回収するフラッシュ冷却(14)の形態の冷却を利用して、熱処理された製品(15)を生成する。しかしながら、セパレータ(18)のために、分離されて、閉鎖ラインへ導かれる材料が、全プロセス物質流の障害となるため、最終ヒータのいずれかを、もう一方もシャットダウンさせることなく、したがって全生産ラインをシャットダウンさせることなくシャットダウンさせることは不可能である。
従来技術の例示された両方の加工ライン(10、20)では、図で最終ヒータ1(13)および最終ヒータ2(23)とラベル付けされたプロセス要素、すなわち、第1および第2の最終ヒータは、これらのプロセス要素が最も高い温度で動作するため、加工ラインで処理されている食品による汚れに最も脆弱である。それゆえ、加工ライン(10、20)の休止時間は、(主に)最終ヒータ(13、23)の動作条件を維持する必要性によって決定され、これによって、さらなるプロセス要素および/または加工装置が十分に利用されなくなる。
図3は、本開示の本発明の方法を実行するように配置された加工ライン(30)を詳述する。
好ましい実施形態では、第1の温度は、食品(11)が食品加工ライン(30)で処理される低温殺菌温度、例えば、脱脂乳に対しては75℃であり、および/または最終加工温度は、滅菌温度、例えば、脱脂乳に対しては146℃である。一般に、当業者は、所与の食品に対する低温殺菌および滅菌温度を決定する仕方を知っており、本発明は、本発明の食品加工ライン(30)上で実行される所与の食品プロセスにおいて食品(11)が被る実際の温度によって限定されない。
一般に、本発明の方法による食品滅菌プロセスを実行する場合、直接水蒸気ヒータの動作温度は、120℃〜160℃、好ましくは125℃〜150℃、より好ましくは130℃〜147℃、最も好ましくは135℃〜144℃であることが意図されている。
さらに、滅菌温度の合計の加熱時間は、0.5〜10秒、好ましくは1〜9秒、より好ましくは2〜8秒、一層好ましくは3〜7秒、最も好ましくは4〜6秒であることが意図されている。
一部の実施形態では、最終ヒータ(13、23)は、直接水蒸気ヒータ(13a、23a)と保持セル(13b、23b)との組合せとすることができる(図5参照)。この状況では、直接水蒸気ヒータでの加熱時間が2秒未満であり、保持セルでの保持時間が1秒〜約10秒であるのが好ましい。
図3の例示された加工ライン(30)では、第1の最終ヒータ(13)を備えるシーケンス(I)は、前述の加工ライン(30)およびシーケンス(I)を通過中の食品(11)による汚染に最も脆弱なプロセス要素およびプロセス装置である。したがって、加工ライン(30)の稼働時間は、このプロセス要素(13)を洗浄するのに必要な時間間隔によって決定される。
したがって、第2の最終ヒータ(23)が、加工ライン(30)にさらに設けられ、前述の加工ライン(30)上の前述の第1の最終ヒータ(13)と並列に配置され、これによって、プロセス要素の並列のシーケンス(III)を形成する。加工ライン(30)では、プロセス要素の各シーケンス(I、III)に、弁(133、135、233、235)が設けられている。これによって、プロセス要素のそれぞれのシーケンス(I、III)を、加工ライン(30)の動作中にその並列するシーケンスから弁遮断することができる。第1のシーケンス(I)と並列に、弁(233、235)が、プロセスライン(30)に対して、前述の並列のシーケンス(III)の入口弁(233)としての入口点、および出口弁(235)としての出口点にそれぞれ配置されている。
弁は、生産ラインの大きな圧力変動を回避するために、食品加工ライン(30)の動作中に特定のシーケンス(I、III)を速やかに閉じることができることが望ましい場合がある。この趣旨で、下流の弁(135、235)が背圧弁であることが特に好まれる。
上流の弁(133、233)に対して図5で例示的に詳述されるような三方弁(58)は、対になった弁(133、233)および(135、235)を対で置き換えることができる。
しかしながら、図5に関連して以下に記載され、また上述されたように、最終の直接水蒸気インジェクションヒータ(13、23)を確実に適切に機能させ、システムにおける圧力サージを回避するためには、上流の弁(133、233)を単一の三方弁(58)によって置き換えるだけで、弁(135、235)を背圧弁のままにしておくことが一般に好ましい。
第1の最終ヒータ(13)でのポンプ輸送可能な食品(11)の加熱中に、ヒータは、汚染され、各加熱プロセスおよび食品(11)に対して個々に決定されなければならない所与の時間の後に、ヒータ(13)は、プロセスによって汚染されてしまうため、汚染された第1の最終ヒータ(13)に対してCIP手順を行うことが必要と考えられる。
上記の詳細な方法に従って加工ライン(30)を動作させる効果は、加工ライン(30)の全体的な稼働時間が、もはや最短の稼働時間を有するプロセス要素および/または加工装置に依存せず、むしろ最短の稼働時間を有するプロセス要素および/または加工装置と比較して、より長い、通常はるかに長い稼働時間を有するプロセス要素および/または加工装置に依存するようになるということである。
図4および図5は、本発明の一般化された食品加工ライン(30)の特定の実施形態を詳述し、食品加工ライン(40、50)が、液状食品(11)の処理のための食品加工ラインを低温殺菌(40)または滅菌(40、50)しており、図4の食品加工ラインは、両方を行うことができる。
図4に例示された食品加工ライン(40)は、食品(11)、特にミルク、ジュース、豆乳またはそのような類似の製品を滅菌するのに特に適切である。しかし、上で詳述したように、プロセス装置のわずかな変更で、食品加工ライン(40)は、食品加工ライン(40)に対して本発明の方法を実行しながら食品(11)を低温殺菌するのに等しく適切になる。
図5は、以下に記載される実験を行なうために使用された食品加工ライン(50)について詳述する。明瞭にするために、CIPシステムおよびCIP入口弁(134、234)は、詳述されていないが、これらは、図3および図4に詳述された通りである。
a)複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)を備える食品加工ライン(30)を設けるステップであって、複数のプロセス要素(13、23)の少なくとも第1および第2のプロセス要素が実質的に同様である、ステップと、
b)食品(11)が食品加工ライン(30)および複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)を物質流として横切ることができるように食品加工ライン(30)を配置し、これによって食品処理プロセスにおいて食品(11)を処理された製品(15)に変換するステップと、
c)プロセス要素の第1のシーケンス(I)上に複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)のうちの少なくとも1つの第1のプロセス要素(13)を配置するステップであって、第1のシーケンス(I)が第1のシーケンス(I)への入口点に配置された入口弁(133)および第1のシーケンス(I)への出口点に配置された出口弁(135)をさらに備え、少なくとも1つの第1のプロセス要素(13)が、入口弁(133)と出口弁(135)との間に配置され、入口弁および出口弁(133、135)の配置が、入口弁および出口弁(133、135)を開閉することによって、第1のシーケンス(I)を、食品加工ライン(30)の動作中に食品加工ライン(30)および食品(11)の物質流に対して弁開閉することができるように食品加工ライン(30)上に配置されている、ステップと、
d)プロセス要素の並列のシーケンス(III)上に複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)のうちの少なくとも1つの第2のプロセス要素(23)を配置するステップであって、並列のシーケンス(III)が並列のシーケンス(III)への入口点に配置された入口弁(233)および並列のシーケンス(III)への出口点に配置された出口弁(235)をさらに備え、少なくとも1つの第2のプロセス要素(23)が、入口弁(233)と出口弁(235)との間に配置され、入口弁および出口弁(233、235)の配置が、入口弁および出口弁(233、235)を開閉することによって、並列のシーケンス(III)を、食品加工ライン(30)の動作中に食品加工ライン(30)および食品(11)の物質流に対して弁開閉することができるように食品加工ライン(30)上に配置されている、ステップと、
e)プロセス要素の第1のシーケンス(I)およびプロセス要素の並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)上に並列に配置し、それにより、食品加工ライン(30)の動作中の食品(11)の物質流が、シーケンス(I、III)の一方を食品加工ライン(30)から弁遮断したときに、もう一方を通ることができる、ステップと、
f)それぞれの各シーケンス(I、III)上の入口弁(133、233)と出口弁(135、235)との間で、プロセス要素の各シーケンス(I、III)上にそれぞれ配置されたCIP入口弁(134、234)およびCIP出口弁(136、236)を、プロセス要素の2つのシーケンス(I、III)のそれぞれにさらに設けるステップであって、それぞれの第1または第2のプロセス要素(13、23)がそれぞれのCIP入口弁(134、234)とそれぞれのCIP出口弁(136、236)との間に配置されている、ステップと、を含み、
本方法は、
g)食品加工ライン(30)上で食品処理プロセスを実行する前に、プロセス要素の並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)から弁遮断し、プロセス要素の第1のシーケンス(I)を食品(11)の物質流を通過させるために開放したままにしておくステップと、
h)食品加工ライン(30)上で食品処理プロセスを実行し、これによって食品処理プロセスにおいて食品(11)を処理された製品(15)に変換するステップと、
i)食品処理プロセスを実行した時間の後に、食品処理プロセスの実行中に同時に、物質流を第1のシーケンス(I)の通過から並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、第1のシーケンス(I)を食品加工ライン(30)から弁遮断し、同時に、並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)に開放することによって、第1のシーケンス(I)を、食品処理プロセスの実行中に同時に、食品加工ライン(30)の並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
j)第1のシーケンス(I)を食品加工ライン(30)から弁遮断している間に、第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、をさらに含む。
一実施形態において、食品加工ライン(30)が停止されるまでおよび/または食品処理プロセスが終了するまで、ステップi)およびj)が繰り返される方法。
一実施形態において、食品加工ライン(30)が120℃を上回る温度で食品を処理または滅菌するための熱処理システムである方法。
一実施形態において、食品加工ライン(30)において、食品(11)が、第1または並列のシーケンス(I、III)のいずれかで高温処理にかけられる前に最初にプレヒータ(12)で予熱される方法。
一実施形態において、複数のプロセス要素(13、23)の第1のプロセス要素および第2のプロセス要素が、第1の最終ヒータ(13)および第2の最終ヒータ(23)である方法。
a)複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)を備える食品加工ライン(30)を設けるステップであって、複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)が、プレヒータ(12)、第1の直接水蒸気ヒータ(13)、第2の直接水蒸気ヒータ(23)、およびフラッシュクーラ(14)を備え、直接水蒸気ヒータ(13、23)が実質的に同様であり、プレヒータ(12)、直接水蒸気ヒータ(13、23)、およびフラッシュクーラ(14)が、食品加工ライン(30)上に連続して配置され、直接水蒸気ヒータ(13、23)がプレヒータ(12)の後であるがフラッシュクーラ(14)の前に配置されている、ステップと、
b)ミルク派生品(11)が物質流として食品加工ライン(30)および複数の連続して流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)を横切ることができるように食品加工ライン(30)を配置し、これによって高温のミルク派生品滅菌プロセスにおいてミルク派生品(11)を熱処理されたミルク派生品(15)に変換するステップと、
c)第1の直接水蒸気ヒータ(13)をプロセス要素の第1のシーケンス(I)上に配置するステップであって、第1のシーケンス(I)が第1のシーケンス(I)への入口点に配置された入口弁(133)および第1のシーケンス(I)への出口点に配置された出口弁(135)をさらに備え、第1の直接水蒸気ヒータ(13)が、入口弁(133)と出口弁(135)との間に配置され、入口弁および出口弁(133、135)の配置が、入口弁および出口弁(133、135)を開閉することによって、第1のシーケンス(I)を、食品加工ライン(30)の動作中に食品加工ライン(30)およびミルク派生品(11)の物質流に対して弁開閉することができるように食品加工ライン(30)上に配置されている、ステップと、
d)第2の直接水蒸気ヒータ(23)をプロセス要素の並列のシーケンス(III)上に配置するステップであって、並列のシーケンス(III)が、並列のシーケンス(III)への入口点に配置された入口弁(233)および並列のシーケンス(III)への出口点に配置された出口弁(235)をさらに備え、第2の直接水蒸気ヒータ(23)が、入口弁(233)と出口弁(235)との間に配置され、入口弁および出口弁(233、235)の配置が、入口弁および出口弁(233、235)を開閉することによって、並列のシーケンス(III)を、食品加工ライン(30)の動作中に食品加工ライン(30)およびミルク派生品(11)の物質流に対して弁閉鎖し、再び開放することができるように食品加工ライン(30)上に配置されている、ステップと、
e)プロセス要素の第1のシーケンス(I)およびプロセス要素の並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)上に並列に配置し、それにより、食品加工ライン(30)の動作中のミルク派生品(11)の物質流が、シーケンス(I、III)の一方を食品加工ライン(30)から弁遮断したときに、もう一方を通ることができる、ステップと、
f)それぞれの各シーケンス(I、III)上の入口弁(133、233)と出口弁(135、235)との間で、プロセス要素の各シーケンス(I、III)上にそれぞれ配置されたCIP入口弁(134、234)およびCIP出口弁(136、236)を、プロセス要素の2つのシーケンス(I、III)のそれぞれにさらに設けるステップであって、それぞれの第1または第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)がそれぞれのCIP入口弁(134、234)とそれぞれのCIP出口弁(136、236)との間に配置されている、ステップと、
を含む定置洗浄手順中に食品加工ライン(30)を動作させる方法が開示され、
本方法は、
g)食品加工ライン(30)上で高温のミルク派生品滅菌プロセスを実行する前に、プロセス要素の並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)から弁遮断し、プロセス要素の第1のシーケンス(I)をミルク派生品(11)の物質流を通過させるために開放したままにしておくステップと、
h)食品加工ライン(30)上で高温のミルク派生品滅菌プロセスを実行し、これによって高温のミルク派生品滅菌プロセスにおいてミルク派生品(11)を熱処理されたミルク派生品(15)に変換するステップと、
i)高温のミルク派生品滅菌プロセスを実行した時間の後に、高温のミルク派生品滅菌プロセスの実行中に同時に、物質流を第1のシーケンス(I)の通過から並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、第1のシーケンス(I)を食品加工ライン(30)から弁遮断し、同時に、並列のシーケンス(III)を食品加工ライン(30)に開放することによって、第1のシーケンス(I)を、高温のミルク派生品滅菌プロセスの実行中に同時に、食品加工ライン(30)の並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
j)第1のシーケンス(I)を食品加工ライン(30)から弁遮断している間に、第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、
をさらに含む。
図6および図7は、本発明の概念のさらなる発展形態を詳述する。
しかしながら、図7に詳述された設定は、容易にこれにも適応することができる。そのような共有された設定では、2つの生産ライン(I、V)の処理温度が異なる温度を必要とする場合に、プレヒータ(12、32)は、異なることができ、または、システム要件が許せば、それらを単一ユニットへ組み合わせることができる。
− 前記食品滅菌ライン(40、50)上のプロセス要素の第1の滅菌シーケンス(I)および並列の滅菌シーケンス(III)上にそれぞれ動作可能に並列に配置された、ポンプ輸送可能な食品(11)を120〜160℃の温度で滅菌するための第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を備え、それにより、前記第2の直接水蒸気ヒータ(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に対して、それぞれ弁(234、235)開閉するときに、前記第1の直接水蒸気ヒータ(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(40、50)に対して逆に弁(133、135)開閉することができる、複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(42、52、13、23、44、54)であって、
− 前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を食品滅菌ライン(40、50)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
− 前記それぞれのシーケンス(I、III)が、前記それぞれの入口弁(134、234)および出口弁(136、236)において前記食品滅菌ライン(40、50)から分流し、再結合する、
プロセス要素(42、52、13、23、44、54)を備え、
− 前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)から分流する前に、前記シーケンス(I、III)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたプレヒータ(42、52)と、
− 前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)と再結合した後に、前記シーケンス(I、III)の下流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたフラッシュクーラ(44、54)と、
をさらに備える、
食品滅菌ライン(40、50)において、
一方のシーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能なときに、もう一方のシーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能ではない、ことを特徴とする、
食品滅菌ライン(40、50)も開示される。
食品滅菌ライン(40、50)のさらなる実施形態では、食品滅菌ライン(40、50)は、前記プレヒータ(42、52)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置された供給タンク(41、51)をさらに備える。
食品滅菌ライン(40、50)のさらなる実施形態では、食品滅菌ライン(40、50)は、前記食品滅菌ライン(40、50)の下流端に配置された充填ステーション(45、55)をさらに備える。
食品滅菌ライン(40、50)の他の実施形態については、食品滅菌ライン(40、50)は、図4および図5の議論においてより詳細に詳述され、本発明の例示的な食品滅菌ライン(40、50)およびその実施形態が論じられた。
試験の目的は、連続的な滅菌生産中に1つの直接水蒸気最終ヒータまたはDSIインジェクタ(直接水蒸気インジェクション)から別の直接水蒸気最終ヒータに変更する間に、無菌試料を提供する実現可能性を証明することであった。
1つの共通のプレヒータおよび並列する2つの最終の直接水蒸気ヒータを有する完全な滅菌ライン(図5のような)は、1つの共通のフラッシュ冷却容器へ、さらに滅菌冷却熱交換器、および滅菌包装機に送り込む。滅菌試験のためのミルク試料は、包装機によって包装された試料から採取された。
12kgの脱脂粉乳(Arla Foods)を100kgの水道水(55℃)(Flex−Mix Liquiverter)に溶解し、30分間水和させた。対照試料は、加工ラインを通過させる前に除去された。
滅菌は、第2のインジェクタへのアクセスを拒否しながら、ミルクを第1のインジェクタ(DSI)を通過させることによって145℃で実行され、その後、第1のインジェクタへのアクセスを拒否しながら、第2のインジェクタを流路に切り替え、ミルクを第2のインジェクタで、145℃で滅菌した。ミルクは、各インジェクタを25分間通過した。
本試験は、連続的な無菌ミルク生産中に無菌性を全体的に失うことなく2つの滅菌ライン間のインライン切替えの実現可能性を証明した。
(例2)
例1の実験を実行した後にインラインの洗浄手順を試験するために例1の試験プラントを使用した。
アルカリ液(27.5%のNaOH)を70℃でプロセス水と混合して2.5%のアルカリ溶液とした。このCIP溶液をCIP手順で洗浄剤を供給するためのバランスタンクに注いだ。
第1の試験では、CIP溶液が例1の第1のDSIインジェクタを通して55℃および150リットル/時でポンプ輸送され、CIP溶液の導電率が、第1のDSIインジェクタを備える生産ラインのシーケンスからのCIP溶液の出口の点で測定された。
出口でのCIP溶液が純粋な2.5%のアルカリ溶液の導電率に戻る時間は、90秒であり、3.75リットルのCIP溶液が最初の導電率に戻る前に第1のDSIインジェクタを備える生産ラインのシーケンスを通ってポンプ輸送されたことに相当する。
出口でのCIP溶液が純粋な2.5%のアルカリ溶液の導電率に戻る時間は、300秒であり、12.5リットルのCIP溶液が最初の導電率に戻る前に第2のDSIインジェクタを備える生産ラインを通ってポンプ輸送されたことに相当する。
本発明の方法に従うことで、洗浄時間およびCIP溶液の消費は両方とも、従来技術の解決法よりも3.3倍改善された。
特許請求の範囲で使用されるような「備える」という用語は、他の要素またはステップを排除しない。特許請求の範囲で使用されるような「1つの(a)」または「1つの(an)」という用語は、複数を排除しない。単一のプロセッサまたは他のユニットは、特許請求の範囲で列挙された、いくつかの手段の機能を満たすことができる。
本発明は、例示を目的として詳細に記載されたが、そのような詳述は、その目的のためだけであり、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって変形を行うことが可能であることを理解されたい。
本発明は、以下の事項を含んでいるともいえる。
[付記1]
食品処理プロセスにおいてポンプ輸送可能な食品(11)の物質流を、処理された製品(15)に変換しながら、定置洗浄手順中に食品加工ライン(30、40、50、60、70)を動作させる方法であって、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、
− 複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)であり、前記複数のプロセス要素のうちの少なくとも第1のプロセス要素(13)および第2の実質的に同様のプロセス要素(23)がそれぞれ、前記食品加工ライン(30)上のプロセス要素の第1のシーケンス(I)および並列のシーケンス(III)上に並列に配置され、それにより、前記第2の実質的に同様のプロセス要素(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に対して、それぞれ弁(233、235)開閉するときに、前記第1の実質的に同様のプロセス要素(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)に対して逆に弁(133、135)開閉することができる、プロセス要素(12、13、23、14)で、− 前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を前記食品加工ライン(30)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
− 前記シーケンス(I、III)が、それぞれ前記入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)から分流し、再結合する、
プロセス要素(12、13、23、14)を備え、
a)前記食品加工ライン(30)上で食品処理プロセスを実行する前に、プロセス要素の前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)から弁(233、235)遮断し、前記食品(11)の物質流を通過させるためにプロセス要素の前記第1のシーケンス(I)を開放(133、135)したままにしておくステップと、
b)前記食品処理プロセスを前記食品加工ライン(30)上で実行し、これによって前記食品処理プロセスにおいて前記食品(11)を処理された製品(15)に変換するステップと、
c)前記食品処理プロセスを実行した時間の後に、前記食品処理プロセスの実行中に同時に、前記物質流を前記第1のシーケンス(I)の通過から前記並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)から弁(133、135)遮断し、同時に、前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に開放(233、235)することによって、前記第1のシーケンス(I)を、食品加工ライン(30)において前記並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
d)前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)から弁遮断している間に、前記第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、
を含む方法。
[付記2]
前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が停止されるまでおよび/または前記食品処理プロセスが終了するまで、ステップc)およびd)が繰り返される、付記1に記載の方法。
[付記3]
前記複数のプロセス要素(13、23)の前記第1のプロセス要素および前記実質的に同様の第2のプロセス要素が、第1の最終ヒータ(13)および第2の最終ヒータ(23)である、付記1または付記2のいずれかに記載の方法。
[付記4]
前記第1の最終ヒータ(13)および前記第2の最終ヒータ(23)が、両方とも直接水蒸気ヒータである、付記3に記載の方法。
[付記5]
前記最終ヒータ(13a、23a)が独立して保持セル(13b、23b)で増強されている、付記3または4に記載の方法。
[付記6]
前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、前記第1および前記並列のシーケンス(I、III)が前記食品加工ラインから分流する前に、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)上に配置された少なくとも1つのプレヒータ(12、32)をさらに備える、付記1から5のいずれか1項に記載の方法。
[付記7]
前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、前記第1および前記並列のシーケンス(I、III)が前記食品加工ラインと再結合した後に、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)上に配置された少なくとも1つのクーラ(14、44、54)をさらに備える、付記1から6のいずれか1項に記載の方法。
[付記8]
前記クーラ(14)がフラッシュクーラ(14)、あるいは1つまたは複数の間接クーラ(441、541、542)で増強されたフラッシュクーラ(14)である、付記7に記載の方法。
[付記9]
充填ステーション(45、55)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された最終プロセス要素である、付記1から8のいずれか1項に記載の方法。
[付記10]
供給タンク(41、51)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された前記第1のプロセス要素である、付記1から9のいずれか1項に記載の方法。
[付記11]
前記弁(133、233)および/または前記弁(135、235)が対で単一の三方弁(58)に一体化されている、付記1から10のいずれか1項に記載の方法。
[付記12]
前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、液状食品(11)を低温殺菌または滅菌するための熱処理食品加工ラインである、付記1から11のいずれか1項に記載の方法。
[付記13]
前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)において、前記食品(11)が最初にプレヒータ(12)で予熱され、続いて、前記第1または前記並列のシーケンス(I、III)のいずれかにおいて高温処理にさらされる、付記1から12のいずれか1項に記載の方法。
[付記14]
前記食品(11)が、それぞれの前記第1または並列のシーケンス(I、III)において、最初にプレヒータ(12、32)で低温殺菌温度にさらされ、続いて120℃を上回る滅菌高温処理にさらされる、付記1から13のいずれか1項に記載の方法。
[付記15]
食品滅菌プロセスにおいてポンプ輸送可能な食品(11)の物質流を、滅菌された製品(15)に変換しながら、定置洗浄手順中に食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)を動作させる方法であって、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)が、
− 前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上のプロセス要素の第1のシーケンス(I)および並列のシーケンス(III)上にそれぞれ並列に配置された、ポンプ輸送可能な食品(11)を120〜160℃の温度で滅菌するための第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を備え、それにより、前記第2の直接水蒸気ヒータ(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)に対して、それぞれ弁(233、235)開閉するときに、前記第1の直接水蒸気ヒータ(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)に対して逆に弁(133、135)開閉することができる、複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)であって、
− 前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
− 前記それぞれのシーケンス(I、III)が、前記それぞれの入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品滅菌ライン(30)から分流し、再結合する、
プロセス要素(12、13、23、14)を備え、
a)前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上で食品滅菌プロセスを実行する前に、プロセス要素の前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁(233、235)遮断し、プロセス要素の前記第1のシーケンス(I)を前記食品(11)の物質流を通過させるために開放(133、135)したままにしておくステップと、
b)前記第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を120℃〜160℃の温度で動作させることによって、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上で前記食品滅菌プロセスを実行し、これによって、前記食品滅菌プロセスにおいて前記前記食品(11)を滅菌された製品(15)に変換するステップと、
c)前記食品処理プロセスを実行した時間の後に、前記食品滅菌プロセスの実行中に同時に、前記物質流を前記第1のシーケンス(I)の通過から前記並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30)から弁(133、135)遮断し、同時に、前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30)に開放(233、235)することによって、前記第1のシーケンス(I)を、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)において前記並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
d)前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁遮断している間に、前記第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、
を含む方法。
[付記16]
前記ポンプ輸送可能な食品(11)を滅菌する間に、前記第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を120℃〜160℃の温度で0.5〜10秒の時間動作させる、付記15に記載の定置洗浄手順中に食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)を動作させる方法。
[付記17]
前記第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)が直接水蒸気ヒータ(13a、23a)と保持セル(13b、23b)との組合せを備える、付記15または付記16のいずれかに記載の方法。
[付記18]
前記直接水蒸気ヒータ(13a、23a)での加熱時間が2秒未満であり、前記保持セル(13b、23b)での保持時間が1秒〜約10秒である、付記17に記載の方法。
[付記19]
前記ポンプ輸送可能な食品(11)がミルク、ミルク派生品、ジュース、野菜液状食品、豆乳、スープ、および/またはデザートである、付記1から18のいずれか1項に記載の方法。
[付記20]
− 前記食品滅菌ライン(40、50)上のプロセス要素の第1の滅菌シーケンス(I)および並列の滅菌シーケンス(III)上にそれぞれ動作可能に並列に配置された、ポンプ輸送可能な食品(11)を120〜160℃の温度で滅菌するための第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を備え、それにより、前記第2の直接水蒸気ヒータ(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に対して、それぞれ弁(233、235)開閉するときに、前記第1の直接水蒸気ヒータ(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(40、50)に対して逆に弁(133、135)開閉することができる、複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(42、52、13、23、44、54)であって、
− 前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を食品滅菌ライン(40、50)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
− 前記それぞれのシーケンス(I、III)が、前記それぞれの入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品滅菌ライン(40、50)から分流し、再結合する、
プロセス要素(42、52、13、23、44、54)を備え、
− 前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)から分流する前に、前記シーケンス(I、III)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたプレヒータ(42、52)と、
− 前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)と再結合した後に、前記シーケンス(I、III)の下流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたフラッシュクーラ(44、54)と、
をさらに備える、
食品滅菌ライン(40、50)において、
一方のシーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能なときに、もう一方のシーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能ではない、
ことを特徴とする、食品滅菌ライン(40、50)。
[付記21]
前記プレヒータ(42、52)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置された供給タンク(41、51)をさらに備える、付記20に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
[付記22]
前記食品滅菌ライン(40、50)の下流端に配置された充填ステーション(45、55)をさらに備える、付記20または付記21のいずれかに記載の食品滅菌ライン(40、50)。
[付記23]
前記フラッシュクーラ(44、54)の後の、および存在する場合は、前記充填ステーション(45、55)の前の前記食品滅菌ライン(40、50)上に配置された少なくとも1つの間接クーラ(441、541、542)をさらに備える、付記20から22のいずれか1項に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
[付記24]
付記1から19のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコントローラをさらに備える、付記20から23のいずれか1項に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
Claims (19)
- 食品処理プロセスにおいてポンプ輸送可能な食品(11)の物質流を、処理された製品(15)に変換しながら、定置洗浄手順中に食品加工ライン(30、40、50、60、70)を動作させる方法であって、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、
−複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)であり、前記複数のプロセス要素のうちの少なくとも第1のプロセス要素および第2の実質的に同様のプロセス要素(13、23)がそれぞれ、前記食品加工ライン(30)上のプロセス要素の第1のシーケンス(I)および並列のシーケンス(III)上に並列に配置され、それにより、前記第2の実質的に同様のプロセス要素(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に対して弁(233、235)開閉するときに、前記第1の実質的に同様のプロセス要素(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)に対してそれぞれ逆に弁(133、135)開閉することができる、プロセス要素(12、13、23、14)を備え、
−前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を前記食品加工ライン(30)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
−前記シーケンス(I、III)が、それぞれ前記入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)から分流し、再結合し、
前記方法が、
a)前記食品加工ライン(30)上で食品処理プロセスを実行する前に、プロセス要素の前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)から弁(233、235)遮断し、前記食品(11)の物質流を通過させるためにプロセス要素の前記第1のシーケンス(I)を開放(133、135)したままにしておくステップと、
b)前記食品を125℃〜150℃で1〜9秒間処理することにより前記食品処理プロセスを前記食品加工ライン(30)上で実行し、これによって前記食品処理プロセスにおいて前記食品(11)を処理された製品(15)に変換するステップと、
c)前記食品処理プロセスを実行した時間の後に、前記食品処理プロセスの実行中に同時に、前記物質流を前記第1のシーケンス(I)の通過から前記並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)から弁(133、135)遮断し、同時に、前記並列のシーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に開放(233、235)することによって、前記第1のシーケンス(I)を、食品加工ライン(30)において前記並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
d)前記第1のシーケンス(I)を前記食品加工ライン(30)から弁遮断している間に、前記第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、
を含み、
前記複数のプロセス要素(13、23)の前記第1のプロセス要素および前記実質的に同様の第2のプロセス要素が、第1の最終ヒータ(13)および第2の最終ヒータ(23)であり、前記第1の最終ヒータ(13)および前記第2の最終ヒータ(23)が、両方とも直接水蒸気ヒータであり、前記前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、更に、前記第1および前記並列のシーケンス(I、III)が前記食品加工ラインと再結合した後に、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)上に配置された少なくとも1つのクーラ(14、44、54)をさらに備え、前記クーラ(14)がフラッシュクーラ(14)、あるいは1つまたは複数の間接クーラ(441、541、542)で増強されたフラッシュクーラ(14)である、方法。 - 前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が停止されるまでおよび/または前記食品処理プロセスが終了するまで、ステップc)およびd)が繰り返される、請求項1に記載の方法。
- 前記最終ヒータ(13a、23a)が独立して保持セル(13b、23b)で増強されている、請求項1または2に記載の方法。
- 前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、前記第1および前記並列のシーケンス(I、III)が前記食品加工ラインから分流する前に、前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)上に配置された少なくとも1つのプレヒータ(12、32)をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
- 充填ステーション(45、55)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された最終プロセス要素である、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 供給タンク(41、51)が前記食品加工ライン(40、50)上に配置された最初のプロセス要素である、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記弁(133、233)および/または前記弁(135、235)が対で単一の三方弁(58)に一体化されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記食品加工ライン(30、40、50、60、70)が、液状食品(11)を殺菌または滅菌する、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記食品(11)が最初にプレヒータ(12)で予熱され、続いて、前記第1または前記並列のシーケンス(I、III)のいずれかにおいて高温処理にさらされる、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記食品(11)が、前記第1または並列のシーケンス(I、III)において、それぞれ最初にプレヒータ(12、32)で殺菌温度にさらされ、続いて120℃を上回る滅菌高温処理にさらされる、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
- 食品滅菌プロセスにおいてポンプ輸送可能な食品(11)の物質流を、滅菌された製品(15)に変換しながら、定置洗浄手順中に食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)を動作させる方法であって、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)が、
−前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上のプロセス要素の第1のシーケンス(I)および並列のシーケンス(III)上にそれぞれ並列に配置された、ポンプ輸送可能な食品(11)を120〜160℃の温度で滅菌するための第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を備え、それにより、前記第2の直接水蒸気ヒータ(23)を備える前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)に対して弁(233、235)開閉するときに、前記第1の直接水蒸気ヒータ(13)を備える前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)に対してそれぞれ逆に弁(133、135)開閉することができる、複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(12、13、23、14)を備え、
−前記2つのシーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれのシーケンス(I、III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれのシーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
−前記それぞれのシーケンス(I、III)が、前記それぞれの入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品滅菌ライン(30)から分流し、再結合し、
前記方法が、
a)前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上で食品滅菌プロセスを実行する前に、プロセス要素の前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁(233、235)遮断し、プロセス要素の前記第1のシーケンス(I)を前記食品(11)の物質流を通過させるために開放(133、135)したままにしておくステップと、
b)前記第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を120℃〜160℃の温度で0.5〜10秒間動作させることによって、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上で前記食品滅菌プロセスを実行し、これによって、前記食品滅菌プロセスにおいて前記食品(11)を滅菌された製品(15)に変換するステップと、
c)前記食品滅菌プロセスを実行した時間の後に、前記食品滅菌プロセスの実行中に同時に、前記物質流を前記第1のシーケンス(I)の通過から前記並列のシーケンス(III)の通過へ切替え、これによって、前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30)から弁(133、135)遮断し、同時に、前記並列のシーケンス(III)を前記食品滅菌ライン(30)に開放(233、235)することによって、前記第1のシーケンス(I)を、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)において前記並列のシーケンス(III)に置き換えるステップと、
d)前記第1のシーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)から弁遮断している間に、前記第1のシーケンス(I)に対する定置洗浄手順を実行するステップと、
を含み、
前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)が、前記第1および前記並列のシーケンス(I、III)が前記食品滅菌ラインと再結合した後に、前記食品滅菌ライン(30、40、50、60、70)上に配置された少なくとも1つのクーラ(14、44、54)をさらに備え、前記クーラ(14)がフラッシュクーラ(14)、あるいは1つまたは複数の間接クーラ(441、541、542)で増強されたフラッシュクーラ(14)である、方法。 - 前記第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)が直接水蒸気ヒータ(13a、23a)と保持セル(13b、23b)との組合せを備える、請求項11に記載の方法。
- 前記直接水蒸気ヒータ(13a、23a)での加熱時間が2秒未満であり、前記保持セル(13b、23b)での保持時間が1秒〜約10秒である、請求項12に記載の方法。
- 前記ポンプ輸送可能な食品(11)がミルク、ミルク派生品、ジュース、野菜液状食品、豆乳、スープ、および/またはデザートである、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
- −食品滅菌ライン(40、50)上のプロセス要素の第1の滅菌シーケンス(I)および並列の滅菌シーケンス(III)上にそれぞれ動作可能に並列に配置された、ポンプ輸送可能な食品(11)を120〜160℃の温度で0.5秒〜10秒間滅菌するための第1および第2の直接水蒸気ヒータ(13、23)を備え、それにより、前記第2の直接水蒸気ヒータ(23)を備える前記並列の滅菌シーケンス(III)を前記食品加工ライン(30)に対して弁(233、235)開閉するときに、前記第1の直接水蒸気ヒータ(13)を備える前記第1の滅菌シーケンス(I)を前記食品滅菌ライン(40、50)に対してそれぞれ逆に弁(133、135)開閉することができる、複数の動作可能に連続して配置された、流体接続されたプロセス要素(42、52、13、23、44、54)を備える食品滅菌ライン(40、50)であって、
−前記2つの滅菌シーケンス(I、III)のそれぞれが、前記それぞれの滅菌シーケンス(I、III)を食品滅菌ライン(40、50)から弁遮断している間に定置洗浄手順で使用するための洗浄剤をそれぞれの滅菌シーケンス(I、III)に出し入れ可能にするための、滅菌シーケンス(I;III)上のすべてのプロセス要素(13、23)のまわりに配置された入口弁(134、234)および出口弁(136、236)を備え、
−前記それぞれの滅菌シーケンス(I、III)が、前記それぞれの入口弁(133、233)および出口弁(135、235)において前記食品滅菌ライン(40、50)から分流し、再結合し、
前記食品滅菌ライン(40、50)が、更に、
−前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)から分流する前に、前記滅菌シーケンス(I、III)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたプレヒータ(42、52)と、
−前記シーケンスが前記食品滅菌ライン(40、50)と再結合した後に、前記第1及び並列の滅菌シーケンス(I、III)の下流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置されたフラッシュクーラ(44、54)と、
を備え、
一方の前記滅菌シーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能なときに、前記第1及び並列のもう一方のシーケンス(I、III)が食品滅菌プロセスのための動作可能な滅菌シーケンスとして利用可能ではない、
ことを特徴とする、食品滅菌ライン(40、50)。 - 前記プレヒータ(42、52)の上流の前記食品滅菌ライン(40、50)上に動作可能に配置された供給タンク(41、51)をさらに備える、請求項15に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
- 前記食品滅菌ライン(40、50)の下流端に配置された充填ステーション(45、55)をさらに備える、請求項15または請求項16のいずれかに記載の食品滅菌ライン(40、50)。
- 前記フラッシュクーラ(44、54)の後の、および存在する場合は、前記充填ステーション(45、55)の前の前記食品滅菌ライン(40、50)上に配置された少なくとも1つの間接クーラ(441、541、542)をさらに備える、請求項15から17のいずれか1項に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコントローラをさらに備える、請求項15から18のいずれか1項に記載の食品滅菌ライン(40、50)。
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