JP2018029533A - 製品熱処理装置、圧力調整方法、圧力調整装置 - Google Patents

製品熱処理装置、圧力調整方法、圧力調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製品熱処理装置の熱交換器における、熱媒体または未処理製品の混入による製品不良の発生を抑制する。【解決手段】熱交換器Aと加圧手段Dと圧力制御部21とを有する製品熱処理装置10において、熱交換器Aは、加熱される製品または熱処理後の製品が通流する製品通流路Bと、製品と熱交換する熱媒体が通流する熱媒体通流路Cとを有し、加圧手段Dは、製品通流路Bまたは製品通流路Bに接続される配管に対して製品または気体を注入し、圧力制御部21は、熱交換器Aにて製品通流路Bにおける製品の通流が停止している際に、加圧手段Dを動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる。【選択図】図4

Description

本発明は、食品等の流動性の製品に対して熱処理を行う製品熱処理装置、当該製品熱処理装置にて行われる圧力調整方法、および製品熱処理装置に適用される圧力調整装置に関する。
飲料や調味料等の流動性を有する食品に対し殺菌等の熱処理を施す装置として、熱交換器を用いた装置が知られている。例えば特許文献1の装置では、プレート式の熱交換器が用いられる。プレート式熱交換器は、プレート間に被処理液と加熱媒体との交互流路を形成して、加熱媒体との熱交換により被処理液を加熱するものである。
特開平01−199568号公報
上述のプレート式熱交換器やチューブ式の熱交換器では、被処理液や熱媒体の流路はステンレス等の金属材料により形成されることが多い。材料としては耐食性に優れたものが用いられるが、被処理液や熱媒体との接触により腐食して穴(ピンホール等)が生じる場合がある。そうすると、穴からの液漏れにより、殺菌後の被処理液に殺菌前の被処理液が混入したり、被処理液に熱媒体が混入して、製品不良を引き起こす虞がある。
特許文献1のプレート式殺菌装置では、運転時の圧力条件を制御して、加熱媒体や第3媒体の被処理液への混入を抑制している。具体的には、送液ポンプの送液圧と背圧バルブの開度を調整することにより、加熱セクションでは加熱媒体の圧力を被処理液の圧力よりも低くし、冷却セクションおよび予熱セクションでは第3媒体の圧力を被処理液の圧力よりも低くしている。
しかし特許文献1の装置では、運転停止後など、被処理液や熱媒体が通流していない状態については考慮されていない。例えば装置の運転が停止して送液ポンプからの送液圧がゼロになった後では、もはや加熱媒体や被処理液の圧力は制御されない。そうすると、装置の温度が低下するにれて圧力が変化して、加熱媒体の圧力が被処理液の圧力よりも高くなり、加熱媒体が穴から漏れて被処理液へ混入する虞がある。
またこのような殺菌装置に、未殺菌の被処理液を冷却するための熱交換器(未殺菌冷却セクション)が設けられる場合がある。これは、ボイラ等の不具合で加熱媒体が所定の殺菌温度まで加熱できない場合に、加熱セクションを通流した被処理液を冷却するための熱交換器である。通常の殺菌処理が行われている間は、この熱交換器には被処理液も熱媒体も通流しない。そうすると、熱媒体側の圧力が被処理液側の圧力よりも大きくなった場合、熱媒体が穴から漏れて被処理液に混入する虞がある。一方、未殺菌冷却セクションが稼働している間は、上述した冷却セクションや予熱セクションでは被処理液の通流は停止するから、同様に混入が発生する虞がある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品熱処理装置の熱交換器における、熱媒体または未処理製品の混入による製品不良の発生を抑制することにある。
上記目的を達成するための製品熱処理装置の特徴構成は、熱交換器と加圧手段と圧力制御部とを有する製品熱処理装置において、
前記熱交換器は、
加熱される製品または熱処理後の製品が通流する製品通流路と、
前記製品と熱交換する熱媒体が通流する熱媒体通流路とを有し、
前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、
前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
上記の特徴構成によれば、加圧手段は、製品通流路または製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、圧力制御部は、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際に、加圧手段を動作させて熱交換器の製品通流路の圧力を増加させるから、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際の熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。ここで「熱媒体」とは、製品通流路を流れる製品と熱交換する対象であって、例えば系外から導入される冷媒・熱媒や、熱処理の前の製品等が該当する。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記熱交換器としての製品熱処理部および未処理品冷却部を有し、
前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
前記未処理品冷却部は、前記通常運転を行わない際に、前記製品熱処理部の前記製品通流路を通流した製品を冷却し、
前記圧力制御部は、前記通常運転を行う際に、前記加圧手段を動作させて前記未処理品冷却部の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
上記の通り構成された製品熱処理装置では、通常運転を行う間、未処理品冷却部において熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制する。すなわち上記の特徴構成によれば、圧力制御部は、通常運転を行う際に、加圧手段を動作させて未処理品冷却部の製品通流路の圧力を増加させるから、未処理品冷却部における熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記熱交換器としての製品熱処理部および製品熱交換部を有し、
前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
前記製品熱交換部は、前記製品熱処理部に供給される製品と、前記製品熱処理部で熱処理された製品とを熱交換させて、前記製品熱処理部に供給される製品の予熱を行い、
前記圧力制御部は、前記通常運転を行わない際に、前記加圧手段を動作させて、前記製品熱交換部の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
上記の通り構成された製品熱処理装置では、通常運転を行わない間、製品熱交換部において熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入。すなわち上記の特徴構成によれば、圧力制御部は、通常運転を行わない際に、加圧手段を動作させて、製品熱交換部の製品通流路の圧力を増加させるから、製品熱交換部における熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記熱交換器としての製品熱処理部および製品冷却部を有し、
前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
前記製品冷却部は、前記製品熱処理部で熱処理された製品に対して冷却を行い、
前記圧力制御部は、前記通常運転を行わない際に、前記加圧手段を動作させて、前記製品冷却部の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
上記の通り構成された製品熱処理装置では、通常運転を行わない間、製品冷却部において熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制する。すなわち上記の特徴構成によれば、圧力制御部は、通常運転を行わない際に、加圧手段を動作させて、製品冷却部の製品通流路の圧力を増加させるから、製品熱交換部における熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記製品が醤油であり、前記圧力制御部は、前記製品熱処理装置の運転が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
一日の操業を終えて製品熱処理装置の運転を終了する際には、製品熱処理装置から製品が除去され、熱交換器等が洗浄される。しかし製品熱処理装置で処理される製品が醤油である場合、醤油は常温保存でも腐敗する可能性が低いため、熱処理装置の運転を停止している際に、製品熱処理装置の内部に製品が充填されたままにされる場合がある。そうすると、熱交換器において熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入が発生する虞がある。上記の特徴構成によれば、圧力制御部は、製品熱処理装置の運転が停止している際に、加圧手段を動作させて熱交換器の製品通流路の圧力を増加させるから、熱交換器における熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して不活性ガスを注入する点にある。
上記の特徴構成によれば、加圧手段は、製品通流路または製品通流路に接続される配管に対して不活性ガスを注入するから、製品の劣化が抑制され好適である。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して除菌エアを注入する点にある。
上記の特徴構成によれば、加圧手段は、製品通流路または製品通流路に接続される配管に対して除菌エアを注入するから、菌による製品の劣化が抑制され、低コストで製品通流路の圧力を増加を行うことができ好適である。
本発明に係る製品熱処理装置の別の特徴構成は、減圧手段を有し、
前記減圧手段は、前記熱媒体通流路または前記熱媒体通流路に接続される配管から気体または液体を排出させ、
前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記減圧手段を動作させて前記熱交換器の前記熱媒体通流路の圧力を減少させる点にある。
上記の特徴構成によれば、減圧手段は、熱媒体通流路または熱媒体通流路に接続される配管から気体または液体を排出させ、圧力制御部は、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際に、減圧手段を動作させて熱交換器の熱媒体通流路の圧力を減少させるから、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際の熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
上記目的を達成するための圧力調整方法の特徴構成は、製品熱処理装置において行われる圧力調整方法であって、
前記製品熱処理装置は、熱交換器と加圧手段と圧力制御部とを有し、
前記熱交換器は、加熱される製品または熱処理後の製品が通流する製品通流路と、前記製品と熱交換する熱媒体が通流する熱媒体通流路とを有し、
前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体が注入可能に構成されており、
前記熱交換器の前記製品通流路における製品の通流を停止する停止ステップと、
前記停止ステップの後で、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる圧力動作ステップとを有する点にある。
上記の特徴構成によれば、熱交換器の製品通流路における製品の通流を停止する停止ステップと、停止ステップの後で、加圧手段を動作させて熱交換器の製品通流路の圧力を増加させる圧力動作ステップとを有するから、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際の熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
上記目的を達成するための圧力調整装置の特徴構成は、熱交換器と加圧手段とを有する製品熱処理装置に取り付けられる圧力調整装置であって、前記加圧手段の動作を制御する圧力制御部を有しており、
前記加圧手段は、前記熱交換器において加熱される製品もしくは熱処理後の製品が通流する製品通流路、または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、
前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる点にある。
上記の特徴構成によれば、加圧手段は、熱交換器において加熱される製品もしくは熱処理後の製品が通流する製品通流路、または製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、圧力制御部は、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際に、加圧手段を動作させて熱交換器の製品通流路の圧力を増加させるから、熱交換器にて製品通流路における製品の通流が停止している際の熱媒体通流路から製品通流路への熱媒体の混入を抑制し、もって製品熱処理装置における混入による製品不良の発生を抑制することができる。
製品熱処理装置の構成を示す概略図 機器殺菌処理工程における製品熱処理装置の動作状態を示すフロー図 製品運転切替工程における製品熱処理装置の動作状態を示すフロー図 製品運転工程における製品熱処理装置の動作状態を示すフロー図 温度低下対応工程における製品熱処理装置の動作状態を示すフロー図 運転停止保管工程における製品熱処理装置の動作状態を示すフロー図
以下、図面を参照して、本実施形態に係る製品熱処理装置10について説明する。製品熱処理装置10は熱交換器Aを有し、熱交換器Aにて製品に対して熱処理を施す装置である。ここで「製品」は、例えば飲料や調味料等の流動性を有する食品である。「熱処理」は、例えば、菌が死滅する温度に製品を加熱する殺菌や、風味付けや調理等のために所定の温度に製品を加熱する処理(醤油の「火入れ」など)、容器への封入が可能な温度まで製品を冷却する処理等である。以下、「製品」が醤油であって、「熱処理」が醤油への火入れであるとして説明する。なお製品熱処理装置10は、後述するブースターポンプ11、ブロア13、各種の弁V1〜V15を制御する制御部20を有する。
熱交換器Aは、製品通流路Bおよび熱媒体通流路Cを有する。製品通流路Bは、加熱される製品または熱処理後の製品が通流する。熱媒体通流路Cは、製品と熱交換する熱媒体が通流する。熱交換器Aとしては、プレート式やチューブ式など、様々な形式のものを用いることができる。本実施形態に係る製品熱処理装置10は、製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3、および製品冷却部4の4つの熱交換器Aを有する。
ここで熱媒体通流路Cを通流する熱媒体としては、製品通流路の製品を加熱する熱媒(高温の湯水等)、冷却する冷媒(冷水等)が該当する。また熱媒体として、製品自体が用いられる場合がある。例えば後述する製品熱交換部2では、熱媒体通流路Cを、製品熱処理部1で熱処理がなされる前の製品が熱媒体として通流して、製品通流路Bを通流する製品と熱交換する。
製品熱処理部1では、製品に対して熱処理が行われる。詳しくは、製品通流路Bには配管L3から製品が供給され、熱媒体通流路Cに配管L8から高温の熱媒が供給され、熱交換が行われて、製品通流路Bの製品が所定の温度まで加熱される。
製品通流路Bの製品の圧力が、配管L3に設けられた圧力計P2により測定され、制御部20へ送信される。熱媒体通流路Cの熱媒の圧力が、配管L8に設けられた圧力計P6により測定され、制御部20へ送信される。
製品熱交換部2では、製品同士(熱処理前の製品と、熱処理後の製品)の熱交換が行われる。詳しくは、製品通流路Bに配管L4aから製品が供給される。この製品は、製品熱処理部1で熱処理された高温の製品である。そして熱媒体通流路Cに配管L2から、熱媒体としての製品が供給される。この製品は、製品入口から配管L1および配管L2を通って供給される製品であって、製品熱処理部1で熱処理される前の製品である。そして熱交換が行われて、製品通流路Bの製品が冷却され、熱媒体通流路Cの製品が加熱される。
製品通流路Bの製品の圧力が、配管L4aに設けられた圧力計P3により測定され、制御部20へ送信される。熱媒体通流路Cの熱媒の圧力が、配管L2に設けられた圧力計P1により測定され、制御部20へ送信される。
未処理品冷却部3では、製品に対して冷却が行われる。詳しくは、製品通流路Bに配管L5から製品が供給され、熱媒体通流路Cに配管L9から低温の冷媒が供給され、熱交換が行われて、製品通流路Bの製品が冷却される。この未処理品冷却部3は、製品熱処理部1にて適切な熱処理が行えない場合に、製品熱処理部1から流出した製品を冷却して製品供給元に戻すために、設けられている。
製品通流路Bの製品の圧力が、配管L5に設けられた圧力計P5により測定され、制御部20へ送信される。熱媒体通流路Cの冷媒の圧力が、配管L9に設けられた圧力計P7により測定され、制御部20へ送信される。
製品冷却部4では、製品に対して冷却が行われる。詳しくは、製品通流路Bに配管L4aから製品が供給され、熱媒体通流路Cに配管L10から低温の冷媒が供給され、熱交換が行われて、製品通流路Bの製品が冷却される。つまり製品冷却部4では、製品熱処理部1で熱処理され、製品熱交換部2で冷却された製品が、次工程で充填等を行うために更に冷却される。
製品通流路Bの製品の圧力が、配管L4aに設けられた圧力計P4により測定され、制御部20へ送信される。熱媒体通流路Cの冷媒の圧力が、配管L10に設けられた圧力計P8により測定され、制御部20へ送信される。
次に、製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3、および製品冷却部4の4つの熱交換器Aと、製品供給元、熱媒および冷媒の供給元および次工程とを接続する、配管L1〜L10について説明する。
配管L1は、製品入口から製品の供給を受ける配管である。配管L1は、切替弁V1にて配管L2と配管L3とに分岐している。
配管L2は、切替弁V1から圧力計P1を経て、製品熱交換部2の熱媒体通流路Cに接続され、逆止弁V2を経て配管L3の切替弁V1とブースターポンプ11との間に接続されている。
配管L3は、切替弁V1からブースターポンプ11を経て、製品熱交換部2の製品通流路Bに接続されている。そして圧力計P2、温度保持部12および温度計Tを経て、切替弁V3にて配管L4aと配管L5とに分岐している。ブースターポンプ11は、製品を下流側(切替弁V1から製品熱処理部1へ向かう方向)へ送るポンプである。温度保持部12は、内部を通流する製品を所定の温度以上に所定の時間保持するための配管である。配管L3の温度保持部12の下流側における製品の温度が、温度計Tにより測定され、制御部20へ送信される。
配管L4aは、切替弁V3から延びて製品熱交換部2の製品通流路Bに接続され、次いで圧力計P3を経て製品冷却部4の製品通流路Bに接続され、そして圧力計P4、切替弁V4へと接続されている。さらに、切替弁V4を経た後の配管L4bは背圧弁V5を経て次工程へと接続されている。
配管L5は、切替弁V3から延びて未処理品冷却部3の製品通流路Bに接続され、圧力計P5、開閉弁V6および背圧弁V7を経て製品供給元へと接続されている。
配管L6は、切替弁V4から延びて開閉弁V8を経て、配管L5の切替弁V3と未処理品冷却部3との間に接続されている。
配管L7は、ブロア13から延びて、除菌フィルタ14、開閉弁V9、逆止弁V10および開閉弁V12を経て、配管L6の切替弁V4と開閉弁V8との間に接続されている。逆止弁V10には、ドレン弁V11が接続されている。
ブロア13は、空気を配管L7へ送り込む。除菌フィルタ14は、ブロア13から送り込まれた空気を除菌する。
配管L8は、熱媒入口から熱媒の供給を受ける配管である。配管L8は、圧力計P6を経て製品熱処理部1の熱媒体通流路Cに接続され、ドレン弁V13を経て熱媒出口に接続される。
配管L9は、冷媒入口から冷媒の供給を受ける配管である。配管L9は、圧力計P7を経て未処理品冷却部3の熱媒体通流路Cに接続され、ドレン弁V14を経て冷媒出口に接続される。
配管L10は、冷媒入口から冷媒の供給を受ける配管である。配管L10は、圧力計P8を経て製品冷却部4の熱媒体通流路Cに接続され、ドレン弁V15を経て冷媒出口に接続される。
次に、図2〜図6を参照して、製品熱処理装置10で行われる製品の熱処理について、機器殺菌処理工程(図2)、製品運転切替工程(図3)、製品運転工程(図4)、温度低下対応工程(図5)、運転停止保管工程(図6)の順に説明する。
<機器殺菌処理工程>
製品熱処理装置10の運転開始時には、まず最初に機器殺菌処理工程が行われる。図2に示す機器殺菌処理工程は、製品熱処理装置10の熱交換器Aおよび各配管に加熱した製品を通流させて、殺菌を行う工程である。図2では、製品入口から流入して製品熱処理装置10の各部位を殺菌する製品の流れが、点線で表されている。そして製品熱処理装置10に供給される熱媒および冷媒の流れが、一点鎖線で示されている。
まず制御部20が、各弁を制御して以下の状態にする。切替弁V1は配管L1から配管L3へ通流する向きに切り換えられる。切替弁V3は配管L3から配管L4aへ通流する向きに切り換えられる。切替弁V4は、配管L4aから配管L6へ通流する向きに切り換えられる。開閉弁V6は開かれる。開閉弁V8は開かれる。開閉弁V9、開閉弁V12およびドレン弁V13〜V15は閉じられる。
そして製品入口から製品が配管L1に送られる。熱媒入口から配管L8に、殺菌に適した高温の熱媒が送られる。冷媒入口から配管L9に低温の冷媒が送られる。
そうすると、製品入口から配管L1に流入した製品は、配管L3を通って製品熱処理部1の製品通流路Bに流入して、熱媒体通流路Cの熱媒と熱交換して、殺菌に適した高温に加熱される。そして高温の製品は、以下述べるとおり通流して、製品熱処理装置10の各部位を殺菌する。すなわち製品熱処理部1の製品通流路Bから流出した高温の製品は、温度保持部12、切替弁V3、配管L4a、製品熱交換部2の製品通流路B、製品冷却部4の製品通流路B、切替弁V4、配管L6、開閉弁V8、配管L5の順に通流して、これらの部位を殺菌する。
そして高温の製品は、配管L5から未処理品冷却部3の製品通流路Bに流入して、熱媒体通流路Cの冷媒と熱交換して、冷却される。冷却された製品は、配管L5、開閉弁V6および背圧弁V7を通って、製品供給元へ戻される。
この機器殺菌処理工程を行う際、圧力制御部21は、圧力計P2〜P7で測定される各配管の圧力を監視して、4つの全ての熱交換器Aの製品通流路Bの圧力が熱媒体通流路Cの圧力よりも大きくなるよう、背圧弁V7の開度を制御する。
制御部20は、温度計Tが計測する製品の温度を監視して、製品が所定の温度(殺菌に適した温度)に達した後、所定の時間が経過すると、機器殺菌処理工程を終了して、製品運転切替工程へと移行する。
<製品運転切替工程>
機器殺菌処理工程が所定時間行われて、製品熱処理装置10の殺菌が完了すると、製品運転切替工程が行われる。図3に示す製品運転切替工程は、製品熱処理部1で加熱される製品の温度が所定の温度へ安定するまでの間に行われる、過渡状態の運転の工程である。そのため流入した製品は、次工程へは送られず、製品供給元へ戻される。図3では図2と同様に、製品入口から流入して製品熱処理装置10の各部位を通流する製品の流れが、点線で表されている。そして製品熱処理装置10に供給される熱媒および冷媒の流れが、一点鎖線で示されている。
まず制御部20が、各弁を制御して以下の状態にする。切替弁V1は配管L1から配管L2へ通流する向きに切り換えられる。他の弁は図2の機器殺菌処理工程と同様の状態に保たれる。すなわち、切替弁V3は配管L3から配管L4aへ通流する向きに、切替弁V4は配管L4aから配管L6へ通流する向きに、開閉弁V6は開かれた状態に、開閉弁V8は開かれた状態に、開閉弁V9、開閉弁V12およびドレン弁V13〜V15は閉じられた状態に保たれる。
そして先の機器殺菌処理工程と同様に、製品入口から製品が配管L1に送られる。熱媒入口から配管L8に、製品の熱処理(火入れ)に適した温度の熱媒が送られる。冷媒入口から配管L9に低温の冷媒が送られる。冷媒入口から配管L10に低温の冷媒が送られる。制御部20がブースターポンプ11を稼働させ、配管L3の製品を昇圧する。
そうすると、製品入口から配管L1に流入した製品は、配管L2を通って製品熱交換部2の熱媒体通流路Cを通流した後、配管L3へ流入する。そして配管L3を通って製品熱処理部1の製品通流路Bに流入して、熱媒体通流路Cの熱媒と熱交換して加熱される。そして製品熱処理部1の製品通流路Bから流出した製品は、温度保持部12、切替弁V3、配管L4a、製品熱交換部2の製品通流路B、製品冷却部4の製品通流路B、切替弁V4、配管L6、開閉弁V8、配管L5の順に通流して、開閉弁V6および背圧弁V7を通って製品供給元へ戻される。
この製品運転切替工程を行う際、圧力制御部21は、圧力計P1〜P8で測定される各配管の圧力を監視して、4つの全ての熱交換器Aの製品通流路Bの圧力が熱媒体通流路Cの圧力よりも大きくなるよう、ブースターポンプ11で製品に加える圧力、および背圧弁V7の開度を制御する。
制御部20は、温度計Tが計測する製品の温度を監視して、製品の温度の変動が安定した後、所定の時間が経過すると、製品運転切替工程を終了して、製品運転工程へと移行する。
<製品運転工程>
製品運転切替工程が行われ、製品熱処理部1および温度保持部12から流出する製品の温度が安定し、熱処理(火入れ)が適切に行える状態になると、製品運転工程が行われる。図4に示す製品運転工程は、製品熱処理部1で製品に対して熱処理を行う、通常運転の工程である。熱処理が行われた製品は、製品冷却部4で冷却されて、次工程へ送られる。図3では図2と同様に、製品入口から流入して製品熱処理装置10の各部位を通流する製品の流れが、点線で表されている。そして製品熱処理装置10に供給される熱媒および冷媒の流れが、一点鎖線で示されている。
製品運転工程では製品は、製品熱処理部1、製品熱交換部2および製品冷却部4を通流して次工程へと送られる。このとき未処理品冷却部3には、製品は通流せず溜まった状態となるため、製品通流路Bの圧力が(例えば温度の低下により)低下して、熱媒体通流路Cの圧力よりも小さくなる可能性がある。そのような事態を回避するために、製品運転工程では、圧力制御部21がブロア13を稼働させ、配管L7を通じて、除菌フィルタ14を通過した除菌エアを配管L6に送り込む。そうすると、配管L6、配管L5および未処理品冷却部3の製品通流路Bの圧力が高くなり、未処理品冷却部3にピンホール等が存在した場合でも熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、製品通流路Bに接続される配管(配管L6、配管L5)に対して除菌エアを注入する加圧手段Dが、ブロア13および除菌フィルタ14を有して構成されている。
また製品運転工程では、圧力制御部21はドレン弁V14を開く。そうすると、配管L9および未処理品冷却部3の熱媒体通流路Cの圧力が低くなり、未処理品冷却部3にピンホール等が存在した場合でも熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、未処理品冷却部3の熱媒体通流路Cに接続される配管L9から気体または液体を排出させる減圧手段Eが、ドレン弁V13を有して構成されている。
以下、製品運転工程での具体的な動作を説明する。まず、製品熱処理部1、製品熱交換部2および製品冷却部4での製品の熱処理・次工程への送出について説明する。制御部20が、各弁を制御して以下の状態にする。切替弁V4は、配管L4aから配管L4bへ通流する向きに切り換えられる。開閉弁V6は閉じられる。他の弁は図3の製品運転切替工程と同様の状態に保たれる。すなわち、切替弁V1は配管L1から配管L2へ通流する向きに、切替弁V3は配管L3から配管L4aへ通流する向きに、開閉弁V8は開かれた状態に保たれる。ドレン弁V13およびドレン弁V15は閉じた状態に保たれる。
そして先の製品運転切替工程と同様に、製品入口から製品が配管L1に送られる。熱媒入口から配管L8に、製品の熱処理(火入れ)に適した温度の熱媒が送られる。冷媒入口から配管L9に低温の冷媒が送られる。冷媒入口から配管L10に低温の冷媒が送られる。制御部20がブースターポンプ11を稼働させ、配管L3の製品を昇圧する。
そうすると、製品入口から配管L1に流入した製品は、配管L2を通って製品熱交換部2の熱媒体通流路Cを通流した後、配管L3へ流入する。そして配管L3を通って製品熱処理部1の製品通流路Bに流入して、熱媒体通流路Cの熱媒と熱交換して加熱される。そして製品熱処理部1の製品通流路Bから流出した製品は、温度保持部12、切替弁V3、配管L4a、製品熱交換部2の製品通流路B、製品冷却部4の製品通流路B、切替弁V4、配管L4b、背圧弁V5の順に通流して次工程へと送出される。
製品熱交換部2では、製品通流路Bの製品と熱媒体通流路Cの製品とが熱交換して、製品通流路Bの製品が冷却され、熱媒体通流路Cの製品が加熱される。つまり製品熱交換部2では、製品熱処理部1に送られる製品の予熱と、製品熱処理部1で加熱された製品の冷却とが行われる。そして製品冷却部4の製品通流路Bでは、熱媒体通流路Cを通流する冷媒と熱交換して、製品が冷却される。
この製品運転工程を行う際、圧力制御部21は、圧力計P1〜P8で測定される各配管の圧力を監視して、製品熱処理部1、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bの圧力が熱媒体通流路Cの圧力よりも大きくなるよう、ブースターポンプ11で製品に加える圧力、および背圧弁V7の開度を制御する。
制御部20は、温度計Tが計測する製品の温度を監視して、製品の温度が所定の閾値を下回った場合に、後述する温度低下対応工程へと移行する。
次に、未処理品冷却部3の製品通流路Bに対して行われる加圧手段Dによる圧力調整、および熱媒体通流路Cに対して行われる減圧手段Eによる圧力調整について説明する。
上述した制御部20による弁の制御により、切替弁V4が配管L4bの側へ切り換えられ、開閉弁V6が閉じられて、未処理品冷却部3の製品通流路Bにおける製品の通流が停止している。
続いて圧力制御部21が、各弁を制御して以下の状態にする。開閉弁V9、開閉弁V12、開閉弁V8およびドレン弁V14は開かれる。圧力制御部21がブロア13を稼働させ、空気を除菌フィルタ14に送り込んで、もって除菌エアを配管L7へ送り込む。
そうすると、逆止弁V10および開閉弁V12を通って、除菌エアが配管L6へ注入される。すると、連続した状態となっている配管L6と、配管L5の切替弁V3から開閉弁V6までの圧力が上昇し、未処理品冷却部3の製品通流路Bの圧力も併せて上昇する。図4では、除菌エアにより圧力が上昇する領域が二点鎖線で示されている。また、ドレン弁V14が開かれたことにより、配管L9の内部の冷媒がドレン弁V14から流出して、未処理品冷却部3の熱媒体通流路Cの圧力が低下する。
圧力制御部21は、所定の時間が経過した後、ブロア13を停止させる。そして圧力計P5およびP7で測定される未処理品冷却部3の製品通流路Bおよび熱媒体通流路Cの圧力を監視して、両者の圧力差が所定の閾値を下回って小さくなった場合に、ブロア13を稼働させて、除菌エアを配管L7へ送り込み、未処理品冷却部3の製品通流路Bの加圧を行う。
以上述べた通り、本実施形態に係る製品熱処理装置10では、製品運転工程において、熱交換器A(未処理品冷却部3)の製品通流路Bにおける製品の通流を停止する停止ステップと、停止ステップの後で、加圧手段D(ブロア13および除菌フィルタ14)を動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる圧力動作ステップとを有する、圧力調整方法が行われる。
<温度低下対応工程>
製品運転切替工程の間に、温度計Tが計測する製品の温度が所定の閾値を下回った場合には、製品熱処理部1で適切な熱処理(火入れ)が行われ得ない。このような場合、図5に示す温度低下対応工程を行う。温度低下対応工程では、製品熱処理部1からの製品は次工程へ送出されず、未処理品冷却部3にて冷却されて、製品供給元へ戻される。図5では図2と同様に、製品入口から流入して製品熱処理装置10の各部位を通流する製品の流れが、点線で表されている。そして製品熱処理装置10に供給される熱媒および冷媒の流れが、一点鎖線で示されている。
温度低下対応工程では製品は、製品熱処理部1および未処理品冷却部3を通流して製品供給元へ戻される。このとき製品熱交換部2および製品冷却部4には、製品は通流せず溜まった状態となるため、製品通流路Bの圧力が(例えば温度の低下により)低下して、熱媒体通流路Cの圧力よりも小さくなる可能性がある。そのような事態を回避するために、温度低下対応工程では、圧力制御部21がブロア13を稼働させ、配管L7を通じて、除菌フィルタ14を通過した除菌エアを配管L6に送り込む。そうすると、配管L6、配管L4a、製品熱交換部2の製品通流路B、および製品冷却部4の製品通流路Bの圧力が高くなる。よって製品熱交換部2および製品冷却部4にピンホール等が存在した場合でも、熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bに接続される配管(配管L6、配管L4a)に対して除菌エアを注入する加圧手段Dが、ブロア13および除菌フィルタ14を有して構成されている。
また温度低下対応工程では、圧力制御部21はドレン弁V15を開く。そうすると、配管L10および製品冷却部4の熱媒体通流路Cの圧力が低くなり、製品冷却部4にピンホール等が存在した場合でも熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、製品冷却部4の熱媒体通流路Cに接続される配管L10から気体または液体を排出させる減圧手段Eが、ドレン弁V15を有して構成されている。
以下、温度低下対応工程での具体的な動作を説明する。まず、製品熱処理部1および未処理品冷却部3での製品供給元への送出について説明する。制御部20が、各弁を制御して以下の状態にする。切替弁V3は、配管L3から配管L5へ通流する向きに切り換えられる。切替弁V4は、配管L4aから配管L6へ通流する向きに切り換えられる。開閉弁V6は開かれる。開閉弁V8は閉じられる。切替弁V1は図4の製品運転工程と同様の状態、すなわち、配管L1から配管L2へ通流する向きに保たれる。
そして先の運転切替工程と同様に、製品入口から製品が配管L1に送られる。熱媒入口から配管L8に、熱媒が送られる。冷媒入口から配管L9に低温の冷媒が送られる。冷媒入口から配管L10に低温の冷媒が送られる。制御部20がブースターポンプ11を稼働させ、配管L3の製品を昇圧する。
そうすると、製品入口から配管L1に流入した製品は、配管L2を通って製品熱交換部2の熱媒体通流路Cを通流した後、配管L3へ流入する。そして配管L3を通って製品熱処理部1の製品通流路Bに流入して、熱媒体通流路Cの熱媒と熱交換して加熱される。そして製品熱処理部1の製品通流路Bから流出した製品は、温度保持部12、切替弁V3、配管L5、未処理品冷却部3の製品通流路B、開閉弁V6、背圧弁V7の順に通流して製品供給元へと送出される。未処理品冷却部3の製品通流路Bでは、熱媒体通流路Cを通流する冷媒と熱交換して、製品が冷却される。
この温度低下対応工程を行う際、圧力制御部21は、圧力計P1〜P8で測定される各配管の圧力を監視して、製品熱処理部1および未処理品冷却部3の製品通流路Bの圧力が熱媒体通流路Cの圧力よりも大きくなるよう、ブースターポンプ11で製品に加える圧力、および背圧弁V7の開度を制御する。
制御部20は、温度計Tが計測する製品の温度を監視して、製品の温度が所定の閾値を上回って適切な温度となった場合に、上述した製品運転切替工程を経て、製品運転工程へと移行する。
次に、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bに対して行われる加圧手段Dによる圧力調整、および熱媒体通流路Cに対して行われる減圧手段Eによる圧力調整について説明する。
上述した制御部20による弁の制御により、切替弁V3が配管L5の側へ切り換えられ、切替弁V4が配管L6の側へ切り換えられ、開閉弁V8が閉じられて、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bにおける製品の通流が停止している。
続いて圧力制御部21が、各弁を制御して以下の状態にする。開閉弁V9、開閉弁V12およびドレン弁V15は開かれる。圧力制御部21がブロア13を稼働させ、空気を除菌フィルタ14に送り込んで、もって除菌エアを配管L7へ送り込む。
そうすると、逆止弁V10および開閉弁V12を通って、除菌エアが配管L6へ注入される。すると、連続した状態となっている配管L6と、配管L4aの切替弁V3から切替弁V4までの圧力が上昇し、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bの圧力も併せて上昇する。図5では、除菌エアにより圧力が上昇する領域が二点鎖線で示されている。また、ドレン弁V15が開かれたことにより、配管L10の内部の冷媒がドレン弁V15から流出して、製品冷却部4の熱媒体通流路Cの圧力が低下する。
圧力制御部21は、所定の時間が経過した後、ブロア13を停止させる。そして圧力計P1、P3、P4およびP8で測定される、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bおよび熱媒体通流路Cの圧力を監視して、両者の圧力差が所定の閾値を下回って小さくなった場合に、ブロア13を稼働させて、除菌エアを配管L7へ送り込み、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bの加圧を行う。
以上述べた通り、本実施形態に係る製品熱処理装置10では、温度低下対応工程において、熱交換器A(製品熱交換部2および製品冷却部4)の製品通流路Bにおける製品の通流を停止する停止ステップと、停止ステップの後で、加圧手段D(ブロア13および除菌フィルタ14)を動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる圧力動作ステップとを有する、圧力調整方法が行われる。
<運転停止保管工程>
所定の量の製品の熱処理が完了すると、製品熱処理装置10は運転を停止する。製品が腐敗・変質する食品等の場合には、製品熱処理装置10から製品が除去されて、熱交換器Aや各配管の洗浄が行われる。製品が醤油等の腐敗・変質しにくいものの場合には、製品熱処理装置10の内部に製品を充填したまま保管を行う(図6に示す運転停止保管工程)。
運転停止保管工程では、製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4において、製品通流路Bには、製品通流路Bの圧力が(例えば温度の低下により)低下して、熱媒体通流路Cの圧力よりも小さくなる可能性がある。そのような事態を回避するために、運転停止保管工程では、圧力制御部21がブロア13を稼働させ、配管L7を通じて、除菌フィルタ14を通過した除菌エアを配管L6に送り込む。そうすると、4つの熱交換器Aの製品通流路Bの圧力が高くなり、熱交換器Aにピンホール等が存在した場合でも熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒など)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、製品通流路Bに接続される配管(配管L6など)に対して除菌エアを注入する加圧手段Dが、ブロア13および除菌フィルタ14を有して構成されている。
また運転停止保管工程では、圧力制御部21はドレン弁V13、V14およびV15を開く。そうすると、製品熱処理部1、未処理品冷却部3および製品冷却部4の熱媒体通流路Cの圧力が低くなり、熱交換器Aにピンホール等が存在した場合でも熱媒体通流路Cから製品通流路Bに熱媒体(冷媒)が流入する事態の発生を抑制することができる。すなわち本実施形態では、熱交換器Aの熱媒体通流路Cに接続される配管L8、L9およびL10から気体または液体を排出させる減圧手段Eが、ドレン弁V13、V14およびV15を有して構成されている。
以下、運転停止保管工程での具体的な動作を説明する。制御部20が、各弁を制御して以下の状態にする。切替弁V4は、配管L4aから配管L6へ通流する向きに切り換えられる。開閉弁V6は閉じられる。開閉弁V8は開かれる。配管L1への製品の流入が停止される。配管L8への熱媒の流入、配管L9およびL10への冷媒の流入が停止される。ブースターポンプ11の稼働が停止される。
そして圧力制御部21が、各弁を制御して以下の状態にする。開閉弁V9、開閉弁V12、ドレン弁V13、V14およびV15は開かれる。圧力制御部21がブロア13を稼働させ、空気を除菌フィルタ14に送り込んで、もって除菌エアを配管L7へ送り込む。
そうすると、逆止弁V10および開閉弁V12を通って、除菌エアが配管L6へ注入される。すると、配管L6に連続した状態となっている各配管、すなわち配管L5の開閉弁弁V6から切替弁V3までの間、配管L4aの切替弁V4から切替弁V3までの間、および配管L3の切替弁V3からブースターポンプ11までの間の圧力が上昇し、製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4の製品通流路Bの圧力も併せて上昇する。図5では、除菌エアにより圧力が上昇する領域が二点鎖線で示されている。また、ドレン弁V13、V14およびV15が開かれたことにより、配管L8、L9およびL10の内部の冷媒が各ドレン弁から流出して、製品熱処理部1、未処理品冷却部3および製品冷却部4の熱媒体通流路Cの圧力が低下する。
圧力制御部21は、所定の時間が経過した後、ブロア13を停止させる。そして圧力計P1〜P8で測定される、製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4における、製品通流路Bの圧力および熱媒体通流路Cの圧力を監視して、両者の圧力差が所定の閾値を下回って小さくなった場合に、ブロア13を稼働させて、除菌エアを配管L7へ送り込み、製品通流路Bの加圧を行う。
以上述べた通り、本実施形態に係る製品熱処理装置10では、運転停止保管工程において、熱交換器A(製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4)の製品通流路Bにおける製品の通流を停止する停止ステップと、停止ステップの後で、加圧手段D(ブロア13および除菌フィルタ14)を動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる圧力動作ステップとを有する、圧力調整方法が行われる。
また以上述べた通り、本実施形態に係る製品熱処理装置10は、熱交換器Aとしての製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4を有する。製品熱処理部1は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行う。未処理品冷却部3は、通常運転を行わない際、すなわち熱媒体の異常等で製品熱処理部1で正常な熱処理が行えない際(温度低下対応工程)に、製品熱処理部1の製品通流路Bを通流した製品を冷却する。圧力制御部21は、通常運転を行う際(製品運転工程)に、加圧手段D(ブロア13および除菌フィルタ14)を動作させて未処理品冷却部3の製品通流路Bの圧力を増加させる。
製品熱交換部2は、製品熱処理部1に供給される製品と、製品熱処理部1で熱処理された製品とを熱交換させて、製品熱処理部1に供給される製品の予熱を行う。製品冷却部4は、製品熱処理部1で熱処理された製品に対して冷却を行う。圧力制御部21は、通常運転を行わない際(温度低下対応工程)に、加圧手段Dを動作させて、製品熱交換部2および製品冷却部4の製品通流路Bの圧力を増加させる。
また圧力制御部21は、製品熱処理装置10の運転が停止している際(運転停止保管工程)に、加圧手段Dを動作させて熱交換器A(製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4)の製品通流路Bの圧力を増加させる。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態では、加圧手段Dがブロア13および除菌フィルタ14を有して構成された。加圧手段Dとしては製品通流路Bまたは製品通流路Bに接続される配管に対して製品または気体が注入可能であればよい。例えば加圧手段Dは、熱処理(殺菌、火入れ等)済みの製品を注入する配管であってもよい。不活性ガスを注入する配管やボンベ等であってもよい。不活性ガスとしては、例えば窒素ガスやアルゴンガス等が使用可能である。また製品に腐敗や劣化等の悪影響を与えない気体であれば、例えば二酸化炭素や、普通の空気等が使用可能な場合もありうる。
(2)上述の実施形態では、加圧手段D(ブロア13および除菌フィルタ14)が配管L7に設けられ、除菌エアが配管L3〜L6を通じて熱交換器Aの製品通流路Bに注入された。加圧手段Dを製品通流路Bに直接接続してもよい。また加圧手段Dを、複数の熱交換器Aの製品通流路Bに、それぞれ設けてもよい。
(3)上述の実施形態では、ドレン弁V13〜V15が、減圧手段Eとして機能した。ドレン弁V13〜V15とは別に、熱媒体通流路Cまたは熱媒体通流路Cに接続される配管に弁などを設け、気体または液体を排出させて圧力を減少させるよう構成してもよい。
(4)上述の実施形態では、製品熱処理装置10が製品熱処理部1、製品熱交換部2、未処理品冷却部3および製品冷却部4の4つの熱交換器Aを有して構成された。加圧手段Dおよび圧力制御部21による製品通流路Bと熱媒体通流路Cとの圧力調整は、熱交換器Aを1つ、2つ、3つ、あるいは5つ以上有する製品熱処理装置10にも適用可能である。
(5)上述の実施形態では、製品熱処理装置10が加圧手段Dおよび圧力制御部21を有して構成された。同様の圧力調整を行う圧力調整装置を、圧力制御部21を有して構成することが可能である。当該圧力調整装置は、熱交換器Aと加圧手段Dとをを有する製品熱処理装置10に取り付けられる圧力調整装置であって、加圧手段Dの動作を制御する圧力制御部21を有しており、加圧手段Dは、熱交換器Aにおいて加熱される製品もしくは熱処理後の製品が通流する製品通流路B、または製品通流路Bに接続される配管に対して製品または気体を注入し、圧力制御部21は、熱交換器Aにて製品通流路Bにおける製品の通流が停止している際に、加圧手段Dを動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる。
(6)また上述の製品熱処理装置10と同様の圧力調整を行う圧力調整装置を、加圧手段Dおよび圧力制御部21を有して構成することが可能である。当該圧力調整装置は、熱交換器Aを有する製品熱処理装置10に取り付けられる圧力調整装置であって、加圧手段Dおよび圧力制御部21を有しており、加圧手段Dは、熱交換器Aにおいて加熱される製品もしくは熱処理後の製品が通流する製品通流路B、または製品通流路Bに接続される配管に対して製品または気体を注入し、圧力制御部21は、熱交換器Aにて製品通流路Bにおける製品の通流が停止している際に、加圧手段Dを動作させて熱交換器Aの製品通流路Bの圧力を増加させる。
なお上述の実施形態(他の実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 :製品熱処理部
2 :製品熱交換部
3 :未処理品冷却部
4 :製品冷却部
10 :製品熱処理装置
13 :ブロア(加圧手段D)
14 :除菌フィルタ(加圧手段D)
21 :圧力制御部
A :熱交換器
B :製品通流路
C :熱媒体通流路
D :加圧手段
E :減圧手段
V13 :ドレン弁(減圧手段E)
V14 :ドレン弁(減圧手段E)
V15 :ドレン弁(減圧手段E)

Claims (10)

  1. 熱交換器と加圧手段と圧力制御部とを有する製品熱処理装置において、
    前記熱交換器は、
    加熱される製品または熱処理後の製品が通流する製品通流路と、
    前記製品と熱交換する熱媒体が通流する熱媒体通流路とを有し、
    前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、
    前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる、製品熱処理装置。
  2. 前記熱交換器としての製品熱処理部および未処理品冷却部を有し、
    前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
    前記未処理品冷却部は、前記通常運転を行わない際に、前記製品熱処理部の前記製品通流路を通流した製品を冷却し、
    前記圧力制御部は、前記通常運転を行う際に、前記加圧手段を動作させて前記未処理品冷却部の前記製品通流路の圧力を増加させる、請求項1に記載の製品熱処理装置。
  3. 前記熱交換器としての製品熱処理部および製品熱交換部を有し、
    前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
    前記製品熱交換部は、前記製品熱処理部に供給される製品と、前記製品熱処理部で熱処理された製品とを熱交換させて、前記製品熱処理部に供給される製品の予熱を行い、
    前記圧力制御部は、前記通常運転を行わない際に、前記加圧手段を動作させて、前記製品熱交換部の前記製品通流路の圧力を増加させる、請求項1または2に記載の製品熱処理装置。
  4. 前記熱交換器としての製品熱処理部および製品冷却部を有し、
    前記製品熱処理部は、通常運転を行う際に製品に対して熱処理を行い、
    前記製品冷却部は、前記製品熱処理部で熱処理された製品に対して冷却を行い、
    前記圧力制御部は、前記通常運転を行わない際に、前記加圧手段を動作させて、前記製品冷却部の前記製品通流路の圧力を増加させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の製品熱処理装置。
  5. 前記製品が醤油であり、前記圧力制御部は、前記製品熱処理装置の運転が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる、請求項1から4のいずれか1項に記載の製品熱処理装置。
  6. 前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して不活性ガスを注入する請求項1から5のいずれか1項に記載の製品熱処理装置。
  7. 前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して除菌エアを注入する請求項1から5のいずれか1項に記載の製品熱処理装置。
  8. 減圧手段を有し、
    前記減圧手段は、前記熱媒体通流路または前記熱媒体通流路に接続される配管から気体または液体を排出させ、
    前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記減圧手段を動作させて前記熱交換器の前記熱媒体通流路の圧力を減少させる、請求項1から7のいずれか1項に記載の製品熱処理装置。
  9. 製品熱処理装置において行われる圧力調整方法であって、
    前記製品熱処理装置は、熱交換器と加圧手段と圧力制御部とを有し、
    前記熱交換器は、加熱される製品または熱処理後の製品が通流する製品通流路と、前記製品と熱交換する熱媒体が通流する熱媒体通流路とを有し、
    前記加圧手段は、前記製品通流路または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体が注入可能に構成されており、
    前記熱交換器の前記製品通流路における製品の通流を停止する停止ステップと、
    前記停止ステップの後に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる圧力動作ステップとを行う、圧力調整方法。
  10. 熱交換器と加圧手段とを有する製品熱処理装置に取り付けられる圧力調整装置であって、前記加圧手段の動作を制御する圧力制御部を有しており、
    前記加圧手段は、前記熱交換器において加熱される製品もしくは熱処理後の製品が通流する製品通流路、または前記製品通流路に接続される配管に対して製品または気体を注入し、
    前記圧力制御部は、前記熱交換器にて前記製品通流路における製品の通流が停止している際に、前記加圧手段を動作させて前記熱交換器の前記製品通流路の圧力を増加させる、圧力調整装置。
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