JP6986725B1 - 段ボール製ミラーボックス、及び段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法 - Google Patents

段ボール製ミラーボックス、及び段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができることを課題とする。【解決手段】底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、上蓋を本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き上蓋から底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、底蓋に設けられ、左側面壁又は右側面壁に略平行に鏡を係止可能な底壁係止部と、鏡を支持する鏡支持部と、を備え、本体部における鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を上蓋側から鏡の鏡面に映った健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスとした。【選択図】図1

Description

本発明は、手に麻痺が残っている患者に対しリハビリを行うための段ボール製ミラーボックスに関するものである。
脳卒中等で手に麻痺が残っている患者に対して、鏡に映った健肢を幻肢に見せかけて幻肢痛治療(「ミラーセラピー」と呼ばれる。)することが行われている。
特許文献1には、カメラで映した健肢画像をあたかも麻痺のある手のように見せる幻肢画像をヘッドマウントディスプレイで見せて治療を行う構成が記載されている。
特許文献1:特開2015−161699号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、ヘッドマウントディスプレイやカメラ等に費用がかかるとともに、セッティングに手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、ミラーセラピーを行う段ボール製ミラーボックスであって、
底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、
前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、
前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、
前記底に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡の下端を係止可能な底壁係止部と、
前記上蓋に設けられ、前記鏡における鏡面の反対面を支持する鏡支持部と、を備え、
前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスを提供するものである。
この構成により、段ボールを用いることで、低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができる。
段ボール製ミラーボックスであって、前記本体部の上部に取付けられた前記上蓋は、一度取外した後、水平方向に180度回転して前記本体部の上部に取付けることが可能であり、
前記上蓋を前記本体部から一度取外した後、水平方向に180度回転して取付けることで、左手用ミラーセラピーから右手用ミラーセラピーに、又は右手用ミラーセラピーから左手用ミラーセラピーに変更できる構成としてもよい。
この構成により、上蓋を一度取外して、水平方向に180°回転して再度本体部に取付けることで麻痺の残る手が左手であっても右手であっても一つの段ボール製ミラーボックスで容易に対応できる。ここで、左手用ミラーセラピーとは、左手に麻痺が残っている場合のリハビリ用であり、右手用ミラーセラピーとは、右手に麻痺が残っている場合のリハビリ用である。
段ボール製ミラーボックスであって、前記本体部における前記背面壁に対向する正面側は全面が開放され、前記底壁、前記左側面壁、及び前記右側面壁の正面側端部における段ボールは逆方向に折り曲げられている構成としてもよい。
この構成により、段ボールの端部で手を切ったりして傷つけることがない。
段ボール製ミラーボックスであって、前記鏡の前記傾斜角を調整可能な鏡角度調整部を備えた構成としてもよい。
この構成により、鏡の鏡面に映る健肢の視認位置を調整することができる。
段ボール製ミラーボックスであって、輸送時等に前記本体部は分解されて前記上蓋の前記側面部内に収納することが可能である構成としてもよい。
この構成により、コンパクトに梱包して輸送することができる。
段ボール製ミラーボックスであって、当該段ボール製ミラーボックスの背面側を高くして傾斜させる傾斜部材を備えた構成としてもよい。
この構成により、鏡の鏡面に映る健肢を見やすくできる。
また、上記課題を解決するために本発明は、段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法であって、
底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、前記底に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡の下端を係止可能な底壁係止部と、前記上蓋に設けられ、前記鏡における鏡面の反対面を支持する鏡支持部と、を備え、前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスを組立て、
前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から健肢である手を挿入し、
前記本体部における前記鏡の鏡面側とは反対側の空間に正面側から麻痺が残っている手を挿入し、
前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認しながら健肢である手や指を動かす動作を繰り返すことでミラーセラピーを行うことを特徴とする段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法を提供するものである。
この構成により、段ボールを用いることで、低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができる。
本発明の段ボール製ミラーボックスにより、低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができる。
本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの斜視図である。 本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの正面図である。 本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの上面図である。 本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの左側面図である。 本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの右側面図である。 本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの底面図である。 本発明の実施例1における上蓋の斜視図である。 本発明の実施例2における段ボール製ミラーボックスの正面図である。 本発明の実施例3における段ボール製ミラーボックスの正面図である。 本発明の実施例4における段ボール製ミラーボックスの左側面図である。
本発明の実施例1について、図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの斜視図である。図2は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの正面図である。図3は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの上面図である。図4は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの左側面図である。図5は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの右側面図である。図6は、本発明の実施例1における段ボール製ミラーボックスの底面図である。図7は、本発明の実施例1における上蓋の斜視図である。
(段ボール製ミラーボックス)
本願においては、図1〜図10に示す+x方向を右側、又は右側面側、―x方向を左側、又は左側面側、+z方向を上方、上側又は上部、―z方向を下方、下側又は下部、+y方向を奥側、背面側、又は奥行方向、―y方向を手前側、又は正面側ろ呼ぶ。
実施例1における段ボール製ミラーボックス100は、底壁21、背面壁22、左側面壁23、右側面壁24を有した本体部20と、本体部20の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋10と、鏡面31が斜め上方を向き上方から視認できるように前記上蓋から前記底壁まで垂直線(z軸線)に対して所定の傾斜角φ1を有して正面視で斜めに設けられる鏡30と、底21に設けられ、左側面壁23又は右側面壁24に略平行に鏡30を係止可能な長孔からなる底壁係止部25(25a、25b)と、上蓋10に設けられ、鏡30を支持する鏡支持部11と、を備えている。実施例1における本体部20は、x方向が約65cm、y方向が約26cm、z方向が約19cmの大きさを有し、上蓋10は、x方向が約75cm、y方向が約28cm、z方向の側面部が約5cmの大きさを有した段ボール製である。また、鏡30は任意の大きさの鏡を用いることができるが、実施例1においては、約26cm×約22cmである。
本体部20における背面壁22に対向する正面側(―y側)は全面が開放されている。また、段ボールの端部で手を切ったりして傷つけないように、底壁21、左側面壁23、及び右側面壁24の正面側(―y側)端部における段ボールは背面側(逆側)に折り曲げられて両面テープで接着されている。
上蓋10は、天面と、天面が正面側、背面側、左側面側、及び右側面側に折り曲げられて所定長さ(実施例1においては、約5cm。)の側面部を有している。また、上蓋10の天面における略中央部には、図7に示すように、切断線12と折り曲げ線13が設けられており、切断線12に沿って切断して折り曲げ線13で下方(―z方向)に折り曲げることができる。このように上蓋10の略中央部を折り曲げることで、鏡30を支持する鏡支持部11とすることができるとともに、上方から上蓋10内、すなわち本体部20の鏡面31に映るものを視認することができる。折り曲げられた鏡支持部11は、底壁21の底壁係止部25(25a、又は25b)で鏡30とともに係止されるが、その際に鏡支持部11が長すぎれば先端(折り曲げ線13の反対方向の端部)を必要な長さだけ切断してもよい。
底壁係止部25(25a、25b)を長孔で構成している。底壁係止部25aは、鏡30を右上から左下に正面視で斜めに設けるときの係止部で、底壁係止部25bは、鏡30を左上から右下に正面視で斜めに設けるときの係止部である。なお、実施例1においては、底壁係止部25を長孔で構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、突起部で構成してもよいし、底壁21に接着可能な接着部で構成してもよい。
また、実施例1においては、鏡支持部11は上蓋10を下方に折り曲げて構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、上蓋10を上方に折り曲げて構成してもよいし、上蓋10に設けた長孔で構成してもよいし、底壁21を上方に折り曲げて構成してもよく、鏡30を支持することが可能な方法を採用することができる。
さらに、鏡支持部11と鏡30の鏡面31とは反対側の面とを接着して固定するようにしてもよい。
図1、図2に示すように、鏡30が鏡支持部11に支持されて、上蓋10から底壁21まで垂直線に対して所定の傾斜角φ1を有して正面視で斜めに設けると、右手のミラーセラピーを行うことができる。すなわち、健肢である左手を鏡面側の空間である健肢側空間60に正面側から本体部20内に挿入し、麻痺の残った右手を鏡面側とは反対側の空間である麻痺側空間61に正面側から本体部20内に挿入する。そして、健肢である左手を握ったり離したりする握る動作や指を動かす動作を繰り返す。すると、鏡面31に映る左手の動作を上蓋10の上方からみると、左手が反転して映るので、あたかも麻痺の残る右手が握る動作や指を動かす動作を繰り返しているようにみえる。これを脳が錯覚して麻痺の残り右手に握る動作や指を動かす動作をするように信号を出そうとする。この動作を繰り返すことにより、次第に右手が動くようになる効果が得られる。ミラーセラピーとは、このように、脳卒中等で手に麻痺が残っている患者に対して、鏡に映った健肢を幻肢に見せかけて幻肢痛治療することである。
また、顧客に輸送するとき等には、本体部20は接着されない状態に折り畳まれ、鏡30とともに上蓋10の側面部内に収納して輸送される。これにより、コンパクトに梱包して輸送することができる。顧客においては、段ボール製であるので、容易に組立てることができる。
(段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法)
次に、段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法について説明する。
まず、輸送されて上蓋10の側面部内に収納された段ボール類を取出し、上述の段ボール製ミラーボックス100を組立てる。その際、底壁21、左側面壁23、及び右側面壁24の正面側(―y側)端部における段ボールは背面側(逆側)に折り曲げて両面テープで接着する。また、上蓋10の切断線12に沿って切断して折り曲げ線13で下方(―z方向)に折り曲げて鏡支持部11を形成した後、上蓋10を本体部20に被せるように取付ける。最後に、鏡30を鏡支持部11と底壁支持部25に支持されるように鏡30を取付ける。その際、後述のように、麻痺の残る手が左手の場合は、麻痺側空間61を左、健肢側空間60を右になるように上蓋10を取付ける。
麻痺の残る手が右手である場合、健肢である左手を本体部20における鏡30の鏡面31側の空間である健肢側空間60に挿入し、麻痺の残っている右手を本体部20における鏡30の鏡面31側と反対側の空間である麻痺側空間61に挿入する。そして、健肢である左手を握ったり離したりする握る動作や指を動かす動作を繰り返す。すると、鏡面31に映る左手の動作を上蓋10の上方からみると、左手が反転して映るので、あたかも麻痺の残る右手が握る動作や指を動かす動作を繰り返しているようにみえる。これを脳が錯覚して麻痺の残る右手に握る動作や指を動かす動作をするように信号を出そうとする。この動作を繰り返すことにより、次第に右手が動くようになる効果が得られる。
このように、実施例1においては、ミラーセラピーを行う段ボール製ミラーボックスであって、
底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、
前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、
前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、
前記底蓋に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡を係止可能な底壁係止部と、
前記鏡を支持する鏡支持部と、を備え、
前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスにより、段ボールを用いることで、低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができる。
また、実施例1においては、段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法であって、
底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、前記底蓋に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡を係止可能な底壁係止部と、前記鏡を支持する鏡支持部と、を備え、前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスを組立て、
前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から健肢である手を挿入し、
前記本体部における前記鏡の鏡面側とは反対側の空間に正面側から麻痺が残っている手を挿入し、
前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認しながら健肢である手や指を動かす動作を繰り返すことでミラーセラピーを行うことを特徴とする段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法により、段ボールを用いることで、容易に組立てることができ、また低コストで手軽にミラーセラピーを行うことができる。
本発明の実施例2は、実施例1に対して、本体部20に対する上蓋10の取付けを水平方向に180°回転させて取付けた点で実施例1と異なる。本発明の実施例2について、図8を参照して説明する。図8は、本発明の実施例2における段ボール製ミラーボックスの正面図である。
実施例2における段ボール製ミラーボックス200は、上蓋10の折り曲げ線13が左側面壁23側に位置して本体部20に取り付けられており、その結果、鏡30は、正面視で上蓋10の左上から底21の右下にかけて斜めに設けられ、鏡面31側の空間である健肢側空間60は正面視で右側に位置し、鏡面31とは反対側の空間である麻痺側空間61は正面視で左側に位置している。
実施例2における段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法は、まず、上述の段ボール製ミラーボックス200を準備する、次に、健肢である右手を本体部20における鏡30の鏡面31側の空間である健肢側空間60に挿入し、麻痺の残っている左手を本体部20における鏡30の鏡面31側と反対側の空間である麻痺側空間61に挿入する。そして、健肢である右手を握ったり離したりする握る動作や指を動かす動作を繰り返す。すると、鏡面31に映る右手の動作を上蓋10の上方からみると、右手が反転して映るので、あたかも麻痺の残る左手が握る動作や指を動かす動作を繰り返しているようにみえる。これを脳が錯覚して麻痺の残り左手に握る動作や指を動かす動作をするように信号を出そうとする。この動作を繰り返すことにより、次第に右手が動くようになる効果が得られる。
このように、実施例2においては、前記本体部の上部に取付けられた前記上蓋は、一度取外した後、水平方向に180度回転して前記本体部の上部に取付けることが可能であり、
前記上蓋を前記本体部から一度取外した後、水平方向に180度回転して取付けることで、左手用ミラーセラピーから右手用ミラーセラピーに、又は右手用ミラーセラピーから左手用ミラーセラピーに変更できることで、上蓋を一度取り外して、水平方向に180°回転して再度本体部に取り付けることで麻痺の残る手が左手であっても右手であっても一つの段ボール製ミラーボックスで容易に対応できる。
本発明の実施例3は、鏡30の傾斜角をφ1からφ2に変更した点で実施例1又は実施例2と異なっている。本発明の実施例3について図9を参照して説明する。図9は、本発明の実施例3における段ボール製ミラーボックスの正面図である。
実施例3における段ボール製ミラーボックス300は、鏡角度調整部40を備えている。鏡角度調整部40は、段ボール製の平板であって、本体部20の奥行方向(y方向)の内寸にほぼ等しい長さを有し、幅方向(x方向)においては左側面壁23から底壁支持部25aまでの距離よりも短い長さを有している。
この鏡角度調整部40を左側面壁23に沿って底壁21の上に敷き、鏡30の下端部を鏡角度調整部40の右側(x方向)端部に突き当てて設置する。これで、鏡30の傾斜角をφ1よりも大きいφ2に変更することができ、鏡面31を上方から視たときの位置を変更することができる。
また、鏡角度調整部40の幅方向の長さをさらに短くすることにより、鏡30の傾斜角をさらに大きくすることができる。このように、鏡角度調整部40の幅方向の長さを調整することにより、鏡30の傾斜角を調整可能とすることができる。
図9の構成は、健肢である左手を左側の空間に挿入し、麻痺の残る右手を右側の空間に挿入する場合の図であるが、左手に麻痺が残っている場合は実施例2のように、上蓋10を一度取り外して水平方向に180°回転させて再度本体部20に取り付ければよい。
なお、実施例3においては、鏡角度調整部40を平板で構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、鏡角度調整部を底壁に設けた複数の長孔、又は底壁に設けた複数の突起で構成して、任意の長孔又は突起に鏡を係止するようにしてもよい。
このように、実施例3においては、前記鏡の前記傾斜角を調整可能な鏡角度調整部を備えたことで、鏡の鏡面に映る健肢の視認位置を調整することができる。
本発明の実施例4は、傾斜部材を備えて、当該段ボール製ミラーボックスの背面側を高くして傾斜させる点で実施例1〜3と異なっている。本発明の実施例4について、図10を参照して説明する。図10は、本発明の実施例4における段ボール製ミラーボックスの左側面図である。
実施例4における段ボール製ミラーボックス400は、傾斜部材50を備えている。傾斜部材50は、段ボール製で断面三角形になるように曲げて端部が接着されている。傾斜部材50の幅方向(x方向)の長さは本体部20の正面視幅方向の長さとほぼ同じであり、本体部20の底壁21の奥行方向(y方向)の長さとほぼ同じ長さの一辺を有している。この一辺の上に本体部20を載せれば、当該段ボール製ミラーボックス400は、手前側(―y側)よりも奥側(+y側)が接地面と底壁21との角度θを有して高くなる。これにより、顔をあまり段ボール製ミラーボックス400に近づけなくても上方から鏡面31を見やすくすることができる。また、傾斜部材50の上面を本体部20の底面に両面テープ等で接着してもよい。これにより、本体部20が意図に反して移動することを防止できる。
実施例4における角度θは約25°であるが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、30°としてもよいし20°としてもよく、顔をあまり段ボール製ミラーボックス400に近づけなくても上方から鏡面31を見やすくなればよい。
また、実施例4においては、本体部20に加えて傾斜部50も折り畳まれ、鏡30とともに上蓋10の側面部内に収納して輸送される。これにより、コンパクトに梱包して顧客に対して輸送することができる。顧客においては、段ボール製であるので、容易に組立てることができる。
なお、実施例4においては、傾斜部材は、段ボール製で断面三角形になるように曲げて端部が接着された構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、筒状の部材を本体部20の底壁21の奥行方向端部付近に設けるようにしてもよい。
このように、実施例4においては、当該段ボール製ミラーボックスの背面側を高くして傾斜させる傾斜部材を備えたことで、鏡の鏡面に映る健肢を見やすくできる。
本発明の段ボール製ミラーボックス、及び段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法は、麻痺が残った手のミラーセラピー分野に広く用いることができる。
10:上蓋 11:鏡支持部
12:破断線 13:折り曲げ線
20:本体部
21:底壁 22:背面壁 23:左側面壁 24:右側面壁
25(25a、25b):底壁支持部
30:鏡 31:鏡面
40:鏡角度調整部
50:傾斜部材
60:健肢側空間 61:麻痺側空間
100:段ボール製ミラーボックス
200:段ボール製ミラーボックス
300:段ボール製ミラーボックス
400:段ボール製ミラーボックス

Claims (7)

  1. ミラーセラピーを行う段ボール製ミラーボックスであって、
    底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、
    前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、
    前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、
    前記底に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡の下端を係止可能な底壁係止部と、
    前記上蓋に設けられ、前記鏡における鏡面の反対面を支持する鏡支持部と、を備え、
    前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックス。
  2. 前記本体部の上部に取付けられた前記上蓋は、一度取外した後、水平方向に180度回転して前記本体部の上部に取付けることが可能であり、
    前記上蓋を前記本体部から一度取外した後、水平方向に180度回転して取付けることで、左手用ミラーセラピーから右手用ミラーセラピーに、又は右手用ミラーセラピーから左手用ミラーセラピーに変更できることを特徴とする請求項1に記載の段ボール製ミラーボックス。
  3. 前記本体部における前記背面壁に対向する全面が正面側は開放され、前記底壁、前記左側面壁、及び前記右側面壁の正面側端部における段ボールは逆方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボール製ミラーボックス。
  4. 前記鏡の前記傾斜角を調整可能な鏡角度調整部を備えたことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の段ボール製ミラーボックス。
  5. 輸送時等に前記本体部は分解されて前記上蓋の前記側面部内に収納することが可能であることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の段ボール製ミラーボックス。
  6. 当該段ボール製ミラーボックスの背面側を高くして傾斜させる傾斜部材を備えたことを特徴とする請求項1―5のいずれかに記載の段ボール製ミラーボックス。
  7. 段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法であって、
    底壁、背面壁、左側面壁、右側面壁を有した本体部と、前記本体部の上部に被せるように取付け可能、かつ取外しが可能で、側面部を全周囲に有した上蓋と、前記上蓋を前記本体部の上部に取付けたときに、鏡面が斜め上方を向き前記上蓋から前記底壁まで垂直線に対して所定の傾斜角を有して正面視で斜めに設けられる鏡と、前記底に設けられ、前記左側面壁又は前記右側面壁に略平行に前記鏡の下端を係止可能な底壁係止部と、前記上蓋に設けられ、前記鏡における鏡面の反対面を支持する鏡支持部と、を備え、前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から挿入した健肢を前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認してミラーセラピーを実施可能であることを特徴とする段ボール製ミラーボックスを組立て、
    前記本体部における前記鏡の鏡面側の空間に正面側から健肢である手を挿入し、
    前記本体部における前記鏡の鏡面側とは反対側の空間に正面側から麻痺が残っている手を挿入し、
    前記上蓋側から前記鏡の鏡面に映った前記健肢を視認しながら健肢である手や指を動かす動作を繰り返すことでミラーセラピーを行うことを特徴とする段ボール製ミラーボックスを用いたミラーセラピー方法。
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