JP6984514B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
本発明の毛髪化粧料は、(A)カチオン性界面活性剤を0.5〜7質量%、(B)カチオン化グアーガムを0.05〜3質量%、(C)数平均分子量が150〜3000である水添ポリイソブテンを0.5〜10質量%含有し、(A)と(B)の質量比(A)/(B)が0.1〜60であることを特徴とし、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
本発明の毛髪化粧料に使用される(A)成分は、カチオン性界面活性剤である。例えば、下記の一般式(1):
本発明の毛髪化粧料に使用される(B)成分であるカチオン化グアーガムは、グアーガムにカチオン性基を付加させて得られるカチオン性ポリマーである。グアーガムは、豆科植物グアー種子の胚乳部分より得られる天然多糖類であり、マンノース主鎖にガラクトースが側鎖として結合した構造を有する。カチオン化グアーガムの具体例としては、カチオン性基として、2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル基が付加した塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガムが挙げられる。カチオン性基の付加の程度によって、カチオン化グアーガムのカチオン化度が異なるが、すすぎ時までの厚みの持続性とタオルドライ時の滑らかな指通りの観点から、窒素含量が1〜3質量%である塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガムが好ましく、窒素含量が1.5〜2.5質量%である塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガムが特に好ましい。窒素含量が小さいと、すすぎ時までの厚みの持続性に乏しくなる傾向があり、窒素含量が大きいと、タオルドライ時の指通りが悪くなる傾向がある。
本発明において、(A)成分と(B)成分との質量比(A)/(B)は、毛髪へのなじみ、塗布時の厚み、すすぎ時までの厚みの持続性、タオルドライ時の滑らかな指通りの観点から、0.1〜60であることが好ましく、1〜55であることがより好ましい。質量比(A)/(B)が、0.1未満であるとタオルドライ時の指通りが乏しくなり、60を超えると塗布時の厚み、すすぎ時までの厚みの持続性が悪くなる。
本発明の毛髪化粧料に使用される(C)成分は数平均分子量が150〜3000である水添ポリイソブテンであり、通常、イソブテンとn−ブテンとの重合体を水素添加して得られる。乾燥後のしっとり感とボリューム感の観点から、数平均分子量が900〜3000である水添ポリイソブテンが好ましく、数平均分子量が1500〜3000である水添ポリイソブテンがより好ましい。また、タオルドライ時の指通りの観点から、数平均分子量が1500〜3000の水添ポリイソブテンを、数平均分子量が150〜300の水添ポリイソブテン等で希釈したものを用いることがより好ましい。
数平均分子量(Mn)は、ゲルろ過クロマトグラフィー(GFC)分析により算出することができる。具体的には、例えば、下記の条件にて分析を実施する。
<測定条件>
カラム:Shodex KF−805L
展開溶媒:THF
流速:1mL/分
注入量:100μL
カラムオーブン温度:40℃
本発明の毛髪化粧料は、必要に応じて添加剤や溶媒を含む。添加剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料、医薬部外品、医薬品に一般的に用いられている各種成分を配合することができる。例えば、ノニオン性界面活性剤、高級アルコール、高級脂肪酸及びこれらのトリグリセライド、エステル油、動植物油脂、ビタミン、金属イオン封鎖剤、増粘剤、色素、顔料、香料等が挙げられる。また、溶媒としては、必要に応じて、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等を用いることができる。
表1に記載される共通成分は、下記表2に示す3種の成分からなるものである。
毛髪化粧料として、下記の表1に示すヘアコンディショナーを調製し、下記の方法により評価を行った。その結果を表1に示す。但し、クエン酸及びクエン酸ナトリウムによりヘアトリートメントのpHを4.0〜5.0に調整した。なお、下記表記中の%とあるのは、質量%を意味する。
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、洗髪後の濡れた毛髪に各ヘアーコンディショナー5gを塗布し、毛髪に塗布する際のなじみについて下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上を毛髪へのなじみに優れる毛髪化粧料と判定した。
1点:毛髪へのなじみが良好と感じた場合。
0点:毛髪へのなじみがやや悪いと感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、洗髪後の濡れた毛髪に各ヘアーコンディショナー5gを塗布し、毛髪に塗布する際の厚みについて下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上を塗布時の厚み感に優れる毛髪化粧料と判定した。
1点:毛髪に塗布する際の厚みがやや不十分であると感じた場合。
0点:毛髪に塗布する際の厚みが不十分であると感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、洗髪後の濡れた毛髪に各ヘアーコンディショナー5gを塗布し、なじませてから5分後の厚みについて下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上をすすぎ時までの厚みの持続性に優れる毛髪化粧料と判定した。
1点:なじませてから5分後の厚みがやや不十分であると感じた場合。
0点:なじませてから5分後の厚みが不十分であると感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、洗髪後の濡れた毛髪に各ヘアーコンディショナー5gを塗布し、タオルドライ時の指通りについて下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上をタオルドライ時の滑らかな指通りを有する毛髪化粧料と判定した。
1点:タオルドライ時の毛髪の指通りがやや滑らかであると感じた場合。
0点:タオルドライ時の毛髪の指通りがやや引っかかると感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、(4)の評価の後に、毛髪をドライヤーで乾燥させた際の感触について下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上を乾燥後のしっとり感に優れる毛髪化粧料と判定した。
1点:毛髪がやや潤っていると感じた場合。
0点:毛髪が潤っていないと感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
20名の女性(22才〜40才)をパネラーとし、(4)の評価の後に、ドライヤーで乾燥させた際の感触について下記のように評価し評点を付けた。そして、その評点の合計によって、「◎」〜「×」の下記4段階評価を行い、30点以上を乾燥後のボリューム感を有する毛髪化粧料と判定した。
1点:毛髪にボリュームがややあると感じた場合。
0点:毛髪のボリュームが不十分でないと感じた場合。
◎:評点の合計が35点以上
○:評点の合計が30点以上、34点以下
△:評点の合計が20点以上、29点以下
×:評点の合計が19点以下
Claims (1)
- (A)一般式(1):
〔式中、R 1 は、炭素数18〜22の直鎖のアルキル基を示し、R 2 は、炭素数1〜3のアルキル基を示し、R 3 およびR 4 は、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基を示し、およびX − は、塩化物イオンを示す。〕または一般式(2):
で表されるカチオン性界面活性剤を0.5〜7質量%、
(B)窒素含量が1〜3質量%である塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガムを0.05〜3質量%、ならびに
(C)数平均分子量が150〜3000である水添ポリイソブテンを0.5〜10質量%
を含有し、(A)と(B)の質量比(A)/(B)が0.1〜60である毛髪化粧料。
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JP2018056218A JP6984514B2 (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 毛髪化粧料 |
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JP2018056218A Active JP6984514B2 (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 毛髪化粧料 |
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