JP6984392B2 - 蓄電池システム - Google Patents

蓄電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP6984392B2
JP6984392B2 JP2017244486A JP2017244486A JP6984392B2 JP 6984392 B2 JP6984392 B2 JP 6984392B2 JP 2017244486 A JP2017244486 A JP 2017244486A JP 2017244486 A JP2017244486 A JP 2017244486A JP 6984392 B2 JP6984392 B2 JP 6984392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
voltage
circuit
battery cell
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017244486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019115088A (ja
Inventor
昌明 北川
俊一 久保
真和 幸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017244486A priority Critical patent/JP6984392B2/ja
Publication of JP2019115088A publication Critical patent/JP2019115088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6984392B2 publication Critical patent/JP6984392B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、蓄電池システムに関するものである。
複数の電池セルを直列に接続してなる蓄電池を用いた電源システムには、各電池セルの電圧を検出するための電圧検出回路と、電圧検出回路で検出した各電池セルの電圧を均等化するための放電回路とが設けられている。そして、電圧検出回路と各電池セルとの間には、電池セルから電圧検出回路に入力される電圧に含まれるノイズを除去するために、ローパスフィルタ回路が設けられている。そして、このローパスフィルタ回路のコンデンサの電圧を測定することで、各電池セルの電圧を検出している。ところが、各電池セルから放電回路によって放電を行うと、電池セルとフィルタ回路との間の経路に含まれる接触抵抗等による電圧降下に起因して、対応するコンデンサから放電が行われるため、電圧検出回路で電圧を検出する際の誤差の一因となっている。そこで、特許文献1の技術では、放電回路による放電を行った後、3回電圧を検出し、3回検出した電圧を所定の式に代入して、コンデンサの収束電圧を予測し、電池セルの値を算出する構成が開示されている。
特開2014−81268号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、電圧検出回路で検出した電圧からコンデンサの収束電圧を予測するために、電圧検出回路で所定のタイミングをあけて検出した3つの値で演算を行う必要があり、演算が複雑となっている。また、タイミングをあけて、3つの値を検出するために、3つの値を検出する間の待機時間が発生することとなる。そのため、迅速性という点と演算の簡易化という点で更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、放電回路での放電の際にフィルタ回路のコンデンサによる放電を抑制できる蓄電池システムを提供することにある。
第1の手段では、複数の電池セル(C)を直列に接続した蓄電池(10)と、前記電池セル毎に設けられ、前記電池セルに直列に接続され、放電スイッチ(32)及び放電抵抗(31)を有する放電回路(30)と、前記電池セルと前記放電回路との間を接続する接続部材(L)と、前記電池セル毎に設けられ、前記接続部材を介して前記電池セルに接続され、フィルタ抵抗(41)及びコンデンサ(42)を有するフィルタ回路(40)と、前記電池セル毎に設けられ、前記フィルタ回路が前記電池セルに接続された状態で、前記コンデンサの端子間電圧を検出する電圧検出回路(21)と、前記放電回路と前記フィルタ回路とを接続する経路に設けられたスイッチ部(43)と、前記放電スイッチを閉状態にする間は、前記スイッチ部を開状態にする制御を行う制御部とを備えた。
各電池セルと放電回路との間の接続部材は、経年劣化等によって内部抵抗が変化する。その結果、放電回路に放電のための電流を流すと、接続部材での内部抵抗での電圧降下によって、コンデンサの電圧が変動するために、電圧検出回路で検出するコンデンサの電圧が電池セルの電圧と異なってしまう。これが電池セルの電圧を算出する際の誤差の要因となっている。特に、近年、求められる除去すべきノイズの周波数(カットオフ周波数)に対する要求が厳しくなってきているため、フィルタ回路の時定数が大きくなっている。このような場合には、一度コンデンサから放電が行われてしまうと、電池セルの電圧の値と等しくなるまでに時間がかかってしまう。
本構成では、放電スイッチを閉状態として放電回路での放電を行う間は、放電回路とフィルタ回路とを接続する経路に設けられたスイッチ部を開状態としている。放電回路での放電の間、コンデンサが放電回路から切り離されることで、接続部材の内部抵抗による電圧降下の影響をコンデンサが受けないようにできる。
第2の手段では、前記放電回路による放電の前後での電圧変化量が、前記接続部材における内部抵抗(R)の値に、前記放電の実行中に前記放電回路に流れる電流の値をかけた値を半分にした値より小さい。
放電回路における放電時にコンデンサの放電を行わないため、放電回路での放電後の電池セルの電圧と電圧検出回路での電圧とが異なってしまう。そのため、接続部材での電圧降下によるコンデンサと電池セルとの間の誤差よりも、放電時に電池セルとともにコンデンサが放電を行わないことによって、コンデンサと電池セルとの間の誤差の方が大きくなってしまうことが懸念される。そこで、放電回路による放電の前後での電圧変化量が、接続部材における内部抵抗の値に、放電回路に流れる電流の値をかけた値の半分にした値よりも小さい構成を採用した。このような条件の場合には、接続部材での内部抵抗によるコンデンサの電圧変動に起因する誤差よりも、コンデンサで放電を行わないことによる電池セルとコンデンサとの電圧の差の方が小さくなる。つまり、放電回路での放電による電圧変化量が小さい場合、例えば車両走行中の均等化処理に用いる場合には、このような構成を用いるのに好適である。
第3の手段では、前記電圧検出回路、前記放電スイッチ、前記フィルタ抵抗、及び前記スイッチ部は、共通のIC(20)に組み込まれている。
一般的に、蓄電池の電圧を検出する電圧検出回路や放電回路の制御を行うための放電スイッチは、共通のICに組み込まれている。この共通のICに、フィルタ抵抗及びスイッチ部も設けることで、スイッチ部を制御するための制御ピンをICに設ける必要がなくなる。また、スイッチ部のみをICに組み込み、フィルタ抵抗をICの外部に実装した場合には、IC内のスイッチ部とフィルタ抵抗とを接続するためのピンを設ける必要があり、IC及びICの外部の回路構成を大幅に変更する必要がある。つまり、本構成では、IC及びそのICに接続される回路構成の変更を抑制することができ、コストダウンとなる。また、スイッチ部やフィルタ抵抗をICの外部に装着する場合に比べて、実装部品の点数を削減することができる。
第4の手段では、前記コンデンサに対して前記フィルタ抵抗及び前記スイッチ部に並列に接続され、前記フィルタ抵抗より抵抗値が小さい抵抗(44)が前記ICの外部に接続されることで、前記コンデンサと前記抵抗値が小さい抵抗とによって時定数の小さい前記フィルタ回路を形成する。
ICの内部にフィルタ抵抗を設ける場合には、フィルタ抵抗の抵抗値の変更を行うことが容易ではなくなり、時定数の変更をすることが容易ではない。そこで、仮にフィルタ抵抗とコンデンサによる時定数が大きくなるように、フィルタ抵抗の抵抗値が大きいものがIC内部に組み込まれている場合について考える。IC内部に組み込まれたフィルタ抵抗の抵抗値が大きい場合に、コンデンサに対する充電の応答性を高めるために、フィルタ回路の時定数を小さくしたい場合があり得る。その場合には、ICの外部に、フィルタ抵抗とスイッチ部に並列になるようにフィルタ抵抗より抵抗値が小さい抵抗を接続し、コンデンサと抵抗値が小さい抵抗とによってフィルタ回路を形成することで、フィルタ回路の時定数を小さくすることができる。
第5の手段では、前記電圧検出回路、前記放電スイッチ及び前記スイッチ部は、共通のIC(20)に組み込まれている一方で、前記ICの外部に、前記フィルタ抵抗が装着されている。
IC内部にフィルタ抵抗を組み込んだ場合には、抵抗値の公差が外付けの抵抗に比べて大きくなり、時定数にばらつきが生じる。そのため、フィルタ抵抗をICの外部に装着することで、フィルタ抵抗の公差が小さくなり、時定数のばらつきを抑制できる。ところで、外付けにする部品点数が増えると、部品実装にかかるコストも増加する。そこで、本構成では、スイッチ部については、共通のIC内に組み込むこととした。つまり、本構成では、実装部品の点数を減らしてコストダウンを行いつつ、時定数のばらつきを抑制することができる。
電源システムの概略構成図。 均等化処理のために放電回路に電流を流した状態を示す図。 マイコンでの処理手順を示すフローチャート。 均等化処理時のタイムチャート。 他の実施形態における電源システムの概略構成図。 他の実施形態における電源システムの概略構成図。 他の実施形態における電源システムの概略構成図。
以下、本発明に係る蓄電池システムを具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明に係る蓄電池システムは、例えばハイブリッド自動車又は電気自動車に搭載される電源システムに適用される。
図1に示すように、電源システムは、蓄電池10を備えている。蓄電池10は、例えばリチウムイオン蓄電池であって、車両の図示しない走行用モータを含む車載電気負荷の電力供給源となる。なお、リチウムイオン蓄電池に限らず、複数の単位電池を接続して所定の電圧で供給する蓄電池であれば、ニッケル水素蓄電池等他の蓄電池であってもよい。
蓄電池10は、n個(nは1以上の整数、概ね数〜十数)の単位電池である電池セルC1〜Cnが互いに直列接続されて構成された、電池モジュール11から構成される。蓄電池10は、複数の電池モジュール11が直列もしくは並列に接続されて構成されていてもよいし、1つの電池モジュール11から構成されていてもよい。なお、本実施形態では、1つの電池モジュール11を蓄電池10の例として図示する。また、以下の説明では、電池セルC1〜Cnをまとめて電池セルCとも記す。図1では、電池セルC1及び電池セルC5以降の記載は省略する。
電池モジュール11毎に、各電池セルCの電圧の算出及び均等化処理等を行いながら、電池状態を監視する監視IC20が設けられている。監視IC20には、電池セルC毎に、電圧検出回路21、放電スイッチ32、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43が設けられている。また、監視IC20には、各電池セルCの電圧の算出を行ったり、放電スイッチ32及びスイッチ部43の制御を行ったり、異常判定を行ったりする図示しないマイコンが設けられている。なお、本実施形態では、監視IC20が、「IC」に相当する。また、監視IC20は、複数の電池モジュール11をまとめて監視してもよいし、1つの電池モジュール11を複数の監視IC20に分割して監視してもよい。マイコンは、監視IC20内に設けず、監視IC20と通信可能なECU内等に設けてもよい。
監視IC20内部に、電圧検出回路21、放電スイッチ32、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43が設けられることで、監視IC20及び監視IC20に接続される回路構成の従来からの変更を抑制することができ、コストダウンとなる。具体的には、監視IC20に、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43も設けることで、スイッチ部43を制御するための制御用のピンを監視IC20に設ける必要がなくなる。また、仮にスイッチ部43のみを監視IC20に組み込み、フィルタ抵抗41を監視IC20の外部に実装した場合には、監視IC20内のスイッチ部43とフィルタ抵抗41とを接続するためのピン22を設ける必要があり(図6参照)、監視IC20及び監視IC20の外部の回路構成を大幅に変更する必要がある。そこで、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43を監視IC内部に組み込むことで、監視IC20周辺における従来の回路構成からの変更を抑制できる。また、スイッチ部43やフィルタ抵抗41を監視IC20の外部に装着する場合に比べて、実装部品の点数を削減することができる。
電池セルC毎に、電圧検出回路21と、放電回路30と、フィルタ回路40とが設けられている。そして、電池セルCと放電回路30との間を繋ぐ接続部材L1〜L(n+1)が設けられている。接続部材L1〜L(n+1)は、各電池セルCの正極側と放電回路30(正極側の放電抵抗31の一端)とを繋ぎ、各電池セルCの負極側と放電回路30(負極側の放電抵抗31の一端)とを繋ぐ。また、最も高電圧側の電池セルC1の正極側の接続部材L1と最も低電圧側の電池セルCnの負極とにそれぞれ接続された接続部材L(n+1)以外の接続部材L2〜Lnについては、隣接する電池セルC間で共用されている。例えば、電池セルC3の正極側と放電回路30とを繋ぐ接続部材L3は、電池セルC2の負極側と放電回路30とを繋ぐ接続部材L3になっている。なお、以下の説明では、接続部材L1〜L(n+1)をまとめて接続部材Lとも記す。図1では、接続部材L1及び接続部材L6以降の記載は省略する。
接続部材Lは、監視IC20、放電回路30、フィルタ回路40等が設けられた基板Bと各電池セルCの間を繋ぐワイヤーハーネス51と、ワイヤーハーネス51と基板Bとを接続するコネクタ52と、基板B上に設けられたプリント配線53と、プリント配線53上に設けられたヒューズ54とを備えている。ワイヤーハーネス51は、電流を流した時に生じる抵抗51aを有しており、プリント配線53は、電流を流した時に生じる抵抗53aを有している。また、コネクタ52は、接触抵抗を有しており、ヒューズ54等のプリント配線53上もしくはプリント配線53に接続される素子には、素子自体の抵抗及び接触抵抗を有している。これらの接続部材L上に電流を流した時に生じる抵抗をまとめて、内部抵抗Rと示す。内部抵抗Rの大きさは、経年劣化、周辺温度等によって変化するが、概ね数百mΩになっている。
放電回路30は、各電池セルCの電圧を均等化処理(バランシング処理)するための回路であって、電池セルCに直列に接続されている。放電回路30は、基板B上に設けられた放電抵抗31と、監視IC20内に設けられた放電スイッチ32とを備えている。放電抵抗31の大きさは、概ね数十Ωになっている。放電抵抗31は、一端は接続部材Lに接続されており、他端は、放電スイッチ32に接続される監視IC20のピンに接続されている。放電抵抗31は、接続部材Lと同様に、隣接する電池セルCの間で共用されている。
放電回路30に電流が流れる際には、電池セルCの正極側から正極側の接続部材Lを介して、正極側の放電抵抗31に電流が流れる。その後、監視IC20内部を流れ、負極側の放電抵抗31に電流が流れて、負極側の接続部材Lを介して電池セルCの負極側に戻るようになっている。そして、この経路上、具体的には、正極側の放電抵抗31と負極側の放電抵抗31との間の監視IC20内部に放電スイッチ32が設けられている。放電スイッチ32の開閉、つまり電池セルCの放電を放電回路30で行うかどうかがマイコンによって制御される。電池セルCの放電は、奇数番号の電池セルCのグループと偶数番号の電池セルCのグループとに分けて、グループ毎に異なるタイミングで放電を行うように、放電スイッチ32はマイコンに制御される。なお、電池セルCの放電は、接続部材Lを共用する隣接する電池セルC同士が異なるタイミングで放電が行われればよく、例えば電池セルCを3つのグループに分けて放電を行ってもよいし、電池セルCをグループに分けずに放電を行ってもよい。
フィルタ回路40は、電池セルCから監視IC20の電圧検出回路21に入力される電圧に含まれるノイズを除去する。フィルタ回路40は、RC回路と呼ばれるローパスフィルタ回路であって、フィルタ抵抗41とコンデンサ42とを備えている。フィルタ抵抗41は、概ね数kΩの大きさとなっており、監視IC20の内部に設けられている。一方、コンデンサ42は数μFの大きさとなっており、基板B上に設けられている。フィルタ抵抗41の一端は、スイッチ部43を介して、放電回路30(正極側の放電抵抗31と放電スイッチ32の間)に接続されている。フィルタ抵抗41の他端は、電圧検出回路21の一端と共に、コンデンサ42に接続される監視IC20のピンに接続されている。コンデンサ42の一端は、フィルタ抵抗41の他端と電圧検出回路21とに接続される監視IC20のピンに接続されている。コンデンサ42の他端は、負極側の接続部材L及び放電抵抗31の一端に接続されている。
スイッチ部43は、放電回路30とフィルタ回路40とを接続する経路に設けられている。スイッチ部43は、監視IC20内部に設けられており、放電抵抗31とフィルタ抵抗41との間に接続されている。スイッチ部43は、マイコンによりその開閉が制御されており、スイッチ部43が開状態(オフ状態)とされることで、フィルタ回路40が放電回路30から切り離された状態となる。
電圧検出回路21は、A/D変換器といわれるものであって、コンデンサ42の電圧を検出している。電圧検出回路21の一端は、フィルタ抵抗41とコンデンサ42に接続され、他端は、負極側の放電抵抗31に接続される。各コンデンサ42の電圧は、並列に接続される各電池セルCの電圧と、定常状態では一致することから、各電圧検出回路21が各コンデンサ42の電圧を検出することで、各フィルタ回路40によってノイズが除去された状態の各電池セルCの電圧を電圧検出回路21で検出できる。各電圧検出回路21は、所定の周期で各コンデンサ42の電圧を検出する。
図3は、マイコン(監視IC20)が実施するフローチャートであり、本処理は、車両走行時に、所定の周期で、マイコンにより実施される。
ステップS11で、全ての電池セルCの電圧を取得する。具体的には、全ての電池セルCの電圧検出回路21に対して、コンデンサ42の電圧を検出するように制御し、電圧検出回路21で検出した電圧を取得する。
ステップS12で、ステップS11で取得した各電池セルCの電圧に基づいて、均等化のための放電が必要な電池セルCを設定する。具体的には、ある電池セルCの電圧が他の電池セルCの電圧よりも高い場合、この電池セルCについて、均等化のための放電が必要と判定する。本実施形態では、電池セルC3について、均等化のための放電が必要であるとして、以下の説明を行う。
ステップS13で、全てのスイッチ部43をオフ状態(開状態)にして、フィルタ回路40を放電回路30から切り離す。なお、ステップS13の機能が「制御部」に相当する。
そして、ステップS14で、奇数番号の電池セルCのグループ若しくは偶数番号の電池セルCのグループにおいて、放電の必要な電池セルCを放電する。具体的には、放電が必要と判定された電池セルC3の放電回路30で放電するために、対応する放電スイッチ32をオン状態(閉状態)にする。そして、放電スイッチ32をオン状態にした後、所定時間(例えば、数ミリ秒〜十数ミリ秒)が経過すると、放電スイッチ32をオフ状態(開状態)にして、放電を終了する。
ステップS14で、放電が終了すると、ステップS15で、全てのスイッチ部43をオン状態(閉状態)にして、フィルタ回路40を放電回路30に接続する。具体的には、放電スイッチ32をオフ状態にしたタイミングもしくはその直後にスイッチ部43をオン状態にする。なお、ステップS15の機能が「制御部」に相当する。
ステップS16で、放電直後の電圧として、電池セルCの電圧を取得する。具体的には、ステップS11と同様に、全ての電池セルCについて、電圧検出回路21でのコンデンサ42の電圧を検出させ、その電圧を取得する。なお、放電直後の電圧とは、放電スイッチ32をオフ状態としてから概ね数ミリ秒以内に検出された電圧を指す。また、放電スイッチ32をオフにする指令を出してすぐは、まだ放電回路30に電流が流れている可能性がある。放電を終了した後、ステップS15でスイッチ部43をオン状態としており、スイッチ部43の個体差による反応のばらつきも加味して、確実にフィルタ回路40が放電回路30に接続された状態とする必要がある。そのため、ステップS15とステップS16との間には、切り替えのための時間(例えば、1〜3ミリ秒程度)を設けている。
このような処理を行った場合のタイムチャートについて、図4を用いて説明する。図4は、放電を行った時の電池セルCの電圧及び対応するコンデンサ42の電圧を表す図である。図4において、横軸は時刻を表し、縦軸は各信号のレベルを表す。
従来のように、フィルタ回路40が接続された状態で、放電回路30に放電のための電流を流した場合について説明する。この場合のコンデンサ42の電圧を二点鎖線で示す。接続部材Lでの内部抵抗Rによる電圧降下によって、コンデンサ42の電圧が電池セルCの電圧と異なってしまう。具体的には、フィルタ回路40が接続された状態で、図2に示すように、電池セルC3で放電を行っている場合について説明する。
放電を実施している電池セルC3に対応するコンデンサ42では、接続部材L3及び接続部材L4の内部抵抗Rでの電圧降下によって、コンデンサ42の電圧が低下する。この際に、接続部材L3及び接続部材L4の内部抵抗Rによる電圧降下量は、両側の接続部材L3,L4の内部抵抗Rの合計値に放電時の電流の値Iをかけた値で表される。そして、コンデンサ42の電圧は、フィルタ回路40の時定数によって定まる関係により徐々に電圧降下量分低下する。そして、放電が終了すると、電池セルC3の値に戻るまで、フィルタ回路40の時定数によって定まる関係により徐々に上昇し、数十ミリ秒後に電池セルC3の値で定常化する。
また、放電する電池セルC3と接続部材L4を共用する電池セルC4に対応するコンデンサ42では、接続部材L4での電圧降下によって、コンデンサ42の電圧が上昇する。この際に、コンデンサ42の電圧が上昇する量は、接続部材L4の内部抵抗Rに放電時の電流の値Iをかけた値で表される。そして、コンデンサ42の電圧は、フィルタ回路40の時定数によって定まる関係により徐々に上昇する。そして、放電が終了すると、電池セルC4の値に戻るまで、フィルタ回路40の時定数によって定まる関係により徐々に低下、電池セルC4の値で定常化する。そのため、従来のように、フィルタ回路40が放電回路30に接続されて放電した場合には、放電終了後数ミリ秒しか経過していない放電後電圧検出時に、電池セルC3及び電池セルC4の値との間に大きな誤差が生じてしまう。
次に、本実施形態のように、スイッチ部43の制御を行って、放電回路30による放電を実施した場合について説明する。また、この場合のコンデンサ42の電圧を破線で示す。具体的には、図2に示すように、電池セルC3で放電を行っている場合について説明する。
まず、タイミングt11で、各電池セルCについて電圧が電圧検出回路21で検出される。そして、タイミングt12で、電圧検出回路21での検出が終了すると、タイミングt13で、スイッチ部43がオフ状態(開状態)にされ、フィルタ回路40が放電回路30から切り離される。
そして、タイミングt14で、放電を実施する奇数番号の電池セルC(電池セルC3)の放電スイッチ32がオン状態(閉状態)にされ、放電が実施される。この際に、フィルタ回路40は放電回路30から切り離されているため、コンデンサ42の電圧はタイミングt11から変化しない状態となる。同様に、隣接する電池セルC4のコンデンサ42の電圧もタイミングt11から変化しない。
所定時間(例えば、十数ミリ秒)放電が行われたあと、タイミングt15で放電スイッチ32がオフ状態(開状態)にされる。それと同時に、スイッチ部43がオン状態(閉状態)にされる。スイッチ部43がオン状態になることで、フィルタ回路40が放電回路30に接続され、電池セルCにも接続される。放電終了時には、電池セルCよりコンデンサ42の電圧が高いため、放電した電池セルCの電圧と等しくなるように、コンデンサ42が放電する。具体的には、電池セルC3に接続されたコンデンサ42の電圧は、放電によって低下した電池セルC3の電圧になるまで、フィルタ回路40の時定数によって定まる関係により徐々に低下する。この際に、放電回路によって放電された時間(タイミングt14とタイミングt15の間)が短いため、放電前の電池セルC3の電圧V0と、放電後の電池セルC3の電圧V1との差が小さく、短い時間(数ミリ秒)で、コンデンサ42の値は電池セルC3の電圧と等しくなって定常化する。
そして、放電スイッチ32がオフ状態になった後、電流が確実に流れなくなるまでの切り替えのための時間(数ミリ秒)待機した後、タイミングt16で、各電池セルCについて電圧が電圧検出回路21で検出される。この電圧が、タイミングt14〜タイミングt15で、放電を実施した後の放電後電圧となっている。この際に、接続部材Lでの内部抵抗Rによるコンデンサ42の放電に起因する誤差よりも、コンデンサ42で放電を行わないことによって、電池セルCとコンデンサ42との電圧の差分の方が小さくなっており、電池セルC3での測定誤差がほぼない状態で測定されている。
なお、放電時間が長く、放電による電池セルCの電圧の変化が大きい場合には、フィルタ回路40を放電回路30から切り離すことに起因する誤差が大きくなる。逆に、放電前の電池セルCの電圧V0から内部抵抗Rと放電時の電流の値Iをかけた値をひいた値を、放電後の電池セルCの電圧V1からひいた値が、放電の前後での電池セルCの電圧変化量よりも大きければ(V1−(V0−R×I)>(V0−V1))、フィルタ回路40を切り離した方が、電池セルCと対応するコンデンサ42との電圧の誤差が小さくなる。つまり、放電回路30による放電の前後での電池セルCの電圧変化量(V0−V1)が、接続部材Lにおける内部抵抗Rの値に、放電の実行中に放電回路30に流れる電流の値Iをかけた値を半分にした値より小さい((V0−V1)<(R×I)/2)場合には、フィルタ回路40を切り離した方が、電池セルCと対応するコンデンサ42との電圧の誤差が小さくなる。
本実施形態では、車両走行中の短い時間に放電を行っているため、放電の前後での電池セルCの電圧変化量(V0−V1)が小さく、対応するコンデンサ42の電圧が、短い時間(数ミリ秒)で電池セルC3の電圧V1になり定常化する。そのため、タイミングt16で対応する電圧検出回路21で検出した電圧は、電池セルC3の値とほぼ同じか、フィルタ回路40を切り離さない場合の測定誤差よりも小さい測定誤差を有する値となる。一方、放電を実施していない電池セルC4の電圧V1は、放電前の電池セルC4の電圧V0のままとなる。そして、電池セルC4に対応する電圧検出回路21で検出される値は、放電の間、コンデンサ42が放電回路30から切り離されて、コンデンサ42の電圧の値が放電前から変化していないため、正しい値が検出される。つまり、車両走行中の均等化処理のために放電回路30で短い時間放電する場合に、放電回路30からフィルタ回路40を切り離すことによって、放電後の電圧を誤差が少ない状態で、素早く測定をすることができる。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
各電池セルCと放電回路30との間の接続部材Lは、経年劣化等によって内部抵抗Rが変化する。その結果、フィルタ回路40を放電回路30に接続した状態で、放電回路30に放電のための電流を流すと、接続部材Lでの内部抵抗Rでの電圧降下によって、コンデンサ42の電圧が変動するために、電圧検出回路21で検出するコンデンサ42の電圧が電池セルCの電圧と異なってしまう。これが電池セルCの電圧を算出する際の誤差の要因となっている。特に、近年、求められる除去すべきノイズの周波数(カットオフ周波数)に対する要求が厳しくなってきているため、フィルタ回路40の時定数が大きくなっている。このような場合には、一度コンデンサ42から放電が行われてしまうと、電池セルCの電圧の値と等しくなるまでに時間がかかってしまう。
本実施形態では、放電スイッチ32を閉状態として放電回路30での放電を行う間は、放電回路30とフィルタ回路40とを接続する経路に設けられたスイッチ部43を開状態としている。放電回路30での放電の間、コンデンサ42が放電回路30から切り離されることで、接続部材Lの内部抵抗Rによる電圧降下の影響をコンデンサ42が受けないようにできる。
本実施形態では、放電回路30における放電時にコンデンサ42の放電を行わないため、放電回路30での放電後の電池セルCの電圧と電圧検出回路21での電圧とが異なってしまう。そのため、接続部材Lでの電圧降下によるコンデンサ42と電池セルCとの間の電圧の誤差よりも、放電時に電池セルCとともにコンデンサ42が放電を行わないことによるコンデンサ42と電池セルCとの間の電圧の誤差の方が大きくなってしまうことが懸念される。そこで、放電回路30による放電の前後での電圧変化量(V1−V0)が、接続部材Lにおける内部抵抗Rの値に、放電回路30に流れる電流の値Iをかけた値の半分にした値よりも小さい場合に、スイッチ部43を開状態とする。このような条件の場合には、接続部材Lでの内部抵抗Rによるコンデンサ42の電圧変動に起因する誤差よりも、コンデンサ42で放電を行わないことによる電池セルCとコンデンサ42との電圧の差の方が小さくなる。つまり、放電回路30での放電による電圧変化量(V1−V0)が小さい場合、例えば車両走行中の均等化処理に用いる場合には、本実施形態のようにスイッチ部43を開状態にする構成に好適である。
一般的に、電池セルCの電圧を検出する電圧検出回路21や放電回路30の制御を行うための放電スイッチ32は、共通の監視IC20に組み込まれている。この共通の監視IC20に、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43も設けることで、スイッチ部43を制御するための制御端子をICに設ける必要がなくなる。また、スイッチ部43のみを監視IC20に組み込み、フィルタ抵抗41を監視IC20の外部に実装した場合には、監視IC20内のスイッチ部43とフィルタ抵抗41とを接続するための端子を設ける必要があり、監視IC20及び監視IC20の外部の回路構成を大幅に変更する必要がある。つまり、監視IC20には、電池セルC毎に、電圧検出回路21、放電スイッチ32、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43が設けられることで、監視IC20及び監視IC20に接続される回路構成の従来からの変更を抑制することができ、コストダウンとなる。また、スイッチ部43やフィルタ抵抗41を監視IC20の外部に装着する場合に比べて、実装部品の点数を削減することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限定されず、例えば以下のように実施してもよい。
・上記実施形態では、フィルタ抵抗41が監視IC20内部に設けられており、フィルタ抵抗41の抵抗値が大きいものとしている。このような場合に、図5に示すように、フィルタ抵抗41よりも抵抗値が小さい抵抗44が、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43に並列になるように接続されている。
具体的には、監視IC20の外部の基板B上に抵抗値が小さい抵抗44を装着する。この抵抗44の大きさは、フィルタ抵抗41の抵抗値の10%程度の大きさとなっている。この抵抗44の一端は、放電抵抗31と共に接続部材Lに接続されており、他端は、コンデンサ42及びフィルタ抵抗41に接続されている。このように抵抗値の小さい抵抗44を接続することで、この抵抗44とコンデンサ42により時定数の小さいフィルタ回路40が形成される。なお、この場合には、電圧検出回路21による電圧検出時には、スイッチ部43は開状態でも閉状態でもよい。スイッチ部43が閉状態の場合には、フィルタ回路40を構成する抵抗は、抵抗44とフィルタ抵抗41との並列状態での合成抵抗となる。
上記実施形態のように、監視IC20の内部にフィルタ抵抗41を設ける場合には、フィルタ抵抗41の抵抗値の変更を行うことが容易ではなくなり、時定数の変更をすることが容易ではない。そこで、上記実施形態のように、フィルタ抵抗41とコンデンサ42による時定数が大きくなるように、抵抗値の大きいフィルタ抵抗41が監視IC20内部に組み込まれている場合に、コンデンサ42に対する充電の応答性を高めるために、フィルタ回路40の時定数を小さくしたい場合があり得る。その場合には、図5に例示するように、監視IC20の外部に、フィルタ抵抗41とスイッチ部43に並列になるように、フィルタ抵抗41より抵抗値が小さい抵抗44を接続する。そして、コンデンサ42と抵抗値が小さい抵抗44とによってフィルタ回路40を形成することで、フィルタ回路40の時定数を小さくすることができる。
・上記実施形態では、フィルタ抵抗41が監視IC20の内部に設けられる構成としたが、これを変更してもよい。
上記実施形態のように、監視IC20内部にフィルタ抵抗41を組み込んだ場合には、抵抗値の公差が外付けの抵抗に比べて大きくなり、時定数にばらつきが生じる。そのため、コンデンサ42の電圧の変化にかかる時間等にばらつきが生じ、電池セルCの電圧検出時の誤差要因となる。
そこで、図6に示すように、フィルタ抵抗41を監視IC20の外部に設ける。具体的には、フィルタ抵抗41の一端が、監視IC20のスイッチ部43に接続されるピン22と接続され、フィルタ抵抗41の他端が、コンデンサ42に接続されている。また、フィルタ抵抗41に接続されるコンデンサ42の一端が、電圧検出回路21に接続される監視IC20のピンに接続されている。
図6に示すように、フィルタ抵抗41を監視IC20の外部に設けることで、フィルタ抵抗41の公差が小さくなり、時定数のばらつきを抑制できる。ところで、外付けにする部品点数が増えると、部品実装にかかるコストも増加する。そこで、図6では、スイッチ部43については、共通の監視IC20内に組み込むこととした。つまり、図6では、実装部品の点数を減らしてコストダウンを行いつつ、時定数のばらつきを抑制することができる。また、要求される時定数に合わせて、フィルタ抵抗41の値を簡単に変更することができる。
・上記実施形態では、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43が監視IC20の内部に設けられる構成としたが、これを変更してもよい。
例えば、図7に示すように、フィルタ抵抗41及びスイッチ部43を監視IC20の外部に設けてもよい。具体的には、フィルタ抵抗41の一端が放電回路30及び正極側の接続部材Lに接続され、フィルタ抵抗41の他端が電圧検出回路21に接続される監視IC20のピンに接続されている。コンデンサ42の一端が、フィルタ抵抗41と電圧検出回路21に接続される監視IC20のピンとの間に接続されている。そして、フィルタ抵抗41と放電回路30とを接続する経路上にスイッチ部43が設けられている。スイッチ部43は、監視IC20の図示しない制御ピンからの出力によって、開閉制御される。
・上記実施形態では、フィルタ抵抗41と放電回路30の間にスイッチ部43を設けたが、コンデンサ42と放電回路30との間に設けてもよいし、フィルタ抵抗41とコンデンサ42の間に設けてもよい。
・上記実施形態では、電圧検出回路21で検出した電圧に対して補正を行っていないが、周知の方法で、検出したコンデンサ42の電圧から電池セルCの値を算出する補正を行ってもよい。
10…蓄電池、20…監視IC、21…電圧検出回路、30…放電回路、31…放電抵抗、32…放電スイッチ、40…フィルタ回路、41…フィルタ抵抗、42…コンデンサ、43…スイッチ部、44…抵抗、C…電池セル、L…接続部材、R…内部抵抗。

Claims (5)

  1. 複数の電池セル(C)を直列に接続した蓄電池(10)と、
    前記電池セル毎に設けられ、前記電池セルに直列に接続され、放電スイッチ(32)及び放電抵抗(31)を有する放電回路(30)と、
    前記電池セルと前記放電回路との間を接続する接続部材(L)と、
    前記電池セル毎に設けられ、前記接続部材を介して前記電池セルに接続され、フィルタ抵抗(41)及びコンデンサ(42)を有するフィルタ回路(40)と、
    前記電池セル毎に設けられ、前記フィルタ回路が前記電池セルに接続された状態で、前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出回路(21)と、
    前記放電回路と前記フィルタ回路とを接続する経路に設けられたスイッチ部(43)と、
    前記放電スイッチを閉状態にする間は、前記スイッチ部を開状態にする制御を行う制御部とを備えた蓄電池システム。
  2. 前記放電回路による放電の前後での前記電池セルの電圧変化量が、前記接続部材における内部抵抗(R)の値に、前記放電の実行中に前記放電回路に流れる電流の値をかけた値を半分にした値より小さい請求項1に記載の蓄電池システム。
  3. 前記電圧検出回路、前記放電スイッチ、前記フィルタ抵抗、及び前記スイッチ部は、共通のIC(20)に組み込まれている請求項1又は請求項2に記載の蓄電池システム。
  4. 前記コンデンサに対して前記フィルタ抵抗及び前記スイッチ部に並列に接続され、前記フィルタ抵抗より抵抗値が小さい抵抗(44)が前記ICの外部に接続されることで、前記コンデンサと前記抵抗値が小さい抵抗とによって時定数の小さい前記フィルタ回路を形成する請求項3に記載の蓄電池システム。
  5. 前記電圧検出回路、前記放電スイッチ及び前記スイッチ部は、共通のIC(20)に組み込まれている一方で、
    前記ICの外部に、前記フィルタ抵抗が装着されている請求項1又は2に記載の蓄電池システム。
JP2017244486A 2017-12-20 2017-12-20 蓄電池システム Active JP6984392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017244486A JP6984392B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 蓄電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017244486A JP6984392B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 蓄電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019115088A JP2019115088A (ja) 2019-07-11
JP6984392B2 true JP6984392B2 (ja) 2021-12-17

Family

ID=67222859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017244486A Active JP6984392B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 蓄電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6984392B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7280161B2 (ja) 2019-10-02 2023-05-23 株式会社日立製作所 電池状態推定装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5489525B2 (ja) * 2009-05-11 2014-05-14 矢崎総業株式会社 均等化装置
JP6093106B2 (ja) * 2011-03-30 2017-03-08 株式会社ケーヒン 電池電圧検出装置
JP6168813B2 (ja) * 2013-03-29 2017-07-26 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
JP6238231B2 (ja) * 2014-01-28 2017-11-29 日立オートモティブシステムズ株式会社 蓄電器監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019115088A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3518374B1 (en) Power supply system
JP5683710B2 (ja) 電池システム監視装置
KR102150147B1 (ko) 배터리 모듈 균등화 장치 및 방법
US9128161B2 (en) Voltage monitoring device
EP2838152B1 (en) Discharging device for electricity storage device
JP5606997B2 (ja) 電池セル監視回路、電池セルモジュール、電池セルモジュールを備えた自動車
JP6172176B2 (ja) 電池監視装置
JP5279261B2 (ja) 充電状態均等化装置及びこれを具えた組電池システム
JP6156689B2 (ja) スイッチ故障診断装置、スイッチ故障診断方法
JP5747900B2 (ja) 電池監視装置
JP5326973B2 (ja) 電池監視装置
JP7276892B2 (ja) 管理装置、蓄電システム
JP6618443B2 (ja) 電源システムの充電停止方法
WO2018101005A1 (ja) 電池制御装置
JP2015083960A (ja) 異常検出装置
JP6518082B2 (ja) 電圧検出装置、電圧検出方法および組電池システム
JP7056113B2 (ja) 電池制御装置
JP6984392B2 (ja) 蓄電池システム
JP6136820B2 (ja) 電池監視装置、蓄電装置および電池監視方法
JP6988436B2 (ja) 電池制御装置
JP6231969B2 (ja) 電圧均等化装置及び電圧均等化方法
KR102360012B1 (ko) 배터리 시스템 및 배터리 시스템 제어 방법
JP7154201B2 (ja) セルバランス制御装置
JP5870899B2 (ja) 電池監視装置
JP2022534486A (ja) 絶縁抵抗測定回路診断装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211108

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6984392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151